JP3042043U - コンベア用無端運動体の緊張力保持装置 - Google Patents

コンベア用無端運動体の緊張力保持装置

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JP3042043U
JP3042043U JP1996011672U JP1167296U JP3042043U JP 3042043 U JP3042043 U JP 3042043U JP 1996011672 U JP1996011672 U JP 1996011672U JP 1167296 U JP1167296 U JP 1167296U JP 3042043 U JP3042043 U JP 3042043U
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roller
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conveyor
tension
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JP1996011672U
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Inventor
久男 武田
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DAIWA HIGHTECHS CO., LTD.
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DAIWA HIGHTECHS CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】無端運動体を用いたコンベアに於て、環境条件
の変動に伴う運動体の伸縮、或は運動体自体の物性条件
の相違に対応し、搬送作業を中断又は中止することな
く、適宜迅速に片方のローラ軸が自動的に移動し常時適
正な緊張力を当該運動体に与える装置。 【解決手段】 水平軸からなる一対のローラ間にベルト
チェーン等の無端運動体を巻架張設し、運動体を循環さ
せるコンベアに於て、従動ローラ側コンベアフレームの
左右両側部に水平方向にガイド長孔が穿設されている軸
受プレートを対向固定し、従動ローラ軸の両軸端部を摺
動自在に上記軸受プレートのガイド長孔に貫通突出させ
てローラ軸受に各々を挿着させ、従動ローラを上記ガイ
ド長孔に沿ってスライド自在な可動ローラとするととも
に、常時一定張力を発揮するように附勢されている渦巻
スプリングを上記従動ローラのローラ軸受に着脱自在に
連結させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ベルトチェーン又はロープ等よりなる無端輪型の運動体を用い、一 対の回転ローラに該運動体を巻架張設して循環移動させることにより、搬送物を 移動搬出させるコンベア(搬送機)に於いて、当該運動体の緊張力を常時一定に 保持するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の無端運動体を用いたコンベアに於て、当該運動体の張設は両端 に配設された一対のローラの軸の軸間隔を調整しながら行ない、これらの両ロー ラ軸受部をコンベアフレーム等に固定しているのが一般的であり、両軸間を適宜 調整出来る構成としたものであっても、運動体の緊張力を補正又は変更する為に は、ボルト、ナット等からなるローラ軸受部の固定具を緩め、ローラ軸受の固定 箇所を移動して再固定するか、調整ネジやワイヤー等による引張りや巻き上げに よりローラ軸受をスライド移動させるか、或は、ローラ軸受部が固定されている コンベアフレームそのものを可変長なものとしてこれをスライド調整するかの構 造が採られいる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように無端運動体を用いたコンベアに於て、搬送時温度、搬送物重量、搬 送筒所等の環境条件、又は材質、形状等の運動体自体の物性条件に対応した適切 な緊張力を該運動体に与える為には、運動体を張設する一対のローラ軸間を適宜 変更調整しなければならないのであるが、上記従来装置にあっては何れの場合で あっても、このために何等かの固定金具や調整金具等の弛緩や緊締の作業が不可 欠であり、この作業にはかなりの労力と経験が要求されるため、極めて面倒であ るばかりか迅速且つ的確な作業が行ない得ない欠点があった。 例えば、稼働中(搬送作業中)に運動体の全体ストロークが温度変化等により 伸縮してその緊張力に変化が生じた場合、従来装置にあっては搬送作業を中止又 は中断してから緊張力調整のためのローラ軸移動作業を行なわなければならず、 搬送作業を続行しながら適宜迅速に運動体の伸縮に対応することが出来ないもの であった。 特に本実施例のように、稼働中に搬送物をシュリンク被包するための熱処理を 行なう搬送機等に用いる場合にあっては、搬送作業の前後と搬送作業中では温度 差が大きく、又搬送作業中であってもかなりの温度変化が生じるため、搬送作業 の前中後を通して運動体の緊張力を常時一定に保つことが不可能となり、的確な 搬送作業を行ない得ない欠点を有していた。 更に、運動体にはその物性条件(材質や形状等)や若干の寸法の相違があるの が通常で、運動体を交換変更する際、従来装置にあっては運動体の緊張力を所望 のものにするため、その都度両ローラ軸間を変更調整しなければならない等の面 倒があった。 本考案は上記従来の問題に鑑みなされたもので、温度変化等の環境条件の変動 に伴う運動体の伸縮、或は運動体自体の物性条件の相違に対応して適宜迅速に一 方のローラ軸が自動的に移動して両軸間を変更調整することが出来るものであり 、このことにより稼働中であっても常時適正な緊張力を当該運動体に与え続ける ことを可能とした装置の提供を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ベルトチェーン等よりなる無端輪型の運動体を張設巻架する一対のローラのう ち片方のローラを、該ローラのローラ軸及びローラ軸受をコンベアフレーム等に 固定せず、水平方向のガイド長孔を穿設した軸受プレートを介在させることによ ってスライド自在な可動ローラとすると共に、ローラ軸受部に渦巻型スプリング の外端部を連結させることにより、該ローラを常時一定張力を以て運動方向に牽 引するようにしたものであり、このことにより搬送条件の変化に伴う運動体の伸 縮や運動体特性の相違にも拘らず、該運動体が常時一定の緊張力を保つことを可 能としたものである。
【0005】
【実施例】 以下図示実施例に基づき、本考案にかかるコンベア用無端運動体の緊張力保持 装置の一実施例に付いて説明する。
【0006】 図面(図1〜図3−b)は、本考案装置を無端輪型の帯状ベルトにより搬送物 をシュリンク被包しながら搬送するためのコンベアに用いた場合の実施例を示し たもので、コンベア本体A、基台B、シュリンクトンネルC、動力ユニットD、 ケーシングEからなるものである。
【0007】 コンベア本体Aは、水平軸からなる駆動ローラ1と従動ローラ2に幅広ベルト を無端輪型に成形した運動体3を巻架張設し、両ローラの回転運動により運動体 3を循環させて搬送物を移動搬出させるものである。 駆動ローラ1は、ローラ軸4とプーリ5とから構成され、該ローラ軸4の両軸 端部をローラ軸受6a、6bの軸受孔に各々嵌入挿着するものである。 そして、上記ローラ軸受6a、6bは、コンベアフレーム10の駆動ローラ側 左右両側部に軸受プレート7a、7bを介在させ、ボルトナット等の固定金具等 により対向固定される。
【0008】 従動ローラ2は、同様にローラ軸8とプーり9とから構成されており、該ロー ラ軸8の両軸端部をコンベアフレーム10の従動ローラ側左右両側部に対向して 固定されている軸受プレート12a、12bを介在させ、ローラ軸受11a、1 1bの軸受孔に各々嵌入挿着するものである。 そして、上記軸受プレート12a、12bには、ローラ軸8の両軸端部が貫通 突出Lて摺動可能になるよう、水平方向にガイド長孔13a、13bが穿設され ており、ローラ軸8の両軸端部がこのように形成された軸受プレート12a、1 2bを介在させてローラ軸受11a、11bに嵌入挿着することにより、ローラ 軸受11a、11bはコンベアフレーム10や軸受プレート12a、12bには 固定されず、結果、従動ローラ2を可動ローラとするものである。
【0009】 14a、14bは、やや幅広の薄板鋼からなり、常時一定張力を発揮するよう 附勢された渦巻スプリングで、ローラ軸受11a、11bの各々の後方でほぼ水 平位置に配されるよう、長寸のスプリング軸干15a、15bを介して固定金具 等によりコンベアフレーム10に固定されているものである。 そして、この渦巻スプリング14a、14bのスプリング外端部と、前記ロー ラ軸受11a、11bのカラー部とを着脱自在に連結させ、ローラ軸受11a、 11b及びローラ軸8を介して、従動ローラ2を常時一定張力を以て運動方向に 牽引せしめるものである。
【0010】 次に、上記構成よりなる本考案実施例の作用に付いて説明する。 駆動ローラ1と従動ローラ2との間に巻架張設された運動体3は、渦巻スプリ ング14a、14bの設定張力により、ローラ軸受11a、11b及びローラ軸 8を介して従動ローラ2により常時運動方向に牽引されており、予め所定の緊張 力が付与されている。 次いでコンベア稼働後、例えば搬送物の加熱処理等により環境温度が上昇して 運動体3の全体ストロークが伸長しその緊張力が緩むと、渦巻スプリング14a 、14bの設定張力と運動体3の緊張力との拮抗バランスが崩れ、渦巻スプリン グ14a、14bの張力によりローラ軸受11a、11bを介し、軸受プレート 12a、12bに穿設したガイド長孔13a、13bに沿って更に運動方向にロ ーラ軸8を牽引移動せしめ、その結果、緊張力が緩んだ運動体3を従動ローラ2 が拮抗バランスを保てるところまで牽引してその緊張力を所定値に復帰せしめる 。 これとは反対に、運動体3の全体ストロークが収縮してその緊張力が増加する と、同じく渦巻スプリング14a、14bの設定張力と運動体3の緊張力との拮 抗バランスが崩れ、運動体3の増加した緊張力により従動ローラ2をガイド長孔 13a、13bに沿って逆運動方向に渦巻スプリング14a、14bの設定張力 との拮抗バランスが得られる位置まで牽引し、その結果、当該運動体3の緊張力 を所定値に復帰せしめる。
【0011】 運動体3の種類には、ベルトチェーン又はロープ等多種類存在し、それ自体が 有する物性(材質、形状等)も異なるところから、必要に応じて運動体3を文換 する場合、渦巻スプリング14a、14bも該運動体3の種類や物性に応じたそ れなりの設定張力を有するものに文換する。 但し、運動体3を文換する場合であっても、ガイド長孔13a、13bのスラ イド幅内で対応出来る程度の相異に付いては、特に渦巻スプリング14a、14 bを別の設定張力のものに文換する必要はなく、既に連結使用されているもので 十分対応することが出来る。
【0012】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、従動ローラ2がガイド長孔13a、13bに沿っ てスライド自在となっているとともに、左右ローラ軸受12a、12bのカラー 部に渦巻スプリング14a、14bの外端部を連結させ、従動ローラ2を常時一 定張力を以て運動方向に牽引するようにしたことにより、運動体3の緊張力と渦 巻スプリング14a、14bの張力との拮抗作用により自動的に常時一定の緊張 力を運動体3に与え続けることが可能となった。 従って、従来装置のように運動体3の緊張力保持や調整のために何等かの固定 金具や調整金具等の弛緩緊締の作業が不必要となり、搬送作業を中止又は中断す ることなく稼働中の運動体3の伸縮にも適宜迅速に対応することが出来、又運動 体3の交換に伴う運動体特性や寸法の相異に対しても、その都度両軸間を調整し なければならない等の面倒が軽減された。
【0013】 又、渦巻スプリング14a、14bは、左右両ローラ軸受11a、11bに各 々着脱自在に連結してあり、異なる設定張力のスプリングに交換することも容易 で、異なる種類や物性からなる多くの運動体3に容易に適合させることが出来る とともに、左右の渦巻スプリング14a、14bの設定張力を各々調整変更する ことにより運動体3の蛇行防止も可能である。 特に本考案装置は、熱処理を伴うコンベア等、搬送作業中に於ける運導体3の 伸縮(緊張力の変化)の大きいコンベアにあっては極めて有効な装置ということ が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例装置を用いたコンベア全体の概
略図。
【図2】 同装置の平面説明図。
【図3−a】 同装置の要部平面動作説明図。
【図3−b】 同装置の要部側面動作説明図。
【符号の説明】
A‥‥‥‥‥‥‥コンベア本体 B‥‥‥‥‥‥‥基台 C‥‥‥‥‥‥‥シュリンクトンネル D‥‥‥‥‥‥‥動力ユニット E‥‥‥‥‥‥‥ケーシング 1‥‥‥‥‥‥‥駆動ローラ 2‥‥‥‥‥‥‥従動ローラ 3‥‥‥‥‥‥‥運動体 4‥‥‥‥‥‥‥ローラ軸 5‥‥‥‥‥‥‥プーリ 6a、6b‥‥‥ローラ軸受 7a、7b‥‥‥軸受プレート 8‥‥‥‥‥‥‥ローラ軸 9‥‥‥‥‥‥‥プーリ 10‥‥‥‥‥‥‥コンベアフレーム 11a、11b‥‥ローラ軸受 12a、12b‥‥軸受プレート 13a、13b‥‥ガイド長孔 14a、14b‥‥渦巻スプリング 15a、15b‥‥スプリング軸干

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸からなる駆動ローラと従動ローラ
    との間にベルト、チェーン等の無端運動体を巻架張設
    し、両ローラ間にて当該無端運動体を循環させることに
    より搬送物を移動搬出させるコンベアに於て、従動ロー
    ラ側コンベアフレームの左右両側部に水平方向にガイド
    長孔が穿設されている軸受プレートを対向固定し、該従
    動ローラを構成するローラ軸の両軸端部を上記軸受プレ
    ートのガイド長孔に貫通突出させてローラ軸受に各々を
    挿着させることにより、当該従動ローラを上記ガイド長
    孔に沿ってスライド自在な可動ローラとするとともに、
    常時一定張力を発揮するように附勢されているスプリン
    グを上記従動ローラのローラ軸受に着脱自在に連結させ
    ることにより、当該従動ローラが常時一定のスプリング
    張力を以て運動方向に牽引されるよう構成したことを特
    徴とするコンベア用無端運動体の緊張力保持装置。
  2. 【請求項2】 常時一定張力を発揮するように附勢され
    従動ローラ側のローラ軸受に着脱自在に連結するスプリ
    ングを、やや巾広の薄板鋼からなる渦巻スプリングとし
    たことを特徴とする請求項1のコンベア用無端運動体の
    緊張力保持装置。
JP1996011672U 1996-10-09 1996-10-09 コンベア用無端運動体の緊張力保持装置 Expired - Lifetime JP3042043U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11208819A (ja) * 1998-01-29 1999-08-03 Okamura Corp スタッカクレーン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11208819A (ja) * 1998-01-29 1999-08-03 Okamura Corp スタッカクレーン

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