JP3065485U - 目印のある印鑑 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印鑑による捺印の際、印字が斜めに捺印され
ないようにし、真直ぐな印字が容易に、且つ迅速にでき
るようにしようとしたものである。 【構成】印鑑（１）の側面下端部で、且つ刻印（３）の
最下段中央部に近い印鑑（１）の側面に、方向指示印
（２）をつけたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、方向指示印をとりつけてなる印鑑に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、捺印する時は注意して、印字が斜めに捺印されないようにするものであ るが、円柱型等の印鑑においては、斜め印字になることはよくあることである。 また、印鑑の側面前方部には方向を表わす印が施されているものもあるが、斜 めに印字されるのを防ぐのに、余り有用ではない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、捺印の時、真直ぐな印字が容易になされるようにするものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

印鑑（１）の側面下端部で、且つ刻印（３）の最下端中央部に近い印鑑（１） の側面に、方向指示印（２）をつける。 本案は以上のように構成された印鑑（１）である。

【０００５】

【作用】

インキがつけられた印鑑（１）の方向指示印（２）が手前にくるようにして、 印鑑（１）をつまみもち、方向指示印（２）を見ながら、方向を確かめ、捺印す る。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について、説明する。 印鑑（１）の側面下端部で、且つ刻印（３）の最下端中央部に近い印鑑（１） の側面に、小さい印をつけ、その印を方向指示印（２）とする。 尚、印鑑は少し疵ができてもその使用は不吉とされ、又印鑑の側面前方下部に 前方を示す印があるものもあるが、実印とする印鑑は貴重なものとして、印し付 けをすることがすくないようである。 これらにより、本案の方向指示印（２）を、ダルマ、大仏座像、十字架等の福 やお守りを象徴する印のものとするのを特徴とする。 なお、捺印する時は、インクがつけられた印鑑（１）の方向指示印（２）が手 前にくるようにして、印鑑（１）をつまみもち、方向指示印（２）を見ながら、 印鑑（１）が紙面に真直ぐに位置するのを確認して、所用紙面に捺印する。 又、大型の押印であるスタンプに於ても、同様な方向指示印をつけ、斜め押印 になることを防止することができる。

【０００７】

【考案の効果】

捺印する時は通常、つまんだ印鑑の刻印された刻印字列を見て、真直ぐな印字 がなされるように、字列の方向を記憶し、インクをつけて捺印するが、急いで或 いは不注意に捺印した場合には、捺印された印字が、紙面に斜めに印字されるこ とはよくあることである。 本案の印鑑（１）の使用においては、捺印前に、つまみもつ印鑑（１）の刻印 （３）を見て、字列を認識することなどは必要なく、ただ、方向指示印（２）を 手前にして、印鑑（１）をつまみ、インクをつけ捺印するが、方向指示印（２） を見ながら、印鑑（１）が紙面に真直ぐに位置するのを確認するのは、瞬時にで き、本案印鑑（１）の使用により、捺印は極めて迅速に、且つ真直ぐな印字が容 易になされ、斜めの印字になることを防ぐことができ、極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【符号の説明】

（１） 印鑑 （２） 方向指示印 （３）
刻印

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】印鑑（１）の側面下端部で、且つ刻印
   （３）の最下端中央部に近い印鑑（１）の側面に、方向
   指示印（２）をつけてなる目印のある印鑑。