JP3049351B2 - パチンコ遊技機における特別ゲーム用の照明表示装置 - Google Patents

パチンコ遊技機における特別ゲーム用の照明表示装置

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JP3049351B2
JP3049351B2 JP8311359A JP31135996A JP3049351B2 JP 3049351 B2 JP3049351 B2 JP 3049351B2 JP 8311359 A JP8311359 A JP 8311359A JP 31135996 A JP31135996 A JP 31135996A JP 3049351 B2 JP3049351 B2 JP 3049351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
における特別ゲーム用の照明表示装置に係り、更に詳し
くは、遊技機に現出される特別ゲームを照明報知し得る
ようにした照明表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機に代表されるパチンコ機
やアレンジボール機では、パチンコゲーム上での電飾的
効果を図り、特別ゲーム等の成立を照明表示報知するた
めの手段として、一般的にランプ部品又は照明ランプ具
とも呼ばれている照明用具が多く利用され、主な対象設
置部として、前枠の前側上縁や機内の遊技盤の前側周囲
に装着されたり、遊技盤に配設される入賞器具や図柄表
示装置等の遊技部品にも組付けられている。そしてこの
ような照明用具は、大別的に観た場合、プリント基板
(回路用パターン線をプリント形成した基板)の所定位置
に、フィラメント式ランプ(豆球)やLEDランプ(発光
ダイオード)を配置接続した夫々のタイプのものが、対
象の設置部に合わせて使用されている。このもとで特別
ゲーム等の成立例として、図柄の変動組合わせによる大
当り表示や入賞装置の開成作動に対応して、夫々の照明
用具のランプが、点灯と点滅、色変発光(赤と緑)を含む
所定条件で照明表示するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現行のパチ
ンコ機等の各部に実施されている照明用具にあっては、
その照明条件、つまり遊機盤内でのパチンコゲーム中に
現出される特別ゲーム等の成立に合わせた発光表示条件
が、夫々のランプによる点灯,点滅または変色表示を単
に繰返すだけで極めて単調になっている。このためこの
ような単調照明では、特別ゲーム等の成立に対する好適
な電飾的効果を高めることができず、また遊技者にとっ
ては、特別ゲーム等に係る快感、満足感、更には優越感
を充分に味わうことができず、何かしら物足りなさだけ
を覚えることになってしまい、その反動として強い射幸
心を希求する傾向になっていた。
【0004】また、外枠に組付けられる前枠の開口前面
側に設置されるガラス窓は、最も多く実施されている一
般的な形態のものとして、前枠の窓枠口内周囲に合わせ
てビス止めセットされる金属成形製の窓枠(金枠ともい
う)と、この窓枠の開口内に縦支軸を介して横開き式に
組付けられて施錠可能とされた金属成形製の扉枠と、同
扉枠の開口面内に挿入セットされる前後2枚の方形板状
のガラスとから構成されている。このガラス窓では、窓
枠および扉枠に照明用具を組付けることは難しく、その
電飾的な表示効果による機全体のグレードアップが図り
得ない問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために提案されたものであって、電子的な制御装置を
利用して遊技盤内で所要のゲームを展開して特別ゲーム
を現出し得るパチンコ遊技機のガラス扉側において、特
別ゲーム等の成立や現出状態を好適にかつ鮮明に表示
し、電飾的な表示効果を高め得ると共に、遊技者に快適
なインパクト,満足感を与えながら照明報知し、ガラス
扉単位で構成可能にして容易に取扱い得るようにした特
別ゲーム用の照明表示装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため本発明に係るパチンコ遊技機にお
ける特別ゲーム用の照明表示装置は、外枠に対する前枠
の正面内部にセットされた遊技盤で電子的な制御装置を
利用した所定のパチンコゲームを展開しながら特別ゲー
ムを現出し得る一方、前枠の前面側に横開き可能に装着
されたフレームレスタイプのガラス扉の前側上部で特別
ゲームの現出に合わせた照明表示をなし得るパチンコ遊
技機にあって、前記ガラス扉を、前枠の前面に整合する
方形サイズに合成樹脂成形されて前枠の側縁に支持され
る扉体と、この扉体の中央部に開口された略円形状の窓
口の裏側にセットされたガラス板とから構成し、扉体の
裏側上縁部に適宜取着されて前記制御装置に通電接続さ
れる基板と、前記特別ゲームの現出に合わせて制御装置
から出力される使用電圧をもとにして昇圧された電圧を
定時的に出力制御し得る発光用の昇圧出力制御部と、基
板に接続されて前記扉体の前側に指向され、昇圧出力制
御部から定時的に出力される昇圧電圧が発光部に印加さ
れることによって発光し得るフラッシュ照明具と、扉体
の前面側に取着されてフラッシュ照明具の発光部に整合
されたフラッシュレンズとを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】遊技機において特別ゲームが現出した場合に
は、制御装置から出力される使用電圧を昇圧出力制御部
に入力させることで、該昇圧出力制御部から昇圧電圧が
定時的に出力され、この昇圧電圧に基きガラス扉の前側
上部に取着されたフラッシュ照明具の発光部が所定時間
毎に発光して照明表示する。このフラッシュ照明具によ
る発光は、鮮明かつ刺激的であるから電飾的効果を高め
ることができ、特別ゲームを現出させた遊技者に対し
て、快感や満足感、更には優越感等を充分に与え得る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機における特別ゲーム用の照明表示装置について、好適
な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細
に説明する。なお本実施例では、遊技機として一般的な
パチンコ機を例にし、これにゲーム用の照明表示・報知
手段として利用される場合を主に例示する。
【0009】そこでまず本実施例のパチンコ機Pについ
て、図1および図2を参照して要約説明すると、縦長方
形の外枠Aの開口前面側に、各種の遊技用構成部材をセ
ットする前枠Bが、開閉および着脱が可能に組付けられ
ている。この前枠Bは、全体が合成樹脂成形されたタイ
プのものを前提にして、横開き式のガラス扉Cおよび上
球皿Dと、下球皿Eおよび打球発射装置Fそして裏側の
機構セット盤G等の主要構成部材が装備されている。ま
た、前枠Bの正面内部に着脱可能にセットされる遊技盤
Hは、図3に例示するように、盤本体30のゲーム面3
0A内の各部に各種の電気的部品(フィラメントランプ
やLEDランプ、スイッチやセンサー、ソレノイドやモ
ータ等)を有する遊技部品例として、電飾具31や回転
案内具32、入賞具33,33、図柄表示装置34およ
び電動入賞装置35等が夫々配設されている。そしてこ
れらの遊技部品の各種電気的部品が、ゲーム用の電子的
な制御装置36(図2参照)に夫々系統別に接続されて、
ゲーム内容に合わせて入出制御(点灯,検出,駆動)される
ようになっており、このもとでゲーム面30Aで所定の
パチンコゲームを展開して、特別ゲーム等の成立を現出
し得るようになっている。なお電子的な制御装置36
は、前記機構セット盤Gにおけるターミナル基盤37の
電源部(AC24V)に接続される。
【0010】また前記ガラス扉Cは、図1,図4および
図5に示すように、前枠Bの前面域に整合する方形サイ
ズに合成樹脂成形されて、前枠Bの左側縁に支持された
一枚板状の扉体27の中央部に略円形の窓口28が成形
され、この窓口28の裏側にガラス板29をセットした
「フレームレスタイプ」のものが実施されている。そし
て、前記扉体27の裏面における窓口28の上方には、
後述する照明表示装置Lを設置可能にした設置部21が
成形されている。この設置部21は、図4および図5に
例示するように、ビス孔付きのボス部やピン部等の位置
決め取着部22と、各表示手段用の挿通口23,24が
形成されている。両側部に形成された挿通口23には、
後述するフラッシュ照明具7用のフラッシュレンズ11
がフック・ビス(図示しない)等により取着され、また中
央部に形成された横長の挿通口24には、装飾を兼用す
る照明用のカバーレンズ26が同じくフック・ビス(図示
しない)等により取着される。
【0011】前述したガラス扉Cに実施される本実施例
の照明表示装置Lは、カメラ等に代表される「フラッシ
ュ照明」の技術的原理を応用したもので、前記設置部2
1に適合する形態・サイズに構成されたもとで使用可能
とされる。その基本的な構成としては、図6および図7
に例示するように、所要の形状・サイズに成形された基
板1に、使用電圧から昇圧された高電圧を定時的に出力
制御し得る発光用の昇圧出力制御部12と、この制御部
12から定時的に出力される高電圧が印加されて発光し
得るフラッシュ照明具7を接続すると共に、フラッシュ
照明具7の発光部に対応して設けられたフラッシュレン
ズ11を備えて構成されている。そしてこの照明表示装
置Lは、前記設置部21に合わせて取着される適宜保護
ケース13に収容されて1つの照明表示部品として取扱
い得ると共に、特別ゲーム等の現出に対する好適な電飾
用照明表示部として実施し得るようになっている。
【0012】そこで、このような照明表示装置Lの具体
的な実施形態例として、使用電圧(DC34V)を使用す
る条件でフラッシュ照明とランプ照明を併行し得るタイ
プのものにつき説明する。すなわち前記表示用の基板1
については、図6および図8に示すように、設置部21
に合わせた長尺帯板状に成形されて、必要な回路用のパ
ターン線2,2がプリント形成されている。そして、夫
々のパターン線2,2の一端に前記制御装置36の電源
出力部(AC24V)に結線(コネクター接続)される通電
線3が接続されていると共に、中央部に図示2個の表示
ランプ4が配設され、また各部分にビス用の小孔6が透
設されている。各々の表示ランプ4は、一般的な「フィ
ラメント式ランプ」が利用され、所要のパターン線2に
接続固定された2本の脚ピン5に差込み保持されて内部
のフィラメントが通電接続されている。なお、表示ラン
プ4に係る通電線3は、前記機構セット盤Gに配設され
た中継部38(図2参照)側に接続されるものとしてもよ
い。
【0013】また前記フラッシュ照明具7では、発光部
としてストロボ(閃光電球)の代表例の一つであるキセノ
ン管8と照明台10を含む同一形態に構成された2個の
ものが、前述の基板1の左右両端部に配設されている。
具体的には図8および図9に例示するように、各々のキ
セノン管8は、左右の両側にアノード電極8aとカソー
ド電極8bおよびトリガー端子8cを有し、双方の電極
8a,8bに連結された脚ピン9,9を、所要のパターン
線2,2に接続固定して横向き状態で基板1の前方に位
置している。これに対して各々の照明台10は、キセノ
ン管8の向き,サイズに合わせた箱状に樹脂成形されて
おり、内面に反射面10aを形成して基板1の前面(キ
セノン管8の後方)に取着されている。なお照明台10
については、その内部にキセノン管8を横通するように
したタイプのものや、後述する保護ケース13側に取着
又は成形するタイプのものでもよい。何れのタイプにあ
っても、キセノン管8は、両脚ピン9を所要長さに設定
して、照明台10の反射面10aと適正な間隔に保持さ
れて、好適なフラッシュ照明をなし得る。
【0014】そして前述のフラッシュ照明具7に対する
前記フラッシュレンズ11では、フラッシュ照明を好適
に補助するものとして、具体的には図1,図4および図
5に示すように、扉体27の上方中央部に形成された挿
通口24に整合して取着される短尺のカバーレンズ26
を実施する前提において、該扉体27の上方両端部に形
成された各挿通口23に合わせて前側から取着するタイ
プが提案される。また図示しないが、フラッシュレンズ
11を各照明台10の前側に取着し、挿通口23に裏側
から嵌合するタイプであってもよい。更には、図6,図
7および図8に示すように、両端部の挿通口23,23
および挿通口24を覆蓋し得る横長のカバーレンズ39
を実施する前提において、このカバーレンズ39の左右
両端部に開口された口39aに裏側から嵌挿して取着す
るタイプであっても好適に実施し得る。更にまた、フラ
ッシュレンズ11を扉体27と一体成形することも可能
である。何れのタイプのレンズ11についても、カバー
レンズ39の照明度、つまり前記表示ランプ4の輝度に
対する照射透過度と区分し、各キセノン管8から発生さ
れる閃光を遊技者の視覚に対して優しく良好に拡散照明
し得、装飾用部材をも兼用し得る有色樹脂材より成形し
たものが好適とされ、箱形カバー状や惰円形カバー状の
ものが有効に使用される。ちなみにこのレンズ11の取
着手段は、ビスや接着剤および弾性フック等が利用され
る。
【0015】一方、前記発光用の昇圧出力制御部12で
は、前述した基板1に対して一体に合成構成された第1
形態と、分離別構成された第2形態とが提案される。そ
こで双方が同一のデバイス配置,回路構成とされた例に
おいて、第1形態の制御部12では、図10および図1
2に例示するように、基板1の各部分に必要な各種デバ
イスとされる整流ダイオードD1,D2、抵抗R1〜R7
コンデンサC1〜C7、トランジスタQ1、高耐圧用の昇
圧トランスT1、ツェナーダイオードZD1、発光用スイ
ッチに代用されるサイリスタSCR1、そして各キセノ
ン管8のトリガー端子8cに接続されるトランスt1,t
2が、夫々のパターン線に接続される。一方第2形態の
制御部12では、図11および図12に例示するよう
に、基板1と別成形されて制御装置36側に通電接続さ
れる1枚の制御用の基板1Aの各部分に、前述と同様な
各種のデバイスが接続される。なお双方の形態におい
て、各配線については図示省略する。
【0016】双方何れの形態の昇圧出力制御部12にお
いても、その全体回路を大別的に観ると、図12中の昇
圧トランスT1の1次側から左側部分が、制御装置36
から出力される使用電圧(AC24V)をもとにして電圧
の上昇を促進する昇圧促進回路部12A、同トランスT
1の2次側から右側部分が、昇圧された電圧を畜電して
定時的に前記フラッシュ照明具7のキセノン管8側に出
力(印加)制御する昇圧出力回路部12Bとして構成され
ている。なお同図の回路において、キセノン管8および
表示ランプ4を併記する。
【0017】そして、このような昇圧出力制御部12に
よる「フラッシュ照明制御」については、昇圧電圧の定時
的印加に基いて行なわれるもので、その設定例を図12
を参照して説明する。すなわち前記制御装置36からの
使用電圧(AC24V)が設定時間内に亘り出力されるも
とで、ブリッジダイオードBDで変換された電圧(DC
34V)が昇圧促進回路部12Aに入力されると、電流
が整流ダイオードD1を通してトランジスタQ1に供給さ
れる。そして抵抗R1,R2、コンデンサC2,C3およびト
ランジスタQ1で構成される自動発振回路により、トラ
ンジスタQ1に供給された電流が、一定周期で昇圧トラ
ンスT1の1次側(図示1番端子から2番端子)に流れ、
この1次側の入力電流により、同トランスT1の2次側
(図示5番端子)に高電圧が発生されることになる。
【0018】そうして、この高電圧が昇圧出力回路部1
2B側の整流ダイオードD2を通してコンデンサC5に充
電される過程において、充電電圧がツェナーダイオード
ZD1で設定された電圧に達すると、サイリスタSCR1
にトリガー電圧が供給されてアノードからカソード(図
示上から下)に電流が流れ、コンデンサC7およびトラン
スt1,t2を介して各々のキセノン管8のトリガー端子
8cに電圧が印加される。これにより、キセノン管8の
両電極8a,8b間に閃光が発生される一方、コンデン
サC5に充電された電圧が放電される。以降は前述と同
様に高電圧がコンデンサC5に充電されるもとで、定時
的にトリガー端子8cに電圧印加される毎に、キセノン
管8が発光してフラッシュ照明するように制御される。
【0019】前述のように構成された照明表示装置Lの
ための前記保護ケース13では、前記基板1全体を収容
して扉体27の設置部21に整合し得る帯形レール状に
樹脂成形されたものにおいて(図6および図7参照)、そ
の表面側に突条15およびフック16等を利用して基板
用の設置座14が長手方向の全長に亘り形成され、また
各部にビス用の小孔17と配設用の保持片18等が形成
されている(図8参照)。このような保護ケース13に対
する照明表示装置Lの取付けについては、基板1を設置
座14に合わせて突条15で位置決めすると共に、各部
のフック16を弾性的に係止して適正な位置に収容セッ
トし得、必要があれば基板1とケース13の各小孔6,
17間にビスをねじ込むことにより、装置L全体を不動
化保持し得る。なお各配線は、各部の保持片18に係止
する。これにより照明表示装置Lがケース単位で1つの
照明用部材として構成し得、また楽に取扱い得る。ちな
みにこの種の保護ケースについて、前記昇圧出力制御部
12が基板1側と分離別構成されたタイプ(図11参照)
の場合には、設置座14の他に制御部用の収容部を成形
した形態のものとされる。
【0020】そして、前述のように構成されてケース単
位で取扱い得る本実施例の照明表示装置Lは、前記ガラ
ス扉Cに対して、図4および図5に略示するように、扉
体27の裏側の設置部21に対して保護ケース13を前
向き状態で当て合わせ、ビスをねじ込む等の簡単な作業
で組付け得る。これにより、保護ケース13内に収容セ
ットされている基板1の左右両側のフラッシュ照明具7
が、扉体27の前側左右に位置するフラッシュレンズ1
1の後方に臨み、また基板1の中央部の2個の表示ラン
プ4が、扉体27の前側中央に位置するランプレンズ2
6に臨んだ状態となる。そして基板1の通電線3を図2
中の制御装置36の電源出力部に接続することにより、
本来の実施条件である電飾用照明表示部としてセットさ
れる。
【0021】なおガラス扉Cにおいて、ガラス29や本
実施例に係る照明表示装置Lを取着する扉体27は、前
述した一枚板状の単一部材で形成されるものとは別に、
図13に示すように、別体に形成された裏板40を扉体
27の裏側にビス等で組付けて、適正な強度を有する2
重枠に構成されたものも好適に実施される。このような
2重枠形態のガラス扉Cでは、扉体27と裏板40との
間に前記照明表示装置Lを取着し得るので、この場合は
保護ケース13を不要とした基板単位で取扱い得る照明
表示装置Lとすることができる。すなわち図13に示す
ように、照明表示装置Lにおける基板1を扉体27にお
ける裏面の設置部21に直接的に取着し、この状態で裏
板40を裏側から組付ければ、この裏板40が基板1を
覆蓋して保護ケースの機能を兼ねることができる。な
お、設置部21を裏板40の上部前面側に形成してもよ
く、この場合には該設置部21に照明表示装置Lの基板
1を取着した後に、該裏板40を扉体27の裏側に組付
ければよい。
【0022】また、基板1に対する各種デバイスの装填
において、ハンドメード作業によりフラッシュ照明具7
および表示ランプ4を組付ける場合には、夫々の脚ピン
5,9をフランジ部および中空軸部等を有する定長ピン
としたもとで、各パターン線2の孔に差込んで強固にカ
シメ付け結合したものでもよい(本出願人の特願平6−
302770号参照)。これによれば、各々のパターン
線2に対して脚ピン5,9を適正な向きに固定して通電
接続し得、また両者を半田付けするとしても必要最少量
に留め得、半田の過剰量盛付けによる短絡を防止し得
る。
【0023】
【実施例の作用】前述した本実施例のパチンコ機Pにお
いては、現行機と同様な遊技操作(球送り・発射作動操
作)に基いて、上球皿D内の遊技球を機内の発射部位に
1球ずつ送込んで打球発射装置Fにより遊技盤H内に打
出し、所要のパチンコゲームを展開し得る。そして図3
に略示した遊技盤Hでのゲームを例にして大別的に観る
と、夫々の入賞具33,33に対する遊技球の入賞ゲ
ーム、遊技球の入賞に基く図柄表示装置34による表
示ゲーム、表示ゲームで得られた大当り成立ゲーム、
大当りゲームの成立を契機にして行なわれる電動入賞
装置35による開成作動ゲーム、等が現出される。そし
てこのようなゲームに対応する照明表示態様例につい
て、,では通常ゲームとして各種の遊技部品31,3
2,33のランプ類による短時間のランプ表示が行なわ
れ、一方,では特別ゲームとされてランプ表示とは
別に本実施例の照明表示装置Lによる設定時間内の照明
表示が行なわれる。
【0024】そこで、本実施例の照明表示装置Lによる
特別表示について、具体的に説明する。この特別照明表
示では、前記〜を含む全てのゲームが前記制御装置
36での入出力制御処理に基いて進行されるもとで、特
別ゲームの開始から終了、つまり大当り成立時から開成
作動終了までの設定時間に亘り、制御装置36の電源出
力部から出力される使用電圧(AC24V)をもとにし
て、図12中のブリッジダイオードBD1で変換された
制御用の電圧(DC36V)が、基板1の通電線2を介し
て入力されることにおいて行なわれる。
【0025】このような設定条件において、変換された
電圧が基板1に入力されると、2個の表示ランプ4が通
電発光されてカバーレンズ26(39)を介して照明す
る。一方、変換電圧が昇圧出力回路部12Aに入力され
ると、電流が整流ダイオードD1を通してトランジスタ
1に供給されて自励発振回路部分R1,R2,C2,C3,Q1
を介して昇圧トランスT1の1次側に一定周期で流れ、
そしてこの1次側の入力電流により同トランスT1の2
次側に高電圧が発生される。この高電圧が整流ダイオー
ドD2を通してコンデンサC5に充電されるもとで、ツェ
ナーダイオードZD1で設定された電圧に達すると、サ
イリスタSCR1にトリガー電圧が供給されてアノード
からカソードに電圧が流れ、コンデンサC7およびトラ
ンスt1,t2を介して各フラッシュ照明具7におけるキ
セノン管8のトリガー端子8cに電圧が印加されること
により、キセノン管8の両電極8a,8b間に閃光が発
生される。以降高電圧がトリガー端子8cに印加される
毎に、キセノン管8が発光してフラッシュレンズ11を
介して照明する。
【0026】従って特別ゲームの現出中の設定時間内に
おいては、2個の表示ランプ4によるランプ照明と、2
個のフラッシュ照明具7による定時的なフラッシュ照明
とが併行されることによって、同ゲームの現出状態を好
適かつ鮮明に照明表示し得ると共に電飾効果を高め得、
特にフラッシュ照明により特別ゲームを得た遊技者に対
して快適なインパクト、満足感を与えながら照明報知す
ることができる。ちなみに表示ランプ4の照明は、点灯
または点滅であってもよく、一方フラッシュ照明は、特
別ゲームの現出設定時間内において、例えば3〜5秒間
隔で継続して行なわれるようにしてもよい。
【0027】
【変更例】本発明の照明表示装置は、前述した実施形態
の他に、長尺なカバーレンズ39自体にフラッシュ照明
具7を配設した基板1を取付けるようにして、このカバ
ーレンズ39を扉体27に装着するよう構成して、1つ
の照明表示部品として取扱うこともできる。また基板1
1のフラッシュレンズ11を一体に形成して、これを一
つの部品として一体的に取扱うようにしてもよい。
【0028】本発明に係るパチンコ遊技機における特別
ゲーム用の照明表示装置は、前記実施例に示したパチン
コ機だけに限らず、スロットマシンのガラス扉等にも好
適に実施し得る。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機における特別ゲーム用の照明表示装置によれ
ば、キセノン管を使用して定時的に発光し得るフラッシ
ュ照明具を具備させ、これを特別ゲームを成立・現出し
得る遊技機のガラス扉に実施することにより、この特別
ゲーム等の成立状態を好適かつ鮮明に表示して、電飾的
な表示効果を高めることができる利点がある。従って、
特別ゲームを成立させた遊技者に対して、快適なインパ
クトや満足感、更には優越感を充分に与えながら照明報
知し得る。またガラス扉単位で構成されるので、取扱い
の容易化を図ることができる。更に、ガラス扉における
合成樹脂成形された扉体の遊技領域を透視する窓口の上
部に、特別ゲーム用の照明表示装置を配設することで、
パチンコゲームにおける視覚的効果の向上の他に、パチ
ンコ遊技機全体のグレードアップを図ることが可能であ
る。
【0030】また、本発明に係るパチンコ遊技機におけ
る特別ゲーム用の照明表示装置によれば、インパクトの
強い照明表示が可能であるので、「島」とも呼ばれる遊技
機の設置枠台の上部に、別の特別ゲーム用照明表示機器
を設ける必要がなくなり、パチンコホールにおける設備
費を低減させ得る有益な利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る照明表示装置が実
施されるパチンコ機を略示する正面図である。
【図2】本発明の好適な実施例に係る照明表示装置が実
施されるパチンコ機を略示する背面図である。
【図3】実施例に係るパチンコ機の前枠に着脱可能にセ
ットされる遊技盤の正面図である。
【図4】実施例に係る照明表示装置を取着したガラス扉
の正面図である。
【図5】実施例に係る照明表示装置を取着したガラス扉
の背面図である。
【図6】実施例に係る照明表示装置の基本構成を分解し
て示す正面図である。
【図7】実施例に係る照明表示装置の基本構成を分解し
て示す平面図である。
【図8】照明表示装置における主要部を分解して示す斜
視図である。
【図9】照明表示装置における主要部を示す平面図であ
る。
【図10】照明表示装置における第1形態の昇圧出力制
御部を示す正面図である。
【図11】照明表示装置における第2形態の昇圧出力制
御部を示す正面図である。
【図12】照明表示装置の回路図である。
【図13】照明表示装置を取着した別例のガラス扉の要
部を示す横断平面図である。
【符号の説明】
1 基板 7 フラッシュ照明具 8 発光部 11 フラッシュレンズ 12 昇圧出力制御部 27 扉体 28 窓口 29 ガラス板 36 制御装置 A 外枠 B 前枠 C ガラス扉 H 遊技盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−198066(JP,A) 特開 平9−299552(JP,A) 特開 平7−201485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)に対する前枠(B)の正面内部にセ
    ットされた遊技盤(H)で電子的な制御装置(36)を利用し
    た所定のパチンコゲームを展開しながら特別ゲームを現
    出し得る一方、前枠(B)の前面側に横開き可能に装着さ
    れたフレームレスタイプのガラス扉(C)の前側上部で特
    別ゲームの現出に合わせた照明表示をなし得るパチンコ
    遊技機にあって、 前記ガラス扉(C)を、前枠(B)の前面に整合する方形サイ
    ズに合成樹脂成形されて前枠(B)の側縁に支持される扉
    体(27)と、この扉体(27)の中央部に開口された略円形状
    の窓口(28)の裏側にセットされたガラス板(29)とから構
    成し、扉体(27)の裏側上縁部に適宜取着されて前記制御
    装置(36)に通電接続される基板(1)と、前記特別ゲーム
    の現出に合わせて制御装置(36)から出力される使用電圧
    をもとにして昇圧された電圧を定時的に出力制御し得る
    発光用の昇圧出力制御部(12)と、基板(1)に接続されて
    前記扉体(27)の前側に指向され、昇圧出力制御部(12)か
    ら定時的に出力される昇圧電圧が発光部(8)に印加され
    ることによって発光し得るフラッシュ照明具(7)と、扉
    体(27)の前面側に取着されてフラッシュ照明具(7)の発
    光部(8)に整合されたフラッシュレンズ(11)とを備えた
    ことを特徴とするパチンコ遊技機における特別ゲーム用
    の照明表示装置。
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