JP3062111B2 - 印刷処理方式およびその印刷処理方法 - Google Patents

印刷処理方式およびその印刷処理方法

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JP3062111B2
JP3062111B2 JP9080838A JP8083897A JP3062111B2 JP 3062111 B2 JP3062111 B2 JP 3062111B2 JP 9080838 A JP9080838 A JP 9080838A JP 8083897 A JP8083897 A JP 8083897A JP 3062111 B2 JP3062111 B2 JP 3062111B2
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和美 大園
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷処理方式および
その印刷処理方法に関し、特に住所録データに従って、
はがき、封筒および宛名ラベル等に宛名データおよび差
出人データ等を、自動的にレイアウトして印刷する印刷
処理方式およびその印刷処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷処理方式およびその印刷処理
方法においては、例えば、印刷対象を“はがき”とする
場合の印刷処理方法においては、宛先住所、宛先氏名、
差出人住所、差出人氏名などの各印刷データの印刷領域
が、予め各項目ごとに“はがき”の印刷面上に設定され
ており、ユーザーとしては、各項目ごとに、印刷データ
を入力するだけの操作により、自動的に当該印刷データ
が、所定領域に印刷されるように機能しているのが一般
的である。また、最近においては、印字文字サイズにつ
いても、“氏名>住所>会社/マンション名>所属/肩
書”に対する印刷条件を満足させ、且つバランスが見栄
よくなるように定められた表から文字サイズを決定する
方法が、「印刷処理方法:特開平8−87494号公
報」において開示されている。この印刷処理方法によれ
ば、各印刷領域の文字サイズは、文字数によって、複数
段階に分けられており、この中で、最も小さい文字サイ
ズを求めて、その文字サイズ・グループに対応して、そ
れぞれの印刷領域のデータの印字が行われている。例え
ば“はがき”を印刷の対象とする場合には、印刷領域の
文字サイズは、文字数によって、「大」、「中」および
「小」の3段階に分けられており、この中で、最も小さ
い文字サイズを求めて、その文字サイズ・グループに対
応して、それぞれの印刷領域のデータの印字が行われ
る。従って、印刷する印刷領域の大きさおよび当該印刷
領域に印刷する宛名データの文字数に基づいて、各印刷
領域の印刷文字サイズが連動して決定されるために、各
印刷領域の文字サイズとしては、全体の文字配置バラン
スを考慮した宛名印刷が可能になるものとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印刷処
理方法(特開平8−87494号公報)においては、例
えば、印刷の対象が“はがき”であり、各印刷領域にお
ける文字サイズが「大」、「中」および「小」の3段階
の場合には、住所領域の最大文字サイズ・グループが
「小」であると評価され、他の印刷領域が全て「大」で
あると評価された場合に、最終文字サイズ・グループは
「小」となり、上記の「大」であると評価された印刷領
域が、全て「小」の評価に変更されてしまうことにな
る。これにより、当該印刷領域としては「大」としての
印字が可能であるにもかかわらず、「小」として印字さ
れる結果となり、印字領域に無駄な余白が発生して、
“はがき”全体としての印刷の文字配置バランスが損わ
れてしまうという欠点がある。
【0004】また、前述のように、各印刷領域における
印字サイズが、印刷領域の大きさおよび当該印刷領域に
印刷するデータの文字数に基づいて、連動して決定され
るために、例えば、文字サイズが3段階の“はがき”の
場合に、住所が13文字、会社名が15文字、所属/肩
書が18文字、氏名が9文字である場合には、最終文字
サイズ・グループは「大」の評価となるが、住所に1文
字追加して14文字にすると、最終文字サイズ・グルー
プは「中」となり、住所に1文字を追加するか否かによ
って、全領域の文字サイズが「大」から「中」に極端に
変わってしまうことになり、これにより、「大」から
「中」に変えられた印刷領域内には、無駄な余白が発生
して、“はがき”の印刷面全体としての文字配置バラン
スが損われるという欠点がある。
【0005】更に、上記の例のように、当該印刷処理方
法が“はがき”に適用される場合には、文字サイズが3
段階という少ない段階のパターンに限定されているため
に、印刷領域内の文字が1文字増えるか否かによって、
上述の条件の場合と同様に、印字文字サイズが極端に変
化することになり、印刷領域内には無駄な余白が発生し
て、印刷面の文字配置バランスが損われるという欠点が
ある。
【0006】本発明の目的は、例えば“はがき”印刷に
対応する場合には、各印刷領域における初期座標テーブ
ルと、各印刷領域に対するレイアウト情報テーブルとを
設けることにより、“はがき”1枚ごとに、最初に各印
刷領域を初期状態に設定し、差出人氏名、差出人住所、
宛先氏名および宛先住所のように、“はがき”の左側領
域から順番に、前記レイアウト情報テーブルを参照する
ことにより、領域拡大、文字サイズ算出、印刷領域内へ
の配置、印刷領域縮小の処理手順を繰返して行うことに
より、印刷領域における無駄な余白領域の再利用を図
り、“はがき”全体のスペースを十分有効に活用した文
字配置バランスの良い印刷を行うことのできる印刷処理
方式およびその印刷処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の印刷処理方
式は、はがき、封筒および宛名ラベル等を含む印刷対象
の印刷面に、宛名データおよび差出人データ等をレイア
ウトして印刷する印刷処理方式において、印刷処理の実
行に対する機能キーおよびカーソルキー等を含むキーボ
ードにより形成される入力部、ならびに当該入力部を介
して入力される各種情報を統括制御して出力する入力制
御部と、印刷処理の実行に必要な各種の情報を表示する
表示部、ならびに当該表示部の表示動作を制御する表示
制御部と、所定の印刷データを前記印刷面に印刷する印
刷部、ならびに当該印刷部に対する動作制御を行う印刷
制御部と、前記印刷面全体のスペースをフルに活用した
文字配置バランスの良い印刷を実現するために、所定の
演算処理を介して宛名データおよび差出人データ等に対
応する各印刷領域の配置関係、および当該各印刷領域内
の印字文字サイズ等を規定するレイアウト処理部と、前
記はがき、封筒および宛名ラベル等を含む印刷対象の種
類に関する情報を格納する印刷対象種類テーブル、各印
刷対象の印刷面における前記宛名データおよび差出人デ
ータ等に対する各印刷領域の初期座標に関する情報を格
納する初期座標テーブル、当該各印刷領域における基本
印字文字サイズに関する情報を格納する基本サイズテー
ブル、各印刷領域のレイアウトに関する情報を格納する
レイアウト情報テーブル、前記宛名データを格納する宛
名データ記憶部ならびに前記差出人データを格納する差
出人データ記憶部、および各印刷対象ごとに必要とされ
る各領域座標、印字文字サイズ、宛名データ、差出人デ
ータ等に関する印刷情報を格納する印刷情報記憶部を内
蔵するメモリ部と、前記入力制御部、表示制御部、印刷
制御部、レイアウト制御部およびメモリ部の動作機能を
統括制御する全体制御部と、を少なくとも備えて構成さ
れ、印刷対象の印刷面に各印刷領域座標を初期状態に設
定し、レイアウト情報を参照して、印刷領域の拡大、文
字サイズの算出、印刷領域に対する配置および印刷領域
の縮小等の処理を繰返すことにより、印刷領域内におけ
る無駄な余白を再利用し、印刷面全体のスペースを有効
活用して形成される印字バランスの良い印刷面を実現す
ることを特徴としている。
【0008】また第2の発明の印刷処理方法は、はが
き、封筒および宛名ラベル等を含む印刷対象の印刷面
に、宛名データおよび差出人データ等をレイアウトして
印刷する印刷処理方法において、宛名印刷指示により、
前記はがき、封筒および宛名ラベル等を含む印刷対象を
選別指定し、その用途種類を選択する第1のステップ
と、宛名印刷領域における座標テーブルを初期状態に設
定する第2のステップと、印刷する宛名データの情報
を、当該宛名データを格納するバッファより読み出して
セットするとともに、当該宛名データに付加されている
差出人情報を確認する第3のステップと、前記第3のス
テップにおいて取得された差出人情報より差出人データ
を変更するか否かを判別する第4のステップと、前記第
4のステップにおいて差出人データを変更する場合に
は、差出人印刷領域における座標テーブルを初期状態に
設定する第5のステップと、印刷する差出人データの情
報を、当該差出人データを格納するバッファより読み出
してセットする第6のステップと、前記第4のステップ
において取得された差出人データを変更しない場合、ま
たは前記第6のステップに続いて、印字すべき差出人デ
ータおよび宛名データを、所定のレイアウト処理により
所定位置に配置する際に、このレイアウト処理が、印刷
領域の拡大方向、文字サイズ算出方法、文字列の配置方
法および印刷領域の縮小方向が、少なくとも差出人氏
名、差出人住所、宛先氏名および宛先住所ごとに、それ
ぞれ整理されて保持されているテーブルを参照して、印
刷面の左側の領域より順に、領域拡大、文字サイズ算
出、領域内に対する配置および領域縮小を繰返すことに
より、各領域の配置、各領域内の文字列の配置を規定す
第7のステップと、前記第7のステップにおいて指定
されたレイアウト位置に、差出人データおよび宛名デー
タを印字印刷する第8のステップと、第8のステップに
よる印刷後において、残余の印刷用紙面の存在の有無を
判別する第9のステップと、を少なくとも有し、前記第
9のステップにおいて、残余の印刷用紙面が存在しない
場合には、印刷処理は全て終了し、また、残余の印刷用
紙面が存在する場合には、第2のステップに戻り、再度
当該第2のステップ以降の処理ステップを実行して、前
記印刷用紙面がなくなるまで継続して処理を実行するこ
とを特徴とする。
【0009】
【0010】また、前記第7のステップの前記文字サイ
ズ算出方法における算出手順としては、各印刷領域ごと
に、行方向の基本文字サイズDSxおよび基本行間DK
xと、列方向の基本文字サイスDSyおよび基本文字間
DKyと、文字サイズ最大値MSの値とを含むテーブル
を参照して、行方向に対する配置方法が、文字サイズS
xと行間Kxとの割合が常に一定となる比率配置であ
り、列方向に対する配置方法が、文字サイズSyと文字
間Kyとの割合が常に一定となる比率配置である場合に
は、「DSx:DKx=Sx:Kx」、「DSy:DK
y=Sy:Ky」および「Sx=Sy≦MS」の3条件
を満たすSx、Sy、KxおよびKyを計算により求
め、一方において、行方向に対する配置方法が、文字サ
イズSxと行間Kxとの割合が常に一定となる比率配置
であり、列方向に対する配置方法が、領域内に文字列を
均等に配置する均等配置である場合には、「DSx:D
Kx=Sx:Kx」および「Sx=Sy≦MS」の2条
件を満たすSx、Sy、Kxおよび均等に配置するため
のKyを計算により求めるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0012】図1は本発明の1実施形態を示すブロック
図であり、“はがき”印刷を対象とする自動印刷処理装
置の1実施形態が示されている。図1に示されるよう
に、本実施形態は、印刷処理を総合的に制御する全体制
御部10と、“はがき”印刷に対応する各種機能キー、
およびカーソル位置を指示するカーソルキー等を備えた
キーボードにより形成される入力部11と、当該入力部
11により入力される各種情報を制御する入力制御部1
2と、印刷処理に関する各種の情報を表示するディスプ
レイとして形成される表示部13と、当該表示部13の
表示動作を制御する表示制御部14と、各種の印刷デー
タを“はがき”に印刷する印刷部15と、当該印刷部1
5に対する動作制御を行う印刷制御部16と、“はが
き”印刷面全体のスペースをフルに活用した文字配置バ
ランスの良い印刷を実現するために、各印刷領域の配置
関係および各印刷領域内の印字文字サイズ等を決定付け
るレイアウト処理部17と、はがき種類テーブル19、
領域初期座標テーブル20、基本サイズテーブル21、
レイアウト情報テーブル22、宛名データ記憶部23、
差出人データ記憶部24および印刷情報記憶部25を内
蔵するメモリ部18とを備えて構成される。
【0013】メモリ部18内の“はがき”種類テーブル
19には、“はがき”の種類(官製/私製、年賀、暑中
見舞、封筒、宛名ラベルなど)の情報が格納され、領域
初期座標テーブル20には、図2に示されるように、各
印刷領域における始点・終点の初期座標が、“はがき”
種類テーブル19に格納されている“はがき”の種類数
だけ格納されており、基本サイズテーブル21には、図
6に示されるように、各印刷領域に対する行方向の基本
文字サイズDSx、列方向の基本文字サイズDSy、基
本行間DKx、基本文字間DKy、文字サイズ最大値M
S等の値が格納されている。また、レイアウト情報テー
ブル22には、図5に示されるように、各印刷領域に対
する領域拡大方向、文字サイズ算出方法、文字列の配置
方法、領域縮小方向等を含む情報が格納され、宛名デー
タ記憶部23および差出人データ記憶部24には、それ
ぞれユーザーにより入力された宛名データおよび差出人
データが格納されており、印刷情報記憶部25には、
“はがき”1枚を印刷するために必要な情報(各印刷領
域座標、印字文字サイズ、宛名データ、差出人データな
ど)が格納されている。
【0014】上述したように、図2は、領域初期座標テ
ーブル20に格納されている、各印刷領域における始点
・終点の初期座標を示す図であり、当該初期座標により
指定される、宛先住所を印刷するF1 領域、宛先氏名を
印刷するF2 領域、差出人住所を印刷するF3 領域およ
び差出人氏名を印刷するF4 領域が区分されて示されて
いる。これらの各領域サイズは、下記の〔表1〕に示さ
れるとうりである。
【0015】〔表1〕 F1 領域:横324ドット×縦1627ドット F2 領域:横563ドット×縦1498ドット F3 領域:横180ドット×縦1080ドット F4 領域:横180ドット×縦900ドット また、下記の〔表2〕に示されるデータは、住所録文書
の内容例であり、宛先データおよび差出人データが示さ
れている。
【0016】〔表2〕 (宛先データ) 郵便番号:123−45 住所1 :神奈川県川崎市中原区小杉町X−XX 住所2 : NEC小杉ビル5F 氏名1 :文豪 五郎 敬称 :様 (差出人データ) 郵便番号:123−45 住所1 :神奈川県川崎市中原区小杉町X−XX 住所2 : NEC小杉ビル3F 氏名1 :日電 太郎 また、図3は、官製はがきに、上記の住所録文書を印刷
した場合の例が示されており、図4には、はがき宛名印
刷制御の処理手順を含むフローチャートが示されてい
る。図5には、レイアウト処理時に参照する、前記レイ
アウト情報テーブル22の内容の1例が示されており、
図6には、印刷文字サイズ算出時に参照する基本サイズ
テーブル21の内容の1例が示され、図7には、レイア
ウト処理部17において、各印刷領域の行方向の文字サ
イズSx、列方向の文字サイズSy、行間Kxおよび文
字間Kyを算出する際の条件式が纏めて示されている。
また、図8は、レイアウト処理部17において、各印刷
領域の行方向の文字サイズSx、列方向の文字サイズS
y、行間Kx、文字間Ky、行方向の余白Mxおよび列
方向の余白Myを算出する際の処理手順を含むフローチ
ャートであり、図9には、前記〔宛先データ〕の住所1
の印刷領域(図2のF1 領域)および氏名1の印刷領域
(図2のF2 領域)について、上記図8のフローチャー
トに従って求められた、前記文字サイズSxおよびS
y、行間Kx、文字間Ky、余白MxおよびMyの配置
関係が示されている。
【0017】更に、図10(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)および(f)には、レイアウト処理部1
7において、文字列を印刷領域内に配置する仕方と、印
刷領域を縮小する方向とが示されている。図10(a)
および(d)は、文字列を左揃えで配置して、左方向に
印刷領域を余白(2Mx)分だけ縮小する処理内容を示
しており、図10(b)および(e)は、文字列を中央
揃えで配置して、両方向から印刷領域を、それぞれ余白
(Mx)分だけ縮小する処理内容を示し、図10(c)
および(f)は、文字列を右揃えで配置して、右方向に
印刷領域を余白(2Mx)分だけ縮小する処理内容を示
している。
【0018】また、図11(a)、(b)、(c)およ
び(d)、図12(a)、(b)、(c)および
(d)、図13(a)、(b)、(c)および(d)
は、レイアウト処理部17における、印刷領域の拡大、
文字サイズ算出、印刷領域内に対する配置、および印刷
領域の縮小等の処理の流れに対応する印刷文字の配置関
係図である。図11(a)は、差出人氏名領域を印刷可
能範囲まで左に拡大する場合の配置図、図11(b)
は、差出人氏名領域に文字列を左揃えで配置する場合の
配置図、図11(c)は、差出人氏名領域を左に縮小す
る場合の配置図、図11(d)は、差出人住所領域を、
当該差出人氏名領域との境界まで左に拡大する場合の配
置図である。図12(a)は、差出人住所領域に文字列
を左揃えで配置する場合の配置図、図12(b)は、差
出人住所領域を左に縮小する場合の配置図、図12
(c)は、宛先氏名領域を左側は差出人住所との境界ま
で、右側は宛先住所との境界まで左右対称に拡大する場
合の配置図、図12(d)は、宛名氏名領域に文字列を
中央揃えで配置する場合の配置図である。図13(a)
は、宛先氏名領域を左右対称に縮小する場合の配置図、
図13(b)は、図13(a)に対して、宛先住所領域
を左側は宛先氏名との境界まで、右側は印刷可能範囲ま
で左右対称に拡大する場合の配置図、図13(c)は、
図13(b)に対して、宛先住所を中央揃えで配置する
場合の配置図、図13(d)は、図13(c)に対し
て、宛先住所領域を左右対称に縮小する場合の配置図で
ある。
【0019】次に、図14(a)は、宛名データ記憶部
23に格納されているデータ・リストの構成内容を示
し、図14(b)は、差出人データ記憶部24に格納さ
れているデータ・リストの構成内容を示しており、宛名
データ記憶部23のデータ・リストにおける差出人情報
欄の数字情報は、差出人データ記憶部24のデータ・リ
ストの番号欄の数字情報が対応して格納されている。即
ち、図14の例においては、差出人の日電太郎(番号
“1”)に対応する宛先名は、文豪五郎(番号“1”)
および文豪花子(番号“2”)であり、これらの宛先名
に対応する差出人情報欄には、日電太郎の番号“1”
が、差出人情報として宛名データ記憶部23に格納され
ている。
【0020】図15および図16は、本発明による印字
結果を示す図であり、図15(a)は、エコーはがきに
縦書きした場合の印字例であり、図15(b)は、年賀
はがきに縦書きした場合の印字例である。また、図16
(a)は、官製はがきに縦書きで肩書(会社名・所属)
を追加した場合の印字例であり、図16(b)は、エコ
ーはがきに横書きした場合の印字例である。更に、図1
7は、本発明により印字した場合と、同一データを従来
技術により印字した場合の印字結果比較例であり、図1
7(a)には、本発明による印字結果が示されており、
図17(b)には、従来技術による印字結果が示されて
いる。
【0021】一般に、宛名を印刷する場合には、はがき
(官製、年賀、エコー)、封筒および宛名ラベルなどの
色々の場合があり、また印刷方向にしても縦書き、横書
きという場合があるが、本発明の実施形態の説明におい
ては、適用例として、宛名を官製はがきに縦書きに印刷
する場合を例とし、図2に示されるように領域初期座標
データを規定して、前述した〔表2〕の宛先データおよ
び差出人データを“はがき”に印字した図3の印字例を
対象として説明するものとする。
【0022】図4は、全体制御部10において行われる
“はがき”に対する宛名印刷の印刷処理手順全体のフロ
ーチャートを示す図である。図4において、先ず、ユー
ザーにより、入力部11から“はがき”に対する宛名印
刷が指示されると、これを受けて、全体制御部10の制
御作用により、はがき種類テーブル19より官製はが
き、年賀はがきおよびエコーはがき等の印刷可能な“は
がき”の種類情報が取得され、表示部13には、はがき
種類情報の選択画面が表示される。本実施形態において
は、官製はがきを例としているので、この表示画面に対
応して、ユーザーにより、入力部11から「官製はが
き」の指示が出されると、これを受けた全体制御部10
の制御作用により、当該はがき種類情報は印刷情報記憶
部25に格納され(ステップ101)、領域初期座標テ
ーブル20より、図2に示されるような官製はがきの宛
名領域の初期座標テーブルが取得されて、印刷情報記憶
部25に格納されて、宛名領域の座標テーブルが初期化
される(ステップ102)。
【0023】次に、全体制御部10により、宛名データ
記憶部23より印刷する宛名データと当該宛名データに
付加する差出人情報が取得されて、印刷情報記憶部25
に格納される(ステップ103)。そして、全体制御部
10により、前記ステップ103において取得された差
出人情報の変更有無の確認判定が行われて(ステップ1
04)、当該判定結果により、差出人に変更がある場合
には、領域初期座標テーブル20より、図2に示される
ような官製はがきの差出人領域の初期座標テーブルが取
得されて印刷情報記憶部25に格納され、差出人領域の
座標テーブルが初期化される(ステップ105)。更
に、指定された差出人データも差出人データ記憶部24
より取得されて、印刷情報記憶部25に格納され、差出
人データがセットされる(ステップ106)。次いで、
全体制御部10により、基本サイズテーブル21から
は、図6に示されるような各印刷領域に対応する基本サ
イズ情報が取得され、レイアウト情報テーブル22から
は、図5に示されるような各印刷領域に対応するレイア
ウト情報が取得されるとともに、印刷情報記憶部25に
格納されている印刷情報も取得されて、レイアウト処理
部17に対して、印字する“はがき”のレイアウト処理
の実行が指示される。
【0024】このレイアウト処理の指示を受けて、レイ
アウト処理部17により、差出人氏名、差出人住所、宛
先氏名および宛先住所のように“はがき”の左側の領域
から順番に、レイアウト情報テーブル22を参照して、
図11(a)〜(d)、図12(a)〜(d)、図13
(a)〜(d)に示されるように、領域拡大、文字サイ
ズ算出、領域内に対する配置、領域縮小等の処理が繰返
して行われて、印刷領域間および印刷領域内の無駄な余
白が再利用され、“はがき”全体のスペースをフルに活
用した領域の配置、または領域内の印字文字サイズ、行
間、文字間および余白などが決定されて、その結果が印
刷情報記憶部25に格納される(ステップ107)。な
お、前記ステップ104の確認判定において、差出人に
変更がない場合には、ステップ105およびステップ1
06がスキップされて、上記ステップ107のレイアウ
ト処理に移行するが、印刷開始直後における最初の印刷
カードだけは、差出人変更の有無にかかわらず、ステッ
プ105およびステップ106の処理が行われる。
【0025】また、以上の処理手順において、差出人変
更が指示されていない場合には、差出人氏名および差出
人住所のレイアウト処理はスキップされるものとし、こ
れらの各領域における文字サイズ算出方法については、
後記において説明するものとする。そして、最後に、全
体処理部10により、印刷情報記憶部25に格納されて
いる印刷情報に基づいて、“はがき”1枚分のイメージ
展開が行われて印刷部15に送られ、“はがき”に対し
て宛名の印刷が行われる(ステップ108)。以上の処
理手順により1件の宛名データの印刷が完了する。この
1件の宛名データの印刷完了後に、全体制御部10によ
り、宛名データ記憶部23の宛名データ情報を参照し
て、次に印刷する宛名データがあるか否かが判定され
(ステップ109)、印刷する宛名データが存在する場
合には、ステップ102以降の処理手順が再度繰返して
行われる。また、ステップ109において、印刷する宛
名データが存在しない場合には印刷処理は終了する。こ
のような印刷処理手順により、前記〔宛先データ〕およ
び〔差出人データ〕を含む入力データが、図3に示され
るように印刷される。
【0026】次に、本発明による文字サイズ算出処理の
手順について説明する。図2および図6と、〔表1〕お
よび〔表2〕を参照して情報を整理すると、下記の〔表
3〕のように表わされる。
【0027】 〔表3〕 宛先住所:「神奈川県川崎市中原区小杉町X−XX NEC小杉ビル5F 」 領域幅X: 324ドット 領域幅Y: 1627ドット 行数L: 2行 文字数C: 17文字 基本文字サイズDSx: 60ドット 基本文字サイズDSy: 60ドット 基本行間DKx: 2ドット 基本文字間DKy: 1ドット 文字サイズ最大値MS: 160ドット 以下においては、これらのデータ数値を基にして、図8
に示される印字文字サイズ算出処理手順のフローチャー
トを参照し、その算出式の内容について説明する。な
お、下記の説明において使用される記号は〔表4〕に示
される記号によるものとする。
【0028】〔表4〕 X:領域の横幅 Y:領域の縦幅 L:行数 C:1行の文字数 DSx:基本文字サイズ(X) DSy:基本文字サイズ(Y) DKx:基本行間 DKy:基本文字間 MS:最大文字サイズ Sx:求める文字サイズ(X) Sy:求める文字ザイズ(Y) Kx:求める行間 Ky:求める文字間 Mx:求める余白(X) My:求める余白(Y) 図8において、先ず、次式により、求める文字サイズS
xを算出する(ステップ201)。
【0029】 Sx=(X×DSx)/{(L−1)×DKx+L×DSx} =(324×60)/{(2−1)×2+2×60} =159.3 次に、SxとMSの大きさの判定を行い(ステップ20
2)、Sx>MSではないから、ステップ203をスキ
ップして、次式により、求める行間Kxを算出する(ス
テップ204)。
【0030】 Kx=(Sx×DKx)/DSx =(159×2)/60 =5.3 Mx={X−L×Sx−(L−1)×Kx}/2 ={324−2×159−(2−1)×5}/2 =0.5 なお、ステップ202において、Sx>MSである場合
には、MS→Sxとして(ステップ203)、ステップ
204における算出が行われる。次いで、比率配置であ
るか否かの判定を行い(ステップ205)、この場合に
は、列方向においては比率配置となるので、次式によ
り、求める文字サイズSy、文字間Kyおよび余白My
を算出する(ステップ206) Sy=(Y×DSy)/{(C−1)×DKy+C×DSy} =(1627×60)/{(17−1)×1+17×60} =94.2 Ky=(Sy×DKy)/DSy =(94×1)/60 =1.5 My=0 なお、ステップ205において、比率配置でない場合に
は、ステップ207に移行して、ステップン206の演
算式とは異なる次式により、上記の、求める文字サイズ
Sy、文字間Kyおよび余白Myを算出する。この場合
においては、上述のように、列方向が比率配置であるた
め、ステップ206の算出式により、文字サイズSy、
文字間Kyおよび余白Myが算出される。次に、Sxと
Syの大きさの判定を行い(ステップ208)、Sx>
Syであるから、Sy→Sxとして(ステップ21
0)、次式により、求める行間Kxおよび余白Mxを算
出する(ステップ213)。
【0031】 Kx=(Sx×DKx)/DSx =(123×2)/60 =4.1 Mx={X−L×Sx−(L−1)×Kx}/2 ={324−2×94−(2−1)×4}/2 =66 なお、前記ステップ208において、Sx>Syでない
場合には、ステップ209に移行して、SxとSyの大
きさの判定を再度行い、Sx<Syである場合には、S
x→Syとして(ステップ211)、比率配置であるか
否かの判定を行い(ステップ212)、ステップ212
において比率配置と判定される場合にはステップ214
に移行し、比率配置ではないと判定される場合には、ス
テップ215に移行する。なお、ステップ209におい
て、Sx<Syでない場合には、算出処理は終了とな
る。この例においては、ステップ208以降、ステップ
210を介して、ステップ213において算出処理を行
うことにより、対応する算出処理は全て終了する。な
お、この場合における求めんとする各数値は、次記のと
うりである。
【0032】 文字サイズSx(Sy): 94ドット 行間Kx: 4ドット 文字間Ky: 1ドット 余白Mx: 66ドット 余白My: 0ドット 次に、図2および図6と、〔表1〕および〔表2〕を参
照して、宛先氏名領域についての情報を纏めて整理する
と、下記の〔表5〕のようになる。
【0033】〔表5〕 宛先氏名:「文豪 五郎様」 領域幅X: 563ドット 領域幅Y: 1498ドット 行数L: 1行 文字数C: 6文字 基本文字サイズDSx: 60ドット 基本文字サイズDSy: 60ドット 基本行間DKx: 6ドット 基本文字間DKy: 8ドット 文字サイズ最大値MS: 200ドット 以下においては、上記〔表5〕の各データの数値を基に
して、図8に示される印字文字サイズ算出処理手順のフ
ローチャートを参照し、その算出式の内容について説明
する。
【0034】図8において、前述の場合と同様に、次式
により、求める文字サイズSxを算出する(ステップ2
01)。
【0035】 Sx=(X×DSx)/{(L−1)×DKx+L×DSx} =(563×60)/{(1−1)×8+1×60} =563 次に、SxとMSの大きさの判定を行い(ステップ20
2)、Sx>MSであるから、MS→Sxとして(ステ
ップ203)、次式により、求める行間Kxを算出する
(ステップ204)。
【0036】 Kx=(Sx×DKx)/DSx =(200×6)/60 =20 Mx={X−L×Sx−(L−1)×Kx}/2 ={563−1×200−(1−1)×20}/2 =181.5 次いで、比率配置であるか否かの判定を行い(ステップ
205)、この場合には、列方向においては、比率配置
ではなく均等配置となるので、次式により、求める文字
サイズSy、文字間Kyおよび余白Myを算出する(ス
テップ207)。
【0037】 Sy=Y/C =1498/6 =249.6 Ky=(Y−CxSy)/(C+1) =(1498−6×249)/(6+1) =4 My=Ky =4 次に、SxとSyの大きさの判定を行い(ステップ20
8)、Sx>Syではなく、Sx<Syであるから、ス
テップ209に移行して、再度SxとSyの大きさの判
定を行う(ステップ209)。この場合には、Sx<S
yであるからSx→Syとし(ステップ211)、更
に、比率配置であるか否かを判定し(ステップ21
2)、宛名氏名領域は比率配置ではなく均等配置である
のでステップ215に移行して、、次式により、求める
行間Kyおよび余白Myを算出する(ステップ21
5)。
【0038】 Ky=(Y−C×Sy)/(C+1) =(1498−6×200)/(6+1) =42.5 My=Ky =42.5 以上の算出処理により、差出人住所および差出人氏名の
領域についても、同様の算出処理を行うことにより、各
領域内の印字文字サイズ、行間、文字間および余白の値
が算出される。但し、この算出処理においては、除算に
より発生する小数点以下の値については、全て切り捨て
るものとする。
【0039】即ち、本発明においては、差出人データお
よび宛名データに含まれる各データを、当該各データに
対応する各印刷領域内において、行方向に対する配置方
法としては、文字サイズSxと行間Kxとの割合が常に
一定となる比率配置とし、列方向に対する配置方法とし
ては、文字サイズSyと文字間Kyとの割合が常に一定
となる比率配置とする場合には、行方向に対する基本文
字サイズDSx、基本行間DKx、文字サイズSxおよ
び行間Kxと、列方向に対する基本文字サイズDSy、
基本行間DKy、文字サイズSyおよび行間Kyと、文
字サイズ最大値MSとの間において、「DSx:DKx
=Sx:Kx」、「DSy:DKy=Sy:Ky」およ
び「Sx=Sy≦MS」という3条件を満足するSx、
Sy、KxおよびKyを計算により求め、一方におい
て、行方向に対する配置方法としては、文字サイズSx
と行間Kxとの割合が常に一定となる比率配置とし、列
方向に対する配置方法としては、領域内に文字サイズを
均等に配置する均等配置とする場合には、前記行方向に
対する基本文字サイズDSx、基本行間DKx、文字サ
イズSxおよび行間Kxと、列方向に対する基本文字サ
イズDSy、基本行間DKy、文字サイズSyおよび行
間Kyと、文字サイズ最大値MSとの間において、「D
Sx:DKx=Sx:Kx」および「Sx=Sy≦M
S」という2条件を満足するようなSx、Sy、Kxお
よび均等に配置するためのKyを計算により求めること
により、印刷領域内の文字が、1文字増えるか否かによ
り印字文字サイズが極端に変化することはなく、当該領
域内のスペースをフルに活用したバランスの良い印刷結
果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、住所録
データに対応して、“はがき”、封筒および宛名ラベル
等に、宛名データおよび差出人データを自動的にレイア
ウトして印刷する印刷処理方式およびその印刷処理方法
に適用されて、差出人データおよび宛名データの印字内
容に合わせて、自動的に印刷領域を拡大・縮小すること
により領域内の無駄な余白を削除し、且つ、当該余白を
再利用することにより、印刷面全体のスペースをフルに
活用して、バランスの良い印刷結果を得ることができる
という効果がある。
【0041】また、各印刷面に対応して、それぞれ差出
人データおよび宛名データの内容に合わせて自動的に印
刷領域を拡大または縮小し、それぞれの領域における印
字文字サイズを個別に規定して印刷を行うために、差出
人データが複数存在する場合においても、宛名データに
差出人情報を付加させておくことにより、印刷する宛名
データに対応する差出人データを自動的に読み出して、
バランス良く印刷を行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字処理方式の1実施形態を示すブロ
ック図である。
【図2】“はがき”を印刷対象とする場合の各印刷領域
を示す図である。
【図3】“はがき”に対する印刷例を示す図である。
【図4】本発明の印刷処理方法の1実施形態(“はが
き”の宛名印刷処理)のフローチャートを示す図であ
る。
【図5】レイアウト情報テーブルの内容例を示す図であ
る。
【図6】基本サイズテーブルの内容例を示す図である。
【図7】印字文字サイズ算出時の条件式を示す図であ
る。
【図8】本発明の印刷処理方法の1実施形態(“はが
き”の印字文字サイズ算出処理)のフローチャートを示
す図である。
【図9】“はがき”の印字文字サイズ算出処理後の結果
例を示す図である。
【図10】“はがき”印刷面における文字列の配置方法
と領域縮小方向との対応関係を示す図である。
【図11】“はがき”印刷面におけるレイアウト処理手
順のイメージを示す図(1)である。
【図12】“はがき”印刷面におけるレイアウト処理手
順のイメージを示す図(2)である。
【図13】“はがき”印刷面におけるレイアウト処理手
順のイメージを示す図(3)である。
【図14】宛名データ記憶部および差出人データ記憶部
におけるデータ構成内容例を示す図である。
【図15】“はがき”印刷面に対する印字結果例を示す
図である。
【図16】“はがき”印刷面に対する他の印字結果例を
示す図である。
【図17】本発明による印字結果例と従来技術による印
字結果例とを示す図である。
【符号の説明】
10 全体制御部 11 入力部 12 入力制御部 13 表示部 14 表示制御部 15 印刷部 16 印刷制御部 17 レイアウト処理部 18 メモリ 19 はがき種類テーブル 20 領域初期座標テーブル 21 基本サイズテーブル 22 レイアウト情報テーブル 23 宛名データ記憶部 24 差出人データ記憶部 25 印刷情報記憶部 101〜109、201〜215 ステップ 301 差出人情報 302 差出人番号
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−114809(JP,A) 特開 平9−73448(JP,A) 特開 平8−123971(JP,A) 特開 平8−87494(JP,A) 特開 平7−304225(JP,A) 特開 平7−114538(JP,A) 特開 平6−51925(JP,A) 特開 平5−89133(JP,A) 特開 昭63−251856(JP,A) 月刊アスキー1996年12月号 P.489 −492 月刊アスキー1995年12月号 P.435 −442 月刊アスキー1994年12月号 P.349 −363 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06T 1/00 G06F 17/21 B41J 21/00 G06F 3/12 JICSTファイル(JOIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はがき、封筒および宛名ラベル等を含む
    印刷対象の印刷面に、宛名データおよび差出人データ等
    をレイアウトして印刷する印刷処理方式において、 印刷処理の実行に対する機能キーおよびカーソルキー等
    を含むキーボードにより形成される入力部、ならびに当
    該入力部を介して入力される各種情報を統括制御して出
    力する入力制御部と、 印刷処理の実行に必要な各種の情報を表示する表示部、
    ならびに当該表示部の表示動作を制御する表示制御部
    と、 所定の印刷データを前記印刷面に印刷する印刷部、なら
    びに当該印刷部に対する動作制御を行う印刷制御部と、 前記印刷面全体のスペースをフルに活用した文字配置バ
    ランスの良い印刷を実現するために、所定の演算処理を
    介して宛名データおよび差出人データ等に対応する各印
    刷領域の配置関係、および当該各印刷領域内の印字文字
    サイズ等を規定するレイアウト処理部と、 前記はがき、封筒および宛名ラベル等を含む印刷対象の
    種類に関する情報を格納する印刷対象種類テーブル、各
    印刷対象の印刷面における前記宛名データおよび差出人
    データ等に対する各印刷領域の初期座標に関する情報を
    格納する初期座標テーブル、当該各印刷領域における基
    本印字文字サイズに関する情報を格納する基本サイズテ
    ーブル、各印刷領域のレイアウトに関する情報を格納す
    るレイアウト情報テーブル、前記宛名データを格納する
    宛名データ記憶部ならびに前記差出人データを格納する
    差出人データ記憶部、および各印刷対象ごとに必要とさ
    れる各領域座標、印字文字サイズ、宛名データ、差出人
    データ等に関する印刷情報を格納する印刷情報記憶部を
    内蔵するメモリ部と、 前記入力制御部、表示制御部、印刷制御部、レイアウト
    制御部およびメモリ部の動作機能を統括制御する全体制
    御部と、 を少なくとも備えて構成され、印刷対象の印刷面に各印
    刷領域座標を初期状態に設定し、レイアウト情報を参照
    して、印刷領域の拡大、文字サイズの算出、印刷領域に
    対する配置および印刷領域の縮小等の処理を繰返すこと
    により、印刷領域内における無駄な余白を再利用し、印
    刷面全体のスペースを有効活用して形成される印字バラ
    ンスの良い印刷面を実現することを特徴とする印刷処理
    方式。
  2. 【請求項2】 はがき、封筒および宛名ラベル等を含む
    印刷対象の印刷面に、宛名データおよび差出人データ等
    をレイアウトして印刷する印刷処理方法において、 宛名印刷指示により、前記はがき、封筒および宛名ラベ
    ル等を含む印刷対象を選別指定し、その用途種類を選択
    する第1のステップと、 宛名印刷領域における座標テーブルを初期状態に設定す
    る第2のステップと、 印刷する宛名データの情報を、当該宛名データを格納す
    るバッファより読み出してセットするとともに、当該宛
    名データに付加されている差出人情報を確認する第3の
    ステップと、 前記第3のステップにおいて取得された差出人情報より
    差出人データを変更するか否かを判別する第4のステッ
    プと、 前記第4のステップにおいて差出人データを変更する場
    合には、差出人印刷領域における座標テーブルを初期状
    態に設定する第5のステップと、 印刷する差出人データの情報を、当該差出人データを格
    納するバッファより読み出してセットする第6のステッ
    プと、 前記第4のステップにおいて取得された差出人データを
    変更しない場合、または前記第6のステップに続いて、
    印字すべき差出人データおよび宛名データを、所定のレ
    イアウト処理により所定位置に配置する際に、このレイ
    アウト処理が、印刷領域の拡大方向、文字サイズ算出方
    法、文字列の配置方法および印刷領域の縮小方向が、少
    なくとも差出人氏名、差出人住所、宛先氏名および宛先
    住所ごとに、それぞれ整理されて保持されているテーブ
    ルを参照して、印刷面の左側の領域より順に、領域拡
    大、文字サイズ算出、領域内に対する配置および領域縮
    小を繰返すことにより、各領域の配置、各領域内の文字
    列の配置を規定する第7のステップと、 前記第7のステップにおいて指定されたレイアウト位置
    に、差出人データおよび宛名データを印字印刷する第8
    のステップと、 第8のステップによる印刷後において、残余の印刷用紙
    面の存在の有無を判別する第9のステップと、 を少なくとも有し、前記第9のステップにおいて、残余
    の印刷用紙面が存在しない場合には、印刷処理は全て終
    了し、また、残余の印刷用紙面が存在する場合には、前
    記第2のステップに戻り、再度この第2のステップ以降
    の処理ステップを実行して、前記印刷用紙面がなくなる
    まで継続して処理を実行することを特徴とする印刷処理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記文字サイズ算出方法における算出手
    順として、 各印刷領域ごとに、行方向の基本文字サイズDSxおよ
    び基本行間DKxと、列方向の基本文字サイスDSyお
    よび基本文字間DKyと、文字サイズ最大値MSの値と
    を含むテーブルを参照して、行方向に対する配置方法
    が、文字サイズSxと行間Kxとの割合が常に一定とな
    る比率配置であり、列方向に対する配置方法が、文字サ
    イズSyと文字間Kyとの割合が常に一定となる比率配
    置である場合には、「DSx:DKx=Sx:Kx」、
    「DSy:DKy=Sy:Ky」および「Sx=Sy≦
    MS」の3条件を満たすSx、Sy、KxおよびKyを
    計算により求め、一方において、行方向に対する配置方
    法が、文字サイズSxと行間Kxとの割合が常に一定と
    なる比率配置であり、列方向に対する配置方法が、領域
    内に文字列を均等に配置する均等配置である場合には、
    「DSx:DKx=Sx:Kx」および「Sx=Sy≦
    MS」の2条件を満たすSx、Sy、Kxおよび均等に
    配置するためのKyを計算により求める請求項記載の
    印刷処理方法。
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