JP3059938U

JP3059938U - 洗顔パフ

Info

Publication number: JP3059938U
Application number: JP1998010041U
Authority: JP
Inventors: 昇平松; 収子吉田
Original assignee: 日本パフ株式会社
Priority date: 1998-12-17
Filing date: 1998-12-17
Publication date: 1999-07-13
Anticipated expiration: 2004-12-17

Abstract

(57)【要約】【課題】使用感、肌感触および洗顔効果のいずれもが
飛躍的に向上し、しかも製造が簡単になって大量生産が
可能になり、洗浄パフ自身の汚れ除去効果にも優れた洗
顔パフを提供すること。【解決手段】外周縁部10ａにて接合され、かつ中間に
空気層16が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡
体12の各々の外表面に不織布18を熱融着してなる洗顔パ
フ10。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は洗顔パフに関し、詳しくは、皮膚の毛穴や溝に入り込んだ落ちにくい汚れを除去したり、皮膚の角質を取り除いて角質化するのを防止することのできる洗顔パフに関する。

【０００２】

【従来の技術と考案が解決しようとする課題】

従来の洗顔パフは、芯材として、合成ゴム、合成樹脂あるいは天然物からなる発泡体が用いられ、この発泡体の表面を覆ったり当該発泡体を収納する表面基材として、天然繊維や合成繊維からなる織物やニット生地が用いられていた。すなわち、従来の洗顔パフは、所定の形状に打ち抜いた発泡体を織物やニット生地で被覆して適当な大きさに裁断し、のち１つずつ縫合（ミシン縫い）して一体化していた。

【０００３】上記洗顔パフにより、なるほど顔に付着した汚れを取り除くことができるが、その使用感や肌感触、洗顔効果には満足いくものではなかった。また、洗顔パフにより取り除いた汚れは、当該パフの内部に入り込むわけであるが、その汚れの除去が非常に困難であった。

【０００４】本考案者らは、前述したような、（１）ミシン縫いによる作業性悪化の問題（２）使用感や肌感触、及び洗浄効果の問題（３）洗浄パフ自身の洗浄性（汚れ除去性）の問題を一度に解決することはできないかと鋭意検討を重ねた結果、芯材として両者間に空気層を設けた２層の軟質ポリウレタン発泡体を用い、表面基材として不織布を使用し、当該不織布を前記発泡体の外表面に熱融着することにより、使用感、肌感触および洗顔効果のいずれもが飛躍的に向上し、しかも製造が簡単になって大量生産が可能になり、洗浄パフ自身の汚れ除去効果も向上することを見い出し、そして本考案に至った。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に不織布が熱融着されてなるものである。

【０００６】請求項２に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に不織布が熱融着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式あるいはエアージェット方式によって交絡させたものである。

【０００７】請求項３に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に不織布が熱融着され、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円形状をなす楕円球体によって構成されてなるものである。

【０００８】請求項４に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に不織布が熱融着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式あるいはエアージェット方式によって交絡させたものであり、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円形状をなす楕円球体によって構成されてなるものである。

【０００９】請求項５に記載の洗顔パフは、１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の表面に加熱処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に不織布を融着して第１の積層体を得、他の１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の表面に加熱処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に不織布を融着して第２の積層体を得、前記第１の積層体と第２の積層体とを互いに不織布が存しない面同士で重ね合わせたのち環状をなす加熱打抜刃を圧着して前記両積層体を熱接合するとともに前記加熱打抜刃のさらなる押圧によって所定の形状に打ち抜くことにより得られた、前記第１の積層体と第２の積層体との間に空気層を保有してなるものである。

【００１０】請求項６に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融着されてなるものである。

【００１１】請求項７に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式あるいはエアージェット方式によって交絡させたものである。

【００１２】請求項８に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融着され、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円形状をなす楕円球体によって構成されてなるものである。

【００１３】請求項９に記載の洗顔パフは、外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式あるいはエアージェット方式によって交絡させたものであり、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円形状をなす楕円球体によって構成されてなるものである。

【００１４】請求項１０に記載の洗顔パフは、１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の表面に加熱処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布を融着して第１の積層体を得、他の１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の表面に加熱処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布を融着して第２の積層体を得、前記第１の積層体と第２の積層体とを互いに不織布が存しない面同士で重ね合わせたのち環状をなす加熱打抜刃を圧着して前記両積層体を熱接合するとともに前記加熱打抜刃のさらなる押圧によって所定の形状に打ち抜くことにより得られた、前記第１の積層体と第２の積層体との間に空気層を保有してなるものである。

【００１５】

【作用】

請求項１に記載の洗顔パフにあっては、芯材として軟質ポリウレタン発泡体を用いていることにより、表面基材である不織布との一体化が容易となる。すなわち、当該発泡体を加熱して表面を溶融せしめ、溶融表面に対して不織布を取着（熱融着）することができる。これにより、芯材と表面基材とを一体化するに当たり、従来の様に１つずつをミシン縫いする必要はなく、作業効率がアップする。また、前記不織布が発泡体の表面に一体的に融着されていることから、不織布の機械的強度をアップすることができ、これにより使用時における不織布の損傷を最小限に抑えることができる。また、表裏の区別関係なく使用することができ、非常に便利である。

【００１６】本考案の洗顔パフにおける芯材は上下２層の軟質ポリウレタン発泡体よりなる。これら２つの発泡体の接合は、上記と同様、ミシン縫いして一体化する必要はなく、外周縁部を互いに熱融着することにより一体化することができる。

【００１７】上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の間に空気層が設けられているので、当該発泡体における素材が有する物性（柔軟性）と、前記空気層とが相俟って、非常にクッション性に優れた弾力性のある洗顔パフが得られ、使用感、肌感触が良好となる。また、本考案の洗顔パフは、前述したように空気層を備えているので、洗剤の泡立ちが顕著となる（通常のウレタンスポンジに比して数倍〜約１０倍）。このため、使用する洗剤の量が少なくて済み、経済的に優れているというばかりでなく、環境汚染の点でも好適である。そして、洗浄パフ自身を水洗いする際、手で揉み洗いすることにより前記空気層がポンプの役割を果たし、洗浄パフの内部に付着した汚れを速やかに、かつ確実に洗い流すことができる。

【００１８】さらに、表面基材として不織布が使用されているので、汚れが潜む溝の方向が一定せず互いに異なる肌の洗顔効果が顕著に現れる。すなわち、不織布は、織物やニット生地と違って各繊維が延びる方向がマチマチであるので、洗顔パフを肌上で一方向に滑らせた場合、不織布における繊維の１つが肌の溝に入り込む可能性が高く、これにより肌への洗顔効果が顕著となる。

【００１９】なお、不織布の素材としては、絹繊維、綿繊維、麻繊維、レーヨン繊維、ビスコース繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維などが挙げられる。レーヨンにキトサンを練り込んだキトサン繊維（キトポリィ［登録商標］、富士紡績社製）を使用することにより抗菌・防臭効果をはじめ、アトピー性皮膚炎の抑制あるいは創傷面の細胞を活性化して治癒を促進する効果などが期待される。また、ビスコースレーヨンに天然硫黄を練り込んだ繊維（セキュリテ［登録商標］、旭化成工業社製）を使用した場合は、肌の皮膚に係わりの深い菌類（白癬菌、アクネ菌など）の増殖を抑制する効果が期待できる。不織布は、ウォータージェット方式、エアージェット方式、ニードルパンチング方式、合成樹脂接着剤方式など、どのような方式によって製造されたものでも使用し得る。使用し得る不織布の目付量としては特に限定されるものではないが１０〜２００ｇ／ｍ^２であれば好ましい。

【００２０】請求項２に記載の洗顔パフにあっては、請求項１の洗顔パフに加え、次のような作用効果を奏する。すなわち、軟質ポリウレタン発泡体の外表面に熱融着される不織布が、多数の繊維をウォータージェット方式あるいはエアージェット方式によって交絡させたものであるので、ソフトな風合いをもつ表面素材となり、肌感触がより一層向上する。

【００２１】請求項３に記載の洗顔パフにあっては、請求項１の洗顔パフに加え、次のような作用効果を奏する。すなわち、当該洗顔パフが、楕円球体によって構成されているので、手持ち感が良く（手のひらへのフィット感が良好で）、使用感がより一層向上する。また、全ての面が肌への接触面となり得るので肌の凹凸箇所にも容易にフィットし、落ちにくい箇所の汚れも簡単に落とすことができる。

【００２２】請求項４に記載の洗顔パフにあっては、請求項１〜３に記載の洗顔パフの作用効果が同時に奏される。

【００２３】請求項５に記載の洗顔パフにあっては、請求項１〜３に記載の洗顔パフの作用効果が同時に奏されるとともに、非常に簡単に、上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の間に空気層を設けることができる。

【００２４】請求項６に記載の洗顔パフにあっては、請求項１の洗顔パフに加え、次のような作用効果を奏する。すなわち、軟質ポリウレタン発泡体の外表面に熱融着される不織布が、絹繊維を主たる構成繊維とする不織布よりなるので、優れた肌感触、使用感、及び洗浄効果を奏する。説明すれば、絹はアミノ酸を含むタンパク質からなるため、保湿効果があって肌への馴染みが良好であり、構造的には、三角形断面の繊維からできていることにより、肌の汚れ、角質を非常に効率良く落とし、洗顔効果に優れたものとなる。絹織物に比して絹不織布は、原料繊維がフィブリル化してより細く交絡されているので、丸み感のある顔の肌への感触とソフトな風合いで、肌に対するフィット感が良好である。

【００２５】請求項７に記載の洗顔パフにあっては、請求項６と請求項２に記載の洗顔パフの作用効果が同時に奏される。

【００２６】請求項８に記載の洗顔パフにあっては、請求項６と請求項３に記載の洗顔パフの作用効果が同時に奏される。

【００２７】請求項９に記載の洗顔パフにあっては、請求項６と請求項４に記載の洗顔パフの作用効果が同時に奏される。

【００２８】請求項１０に記載の洗顔パフにあっては、請求項６と請求項５に記載の洗顔パフの作用効果が同時に奏される。

【００２９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図面に基づいて具体的に説明する。図１は本考案の一実施例である洗顔パフ（10）の平面図であり、図２はその側面図であり、図３は図２の部分断面図である。図に示されているように、本考案の洗顔パフ（10）は、平面視および側面視の形状が楕円形状をなす楕円球体によって構成されている。

【００３０】図において、符号（14）は、上下２層の軟質ポリウレタン発泡体（12）（エーテル系ウレタン発泡体またはエステル系ウレタン発泡体）よりなる芯材であり、互いに外周縁部（10ａ）にて接合され、かつ中間に空気層（16）が保有されている。１層の軟質ポリウレタン発泡体（12）の厚みとしては特に限定はないが、５ｍｍ以上であることが好ましく、本実施例では１５ｍｍである。

【００３１】符号（18）は、軟質ポリウレタン発泡体（12）の外表面に熱融着された不織布である。この不織布（18）は、絹繊維を主たる構成繊維とする不織布（18）であり、多数の繊維をウォータージェット方式あるいはエアージェット方式で交絡させたものである（目付量が２５ｇ／ｍ^２）。

【００３２】この洗顔パフ（10）の一製造例を以下に説明する。図４において、符号（20）は第１ロールであり、長尺状の不織布（18）がロール状に巻き取られている。符号（22）は第２ロールであり、長尺状の軟質ポリウレタン発泡体（12）がロール状に巻き取られている。符号（24）（24）は上下一対の圧着用ロールであり、両者間に僅かな隙間（24ａ）を存して配されている。符号（26）は巻取りローラである。第１ローラ（20）に巻回された不織布（18 ）と、第２ローラ（22）に巻回された軟質ポリウレタン発泡体（12）とは、互いに重なり合った状態で前記隙間（24ａ）を通過すると同時に、この隙間（24）通過時において前記圧着用ロール（24）（24）によって厚み方向に押圧され、のち前記巻取りローラ（26）に巻き取られていく。なお、軟質ポリウレタン発泡体（ 12）は、前記隙間（24ａ）を通過するに先だって、当該発泡体（12）における不織布（18）と当接する面がバーナー（28）により加熱され、表面（厚み約０．５ｍｍ）が熱溶融する。そして、熱溶融状態を保持したまま不織布（18）と重なり合って前記隙間（24ａ）を通り、圧着用ロール（24）（24）により厚み方向に押圧される。これにより、巻取りローラ（26）には、軟質ポリウレタン発泡体（12 ）の一方の表面に不織布（18）が一体的に熱融着された状態で巻き取られていく。このようにして得られた積層体（Ｓ）の断面形状を図５に示す。

【００３３】次に、積層体（Ｓ）から洗顔パフ（10）を製造する一例を示す。図６に示すように、それぞれ長尺状をなす２つの積層体（Ｓ）（Ｓ）を、互いに不織布（18）が存しない面同士で重ね合わせ、この状態で同方向に間欠走行させる。図６において符号（30）は間欠走行する積層体（Ｓ）の上方に設けられた裁断機であり、積層体（Ｓ）の走行が一旦停止した際、この裁断機（30）が降下する。この裁断機（30）は、積層体（Ｓ）の上面に向けて延びた楕円環状の加熱打抜刃（32）を備えている。すなわち、積層体（Ｓ）の走行が一旦停止した際、この裁断機（30）が降下し、楕円環状の加熱打抜刃（32）が積層体（Ｓ）に対して上から圧着され、これにより前記２つの積層体（Ｓ）は熱接合される。接合部分は円環状をなす。そして、前記加熱打抜刃（32）のさらなる押圧によって２つの積層体（Ｓ）は、図７に示すように、所定の形状、すなわち楕円球状に打ち抜かれ、洗顔パフ（10）が得られる。

【００３４】

【考案の効果】

本考案の洗顔パフは、使用感、肌感触および洗顔効果のいずれもが飛躍的に向上し、しかも製造が簡単になって大量生産が可能になり、洗浄パフ自身の汚れ除去効果も向上した。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の洗顔パフの平面図である。

【図２】前図の洗顔パフの側面図である。

【図３】前図の部分断面図である。

【図４】本考案の洗顔パフを作製するに当たり使用され
る積層体の一製造工程を示す略示説明図である。

【図５】得られた積層体の部分断面図である。

【図６】積層体から洗顔パフを製造する装置の略示説明
図である。

【図７】積層体が打ち抜かれる状態を示す要部拡大略示
説明図である。

【符号の説明】

１０……洗顔パフ１０ａ…（洗顔パフの）外周縁部１２……軟質ポリウレタン発泡体１４……芯材１６……空気層１８……不織布３２……加熱打抜刃Ｓ……積層体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に不織布が熱融着されてなる洗顔パフ。
【請求項２】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に不織布が熱融着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式ある
いはエアージェット方式によって交絡させたものである
洗顔パフ。
【請求項３】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に不織布が熱融着され、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円
形状をなす楕円球体によって構成されてなる洗顔パフ。
【請求項４】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に不織布が熱融着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式ある
いはエアージェット方式によって交絡させたものであ
り、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円
形状をなす楕円球体によって構成されてなる洗顔パフ。
【請求項５】１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の表
面に加熱処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に不織
布を融着して第１の積層体を得、他の１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の表面に加熱
処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に不織布を融着
して第２の積層体を得、前記第１の積層体と第２の積層体とを互いに不織布が存
しない面同士で重ね合わせたのち環状をなす加熱打抜刃
を圧着して前記両積層体を熱接合するとともに前記加熱
打抜刃のさらなる押圧によって所定の形状に打ち抜くこ
とにより得られた、前記第１の積層体と第２の積層体と
の間に空気層を保有してなる洗顔パフ。
【請求項６】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融
着されてなる洗顔パフ。
【請求項７】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融
着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式ある
いはエアージェット方式によって交絡させたものである
洗顔パフ。
【請求項８】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融
着され、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円
形状をなす楕円球体によって構成されてなる洗顔パフ。
【請求項９】外周縁部にて接合され、かつ中間に空気層
が保持された上下２層の軟質ポリウレタン発泡体の各々
の外表面に絹繊維を主たる構成繊維とする不織布が熱融
着され、前記不織布が多数の繊維をウォータージェット方式ある
いはエアージェット方式によって交絡させたものであ
り、平面視円形状あるいは楕円形状をなし、かつ側面視楕円
形状をなす楕円球体によって構成されてなる洗顔パフ。
【請求項１０】１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の
表面に加熱処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に絹
繊維を主たる構成繊維とする不織布を融着して第１の積
層体を得、他の１層の軟質ポリウレタン発泡体の一方の表面に加熱
処理を施して溶融せしめ、この溶融表面に絹繊維を主た
る構成繊維とする不織布を融着して第２の積層体を得、前記第１の積層体と第２の積層体とを互いに不織布が存
しない面同士で重ね合わせたのち環状をなす加熱打抜刃
を圧着して前記両積層体を熱接合するとともに前記加熱
打抜刃のさらなる押圧によって所定の形状に打ち抜くこ
とにより得られた、前記第１の積層体と第２の積層体と
の間に空気層を保有してなる洗顔パフ。