JP3047623U - ロータリーバルブ - Google Patents

ロータリーバルブ

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JP3047623U
JP3047623U JP1997009235U JP923597U JP3047623U JP 3047623 U JP3047623 U JP 3047623U JP 1997009235 U JP1997009235 U JP 1997009235U JP 923597 U JP923597 U JP 923597U JP 3047623 U JP3047623 U JP 3047623U
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JP1997009235U
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Inventor
英治 原田
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有限会社アサヒエンジニヤリング
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で漏れの少ないロータリーバルブ
を提供する。 【解決手段】 複数の羽根板11が回転軸12の周囲に
放射状に取付けられたロータ13と、上部に原料投入口
14、下部に原料排出口15をそれぞれ備えたケーシン
グ16とを有するロータリーバルブ10において、羽根
板11の先部にはケーシング16の内壁とのシールを行
うゴム又は柔軟性を有する合成樹脂からなるシール部材
20が取付けられていると共に、羽根板11の両側には
シール板17、18がそれぞれ固着され、それぞれのシ
ール板17、18とケーシング16の左右の側板33、
34との間には環状シール機構36が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、サイクロンや集塵機等に使用することが可能な密閉性の高いロータ リーバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリーバルブは、複数の羽根板が回転軸の周囲に放射状に取付けら れたロータと、上部に原料投入口、下部に原料排出口をそれぞれ備えたケーシン グとを備えて構成されていた。そして、上部の原料投入口と下部の原料排出口の シールは、羽根板がケーシングの内壁に接することによって行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例に係るロータリーバルブにおいては、金属製のケー シングの内部を金属製の羽根板が回転するので、羽根板の先部及び両側部におい て、羽根板とケーシングとを接触させながらロータを回転させると摩耗が激しく なり、結果として少しの隙間を設けておく必要があり、この隙間のために、原料 投入口が真空側の場合には、下部の原料排出口から空気を吸い込み、結果として 漏れが発生するという問題があった。 本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、構造が簡単で漏れの少ないロー タリーバルブを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載のロータリーバルブは、複数の羽根板が回転軸の 周囲に放射状に取付けられたロータと、上部に原料投入口、下部に原料排出口を それぞれ備えたケーシングとを有するロータリーバルブにおいて、前記羽根板の 先部には前記ケーシングの内壁とのシールを行うゴム又は柔軟性を有する合成樹 脂からなるシール部材が取付けられていると共に、前記羽根板の両側にはシール 板がそれぞれ固着され、該それぞれのシール板と前記ケーシングの左右の側板と の間には環状シール機構が設けられている。 また、請求項2記載のロータリーバルブは、請求項1記載のロータリーバルブ において、前記環状シール機構は、Oリングと前記側板に設けられ前記Oリング を支持するOリング支持溝からなっている。 請求項3記載のロータリーバルブは、請求項2記載のロータリーバルブにおい て、前記Oリング支持溝は、前記Oリングの直径より深くなって、溝底には逆止 弁付きのグリス注入部が設けられている。 請求項4記載のロータリーバルブは、請求項1記載のロータリーバルブにおい て、前記回転軸の端部にはフライホイールが設けられている。 そして、請求項5記載のロータリーバルブは、請求項3記載のロータリーバル ブにおいて、前記回転軸の端部にはフライホイールが設けられている。
【0005】
【考案の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説 明し、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施の形態に係るロータリーバルブの正断面図、図 2は同側面図であって右半分はその断面を示す。図3は同部分拡大断面図である 。
【0006】 図1、図2に示すように、本考案の一実施の形態に係るロータリーバルブ10 は、複数の羽根板11が回転軸12の周囲に放射状に実質的に取付けられたロー タ13と、上部に原料投入口14、下部に原料排出口15をそれぞれ備えたケー シング16とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
【0007】 前記ロータ13は、十分な強度を有する鋼製の回転軸12と、この回転軸12 に隙間を有して取付けられ、鋼製円形板からなるシール板17、18と、このシ ール板17、18を連結し内側には回転軸12が挿通する軸管19と、シール板 17、18に両端が固定された状態で軸管19に放射状に取付けられている6枚 の鋼板製の羽根板12とを有している。各羽根板12の半径方向の外側周囲には シール部材の一例であるウレタンゴム(柔軟性を有する合成樹脂の一例)20が 取付けられている。このウレタンゴム20の取付けは、羽根板12の先部と座金 板21との間にウレタンゴム20の基部を挟み、複数のねじによって固定してい る。前記軸管19は、回転軸12の約2倍程度の軸径を有し、シール板17、1 8を介して回転軸12に固定されている。
【0008】 前記回転軸12の両側には、前記シール板17、18が固定されていると共に 、その外側部分で軸受22、23によって回転自由に支持されている。回転軸1 2の一端にはフライホイール24が取付けられ、他方側には駆動源の一例である 減速モータ25の出力軸26と連結するためのカップリング27が取付けられて いる。前記フライホイール24は、円形の厚鋼板からなって十分な慣性力を有し 、その周囲には、手動でロータ13を回転できるように、図示しない操作ロッド を挿入するための複数の穴28が設けられている。
【0009】 前記ケーシング16は十分強度を有する鋼板によって構成され、上部に原料投 入口14を下部に原料排出口15を備える円筒状となっている。原料投入口14 は平面視して四角形となって複数の取付け孔を有するフランジ29が設けられ、 これによって、例えば集塵機やサンクロン等と連結できるようになっている。ま た、ケーシング16には溝形鋼からなる架台30に載置状態で取付けられて、こ の架台30の底部に底面視して四角形の原料排出口15が設けられている。なお 、図2において、16aは補強用のリブを示す。 円筒状となっているケーシング16は左右両側(図1において)に、複数の取 付け孔が適当ピッチで形成された取付けフランジ31、32を備え、この取付け フランジ31、32に側板33、34がねじ35a(図3参照)によってそれぞ れ固定されている。
【0010】 前記側板33、34は円板状となって、中央にフランジユニットからなる前記 軸受22、23がねじによって固定されている。この側板33、34の内側には シール板17、18に当接して気体の漏れをシールする環状シール機構35、3 6がそれぞれ設けられている。この環状シール機構36は、図3に示すように、 側板34の内側に突出して形成されたOリング支持溝37とその中に嵌入状態で 配置されているOリング38とからなっている。なお、環状シール機構35も環 状シール機構36と同一構造となっている。
【0011】 前記Oリング支持溝37の深さdは、Oリング38の直径より大きくなって、 Oリング支持溝37には溝底の裏面側にテーパねじ孔39が設けられ、このテー パねじ孔39に逆止弁付きのグリス注入部を構成するグリスニップル40が外側 から螺着されている。これによって、Oリング支持溝37の底部にグリスを充填 させて、その圧力によってOリング38をシール板17、18の平滑摺動面41 に当接させて、気体のシールを図っている。
【0012】 前記側板33、34の下部には点検孔42、43がそれぞれ設けられ、この点 検孔42、43には密閉蓋44、44aがそれぞれ設けられている。また、ケー シング16の取付けフランジ31、32の内側孔と、側板33、34の内側嵌入 部45aとの間には、図3に示すうに、パッキン45が設けられてケーシング1 6の円筒部と側板33、34とのシールを図っている。 一方、前記架台30の片側にはサブ架台46が設けられ、この上に減速モータ 25が配置され、前記ロータ13を、約20〜30rpmで回転駆動するように なっている。
【0013】 本考案の一実施の形態に係るロータリーバルブ10は以上の構成となっている ので、このロータリーバルブ10をサイクロン等に取付けて、上方から原料であ るダストを切り出そうとした場合、ロータ13は羽根板11の周囲にウレタンゴ ム20が設けられてケーシング16の内壁とのシールが行われ、更に、両側のシ ール板17、18は環状シール機構35、36によってケーシング16の側板3 3、34とのシールが行われているので、原料投入口14と原料排出口15との 完全シールが図られる。これによって、原料排出口15を大気中に晒しても、原 料投入口14側の圧力を減圧又は加圧状態に保持できる。 更には、回転軸12にはフライホイール24が設けられているので、ロータ1 3が回転中の急激な負荷の変動が緩和されて、使用する減速モータを小型化でき るという利点がある。
【0014】 前記実施の形態においては、羽根板11は6枚によって構成したが、5枚又は 7枚以上等、他の枚数であってもよい。 また、前記実施の形態においては、環状シール機構35、36にOリング38 の直径より深いOリング支持溝37を使用したが、Oリング38の直径より浅い Oリング支持溝を側板33、34又はシール板17、18に設けて、ロータ13 とケーシング16とのシールを行うことも可能である。
【0015】
【考案の効果】
請求項1〜5記載のロータリーバルブにおいては、羽根板の先部にはケーシン グの内壁とのシールを行うゴム又は柔軟性を有する合成樹脂からなるシール部材 が取付けられていると共に、羽根板の両側にはシール板がそれぞれ固着され、そ れぞれのシール板とケーシング側の左右の側板との間には環状シール機構が設け られているので、これによって原料導入口と原料排出口とのシールが精度よく行 える。 特に、請求項2記載のロータリーバルブにおいては、環状シール機構は、Oリ ングと側板に設けられOリングを支持するOリング支持溝からなっているので、 比較的簡単な構造で、ロータとケーシングのより確実なシールが行える。 請求項3記載のロータリーバルブにおいては、Oリング支持溝は、Oリングの 直径より深くなって、溝底に逆止弁付きのグリス注入部が設けられているので、 Oリング支持溝にグリスを注入して、任意の圧力でOリングをシール板に押し当 てる状態を保持できる。 そして、請求項4、5記載のロータリーバルブにおいては、回転軸の端部には フライホイールが設けられているので、急激な荷重の吸収が行われ、比較的少な い動力でこのロータリーバルブを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係るロータリーバルブ
の正断面図である。
【図2】同側面図であって右半分はその断面を示す。
【図3】同部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ロータリーバルブ 11 羽根板 12 回転軸 13 ロータ 14 原料投入口 15 原料排出
口 16 ケーシング 16a リブ 17 シール板 18 シール板 19 軸管 20 ウレタン
ゴム 21 座金板 22 軸受 23 軸受 24 フライホ
イール 25 減速モータ 26 出力軸 27 カップリング 28 穴 29 フランジ 30 架台 31 取付けフランジ 32 取付けフ
ランジ 33 側板 34 側板 35 環状シール機構 35a ねじ 36 環状シール機構 37 Oリング
支持溝 38 Oリング 39 テーパね
じ孔 40 グリスニップル 41 平滑摺動
面 42 点検孔 43 点検孔 44 密閉蓋 44a 密閉蓋 45 パッキン 45a 内側嵌
入部 46 サブ架台

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の羽根板が回転軸の周囲に放射状に
    取付けられたロータと、上部に原料投入口、下部に原料
    排出口をそれぞれ備えたケーシングとを有するロータリ
    ーバルブにおいて、 前記羽根板の先部には前記ケーシングの内壁とのシール
    を行うゴム又は柔軟性を有する合成樹脂からなるシール
    部材が取付けられていると共に、前記羽根板の両側には
    シール板がそれぞれ固着され、該それぞれのシール板と
    前記ケーシングの左右の側板との間には環状シール機構
    が設けられていることを特徴とするロータリーバルブ。
  2. 【請求項2】 前記環状シール機構は、Oリングと前記
    側板に設けられ前記Oリングを支持するOリング支持溝
    からなる請求項1記載のロータリーバルブ。
  3. 【請求項3】 前記Oリング支持溝は、前記Oリングの
    直径より深くなって、溝底に逆止弁付きのグリス注入部
    が設けられている請求項2記載のロータリーバルブ。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の端部にはフライホイールが
    設けられている請求項1記載のロータリーバルブ。
  5. 【請求項5】 前記回転軸の端部にはフライホイールが
    設けられている請求項3記載のロータリーバルブ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162754A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Kojimagumi:Kk 被移送物の定量供給装置および被移送物の供給量算出方法
JP2010223507A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Maekawa:Kk 除霜装置及びこれを備えるエアサイクル冷凍システム

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