JP3062155U - ディスプレ―補助具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 瓶詰めの商品にディスプレー用の補助具を直
接取り付け、特定の商品を消費者に対して直接に視認し
やすい状態とし、さらに、このディスプレー用の補助具
を簡単な構成で簡単に提供できるようにする。 【解決手段】 シート（２）に切り込み（３）を形成し
て、この切り込み（３）を境として、シート（２）の一
方の部分を取り付け用の帯（４）とするとともにシート
（２）の他方の部分を表示体（５）とし、帯（４）およ
び表示体（５）のうち一方をシート（２）の前面方向に
湾曲させ、また他方をシート（２）の背面方向に湾曲さ
せ、切り込み（３）の部分に形成される孔を瓶（７）の
頭部に差し込むことにより、シート（２）を瓶に取り付
け、さらにシート（２）の両縁部分を折り曲げて、シー
ト（２）に剛性を付与する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の技術分野】

この考案は、清酒、ワインや醤油などの瓶詰めの商品を店頭で陳列し、販売促 進の目的で使用するディスプレー用の補助具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

清酒、ワインや醤油などは、店頭の棚などに置かれ、瓶の商標ラベルなどを表 示することによって、消費者に銘柄を目で確認しやすいように陳列される。各種 の商品が一様な状態で陳列されると、外観がほとんど同じであることから、特定 の商品の注目度が低く、特定の商品についての販売促進が有効に働かない。

【０００３】 一方、店頭で、価格表示や銘柄表示などの下げ札や、ポスターなどが用いられ ているが、これらは店頭の商品との対応関係が明確でなく、特定の商品を直接消 費者に認識させる手段として機能的に充分でない。

【０００４】

【考案の目的】

この考案の目的は、瓶詰めの商品にディスプレー用の補助具を直接取り付け、 特定の商品を消費者に対して直接に視認しやすい状態とし、さらに、このディス プレー用の補助具を簡単な構成で簡単に提供できるようにすることである。

【０００５】

【考案の解決手段】

上記の目的のもとに、この考案は、ディスプレー補助具（１）において、シー ト（２）に切り込み（３）を形成して、この切り込み（３）を境として、シート （２）の一方の部分を取り付け用の帯（４）とするとともに、シート（２）の他 方の部分を表示体（５）とし、帯（４）および表示体（５）のうち一方をシート （２）の前面方向に湾曲させ、また他方をシート（２）の背面方向に湾曲させ、 切り込み（３）の部分に形成される孔を瓶の頭部に差し込むことにより、シート （２）を瓶に取り付け、さらに、必要に応じて、シート（２）の両縁部分を折り 曲げて、シート（２）に剛性を付与するようにしている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１ないし図３は、この考案のディスプレー補助具１を示している。ディスプ レー補助具１は、プラスチックシートまたは厚紙などを適当な形状例えば台形状 に裁断したシート２によって構成されている。シート２の裁断時に、下辺に平行 な切り込み３が形成され、この切り込み３を境として、シート２の一方の下部分 に、取り付け用の帯４が形成され、またシート２の他方の上部分に表示体５が形 成される。また必要に応じ、左右の斜めの辺に沿いかつ切り込み３の端部に、折 り曲げ線６が形成される。

【０００７】 そして、このディスプレー補助具１の使用時に、利用者は、帯４および表示体 ５のうち一方例えば帯４を前面方向に湾曲させ、また他方の表示体５を背面方向 に湾曲させることによって、切り込み３の部分に孔を形成し、この孔の部分を清 酒、ワインや醤油の瓶７の頭部に差し込む。このようにすると、帯４および表示 体５は、瓶７の肩の部分を挟み込んで、摩擦的に係止されるため、ディスプレー 補助具１は、瓶７の頭部に安定な状態で取り付けられる。

【０００８】 この取り付け状態で、瓶７の頭部は、大きな面積の表示体５を持つことになる ため、店頭で視認しやすい状態となっている。もちろん、帯４や表示体５は、注 目しやすい色として着色し、またその表面や背面に販売促進のための標語、その 商品の商標、その他の発売情報などを記載する。

【０００９】 さらに、必要に応じ、折り曲げ線６に沿って、シート２の端縁部を例えば背面 方向に折り曲げると、瓶７の外周面に沿って湾曲しているシート２の両端縁部に 稜線が形成されるため、全体として、表示体５の剛性が高まるため、シート２が 薄いプラスチックシートや厚紙であっても、自重で前後に折り曲がることなく、 所定の姿勢を維持する。しかも、ディスプレー補助具１に立体観が付与され、そ の体裁がよくなる。

【００１０】 なお通常、帯４を前側とし、表示体５を後側とすることにより、瓶７の頭部が 表示体５を背景として視認できる状態となるため好ましい態様であるが、表示体 ５を前面とし、帯４を背面側に位置させることもできる。また、シート２を透明 なプラスチックシートなどにより構成し、不透明、半透明あるいは蛍光性の印刷 インクなどによって印刷すれば、印刷面でない部分のみを透明な状態とすること もできる。

【００１１】

【考案の効果】

この考案によれば、瓶の頭部に視認しやすい形態のディスプレー補助具が簡単 に取り付けられ、その商品が店頭で強調できるため、販売促進の目的が充分に達 成できること、またプラスチックシートまたは厚紙の裁断と切り込みによって、 簡単に製作できるため、ディスプレー補助具が安価に提供できること、また瓶に 対しディスプレー補助具を取り付けた状態で、ディスプレー補助具が立体的な形 態となり、瓶の頭部に簡単に取り付けられるため、取り扱いも容易であり、簡易 な販売促進用のディスプレー補助具として適切であること、などの効果が得られ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のディスプレー補助具を瓶詰め商品の
瓶の頭部に取り付けた状態の正面図である。

【図２】この考案のディスプレー補助具を瓶詰め商品の
瓶の頭部に取り付けた状態の側面図である。

【図３】この考案のディスプレー補助具を瓶詰め商品の
瓶の頭部に取り付けた状態の平面図である。

【符号の説明】

１ ディスプレー補助具 ２ シート ３ 切り込み ４ 取り付け用の帯 ５ 表示体 ６ 折り曲げ線 ７ 瓶

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シート（２）に切り込み（３）を形成し
   て、この切り込み（３）を境として、シート（２）の一
   方の部分を取り付け用の帯（４）とするとともに、シー
   ト（２）の他方の部分を表示体（５）とし、帯（４）お
   よび表示体（５）のうち一方をシート（２）の前面方向
   に湾曲させ、また他方をシート（２）の背面方向に湾曲
   させ、切り込み（３）の部分に形成される孔を瓶の頭部
   に差し込むことにより、シート（２）を瓶に取り付ける
   ことを特徴とするディスプレー補助具（１）。
2. 【請求項２】 シート（２）に切り込み（３）を形成し
   て、この切り込み（３）を境として、シート（２）の一
   方の部分を取り付け用の帯（４）とするとともに、シー
   ト（２）の他方の部分を表示体（５）とし、帯（４）お
   よび表示体（５）のうち一方をシート（２）の前面方向
   に湾曲させ、また他方をシート（２）の背面方向に湾曲
   させ、切り込み（３）の部分に形成される孔を瓶の頭部
   に差し込むことにより、シート（２）を瓶に取り付け、
   さらにシート（２）の両縁部分を折り曲げて、シート
   （２）に剛性を付与することを特徴とするディスプレー
   補助具（１）。