JP3050407U - 非接触コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のように錆の発生がなく、防水処理を行
う必要もない、安価で耐久性に富む非接触コネクタを提
供すること。 【解決手段】 一方の同軸ケーブル先端に信号電流を先
に変換する発光素子を装着し、外郭にねじ等により着脱
可能な部材を配し、他方の同軸ケーブル先端に光を信号
電流に変換する受光素子を装着し、外郭に前記部材と嵌
合可能な部材を配し、双方を着脱できるようにしたこ
と。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、信号の伝送において同軸ケーブル等を用い、主としてコネクタの着 脱が多い箇所、もしくは水のかかる可能性のあるところに用いる非接触コネクタ に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、同軸ケーブルを使用した信号伝送は、メンテナンスやレイアウト変更に 伴ってケーブルの一部を切り離す可能性があるとき、コンタクトを有する同軸コ ネクタを結線していた。

【０００３】 従来の同軸ケーブル及び同軸コネクタを使った信号伝送システムは以下記述す る欠点がある。まず、コンタクトを介して伝送することになるため、湿度の高い ところ等で使用していると、コンタクト表面に錆等が発生し接触抵抗が悪くなる ことがある。またコネクタが水のかかるところで使用する場合は、パッキンやＯ リング等で防水処理を施す必要があり、手数を要し、原価高となる。たとえ防水 処理を施しても結合していないとき、アクシデントで水がかかるとトラブルの原 因となった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、前記従来技術の問題点を解決するために提案したものである 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は、一方の同軸ケーブル先端に信号電流を光に変換する発光素子 を装着し、外郭にねじ等により着脱可能な部材を配し、他方の同軸ケーブル先端 に光を信号電流に変換する受光素子を装着し、外郭に前記部材と嵌合可能な部材 を配し、双方を着脱できるようにしたことである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１はアダプタに発光素子を配したものである。１は同軸ケーブルで発光素子 ２と半田付け等の方法で結線し、アダプタ本体内の結線部３３に樹脂を充填し密 閉する。発光素子２の外郭にアダプタ本体３を設ける。カップリング４０はアダ プタ本体３とエンドベル３０とを螺合できるようになっている。５は同軸コネク タ等を用いて、半田付け等の方法で結線している。１０は同軸ケーブルで発光素 子２０と半田付け等の方法で結線し、エンドベルの結線部３３０に樹脂を充填し 密閉する。受光素子２０の外郭にエンドベル３０を設け嵌合側外周にカップリン グ４０を配し螺合できるようになっている。５０は同軸コネクタで等を用いて半 田付け等の方法で結線している。 図２はプラグに発光素子を配したものである。 図１と比べてアダプタについて発光素子がプラグについた点が異なり、内蔵し ている素子が異なるだけで、機能及び構造は図１と同じである。 本実施例は発光素子及び受光素子を１つずつ用いたものであるが、それらの数 は特に定めるものではなく、発光素子１つで受光素子を２つ以上設ける。あるい は両方とも複数でも良い。

【０００７】

【効果】

本考案は以上記述した構造にすることで、同軸コネクタでは不便のある着脱の 多い場合や、水のかかる可能性がある場合などに優れ、コンタクト（接点）を有 しないため接触不良によるトラブルが発生しない効果があり、防水として用いる 場合も防水処理を施す必要がなくコストダウンが図れ、耐久性にも優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】アダプタに発光素子を配した断面図。

【図２】プラグに発光素子を配した断面図。

【符号の説明】

１、１０ 同軸ケーブル ２ 発光素子 ３ アダプタ本体 ５、５０ 同軸コネクタ ２０ 受光素子 ３０ エンドベル ３３ 結線部 ４０ カップリング ３３０ エンドベル結線部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラグとアダプタ（レセプタクル）によ
   り構成されるコネクタであって、同軸ケーブル等を用い
   て信号伝送を行うものにおいて、一方の同軸ケーブルの
   先端に信号電流を光に変換する発光素子を装着し、外郭
   にねじ等により着脱可能な部材を配し、他方の同軸ケー
   ブル先端に光を信号電流に変換できる受光素子装着し、
   外郭に前記部材と嵌合可能な部材を配し、双方を着脱で
   き電気的に接続されず、かつ防水対策を必要としないこ
   とを特徴とする非接触コネクタ。