JP3057616B2 - ウッドゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents

ウッドゴルフクラブヘッドの製造方法

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JP3057616B2
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隆治 奥本
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウッドゴルフクラブ
ヘッドの製造方法に係わり、更に詳しくはクラブヘッド
の中空部に内装する重量体を、充填材の発泡と同時にク
ラブヘッドの任意の位置に固定して、クラブヘッドの重
量調整を容易にすることが出来るウッドゴルフクラブヘ
ッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にウッドゴルフクラブヘッドを製造
する場合、クラブヘッドの重心位置の調整や重量調整は
重要な問題であり、従来では、クラブヘッドの外殻の肉
厚を調整したり、クラブヘッドの中空部内に重量体を取
付けると共に、充填させる芯体を調整したり、更にはク
ラブヘッドの表面に鉛等を貼付けることにより重量調整
を行っていた。
【0003】また、最近ではクラブヘッドの中空部内に
充填させる芯体、例えば硬質ポリウレタンフォームを注
入発泡させる前に、重量体をクラブヘッドの中空部内の
所定位置に配置し、芯体を発泡させると同時に重量体を
固定させる方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、重量体
をクラブヘッドの中空部内に埋設して重心位置を調整し
たり、重量の調整や微調整が非常に難しい上に、多くの
手間と時間を要し、また従来の硬質ポリウレタンフォー
ム等の芯体の場合、クラブヘッドの使用時に芯体が崩れ
て重量体が移動したり、所定の位置に固定できないと言
う問題があった。この発明は、かかる従来の課題に着目
して案出されたもので、クラブヘッドの中空部内の任意
の位置に、所定重量の重量体を配置させて容易に固定す
ることが出来ると共に、重心位置の調整及クラブヘッド
の微調整を容易に行うことが出来るウッドゴルフクラブ
ヘッドの製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、クラブヘッドの中空部に、気化性流体を内
包させた塩化ビニリデン系重合体を主材とするマイクロ
カプセル状の発泡性ビーズから成る所定量の充填材と、
所定重量の粒状の重量体とを収容し、前記重量体が自重
によってクラブヘッドの所定位置に偏在するようにクラ
ブヘッドを配置した状態で、該クラブヘッドを所定時間
加熱させて充填材を中空部内で発泡させることにより
前記重量体を充填材によって中空内部の所定位置に固定
することを要旨とするものである。
【0006】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、予め
中空部を有するクラブヘッドの外殻を形成しておき、こ
のクラブヘッドの中空部内に、気化性流体を内包させた
塩化ビニリデン系重合体を主材とするマイクロカプセル
状の発泡性ビーズから成る所定量の充填材と、所定重量
の粒状の重量体とを収容し、前記クラブヘッドを重量体
が、その重力によって所定位置となるように配置した状
態で、クラブヘッドを所定時間加熱させて充填材を中空
部内で発泡させることにより、重量体を充填材によって
所定位置に固定でき、これによってクラブヘッドの重心
位置の調整及クラブヘッドの微調整を容易に行うことが
出来るものである。
【0007】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1及び図2は、この発明を実施し
たウッドゴルフクラブヘッドの各々の断面図を示し、図
1はクラブヘッドのバック側に重量体3を配置して固定
した場合の断面図、図2はクラブヘッドのソール側に重
量体3を配置して固定した場合の断面図であって、1は
金属材料または樹脂材料からなるウッドゴルフクラブ本
体の外殻を示し、前記外殻1の中空部2内には、所定重
量の粒状の重量体3と、中空部3内に均一に発泡充填さ
れた発泡性ビーズから成る充填材4とが一体的に充填さ
れている。
【0008】前記、充填材4としては、例えば、気化性
流体を内包させた塩化ビニリデン/アクリロニトルの共
重合体を殻とし、発泡剤としてイソブタンを内包・カプ
セル化した、熱膨張性中空マイクロスフェアー(日本フ
ィライト(株)製…商品名:EXPANCEL) を使用するもの
であり、この熱膨張性中空マイクロスフェアーの性質と
しては、粒度(平均)は、未膨張で10μ,膨張後は4
0μであり、粒径範囲は、未膨張で5〜30μ,膨張後
は10〜100μとなる。
【0009】また嵩比重(g/cm3 )は、未膨張で0.
7、膨張後は0.02以下となり、真比重(g/cm3 )は、
未膨張で1.3 、膨張後は0.04以下となり、非常に軽量で
ある。また、膨張温度としては、80℃〜150℃であ
る。ここで、気化性流体としては、プロパン,nーブタ
ン,イソブタン,n・ペンタン,イソペンタン等が挙げ
られるが、沸点等により、イソブタンが好適である。ま
た、粒状の重量体3としては、粒径1mm〜3mm程度の
鉛,タングステン等の比重の大きい粒状物を使用するも
のである。
【0010】なお、図1及び図2において、5はソール
プレートを示している。次に、ウッドゴルフクラブヘッ
ドの製造方法を説明する。まず、金属材料または樹脂材
料によりウッドゴルフクラブの外殻1を成形しておき、
この外殻1の中空部2内に、気化性流体を内包させた塩
化ビニリデン系重合体を主材とするマイクロカプセル状
の発泡性ビーズから成る所定量の充填材4と、所定重量
の粒状の重量体3とを収容し、前記重量体3が、その自
重によってクラブヘッドの所定位置(例えば、バック側
またはソール側)となるようにクラブヘッドを配置す
る。しかる後、クラブヘッドと共に、中空部2内の重量
体3及び充填材4を、120℃で、30分間加熱するこ
とにより、充填材4を中空部2内で発泡させると共に、
前記重量体3を充填材4によって中空部2内の所定位置
に固定することにより一体的に成形し、その後、クラブ
ヘッドの外殻1にソールプレート5をビス等で締付け固
定するものである。
【0011】以上のように、クラブヘッドを製造するこ
とにより、図1及び図2に示すように重量体3を充填材
4によって所定位置に固定でき、これによってクラブヘ
ッドの重心位置の調整及クラブヘッドの微調整を容易に
行うことが出来るものである。
【0012】
【発明の効果】この発明は、上記のようにクラブヘッド
の中空部に、気化性流体を内包させた塩化ビニリデン系
重合体を主材とするマイクロカプセル状の発泡性ビーズ
から成る所定量の充填材と、所定重量の粒状の重量体と
を収容し、前記重量体が自重によってクラブヘッドの所
定位置に偏在するようにクラブヘッドを配置した状態
で、該クラブヘッドを所定時間加熱させて充填材を中空
部内で発泡させることにより、前記重量体を充填材によ
って中空内部の所定位置に固定するから、クラブヘッド
の中空部内の任意の位置に、所定重量の重量体を配置さ
せて容易に固定することが出来、これによりクラブヘッ
ドの重心位置の調整や、クラブヘッドの重量の微調整も
容易に行うことが出来ると共に、クラブヘッドの製造も
容易に行うことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した重量体をクラブヘッドのバ
ック側に配置して固定した場合のウッドゴルフクラブの
断面図である。
【図2】この発明を実施した重量体をクラブヘッドのソ
ール側に配置して固定した場合のウッドゴルフクラブの
断面図である。
【符号の説明】
1 クラブヘッドの外殻、 2 中空部 3 重量体 4 充填材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラブヘッドの中空部に芯材を充填して
    一体的に成形して成るウッドゴルフクラブヘッドの製造
    方法において、前記クラブヘッドの中空部に、気化性流
    体を内包させた塩化ビニリデン系重合体を主材とするマ
    イクロカプセル状の発泡性ビーズから成る所定量の充填
    材と、所定重量の粒状の重量体とを収容し、前記重量体
    が自重によってクラブヘッドの所定位置に偏在するよう
    にクラブヘッドを配置した状態で、該クラブヘッドを所
    定時間加熱させて充填材を中空部内で発泡させることに
    より、前記重量体を充填材によって中空内部の所定位置
    に固定することを特徴とするウッドゴルフクラブヘッド
    の製造方法。
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