JP3049200B2 - コンクリ−ト製マンホ−ルの副管用塩ビ製継手 - Google Patents
コンクリ−ト製マンホ−ルの副管用塩ビ製継手Info
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Description
ンホ−ルの副管用塩ビ製継手に関するものである。
コンクリ−ト製マンホ−ルでは、その側壁に直接、排水
用流入管(本管ともいう)を設けて放流すると、排水が
いわゆる滝落しとなって、汚物が側壁内面に飛び散り、
付着したり、インバ−トとその周辺に汚物が堆積して、
マンホ−ルの機能を失うと共に、この流入管と流出管と
の落差が0.6m以上あると、当該マンホ−ルのインバ
−ト等底部を洗掘ないし浸食(摩損)することになる。
おいて、立ち下がり管、すなわち、一般的には流入管よ
り1サイズ下の口径の副管を設け、前記滝落しをなくし
て洗掘を防いだり、流入管の点検・掃除に支障のないよ
うにしたり、マンホ−ル内の点検作業の安全を確保した
りしている(例えば、実公昭60−22154号公報、
実開平5−17295号公報等参照)。
1例について詳細に述べる。図6では、一般の副管付マ
ンホ−ルにおける副管を、実線のようにマンホ−ルの手
前に設けたタイプと、点線のようにマンホ−ルの内部に
設けたタイプとの両方を便宜上示している。
ンホ−ル本体で、その底部にインバ−ト2を形成し、マ
ンホ−ル本体1の側壁には、排水用流入管(本管)3が
接続され、また、底部には流出管4が接続されている。
本体1の手前で立下がった副管5がT字状接続部、例え
ば、大曲りY継手7(図5参照)を介して接続され、こ
の副管5の下端側は90°エルボ6により、マンホ−ル
本体1の底部に連通している。なお、流入管3と副管5
とをT字状に接続する理由は、流入管3の点検・掃除に
際しマンホ−ル本体1内から流入管3を透視するのに便
利であるからである。
で、流入管3に副管5を接続する作業の具体的な1例
は、次のようにして行われる。
の間には、特別な塩ビ製継手を介在させ、この継手の下
面側をホ−ルソ−を用いて穿孔し、その穿孔の外周に副
管用90°支管(90°ツバ付ソケット管ともいう)を
接着し、この90°支管に副管5を接続する。したがっ
て、流入管3には90°支管を介在させるためT字状に
なり、また、穿孔のため副管5は流入管3より1サイズ
下の口径のものを用いている。
ンクリ−ト製マンホ−ルでは、前記のように地表勾配が
急な場所に設置されるため、流入管3における排水の流
速が大となり、副管5が折角設けられていても、排水は
この副管5上を直進し、マンホ−ル本体1の側壁から直
接流入し、前記の滝落しが解消されない。
での急勾配管路の設計、施工が多くなり、管路は設計時
の最大流速3m/sまたは、それ以上の流速となり、排
水を副管へ導くことが難しくなってきている。
管5とのT字状接続部において、上流側から下向きに弯
曲させており、例えば、大曲りY継手7(図5参照)を
用いており、また、前掲の実開平5−17295号公報
のものでは、上流側の管底に下向きの傾斜面を設けてい
る。これらはいずれも、流入管を流れる排水を下向きに
ガイドして、つまり、排水流の下面における静圧を増大
させ、排水を可及的に副管へ導くようにしている。
と副管とのT字状接続部で、下向きに弯曲させたり、管
底に下向きの傾斜面を設けても、本発明者らの実験によ
れば、依然として、副管上を直進する排水量が多い、と
いうことが判明したので、この問題を本発明の主な課題
とした。
課題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、1)流入管が接続される上流側接続部と、マ
ンホ−ル本体に接続する下流側接続部と、これらの接続
部の間に設けられ、かつ、その下端をマンホ−ル本体の
底部に連通した副管が接続される副管側接続部と、から
なる金型で生産するT字状塩ビ製継手にあって、前記副
管上方で、下流側接続部の管軸を上流側接続部の管軸よ
り上方にずらすことにより、両管底に段差を形成するこ
とにより、該段差によって排水の当接部として、排水を
前記副管へ導くことを特徴とするコンクリ−ト製マンホ
−ルの副管用塩ビ製継手にあり、また、2)下流側接続
部と副管側接続部とを同径とした請求項1のコンクリ−
ト製マンホ−ルの副管用塩ビ製継手にある。
づき詳細に述べる。
断面図、図2は本発明の実施例の模式図、図3は他の実
施例の模式図、図4は他の実施の形態例の要部断面図で
あって、従来例を示す図6と共通する部分は同一符号を
付し、その詳細な説明を省略する。
を述べる。
クリ−ト製マンホ−ルに接続する流入管と、当該マンホ
−ルの手前で立下がった副管とを接続するためのT字状
接続部に好都合に適用され、特に、流入管を口径100
mm〜450mmφの塩ビ管にした場合に好都合に適用され
る。
状塩ビ製継手10を用いる。すなわち、この塩ビ製継手
10は、流入管(本管)3が接続される上流側接続部1
1と、この上流側接続部11と略平行になって、マンホ
−ル本体1の側壁に接続する本管用短管12が接続され
る下流側接続部13と、垂直状の副管5が接続される副
管側接続部14と、によりT字状に構成され、特に、副
管5の上方において、下流側接続部13の管軸aを、上
流側接続部11の管軸bより、若干上方にずらして段差
dを形成すると共に、流入管3と副管5とを同径にして
いる。
上、下流側受口を偏芯させた汚水ますを成形する金型を
若干変更して利用すれば、きわめて安価に生産できる。
また、cは副管5の管軸を示す。
では、上流側接続部11と下流側接続部13とを同径に
すれば、下流側接続部13と副管側接続部14とを連結
する管壁15は、上流側接続部11と副管側接続部14
とを連結する管壁16より上方に延出しており、これが
排水の当接部を形成することになり、また、管壁16は
短いので、小径のR部になる。
流速が大になっても、管壁15で形成された当接部に当
り、しかも、上向き段差dのある下流側接続部13で減
速され、その上、上流側の管壁16に形成された小径の
R部により(実験によれば、意外にも流速を大にすると
大曲りY継手、すなわち、大径のR部より小径のR部の
方が排水を副管5へ多く導入することが判明した。)、
総じて、副管5へ導入される。そして、マンホ−ル本体
1から本管用短管12を通して流入管3が透視でき、高
圧洗浄ノズル等の掃除具も容易に挿入できるものであ
る。
した従来の大曲りY継手(VULT)7との各副管5へ
の流入量の比較実験を、表1に示す。この表1は本発明
では、勾配(200‰)を大にしても、すなわち、流速
を大にしても副管5への流量が多い(79%)ことを示
している。
50mmφの場合、次のような好ましい定量値を見出し
た。すなわち、図1(B),(C)に示すように、R部
はR=25〜50mm、R部の巾方向長さW=(0.4
〜1)Dmm、R部を形成するには、その手前に若干の
勾配I=3°〜10°を形成すること、段差d=30m
mとすることが望ましい。勿論、Dを100,150,
200mmφにしても同様に良好であった。また、段差
dは、マンホ−ル本体1内から流入管3が透視できる範
囲であれば、大の方がよい。なお、図1(C)はR部に
おける断面図である。
例えば、流入管3の勾配を200‰の急勾配にして、晴
天時の排水である水深18〜19mmにしても、排水量
の約80%以上が副管5へ導入される。
を用いた実施例について述べる。第1の実施例は、図2
に示すように、上流側接続部11および下流側接続部1
3をそれぞれTS接合部11a,13aとし、副管側接
続部14を球形自在継手14aとしたものである。この
ようにすると、流入管3の勾配に関係なく副管5を垂直
状に配管できる。
側接続部11をTS接合部11aとし、下流側接続部1
3および副管側接続部14をそれぞれ球形自在継手13
b,14aとしたものである。このようにすると、流入
管3の勾配に関係なく副管5を垂直状に配管できるばか
りか、本管用短管12が水平状に配管でき、排水の流速
を減速するので、副管5への流入量が増すと共に、本管
用短管12と副管用短管17とが共に水平状となってマ
ンホ−ル本体1の設置が容易になる。
る。これは図4に示すように、上流側接続部11A、下
流側接続部13Aおよび副管側接続部14Aをそれぞれ
差口としたものである。
態例では、流入管3と副管5とを同径にしているが、本
発明はこれに限らず、副管5は流入管3より若干小径に
してもよく、また、本発明では本管用短管12を介在さ
せず、T字状塩ビ製継手10の下流側接続部13を直
接、マンホ−ル本体1の側壁に接続してもよい。
3の管軸aを上流側接続部11の管軸bより、若干上方
にずらして両管底に段差dを形成すればよく、下流側接
続部13の口径を上流側接続部11の口径より小径にし
て、排水の当接部の形成が少なくなっても、排水の直進
が妨げられるので、副管5へ多く導入される。
流側接続部の管軸を、上流側接続部の管軸より上方にず
らして両管底に段差を形成したので、流入管の排水をよ
り多く副管へ導くことができ、滝落し等の不都合を防ぐ
ことができる。特に、塩ビ製継手でもって管底の段差を
形成したので、製品精度、施工性および施工後の信頼性
が向上する。
る。
る。
字状塩ビ製継手、11,11A…上流側接続部、13,
13A…下流側接続部、14,14A…副管側接続部、
a,b…管軸
Claims (2)
- 【請求項1】 流入管が接続される上流側接続部と、マ
ンホ−ル本体に接続する下流側接続部と、これらの接続
部の間に設けられ、かつ、その下端をマンホ−ル本体の
底部に連通した副管が接続される副管側接続部と、から
なる金型で生産するT字状塩ビ製継手にあって、 前記副管上方で、下流側接続部の管軸を上流側接続部の
管軸より上方にずらすことにより、両管底に段差を形成
することにより、該段差によって排水の当接部として、
排水を前記副管へ導くことを特徴とするコンクリ−ト製
マンホ−ルの副管用塩ビ製継手。 - 【請求項2】 下流側接続部と副管側接続部とを同径と
した請求項1のコンクリ−ト製マンホ−ルの副管用塩ビ
製継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7240795A JP3049200B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | コンクリ−ト製マンホ−ルの副管用塩ビ製継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7240795A JP3049200B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | コンクリ−ト製マンホ−ルの副管用塩ビ製継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0960784A JPH0960784A (ja) | 1997-03-04 |
JP3049200B2 true JP3049200B2 (ja) | 2000-06-05 |
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Family Applications (1)
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JP7240795A Expired - Fee Related JP3049200B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | コンクリ−ト製マンホ−ルの副管用塩ビ製継手 |
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JP7270898B2 (ja) * | 2018-02-26 | 2023-05-11 | 株式会社オンダ製作所 | 樹脂製チーズ継手 |
JP2020115025A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | 株式会社オンダ製作所 | チーズ継手 |
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1995
- 1995-08-24 JP JP7240795A patent/JP3049200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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