JP3064841B2 - ダム通廊の構築工法及びこれに使用する通廊セル - Google Patents
ダム通廊の構築工法及びこれに使用する通廊セルInfo
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- JP3064841B2 JP3064841B2 JP6339179A JP33917994A JP3064841B2 JP 3064841 B2 JP3064841 B2 JP 3064841B2 JP 6339179 A JP6339179 A JP 6339179A JP 33917994 A JP33917994 A JP 33917994A JP 3064841 B2 JP3064841 B2 JP 3064841B2
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Description
堤体内部に設置する通廊の構築工法及びこれに使用する
プレキャスト通廊セルに関するものである。
鋼製あるいは合板で型枠を組立てると共に、型枠の内側
に支保工を設置して堤体コンクリートを打設し、コンク
リートが硬化後に型枠及び支保工を解体・徹去すること
により構築していた。
材を用いて通廊の構築を行っている例もあるが、このプ
レキャスト部材は水平部用として成形され、斜廊の構築
においてはそのまま水平部用プレキャスト部材を斜めに
設置して施工していた。
で構築する従来工法においては、型枠周辺に多数の鉄筋
が突出しているため、作業者がこの鉄筋に接触するなど
の怪我が少なくなく、危険であった。
施工手間が多く、堤体コンクリートの打設工程の日程に
遅くれなどの影響を及ぼしたり、型枠の組立てや鉄筋組
などに高度の技能を持った専門作業員が必要であるなど
の問題もあった。
び配筋等が複雑となり、型枠組立や鉄筋組等に特別熟練
した専門作業員を必要とするという問題がある。
狭隘な作業空間で人力に頼って行われており、労力負担
の多い過酷な作業を強いられるという問題があり、さら
に斜廊においては段階を後施工する必要があり、そのた
め作業手間の増大と工期の遅れを免れない。
を用いる方法では、鉄筋が必要な場合の構築には適用で
きないし、プレキャスト部材の設置とは別に新たに鉄筋
を組立てる必要があると共に、斜廊において水平部用の
プレキャスト部材を斜めに設置するための架台の設置が
非常に手間のかかる作業であり、しかも水平通廊と斜廊
の接続部の施工や通廊の交差接続部においては特殊な部
材の取付を要し、施工が極めて煩雑で困難な作業を要し
ていた。
ャスト部材で一体に構築することも考えられないことで
はないが、この場合には型枠形状が複雑となる上に総体
重量も大きくなり、また鉄筋組もきわめて困難で、この
ような部材の製造は現実的にはほとんど不可能である。
題を解決するために、前リフトに打設した堤体コンクリ
ート14上に、支脚鋼材16とその相隣る支脚鋼材1
6,16の上端間に連結した水平受け鋼材17とからな
る載置架台18を固定し、前記水平受け鋼材17上にト
ンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コンクリート製
通廊セル1を順次連続的に載置し、前後に連続する通廊
セル1,1同士を接合一体化し、これらの通廊セル1の
底面周辺を残して所定高さに堤体コンクリート14を打
設した後、通廊セル1の底面周辺部分に流動性固結材を
打設して通廊セル1の底面下方の空隙に流動させて充填
し、その後上層に順次堤体コンクリート14を打設して
これに通廊セル1を埋設するようにしたダム通廊の構築
工法を提案するものである。
14の打設時に差し筋15を行い、この差し筋15に支
脚鋼材16を溶接し、相隣る支脚鋼材16,16の上端
間に水平受け鋼材17を連結し、この水平受け鋼材17
上にトンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コンクリ
ート製通廊セル1を順次連続的に載置し、前後に連続す
る通廊セル1,1同士を接合一体化し、これらの通廊セ
ル1の底面周辺を残して所定高さに堤体コンクリート1
4を打設した後、通廊セル1の底面周辺部分に流動性固
結材20を打設して通廊セル1の底面下方の空隙に流動
させて充填し、その後上層に順次堤体コンクリート14
を打設してこれに通廊セル1を埋設するようにしたダム
通廊の構築工法を提案するものである。
クリート14上に、支脚鋼材16とその相隣る支脚鋼材
16,16の上端間に連結した水平受け鋼材17とから
なる載置架台18を固定し、前記水平受け鋼材17上に
トンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コンクリート
製水平通廊セル1を順次連続的に載置し、前後に連続す
る通廊セル1,1同士を接合一体化し、終端の前記水平
通廊セル1の後方の載置架台18に、床版部2aは水平
で、頂版部2bは後方に斜め上向き勾配をなすトンネル
型に成形されたプレキャスト鉄筋コンクリート製斜廊昇
り口セル2と、頂版部4bが後方に斜め上向き勾配をな
し、床版部4aの上面に段階13が形成されたトンネル
型のプレキャスト鉄筋コンクリート製斜廊中間セル4を
載置してこれらを一連に接合一体化し、前記一連の通廊
セル1,2,4の底面周辺を残して所定高さに堤体コン
クリート14を打設した後、前記一連の通廊セル1,
2,4の底面周辺部分に流動性固結材20を打設して各
通廊セル1,2,4の底面下方の空隙に流動させて充填
し、前記斜廊中間セル4の後方の堤体コンクリート14
上に前記載置架台18を設置し、この載置架台18上に
新たな斜廊中間セル4を載置して斜廊中間セル4,4同
士を接合一体化し、この斜廊中間セル4の底面周辺を残
して所定高さに堤体コンクリート14を打設した後、新
たな斜廊通廊セル4の底面周辺部分に流動性固結材20
を打設して斜廊通廊セル4の底面下方の空隙に流動させ
て充填するようにしたダム通廊の構築工法を提案するも
のである。
クリート14上に、支脚鋼材16とその相隣る支脚鋼材
16,16の上端間に連結した水平受け鋼材17とから
なる載置架台18を固定し、前記水平受け鋼材17上に
トンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コンクリート
製水平通廊セル1を順次連続的に載置し、前後に連続す
る水平通廊セル1,1同士を接合一体化し、終端の前記
水平通廊セル1の後方の載置架台18に、床版部2aは
水平で、頂版部2bは後方に斜め上向き勾配をなすトン
ネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コンクリート製斜
廊昇り口セル2と、頂版部4bが後方に斜め上向き勾配
をなし、床版部4aの上面に階段13が形成されたトン
ネル型のプレキャスト鉄筋コンクリート製斜廊中間セル
4を載置してこれらを一連に接合一体化し、前記一連の
通廊セル1,2,4の底面周辺を残して所定高さに堤体
コンクリート14を打設した後、前記一連の通廊セル
1,2,4の底面周辺部分に流動性固結材20を打設し
て各通廊セル1,2,4の底面下方の空隙に流動させて
充填し、前記斜廊中間セル4の後方の堤体コンクリート
14上に前記載置架台18を設置し、この載置架台18
上に新たな斜廊中間セル4を載置して斜廊中間4,4セ
ル同士を接合一体化し、この新たな斜廊中間セル4の底
面周辺を残して所定高さに堤体コンクリート14を打設
した後、この斜廊通廊セル4の底面周辺部分に流動性固
結材20を打設して斜廊通廊セル4の底面下方の空隙に
流動させて充填し、さらに所要数の斜廊中間セル4を順
次同様に接合一体化しながら堤体コンクリート14を段
階的に打設し、斜廊部Aの最上端の斜廊中間セル4の後
方に前記載置架台18を設置し、この載置架台18上に
頂版部3bが水平で、床版部3aの上面に階段12が形
成されたトンネル型のプレキャスト鉄筋コンクリート製
斜廊降り口セル3を載置して前記最上端の斜廊中間セル
4に接合一体化してこれに前記水平通廊セル1を接合一
体化するようにしたダム通廊の構築工法を提案するもの
である。
でトンネル型に形成され、前後の接合面の一方に左右方
向の中央から片側半分が斜め後方にカットされた斜め45
度の接合斜面5’をもった片面交差セル5と、プレキャ
スト鉄筋コンクリートでトンネル型に形成され、前後の
接合面の一方に左右方向の中央から左右両側半分が斜め
後方に対称にカットされた斜め45度の接合斜面6’,
6’をもった両面交差セル6とを、相互の接合斜面
5’,6’同士を接合して直交状に組み合わせるように
したダム通廊の構築工法を提案するものである。
トでトンネル型に形成され、前後の接合面の一方に左右
方向の中央から左右両側半分が斜め後方に対称にカット
された斜め45度の接合斜面6’,6’をもった4個の両
面交差セル6を、相互の接合斜面6’,6’同士を接合
して十字状に組み合わせることを特徴とするダム通廊の
構築工法。
トでトンネル型に形成され、床版部及び頂版部3bが水
平で、床版部3aの上面に階段12が形成されてなるダ
ム通廊の構築に使用する通廊セル3を提案するものであ
る。
トでトンネル型に形成され、床版部4aの上面に階段1
3が形成され、頂版部4bは前記階段13の傾斜に沿っ
て後方に斜め上向き勾配をなす形状に成形されてなるダ
ム通廊の構築に使用する通廊セル4を提案するものであ
る。
トでトンネル型に形成され、前後の接合面の一方に左右
方向の中央から片側半分が斜め後方にカットされた斜め
45度の接合斜面5’を有してなるダム通廊の構築に使用
する通廊セル5を提案するものである。
トでトンネル型に形成され、前後の接合面の一方に左右
方向の中央から左右両側半分が斜め後方に対称にカット
された斜め45度の接合斜面6’,6’を有してなるダム
通廊の構築に使用する通廊セル6を提案するものであ
る。
コンクリートの硬化後の型枠の解体及び撤去作業がない
ため、施工手間が少なく、堤体コンクリート14の打設
工程が順調に行われ、高度な専門技術者も必要がなく、
作業者の労力負担も軽減することが可能となる。
要な鉄筋が組込まれているため、継ぎのための鉄筋の突
出がなくなり、作業の安全性を確保することができると
共に、厳正な品質管理の実施されている工場で製造され
るため、品質のばらつきが少ない。
ルを内型枠のようして堤体コンクリート14を打設する
ため、後打設となる堤体コンクリート14はセル1〜6
がプレキャスト部材があることで、このセル周辺部では
直接外気に触れることがなくて一種の保温材となり、従
来工法ではしばしばあったひび割れの発生を抑制するこ
とができる。
ル4、斜廊降り口セル3の3種類を順次連結することに
より、水平通廊部Aと斜廊部Bとをスムーズな移行段階
を経て連結一体化し、任意の長さの斜廊部Bの施工が可
能となり、しかも各通廊セル2,3,4はその底面が水
平であるため、据付けが容易である。
片側半分が斜め後方にカットされた片面交差セル5と、
前後の接合面の一方に左右方向の中央から左右両側半分
が斜め後方に対称にカットされた形態の両面交差セル6
との組み合わせにより、十字、T字、L字の交差通廊部
Cを簡単に構成することができる。
明すると、先ずこの発明の施工に先立ってダム通廊構築
に使用する短スパンのトンネル状断面形に形成された6
種類のプレキャスト鉄筋コンクリート製通廊セルを工場
において製造する。
うにいずれも水平な底面と一般的な通廊の内空断面を持
った前後に接合面を有するプレキャスト部材で、水平通
廊部に用いる水平通廊セル1、階段付き斜廊の昇り口に
使用する斜廊昇り口セル2、斜廊の降り口に使用する斜
廊降り口セル3、これら斜廊昇り口セル2と斜廊降り口
セル3との間の階段斜廊に用いる斜廊中間セル4、前後
の接合面の一方に左右方向の中央から片側半分が斜め後
方にカットされた斜め45度の接合斜面5’をもった片面
交差セル5、前後の接合面の一方に左右方向の中央から
左右両側半分が斜め後方に対称にカットされた斜め45度
の接合斜面6’,6’をもった両面交差セル6をそれぞ
れ製造し、これらを適宜組み合わせて用いる。
成型用型枠の成形面に表面粗し処理剤を塗布しておいて
コンクリートを打設し、脱型後において成形セルの外周
面にジェット水を噴射して表面の未硬化セメント分を洗
い流し、表面に粗骨材が凹凸状に露出した肌荒れ表面と
した打ち継ぎ面処理が施されている。
部1a及び頂版部1bが水平で、前後の接合端面にはそ
の外周縁部の複数箇所にボルト又はコッター締結式継手
金具7が、また外周縁に沿ってシーリング材8が設けら
れ、さらに床版部1bには側溝9及び空気抜き孔10が
設けられ、床版部1bの底面にはレベル調整の際の定規
となるレベル出し金具11が固定されている。
版部2aは水平で、頂版部2bは階段の傾斜に沿って後
方に斜め上向き勾配をなす形状に成形されており、水平
通廊セル1と同様に継手金具7、シーリング材8、側溝
9、空気抜き孔10及びレベル出し金具11が設けられ
ている。
版部3bが水平で、床版部3aの上面に階段13が形成
されており、水平通廊セル1と同様に継手金具7、シー
リング材8、側溝9、空気抜き孔10及びレベル出し金
具11が設けられている。
部4aの上面に階段12が形成されており、頂版部4b
はこの階段12の傾斜に沿って後方に斜め上向き勾配を
なす形状に成形されており、水平通廊セル1と同様に継
手金具7、シーリング材8、側溝9、空気抜き孔10及
びレベル出し金具11が設けられている。。
部5a及び頂版部5bが水平で、交差接合面と反対側の
接合面は鉛直な平面状をなし、水平通廊セル1と同様に
継手金具7、シーリング材8、空気抜き孔10及びレベ
ル出し金具11が設けられている。
部6a及び頂版部6bが水平で、交差接合面と反対側の
接合面は平面状をなし、水平通廊セル1と同様に継手金
具7、シーリング材8、空気抜き孔10及びレベル出し
金具11が設けられている。
のペースト分を洗い出し、打継ぎ処理を施してあり、こ
の打継ぎ処理によって各セル1〜6は後述するダム本体
コンクリートと一体化して挙動し、この結果に各セル1
〜6に必要な鉄筋を配することが可能となる。
6を用いてダム通廊を構築する施工方法について説明す
る。
工工程を示したもので、通廊を設置する前リフトの堤体
コンクリート14の打設時に水平通廊セル1の設置部に
沿ってそのセル底面の横幅より若干小さい間隔で左右一
対をなす差し筋15,15をセル底面の縦巾より若干小
さい間隔で順次一連に立てておき、この差し筋15にそ
れぞれ支脚鋼材16を溶接固定する。
水平受け鋼材17を溶接により連結し、さらに隣接する
支脚鋼材16,16間に筋交い状に鉄筋を溶接固定し、
この支脚鋼材16と水平受け鋼材17とからなる前後2
組の門型の台枠により水平通廊セル1を載置支持する載
置架台18を構成する。
7,17上に所要数のクレーンで吊り上げた水平通廊セ
ル1,1を順次連続的に載置接合し、水平受け鋼材17
に溶接したズレ止め金具19により各セル1の側面を係
止し、前後に接合した水平通廊セル1,1同士を相互に
対接した継手金具7,7を介してボルト又はコッターに
より締結一体化する。
水平通廊セル1の底面部周辺を残して所定高さに堤体コ
ンクリート14を打設した後、水平通廊セル1の底面周
辺部分に締め固め不要で流動性に優れた高流動コンクリ
ート等、空隙に確実に流動して密実に充填可能な流動性
固結材20を打設して水平通廊セル1の底面下方の空隙
に流動させて充填し、その後上層に順次堤体コンクリー
ト14を打設してこれに水平通廊セル1を埋設すること
により、外周面に打ち継ぎ面処理をした水平通廊セル1
と堤体コンクリート14とが確実に一体化した水平通廊
部Aが構築される。
す。
して斜廊部Bを構築する施工工程を示したもので、水平
通廊部Aの終端部の水平通廊セル1に一連にこれと同様
の据え付け工程をもって斜廊昇り口セル2及び斜廊中間
セル4を接合一体化し、堤体コンクリート14及び流動
性固結材20を打設した後、この斜廊中間セル4の後方
の堤体コンクリート14上に上記同様に差し筋15を立
て、支脚鋼材16と水平受け鋼材17の溶接固定を行っ
て載置架台18を設け、この載置架台18上に斜廊中間
セル4を載置して斜廊中間セル4,4同士を相互に対接
した継手金具7,7を介してボルト又はコッターにより
締結一体化する。
び流動性固結材20を打設し、その後は設計に応じて所
要数の斜廊中間セル4を順次同様に接合一体化しながら
堤体コンクリート14を段階的に打設する。
行する際には、図23に示すように斜廊部の上端に斜廊
降り口セル3を接合一体化してこれに水平通廊セル1を
接合一体化する。
交差、L字交差等の通廊交差部Cを施工する際には、片
面交差セル5と両面交差セル6を用い、十字交差の際に
は図24に示すように4個の両面交差セル6をそれぞれ
の接合斜面6’,6’同士を接合しながら十字状に組み
合わせて設置し、T字交差及びL字交差部分を施工する
際には、図25に示すように2個の片面交差セル5と1
個の両面交差セル6をそれぞれの接合斜面5’,6’同
士を接合しながらT字状に組み合わせて設置し、L字交
差部は一側の片面交差セル5の後端開口面にプレキャス
トコンクリート板21を取付けて封鎖する。
上のセルが交差して接合され、この部分の強度が不安定
となりがちであるため、図26、図27に示すように交
差部の上端に補強のための鉄筋22を配筋する。
宜組み合わせて図28、図29に示すような複雑に入り
組んだ各種通廊を構築することが可能となる。
について通廊セル1〜6を用いた例を示したが、この発
明の通廊セル1〜6はフィルタイプダムの通廊の構築に
も利用することが可能である。
な効果が得られる。
打設コンクリートの硬化後の型枠の解体及び撤去作業が
ないため、施工手間が少なく、堤体コンクリートの打設
工程が順調に行われて工期を対祝できると共に、高度な
専門技術者も必要がなく、作業者の労力負担も軽減する
ことが可能となる。
な鉄筋が組込まれているため、継ぎのための鉄筋の突出
がなくなり、作業の安全性を確保することができると共
に、厳正な品質管理の実施されている工場で製造される
ため、品質のばらつきが少ない。
型枠のようして堤体コンクリートを打設するため、後打
設となる堤体コンクリートはセルがプレキャスト部材が
あることで、このセル周辺部では直接外気に触れること
がなくて一種の保温材となり、従来工法ではしばしばあ
ったひび割れの発生を抑制することができる。
廊セル、斜廊降り口セルの3種類を順次連結することに
より水平通廊部と斜廊部とをスムーズな移行段階を経て
連結一体化し、任意の長さの斜廊の施工が可能となり、
しかも各通廊セルはその床版部の底面が水平であるた
め、水平通廊セルと同様に施工でき、据付けも容易であ
る。
にカットされた片面交差セルと、中央から左右両側が斜
め後方に対称にカットされた形態の両面交差セルとの組
み合わせにより、十字、T字、L字の交差部通廊を簡単
に構成することができる。
廊セルの形状の一部を切り欠いた形状であるため、片面
及び両面交差セルを製造する型枠は水平通廊セルを製作
する型枠を兼用でき、トータルの製作費を低減させるこ
とができる。
されて短時間に多くの部材を製作できるため、部材の製
造から施工に至るまでの、トータルのコストダウンが図
られる。
視図。
正面図。
縦断正面図。
縦断正面図。
縦断正面図。
縦断正面図。
縦断正面図。
縦断正面図。
縦断正面図。
縦断正面図。
面図。
正面図。
正面図。
正面図。
正面図。
様を示す側面図。
平面図。
平面図。
平面図。
正面図。
面図。
面図。
Claims (11)
- 【請求項1】 前リフトに打設した堤体コンクリート上
に、支脚鋼材とその相隣る支脚鋼材の上端間に連結した
水平受け鋼材とからなる載置架台を固定し、前記水平受
け鋼材上にトンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コ
ンクリート製通廊セルを順次連続的に載置し、前後に連
続する通廊セル同士を接合一体化し、これらの通廊セル
の底面周辺を残して所定高さに堤体コンクリートを打設
した後、前記通廊セルの底面周辺部分に流動性固結材を
打設して通廊セルの底面下方の空隙に流動させて充填
し、その後上層に順次堤体コンクリートを打設してこれ
に前記水平通廊セルを埋設することを特徴とするダム通
廊の構築工法。 - 【請求項2】 前リフトの堤体コンクリート打設時に差
し筋を行い、この差し筋に支脚鋼材を溶接し、この相隣
る支脚鋼材の上端間に水平受け鋼材を連結し、この水平
受け鋼材上にトンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋
コンクリート製通廊セルを順次連続的に載置し、前後に
連続する通廊セル同士を接合一体化し、これらの通廊セ
ル底面周辺を残して所定高さに堤体コンクリートを打設
した後、通廊セル底面周辺部分に流動性固結材を打設し
て通廊セルの底面下方の空隙に流動させて充填し、その
後上層に順次堤体コンクリートを打設してこれに通廊セ
ルを埋設することを特徴とするダム通廊の構築工法。 - 【請求項3】 前リフトに打設した堤体コンクリート上
に、支脚鋼材とその相隣る支脚鋼材の上端間に連結した
水平受け鋼材とからなる載置架台を固定し、前記水平受
け鋼材上にトンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コ
ンクリート製水平通廊セルを順次連続的に載置し、前後
に連続する通廊セル同士を接合一体化し、終端の前記水
平通廊セルの後方の載置架台に、床版部は水平で、頂版
部は後方に斜め上向き勾配をなすトンネル型に成形され
たプレキャスト鉄筋コンクリート製斜廊昇り口セルと、
頂版部は後方に斜め上向き勾配をなし、床版部の上面に
段階が形成されたトンネル型のプレキャスト鉄筋コンク
リート製斜廊中間セルを載置してこれらを一連に接合一
体化し、前記一連の通廊セルの底面周辺を残して所定高
さに堤体コンクリートを打設した後、前記一連の通廊セ
ルの底面周辺部分に流動性固結材を打設して各通廊セル
の底面下方の空隙に流動させて充填し、前記斜廊中間セ
ルの後方の堤体コンクリート上に前記載置架台を設置
し、この載置架台上に新たな斜廊中間セルを載置して斜
廊中間セル同士を接合一体化し、前記新たな斜廊中間セ
ルの底面周辺を残して所定高さに堤体コンクリートを打
設した後、この新たな斜廊通廊セルの底面周辺部分に流
動性固結材を打設して斜廊通廊セルの底面下方の空隙に
流動させて充填することを特徴とするダム通廊の構築工
法。 - 【請求項4】 前リフトに打設した堤体コンクリート上
に、支脚鋼材とその相隣る支脚鋼材の上端間に連結した
水平受け鋼材とからなる載置架台を固定し、前記水平受
け鋼材上にトンネル型に成形されたプレキャスト鉄筋コ
ンクリート製水平通廊セルを順次連続的に載置し、前後
に連続する通廊セル同士を接合一体化し、終端の前記水
平通廊セルの後方の載置架台に、床版部は水平で、頂版
部は後方に斜め上向き勾配をなすトンネル型に成形され
たプレキャスト鉄筋コンクリート製斜廊昇り口セルと、
頂版部は後方に斜め上向き勾配をなし、床版部の上面に
階段が形成されたトンネル型のプレキャスト鉄筋コンク
リート製斜廊中間セルを載置してこれらを一連に接合一
体化し、前記一連の通廊セルの底面周辺を残して所定高
さに堤体コンクリートを打設した後、前記一連の通廊セ
ルの底面周辺部分に流動性固結材を打設して通廊セルの
底面下方の空隙に流動させて充填し、前記斜廊中間セル
の後方の堤体コンクリート上に前記載置架台を設置し、
この載置架台上に新たな斜廊中間セルを載置して斜廊中
間セル同士を接合一体化し、この新たな斜廊中間セルの
底面周辺を残して所定高さに堤体コンクリートを打設し
た後、この斜廊中間セル底面周辺部分に流動性固結材を
打設して通廊セルの底面下方の空隙に流動させて充填
し、さらに所要数の斜廊中間セルを順次同様に接合一体
化しながら堤体コンクリートを段階的に打設し、斜廊部
の最上端の斜廊中間セルの後方に前記載置架台を設置
し、この載置架台上に頂版部が水平で、床版部の上面に
階段が形成されたトンネル型のプレキャスト鉄筋コンク
リート製斜廊降り口セルを載置して前記最上端の斜廊中
間セルに接合一体化してこれに前記水平通廊セルを接合
一体化することを特徴とするダム通廊の構築工法。 - 【請求項5】 プレキャスト鉄筋コンクリートでトンネ
ル型に形成され、前 後の接合面の一方に左右方向の中央
から片側半分が斜め後方にカットされた斜め45度の接合
斜面をもった片面交差セルと、プレキャスト鉄筋コンク
リートでトンネル型に形成され、前後の接合面の一方に
左右方向の中央から両側半分が斜め後方に対称にカット
された斜め45度の接合斜面をもった両面交差セルとを、
相互の接合斜面同士を接合して直交状に組み合わせるこ
とを特徴とするダム通廊の構築工法。 - 【請求項6】 プレキャスト鉄筋コンクリートでトンネ
ル型に形成され、前後の接合面の一方に左右方向の中央
から左右両側半分が斜め後方に対称にカットされた斜め
45度の接合斜面をもった4個の両面交差セルを、相互の
接合斜面同士を接合して直交状に組み合わせることを特
徴とするダム通廊の構築工法。 - 【請求項7】 プレキャスト鉄筋コンクリートでトンネ
ル型に形成され、床版部は水平で、頂版部は後方に斜め
上向き勾配をなす形状に成形されてなることを特徴とす
るダム通廊の構築に使用する通廊セル。 - 【請求項8】 プレキャスト鉄筋コンクリートでトンネ
ル型に形成され、床版部及び頂版部が水平で、床版部の
上面に階段が形成されてなることを特徴とするダム通廊
の構築に使用する通廊セル。 - 【請求項9】 プレキャスト鉄筋コンクリートでトンネ
ル型に形成され、床版部の上面に階段が形成され、頂版
部は後方に斜め上向き勾配をなす形状に成形されてなる
ことを特徴とするダム通廊の構築に使用する通廊セル。 - 【請求項10】 プレキャスト鉄筋コンクリートでトン
ネル型に形成され、前後の接合面の一方に左右方向の中
央から片側半分が斜め後方にカットされた斜め45度の接
合斜面を有してなることを特徴とするダム通廊の構築に
使用する通廊セル。 - 【請求項11】 プレキャスト鉄筋コンクリートでトン
ネル型に形成され、前後の接合面の一方に左右方向の中
央から左右両側半分が斜め後方に対称にカットされた斜
め45度の接合斜面を有してなることを特徴とするダム通
廊の構築に使用する通廊セル。
Priority Applications (1)
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JP6339179A JP3064841B2 (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | ダム通廊の構築工法及びこれに使用する通廊セル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6339179A JP3064841B2 (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | ダム通廊の構築工法及びこれに使用する通廊セル |
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JPH08184025A JPH08184025A (ja) | 1996-07-16 |
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JP6339179A Expired - Lifetime JP3064841B2 (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | ダム通廊の構築工法及びこれに使用する通廊セル |
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JP5956032B1 (ja) * | 2015-07-23 | 2016-07-20 | 一般財団法人ダム技術センター | ダム通廊の構築方法、ダム通廊の通廊セル及び通廊セルの製造に用いる型枠 |
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1994
- 1994-12-29 JP JP6339179A patent/JP3064841B2/ja not_active Expired - Lifetime
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