JP3058608B2 - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JP3058608B2 JP22723197A JP22723197A JP3058608B2 JP 3058608 B2 JP3058608 B2 JP 3058608B2 JP 22723197 A JP22723197 A JP 22723197A JP 22723197 A JP22723197 A JP 22723197A JP 3058608 B2 JP3058608 B2 JP 3058608B2
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    • H05K3/4644Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同一の導体層に
おいて、電源線およびグランド線で信号線が挟まれる
か、もしくは同一の導体層において、電源線またはグラ
ンド線で信号線が囲まれてなり、上層と下層の導体回路
が層間絶縁剤により絶縁される多層プリント配線板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】多層プリント配線板は、信号線間のクロ
ストークノイズを低減すると共に、信号の波形の立ち上
がりが鈍るのを防ぐ必要がある。ここで、クロストーク
ノイズとは、1の信号線が隣接する他の信号線との容量
結合により、該他の信号線上の信号の影響を受けること
を言う。信号の波形の立ち上がりの鈍りとは、1の信号
線上に図7(A)に示すようにパルスPが伝送される際
に、他の信号線との間の影響を受けると、図7(B)に
示すようにパルスPの立ち上がりが鈍ることを言う。こ
こで、かかる立ち上がりの鈍りがあると、時刻T1にて
パルスを送出した際に、受信側でt時間遅延した時刻T
2にてパルスPの立ち上がりを検出することになり、信
号の伝送に遅れが発生する。かかる、伝送の遅れを最小
限に止めるため、波形の立ち上がりを急峻となるように
する必要がある。
【0003】このように、信号線間のクロストークノイ
ズを低減すると共に、信号の波形の立ち上がりを急峻に
するために、図8(A)に示すように一層の全面に電源
膜40Pを設けた電源層L1を形成し、また、全面にグ
ランド340Gを設けたグランド層L4とし、その間の
層L2、L3に信号線40S、140Sを設ける構成が
採用されていた。しかしながら、図8(A)に示す構成
では、電源層L1およびグランド層L4に一層全てが費
やされるため、高密度化に一定の限界が見られた。そこ
で、図8(B)に示すように同一の導体層L2におい
て、信号線140Sをグランド線140Gおよび電源線
140Pで挟み、同様に導体層L1において、信号線4
0Sをグランド線40Gおよび電源線40Pで挟む構成
や、或いは、図8(C)に示すような信号線40Sをグ
ランド線40G(または電源線)で囲む構成が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(B)及び図8(C)に示す構成ではクロストークノイ
ズが大きく、また、信号の波形の立ち上かりが遅いとい
う問題が見られた。本発明者は、この問題の原因が、信
号線−電源線間、信号線−グランド線間の材料と信号線
同士を絶縁する層間の材料が同一であり、誘電率が同じ
であることに問題があることを知見した。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、クロス
トークノイズを低減し、信号の波形の立ち上がりを急峻
にしながら、高密度化を図れる多層プリント配線板を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、同一の導体層において、電源線お
よびグランド線で信号線が挟まれるか、もしくは同一の
導体層において、電源線またはグランド線で信号線が囲
まれてなる構成を、少なくとも2層以上有する多層プリ
ント配線板において、線間を絶縁する材料は層間を絶縁
する材料よりも誘電率が高いことを技術的特徴とする。
【0007】請求項2では、請求項1において、同一の
導体層において、電源線およびグランド線で、もしく
は、電源線またはグランド線で複数の信号線が囲まれて
なることを技術的特徴する。
【0008】請求項3では、請求項1又は2において、
前記線間を絶縁する材料、及び、前記層間を絶縁する材
料は、樹脂に無機粒子を添加してなることを技術的特徴
とする。
【0009】請求項1では、層間を絶縁する材料の誘電
率が低いため、上下層の信号線の結合容量が低下するの
で、上下の層の信号線間でのクロストークが低減され
る。また、同一導体層の信号線間を絶縁する材料が誘電
率が高いために、等価的に信号線に隣接する電源線又は
グランド線と近接させて配設したのと同様になり、信号
線を伝送される信号(パルス)を波形を鈍らせなくな
る。即ち、電界の漏れが小さくなり、信号の波形の立ち
上がりが速くなる。
【0010】請求項2では、複数の信号線を、電源線お
よびグランド線、もしくは、電源線またはグランド線で
挟むことで、配線中の信号線の割合を高め、多層プリン
ト配線板の高密度化を図ることが可能となる。
【0011】請求項3では、線間を絶縁する材料及び層
間を絶縁する材料を、樹脂に無機粒子を添加して構成す
るため、容易に誘電率を調整することができる。ここ
で、無機粒子としては、アルミナ、チタニア、ガラスな
どがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
る多層プリント配線板について図を参照して説明する。
先ず、多層プリント配線板の構成について、図4(A)
を参照して説明する。この第1実施形態のプリント配線
板は、第1の導体層L1と第2の相対層L2とを絶縁す
る層間絶縁層130が低い誘電率となるように構成され
ている。また、第1導体層L1上に配設される信号線4
0Sが、グランド線40Gと電源線40Pとの間に配設
され、該信号線40S、グランド線40G、電源線40
Pを絶縁する線間絶縁層36の誘電率が、上述した層間
絶縁層30の誘電率よりも高いように構成されている。
同様に、第2導体層L2上の信号線140S、グランド
線140G、電源線140P、及び、線間絶縁層136
が形成されている。
【0013】ここで、第1導体層L1上の信号線40S
と、第2導体層L2上の信号線140Sとの間を層間絶
縁層130は、誘電率が低く構成されているため、該信
号線40Sと信号線140Sとの間の容量結合係数が下
がり、両信号線40S、140S間のクロストークが軽
減される。
【0014】また、信号線40Sと電源線40P又はグ
ランド線40Gとの間の線間絶縁層36は、誘電率が高
いため、等価的に信号線40Sに隣接する電源線40P
又はグランド線40Gと近接させて配設したのと同等に
なり、信号線40Sを伝送される信号(パルス)を波形
を鈍らせなくなる。即ち、電界の漏れが小さくなり、信
号の波形の立ち上がりが速くなる。
【0015】この現象について、図5(A)及び図5
(B)を参照して説明する。図5(A)は、信号線40
Sとグランド線40Pとを離して配置した場合の磁力線
分布を破線で示し、電力線分布を実線で示している。ま
た、図5(B)に信号線40Sとグランド線40Pとを
近接させて配置した場合の磁力線分布及び電力線分布を
示している。図5(A)に示すように信号線40Sとグ
ランド線40Pとを離して配置した場合には、第1導体
層L1の信号線40Sからの磁力線及び電力線が、第2
導体層L2の信号線140Sと多く交差している。これ
に対して、図5(B)に示すように信号線40Sとグラ
ンド線40Pとを近接して配置した場合には、第1導体
層L1の信号線40Sからの磁力線及び電力線が、第2
導体層L2の信号線140Sと交差し難くなる。ここ
で、該信号線40Sとグランド線40Pと間を絶縁する
線間絶縁層36(図4(A)参照)の誘電率を高めるこ
とは、等価的に図5(B)に示すように信号線40Sと
グランド線40Pとを近接して配置することに相当し、
第1導体層L1の信号線40Sからの影響を第2導体層
L2の信号線140Sが受け難くなる。このため、図7
(A)、図7(B)を参照して上述したように信号線4
0Sを伝送される信号(パルス)の波形を鈍らせなくな
り、等価的にパルスの伝送速度を高めることが可能とな
る。
【0016】引き続き、該低誘電率の層間絶縁剤と、高
誘電率の線間絶縁剤の製造方法に付いて述べる。ここで
は、先ず、層間絶縁剤の調製について説明する。 (a)脂環式エポキシ樹脂(大日本インキ株式会社製、
EPlCLONHP−7200)を45重量部、感光性
モノマー(東亜合成製:商品名アロニックスM315)
10重量部、消泡剤(サンノプコ製 S−65)0.5
重量部、NMPを3.6重量部を撹拌混合する。
【0017】(b)ポリフェニレンエーテル(PPE)
12重量部、エポキシ樹脂粒子(三洋化成製 商品名
ポリマーポール)の平均粒径1.0μmを7.2重量
部、平均粒径0.5μmのものを3.09重量部を混合
した後、さらにNMP30重量部を添加し、ビーズミル
で撹拌混合する。
【0018】(c)イミダゾール硬化剤(四国化成製:
商品名2E4MZ−CN)2重量部、光開始剤(チバガ
イギー製 イルガキュア l−907)2重量部、光増
感剤(日本化薬製:DETX−S)0.2重量部、NM
Pl.5重量部を撹拌混合する。これら(a)、
(b)、(c)を混合して層間絶縁剤を得る。誘電率は
約3.3である。
【0019】引き続き、線間絶縁剤の製造について説明
する。 (d)クレゾールノポラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製)のエポキシ基50%をアクリル化した感光性付与の
オリゴマー(分子量4000)を100重量部、メチル
エチルケトンに溶解させた20重量%のビスフェノール
A型エポキシ樹脂(油化シェル製 エピコート100
1)32重量部、感光性モノマーである多価アクリルモ
ノマー(日本化薬製 R604)6.4重量部、同じく
感光性モノマーである多価アクリルモノマー(共栄社化
学製、DPE6A)3.2重量部を混合し、さらにレベ
リング剤(共栄社化学製 ポリフローNo.75)を全
重量100重量部に対して0.5重量部混合して撹拌混
合する。
【0020】(e)イミダゾール硬化剤(四国化成製:
商品名2E4MZ−CN)3.4重量部、光開始剤(チ
バガイギー製 イルガキュア I−907)2重量部、
光増感剤(日本化薬製:DETX−S)0.2重量部、
チタニア(平均粒径1.6μm)を60重量部、NMP
1.5重量部を撹拌混合する。これら(d)、(e)を
混合して線間絶縁剤を得る。誘電率は約4.7である。
【0021】引き続き、上述した層間絶縁剤及び線間絶
縁剤を用いる多層プリント配線板の製達行程について、
図1〜図3を参照して説明する。 (1)厚さ1mmのガラスエポキシ樹脂またはBT(ビ
スマレイミドトリアジン)樹脂からなる基板20の両面
に18μmの銅箔22がラミネートされている銅張積層
板20aを出発材料とする(図1(A))。まず、この
銅張積層板20aをドリル削孔し、スルーホール用の通
孔24を形成してから、めっきレジストを形成した後、
無電解めっき処理してスルーホール26を形成する(図
1(B))さらに、銅箔22を常法に従いパターン状に
エッチングすることにより、基板20の両面に内層銅パ
ターン28を形成する(図1(C))。
【0022】(2)上述したように調製した樹脂絶縁剤
群(a)、(b)、(c)を撹拌混合し、樹脂絶縁剤を
調製した後、該樹脂絶縁剤を基板20表面にロールコー
タにて均一に塗布すると共に、スルーホール26内に充
填する。さらに水平状態で20分間放置してから、60
℃で30分の乾燥を行い、厚さ35μmの層間絶縁層3
0を形成する(図1(D))
【0023】(3)層間絶縁層30を形成した基板20
の両面に、85μmφの黒円32aが印刷されたフォト
マスクフィルム32を密着させ、超高圧水銀灯により5
00mJ/cm2 で露光する(図1(E))。これをD
MTG溶液でスプレー現像することにより、層間絶縁層
30に85μmφのバイアホールとなる開口を形成す
る。さらに、当該基板を超高圧水銀灯により3000m
J/cm2 で露光し、100℃で1時間、その後150
℃で5時間の加熱処理をすることにより、フォトマスク
フィルムに相当する寸法精度に優れた開口(バイアホー
ル形成用開口)30aを形成する。(図2(F))
【0024】(4)開口30aの形成された基板20
を、クロム酸に2分間浸漬し、樹脂マトリックス中のエ
ポキシ樹脂粒子を溶解して、当該樹脂層間絶縁層30の
表面を粗面とし、その後、中和溶液(シプレイ社製)に
浸漬した後に水洗いする(図2(G))。
【0025】(5)この粗面化処理(粗化深さ6μm)
を行った基板にパラジウム触媒(アトテック製)を付与
することにより、樹脂層間絶縁層30及びバイアホール
用開口30aに触媒核を付ける。
【0026】(6)上述したように調整した線間絶縁層
の組成物(d)、(e)を撹拌混合し液状レジストを用
意する。 (7)上記の触媒核付与の処理を終えた基板の両面に、
上記液状レジストをロールコーターを用いて塗布し、6
0℃で30分の乾燥塊を行い厚さ30μmレジスト層3
2を形成する(図2(H))。
【0027】(8)ついで、導体回路に対応するパター
ン34aの形成されたフォトマスクフィルム34を載置
して400mJ/cm2 の紫外線を照射し、露光する
(図2(I))。
【0028】(9)フォトマスクフィルム34を取り除
き、レジスト層をDMTGで溶解現像し、基板20上に
導体回路パターン部の抜けたメッキ用レジストを形成
し、更に、超高圧水銀灯にて6000mJ/cm2 で露
光し、1000℃で1時間、その後、150℃で3時間
の加熱処理を行い、層間絶縁層30の上に線間絶縁層と
なる永久レジスト36を形成する(図3(J))。
【0029】(10)上記永久レジスト36の形成され
た基板20に、予めめっき前処理(具体的には触媒核の
活性化)を施し、その後、無電解銅めっき浴による無電
解めっきによって、レジスト非形成部に厚さ15μm程
度の無電解銅めっき38を析出させて、外層銅パターン
(図4(A)中に示すグランド線40G、電源線40
P、信号線40S)40、バイアホール42を形成する
ことにより、アディティプ法による第1導体層L1を形
成する。 金属塩…CuSO4 ・5H2 O:8.6mM 錯化剤…TEA(トリエタノールアミン):0.15M 還元剤…HCHO : 0.02M その他…安定剤(ビピリジル、フェロシアン化カリウム
等):少量 析出速度は、6μm/時間
【0030】(11)このようにしてアディティプ法に
よる導体層L1を形成した後、#600のベルト研磨紙
を用いたベルトサンダー研磨により、基板20の片面
を、永久レジスト36の表層とバイアホール42の銅
(無電解めっき)38の最上面とが揃うまで研磨する
(図3(L))。引き続き、ベルトサンダーによる傷を
取り除くためにバフ研磨を行う(バフ研磨のみでもよ
い)。そして、他方の面についても同様に研磨して、基
板両面が平滑なプリント配線基板を形成する。このプリ
ント配線板は、図4(A)を参照して上述したように電
源線40Pおよびグランンド線40Gにより信号線40
Sが挟まれている構成を採用した。
【0031】(12)(2)〜(11)を繰り返して、
線間絶縁層136、及び層間絶縁層130、外層銅パタ
ーン140から成る第2導体層L2をビルトアップする
ことにより、多層プリント配線板を完成する(図3
(M))。
【0032】なお、図4(A)に示す多層プリント配線
板では、電源線40Pとグランド線40Gの間に1本の
信号線40Sを配設したが、電源線40Pと電源線40
Pとの間に信号線を配設することも、また、グランド線
40Gとグランド線40Gとの間に信号線40Sを配設
することも可能である。
【0033】更に、第1実施形態の多層プリント配線板
では、図4(B)に示すように、電源線40P−グラン
ド線40G間、電源線40P−電源線40P間、又は、
グランド線40G−グランド線40G間に複数の信号線
40Sを配設することも可能である。このように複数の
信号配線を配設することで、配線中の信号線の割合を高
め、多層プリント配線板の高密度化を図ることが可能と
なる。
【0034】引き続き、本発明の第2実施形態に係る多
層プリント配線板について図6を参照して説明する。図
1〜図3を参照して上述したように第1実施形態の多層
プリント配線板においては、基板20の直上に形成され
ている内層銅パターン28間には高誘電率の線間絶縁層
が設けられていなかった。これに対して、図6に示すよ
うに第2実施形態の多層プリント配線板では、内層銅パ
ターン28間に高誘電率の線間絶縁層29が設けられ
て、該内層銅パターン28でのクロストークが低減さ
れ、信号(パルス)を波形の立ち上がりの改善が図られ
ている。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1では、層間を絶
縁する材料の誘電率が低いため、上下層の信号線の結合
容量が低下するので、上下の層の信号線間でのクロスト
ークが低減される。また、同一導体層の信号線間を絶縁
する材料が誘電率が高いために、電界の漏れが小さくな
り、信号の波形の立ち上がりが速められる。
【0036】請求項2では、複数の信号線を、電源線お
よびグランド線、もしくは、電源線またはグランド線で
挟むことで、配線中の信号線の割合を高め、多層プリン
ト配線板の高密度化を図ることが可能となる。
【0037】請求項3では、線間を絶縁する材料及び層
間を絶縁する材料を、樹脂に無機粒子を添加して構成す
るため、容易に誘電率を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る多層プリント配線
板の製造を示す行程図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る多層プリント配線
板の製造を示す行程図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る多層プリント配線
板の製造を示す行程図である。
【図4】図4(A)、図4(B)は、第1実施形態の多
層プリント配線板の構成を示す説明図である。
【図5】図5(A)、図5(B)は、信号線と電源線と
の距離に応じた磁力線分布及び電力線分布を示す説明図
である。
【図6】図6は、第2実施形態に係る多層プリント配線
板の構成を示す説明図である。
【図7】図7(A)、図7(B)は信号線上のパルスの
伝送波形を示す波形図である。
【図8】図8(A)、図8(B)、図8(C)は、従来
技術に係る多層プリント配線板の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
20 基板 22 銅箔 28 内層銅パターン 30 層間絶縁層 36 線間絶縁層 40 外層銅パターン 40S 信号線 40G グランド線 40P 電源線 42 バイヤホール

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の導体層において、電源線およびグ
    ランド線で信号線が挟まれるか、もしくは同一の導体層
    において、電源線またはグランド線で信号線が囲まれて
    なる構成を、少なくとも2層以上有する多層プリント配
    線板において、 線間を絶縁する材料は層間を絶縁する材料よりも誘電率
    が高いことを特徴とする多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 同一の導体層において、電源線およびグ
    ランド線で、もしくは、電源線またはグランド線で複数
    の信号線が囲まれてなることを特徴する請求項1の多層
    プリント配線板。
  3. 【請求項3】 前記線間を絶縁する材料、及び、前記層
    間を絶縁する材料は、樹脂に無機粒子を添加してなるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2の多層プリント配
    線板。
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