JP3062860U - 空缶・空ペットボトル処理装置 - Google Patents
空缶・空ペットボトル処理装置Info
- Publication number
- JP3062860U JP3062860U JP1999001681U JP168199U JP3062860U JP 3062860 U JP3062860 U JP 3062860U JP 1999001681 U JP1999001681 U JP 1999001681U JP 168199 U JP168199 U JP 168199U JP 3062860 U JP3062860 U JP 3062860U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- empty
- container
- unit
- section
- crushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Refuse Collection And Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 還元・デポジットシステムに基づき空缶・空
ペットボトルを能率良く分別回収すべくリサイクル利用
可能な状態にスクラップ化する。 【解決手段】 投入部2に投入された空容器が破砕可能
かあるいは破砕不可能であるかを識別する容器識別部3
と、この容器識別部3で識別した異物ボトル・異物缶を
破砕せずに外部へ排出する容器排出部6と、破砕可能な
空容器が有色か無色かあるいはスチール材かアルミ材か
を判別する容器判別部5と、破砕可能容器を粉砕する破
砕部4と、破砕後の空容器を材質種類別に分離する材質
分離部30と、破砕後の空容器を材質種類別に貯蔵する
ための積載貯蔵部13,14と、破砕処理された空容器
の数量をカウントしてその数量分のコインを内蔵された
コインフィーダーにより支給するための換銭部10と、
投入部2に対し連続投入した空容器を粉砕部で個々別々
に粉砕処理するように投函待機信号乃至投函許可信号を
表示する空ペットボトル・空缶の投函信号表示部を備え
る。
ペットボトルを能率良く分別回収すべくリサイクル利用
可能な状態にスクラップ化する。 【解決手段】 投入部2に投入された空容器が破砕可能
かあるいは破砕不可能であるかを識別する容器識別部3
と、この容器識別部3で識別した異物ボトル・異物缶を
破砕せずに外部へ排出する容器排出部6と、破砕可能な
空容器が有色か無色かあるいはスチール材かアルミ材か
を判別する容器判別部5と、破砕可能容器を粉砕する破
砕部4と、破砕後の空容器を材質種類別に分離する材質
分離部30と、破砕後の空容器を材質種類別に貯蔵する
ための積載貯蔵部13,14と、破砕処理された空容器
の数量をカウントしてその数量分のコインを内蔵された
コインフィーダーにより支給するための換銭部10と、
投入部2に対し連続投入した空容器を粉砕部で個々別々
に粉砕処理するように投函待機信号乃至投函許可信号を
表示する空ペットボトル・空缶の投函信号表示部を備え
る。
Description
【0001】
本考案は、自治体の回収拠点、工場、企業食堂、学校、病院、ホテル、レスト ラン、デパート、スーパー、駅構内、サービスエリア、公園、イベント会場、パ チンコ等遊戯場、自動販売機横、一般廃棄物集積拠点等の各所に設置され、還元 ・デポジットシステムに基づき空缶・空ペットボトルを回収すべくリサイクル利 用可能なサイズに破砕するための空缶・空ペットボトル処理装置に関するもので ある。
【0002】
従来から、この種の空缶・空ペットボトル処理装置としては、出願人自身が先 に出願した特開平9−48504号公報に開示されているように、バーコード読 み取り装置にて各種空容器や産業廃棄物のバーコードを読み取るコンピューター ディスクを備えた空容器回収機を構成するバーコードを備えた空容器及び産業廃 棄物等の回収システムがあった。この空容器回収機は消費者が身分を証明するた めに登録したIDカードを挿入して読み取らせて電源を入れるための挿入口と、 その消費者が持参した空缶、空瓶等の空容器を内部に投入するための投入口と、 この投入口から投入された各種空容器のバーコードをバーコードリーダーにより 読み取るバーコード読取装置と、このバーコード読取装置にて読み取った各種空 容器のバーコードからメーカー名、品名、品番、投入した消費者氏名、日時等が 記録されるタイマー付兼引出可能なコンピューターディスクと、前記バーコード 読取装置にて読取不可能な凹んだ缶、潰れた缶、汚れの酷い缶等の異物を収納す る異物収納部と、前記バーコード読取装置にて読み取られた各種空容器を金属セ ンサーによりアルミ缶かスチール缶かを識別する識別部と、これらのアルミ缶、 スチール缶、空瓶等をプレスや粉砕カッター等によりプレス処理または粉砕処理 するプレス部または粉砕部と、粉砕処理されたアルミ缶、スチール缶、空瓶等を 分別収納するアルミ缶収納部、スチール缶収納部、空瓶収納部と、前記識別部に より識別されたアルミ缶およびスチール缶の本数をこれまでの実績データとして 前記IDカードにデジタル表示して累計する表示器とから形成されていた。
【0003】
しかしながら、従来の技術においては、投入口に対しアルミ缶、スチール缶、 空瓶等を連続的に投入されると、粉砕部で一度に粉砕処理されるためこれらが分 別処理されずに混在した状態でアルミ缶収納部、スチール缶収納部、空瓶収納部 の何れかに収納されてしまうというような場合があり、しかも誤作動の原因とも なる虞れがあった。また、従来では、バーコード読取装置にて読取不可能な凹ん だ缶、潰れた缶、汚れの酷い缶等の異物を収納する異物収納部が設けられている にも拘らず、これらを外部へ排出させることで無闇に粉砕させないようにする具 体的な手段が講じられていなかった。
【0004】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、 投入部に対し連続投入される空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶等を粉 砕部で一度に粉砕処理させずに個々に粉砕処理できるようにした空缶・空ペット ボトルの投函信号表示機能と、容器が空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール 缶以外の例えばスプレー缶、ボンベ、グラス、瓶、変形空缶、石、木材等の異物 である場合には、無闇に粉砕させずに外部へ排出させるようにした異物缶・異物 ボトル排出機能とを備えた空缶・空ペットボトル処理装置を提供することを目的 とする。
【0005】
上述した目的を達成するため、本考案にあっては、容器識別位置まで空容器を 移送する機構を備えた投入部2と、投入された空容器が破砕が可能かあるいは不 可能であるかを識別する容器識別部3と、この容器識別部3で識別された破砕不 可能容器である異物ボトル・異物缶を破砕せずにこのまま外部へ排出させる容器 排出部6と、破砕可能な空容器が有色か無色かあるいはスチール材かアルミ材か を判別する容器判別部5と、前記容器識別部3で識別された破砕可能容器をスク ラップチップ状に破砕する破砕部4と、この破砕部4により破砕されたスクラッ プチップを前記容器判別部5の判断に基づいて材質種類別に分離する材質分離部 30と、この材質分離部30を介してスクラップチップを材質種類別に貯蔵する ための有色・スチール積載貯蔵部13および無色・アルミ積載貯蔵部14と、破 砕処理された空容器の数量をカウントしてその数量分のコインを内蔵されたコイ ンフィーダーにより支給するための換銭部10と、投入部2に対し連続投入され る空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶等の空容器を粉砕部で個々別々に 粉砕処理させるように投函待機信号乃至投函許可信号を表示させる空ペットボト ル・空缶の投函信号表示部とを備えたものとしている。 また、前記容器識別部3には、空容器が移送されてきた際に自動的にスキャナ ーによって識別した後、その識別信号に基づいて空容器の受部を左右いずれかに 半回転させて前記破砕部4側または前記容器排出部6側に落下させるための自動 回転送り機構17を設けて構成することができる。 さらに、前記容器識別部3に送り込まれた空容器が空ペットボトル、空アルミ 缶、空スチール缶以外の異物缶・異物ボトルであることをスキャナーで判断し、 センサーが働いて、自動回転送り機構17を駆動し、これら異物を容器排出部6 側に落下させるようにして構成することができる。 そして、前記投入部2の空容器の連続送り込みの状態において、直前に投入さ れた空容器の容器識別部3でのスキャナーによる容器識別状態時には送り込みを 一旦停止させておき、この識別処理が終了すれば、空容器を自動回転送り機構1 7位置に順次移送するようにし、空ペットボトル・空缶の前記投函信号表示部に 次回の投入許可信号を表示させるものとして構成することができる。 また、前記空ペットボトル・空缶の投函信号表示部には、装置本体Pの動作状 態を表示するための状態表示部として、カウンター表示部22、コイン切れ表示 部23、動作不可表示部24、処理中表示部25を含むものとして構成すること ができる。
【0006】 以上のように構成された本考案に係る空缶・空ペットボトル処理装置において 、空ペットボトル・空缶の投函信号表示部は、投入部2に対し連続投入される空 ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶等の空容器を粉砕部で個々別々に粉砕 処理させるように投函待機信号乃至投函許可信号を表示させる。また、容器排出 部6は、容器識別部3で識別された破砕不可能容器である異物ボトル・異物缶を 破砕せずにこのまま外部へ排出させる。このとき、容器識別部3の自動回転送り 機構17は、その識別信号に基づいて空容器の受部を左右いずれかに半回転させ て、空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶の場合は破砕部4側に、また破 砕不可能容器である異物ボトル・異物缶の場合は容器排出部6側に落下させる。
【0007】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明するに、図1乃至図5に示さ れる第1の実施の形態における符号Pは、還元・デポジットシステムに基づき例 えば直径60mmφ〜118mmφ、長さ150mm〜320mmの飲料用の空 ペットボトルを回収すべくこれをリサイクル利用可能なサイズに破砕するための 例えば重量が430kg、外形がW855mm×D885mm×H1890mm の自動販売機サイズでコンパクト化し、使用電源がAC単相100Vまたは20 0V(30A:50Hz/60Hz,起動電流80A,ランプ電力15W)仕様 のものとし、例えば1分間に10本の連続投入破砕処理が可能な空ペットボトル 処理装置本体である。この空ペットボトル処理装置本体Pは、空ペットボトルの 投入、送り込み、容器の識別、破砕、データ処理を行なうための上部ドア11付 きの上部キャビネットP1と、空ペットボトルが有色か無色かのいずれであるか の選別、および破砕物を有色・無色別に貯蔵するための下部ドア12付きの下部 キャビネットP2とから概ね構成してある。尚、20は後述する換銭部10のコ イン取出口、21は終了ボタン、22は投入本数を表示したり、破砕個数を表示 したり、合計換金額を表示したりする液晶パネル等によるカウンター表示部であ る。また、23はコイン切れ表示部、24は動作不可表示部、25は処理中表示 部、26は投入OK表示部であり、共に各種表示をランプ点灯、点滅等にて表示 させるものとしてある。例えば投函OKの場合には、投入OK表示部26の青い ランプが点滅することでユーザーは容器を即投函できるものとしてある。特に装 置本体Pの無人使用のためにランプ表示、本数、合計金額が点滅動作するように する。27は上部ドア11の上部施錠部、28は下部ドア12の下部施錠部であ り、共に周知の自動販売機用ロック機構等を採用してある。また、コイン取出口 20、後述する容器排出部6、上部ドア11、下部ドア12には野外防水カバー 等が取り付けてある。
【0008】 すなわち、具体的には空ペットボトル処理装置本体Pは、図1乃至図4に示す ように、容器を投入するとこれを破砕可能かあるいは破砕不可能であるかを識別 する容器識別位置まで移送する機構を備えた投入部2と、投入された容器が破砕 可能かあるいは破砕不可能であるかを識別する機構を備えた容器識別部3と、容 器識別部で識別された破砕不可能容器である異物ボトルを破砕せずに排出させる 機構を備えた容器排出部6と、破砕可能な空容器が有色か無色かあるいはスチー ル材かアルミ材かを判別する容器判別部5と、前記容器識別部3で識別された破 砕可能容器をリサイクル(再商品化)に最適なサイズの所謂スクラップチップ状 に破砕する破砕部4と、破砕部4上部に配した搬出シュート7と、破砕部4によ り破砕された後のスクラップチップを前記容器判別部5による有色か無色かの判 別情報に基づいて材質種類別に分離する機構を備えた材質分離部30と、破砕部 4により破砕されたスクラップチップを有色か無色かの材質種類別に貯蔵するた めの取出し可能なボックス状の有色積載貯蔵部13および無色積載貯蔵部14と 、装置本体P全体の動作を制御するマイクロコンピュータ等によるRM制御回路 部8と、破砕部4を駆動するためのACモータを制御するACモータ制御回路部 9と、装置本体Pの動作状態を表示するための状態表示部としての前記カウンタ ー表示部22、コイン切れ表示部23、動作不可表示部24、処理中表示部25 、投入OK表示部26と、破砕された容器の数量をカウントしてその数量分のコ イン、すなわち還元・デポジットシステムに基づき売時にペットボトル飲料に上 乗せされた預かり金に相当する金額である例えば1円、5円、10円等を内蔵さ れたコインフィーダー等により支給するための換銭部10とから構成してある。 尚、この換銭部10の換金レートは自由に設定できるようにしてある。また、前 記換銭部10によるコイン支払い機能の他にプリントチケット方式によるものと しても良い。このように本実施の形態は、空ペットボトルの投函信号表示機能と 、異物ボトル排出機能とを備えているのが特徴である。
【0009】 前記投入部2の投函口側には、容器が投入された時に全電源、全機能が稼動す るようにセンサースイッチが設けられ、また投入部2の容器の送り込み左右には 、駆動用モーターのモーター軸に嵌着した弾性体による回転羽根16が取り付け られ、この回転羽根16が回転駆動することにより容器を容器識別位置まで移送 するようにしてある。また、投入部2の上部にも回転羽根が取付けられている。
【0010】 前記容器識別部3には、容器が移送されてきた際に自動的にスキャナーとセン サーとが働いて、容器の受部が左右いずれかに半回転して前記破砕部4側または 前記容器排出部6側に落下させるための自動回転送り機構17が設けてあり、こ の容器識別部3に送り込まれた容器が空ペットボトル以外の例えばスプレー缶、 ボンベ、グラス、瓶、変形空缶、石、木材等の異物であることをスキャナーで判 断し、センサーが働いて、自動回転送り機構17を駆動し、これら異物を容器排 出部6側に落下させることにより無闇に破砕させないようにしてある。このとき 、投入部2の容器の送り込みの状態で、以前に投入された空ペットボトルの容器 識別部3でのスキャナーによる容器識別状態時には、前記回転羽根16の回転は 停止しており、この識別処理が終了すれば、回転羽根16が回転して空ペットボ トルを自動回転送り機構側17に順次移送するようにしてある。また、容器識別 部3のスキャナーにより容器が空ペットボトルであると判断した際には、センサ ーが働いて、自動回転送り機構17を駆動して破砕部4側の搬出シュート7にこ れを落下させるようにしてある。
【0011】 前記破砕部4は、駆動源に直結した回転ドラム18の外周面に複数のディスク 板17が所定の間隔で離間して設けられ、さらにこれらのディスク板17の径方 向外方に突出するように複数突起爪状のカッター歯19がディスク板17円周に 沿って等間隔に設けられ、これらカッター歯19が互いに咬合状態となるように 一対の回転ドラム18が対向配置されている。また、回転ドラム18上側には、 容器が破砕されるときに容器が空転しないように上方から押さえ込むための回転 爪が設けられている。そして、前記搬出シュート7に落下した容器はこの破砕部 4の一対の回転ドラム18間に挟まれ、相互のカッター歯19によりリサイクル (再商品化)に最適な例えばサイズの所謂スクラップチップ状に粉砕処理される ものとしてある。このようにして、空ペットボトルを約15分の1に減容するこ とができ、満載した有色積載貯蔵部13および無色積載貯蔵部14内の各破砕物 は、下部キャビネットP2の下部ドア12を開けてからバキューム車等で吸引回 収し、再商品化工場へ運搬した後、そこでアルミ製錬インゴットやパレット成形 等に加工され、全商品が売却されるのである。
【0012】 前記容器判別部5は、前記容器識別部3により破砕可能であると判断された空 ペットボトルが有色透明であるか無色透明であるかの検知を行なうプラスチック 識別色センサー等の例えばチャンバー方式により、簡易な分別が行なえるように してあり、破砕部4以降の前記材質分離部30にこの分別情報を送ることにより 当該材質分離部30を作動させるようにしてある。
【0013】 前記材質分離部30は、前記容器判別部5から送られた分別情報に基づいて破 砕部4から有色積載貯蔵部13または無色積載貯蔵部14へのいずれかの投入経 路を機械的な動作で形成するようにしてある。すなわち、前記有色積載貯蔵部1 3と無色積載貯蔵部14との間に回動軸を介して左右に揺動可能となるように当 該回動軸より上方へ向けて仕切板を配しておき、プラスチック識別色センサーに より予め検知されている識別情報に基づいてこの仕切板を左右いずれか側に傾倒 配置させ、この仕切板により有色積載貯蔵部13または無色積載貯蔵部14のい ずれかの投入口を遮蔽して破砕部4から有色積載貯蔵部13へ、または破砕部4 から無色積載貯蔵部14へのいずれかの投入経路を形成するようにしてある。こ のとき、空ペットボトルの破砕物の中には99%他の異物が入らないため再生が し易いものとなるのである。
【0014】 前記RM制御回路部8は、容器識別部3でのスキャナーにより投入された容器 が空ペットボトルであると判断した時に信号が送られマイクロコンピューターに よって記録し投入本数をカウントするもので、例えば1本が0円、1円、2円、 5円、10円…というように予めマイクロコンピューターに設定した本数単価を 投入本数に応じて計算し、終了ボタン21を押すことで換金部10のコイン取出 口20から合計された金銭が支払われるようにしてある。
【0015】 尚、RM制御回路部8の制御設定内容は、投入部2の前記投入センサースイッ チ、送り込み制御、前記自動回転送り機構の正逆回転制御、前記容器識別部3の スキャナーの判定、前記容器判別部5のプラスチック識別色センサーの制御、投 入本数の時間・日・月・年換金投入金排出の制御、空ペットボトル本数の日・月 ・年累計制御、作動故障・コイン切れ・モーター全機能の管理、タイマー・外灯 制御、投入表示板(カウント・集計支払金)制御、電光表示制御、容器判別部・ 材質分離部制御、その他電話回線によるデータ送信制御、有色積載貯蔵部13お よび無色積載貯蔵部14内の破砕量の管理・監視制御等がある。
【0016】 次に、本実施の形態の動作の一例を図5に示すフローチャートに基づき説明す れば、先ず、ステップ1にて投入部2に容器が投入された際に、センサースイッ チが働いて全電源がONとなり全機能が稼動する。そして、投入部2の容器の送 り込み左右の回転羽根16が回転駆動することにより容器を容器識別部3の位置 まで移送させ、容器が空ペットボトルであるか否かの識別チェックを行なう(ス テップ2)。このとき、容器が空ペットボトル以外の例えばスプレー缶、ボンベ 、グラス、瓶、変形空缶、石、木材等の異物すなわち処理対象外容器であること をスキャナーで判断した場合、センサーが働いて自動回転送り機構17を駆動し 、これら異物を容器排出部6側に落下排出させる(ステップ3)。一方、ステッ プ4にて容器識別部3のスキャナーにより容器が空ペットボトルであると判断し た際には、同時に容器判別部5のプラスチック識別色センサーにより破砕可能な 空容器が有色か無色かを判別し、容器判別部5での判別情報を材質分離部30へ 送ることにより予め破砕部4から有色積載貯蔵部13または無色積載貯蔵部14 へのいずれかの投入経路を機械的に形成しておく。次いで、センサーが働いて、 自動回転送り機構17を駆動して破砕部4側の搬出シュート7に空ペットボトル を落下させる。次いで、ステップ5にて有色の空ペットボトルが破砕部4で破砕 された後、ステップ6にて材質分離部30で有色透明と無色透明とに分離され、 ステップ7で有色透明の空ペットボトルのスクラップチップが有色積載貯蔵部1 3に貯蔵され、ステップ8にて無色透明の空ペットボトルのスクラップチップが 無色積載貯蔵部14に貯蔵される。順次投入操作に応じてステップ9でステップ 1からステップ8までの各動作が繰り返し行なわれる。一方、投入操作が終われ ばステップ10にて終了ボタン21を押すことにより、ステップ11にて投入容 器の数量分だけの合計金銭が換金部10のコインフィーダーにより移送されコイ ン取出口20から支給されるのである。
【0017】 また、図6乃至図10には第2の実施の形態が示されており、第1の実施の形 態を示した図1と同一の構成部分については同一の符号が付されることでその詳 細な説明は省略されている。この第2の実施の形態にあっては、本考案による装 置をスチール缶・アルミ缶の空缶処理装置として構成したものである。すなわち 、図6乃至図9に示される第2の実施の形態における符号Qは、還元・デポジッ トシステムに基づき例えば直径50mmφ〜84mmφ、長さ70mm〜210 mmの飲料用の空缶を回収すべくこれをリサイクル利用可能なサイズに破砕する ための例えば重量が426kg、外形がW855mm×D885mm×H189 0mm程度の自動販売機サイズでコンパクト化し、使用電源がAC単相100V または200V(30A:50Hz/60Hz,起動電流80A,ランプ電力1 5W)仕様のものとし、例えば1分間に19本の連続投入破砕処理が可能な空缶 処理装置本体である。
【0018】 この空缶処理装置本体Qは、図6乃至図9に示すように、空缶の投入、送り込 み、容器の識別、破砕、データ処理を行なうための上部ドア11付きの上部キャ ビネットQ1と、破砕された空缶がスチール缶かアルミ缶かのいずれであるかの 選別、および破砕物をスチール缶・アルミ缶別に貯蔵するための下部ドア12付 きの下部キャビネットQ2とから概ね構成してある。すなわち、前記容器識別部 3には、容器が移送されてきた際に自動的にスキャナーとセンサーとが働いて、 容器の受部が左右いずれかに半回転して前記破砕部4側または前記容器排出部6 側に落下させるための自動回転送り機構17が設けてあり、この容器識別部3に 送り込まれた容器がスチール缶やアルミ缶以外の例えばスプレー缶、ボンベ、グ ラス、瓶、変形空缶、石、木材等の異物であることをスキャナーで判断し、セン サーが働いて、自動回転送り機構17を駆動し、これら異物を容器排出部6側に 落下させることにより無闇に破砕させずに外出させるようにしてある。また、前 記容器判別部5は、破砕可能な空缶がスチール材かアルミ材かを簡易な金属セン サー、磁気センサー等により判別し、この容器判別部5により判別された情報に 基づき、前記材質分離部30を作動させて空缶をスチール材かアルミ材かの材質 種類別にボックス状のスチール積載貯蔵部13およびアルミ積載貯蔵部14に夫 々貯蔵するようにしてある。このように本実施の形態は、空缶の投函信号表示機 能と、異物缶排出機能とを備えているのが特徴である。
【0019】 次に、本実施の形態の動作の一例を図10に示すフローチャートに基づき説明 すれば、先ず、ステップ1にて投入部2に容器が投入された際に、センサースイ ッチが働いて全電源がONとなり全機能が稼動する。そして、投入部2の容器の 送り込み左右の回転羽根16が回転駆動することにより容器を容器識別部3の位 置まで移送させ、容器がスチール缶やアルミ缶空であるか否かの識別チェックを 行なう(ステップ2)。このとき、容器がスチール缶やアルミ缶空以外の例えば スプレー缶、ボンベ、グラス、瓶、変形空缶、石、木材等の異物すなわち処理対 象外容器であることをスキャナーで判断した場合、センサーが働いて自動回転送 り機構17を駆動し、これら異物を容器排出部6側に落下排出させる(ステップ 3)。一方、ステップ4にて容器識別部3のスキャナーにより容器がスチール缶 やアルミ缶空であると判断した際には、同時に容器判別部5の磁気センサーによ り破砕可能な空容器がスチール缶であるかアルミ缶であるかを判別し、容器判別 部5での判別情報を材質分離部30へ送ることにより予め破砕部4からスチール 積載貯蔵部13またはアルミ積載貯蔵部14へのいずれかの投入経路を機械的に 形成しておく。次いで、センサーが働いて、自動回転送り機構17を駆動して破 砕部4側の搬出シュート7に空缶を落下させる。次いで、ステップ5にて有色の 空ペットボトルが破砕部4で破砕された後、ステップ6にて材質分離部30でス チールとアルミとに分離され、ステップ7でスチール缶のスクラップチップがス チール積載貯蔵部13に貯蔵され、ステップ8にてアルミ缶のスクラップチップ がアルミ積載貯蔵部14に貯蔵される。順次投入操作に応じてステップ9でステ ップ1からステップ8までの各動作が繰り返し行なわれる。一方、投入操作が終 わればステップ10にて終了ボタン21を押すことにより、ステップ11にて投 入容器の数量分だけの合計金銭が換金部10のコインフィーダーにより移送され コイン取出口20から支給されるのである。
【0020】
以上の如く本考案によれば、空缶・空ペットボトルの投函信号表示機能により 、投入部2に対し連続投入される空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶等 を粉砕部4で一度に粉砕処理させずに個々に粉砕処理でき、また異物缶・異物ボ トル排出機能により、空容器が空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶以外 の例えばスプレー缶、ボンベ、グラス、瓶、変形空缶、石、木材等の異物缶・異 物ボトルである場合には、無闇に粉砕させずに外部へ排出させることができ、従 来のように種々の空容器が粉砕部で一度に粉砕処理されるためこれらが分別処理 されずに混在した状態でスクラップ収納部に収納されてしまうというような問題 を解消することができ、しかもスクラップの輸送コストを必要最小限に抑えるこ とができる。
【図1】本考案の第1の実施の形態における空ペットボ
トル処理装置本体の正面図である。
トル処理装置本体の正面図である。
【図2】同じく正面から見た断面図である。
【図3】同じく側面から見た断面図である。
【図4】同じく上側から見た断面図である。
【図5】本考案の第1の実施の形態における空ペットボ
トル処理の動作フローチャートである。
トル処理の動作フローチャートである。
【図6】本考案の第2の実施の形態における空缶処理装
置本体の正面図である。
置本体の正面図である。
【図7】同じく正面から見た断面図である。
【図8】同じく側面から見た断面図である。
【図9】同じく上側から見た断面図である。
【図10】本考案の第2の実施の形態における空缶処理
の動作フローチャートである。
の動作フローチャートである。
P…空ペットボトル処理装置本体 Q…空缶処理装
置本体 P1,Q1…上部キャビネット P2,Q2…下
部キャビネット 2…投入部 3…容器識別部 4…破砕部 5…容器判別部 6…容器排出部 7…搬出シュー
ト 8…RM制御回路部 9…ACモータ
制御回路部 10…換銭部 13,14…積
載貯蔵部 16…回転羽根 17…自動回転
送り機構 20…コイン取出口 21…終了ボタ
ン 26…投入OK表示部 30…材質分離
部
置本体 P1,Q1…上部キャビネット P2,Q2…下
部キャビネット 2…投入部 3…容器識別部 4…破砕部 5…容器判別部 6…容器排出部 7…搬出シュー
ト 8…RM制御回路部 9…ACモータ
制御回路部 10…換銭部 13,14…積
載貯蔵部 16…回転羽根 17…自動回転
送り機構 20…コイン取出口 21…終了ボタ
ン 26…投入OK表示部 30…材質分離
部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 櫻井 光一 群馬県邑楽郡邑楽町大字光善寺316−77
Claims (5)
- 【請求項1】 容器識別位置まで空容器を移送する機構
を備えた投入部と、投入された空容器が破砕が可能かあ
るいは不可能であるかを識別する容器識別部と、この容
器識別部で識別された破砕不可能容器である異物ボトル
・異物缶を破砕せずにこのまま外部へ排出させる容器排
出部と、破砕可能な空容器が有色か無色かあるいはスチ
ール材かアルミ材かを判別する容器判別部と、前記容器
識別部で識別された破砕可能容器をスクラップチップ状
に破砕する破砕部と、この破砕部により破砕されたスク
ラップチップを前記容器判別部の判断に基づいて材質種
類別に分離する材質分離部と、この材質分離部を介して
スクラップチップを材質種類別に貯蔵するための複数の
積載貯蔵部と、破砕処理された空容器の数量をカウント
してその数量分のコインを内蔵されたコインフィーダー
により支給するための換銭部と、投入部に対し連続投入
される空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶等の
空容器を粉砕部で個々別々に粉砕処理させるように投函
待機信号乃至投函許可信号を表示させる空ペットボトル
・空缶の投函信号表示部とを備えたことを特徴とする空
缶・空ペットボトル処理装置。 - 【請求項2】 前記容器識別部には、空容器が移送され
てきた際に自動的にスキャナーによって識別した後、そ
の識別信号に基づいて空容器の受部を左右いずれかに半
回転させて前記破砕部側または前記容器排出部側に落下
させるための自動回転送り機構を有する請求項1記載の
空缶・空ペットボトル処理装置。 - 【請求項3】 前記容器識別部に送り込まれた空容器が
空ペットボトル、空アルミ缶、空スチール缶以外の異物
缶・異物ボトルであることをスキャナーで判断した際
に、自動回転送り機構を駆動させ、これら異物を容器排
出部6側に落下させるようにした請求項1または2記載
の空缶・空ペットボトル処理装置。 - 【請求項4】 前記投入部の空容器の連続送り込みの状
態において、直前に投入された空容器の容器識別部での
スキャナーによる容器識別状態時には送り込みを一旦停
止させておき、この識別処理が終了すれば、空容器を自
動回転送り機構位置に順次移送するようにし、空ペット
ボトル・空缶の前記投函信号表示部に次回の投入許可信
号を表示させるものとした請求項1乃至3のいずれか記
載の空缶・空ペットボトル処理装置。 - 【請求項5】 前記空ペットボトル・空缶の投函信号表
示部には、装置本体の動作状態を表示するための状態表
示部として、カウンター表示部、コイン切れ表示部、動
作不可表示部、処理中表示部を含む請求項1乃至4のい
ずれか記載の空缶・空ペットボトル処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001681U JP3062860U (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 空缶・空ペットボトル処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001681U JP3062860U (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 空缶・空ペットボトル処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062860U true JP3062860U (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=43196590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999001681U Expired - Fee Related JP3062860U (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 空缶・空ペットボトル処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062860U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020189752A (ja) * | 2020-08-11 | 2020-11-26 | 株式会社寺岡精工 | 物品回収装置 |
CN112079004A (zh) * | 2020-07-17 | 2020-12-15 | 兰州理工大学 | 一种饮料瓶自动回收机 |
JP2022019802A (ja) * | 2020-08-11 | 2022-01-27 | 株式会社寺岡精工 | 物品回収装置 |
KR102595679B1 (ko) * | 2023-06-07 | 2023-10-30 | (주)에코센트레 | Ai 기반 재활용 합성수지 폐기물 선별 수거 시스템 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP1999001681U patent/JP3062860U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112079004A (zh) * | 2020-07-17 | 2020-12-15 | 兰州理工大学 | 一种饮料瓶自动回收机 |
CN112079004B (zh) * | 2020-07-17 | 2023-09-05 | 兰州理工大学 | 一种饮料瓶自动回收机 |
JP2020189752A (ja) * | 2020-08-11 | 2020-11-26 | 株式会社寺岡精工 | 物品回収装置 |
JP2022019802A (ja) * | 2020-08-11 | 2022-01-27 | 株式会社寺岡精工 | 物品回収装置 |
KR102595679B1 (ko) * | 2023-06-07 | 2023-10-30 | (주)에코센트레 | Ai 기반 재활용 합성수지 폐기물 선별 수거 시스템 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4573641A (en) | Glass bottle collection and crushing apparatus | |
US5361913A (en) | Reverse bottle vending, crushing and sorting machine | |
US5257741A (en) | Method and apparatus for container redemption and recycling | |
US4653627A (en) | Reverse vending machine | |
US4345679A (en) | Container collection apparatus with electromagnetic sensor and method | |
US4285426A (en) | Container redemption apparatus and process | |
US4492295A (en) | Automated redemption center for metal containers | |
US8851265B2 (en) | Reverse vending machine | |
US5465822A (en) | Commodity densification assembly having a multiple path distribution device | |
US4248389A (en) | Container sorting and handling system | |
EP0585243A1 (en) | Multiple-use commodity collection and storage system | |
US4829428A (en) | Beverage container sorting, accounting, and disposal method with compartmentalized hamper and can crusher | |
EP1179207A1 (en) | Reverse vending machine | |
US4512253A (en) | Apparatus for processing recyclable containers | |
JP2009175789A (ja) | 空容器回収装置 | |
WO2011066839A1 (en) | Reverse vending system for batch registration of used beverage containers | |
US4519307A (en) | Container recycling apparatus using scanning means to read code markings on containers | |
US4558775A (en) | Apparatus for passive analysis of containers to determine acceptability for recycling | |
JP3062860U (ja) | 空缶・空ペットボトル処理装置 | |
US4443697A (en) | System and method for selecting and segregating containers | |
US4510860A (en) | Latching mechanism for manually rotatable carrier in apparatus for processing recyclable containers | |
US5529208A (en) | Jar ticket dispensing apparatus and method | |
JP2002318847A (ja) | リサイクル回収システム | |
CN101006476A (zh) | 自助现金兑换机和方法 | |
US5350120A (en) | Method of crushing a bottle and a glass crushing apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |