JP3073979U - 目地棒及び面木 - Google Patents

目地棒及び面木

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製のものと同じ要領で製作でき、尚
且つ地球環境に悪影響を及ぼすことの無い目地棒及び面
木を提供すること。 【解決手段】 生分解性プラスチックでできていること
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、目地棒と面木に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートの壁面に目地を形成するのには目地棒、コーナー部の面を取るの には面木が用いられる。どちらも長い棒状の部材で、コンクリートを打つ際にコ ンクリート型枠に釘で打ったりして固定し、柔らかいコンクリートの表面に埋め 込まれる状態で使用される。目地棒も面木も、コンクリートが固まれば型枠とと もに撤去される。一度使用した目地棒、面木の表面にはコンクリートがこびりつ いてしまうので、どちらもたった一度使用しただけで処分されている。
【0003】 目地棒や面木はもともとは木材で作られていたが、現在はプラスチック、発泡 スチロール、ガラス繊維などのあらゆる合成樹脂が使われている。合成樹脂なら ば金型で射出成形することで、どんな複雑な断面のものでも簡単に作ることがで きた。合成樹脂製の目地棒や面木が、粗野で無機質な印象を受けやすいコンクリ ート建造物のデザイン性の向上に一役買っていたことは無視できない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ここにきてそうした合成樹脂製の目地棒、面木に関して厄介な問題が 持ち上がった。合成樹脂製の目地棒や面木は、焼却するとダイオキシンを初めと する有害ガスを発生し、尚且つ高い燃焼熱によって焼却炉を傷めること、また地 中に埋めても永久に分解されることがない等、深刻な環境破壊を招いている。地 球環境保護への関心が全世界的に高まりを見せる中で、合成樹脂製の目地棒や面 木をこれまでのように大量に、煩雑に処分することは許されない状況となった。 最近になって再び木製の目地棒、面木を使おうという動きもあるが、それにして も別の次元で自然破壊に繋がることは避けられず、第一木材では合成樹脂製のも ののような複雑な断面形状のものは得られない。
【0005】 本考案は以上に述べたような実情に鑑み、合成樹脂製のものと同じ要領で製作 でき、尚且つ地球環境に悪影響を及ぼすことの無い目地棒及び面木を提供するこ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、本考案による目地棒及び面木は、生分解性プラ スチックでできていることを特徴とする。生分解性プラスチックというのは、地 中の微生物や酵素によって炭酸ガスと水に分解する言わば腐るプラスチックであ る。生分解性プラスチックは、国内外の多数の企業によって盛んに研究されて、 今日では様々な種類のものが安価に手に入るようになってきており、普通のプラ スチックと同じように成形できて十分な強度が得られるものも少なくない。一例 を挙げると島津製作所の「ラクティ」、三菱樹脂株式会社の「エコロージュ」等 は、トウモロコシ等のデンプンから化学合成によって得られるポリ乳酸を主成分 とするもので、射出成形や押出し成形、ブロー成形といった既存の成形手段によ り、一般の合成樹脂と同じように自由な形に成形できる。そうした生分解性プラ スチックを単独で、または複数のものを適宜混合して用いて目地棒、面木を形成 することができる。さらに、炭酸カルシウムやガラス繊維等の充填剤を配合して 強度をアップさせたり、発泡剤を添加して軽量化と材料費の節約を図っても良い 。本考案の目地棒、面木の形状は、基本的に長尺の棒状体であるというだけで、 断面形状については何ら限定するものではない。必要に応じて様々な断面形状に 形成されて良い。また、断面が中空であっても中実であっても良い。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。図1に示したのが本考案による目地棒 1と面木2の実施形態である。この目地棒1と面木2は、生分解性プラスチック (例えば島津製作所製のラクティ)のペレットを主な原料として使用し、射出成 形機を用いて長尺の棒状に成形したものである。図面では目地棒1が台形断面、 面木2が直角三角形の断面となっているが、これに限らず種々の断面形状に形成 されて良い。
【0008】 上記の目地棒1と面木2は、外観や機能性においては従来の合成樹脂製のもの とたいして違いはなく、鋸で切断したり釘で打つこともでき、またコンクリート との剥離性も良好で、平滑で平面度の高い仕上り面が得られる。しかし、一度使 用されて用済みとなった時には、地中に埋めることで、地中の微生物や酵素の働 きにより半年から1年ぐらいの間に跡形もなく分解される。コンクリートが固ま るのに必要な日数は2、3日からせいぜい一週間程度であって、そのような短時 間では、本考案の目地棒1と面木2に何ら変化は無い。
【0009】
【考案の効果】
本考案による目地棒及び面木は、生分解性プラスチックでできているので、地 中に埋めることで跡形もなく分解し、環境に悪影響を及ぼすことがない。目地棒 や面木は、繰り返しの使用やリサイクルには向かないので、本考案によってもた らされる効果は絶大であり、この生分解性プラスチックの目地棒や面木が市場に 出回ったならば、爆発的に売れるのは必至である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による目地棒と面木の実施形態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 目地棒 2 面木

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性プラスチックでできていること
    を特徴とする目地棒及び面木。
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