JP3067072U - さけごまふりかけ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来にない新しいさけごまふりかけを提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 本考案のさけごまふりかけ１００は、フ
リーズドライ加工した鮭の身の細片１と、海苔片４と、
ごま２と、かつお削り節３とからなる具材１５と、砂糖
５と、醤油６と、食塩７と、アミノ酸８と、かつおエキ
ス９と、甘味料１０とからなる調味料とがガスバリヤー
性包材からなる袋体内に封入されていることを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ふりかけ食品に関し、フリーズドライ加工した鮭の身の細片を主成 分とするふりかけに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来あたたかいご飯や、そうめん、冷や麦のつゆや、お好み焼き、焼ソバ等に ふりかけて、ふりかけられたご飯等の主食に味わいを付加するふりかけとしては 、ごま塩が古くから知られている。これらのごま塩に黒海苔や青海苔等の香味材 が加えられ、ふりかけ孔を備えた蓋付きのビン詰めとされ食卓に供されているも のがある。また、別の形態では、一食分の分量を袋体に封入したものが提案され ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来切り身を主采の焼き魚として供される鮭の身そのものを配合した ふりかけは提供されていなかった。これは、鮭の身を保存性の高い状態で、かつ 、ふりかけとして食する形態に加工することが困難であったことによる。

【０００４】 本考案は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、従来にない鮭の身を配 合したふりかけを提供することを目的とする。また、鮭の身の細片を主成分とす る具材の量が、鮭の食味を充分に味わえる分量としながら、軽量、コンパクトで 持ち運びが容易な一食分ごとの包装としたふりかけを提供することを目的とする 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のさけごまふりかけは、前記課題を解決するため、フリーズドライ加工 した鮭の身の細片と、海苔片と、ごまと、かつお削り節とからなる具材と、砂糖 と、醤油と、食塩と、アミノ酸と、かつおエキスと、甘味料とからなる調味料と がガスバリヤー性包材からなる袋体内に封入されていることを特徴とする。

【０００６】 前記鮭の身の細片は、フリーズドライ加工のため、あたたかいご飯の水分によ りもとの大きさに膨張し、焼き立ての鮭の身と同様の歯ざわり、食味を味わうこ とができる。

【０００７】 また、前記海苔片は、海苔の香りと共に、鮭の身の紅色に対し、黒色の彩りと なり、主食のご飯の白色のうえにふりかけられ色彩的に美味しそうに見え、食欲 をそそる効果を呈する。

【０００８】 更に、前記ごまは、かつおエキスと醤油をベースにした適度の塩味に味付けを 施して配合することにより香ばしさと共に、ふりかけられたご飯と混じることに より味付けの効果を発揮することができる。

【０００９】 さらに、ガスバリヤー性包材からなる袋体内に封入されていることから、長期 の保存にも耐えることができると共に、袋体を開封するだけで簡便な利用ができ る。さらに、軽量、コンパクトで持ち運びが容易な一食分ごとの包装とされてい るため必要な時に、何れの場所でも、必要な分量を利用することができる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図１及び図２に基づき説明する。図１はさけごま ふりかけの正面図であり、図２ははさけごまふりかけを食卓に供する際の模式図 である。 図１に示す、本考案の一実施の形態のさけごまふりかけ１００は、フリーズド ライ加工した鮭の身の細片１と、海苔片４と、ごま２と、かつお削り節３とから なる具材１５と、砂糖５と、醤油６と、食塩７と、アミノ酸８と、かつおエキス ９と、甘味料１０とからなる調味料とがガスバリヤー性包材からなる袋体内に封 入されていることを特徴とする。

【００１１】 本考案の実施の形態では、前記さけごまふりかけ１００は、重量％で (具材) 鮭の身の細片 １７．００％ ごま ６１．５８％ 海苔片 ３．００％ かつお削り節 ５．９５％ （調味料） 砂糖 ２．０１％ 醤油 ２．１０％ 食塩 ５．０５％ アミノ酸 ２．７６％ かつおエキス ０．４５％ 甘味料 ０．１０％ 合計 １００％ より構成されている。

【００１２】 前記具材の主成分である鮭の身の細片１は、まず、上質の塩鮭から頭部及び骨 を外し鮭の身を取り出す工程と、この鮭の身をボイルする工程とを経て、食べや すい細片とし、低圧低温で水分を昇華させて除く、いわゆるフリーズドライ加工 する。

【００１３】 このフリーズドライ加工は、公知の手段や設備で行うことができる。このよう なフリーズドライ加工では、鮭の味や香りの風味は損なわれることなく耐腐食性 、保存性を保持させると共に、吸湿性が高いことからあたたかいご飯の水分によ り元の大きさ、形状、食味とすることが容易にできる。

【００１４】 一方の主成分の具材２０であるごま２は、醤油６とかつおエキス９の調味料で からめるように煎りごま加工して配合することにより、香ばしさを高く発揮する 。また、かつお削り節３の茶色と、海苔片４の黒色が、見た目に美味しく感じさ せ、食品としての視覚効果を高めることができる。

【００１５】 袋体４０は、ガスバリヤー性包材によって成形される。ガスバリヤー性包材と しては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどからなるプラスチックシートにアル ミニウムなどの金属箔が積層されたものを使用することができ、金属箔によって 袋体４０内と外気との遮断がなされる。この袋体４０の内部を窒素、二酸化炭素 などの不活性ガスによって置換したり、袋体４０の内部に酸素吸収材を投入して も良く、これにより上述した内容物の酸化や吸湿による劣化を防止することがで きる。

【００１６】 次に、さけごまふりかけ１００の製造工程の一例を述べる。まず、ごま２を醤 油６とかつおエキス９の調味料でからめるように煎りごま加工し、これに、砂糖 ５と、食塩７と、アミノ酸８(調味料)と、甘味料１０とを所定の割合で混合し、 これにフリーズドライ加工した鮭の身細片１と、かつお削り節３と、海苔片４と を加え混合する。これを所定量づつガスバリアー性袋体４０に袋詰めして密封し て完成する。

【００１７】 実際には、前記配合されたさけごまふりかけ１００を５グラムずつ自動計量し 自動包装装置(図示せず)によりヒートシール４１で密封する。

【００１８】 この密封パックされた、さけごまふりかけ１００は、常温でも保存性が良く、 腐食しないばかりでなく、例えば、９０日保存した後でも風味が損なわれること がない。また、賞味感能試験の結果も良好なものが得られている。

【００１９】 図２は、さけごまふりかけ１００を開封して、ご飯をもった茶碗５０のご飯の 上にふりかけた状態を示す。図に示すように、鮭の身の細片１、ごま２及びかつ を削り節３からなる具材と、調味料２０がふりかけられたあたたかいご飯により 、鮭と、ごまと、海苔の香りがすると共に、その食彩により食欲をそそる。さら に、ご飯とともに口に入れた際に鮭のうまみを味わうことができる。

【００２０】

【考案の効果】

本考案のさけごまふりかけは、鮭の身の細片がフリーズドライ加工のため、あ たたかいご飯の水分によりもとの大きさに膨張し、焼き立ての鮭の身と同様の歯 ざわり、食味を味わうことができる。

【００２１】 また、海苔片が、海苔の香りと共に、鮭の身の紅色に対し、黒色の彩りとなり 、主食のご飯の白色のうえにふりかけられ色彩的に美味しそうに見え、食欲をそ そる効果を奏する。

【００２２】 さらに、ごまは、かつおエキスと醤油をベースにした適度の塩味に味付けを施 して配合されており、香ばしさと共に、ふりかけられたご飯と混じることにより 味付けの効果を発揮することができる。

【００２３】 また、さらに、鮭の身の細片は、フリーズドライ加工のため軽量で、保存性が 高いため、多量に具材として封入することができる。このため鮭の味覚を充分に 味わえるふりかけが提供できる。

【００２４】 さらに、また、ガスバリヤー性包材からなる袋体内に封入されていることから 、長期の保存にも耐えることができると共に、封をあけてふりかけるのみで簡便 な利用ができる。さらに、軽量、コンパクトで持ち運びが容易な一食分ごとの包 装とされているため必要な時に、何れの場所でも必要な数のふりかけを提供する ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態のさけごまふりかけの正面
図である。

【図２】本考案の実施の形態のさけごまふりかけを食卓
に供する際の模式図である。

【符号の説明】

１ 鮭の身の細片 ２ ごま ３ かつお削り節 ４ 海苔片 ５ 砂糖 ６ 醤油 ７ 食塩 ８ アミノ酸 ９ かつおエキス １０ 甘味料 １５ 具材 ２０ 調味料 ４０ 袋体 ４１ ヒートシール ５０ 茶碗

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フリーズドライ加工した鮭の身の細片
   と、海苔片と、ごまと、かつお削り節とからなる具材
   と、砂糖と、醤油と、食塩と、アミノ酸と、かつおエキ
   スと、甘味料とからなる調味料とがガスバリヤー性包材
   からなる袋体内に封入されていることを特徴とするさけ
   ごまふりかけ。