JP3051038B2 - ごみ貯留装置 - Google Patents

ごみ貯留装置

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JP3051038B2
JP3051038B2 JP6321120A JP32112094A JP3051038B2 JP 3051038 B2 JP3051038 B2 JP 3051038B2 JP 6321120 A JP6321120 A JP 6321120A JP 32112094 A JP32112094 A JP 32112094A JP 3051038 B2 JP3051038 B2 JP 3051038B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭から排出されるご
みを一時的に貯めておくごみ貯留装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、一般の家庭から排出されたごみ
は、その収集日が決められているため、収集日まで保管
する必要があり、例えば集合住宅の場合には、その敷地
の一角に保管場所が設けられ、収集日まで保管されてい
る。
【0003】そして、このように、一時的に、ごみを保
管する装置として、例えば特公平3−80681号公報
に示されるものがある。この塵貯溜装置は、図9に示す
ように、倒立U字状の塵貯溜筒151と、この塵貯溜筒
151の並行する両筒部152,153の下端周壁に設
けた開閉蓋154付きの塵投入口155および塵排出口
156と、両筒部152,153の下端に多孔性部15
7を経て水を流入させるタンク158,159と、両タ
ンク158,159の水を排出するパイプ160と、上
記塵投入口155を有する筒部152内に塵投入口15
5から投入された塵を上向きに移送するために組み込ま
れた回転スクリュウ161とから構成されたものであ
る。
【0004】この構成によると、塵投入口155から投
入された塵は、回転スクリュウ161の回転により、筒
部152の上方に移送され、屈曲筒162を経て筒部1
53内に落下されて貯溜される。
【0005】そして、貯溜された塵は、開閉蓋154を
開くことにより、塵排出口156から取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の塵貯溜装置の構
成によると、ごみは、塵投入口155から一方の筒部1
52内に設けられた回転スクリュウ160により内部に
取り込まれ、そして他方の筒部153内に貯溜されるこ
とになるが、塵の貯溜容量は、予め決められた筒部15
3以上の大きさにはならず、したがって例えば集合住宅
が大きくなれば、その大きさに応じたものを製作する必
要があり、コストが高くつくとともに、設置面積も大き
くなるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解消し得るご
み貯留装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、上面に開口部が形成された
ごみ貯留容器の中間部に中間床を配置して、その上方を
ごみ収容室にするとともにその下方を汚水室となし、こ
の中間床にごみを押し込むためのスクリュウ装置を配置
し、このスクリュウ装置のスクリュウ羽根の一端部に対
応する貯留容器の側壁部にごみ投入口を形成するととも
に、スクリュウ羽根の他端部に対応する貯留容器の側壁
部にごみ排出口を形成し、上記ごみ貯留容器のごみ収容
室上方の開口部を覆う屋根体を、ごみ貯留容器の周壁部
に沿って昇降可能に配置したごみ貯留装置である。
【0009】また、上記課題を解決するため、本発明の
第2の手段は、上面に開口部が形成されたごみ貯留容器
の中間部に中間床を配置して、その上方をごみ収容室に
するとともにその下方を汚水室となし、この中間床の上
方位置におけるごみ貯留容器の一側壁部にごみ供給口を
形成するとともに、他側壁部にごみ排出口を形成し、上
記ごみ貯留容器に、上記ごみ供給口およびごみ排出口を
開閉する供給側および排出側開閉蓋を設け、この供給側
開閉蓋に、ごみを押し込むためのスクリュウ装置を取り
付けるとともに、この供給側開閉蓋を揺動させて、スク
リュウ装置の姿勢をごみ排出口側に向く排出姿勢とごみ
収容室内の上方部を向く押込み姿勢との間で揺動させる
揺動装置を設け、上記ごみ貯留容器のごみ収容室上方の
開口部を覆う屋根体を、ごみ貯留容器の周壁部に沿って
昇降可能に配置したごみ貯留装置である。
【0010】さらに、上記の各ごみ貯留装置における、
ごみ貯留容器の中間床の下方に、汚水室の他にごみ分別
収集室を設けたものである。
【0011】
【作用】上記第1の手段の構成によると、ごみ貯留容器
の屋根体が昇降可能に設けられているので、ごみを貯え
るごみ収容室の大きさが、貯留されたごみの量に応じて
変動する。したがって、非常に簡単な構成でかつ設置面
積を広くすることなく、多くのごみの貯留に対処するこ
とができる。
【0012】また、第2の手段の構成によると、ごみを
押し込むためのスクリュウ装置を供給側開閉蓋に取り付
けたので、揺動装置でこの供給側開閉蓋を揺動させるこ
とにより、ごみ収納室内でのスクリュウ羽根の姿勢を自
由に変えることができ、したがってごみの押し込み、排
出を容易に行うことができる。
【0013】さらに、ごみ貯留容器の下方に、ごみ分別
収集室を設けたので、例えば空瓶、空缶などを貯留する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2に基づき説明する。図1および図2において、1はご
みを貯める箱型状(円筒状でもよい)のごみ貯留容器
で、その上面が開口部2にされるとともに、この開口部
2を上方から覆う例えば椀型形状の屋根体3が設けられ
ている。
【0015】上記ごみ貯留容器1内の下寄りの中間部分
には、断面がV字形状にされるとともに、一端側よりも
他端側が上方に位置するように傾斜された中間床4が設
けられており、この中間床4よりも上方の空間部がごみ
を貯えるごみ収容室5にされるとともに、この中間床4
よりも下方の空間部が汚水を溜める汚水室(例えば、汚
水処理機能を有している)6にされている。
【0016】そして、上記中間床4の中央谷部には、ご
みを押し込むためのスクリュウ装置7が設けられてい
る。すなわち、中間床4の中央谷部は、断面が半円状に
されたケーシング部4aに形成されるとともに、このケ
ーシング部4aは、一端側より他端側が上方位置となる
ように上向きに傾斜されている。
【0017】上記スクリュウ装置7は、上記ケーシング
部4a内に回転自在に配置されたごみ移送用の軸付きス
クリュウ羽根8と、一端側の前壁部1aの外側に取り付
けられたスクリュウ羽根8の回転駆動用のモータ9とか
ら構成されている。
【0018】また、上記ごみ貯留容器1の前壁部1aに
は、ごみをスクリュウ羽根8の一端側に投入するための
ごみ投入口11が形成されるとともに、他端側の後壁部
1bには、ごみ排出口12が形成され、またこも投入口
11およびごみ排出口12には、それぞれ開閉蓋13,
14が設けられている。
【0019】上記ごみ貯留容器1の中間床4のケーシン
グ部4aの前壁部1a寄り底面には、汚水を汚水室6に
導くための連通口15が形成され、またごみ投入口11
側には、ごみ収容室5側に貯えられたごみの落下を防止
するとともに、投入されたごみを、スクリュウ羽根8上
に導くガイド板16が設けられている。
【0020】さらに、上記ごみ貯留容器1の上面の開口
部2を覆うとともにごみ収容室5を構成する屋根体3
は、図面の実線と仮想線とで示すように、ごみ貯留容器
1の周壁部に案内されて、所定高さだけ昇降可能に設け
られている。勿論、ごみ貯留容器1の周壁部の内面に
は、屋根体3の下端を保持する保持部材(図示せず)が
複数箇所に設けられている。
【0021】また、上記屋根体3が、開口部2から飛び
出さないように、ごみ貯留容器1の周壁部の上端部に
は、下向きの折返し部1cが設けられるとともに、屋根
体3の周壁部の下端には、上向きの折返し部3aが設け
られている。
【0022】上記構成において、ごみを貯留する場合、
モータ9によりスクリュウ羽根8を回転させておき、そ
して開閉蓋13を開き、ごみ投入口11よりごみをスク
リュウ羽根8上に投入する。
【0023】すると、ごみはスクリュウ羽根8により、
屋根体3の下方に形成されるごみ収容室5内に移動し貯
留される。そして、ごみ収容室5が一杯になってきた場
合でも、スクリュウ羽根8により、強制的にごみ収容室
5内に押し込まれるため、屋根体3が上昇し、さらにご
みが貯留される。収容されるごみ量は、ごみ貯留容器1
の周壁部と屋根体3との、互いの折返し部1c,3a同
士が係合するまでの容量となる。なお、この屋根体3の
高さを見ることにより、収容されたごみの量を知ること
ができる。
【0024】また、このようにして貯留されたごみから
出る汚水は、連通口15から、汚水室6内に入り、ここ
で一時的に溜められ、外部に漏れないようにされてい
る。次に、ごみ貯留容器1内に貯えられたごみを排出す
る場合、すなわちごみ収集車21に移す場合、まず開閉
蓋14を開き、ごみ排出口12にごみ収集車21側の投
入口22を合わせる。
【0025】そして、モータ9により、スクリュウ羽根
8を回転駆動させれば、ごみ収容室6内のごみを、スク
リュウ羽根8により、詰まることなく、すなわち極めて
容易に、ごみ収集車21側に移動させることができる。
【0026】このように、ごみ貯留容器1の、屋根体3
を昇降可能に構成したので、ごみを貯えるごみ収容室5
の大きさが、貯留されたごみの量に応じて変動するた
め、非常に簡単な構成で、すなわち安価な構成でかつそ
の設置面積を広くすることなく、多くのごみの貯留に対
処することができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施例を図3〜図8
に基づき説明する。上記第1の実施例においては、ごみ
を押し込むためのスクリュウ装置を固定配置したが、本
第2の実施例においては、このスクリュウ装置を、鉛直
面内で揺動させ得るようにしたものである。
【0028】図3および図4において、31はごみを貯
める円筒状(角筒状でもよい)のごみ貯留容器で、その
上面が開口部32にされるとともに、この開口部32を
上方から覆う例えば椀型形状の屋根体33が設けられて
いる。
【0029】上記ごみ貯留容器31内の下寄りの中間部
分には、断面がV字形状にされるとともに、一端側より
も他端側が上方に位置するように傾斜された中間床34
が設けられており、この中間床34よりも上方の空間部
がごみを貯えるごみ収容室35にされるとともに、この
中間床34よりも下方の空間部36に、汚水を溜める汚
水室(例えば、汚水処理機能を有している)37と、分
別収集室38とが設けられている。
【0030】また、上記ごみごみ貯留容器31の中間床
34の一端側に対応する前壁部31aには、ごみ供給口
39が形成されるとともに、他端側に対応する後壁部3
1bには、ごみ排出口40が形成されている。
【0031】さらに、ごみ供給口39には、下端部がヒ
ンジ機構41を介して支持されるとともに揺動装置42
により鉛直面内で揺動される供給側開閉蓋43が設けら
れ、この供給側開閉蓋43の外側位置でかつその上方位
置には、取付部材44を介してごみ投入口45が設けら
れるとともに、このごみ投入口45を開閉する投入蓋4
6がヒンジ機構47を介して設けられている。
【0032】勿論、上記供給側開閉蓋43の揺動範囲に
おいて、その両側面には、ごみがこぼれるのを防止する
ための側板部31fが設けられている。そして、上記中
間床34の中央谷部には、ごみを移送するためのスクリ
ュウ装置51が配置されるとともに、このスクリュウ装
置51は、上記供給側開閉蓋43に取り付けられて、鉛
直面内で揺動し得るように構成されている。
【0033】すなわち、中間床34の中央谷部は、断面
が半円状にされたケーシング部34aに形成され、また
このケーシング部34aも、一端側であるごみ供給口3
9側より他端側であるごみ排出口40側が、上方位置と
なるように上向きに傾斜されている。
【0034】上記スクリュウ装置51は、供給側開閉蓋
43側から上記ケーシング部34a内に突出されてごみ
を押し込むための軸付きスクリュウ羽根52と、供給側
開閉蓋43に取り付けられて上記スクリュウ羽根52を
回転させる回転駆動装置例えばモータ53とから構成さ
れている。
【0035】なお、スクリュウ装置51の供給側開閉蓋
43への取り付け方法は、スクリュウ羽根52側を供給
側開閉蓋43に直接支持させる方法と、モータ53側を
供給側開閉蓋43に支持させて、スクリュウ羽根52を
このモータ53を介して支持させる方法とがあり、装置
自体の大きさまたは使用状態により、どちらかの構成が
採用される。
【0036】上記揺動装置42は、図5に示すように、
取付部材44側に取付ピン61を介して保持された第1
めねじ体(ナット体)62および供給側開閉蓋43側に
取付ピン63を介して保持された第2めねじ体(ナット
体)64と、これら両めねじ体62,64に亘って螺合
挿通されたおねじ体(ねじ棒)65と、このおねじ体6
5の一端側の外端部に設けられた回転用のハンドル66
とから構成されている。
【0037】したがって、このハンドル66を回転させ
ることにより、供給開閉蓋43を矢印a方向で揺動すな
わち開閉させることができ、したがってこの供給側開閉
蓋43の開閉動作に応じて、矢印bにて示すように、ス
クリュウ羽根52が鉛直面内で揺動することになる。
【0038】また、図3の矢印cにて示すように、上記
ごみ排出口40には、ヒンジ機構71を介して、排出側
開閉蓋72が開閉自在に設けられている。なお、ごみ排
出口40が円形であるのに対して、この排出側開閉蓋7
2は矩形状をしており、ごみをごみ収集車76に排出す
る際のガイド板の役目をするように考慮されている。
【0039】次に、ごみ貯留容器31の中間床34の下
方に設けられる汚水室37および分別収集室38につい
て説明する。すなわち、図6および図7に示すように、
中間床34の下方に形成される空間部36には、ケーシ
ング部34aに沿って一対の仕切板81が設けられて、
中央空間部36Aと、左右の側部空間部36B,36C
とに区画されている。
【0040】そして、中央空間部36Aは、さらにスク
リュウ装置51の供給側と排出側とに、仕切板82によ
り2つに分割され、その投入側が汚水室37とされ、そ
の排出側が第1分別収集室38Aとされ、上記左右の側
部空間部36B,36Cが第2および第3分別収集室3
8B,38Cにされている。また、これら各分別収集室
38A〜38Cに対応する側壁部31b,31c,31
dには、ごみ投入口83A,83B,83Cおよびごみ
排出口84A,84B,84Cがそれぞれ設けられてい
る。勿論、これらの投入口83A〜83Cおよびごみ排
出口84A〜84Cには、それぞれ蓋85A〜85C,
86A〜86Cが設けられている。
【0041】さらに、上記各分別収集室38A〜38C
には、ごみ投入口83A〜83Cから投入された分別ご
み(例えば、空瓶、アルミニュウム製の空缶、スチール
製の空缶など)を、ごみ排出口84A〜84Cまで移送
する移送装置、例えばスラットコンベヤ91A〜91C
が、それぞれ配置されている。
【0042】なお、各スラットコンベヤ91A〜91C
を配置する際に、互いに干渉しないように、例えば中央
のスラットコンベヤ91Aが、他のスラットコンベヤ9
1B,91Cよりも上方に配置される。勿論、上下を逆
に配置してもよく、配置空間が十分広い場合には、各ス
ラットコンベヤ91A〜91Cを、同一平面内に配置す
ることもできる。
【0043】上記各スラットコンベヤ91A〜91C
は、例えば歯車機構(具体的には、マイタ歯車)92A
〜92Cにより、外部からハンドル93A〜93Cによ
り回転し得るように構成されている。勿論、電動機によ
り、自動的に駆動させることもできる。
【0044】なお、上記各分別収集室38A〜38C内
には、ごみ投入口83A〜83Cから投入されたごみを
スラットコンベヤ91A〜91C上に、導くためのホッ
パー部(図示せず)が設けられている。
【0045】また、上記ごみ貯留容器31の中間床34
のケーシング部34aの前壁部31a寄り底面には、汚
水を汚水室37に導くための連通口101が形成されて
いる(図3参照)。
【0046】上記屋根体33には、脱臭装置が具備され
ている。すなわち、屋根体33の中央部には、複数個の
開口穴111が形成されるとともに、これら開口穴11
1を覆うとともに内部に脱臭装置(例えば、コロナ放電
を利用したもの)112が配置された円筒状の排気筒1
13が設けられ、この排気筒113の上壁部中央には、
空気の排出口113aが設けられるとともに、この排出
口113aに排気用ファン114が設けられている。
【0047】したがって、排気用ファン114を常に駆
動させておけば、ごみ貯留容器31内の空気が開口穴1
11から脱臭装置112を通り、排出口113aから外
部に排出されるため、ごみの臭いが周囲に放出されるの
が防止される。
【0048】さらに、第1の実施例と同様に、上記ごみ
貯留容器31の上面の開口部32を覆うとともにごみ収
容室35を構成する屋根体33は、図面の実線と仮想線
とで示すように、ごみ貯留容器31の周壁部に案内され
て、所定高さだけ昇降可能に設けられている。この場合
も、ごみ貯留容器31の周壁部の内面には、屋根体33
の下端を保持する保持部材(図示せず)が複数箇所に設
けられている。
【0049】また、上記屋根体33が、開口部32から
飛び出さないように、ごみ貯留容器31の周壁部の上端
部には、下向きの折返し部31eが設けられるととも
に、屋根体33の周壁部の下端には、上向きの折返し部
33aが設けられている。
【0050】上記構成において、ごみを貯留する場合、
図5に示すように、まず投入蓋46を開くとともにモー
タ53によりスクリュウ羽根52を回転させておき、そ
して揺動装置42のハンドル66を回転させて供給側開
閉蓋43を開き、ごみ投入口45よりごみを投入すれば
よい。
【0051】すると、この時、スクリュウ羽根52の向
きは、ごみ収容室35の上方に向いており、したがって
スクリュウ羽根52により、ごみはごみ収容室35内に
押し込まれて貯留される。
【0052】そして、ごみ収容室35が一杯になってき
た場合でも、スクリュウ羽根52により、強制的にごみ
収容室35内に押し込まれるため、屋根体33が上昇
し、さらにごみが貯留される。収容されるごみ量は、ご
み貯留容器31の周壁部と屋根体33との、互いの折返
し部31e,33a同士が係合するまでの容量となる。
なお、この屋根体33の高さを見ることにより、収容さ
れたごみの量を知ることができる。
【0053】また、このようにして貯留されたごみから
出る汚水は、連通口101から、汚水室37内に入り、
ここで一時的に溜められ、外部に漏れないようにされて
いる。
【0054】次に、ごみ貯留容器31内に貯えられたご
みを排出する場合、すなわちごみ収集車76に移す場
合、まず排出側開閉蓋72を開くとともに、この排出側
開閉蓋72の先端部をごみ収集車76側の投入口77内
に挿入する。
【0055】そして、モータ53により、スクリュウ羽
根52を回転駆動させれば、ごみ収容室35内のごみ
を、スクリュウ羽根52により詰まることなく、すなわ
ち極めて容易に、排出側開閉蓋72を介してごみ収集車
76側に移動させることができる。
【0056】なお、ごみの排出時に、ごみ収納室35内
でブリッジなどの現象が生じた場合には、図8に示すよ
うに、揺動装置42により供給側開閉蓋43を開き、す
なわちスクリュウ羽根52を上向きにさせて(若しくは
揺動させて)、モータ53を駆動させれば、スクリュウ
羽根52の回転により、ブリッジを崩すことができる。
【0057】一方、不燃性ごみである空瓶、空缶など
は、中間床34の下方に形成された3つの分別収集室3
8A〜38C内にそれぞれ投入されて貯留される。この
時、空缶などを潰す簡易式プレスを、このごみ貯留容器
31の傍に置いておくことにより、その貯留効率を高め
ることができる。
【0058】そして、ごみ収集車76がきた時、各排出
口84A〜84Cの蓋86A〜86Cを開いた後、ハン
ドル93A〜93Cを回転させることにより、各分別収
集室38A〜38C内のスラットコンベヤ91A〜91
Cを駆動させれば、貯留された空瓶、空缶などを回収す
ることができる。
【0059】すなわち、このごみ貯留容器31のごみ収
納室35の下方に、空瓶、空缶などを貯留することによ
り、スペースの有効利用を図ることができる。また、第
1の実施例と同様に、ごみ貯留容器31の屋根体33を
昇降可能に構成したので、ごみを貯えるごみ収容室35
の大きさが、貯留されたごみの量に応じて変動するた
め、非常に簡単な構成で、すなわち安価な構成でかつそ
の設置面積を広くすることなく、多くのごみの貯留に対
処することができる。
【0060】さらに、ごみを押し込むためのスクリュウ
装置51を供給側開閉蓋43に取り付けたので、例えば
この排出側開閉蓋43を揺動させることにより、ごみ収
納室35内でのスクリュウ羽根52の姿勢を自由に変え
ることができ、したがってごみの押し込み、排出を非常
に容易に行うことができる。
【0061】ところで、上記第2の実施例においては、
供給側開閉蓋43を揺動させる揺動装置42として、ね
じ機構式のものを説明したが、例えば供給側開閉蓋43
を支持しているヒンジ機構41を、直接、回転させるよ
うにして、供給側開閉蓋43を揺動させるようにしても
よい。
【0062】この場合、供給側開閉蓋43を支持してい
る支持ピンの端部に、従動歯車を取り付けておき、この
従動歯車に噛合する駆動歯車を、ハンドルを介して回転
させるような装置が設けられる。
【0063】また、上記第2の実施例において、ごみ貯
留容器31内の下部に、3つの分別収集室38A〜38
Cを設けるとともに、それぞれにスラットコンベヤ91
A〜91Cを設け、かつ屋根体33に脱臭装置112を
設けた構成としたが、勿論、第1の実施例におけるごみ
貯留容器1にも、同様の構成を設けることができる。
【0064】また、上記各実施例においては、屋根体の
昇降を一段式としたが、複数段でもって昇降するような
もの(伸縮式の構造)としても良い。このように、屋根
体を、複数段でもって昇降可能に構成することにより、
ごみの収容量を一層増加させることができる。
【0065】また、屋根体の形状を、ドーム式として説
明したが、勿論、他の形状、例えば平板形状のものでも
よい。さらに、上記各実施例においては、スクリュウ羽
根を軸付きのものとして説明したが、例えば軸の無いリ
ボン状スクリュウ羽根を使用することもできる。この場
合、スクリュウ羽根の端部に連結され、またはスクリュ
ウ羽根の外周部に設けられた環状部材を介して連結され
た回転駆動装置により、回転駆動される。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の手段の構成
によると、ごみ貯留容器の屋根体を昇降可能に設けたの
で、ごみを貯えるごみ収容室の大きさが、貯留されたご
みの量に応じて変動するため、非常に簡単な構成で、す
なわち安価な構成でかつ設置面積を広くすることなく、
多くのごみの貯留に対処することができる。
【0067】第2の手段の構成によると、ごみを押し込
むためのスクリュウ装置を排出側開閉蓋に取り付けたの
で、揺動装置でこの排出側開閉蓋を揺動させることによ
り、ごみ収納室内でのスクリュウ装置の姿勢を自由に変
えることができ、したがってごみの押し込み、排出を容
易に行うことができる。特に、ブリッジ現象を解消する
ことができる。
【0068】また、各手段におけるごみ貯留容器の下方
に、ごみ分別収集室を設けたので、例えば空瓶、空缶な
どを貯留することができ、したがってスペースの有効利
用を図ることができる。
【0069】さらに、各手段における屋根体を、複数段
でもって昇降可能に構成することにより、ごみの収容量
を一層増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるごみ貯留装置の
概略構成を示す断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるごみ貯留装置の
概略構成を示す断面図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【図5】図3の要部断面図である。
【図6】同第2の実施例における要部断面図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】同第2の実施例におけるごみ貯留装置の使用状
態を示す断面図である。
【図9】従来例におけるごみ貯留装置の概略構成を示す
一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 ごみ貯留容器 1a 前壁部 1b 後壁部 2 開口部 3 屋根体 4 中間床 4a ケーシング部 5 ごみ収容室 6 汚水室 7 スクリュウ装置 8 スクリュウ羽根 9 モータ 11 ごみ投入口 12 ごみ排出口 15 連通口 31 ごみ貯留容器 31a 前壁部 31b 後壁部 32 開口部 33 屋根体 34 中間床 34a ケーシング部 35 ごみ収容室 36 空間部 37 汚水室 38 分別収集室 40 ごみ排出口 42 揺動装置 43 供給側開閉蓋 51 スクリュウ装置 52 スクリュウ羽根 53 モータ 72 排出側開閉蓋 91A〜91C スラットコンベヤ 101 連通口 111 開口穴 112 脱臭装置 113 排気筒 114 排気用ファン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−288701(JP,A) 特開 平3−161195(JP,A) 特開 昭58−89501(JP,A) 特開 昭54−125881(JP,A) 実開 昭58−83302(JP,U) 実開 平1−147303(JP,U) 登録実用新案3001538(JP,U) 特公 平3−80681(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 1/10 B65F 5/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に開口部が形成されたごみ貯留容器の
    中間部に中間床を配置して、その上方をごみ収容室にす
    るとともにその下方を汚水室となし、この中間床にごみ
    を押し込むためのスクリュウ装置を配置し、このスクリ
    ュウ装置のスクリュウ羽根の一端部に対応する貯留容器
    の側壁部にごみ投入口を形成するとともに、スクリュウ
    羽根の他端部に対応する貯留容器の側壁部にごみ排出口
    を形成し、上記ごみ貯留容器のごみ収容室上方の開口部
    を覆う屋根体を、ごみ貯留容器の周壁部に沿って昇降可
    能に配置したことを特徴とするごみ貯留装置。
  2. 【請求項2】上面に開口部が形成されたごみ貯留容器の
    中間部に中間床を配置して、その上方をごみ収容室にす
    るとともにその下方を汚水室となし、この中間床の上方
    位置におけるごみ貯留容器の一側壁部にごみ供給口を形
    成するとともに、他側壁部にごみ排出口を形成し、上記
    ごみ貯留容器に、上記ごみ供給口およびごみ排出口を開
    閉する供給側および排出側開閉蓋を設け、この供給側開
    閉蓋に、ごみを押し込むためのスクリュウ装置を取り付
    けるとともに、この供給側開閉蓋を揺動させて、スクリ
    ュウ装置の姿勢をごみ排出口側に向く排出姿勢とごみ収
    容室内の上方部を向く押込み姿勢との間で揺動させる揺
    動装置を設け、上記ごみ貯留容器のごみ収容室上方の開
    口部を覆う屋根体を、ごみ貯留容器の周壁部に沿って昇
    降可能に配置したことを特徴とするごみ貯留装置。
  3. 【請求項3】屋根体を複数段でもって昇降可能に構成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載のごみ貯留装
    置。
  4. 【請求項4】ごみ貯留容器の中間床の下方に、汚水室の
    他にごみ分別収集室を設けたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のごみ貯留装置。
  5. 【請求項5】屋根体に排気筒を設けるとともに、この排
    気筒内に脱臭装置を設けたことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載のごみ貯留装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011048786A1 (ja) * 2009-10-21 2011-04-28 旭化成エレクトロニクス株式会社 2線式伝送器

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