JP3052153U - ピンホール検査用電極センサー装置 - Google Patents

ピンホール検査用電極センサー装置

Info

Publication number
JP3052153U
JP3052153U JP1997011841U JP1184197U JP3052153U JP 3052153 U JP3052153 U JP 3052153U JP 1997011841 U JP1997011841 U JP 1997011841U JP 1184197 U JP1184197 U JP 1184197U JP 3052153 U JP3052153 U JP 3052153U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
inspection
contact
voltage
positive electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997011841U
Other languages
English (en)
Inventor
葉月 和佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electronics Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electronics Co Ltd filed Critical Nissin Electronics Co Ltd
Priority to JP1997011841U priority Critical patent/JP3052153U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052153U publication Critical patent/JP3052153U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アンプルなどのミニボトル状包装容器のピン
ホール又はシール不良などの包装の欠陥を判断するこ
と。 【解決手段】 搬送機のコンベアベルト51と平行に配
置した固定クッションゴムベルト54により構成する平
行空間に被検体30の円筒胴体部を搬送方向と直角に挟
みこみ、その相対運動で被検体を回動搬送し、その状態
で被検体の検査要部Cに電圧を印可するための無数の微
小径アモルファス金属繊維製の接触素子を束ねた陽電極
20と、その電圧を受けるための一対の陰電極21と、
これらに電圧を供給する電源63と配線61および62
と、電気的変化を検出する検出制御回路60により被検
体のピンホール又はシール不良など包装の欠陥の有無を
迅速に発見できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、樹脂等の非導電性材料で形成され導電性の内容物を充填された食品 、医薬品又は産業製品などの密封包装容器の中、円筒ミニボトル状の被検体を、 搬送中ピンホールの有無などシール不良を検査するピンホール検査装置の電極の 材質と構造並びにこれと関連する搬送装置に関する。
【従来の技術】
従来のアンプルのような円筒ミニボトル状被検体のピンホール検査装置の電極 は、回動自在の俗称スターホイルの外円周に、無数の被検体を陰電極の固定座に 等間隔に固定し、これが回動する間、これに対し外部に固着配置した非接触式陽 電極により検査要部に限りなく近い距離で非接触で対向させ電圧を印加するよう 配置構成し、放電の有無により、その電気的変化を検知する構造の電極(公開特 許昭56−133654)など古くから知られる。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
一般的に、ピンホール検査装置の電極による被検体に対する印加電圧と検出効 果の関係は、高電圧ほど検出効果は高いが、一方では被検体自身のもつ絶縁破壊 電圧による破壊の問題あり、特に合成樹脂の場合、ガラスに比しかなり低い絶縁 破壊電圧である。このことは一定以上の印加電圧のもとでは被検体が不用意に絶 縁破壊し検査機が加害装置化する危険を孕んでいることを意味する。
【0003】 そこで、合成樹脂製の被検体の場合、安全のため、印加電圧を極度に低く、即 ち経験から絶縁破壊電圧より出来れば数十パーセント低い印加電圧を選択する必 要がある。 電極の構造形式として、一般に非接触式電極は印加効率が悪いため必然的に印 加電圧を大きくとることとなり、ガラス製の被検体では余り問題はないが、樹脂 製の被検体では、絶縁破壊の危険性が高い欠点がある。
【0004】 一般的に言えることとして、より低い印加電圧で効率よく印可する方法として は被検体の検査要部全面にわたり万遍なく接触印加する接触式電極が優れている 。 被検体の検査要部が平滑な形状のものかこれに近いもの、又はソーセージのよ うな単純円筒形状場合の電極では、既に多様多種類の接触式の電極が実用化され ているが、本考案の対象の被検体のようなアンプルなどの検査要部が特殊形状の 円筒ミニボトルなどを対象とした電極は、未だ十分な性能のものが少なく、業界 では更なる改善改良の要望が高い。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。 本考案は、樹脂製などの非導電性材料で形成され内部に内容物が充填されてい る円筒ミニボトル状の密封容器を搬送中、ピンホール又はシール不良などの包装 の欠陥を検査するピンホール検査装置の電極センサー装置において、下記の構成 を備える。 (1)被検体の搬送コンベアの外表面と、平行で、且つ被検体の円筒外径より 僅かに小さい間隔で対向した、前記コンベアベルト間に進行方向と直角 に被検体を挟み込み、コンベアベルトの進行に伴い被検体を回動しなが ら搬送させるためのクッションゴムベルトを配置構成した。 (2)前記コンベアベルト上を回動搬送される被検体の検査要部の全幅長にわ たり、且つ被検体が1回転以上の回動の間、検査要部を接触印加する位 置に機体外枠に固定した、金属製外枠ホールダーに密生固着した陽電極 の接触素子を角型束状に配置構成した。 (3)上記接触素子は、数十ミクロンから100ミクロン級の微小径で、腰 強くしなやかな復原自在のアモルファス金属繊維で構成した。 (4)一方、被検体の円筒外胴表面の長手方向の大部分にわたり接触するため の毛先長さと幅をもち、陽電極と進行方向同一長さに、前記と同一材質 の接触素子の陰電極を機体外枠に固定し、その位置は、回動進行中の被 検体の検査要部を陽電極により印加した電圧により、被検体のシール不 良の有無からくる電気的変化を捉 えるよう構成した。 (5)上記陰陽両電極は、印加電圧のための電源と、陰陽両電極間に発生する 被検体の欠陥からくる放電などの電気的変化を捉える検出制御回路を装 備し、これらを配線により連結した構成とした。
【0006】
【考案実施の形態】
以下、本考案の実施例として、図1乃至図6を参照して説明する。 図1は、陰陽両電極の代表としての陰電極で、接触素子21′を上面とした状 態を見た斜視図、並びにこれの図示A部の断面図を示す。12は、外枠ホールダ ー、13は接触素子21′の単位ホールダーでこの複数個を締め付けボルト14 で外枠ホールダー12内に固定される。
【0007】 図2は、本考案のコンベアベルト51並びにクッションゴムベルト54による 被検体30の回動搬送機構と陰陽両電極20及び21、並びに被検体30との相 関関係を示した電極センサー装置10の機構を、搬送方向と直角に見た断面説明 図である。
【0008】 ここで、外枠フレーム57には、外枠ホールダー11と12が固定され、また クッションゴムベルト54は、コンベアベルトと直角方向に押し付ける作用をす る発条55と発条ガイド56により外枠57に摺動自在に固定される。52およ び53は、被検体30の長手方向位置決めのための振れ止め板であり、これによ り被検体30は搬送中陰陽両電極と固定の相対位置状態を保つことが出来る。
【0009】 61および62は本考案の電極センサー装置の配線で陰陽両電極と電源63な らびに検出制御回路60からなり、陰陽両電極の接点は、両電極共図1の62で 表示しているように締め付けボルト14に締結される。
【0010】 図3は、図2側面をE方向からみた説明図で、押さえ発条部は便宜上断面図と している。 図4は、被検体の一例としての使い捨ての点滴目薬の断面図で、一般的に内容 液32を充填後首部31を溶着シールするが ここの付け根を含むC部がシール 検査の対象部分である。また、図5は、キャップ付の点滴目薬用ミニボトル40 の例を示し、図示の首部41及びネジ部42のC′部がシール検査互対象部分で ある。本実施例では、図4の被検体30を検査対象としている。
【0011】 図6は、本考案のピンホール検査装置の電極センサー装置10と、これに被検 体を常に同一姿勢で供給するための一例として、投入ホッパー72と俗称スター ホイル式自動供給機71並びに被検体フィーダー70とを組み合せたシステムの 構成例を示す。 ここで、73は被検体の単体保持溝、74は装着被検体のガイドカバー、75 は同様のサイドカバーとする。
【0012】 次いで、これらの動作および機能を説明する。 スターホイール自動供給機71に、進行方向直角で且つ検査要部Cを図示手前 に揃えて投入した被検体30は、そのままの同一姿勢で被検体フィーダー70を 介してピンホール検査装置のコンベアベルト51上に進入する。
【0013】 進入した被検体30は、クッションゴム54の先端テーパー部tでP方向に進 行するコンベアベルト51間に挟まみこまれ、図示r方向のような回動して電極 センサー装置10の中心部に進み、検査要部Cは陽電極20の接触素子20′に 、また同時に円筒胴体外周部は、陰電極21の接触素子21′に接触しながら進 行する。
【0014】 それぞれの陰陽電極の接触素子20′および21′の先端部の進行方向長さは 検査要部Cが一回転し接触するのに十分な長さSとしているため、ここで検査要 部Cには陽電極の接触素子20′で回転しながら電圧を印加し、同時に被検体の 円筒胴体外周部に接触する陰電極接触素子21′が上記印加電圧をトレースし、 検査要部Cにあるピンホールなどシール不良の有無を検出検査する。
【0015】 もし、検査要部Cにシール不良が検出されると、陰陽電極間と電源63を構成 する回路中の検出制御回路60で、電流値の変化などの電気的変化を捉えるため 、ここで、ピンホール検査機としての機能を完結出来ることとなる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成されているので、次に記載する効果を発揮する。
【0017】 陰陽両電極とも、被検体に、直接接触する構成とし、接触素子を線径が数十ミ クロンから100ミクロン級の微小径で、腰強く且つしなやかな非晶質材料とし てのアモルファス金属繊維を使用しているため、
【0018】 非接触式の電極に比し、検査要部の複雑な形状に対し柔軟に追従対応しながら 接触し電圧を印加するため、より低電圧で印加が可能とする効果がある。
【0019】 発明者の経験では、社内比較ではあるが、非接触式電極より50〜70%、燐 青銅などの一般金属繊維製の本考案類似形状の電極に比し約20〜40%低い印 加電圧で十分の印加性能を発揮できることを確認できた。
【0020】 これは、ガラス製の被検体は勿論、樹脂製のより薄肉厚の被検体に対し、絶縁 破壊の穴あけの危険なく効率的な検査を可能にする効果がある。
【0021】 また、本考案のアモルファス金属繊維の接触素子は、一つの優れた特性として 、一般の金属繊維に比し、長時間にわたり疲労性の変形、変質なく、腰強くしな やかで復原自在な機能を発揮できるので極めて長期の寿命が保てる特徴がある。
【0022】 また、本考案で採用している接触素子のアモルファス金属繊維は、一般金属製 繊維の類似形状の接触素子より初期単価は割り高であるが、使用時間当たりで比 較すれば長寿命であることに加え、取り替えのための工賃を加算すれば殆どその コスト差はない。
【0023】 さらに、本考案の被検体の回動搬送機構は、直行するコンベアベルトとこれに 平行構成の固定クッションベルトの間に被検体を挟み込み相対的に回動運動を付 与しながら搬送する極めて簡単な構成としているので、検査装置としての低コス ト製造化を可能にし、製品としてのコスト競争力も十分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のピンホール検査用電極センサー装置の
陰電極の構造説明図。
【図2】本考案のピンホール検査用電極センサー装置の
搬送機の搬送方向と直角の断面で、被検体を検査中の動
態説明図。
【図3】図2断面説明図を側面からみた電極センサー装
置で被検体検査中の動態説明図。
【図4】使い捨て目薬容器の被検体の断面図。
【図5】キャップ付容器の被検体の説明図。
【図6】本考案の電極センサーを採用したピンホール検
査装置とスターホイール式自動供給装置を組み合せたシ
ステムとしての被検体検査動態説明図。
【符号の説明】
10、 電極センサー装置 11、 外枠ホールダー 12、 外枠ホールダー 14、 締め付けボルト 20、 陽電極 20′、接触素子 21、 陰電極 21′、接触素子 30、 被検体 31、 首部 32、 内容液 40、 被検体 41、 首部 42、 ネジ部 51、 コンベアベルト 52、 振れ止め板 53、 振れ止め板 54、 クッションゴムベルト 61、 配線 62、 配線 63、 電源 64、 検出制御回路 70、 被検体フィーダー 71、 スターホイール 72、 ホッパー 73、 被検体単体保持溝 74、 ガイドカバー 75、 サイドカバー C、 被検体の検査要部 C′ 被検体の検査要部
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂などの非導電性材料で形成され内部
    に導伝性の内容物が充填された密封容器を搬送状態下
    で、ピンホール又はシール不良などの包装の欠陥を検査
    するピンホール検査装置において、 使い捨ての点滴目薬容器又は、医薬用アンプルのような
    樹脂又はガラス製の所謂る円筒ミニボトルの包装容器
    (以下被検体と言う、30又は40)を対象とし、 搬送機のコンベアベルト(51)の外表面から被検体の
    円筒胴体外径(d)よりやや少なめの間隔(h)で前記
    コンベアベルトと平行に配置した、クッションゴムベル
    ト(54)により前記コンベアベルト間に搬送方向と直
    角に被検体の円筒外胴部を挟みこむことで前記コンベア
    ベルトの進行により被検体に強制的な回動を惹起させる
    前記被検体の搬送手段と、 前記コンベアベルト上を回動しながら搬送進行する被検
    体の検査要部(C又はC′)に電圧を印加する位置に配
    置し、前記検査要部に接触印加するよう切り揃えた余裕
    ある先端長さをもち、前記検査要部(C又はC′)と同
    一かそれ以上の余裕もった幅(V)で、且つ被検体の前
    記検査要部が搬送方向に一回転以上回動するのに必要な
    接触長さ(S)の、金属製外枠ホールダー(11)に方
    形断面の束状に密生固着した線径が数十ミクロンから1
    00ミクロン級の微小径で、腰強く且つしなやかな非晶
    質材料としてのアモルファス金属繊維を電極接触素子
    (20′以下接触素子と言う)の陽電極(20)と、 前記コンベア上で回動進行する被検体が円筒胴体部に接
    触する十分の先端長さと、被検体の長手方向に十分の長
    さで接触する幅(W)をもち、前記陽電極と搬送方向同
    一長さ(S)の金属外枠ホールダー(12)に方形断面
    の束状に密生固着の前記陽電極で採用したものと同材質
    で同一線径のアモルファス金属繊維製の接触素子(2
    1′)の陰電極(21)と前記陽電極に一定値の電圧を
    供給する電源(63)と、前記陰陽両電極とを結ぶ配線
    (61および62)における電気的変化を検出する検出
    制御回路(60)と、を備えたことを特徴とする、 ピンホール検査用電極センサー装置。
JP1997011841U 1997-12-10 1997-12-10 ピンホール検査用電極センサー装置 Expired - Lifetime JP3052153U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011841U JP3052153U (ja) 1997-12-10 1997-12-10 ピンホール検査用電極センサー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011841U JP3052153U (ja) 1997-12-10 1997-12-10 ピンホール検査用電極センサー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3052153U true JP3052153U (ja) 1998-09-14

Family

ID=43186280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997011841U Expired - Lifetime JP3052153U (ja) 1997-12-10 1997-12-10 ピンホール検査用電極センサー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052153U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6794885B1 (en) Device for inspecting hermetically sealed packages
JP2008128828A (ja) 液漏れ検出装置、液漏れ検出方法及び内容物が充填された包装袋の製造方法、包装袋
JP3052153U (ja) ピンホール検査用電極センサー装置
US7167803B2 (en) Vessel inspection method and vessel inspection device
KR20200145678A (ko) 커버 시트의 접착강도 측정 방법 및 캐리어 플레이트
CN216482803U (zh) 用于圆柱形主体的检测设备和集束包
JP2003307509A (ja) 絶縁被覆物のピンホール検査方法
JP4943084B2 (ja) ピンホール検査装置用電極
JP2000338089A (ja) ピンホール検査装置およびその検査方法
JP4416307B2 (ja) ピンホール検査機
JPH09222378A (ja) ピンホール検査装置
JP4164372B2 (ja) 包装袋の袋口シール部検査装置
JP3047854U (ja) ピンホール検査装置用電極
JP2003254941A (ja) ピンホール検査機
JP6249437B2 (ja) シール部の密封性検査装置
DE19705528C2 (de) Verfahren zum Überprüfen hermetisch abgedichteter Verpackungen
JP4137513B2 (ja) 密封包装物の検査装置用電極
JPH10288564A (ja) ピンホール検査用電極センサー装置
JP4435294B2 (ja) シール不良検査装置
JPS642886B2 (ja)
JP3519347B2 (ja) 密封包装容器の密封不良検査装置
JP2004132713A (ja) 品質検査方法及び品質検査装置
JP2004264190A (ja) ピンホール検査装置
WO2024084658A1 (ja) シリンジのゴム栓検査装置
JP2002333383A (ja) ピンホール検査機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term