JP3047491U - ペーパドレン打込み用ケーシング - Google Patents

ペーパドレン打込み用ケーシング

Info

Publication number
JP3047491U
JP3047491U JP1997008498U JP849897U JP3047491U JP 3047491 U JP3047491 U JP 3047491U JP 1997008498 U JP1997008498 U JP 1997008498U JP 849897 U JP849897 U JP 849897U JP 3047491 U JP3047491 U JP 3047491U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
paper drain
driving
friction rollers
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997008498U
Other languages
English (en)
Inventor
忠志 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinjo Rubber Co Ltd
Original Assignee
Kinjo Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinjo Rubber Co Ltd filed Critical Kinjo Rubber Co Ltd
Priority to JP1997008498U priority Critical patent/JP3047491U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3047491U publication Critical patent/JP3047491U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペーパドレン打込み用ケーシングの強度を高
め軽量化を画る。 【解決する手段】 ケーシング3の長手方向と直交する
断面形状は挟圧するフリクションローラ21、21を結ぶ方
向に長く、該方向と直交する方向に短い扁平の六角形と
する。該六角形の一組の対辺31、31はフリクションロー
ラ21、21を結ぶ方向の対角線と平行とする。フリクショ
ンローラ21、21の挟圧力に対して大きな変形抵抗を有
し、このためケーシング3全体の肉厚を小さくでき、ケ
ーシング3の軽量化を画ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、軟弱地盤改良用ペーパドレンを地盤に打ち込むためのケーシングに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軟弱地盤に対しペーパドレンを深く打ち込み、地盤中の水分を抜き取って土質 を改善することが行われており、このペーパドレンの打込みには、裸打ち法と全 閉法とがある。 裸打ち法は、中実の打込みバーの先端にペーパドレンを引っ掛け、打込みバー に沿わせて文字通りペーパドレンを裸のまま打ち込む方式であり、全閉法は中空 の打込みバー中にペーパドレンを挿通し、ペーパドレンをガイドしながら打ち込 む方式である。
【0003】 又、打込み装置にも、振動方式、ワイヤ方式、フリクションローラ方式等があ る。 フリクション方式は、図1に示す如く、中空の長尺ケーシング(3)中にペーパ ドレン(4)を挿通し、該ケーシング(3)をフリクションローラ(21)(21)で挟圧し つつ該ローラの回転によりケーシングごとペーパドレンを地盤に打ち込み、フリ クションローラ(21)(21)の逆回転によりケーシング(3)を引き上げ、ペーパドレ ン(4)は該ペーパドレン(4)先端に設けたアンカーの引き上げ抵抗によってに地 中に残すのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図3に示す如く、従来のケーシング(3)の長手方向に直交する断面形状は正方 形を呈しており、該正方形の対角線とペーパドレン(4)の幅方向を一致させて該 ペーパドレン(4)をケーシング(3)の上端から下端に挿通する。 フリクションローラ(21)(21)はケーシング(3)の対角線上に位置する。
【0005】 上記断面正方形のケーシングは、ペーパドレン(4)の断面に比べて無駄な空間 (34)(34)が大き過ぎ、その分ケーシング(3)が太くなって打込み抵抗が大きくな り、フリクションローラ(21)とケーシング(3)との間で滑りが生じ易い。 フリクションローラ(21)(21)の挟圧力を大きくしてケーシング(3)との滑りを 防止しようとすれば、挟圧方向と直交する方向の角部(30)(30)が押し潰されてケ ーシング(3)が変形するため、ケーシング(3)の肉圧を大きくせねばならず、ケ ーシング(3)の重量は益々嵩むことになり、ケーシング(3)自体の製造コスト及 びケーシング(3)の運搬を含む打込みのコストが上がる。
【0006】 更に、ペーパドレン(4)を収容するのに無駄な空間を形成する角部(30)(30)は 、打込みの際に、地盤を荒らすことになり、好ましくない。 本発明は、断面形状を扁平六角形とすることより上記問題を一挙に解決したケ ーシングを明らかにするものである。
【0007】
【課題を解決する手段】
本考案のペーパドレン打込み用ケーシングは、ペーパドレン(4)を挿通し、ペ ーパドレン打設機(1)によって地盤に打ち込まれるケーシング(3)において、ケ ーシング(3)の長手方向と直交する断面形状は扁平六角形を呈しており、該扁平 六角形の三組の対辺(31)(31)、(32)(32)、(33)(33)は夫々平行であり、一組の対 辺(31)(31)は該扁平六角形の長手方向の対角線Lと平行であり、且つ該対角線L を中心に左右対称である。
【0008】
【作用及び効果】
従来の断面正方形のケーシングと本発明の断面扁平六角形のケーシング(3)と の比較において、フリクションローラ(21)(21)で挟圧する対角間の距離が同じで あるとすれば、断面の外周長さは、扁平六角形の方が正方形よりも小さいく、又 ケーシング(3)全体を細くできるので、ケーシング打込み時の抵抗は扁平六角形 の方が小さくなり、打込み力は小さくて済む。
【0009】 更に、上記断面扁平六角形の一組の対辺(31)(31)はフリクションローラ(21)(2 1)を結ぶ方向の対角線と平行であるため、フリクションローラ(21)(21)の挟圧力 に対して大きな変形抵抗を有し、このためケーシング(3)全体の肉厚を小さくで き、ケーシング(3)の軽量化を画って、ケーシング(3)自体のコスト及びケーシ ング(3)の運搬を含む打込みコストを低減できる。
【0010】 更に、ケーシング(3)の挟圧方向にペーパドレン(4)の幅方向を揃えて、ケー シング(3)にペーパドレン(4)を挿通すれば、ケーシング(3)内の無駄な空間を 可及的に小さくでき、又、ケーシング(3)を打込む際に、地盤を無駄に荒らすこ とをなくすことができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1に示す如く、ペーパドレン打設機は、キャタピラを具えた自走台車(10)に タワー(11)を搭載し、タワー(11)の下部に打込み部(2)を具えている。 打込み部(2)は、左右に対向配備した二対のフリクションローラ(21)(21)、(2 1)(21)であって、左右何れかのローラは相手ローラに接近離間可能に配備され且 つ押圧手段(図示せず)が連繋され、更に前記フリクションローラ(21)に回転駆動 手段(図示せず)が連繋されている。
【0012】 タワー(11)の下部側方にペーパドレンを巻回したドラム(41)が設けれ、該ドラ ム(41)から引出されたペーパドレン(4)は、タワー(11)の上端を経てケーシング (3)に挿通される。
【0013】 ケーシング(3)は、前記フリクションローラ(21)(21)に挟圧支持されており、 図2に示す如く、ケーシング(3)の長手方向と直交する断面形状は挟圧するフリ クションローラ(21)(21)を結ぶ方向に長く、該方向と直交する方向に短い扁平の 六角形を呈している。該六角形の三組の対辺(31)(31)、(32)(32)、(33)(33)は夫 々平行であり、一組の対辺(31)(31)はフリクションローラ(21)(21)を結ぶ方向の 対角線Cと平行であり、且つ該対角線Cを中心に左右対称である。 ケーシング(3)の扁平断面の隅部は丸く形成されているが、本考案での断面扁 平六角形とはこの様に隅部が角張らなくてもよい。
【0014】 従って、フリクションローラ(21)(21)を結ぶ方向の対角の内角α1は等しく、 実施例では90゜である。残りの4つの内角は共に135゜である。 又、実施例では、ケーシング(3)の扁平六角形の断面のフリクションローラ(2 1)(21)を結ぶ方向の対角間の長さL1は、約280mm、扁平方向の対辺間の長さ L2は約155mm、厚み約12mmであるが、ペーパドレン(4)の幅、フリクショ ンローラ(21)の幅、必要強度等に応じて最適寸法に設計できるのは勿論である。
【0015】 ケーシング(3)の下端は扁平方向に更に徐々に細く形成され、ペーパドレン( 4)が通るスリット孔(図示せず)が開設されている。
【0016】 然して、引上げ状態のケーシング(3)の上端からペーパドレン(4)を通して、 下端のスリット孔から臨出させ、アンカー(図示せず)を取り付ける。 フリクションローラ(21)(21)を回転してケーシング(3)を地盤に打込む。
【0017】 従来の断面正方形のケーシングと本発明の断面扁平六角形のケーシング(3)と の比較において、フリクションローラ(21)(21)で挟圧する対角間の距離が同じで あるとすれば、断面の外周長さは、扁平六角形の方が正方形よりも小さいく、又 ケーシング(3)全体を細くできるので、ケーシング打込み時の抵抗は扁平六角形 の方が小さくなり、打込み力は小さくて済む。
【0018】 更に、上記断面扁平六角形の一組の対辺(31)(31)はフリクションローラ(21)(2 1)を結ぶ方向の対角線Cと平行であるため、フリクションローラ(21)(21)の挟圧 力に対して大きな変形抵抗を有し、このためケーシング(3)全体の肉厚を小さく でき、ケーシング(3)の軽量化を画って、ケーシング(3)自体のコスト及びケー シング(3)の運搬を含む打込みコストを低減できる。
【0019】 更に、ケーシング(3)の挟圧方向にペーパドレン(4)の幅方向を揃えて、ケー シング(3)にペーパドレン(4)を挿通すれば、ケーシング(3)内の無駄な空間を 可及的に小さくなり、又、ケーシング(3)を打込む際に、地盤を無駄に荒らすこ とを無くすことができる。
【0020】 ケーシング(3)が所定の深さに達すると、フリクションローラ(21)(21)を逆回 転してケーシング(3)を引き抜く。ペーパドレン(4)にはアンカー(5)によって 引抜き抵抗が作用し、ペーパドレン(4)は地中に残る。
【0021】 本考案は上記実施例の構成に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に 記載の範囲で種々の変形が可能である。更に、本考案のケーシング(3)は、フリ クションローラによる打込みに限定されることはなく、例えば、一対の挟みブロ ックでケーシングを挟圧し、この挟圧状態のまま、挟みブロックを下降させて、 ケーシングの打ち込みを行う等、打込み方法は問わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーシング打込みの説明図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】従来例における図1A−A線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
(1) 打設機 (21) フリクションローラ (3) ケーシング (4) ペーパドレン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパドレン(4)を挿通し、ペーパドレ
    ン打設機(1)によって地盤に打ち込まれるケーシング
    (3)において、ケーシング(3)の長手方向と直交する断
    面形状は扁平六角形を呈しており、該扁平六角形の三組
    の対辺(31)(31)、(32)(32)、(33)(33)は夫々平行であ
    り、一組の対辺(31)(31)は該扁平六角形の長手方向の対
    角線Lと平行であり、且つ該対角線Lを中心に左右対称
    であるペーパドレン打込み用ケーシング。
JP1997008498U 1997-09-25 1997-09-25 ペーパドレン打込み用ケーシング Expired - Lifetime JP3047491U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997008498U JP3047491U (ja) 1997-09-25 1997-09-25 ペーパドレン打込み用ケーシング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997008498U JP3047491U (ja) 1997-09-25 1997-09-25 ペーパドレン打込み用ケーシング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3047491U true JP3047491U (ja) 1998-04-14

Family

ID=43181798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997008498U Expired - Lifetime JP3047491U (ja) 1997-09-25 1997-09-25 ペーパドレン打込み用ケーシング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3047491U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017025528A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 株式会社不動テトラ 地盤埋設ボード及びその利用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017025528A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 株式会社不動テトラ 地盤埋設ボード及びその利用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1073686A (en) Method and a device for introducing a tubular assembly into the soil
US4726560A (en) Concrete form tie assembly
US3999354A (en) Structural member and box beam employing same
US20070264099A1 (en) Expansion screw
JP3047491U (ja) ペーパドレン打込み用ケーシング
US2166847A (en) Wire clamp
CN211690291U (zh) 应用于插板机的排水板插入结构
CN212865955U (zh) 滚轮式锚索隔离架
JPH111994A (ja) 隙間付撚り線補強材
EP1795767A1 (en) Expansion Screw
US5535982A (en) Tool for guiding rods through concrete tie loops
US4479408A (en) Insertion tool for cord-type tubeless tire repairing
CN217126613U (zh) 可更换钢筋笼吊装滚动式垫块
JP2001028816A (ja) 単心電力ケーブル3条一括布設用曲がり部ガイド装置
JP2525231Y2 (ja) シート状ドレーン材打設装置
CN215211015U (zh) 锚杆组件
JPH0612038Y2 (ja) ロックアンカボルト
CN218813904U (zh) 一种用于垃圾填埋场边坡防渗结构
DE1962290C3 (de) Anker
CN218375211U (zh) 一种方柱浇筑模板紧固件及紧固结构
CN221255213U (zh) 一种伸缩缝的盖板保护装置
JP2857612B2 (ja) ペーパドレン打設機のロッド継手構造
CN216839377U (zh) 一种防止排水板回带的桩头装置
JPS5918028Y2 (ja) 小孔の棒材端部への插通工具
JP2587691Y2 (ja) 除去アンカーの引張材巻付け用加工機