JP3045509U - 合成樹脂把手 - Google Patents

合成樹脂把手

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JP3045509U
JP3045509U JP1997006374U JP637497U JP3045509U JP 3045509 U JP3045509 U JP 3045509U JP 1997006374 U JP1997006374 U JP 1997006374U JP 637497 U JP637497 U JP 637497U JP 3045509 U JP3045509 U JP 3045509U
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浩 大平
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Chuo Kaseihin Co Inc
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Chuo Kaseihin Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた強度と取付けの容易性、安全性さらに
は使用の利便性を有する合成樹脂把手を提供する。 【解決手段】 硬質熱可塑性樹脂製の芯部材2と、その
外面に形成した軟質熱可塑性樹脂の外皮3とで合成樹脂
把手1を構成するに際し、シンプルでガタ付きのない状
態で固定するため、この合成樹脂把手1の両端の取付部
5,5に形成した凹陥部6,6に、スリーブ7,7に挿
通して取付けの対象面Aに固定した固定用ボルト8,8
をスリーブ7,7と共に嵌挿して止めボルト9,9で固
定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、廊下や浴室など屋内において、あるいは家具や病院などの公共施 設において安全に使用することができる合成樹脂把手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
廊下や浴室、さらには家具などに使用される把手は、強度上の理由によってそ の全部もしくは主要部を金属製として鋳造や切削加工で作製されたものが一般的 であった。 かゝる金属部分を有する把手は、強度の点については問題がないものの、全体 の重量が重く、ソフトな手触りに欠け、寒暖の温度環境に適応できないなどの理 由と、高齢化社会に対応して安全性を確保するために合成樹脂製の把手の使用が 要望されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かゝる金属製の把手に代わって合成樹脂製の把手が使用され始めているが、合 成樹脂製の最大の問題点は強度で、その強度が確保するために全体の構造が複雑 になるという問題を有している。 特に、手で握って直接体重を掛ける握りの部分の耐荷重を大きくとる必要があ ることは勿論であるが、対象面に取り付ける取付部の受けた荷重で把手が離脱し ないようにその構造と取付けの強度を考慮する必要がある。
【0004】 この考案はかゝる現状に鑑み、壁面などへの取り付けがきわめて簡単かつ容易 であって、しかも優れた強度と使用の利便性および安全性を確保することのでき る合成樹脂把手を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的の達成のために、この考案の合成樹脂把手は、取付面と接する基端 部に所要の径と長さを有する管状のスリーブを保持するための保持部とを形成し た硬質の熱可塑性合成樹脂材料からなる把手部材と、前記スリーブに軸部が保持 される固定用ボルトとから構成されるものであって、前記固定用ボルトの軸部に スリーブを挿通した状態で固定用ボルトを取付面に固定し、該スリーブを前記把 手部材に形成した保持部内に挿入保持すると共に、把手部材の基端部からビスを 挿通してスリーブと前記基端部とを一体的に固定することを特徴とするものであ る。
【0006】 より具体的には、この考案の合成樹脂把手は、硬質の熱可塑性合成樹脂材料か らなる中実若しくは中空の芯部材の外周面を軟質の熱可塑性樹脂の皮膜で被覆し て把手部材を形成し、該把手部材の取付部と接する基端部に管状のスリーブを介 して固定用ボルトを保持する保持部を形成すると共に、前記スリーブに挿通して その頭部で該スリーブを離脱不能に保持して先端部を取付面に螺着した前記固定 用ボルトを、当該スリーブと共に把手部材の前記保持部に嵌挿し、前記保持部の 外側から前記スリーブにビスを貫通させてスリーブを前記把手部材に一体的に固 定することを特徴とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
この考案の合成樹脂把手において、芯部材を構成する硬質の熱可塑性樹脂とし ては、たとえば、ポリオキシエチレン、ポリフェニレンエーテル、ABS樹脂、 ポリプロピレン、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂などの熱可塑性樹脂、 さらには、これらの樹脂にガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、芳香族ポリアミド 繊維などの各種の繊維を配合した繊維強化型の熱可塑性樹脂を使用することがで きるもので、これらの素材によって得られる芯部材は、中実のものであってもよ く、中空のものであってもよい。
【0008】 前記の芯部材は、その外周面を軟質の熱可塑性樹脂で被覆して皮膜を形成する ことによって全体をよりソフトに仕上げることができる。 かゝる皮膜を構成する軟質の熱可塑性樹脂としては、たとえば、ポリウレタン 系の熱可塑性エラストマー、スチレン系の熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニ ル系の熱可塑性エラストマーおよびポリエステル系の熱可塑性エラストマーなど の各種のエラストマーを使用することができ、その色彩については特別な制限は ない。
【0009】 この把手部材は、壁面や家具などの取付部と接する基端部を有するものであれ ばその形状や寸法などについては特段の制限はないが、たとえば、直円筒乃至直 円柱状の握り部の両端部を同一方向側に湾曲させて取付部と接する基端部を形成 したものや、直円筒乃至直円柱状の握り部の中央をほゞ直角に曲げて全体をL型 としたものなどを挙げることができる。
【0010】 この把手部材は壁面などの取付部と接する基端部に、前記取付部に先端部をね じ込みなどによって固着した固定用ボルトを、その軸部を覆う管状のスリーブと 共に受け入れるための円筒状の保持部を形成し、把手部材を取付面に簡単かつ容 易に取り付けることができるよう構成されている。
【0011】 すなわち、管状のスリーブに固定用ボルトの軸部を挿通したのち、スリーブの 端面から突出した固定用ボルトの先端部を壁面などの取付面の所要の部位にねじ 込み又は接着剤などによって固着し、しかるのち把手部材の円筒状の保持部を取 付部から突出したスリーブと対峙させ、該保持部内にスリーブを嵌入させること によって取付面に把手部材を仮固定することができる。
【0012】 ついで、あらかじめ把手部材の基端部に形成した透孔からビスを挿通し、当該 ビスの先端部を前記スリーブの一部にねじ込むことによって把手部材と前記スリ ーブを一体化させて壁面などに合成樹脂把手を装着するものである。
【0013】 また、スリーブの外周の一部に軸方向に沿った溝を刻設し、把手部材の基端部 に形成したネジ孔にビスをネジ込んでビスの先端を前記スリーブの溝に嵌入させ て固定することによって把手部材を壁面に装着することができる。
【0014】 把手部材を構成する前記芯部材は、その表面(外周面)全体を軟質の熱可塑性 樹脂材料で被覆して皮膜を形成するに際し、芯部材の外周面を比較的細かい凹凸 によって粗面とし、この粗面を被覆する皮膜を透明な軟質熱可塑性樹脂で形成す ると共に、芯部材の一部、たとえば基端部の所要の部位に発光体を設け、発光体 の光線が前記透明な皮膜を通して芯部材の粗面で乱反射させることによって把手 の位置を明示することができ、夜間の行動に安全を期することができる。
【0015】 また、芯部材の表面を軟質の熱可塑性樹脂材料からなる皮膜で覆う場合、皮膜 を形成する軟質の熱可塑性樹脂材料中に、太陽光または人工光の光エネルギーを 蓄積して暗所において発光する蓄光剤を含ませるか、かゝる蓄光剤を含有した軟 質の熱可塑性樹脂製のテープを巻回して外皮としてもよく、いずれの場合にも、 暗い場所において把手の位置を明示できる。
【0016】 また、把手部材の表面に被覆形成される皮膜を帯電防止処理し、帯電した静電 気による不快感を払拭することによって快適な把手とすることができる。 かゝる帯電防止処理は、表面に金属メッキを施して導電性を付与した軟質の熱 可塑性樹脂で皮膜を形成してもよく、また、軟質の熱可塑性樹脂に帯電防止剤を 混入して樹脂自体に導電性を付与して帯電防止性の外皮としてもよい。 さらに、前記帯電防止剤を混入した軟質の熱可塑性樹脂のテープを芯部材に巻 回して皮膜を形成してもよい。
【0017】 さらに、前記把手部材は、取付面と接する基端部に、その一部又は全部を覆う ことのできるカバー部材を装着し、このカバー部材を利用して各種の部材を保持 するための保持要素、すなわち、ダストボックス、フック、石鹸皿、棚板及びハ ンガーから選ばれた1種もしくは2種以上の保持要素を付随させることによって 合成樹脂把手に優れた装飾性と実用性を付加することができる。
【0018】 また、前記皮膜を形成するに際し、当該皮膜を形成するための軟質の熱可塑性 樹脂中に、たとえば、異なった色彩のマイカ(雲母)などの無機の固定粉末、あ るいは黒又は灰色のセルロースからなる無機粉末を樹脂量に対して5重量%程度 混入して成型することによってマーブル調の表面模様を有する美麗な外観の把手 を提供することができる。
【0019】
【作用】
この考案の合成樹脂把手は、取付面と接する基端部に円筒状の保持部を形成す ると共に、該保持部内に先端部を前記取付面に固着したスリーブを外嵌する固定 用ボルトをスリーブと共に嵌装し、前記基端部とスリーブとをビスで一体的に連 結することによって取付面に簡単かつ容易に取り付けることができる。 なお、硬質の熱可塑性樹脂によって所要の剛性と堅牢性を付与した芯部材の外 周面を軟質の熱可塑性樹脂材料からなる皮膜によって被覆することによって、ソ フトな手触りと滑り性に乏しく、手に馴染み易い把手を形成することができる。
【0020】
【実施例】
以下、この考案の合成樹脂把手の実施例を添付の図面に基づいて詳述する。 図1の実施例に示す合成樹脂把手1は浴室や室内の壁面に取り付けて使用する ためのもので、硬質の熱可塑性樹脂材料の成型によって得られた中実の芯部材2 と、取付面Aに固定される固定用ボルト8と、該固定用ボルト8の軸部を覆うス リーブ7とから構成している。
【0021】 中実の芯部材2はガラス繊維強化型の硬質の熱可塑性樹脂材料によって成型さ れたもので、直径約28.5mmφ、長さ約700mmのストレート状の握り部 4の両端部を同一方向側にほぼ直角に折り曲げて、長さ約60mmの基端部5, 5を形成すると共に、その外周面を厚さ約5.5mmのポリウレタン系の熱可塑 性エラストマーからなる皮膜3で被覆したものである。
【0022】 この皮膜3は、原材料であるポリウレタン系の熱可塑性エラストマーにマイカ の粉末を樹脂に対して約5重量%混入して形成したので、その表面は梨地状を呈 している。
【0023】 前記芯部材2の両端の基端部5,5は円柱状であるので、該基端部5,5の端 面から軸方向に有底円筒状の保持部6,6をそれぞれ形成している。 この保持部6,6は、後述する軸部の一部を短い円筒状のスリーブ7で覆った 固定用ボルト8を受け入れて保持するに足る径と深さのものである。
【0024】 前記スリーブ7は、基端部5に形成した保持部6に嵌合する外径と、固定用ボ ルト8の軸部を挿通して頭部8aが基端面に接触して抜け出ることのない内径と なるように寸法設定されているものである。
【0025】 固定用ボルト8,8は、図1および図2に示すようにそれぞれその軸部を前記 スリーブ7に挿通した状態で、中央に貫通孔10aを形成した各台座10を介し て前記取付面Aに所定の間隔を保持して螺着緊締されるもので、これによって前 記スリーブ7,7は、台座10と固定用ボルト8の頭部8a間において離脱不能 に保持される。
【0026】 前記取付面Aに所定の間隔を存して固定した固定用ボルト8,8を、スリーブ 7,7と共に合成樹脂把手1の基端部5,5に形成された保持部6,6内に嵌挿 したのち、基端部5,5に形成した透孔からビス9,9を挿入し、その先端部を 前記スリーブ7,7の外周面にねじ込んで芯部材2とスリーブ7とを一体化させ ることによって合成樹脂把手1を取付面Aに固定するものである。
【0027】 かゝる取付構造を有する合成樹脂把手1は、前記スリーブ7,7を取り付けた 固定用ボルト8,8を取付面Aに固定し、これらに合成樹脂把手1の保持部6, 6をセットしてビス9,9で締め付けるというすこぶる簡単な操作によって、緩 みやガタ付きのない状態で確実に取り付けることができる。 なお、合成樹脂把手1のビス9,9による固定は、当該合成樹脂把手1の湾曲 した内側において固定することが目立たないので望ましい。
【0028】 図3はこの考案の合成樹脂把手の他の実施例を示すもので、合成樹脂把手11 は硬質の熱可塑性樹脂材料からなる中実の芯部材12と、その外周面に形成した 軟質の熱可塑性樹脂からなる皮膜13とで構成したものであるが、芯部材12は その表面12を凹凸のある粗面に形成し、その外周面に形成する皮膜13を透明 な軟質の熱可塑性樹脂で形成したもので、この透明な皮膜13を通して外側から 芯部材12の表面12aを透視することができるものである。
【0029】 この合成樹脂把手11の湾曲した内側の基端部15には、発光ダイオード(L ED)からなる発光体20が設けられ、この発光体20は透明なカバー21によ って保護されている。 発光体20は夜間において手動またはセンサーによって図示しない電源によっ て発光し、その照射光が前記合成樹脂把手11の透明な皮膜13を通して芯部材 12の粗面で形成された表面12aにおいて乱反射し、合成樹脂把手11を浮き 上がらせてその存在を明示することができる。 なお、図3において、14は握り部、16は保持部、17はスリーブ、18は 固定用ボルト、19はビスを示し、これらは図1、図2で示したものと同様の機 能を有するものである。
【0030】 図1の合成樹脂把手1において、芯部材2の表面に形成する皮膜3は、太陽光 又は人工光を照射したのち、暗所において比較的長い時間光を発することができ る蓄光剤を含有した軟質の熱可塑性樹脂で形成することによって、電源を使用し なくとも暗所において把手の位置を知ることができる。 かゝる蓄光剤を含んだ皮膜の形成に代えて、蓄光剤を含有した軟質の熱可塑性 樹脂からなるテープを芯部材に巻回して皮膜をしても同様の効果を得ることがで きる。
【0031】 また、図1の合成樹脂把手1において、芯部材2の表面に形成する皮膜3は、 帯電防止処理した皮膜で構成することができる。 この皮膜の帯電防止処理は、表面に金属メッキを施して導電性を付与した軟質 の熱可塑性樹脂によって皮膜を形成してもよく、また、軟質の熱可塑性樹脂に帯 電防止剤、たはえば、カーボン繊維などを混入して樹脂自体に導電性を付与して 帯電防止性の皮膜としてもよく、さらに前記帯電防止剤を混入した軟質の熱可塑 性樹脂のテープを芯部材2に巻回して皮膜を形成してもよい。
【0032】 図4は、合成樹脂把手の壁面への取付構造の他の例を示すもので、図3の合成 樹脂把手11の取付けに使用したスリーブ17の外周の一部に軸方向に沿った溝 17aを設け、把手11の基端部に形成したネジ孔にビス19をネジ込んでビス 19の先端を前記スリーブ17の溝17aに嵌入させて固定し、これによって把 手部材を壁面に装着することができる。 なお、その他の部位の符号は図3と同様のものである。
【0033】 この考案の合成樹脂把手は、その取付構造が実質的に基端部の内部に収納され た状態で取付面に体裁よく取付けられるものであるため、この基端部をカバーな どで覆う必要がないのであるが、より優れた装飾性と実用性を発揮するために、 基端部の一部又は全部を覆うカバー部材を設け、このカバー部材を利用して各種 の部材を保持するための保持要素を付属させてもよい。
【0034】 図5は、合成樹脂把手1の基端部の下方全体を分割したカバー部材22,22 で覆い、このカバー部材22にダストボックス23を取付けたものである。
【0035】 図6はカバー部材22にフック24を取り付けた例を、図7はカバー部材22 に石鹸を置くための石鹸皿25を設けた例を、図8はカバー部材22に棚26を 設けた例を、図9はハンガー27を設けた例を示し、これら保持要素を合成樹脂 把手の取付け場所に応じて適宜に選択して設けることによって合成樹脂把手の装 飾性の向上と実用性を一層向上させることができる。
【0036】
【考案の効果】 この考案の合成樹脂把手は、合成樹脂把手を構成する芯部材の壁面などの取付 面と接する基端部に中空の保持部を形成し、該保持部内に先端部を前記取付面に 固定し、かつその軸部の外周をスリーブでカバーすると共に頭部をスリーブから 突出させた固定用ボルトを装着し、前記芯部材の基端部からスリーブにビスを貫 通固定することによって取付面に合成樹脂把手を固定することができるので、合 成樹脂把手を簡単かつきわめて容易に壁面などに固着することができる。
【0037】 特にこの考案の合成樹脂把手は、壁面などの取付面にスリーブを嵌装させて突 出固定した固定用ボルトに対して、芯部材の基端部に形成した中空の保持孔を外 嵌させるというきわめて簡単かつ容易な手段で取付面に固着することができるの で、取付け部分における部材点数の削減とコストダウンを図ることができ、取付 部が表面に顕出しないのでシンプルで体裁もよいものである。
【0038】 また、この考案の合成樹脂把手は、芯部材と当該芯部材の外周面を覆う皮膜の 素材、あるいは皮膜の素材を特定することによって夜間における把手の存在を光 によって明示したり、静電気による不快感を除くことができる。 さらに、合成樹脂把手の基端部の一部又は全部を覆ってカバー部材を設けて装 飾性を向上すると共に、このカバー部材に各種の保持要素を固定することによっ てその有用性を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の合成樹脂把手の一例を示す縦断面図
である。
【図2】図1の合成樹脂把手の要部の一部を切り欠いた
分解斜視図である。
【図3】この考案の合成樹脂把手の他の例を示す要部の
縦断面図である。
【図4】この考案の合成樹脂把手の他の例を示す要部の
縦断面図である。
【図5】この考案の合成樹脂把手に装着するカバー部材
の一例を示す斜視図である。
【図6】同じくカバー部材の他の例を示す斜視図であ
る。
【図7】同じくカバー部材のさらに他の例を示す斜視図
である。
【図8】同じく取付部のカバー部材のさらに他の例を示
す斜視図である。
【図9】同じく取付部のカバー部材のさらに他の例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1,11 合成樹脂把手 2,12 芯部材 3,13 皮膜 4,14 握り部 5,15 基端部 6,16 保持部 7,17 スリーブ 8 18 固定用ボルト 9,19 ビス 20 発光体

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面と接する基端部に所要の径と長さ
    を有する管状のスリーブを保持するための保持部を形成
    した硬質の熱可塑性合成樹脂材料からなる把手部材と、
    前記スリーブに軸部が保持される固定用ボルトとから構
    成されるものであって、前記固定用ボルトの軸部にスリ
    ーブを挿通した状態で固定用ボルトを取付面に固定し、
    該スリーブを前記把手部材に形成した保持部内に挿入保
    持すると共に、把手部材の基端部からビスを挿通してス
    リーブと前記基端部とを一体的に固定することを特徴と
    する合成樹脂把手。
  2. 【請求項2】 前記把手部材は、硬質の熱可塑性合成樹
    脂の中実若しくは中空の芯部材の外周面に軟質の熱可塑
    性樹脂製の皮膜を形成したものであることを特徴とする
    請求項1に記載した合成樹脂把手。
  3. 【請求項3】 前記把手部材は、当該把手部材を構成す
    る芯部材の外周面を粗面に形成すると共に、該外周面を
    透明な熱可塑性樹脂製の皮膜で被覆し、前記把手部材に
    設けた発光体の光線を外部に乱反射させるよう構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載した合成樹脂把
    手。
  4. 【請求項4】 前記把手部材は、前記取付面と接する基
    端部の一部をカバー部材によって被覆し、該カバー部材
    にダストボックス、フック、石鹸皿、棚板及びハンガー
    から選ばれた1種もしくは2種以上の保持要素を付随さ
    せたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    した合成樹脂把手。
  5. 【請求項5】 前記把手部材の外周面に形成する皮膜
    は、蓄光剤を含有した軟質の熱可塑性樹脂による被覆も
    しくは蓄光剤を含有した軟質の熱可塑性樹脂のテープの
    巻回によって形成されたものであることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載した合成樹脂把手。
  6. 【請求項6】 前記把手部材の外周面に形成する皮膜
    は、帯電防止処理されたものであることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載した合成樹脂把手。
  7. 【請求項7】 前記把手部材の外周面に形成する皮膜
    は、異色の粉末を分散させた軟質の熱可塑性樹脂材料で
    形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載した合成樹脂把手。
  8. 【請求項8】 硬質の熱可塑性合成樹脂材料からなる中
    実若しくは中空の芯部材の外周面を軟質の熱可塑性樹脂
    の皮膜で被覆して把手部材を形成し、該把手部材の取付
    部と接する基端部に管状のスリーブを介して固定用ボル
    トを保持する保持部を形成すると共に、前記スリーブに
    挿通してその頭部で該スリーブを離脱不能に保持して先
    端部を取付面に螺着した前記固定用ボルトを、当該スリ
    ーブと共に把手部材の前記保持部に嵌挿し、前記保持部
    の外側から前記スリーブにビスを貫通させてスリーブを
    前記把手部材に一体的に固定することを特徴とする合成
    樹脂把手。
JP1997006374U 1997-07-22 1997-07-22 合成樹脂把手 Expired - Lifetime JP3045509U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218517A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Kurako:Kk 福祉関連用品
JP2014226392A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 パナソニック株式会社 握りバー

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