JP3060158U - Ｙ字ねじ溝とねじ回しの穂 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ頭におけるねじ溝のしめる割合を減らし
肉部を確保するとともにねじ溝にねじ回しの穂の装着を
確実なものにして、ねじ回しでねじを締めつけたり解い
たりしたときにねじ溝が破壊されるのを防ぐ。 【構成】 ３つの溝を内角１２０度ごとにＹ字状に組み
合わせ、その中心部をねじ頭の中心に合わせてＹ字ねじ
溝をつくる。このねじを回す工具として、３つの穂が内
角１２０度ごとにＹ字状にならぶように加工した穂先を
持つねじ回しをつくる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が解決しようとする課題】

工具でねじを締めつけたり解いたりした際に、ねじ溝によるねじ頭の肉部不足 やねじ回しの穂先の装着ずれによるねじ溝の変形及び破壊を防ぐ。

【０００２】

【課題を解決するための手段】

限定された大きさの中で、ねじ頭の肉部分を出来るだけ多く確保しつつ、ねじ 回しの穂がずれないようにするため、ねじ溝をＹ字状に加工する。この平面形は ねじ頭の中心に３つの溝が集まるようにし、隣り合う溝と溝の内角を１２０度と する。そして、このねじ溝に合わせて、ねじ回しの穂もＹ字状に加工する。

【０００３】

【考案の効果】

従来の十字状のねじ溝に比べ、ねじ頭の欠損部が少なく肉厚の確保が出来る。 また、一字状のねじ溝に比べ溝が交差しているためねじ回しのズレが無く装着が 確実である。これにより、溝の変形や破壊を防ぐことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】ねじ溝の平面図とねじ回しの側面図である。

【図２】ねじ溝の断面図である。

【図３】ねじ回しの穂の断面図及び穂先の正面図であ
る。

【符号の説明】

θ ３つの溝の割り付け角度を示し、１２０度とす
る。 １ ねじ溝 ２ ねじの頭 ３ ねじの軸 ４ ねじ部分 ５ ねじ回しの穂 ６ ねじ回しの穂先 ７ ねじ回しの軸

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年１２月２１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の名称】 Ｙ字ねじ溝とねじ回しの穂

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】３つの溝を内角１２０度ごとにＹ字状に組
   み合わせ、その中心部をねじ頭の中心に合わたＹ字ねじ
   溝を持つねじ。
2. 【請求項２】Ｙ字ねじ溝を持つねじを回す工具で、３つ
   の穂を内角１２０度ごとにＹ字状に加工したねじ回し。