JP3075197B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Description
し、さらに詳しくはセパレート型の空気調和機における
室外機の構造に関するものである。
機における室外機Z0を、また図6には該室外機Z0に適
用されたクロスフィン式の熱交換器40を、それぞれ示
している。
ように、板状のフィン22,22,・・をその板厚方向
に所定間隔で順次対向配置する一方、該フィン列の全長
に跨がるような長寸のU型管状に形成された複数本の伝
熱管24,24,・・を、上記フィン列の一端側に配置
した管板20から他端側に配置した管板21に向けてそ
の管端24a,24a側から上記各フィン22,22,
・・をその板厚方向に貫通させて配置し、その開口端2
4a,24aを上記管板21上に開口させるとともに、
この管板21上に開口した各伝熱管24,24,・・の
各開口端24a,24a,・・のうち、隣接する一方の
伝熱管24における一対の開口端24a,24aの一方
と、他方の伝熱管24における一対の開口端24a,2
4aの一方とを、円弧管状の連絡管25,25,・・に
より順次接続することで冷媒循環路を構成している。従
って、上記熱交換器40の幅方向の一端に位置する上記
管板20上には上記各伝熱管24,24,・・の屈曲部
24b,24b,・・が露出し、また他端に位置する上
記管板21上には上記各連絡管25,25,・・が露出
している。このように構成された熱交換器40は、図5
に示すように、次述の室外機Z0に組み込まれる。
熱交換器40とファン5及び圧縮機6をそれぞれ組み込
んで構成される。
ぞれ吸込口2と吹出口3とを形成した矩形箱状の形態を
有するものであって、その内部空間は仕切壁10によっ
てその一方側に位置し且つ上記吸込口2及び吹出口3に
対応する熱交換室11と他方側に位置し略密閉室とされ
た機械室12との二室に区画されている。
口2に対向して上記熱交換器40が、上記吹出口3に対
向して上記ファン5が、それぞれ配置されている。ま
た、上記機械室12には、上記圧縮機6が配置されてい
る。この場合、上記熱交換器40は、上記管板21側の
一端を上記仕切壁10に支持させており、従って上記各
連絡管25,25,・・は上記機械室12に突出してい
る。
12は、上記圧縮機6が配置されていることで、該圧縮
機6からの放熱によりその室温が外気温よりもかなり上
昇する(例えば、10〜15℃程度)。従って、この圧
縮機6からの放熱による上記機械室12内の排熱を有効
に利用することで上記室外機Z0の省エネルギー性を高
めることが考えられる。
上記各連絡管25,25,・・は上記各伝熱管24,2
4,・・の管端同士を連絡する機能を有すれば十分との
考えから円弧管状に形成されているため、譬え上述のよ
うに、上記熱交換器40の一端を上記仕切壁10に支持
させて上記各連絡管25,25,・・を上記機械室12
に突出させているとしても、該各連絡管25,25,・
・は上記機械室12の排熱の回収にはほとんど寄与せ
ず、従って、上記機械室12の排熱の有効利用による室
外機Z0の省エネルギー性の向上は望むべくもなかっ
た。
熱交換作用に積極的に関与させることで、空気調和機の
運転効率のより一層の向上を図ることを目的としてなさ
れたものである。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
を仕切壁によりその一側に位置する熱交換室と他側に位
置する機械室とに区画し、上記熱交換室には、板厚方向
に所定間隔で対向配置された多数のフィンと、該フィン
をその板厚方向に貫通して配置されるとともにフィン列
の一端側に位置する管板部分においてその端部同士を連
絡管により接続してなる複数本の伝熱管とを備えた熱交
換器と、該熱交換器へ送風するファンとを配置する一
方、上記機械室には圧縮機を配置してなる空気調和機に
おいて、上記熱交換器の上記各連絡管をU字管状に形成
し且つ上記伝熱管の端部に対して上記管板からフィン列
方向外方へ延出した状態で取り付けると共に、上記熱交
換器を上記各連絡管が上記仕切壁を通して上記機械室側
へ突出した状態で上記ケーシング内に配置し、さらに上
記仕切壁における上記各連絡管の配置位置の近傍に、上
記熱交換室と機械室とを連通する通口を設けたことを特
徴としている。
かかる空気調和機において、上記各連絡管に複数枚のフ
ィンを所定間隔で取り付けたことを特徴としている。
の発明にかかる空気調和機において、上記機械室内で且
つ上記通口の近傍に位置する部位に、上記機械室内の空
気を上記各連絡管の近傍を通して上記通口側に案内する
偏向部材を設けたことを特徴としている。
り次のような効果が得られる。
によれば、熱交換器の各連絡管をU字管状に形成し且つ
伝熱管の端部に対して管板からフィン列方向外方へ延出
させた状態で取り付けると共に、上記熱交換器の上記各
連絡管を上記圧縮機が配置された機械室側へ突出させて
いるので、上記機械室側に突出した上記各連絡管は熱交
換器の一部として機能し、その内部を循環する冷媒と上
記機械室内の高温空気との間において熱交換作用が効率
良く行われることになる。従って、上記各連絡管におけ
る熱交換作用の分だけ熱交換器全体としての熱交換能力
が向上し、例えば各連絡管が熱交換機能をほとんど発揮
しない従来構造の空気調和機に比して、空気調和機の運
転効率が高められることになる。
場合で、且つ冷媒循環量が少ない時には、上記各連絡管
での吸熱量で冷媒の蒸発に伴う必要熱量を賄うことがで
きる場合もあり、かかる場合には上記熱交換器への送風
を行うファンの運転を停止してファンの消費電力を低減
させることで、空気調和機の運転効率のより一層の向上
を図ることができる。
は上記熱交換室における上記ファンと上記熱交換器との
間は負圧となることから、上記仕切壁における上記各連
絡管の配置位置の近傍に上記熱交換室と機械室とを連通
する通口を設けることで、この負圧化による吸引作用に
より、上記機械室内には上記各連絡管部分を通って上記
通口から上記熱交換室側に向かう空気の流れが生じ、該
各連絡管における熱交換作用がさらに促進される。この
結果、上記各連絡管部分における熱交換能力がさらに向
上し、延いては空気調和機の運転効率の更なる向上が図
れることになる。
によれば、上記に記載の効果に加えて次のような特有
の効果が奏せられる。即ち、この発明では、上記各連絡
管に複数枚のフィンを所定間隔で取り付けているので、
該各フィンの伝熱作用により、上記各連絡管部分におけ
る熱交換能力がさらに向上し、延いては空気調和機の運
転効率の更なる向上が図れることになる。
によれば、上記又はに記載の効果に加えて次のよう
な特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記機
械室内で且つ上記通口の近傍に位置する部位に、上記機
械室内の空気を上記各連絡管の近傍を通して上記通口側
に案内する偏向部材を設けているので、上記各連絡管側
へより確実に空気流を指向させることができ、それだけ
上記各連絡管における熱交換作用がさらに促進され、延
いては空気調和機の運転効率のより一層の向上が図れる
ことになる。
型空気調和機の室外機Z1を、また図2には該室外機Z1
に適用された熱交換器4を示している。この室外機Z1
及び熱交換器4は、上述した従来の室外機Z0及びこれ
に適用された熱交換器40とその基本構成を同じにする
ものであるため、ここではこの実施形態のものに特有の
構成を中心に説明し、従来のものと同一構成の部分につ
いては「従来の技術」の項における該当記載を援用す
る。
換器4は、図2に示すように、従来は円弧管状に形成さ
れていた連絡管25(図6参照)を、円弧管部25aと
該円弧管部25aの両端部からそれぞれ直線上に延びる
一対の直管部25b,25bとからなる足長のU字管状
に形成し、この足長の連絡管25,25,・・を上記管
板21側において上記各伝熱管24,24,・・の開口
端24a,24aに接続して冷媒循環路を構成した点
と、及びこれら各連絡管25,25,・・を上記管板2
1からフィン列方向の外方へ向けて延出させた点とに最
大の特徴をもつものである。
に、上記熱交換器4を上記ケーシング1の熱交換室11
内に配置するに際して、該熱交換器4の上記管板21側
の端部を上記仕切壁10に支持させると共に、該管板2
1上に設けられている上記各連絡管25,25,・・を
上記機械室12側に突出させている。従って、上記連絡
管25の機械室12側への突出量は、連絡管25が円弧
管状とされた従来構造の場合に比して、格段に大きくな
る。
は、従来のものと異なる特徴的な構成を採用している。
先ず、第1の特徴点な構成は、上記仕切壁10における
上記熱交換器4の固定部の近傍位置に、該熱交換器4の
高さ方向(図1の紙面に対して鉛直方向)に延びるスリ
ット状の通口14を形成した点である。
上記通口14の反熱交換器側の端縁に沿い且つ該通口1
4の全長に亙って延びる偏向部材15を取り付けた点で
ある。尚、この偏向部材15は、上記機械室12内の空
気が上記通口14を通って上記熱交換室11側へ移動す
る場合にこの空気流を上記各連絡管25,25,・・側
へ偏向させることができるように、その先端部15aを
上記連絡管25の円弧管部25aと上記圧縮機6との中
間位置に臨ませた状態で傾斜配置されている。
械室12内における上記圧縮機6の排熱を有効に利用し
て上記熱交換器4の熱交換能力を高めることで室外機Z
1の運転効率の向上等が図れるものである。
縮機6からの放熱により上記機械室12の室内温度が上
昇する。一方、上記ファン5の運転により、上記熱交換
室11における上記熱交換器4とファン5の間の領域は
負圧化する。従って、上記熱交換室11と機械室12と
の圧力差によって、図1に流線Aで示すように、上記機
械室12側の空気が上記偏向部材15に案内されながら
上記通口14を通って上記熱交換室11側へ移動する。
この空気流が積極的に上記各連絡管25,25,・・の
近傍を通過すること、及び該各連絡管25,25,・・
の機械室12側への突出量が大きいことにより、該各連
絡管25,25,・・部分においてはその内部を循環す
る冷媒とその外部を流れる空気流との間で熱交換が行わ
れる(即ち、上記各連絡管25,25,・・が熱交換器
4の一部として有効に機能する)。
における熱交換作用の分だけ熱交換器4全体としての熱
交換能力が向上し、例えば各連絡管25,25,・・が
熱交換機能をほとんど発揮しない従来構造の空気調和機
Z0に比して、室外機Z1の運転効率が高められることに
なる。
暖房運転時で、且つ冷媒循環量が少ない低負荷運転時に
は、上記各連絡管25,25,・・での吸熱量によって
冷媒の蒸発に伴う必要熱量を賄うことができる場合もあ
り、かかる場合には上記ファン5の運転を停止してファ
ンの消費電力を低減させることで、空気調和機Z1の運
転効率のより一層の向上を図ることができることにな
る。
型空気調和機の室外機Z2を、また図4には該室外機Z2
に適用された熱交換器4を示している。この室外機Z2
及び熱交換器4は、上記第1の実施形態における室外機
Z1及びこれに適用された熱交換器4とその基本構成を
同じにるものであって、該第1の実施形態のものと異な
る点は、上記熱交換器4の各連絡管25,25,・・に
板状のフィン23,23,・・を取り付けた点である。
・にフィン23,23,・・を取り付けると、該フィン
23の伝熱作用によって上記各連絡管25,25,・・
における熱交換作用がさらに促進され、上記熱交換器4
はさらに高い熱交換能力をもつことになる。従って、上
記室外機Z2においては、上記第1の実施形態における
室外機Z1の場合よりもさらに高い運転効率を得ること
ができるものである。
断面図である。
図である。
断面図である。
図である。
る。
器、5はファン、6は圧縮機、10は仕切壁、11は熱
交換室、12は機械室、14は通口、15は偏向部材、
20及び21は管板、22はフィン、23はフィン、2
4は伝熱管、25は連絡管、Z1及びZ2は室外機であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシングの内部を仕切壁によりその一
側に位置する熱交換室と他側に位置する機械室とに区画
し、上記熱交換室には、板厚方向に所定間隔で対向配置
された多数のフィンと、該フィンをその板厚方向に貫通
して配置されるとともにフィン列の一端側に位置する管
板部分においてその端部同士を連絡管により接続してな
る複数本の伝熱管とを備えた熱交換器と、該熱交換器へ
送風するファンとを配置する一方、上記機械室には圧縮
機を配置してなる空気調和機であって、 上記熱交換器の上記各連絡管がU字管状に形成され且つ
上記伝熱管の端部に対して上記管板からフィン列方向外
方へ延出した状態で取り付けられると共に、 上記熱交換器が上記各連絡管を上記仕切壁を通して上記
機械室側へ突出させた状態で上記ケーシング内に配置さ
れ、さらに上記仕切壁における上記各連絡管の配置位置の近
傍に、上記熱交換室と機械室とを連通する通口が設けら
れている ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記各連絡管に複数枚のフィンが所定間隔で取り付けら
れていることを特徴とする空気調和機。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記機械室内で且つ上記通口の近傍に位置する部位に、
上記機械室内の空気を上記各連絡管の近傍を通して上記
通口側に案内する偏向部材が設けられていることを特徴
とする空気調和機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08301818A JP3075197B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08301818A JP3075197B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 空気調和機 |
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JPH10141709A JPH10141709A (ja) | 1998-05-29 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP08301818A Expired - Fee Related JP3075197B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 空気調和機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3075197B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP7352858B2 (ja) * | 2019-09-10 | 2023-09-29 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置の室外機 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP08301818A patent/JP3075197B2/ja not_active Expired - Fee Related
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