JP3054204B2 - 移植機の苗掻取量調整方法および装置 - Google Patents

移植機の苗掻取量調整方法および装置

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JP3054204B2
JP3054204B2 JP3021010A JP2101091A JP3054204B2 JP 3054204 B2 JP3054204 B2 JP 3054204B2 JP 3021010 A JP3021010 A JP 3021010A JP 2101091 A JP2101091 A JP 2101091A JP 3054204 B2 JP3054204 B2 JP 3054204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水田または畑地に苗を
植付ける移植機の苗掻取量調整方法および苗掻取量調整
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種一般の移植機には、左右に往復横
移動する苗載台と、この苗載台の先端に固定されマツト
状苗の前縁を摺接支持する苗受体と、この苗受体に開口
した苗取出口に先端部の植付爪が臨む植付杆とからなる
苗植付機構が設けられている。この先端部に植付爪を有
する植付杆は、中間部が駆動軸により回転駆動されるク
ランクアームにより枢支連結されると共に、後端部がベ
ルクランクの一端に揺動自在に枢支され、このベルクラ
ンクは他端が機体に固定された支点軸を中心にして揺動
自在に設けられている。この植付杆は駆動回転するクラ
ンクアームと揺動運動するベルクランクとにより先端側
の植付爪が所定の植付軌跡に沿つて上下方向の変形楕円
運動し、左右に往復横移動する苗載台上のマツト状苗を
一株分に分離して圃場に植付けるようになつている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
くクランクアームとベルクランクとによつて所定の植付
軌跡を上下動する植付杆は、植付爪の取付角度を変位調
整するか、またはベルクランクの支点軸と駆動軸との芯
間距離を変位調整することにより植付軌跡の全体形状を
変化させ、苗掻取量を調整することができるが、これら
従来の方法では、いずれも植付軌跡の全体形状が調整の
都度に変化するので、慣性モーメントが時間と共に変化
するような角加速度で植付軌跡に沿つて運動をする植付
杆にとつては機体振動の原因になるという欠点があつ
た。そこで、本発明は上述した従来の実情に鑑み、その
問題を解消すべく創案されたものであつて、植付杆を変
位移動させ苗掻取量を調整しても、植付軌跡の形状自体
が変化することなく、植付杆の苗植付運動に伴う機体振
動の変化がない移植機の苗掻取量調節方法および装置を
提供することを目的として実施するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成する本
発明の移植機の苗掻取量調整方法は、苗載台の先端に配
設させた苗受体と、該苗受体の苗取出口に植付杆先端の
植付爪が臨んでいる植付杆とから成り、植付杆の中間部
が駆動軸によって回転駆動されるクランクアームに軸着
されている移植機の苗掻取量を調整するに際し、植付杆
の後端部に軸着されているベルクランクの自由端と、駆
動軸に回動自在に設けたブラケットの自由端とが支点軸
により相互に軸着されている前記ブラケットを、駆動軸
を中心にして回動させた後、所定の回動位置に固定する
ことを特徴としている。 一方、本発明の移植機の苗掻取
量調整装置は、苗載台の先端に配設させた苗受体と、該
苗受体の苗取出口に植付杆先端の植付爪が臨んでいる植
付杆とから成り植付杆の中間部が駆動軸によって回転
駆動されるクランクアームに軸着されている移植機であ
って、前期駆動軸にブラケットを回動自在に配設すると
共に、前記植付杆の後端部に軸着されているベルクラン
クの自由端をブラケットの自由端に支点軸を介して軸着
し、且つ、前記ブラケットを調節手段によって回動調節
することを特徴としている。
【0005】
【作 用】 上記のように、苗掻取量を調整するに際
し、植付杆の後端部に軸着されているベルクランクの自
由端と、駆動軸に回動自在に設けたブラケットの自由端
とが支点軸により相互に軸着されている前記ブラケット
を、駆動軸を中心にして回動させた後、所定の回動位置
に固定することにより、苗掻取量を調整するに際して、
駆動軸を中心にしてブラケットを回動させても駆動軸の
中心と支点軸の中心との間の距離(半径)が変化しな
い。 従って、植付爪が描く植付軌跡Kの位相が二点鎖線
で示す位置から実線で示す位置に変わるが、植付軌跡K
の形状自体が変化しないため、植付杆の苗植付け運動に
伴う機体振動を抑制することができる。
【0006】 一方、苗掻取量調整装置では、駆動軸に
ブラケットを回動自在に配設すると共に、植付杆の後端
部に軸着されているベルクランクの自由端をブラケット
の自由端に支点軸を介して軸着し、且つ、前記ブラケッ
トを調整手段によって回動調節することにより、苗掻取
量を調整するに際して、駆動軸を中心にしてブラケット
を回動させても駆動軸の中心と支点軸の中心との間の距
離(半径)が変化しない。 従って、植付爪が描く植付軌
跡Kの位相が二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に
変わるが、植付軌跡Kの形状自体が変化しないから、植
付杆の苗植付け運動に伴う機体振動を抑制することがで
きる。
【0007】
【実 施 例】以下、本発明を図面に示す実施例につい
て説明する。1は苗植付機構Pにおける植付杆、2はク
ランクアーム、3は駆動軸、4はベルクランクであつ
て、前記駆動軸3は本体ケース5内の駆動源からの動力
をうけて駆動回転されることによつて、その軸端に固定
されたクランクアーム2を駆動回転するよう構成され、
このクランクアーム2はその揺動端が植付杆1の中間部
に回動自在に枢支されている。また、駆動軸3はクラン
クアーム2よりも内側が左右一対のブラケツト6に夫々
回転自在に軸支されているが、この左右一対の各ブラケ
ツト6には、図1〜図2に示す如く駆動軸3の軸芯を中
心とする半径上に位置させた調整用長孔7が3個設けら
れる一方、この各ブラケツト6は、詳細は後述するが機
体に固定された固定受座9の外側側面において駆動軸3
の軸芯を中心にして変位固定自在に設けられている。つ
まり、固定受座9の側面には、ブラケツト6の調整用長
孔7に対応する位置に3個の取付孔が夫々開口されると
共に、この各取付孔の内側裏面にはナツト10が夫々固
着されており、各ブラケツト6は取付ボルト11を介し
て固定受座9の側面に変位回動固定自在に設けられてい
る。
【0008】上記ベルクランク4は、その上端部が植付
杆1の後部に回動自在に枢支連結されると共に、その下
端部が前記ブラケツト6の下端部に固定された支点軸1
2に回転自在に枢支連結されることによつて、その支点
軸12がブラケツト6を介して駆動軸3の軸芯を中心と
する半径に沿い植付杆1と一体的に変位移動される。ま
た、図1に示す如く植付杆1の前部には、一株分の苗幅
に対設され左右一対からなるの植付爪13が固定される
と共に、この植付爪13には上下動自在に駆動される苗
押出具14が対設されている。
【0009】また、図4〜図5に示す如く歩行型移植機
Tの後方側には左右に往復横移動する苗載台15が配設
されると共に、この苗載台15の先端側にはマツト状苗
の前縁を滑動自在に支承する苗受体16が固定され、こ
の苗受体16には植付爪13が臨む苗取出口17が開口
されているので、先端部に植付爪13を有する植付杆1
は、中間部が駆動軸3に固定されたクランクアーム2に
より回転駆動される一方、後端部が支点軸12を中心と
するベルクランク4によつて揺動自在に駆動されること
によつて、先端側の植付爪13が所定の植付軌跡Kに沿
つて上下方向の変形楕円運動し、苗載台15上のマツト
状苗(図外)を一株分に分離する。この植付杆1が植付
軌跡Kに沿つて圃場Hに移動した際に苗押出具14が下
降して苗を植付けるようになつている。なお、図1に示
す符号19は苗載台15の側面に固定され苗受体15の
苗受面に摺接移動するスクレーパである。図3に示す如
く、ベルクランク4の支点軸12を、駆動軸3の軸芯を
中心として実線位置に変位移動すると、クランクアーム
2とベルクランク4に回動自在に支承された植付爪13
は、その植付軌跡Kが実線位置に移動して苗受体16と
の距離はLとなり、マツト状苗の掻取量が大きくでき
る。また、ベルクランク4の支点軸12を、駆動軸3の
軸芯を中心として鎖線位置に変位移動すると、クランク
アーム2とベルクランク4に回動自在に支承された植付
爪13は、その植付軌跡Kが鎖線位置に移動して苗受体
16との距離はSとなり、マツト状苗の掻取量が少なく
できる。また、図1に示す如くブラケツト6の上部には
凹部20が設けられ、この凹部20には固定受座9に設
けた調節座21に基端側がWナツトを介して前後移動自
在に支持される調節杆22の先端側が嵌合されている。
したがつて、取付ボルト11を弛めた状態でWナツトを
調整することにより、調節杆22を介してブラケツト6
が駆動軸3の軸芯を中心にして掻取り方向に変位移動す
るので、これに連動して植付杆1およびベルクランク4
が一体移動し、苗掻取量を最小と最大との間にわたつて
無段階に調整することができる。
【0010】
【発明の効果】 上記のように、移植機の苗掻取量調整
方法は、植付杆の後端部に軸着されているベルクランク
の自由端と、駆動軸に回動自在に設けたブラケットの自
由端とが支点軸により相互に軸着されている前記ブラケ
ットを、駆動軸を中心にして回動させた後、所定の回動
位置に固定するため、苗掻取量を調整するに際して、駆
動軸を中心にしてブラケットを回動させても駆動軸の中
心と支点軸の中心との間の距離(半径)が変化しない。
従って、植付爪が描く植付軌跡Kの位相が二点鎖線で示
す位置から実線で示す位置に変わるが、植付軌跡Kの形
状自体が変化しないため、植付杆の苗植付け運動に伴う
機体振動を抑制することができるようになった。また、
上記のように、苗掻取量を調整する際、ブラケットを駆
動軸を中心にして回動させた後、所定の回動位置に固定
すればよいため、操作が極めて簡単である。 一方、移植
機の苗掻取量調整装置は、駆動軸にブラケットを回動自
在に配設すると共に、前記植付杆の後端部に軸着されて
いるベルクランクの自由端をブラケットの自由端に支点
軸を介して軸着し、且つ、前記ブラケットを調整手段に
よって回動調節するため、苗掻取量を調整するに際し
て、駆動軸を中心にしてブラケットを回動させても駆動
軸の中心と支点軸の中心との間の距離(半径)が変化し
ない。 従って、植付爪が描く植付軌跡Kの位相が二点鎖
線で示す位置から実線で示す位置に変わるが、植付軌跡
Kの形状自体が変化しないから、植付杆の苗植付け運動
に伴う機体振動を抑制することができるようになった。
また、上記のように、ブラケットが駆動軸に回動自在に
取り付けられているため、装置自体が非常にコンパクト
になるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移植機における苗掻取量調整装置
の説明用側面図である。
【図2】苗掻取量調整装置の説明用平面展開図である。
【図3】苗掻取量調整装置の作用説明側面図である。
【図4】本発明を実施した歩行型移植機の全体を示す平
面図である。
【図5】図4の側面図である。
【符号の説明】
1 植付杆 2 クランクアーム 3 駆動軸
4 ベルクランク 5 本体ケース 6 ブラケツト 7 調整用長孔
9 固定受座 10 取付ボルト 11 ナツト 12 支点軸
13 植付爪 15 苗載台 16 苗受体 17 苗取出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−135211(JP,A) 実開 昭51−29029(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載台の先端に配設させた苗受体と、該
    苗受体の苗取出口に植付杆先端の植付爪が臨んでいる植
    付杆とから成り、植付杆の中間部が駆動軸によって回転
    駆動されるクランクアームに軸着されている移植機の苗
    掻取量を調整するに際し、植付杆の後端部に軸着されて
    いるベルクランクの自由端と、駆動軸に回動自在に設け
    たブラケットの自由端とが支点軸により相互に軸着され
    ている前記ブラケットを、駆動軸を中心にして回動させ
    た後、所定の回動位置に固定することを特徴とする移植
    機の掻取量調整方法。
  2. 【請求項2】 苗載台の先端に配設させた苗受体と、該
    苗受体の苗取出口に植付杆先端の植付爪が臨んでいる植
    付杆とから成り、植付杆の中間部が駆動軸によって回転
    駆動されるクランクアームに軸着されている移植機であ
    って、前記駆動軸にブラケットを回動自在に配設すると
    共に、前記植付杆の後端部に軸着されているベルクラン
    クの自由端をブラケットの自由端に支点軸を介して軸着
    且つ、前記ブラケットを調節手段によって回動調節
    することを特徴とする移植機の掻取量調整装置。
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JPS6131613A (ja) * 1984-07-24 1986-02-14 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の弁作動休止装置
JP4681418B2 (ja) * 2005-10-14 2011-05-11 株式会社クボタ 歩行型田植機の植付け機構

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