JP3049084B2 - バッチフライド食品の調理方法及び装置 - Google Patents

バッチフライド食品の調理方法及び装置

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JP3049084B2
JP3049084B2 JP2315284A JP31528490A JP3049084B2 JP 3049084 B2 JP3049084 B2 JP 3049084B2 JP 2315284 A JP2315284 A JP 2315284A JP 31528490 A JP31528490 A JP 31528490A JP 3049084 B2 JP3049084 B2 JP 3049084B2
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カーテル ベンソン クラーク
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はバッチフライド食品に関し、より詳細には、
バッチ調理サイクル中ポテトスライスを分散させ、攪拌
し、そして浸漬する方法に関する。
(背景技術) 大量のポテトチップはバッチ調理によつて調理され
る。こうして出来たチップは、独特の「歯応え」即ち硬
さを有し、これは、連続方法で生産されるポテトチップ
と競争してもこのバッチ調理食品の高い好評を市場で勝
ちえた1つの要因である。
ポテトチップの代表的なバッチ調理器は大量の調理用
油を入れた頂き開放形バットを有し、バットは下から加
熱され、かくして直接火に当てられて、熱がバットの底
に加えられる。別の例として、調理用油が、調理用バッ
トに連結された熱交換器で遠隔的に加熱され、或いは調
理用油の中に沈められた1本又はそれ以上の管の中ヘ火
を通す一連の燃料燃焼浸漬バーナによつて加熱される。
スライスしたポテトは、移動しているコンベヤベルトか
らか、頭上配置のポテトスライサから調理用バットの中
に溜められる。しかしながら、作業員または係員は、ス
ライスが最初に調理用油の中へ沈められるときに、くっ
ついて塊にならないことを観察しなければならず、この
ような塊は、望ましくない状態であり、品質管理基準を
満たさない不良品をかなりの量出すことになる。代表的
な調理サイクル中、係員は木製のレーキを使って、バッ
トを見張り、調理中のスライスを攪拌してスライスを運
動状態に保ち、完全な調理が達成されるまで塊になるの
を防ぐ。調理の終了時点は係員が目で見て決定され、或
いは調理用油が所定の終了温度に達していることの決
定、または時間温度差を計算していることの決定と、調
理したスライスを取出しコンベヤによる取出しのために
係員がバットの一端に掻き寄せるように出された信号と
により決定される。スライスがバットから取り出された
ら、係員は隣接した調理用バットに注意を向けることが
できる。というのは一人の係員または作業員が2つの調
理用バットを生産状態に保つ役目をするのが普通である
からである。かくして、一方のバッチが希望の調理温度
になるのを待ちながら、塊になるのを回避しかつ調理作
業を全体的に見るためにスライスをレーキでかかなけれ
ばならないような隣接したバットでの調理作業に注意を
払うことができる。
上述したようにポテトチップの調理は、作業員または
係員を熱気と油気のいやな作業環境に曝してしまう。バ
ッチ調理法では製品の品質が広範囲に変化してしまい、
連続ポテトチップ調理法で見られるような良好な製品の
均一性を達成することができない。
(発明の開示) 本発明の概括的な目的は、ポテトチップのような薄
い、すなわちスライス形状の食料製品をバッチで調理す
るための改良された方法を提供することである。
本発明の他の目的は、ポテトチップを調理するための
バッチの方法であって、未調理のスライスの凝集すなわ
ち固まりを非常に減少させる方法を提供することであ
る。
他の目的は、バッチとバッチの間及び個々のバッチ内
において調理された製品が非常に高い均一性をもってい
るポテトチップを調理するための改良されたバッチの方
法を提供することである。
他の目的は、チップの充填、撹拌及び取り出しが自動
サイクルで行われて、操作者に最小の注意力を要求する
改良された方法を提供することである。
他の目的は、予め設定された調理プログラムに従っ
て、調理されていないスライスを充填し、混合し、撹拌
し、調理し、調理用油から取り出す、ポテトチップをバ
ッチで調理するための改良された装置を提供することで
ある。
本発明は、要約すれば、所望の調理温度に加熱された
熱いフライ媒体すなわち油を収容するバットを提供する
ステップを包含する食料製品を調理するためのバッチの
方法を包含する。製品の入口は、スライスが、送風すな
わち空気の流れの中でバット上方の位置から分散させら
れ、バットの中に自由落下し、調理媒体の表面で単一層
の配列となるように形成される。モータ駆動の撹拌体及
び浸漬体は、調理中、バッチの全ての部分を連続して浸
漬させながら、バッチをバットの一端から他端に移動さ
せ、均一な撹拌を確保して、バッチ全体にわたって均一
な調理を行う。調理の終了時点になると、スライスは一
緒になって取出しコンベヤのような取出し装置の方向に
移動され、次のバッチのポテトチップを受け入れるため
に、調理油が再び準備される。
本発明の上述した及び付加的な目的及び特徴は、詳細
に延べ添付図面に図示した望ましい実施例の以下の説明
から明らかになるであろう。
(実施例) 本発明の方法を実施するために作られたバッチフライ
調理装置10が図面に示されており、この装置10は、特に
第1図及び第2図を参照すると、脚部12に支持され且つ
多量の調理用油14を入れるためのほぼ四角形のバット13
を備えた金属薄板ハウジング11を有する。隔離された火
箱16は、ハウジング11の下部分に配置されており、ガス
バーナ17を備えている。ガスバーナ17は、調理用油14の
温度を上げるために、バット13に熱を供給するのに役立
つ。煙突18が火箱16と連通しており、燃焼物を加工装置
の外側に運ぶ。油をバットに導入し又はバットから除去
することができるように、適当なカップリング(図示せ
ず)が調理バットに設けられている。望ならば、適当な
温度センサ15をガスバーナ17に接続して設け、それによ
り、じゃがいもスライス19のバッチの導入後にバット13
の油温度が低下したとき、バットにより多量の熱を供給
するようにガスバーナ17が作動して、より高い調理温度
で調理するようにしてもよい。
取出しコンベヤ21が調理装置10の一端部に作動的に設
けられており、その一部は、バッチの調理サイクルの終
わりにおいて、バット13からの取出しのために調理製品
をコンベヤ上に受け入れることができるように、調理用
油14の油面の下に配置されている。取出しコンベヤ21
は、図示したように、金網ベルトを用いた従来の構成の
ものでよく、コンベヤベルトの頂部リムが製品をバット
から装置のもう1つのコンベヤ又は他の置場(図示せ
ず)に上方に引き上げることができるように、モータ
(図示せず)で駆動される。清掃を容易にするために、
取出しコンベヤ21を、液圧シリンダ22等によって持ち上
げるのがよく、その結果、調理装置10を完全に清掃する
ことができる。
回動可能なせき板すなわちゲート26は、第1図および
第4図−第7図に示すように、取出しコンベヤ21の下端
に亘って延び、第1図および第4図−第6図に示すよう
に、下にある状態では、調理用バットの一端を構成し、
ポテトスライスが取出しコンベヤの上に倒伏しないよう
にするのに役立つ。せき板すなわちゲート26は調理用バ
ット13の幅全体に亘って延び、かつチェーン又はケーブ
ル28によって油圧シリンダに連結されており、その結
果、せき板26を、第1図に示す下げ位置から第7図に示
す上げ位置に移動させ、調理したポテトチップのバッチ
を取出しコンベヤに受け取らせてバットから取り出すこ
とができるようになる。せき板は、適切には当業界でよ
く知られた軸および軸受組立体(図示せず)を介して上
端がハウジング11に取り付けられている。
特に第1図および第2図を参照すると、調理装置10の
横方向に延びた間隔を隔てて配置された1対のレール31
にポテトスライサ29が作動的に取り付けられており、ポ
テトスライサ29は、このポテトスライサ29を、第2図に
実線で示す位置から破線で示す位置に移動することがで
きるように構成されている。後者の位置は、じゃまをし
ない外れ位置であって、しかもこのスライサを用いてポ
テトスライスを隣接した調理装置に置き、かくして、ス
ライサを2つの調理装置に対して交互に使用することが
できるような位置である。スライサ29は、駆動モータ
(図示せず)によってレール31上を移動することができ
る往復台すなわちキャリッジに取り付けられており、そ
の結果、スライサは、ポテト製品をスライスすることが
必要なときだけ調理用バット上の所定位置にあるような
第9図に示す制御論理シーケンスに参加し、その後は、
調理が調理装置で進行する間、隣接した調理装置に対し
て使用されるように移動され、すなわち、単に外れ位置
に置かれることができる。
供給すべきじゃがいもは、第1図および第3図に示す
ようにスライサ29に送られ、じゃがいもは、じゃがいも
を1度に1つずつスライサの受け部33に送り込むらせん
状部すなわちオーガ32に到来する。スライサ29は、当分
野で市販されているもののうちウルシェルのスライサ
モデルCC(Urschel slicer Model CC)のような揚げる
ためじゃがいもを所望の厚さにスライスするようになっ
た任意のものでよい。じゃがいも30は100ポンド(4、5
kg)から150ポンド(6、81kg)程度の、代表的には120
ポンド(5、45kg)のバッチにスライスされるのがよ
い。じゃがいも30は非常な速さで疾風のようなスライス
36として特徴付けられるスライス36としてスライサ29の
排出部29から出てくる。第1図および第3図に示すよう
に、スライサの排出部34の下には排出シュートが設けら
れており、排出シュート34は、リップ38で終わるように
スライサの後部から浅い角度で外方下向きに延びてい
る。排出シュートは、第1図に示すように、スライスを
閉じ込め、スライス36をシュートから空気によって調理
油14のバット上に吹き飛ばすのに役立つ空気ブラストの
進路を構成するように直立側部を備える。
更に詳細には、空気送風マニホルド41がスライサキャ
リッジに取り付けられている。このマニホルドにはベン
チュリ吸入器42が連結され、このベンチュリ吸入器は、
3.52kg/cm2乃至6.33kg/cm2(50psi乃至90psi)程度の圧
縮空気の供給を受け入れ、分散スロット43を通して排出
するため大量の周囲空気を同伴するように作動する。又
は、分散スロット43を通して排出するための変形態様の
供給源として、ブロワーからの約3.63kg(8オンス)の
圧力の空気を使用することができる。分散スロット43
は、第3図に示すように、スライサの排出シュートの後
部を構成するように配置されたマニホルド管44内に配置
されている。空気が第1図、第2図、及び第3図に示す
ようにモニホルド41に供給され、スライサから落下する
スライスを空気の送風で受けてこれらのスライスを調理
用油の表面に亘って空気で運ぶように、分散スロット43
を通って高速の送風をなしてマニホルドを出る。これら
のスライスは、調理用油の表面で重なりを最小にして、
好ましくはスライス一枚分の厚さの層をなして、油中に
自由落下する。これは、この技術分野で長い間の問題で
あった、じゃがいもの未調理のスライスを高温の調理用
油に入れたときに丸まってしまうということを実質的に
なくすということがわかっている。
じゃがいものバッチ30をスライサでスライスし、調理
用油14上及び調理用油内へ空気で運んで分散させると、
スライサは第2図に破線で示す外れ位置に移動される。
スライサは調理サイクルの残りの間この位置に滞まる。
スライス36の調理及び色の均一性を促し、チップが調
理中に丸まってしまうことを実質的になくすため、モー
タ駆動式攪拌浸漬機構46がバッチ調理装置10に設けられ
ている。攪拌浸漬機構46はキャリッジ47上に配置され、
このキャリッジは、第1図及び第2図に示すように調理
用バット13を横切り、調理装置10をまたぐようにモータ
駆動される。キャリッジにはその4つの隅の各々にホイ
ール48が装着され、これらのホイールは、ハウジング11
の上フランジが構成する軌道に載っている。攪拌浸漬機
構は、第9図に示すプログラム手順に従って第4図に示
す左端位置から第5図に示す右端位置まで移動してチッ
プの所望の混合及び浸漬作業を行うように装着されてい
る。更に、攪拌浸漬機構の作動部材はキャリッジ47上に
取り付けられ、これらの構成部材は、第1図及び第7図
に示す油面の上方の位置から、第4図、第5図、及び第
6図に示すように攪拌浸漬機構を混合及び浸漬のため調
理油内で作動させることができる下降位置まで垂直方向
に移動するように構成されている。櫂ホイール及び浸漬
機構は、第1図に示すスライス投入作業中、及び第7図
に示すスライス取出し作業中、第9図の論理手順に示す
ように、油から取り出してある。
2つの櫂ホイール51は端部の各々がヨーク52で支承さ
れ、ヨーク52は、上方に延びた案内ロッド53に沿って垂
直方向に移動できるようにキャリッジ47に取り付けられ
ており、従って攪拌浸漬機構を調理用油14に対して昇降
させることができる。各櫂ホイール51は、櫂ホイールが
回転すると幾分乱流パターンを作り出してポテトチップ
が攪拌されるように、調理用油に対して異なる侵入角度
で配置された櫂54の列を備えている。櫂ホイール51はモ
ータ手段(図示せず)によって駆動され、図面において
矢印56、57で示した方向に一緒に回転する。
サブマージャ又は浸漬機構58が、キャリッジ47に間隔
を隔てた櫂ホイール51の間に配置されており、そして、
浸漬機構58は、第5図に示した油面のすぐ上に延びた行
程から、第4図及び第6図に示した油面の下の下方位置
まで、矢印59で示したように垂直方向に往復動するよう
に取り付けられ駆動される。浸漬器58は、第2図に示す
ように、バット13の幅全体に側方に延びている。モータ
手段61がキャリジ47に配置され、1行程が約10cm(4i
n)以上、毎分30行程で浸漬器を往復動させる。櫂ホイ
ール51はモータで駆動され、矢印56、57(第5図及び第
6図)で示した方法に、プログラムされたコントローラ
(第9図)の指令に従って、約35〜40rpmの速度で回転
されるが、これは、キャリッジ47の運動すなわち移動の
方向に関連している。
より明確に言えば、攪拌浸漬機構の機能は、例えば第
4図で見てバットの右側に配置されたチップを、第6図
に示すように櫂の列及び浸漬器の下を通して、スライス
のバッチが第5図に示す位置に置かれるまで押しやるこ
とによって、調理サイクルの間、スライスのバッチを一
様に且つ連続的に攪拌することである。浸漬器又はサブ
マージャ58がバット13の幅全体に側方に延びており、従
って、スライスをバットの一端から溜端まで移動させる
と、スライスの各々は大概浸漬器に遭遇する。かくし
て、キャリッジ47が第4図に示すように右に移動する
と、櫂ホイールは、矢印56で示すように時計方向に回転
する。逆に、キャリッジが第6図で見て左に移動する
と、櫂ホイールは、矢印57で示すように反時計方向に回
転する。
キャリッジがその移動限界に近づくと、バットの両端
でポテトチップが一掃されるのを確保するため、櫂ホイ
ール51はキャリッジが方向を換えるときでも同じ方向に
約5秒間回転し続ける。これは第4図及び第5図に示さ
れる。第5図では、キャリッジは左の方に丁度移動し始
めたところであるが、櫂ホイールは、キャリッジが第4
図に示すように右に移動されるときの回転方向56を続け
る。キャリッジが逆方向へ短時間移動した後、櫂ホイー
ルが停止し、次いで第6図に示すように反対方向に57に
回転される。キャリッジの方向転換に続く櫂ホイールの
方向転換の遅れにより、調理用バットの両端からポテト
チップをほとんど完全に除去し、従ってスライスの均一
な調理を確保し、バットの一端又は溜端にスライスが溜
まったり不十分に調理されたりしないことがわかった。
掃取りコンベヤ66が、調理時間の完了時に、調理した
ポテトチップを集め、これを取出しコンベヤ21に向かっ
て押し進める(第7図)。第2図と第3図に示すよう
に、掃取りコンベヤは、バット13を横切って横方向に延
び、かつバット13の一端から他端まで移動されるように
設けられているコンベアロッド67から下げられたスクリ
ーン状の網を備えている。コンベヤのカーテンは、ロッ
ド67から油面の下まで延び、かつポテトのスライスの調
理されたすべての部分が、油から取出しコンベヤに運ば
れるように、バットの底に接触するのが好ましい。掃取
りコンベヤ66は、使用していないとき、バットの取出し
コンベヤと反内側の端に位置を占め、従って掃取りコン
ベヤ66と回動せき板26との間のバットの全長さを撹拌浸
漬機構46が横切る調理領域として使用できることが理解
されよう。掃取りコンベヤを運転状態に移す前に、撹拌
浸漬機構46は、第4図乃至第6図に示す下降した作動位
置から、第1図及び第7図に示す上昇した外れ位置まで
持ち上げられる。
作動 本発明の方法の実行について、第8図のフローチャー
トと、第9図に示すプログラマブル・ロジック・コント
ローラの作動プログラムを参照する。本発明のための適
切なプログラマブル・ロジック・コントローラは、アレ
ン・ブラドリー(Allen−Bradley)社(ウイスコンシン
州53214、ミルウォーキー、サウスセカンドストリート1
201)から入手できるアレン・ブラドリーSLC−150プロ
グラマブル・ロジック・コントローラである。第1のス
テップ71として、調理用油のバットは、所望の調理温
度、例えば、152℃(305゜F)にされる。標準的なじゃが
いものハッチ、例えばほぼ54kg(120ポンド)の皮をむ
いたじゃがいもを選択する(ステップ72)。じゃがいも
スライサ29は所定の位置に移動され、レール31に沿って
調理用バッド13の上方の中央位置まで移動され、空気ジ
ェット42は、分散スロット43を介して空気の送風を生じ
させるように作動される。じゃがいもは、オーガー32に
よってスライサに供給されるが、ほぼ54kg(120ポン
ド)のじゃがいもをスライスするのに、約45乃至50秒か
かると判明した。空気ジェットは、調理用油14の表面に
亘ってスライスを均一に分散させ、塊になる傾向を最小
限にする。かくして、第8図のステップ73を完了する。
次いで、じゃがいもスライサ29は、レール31に沿っ
て、第2図に示す外れ位置に移動される。攪拌浸漬機構
46は、第1図に示す位置から第4図乃至第6図に示す位
置まで、調理用油内に降下され、キャリッジ47が、一分
間当たりほぼ6サイクルの速度で前後に移動されるとと
もに、撹拌回転が開始される。撹拌浸漬作動(ステップ
74)により、第4図を第5図と比較することによってわ
かるように、調理用バットの一端からその他端にじゃが
いもスライスを移動させる。第4図に示すようにキャリ
ッジ47が右に移動しているとき、櫂ホイール51は、バッ
ドの端部分まで時計方向に回転し、戻りの左運動の約2
秒間、時計方向に回転し続ける。このとき、櫂が停止し
て、反時計方向に回転を逆転する。キャリッジが左行程
の端に達したとき、キャリッジは右に戻り始め、櫂は、
約2秒間、反時計方向に回転し続け、次いで、停止し
て、時計方向の回転に逆転する。このサイクルは、毎回
繰り変される。
撹拌浸漬作動は、ガスバーナー17あるいは他の熱源の
作用により、調理の行程中約7乃至9分、あるいは油温
が約138℃(約280゜F)に回復するまで継続する。所定の
調理終了温度に達した時に、プログラム制御装置は撹拌
作動を停止させ、キャリッジは持ち上げられて、第7図
に示すように、撹拌浸漬機構は上昇位置まで移動する。
せき板即ちゲート26は、第6図に示す下降位置から第7
図に示す上昇位置まで時計方向に回動し、調理済みのス
ライスを除去するためにバットを準備する(第8図のス
テップ75)。
その後、掃取りコンベヤ66が調理用バットの長さに亘
って前進し、ポテトスライス即ち調理済のチップをかき
集めて取出しコンベヤ21まで移動させる。所望の量のチ
ップが取出しコンベヤ上にたまった時に、コンベヤ駆動
機構が起動してチップを調理器から持ち上げ、チップか
ら油を除去し、チップを次の行程に移す(第8図のステ
ップ76)。
調理用バットからチップが無くなると、揺動せき板即
ちゲート26は、第1図に示す位置に下降し、掃取りコン
ベヤはバット13の他端まで引っ込む。油温を約152℃
(約305゜F)の初期温度まで戻すために、ガスバーナー1
7は燃焼し続けても良い(第8図のステップ77)。調理
サイクルの合計時間は、平均で約9分半から10分であ
る。温度条件、ポテトのバッチ寸法、ポテトスライスの
厚さ、及び固形分含有量の変更により、サイクル時間と
チップの質感が変化するが、撹拌機構の作動は不変であ
る。アレンブラッドリー(Allen−Bradley)SLC−150の
ようなプログラム可能な論理制御装置を適当なリミット
スイッチや温度センサ15に連結することにより、本技術
分野で周知のごとく、パラメータに応じて全てを制御で
きる。
上記の開示は現時点では本発明の好ましい実施態様で
あると考えられる。しかし、当業者は本発明を種々改変
できること、及び特許請求の範囲は、本発明の精神、範
囲、及び均等の範囲内にあるそのような全ての改変を包
含することが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施する装置の一部切り欠い
た側面図である。 第2図は、第1図に示す装置の拡大平面図である。 第3図は、第1図の矢印3−3の方向の部分拡大断面図
である。 第4図乃至第7図は、調理サイクル中のチップの撹拌工
程、浸漬工程及び掃取り工程を示す。 第8図は、本発明の方法のフローチャートである。 第9A図及び第9B図は、本発明の方法を実施する装置の自
動制御装置の論理を示す概略図である。 10……調理装置、13……調理用バット、14……調理用
油、21……取出しコンベヤ、26……せき板、29……スラ
イサ、36……スライス、37……排出シュート、43……分
散スロット、46……撹拌浸漬機構、47……キャリッジ、
51……櫂ホイール、66……掃取りコンベヤ。
フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー アントニー カリディス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94404 フォスター シティ サーフバ ード イール 283 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/01 A23L 1/217 A47J 37/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理用油のバットを準備する段階と、油を
    第1の所定温度まで加熱する段階と、スライス状の未調
    理の食品のバッチをバットの上方の位置から空気の送風
    で分散させ、スライス状の食品を実質的に塊のない配列
    で調理用油の中に自由落下させる段階と、食品が実質的
    に調理される時間、食品のバッチを、バットの一端に向
    かって次第に移動させ、次いで他端に向かって次第に移
    動させながら、スライス状の食品を調理用油の中で撹拌
    し浸漬する段階と、スライス状の食品を一緒に集めて取
    出しステーションまで移動させる段階と、次いで調理用
    油から食品を取り出す段階とを備えた、食品のバッチ調
    理方法。
  2. 【請求項2】前期撹拌浸漬段階中、調理用油の温度を第
    2の所定温度まで上げるように調理用油に同時に熱を加
    える段階を更に備え、調理用油が前記第2の所定温度に
    達したときに調理用油から食品を取り出す、請求項
    (1)に記載の方法。
  3. 【請求項3】じゃがいものバッチを準備する段階と、次
    いでじゃがいもをスライスする段階とを備え、それによ
    りバッチフライドポテトチップを作る、請求項(1)に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】第1の所定温度が149℃乃至152℃(300乃
    至305゜F)であり、第2の所定温度が135℃乃至141℃(2
    75乃至285゜F)である、請求項(2)に記載の方法。
  5. 【請求項5】調理用油の供給を受け入れるバットとして
    役立つ手段と、バット内の調理用油を加熱する手段と、
    排出部がバットの上方に配置されたじゃがいもスライサ
    手段と、該スライサ手段の下方に配置され且つ未調理の
    じゃがいもスライスのバッチを空気の送風で調理用油の
    表面に分散させる空気推進式スライス分配手段と、スラ
    イスを調理用油の中に浸漬し撹拌する手段と、調理サイ
    クルの完了時にスライスを調理用油から取り出す手段と
    を備えた、ポテトチップを製造するバッチ調理装置。
  6. 【請求項6】前記浸漬撹拌手段は、バットの一端に向か
    って、次いで他端に向かって交互に移動するように作動
    的に取り付けられたキャリッジと、該キャリッジに作動
    的に取り付けられ、キャリッジがバットに関して交互に
    移動するときに調理用油の中で第1の一つの方向に、次
    いで他の方向に選択的に回転するように設けられた一対
    の間隔を隔てた櫂ホイールと、該一対の間隔を隔てた櫂
    ホイールの中間に配置され、該櫂ホイールによって推進
    されたじゃがいもとかみ合って沈めるように、調理用油
    の表面の下方に延び次いで該表面の上方に上がる行程で
    移動するよう設けられた浸漬機構とを備え、前記浸漬撹
    拌手段は、前記櫂ホイール及び浸漬機構が調理用油の中
    に作動的に配置される位置から、前記浸漬機構及び櫂ホ
    イールがバット内の調理用油の上方に実質的に配置され
    る引込みまで、移動できるように設けられている、請求
    項(5)に記載の調理装置。
  7. 【請求項7】前記空気推進式スライス分配手段は、排出
    端部に開口部を有するシュート手段と、ノズル手段を備
    える管状の空気導管手段とを備え、前記ノズル手段は、
    該ノズル手段からの排出により、シュートの排出端部に
    向かい該シュートを横切って空気の送風を放出するよう
    に、前記シュートに関して配置されている、請求項
    (5)に記載の調理装置。
  8. 【請求項8】調理用油を入れる調理用バットを有するポ
    テトチップのバッチ調理装置であって、 調理用油を加熱する手段と、 調理用油の温度を検出する手段と、 調理スライスを放出するように位置決めされ且つ外れ位
    置まで移動可能なじゃがいもスライサ手段と、 じゃがいもスライス分散手段と、 調理用油に浸漬されたじゃがいもスライスを撹拌するよ
    うに前記バットの中で作動し且つ調理用油に関して外れ
    位置まで引込み可能なじゃがいもスライスの撹拌浸漬手
    段と、 調理用油内のスライスを取出しコンベヤに向かって押し
    進めるじゃがいもスライスの掃取り手段と、 せき板手段を備える取出しコンベヤとを備え、前記せき
    板手段は、取出しコンベヤの受入れ端部の上方に選択的
    に位置決めされ且つ取出しコンベヤ上にスライスを受け
    入れることができる位置まで移動可能であり、 前記せき板手段が取出しコンベヤの上の下降位置にある
    ときにじゃがいもスライサ手段へのじゃがいものバッチ
    の送出を選択するように作動する自動制御装置を更に備
    え、 前記じゃがいも掃取り手段は、前記取出しコンベヤと反
    対側の前記バットの一端部に位置決めされ、前記撹拌浸
    漬機構は外れ位置にあり、スライサ手段は前記バットの
    上の作動位置に移動され、じゃがいもはスライサ手段を
    通して移動でき、空気がバット内の調理用油の表面にス
    ライスを分散させ、次いでスライサ手段を前記バットに
    関して外れ位置まで移動させ、次いで調理用油の温度が
    所定のレベルに達するような時間まで、浸漬及びスライ
    ス機構がバットを横切るときにじゃがいもスライスをバ
    ットの一端から他端まで押し進めて混合するために、浸
    漬及びスライス機構を作動的に移動させるように浸漬撹
    拌機構を調理用油の中に移動させ、次いで浸漬及びスラ
    イス手段を外れ位置まで移動させ且つせき板を取出しコ
    ンベヤの端部から離して移動させるように作動し、次い
    で掃取りコンベヤによってじゃがいもスライスを取出し
    コンベヤ上に押し進め、取出しコンベヤにより調理済み
    のじゃがいもスライスをバットから取り出し、次いで調
    理油の温度が調理用の所定の初期温度に達するのを待つ
    ように作動する調理装置。
  9. 【請求項9】調理用油を入れたバットを準備して調理用
    油を第1の所定温度まで加熱する段階と、 第1の所定温度よりも実質的に低い温度で、スライス状
    の未調理の食品のバッチを、バットの上方の位置から分
    散させる段階と、 スライス状の食品を実質的に塊のない配列で調理用油の
    中に自由落下させる段階と、 スライス状の食品を浸漬させ、同時に食品を撹拌し、食
    品のバッチをバット内で移動させる段階と、 食品が実質的に調理される時間、食品のバッチをバット
    内に留まらせる段階と、 調理されたスライス状の食品を一緒に集めて調理用油か
    ら食品を取り出す段階とを備えた、食品のバッチ調理方
    法。
  10. 【請求項10】食品を調理油中に置くことにより、油の
    温度を第1の所定温度よりも低い温度に下げ、更に、調
    理用油の温度を第2の所定温度まで上げるように、前記
    撹拌浸漬段階中、調理用油に同時に熱を加える段階と、
    調理用油に達成された前記第2の所定温度で調理用油か
    ら食品を取り出す段階と、前記第1の所定温度に達する
    まで調理油を加熱し続ける段階とを更に備え、その後、
    次の食品のバッチを調理する、請求項(9)に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】第1の所定温度が149℃乃至152℃(300
    乃至305゜F)であり、第2の所定温度が135℃乃至141℃
    (275乃至285゜F)である、請求項(10)に記載の方法。
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