JP3041548U - ゴミ分別用多段容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種類のゴミの分別と投入が速やかに行える
とともに、最小限の場所に整然と設置できるゴミ容器を
得る。 【解決手段】 傾斜した長方形状の函体のゴミ収納函
（Ａ）は、内部に係止具受（３８）を固定し、これに係
止具（３７）を挿入し、ゴミ袋を係止する。台部は、継
ぎ足し可能な支持具（１５、１６、１７、１８）と支持
囲板（１９、２０、２１、２２、２３、２４）と底（２
５）を固定し、一体とする。台部を継ぎ足し多段とし、
ゴミ収納函を挿入する。最上段に支持具を固定した直角
三角形状の函体である最上段収納部（３５）を支持具に
より台部と結合する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はゴミ分別用多段容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の分別ゴミ容器は、ゴミ収納部２個が横列、又は縦列された２種分別用、 あるいはその２種分別用のゴミ容器の外側にゴミ袋掛け具を設けた３種分別用の 形状があり、４種以上としてはゴミ容器が長い縦枠に斜めに複数個挿入された形 状のものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち、２種分別用、３種分別用では社会的に必要と されるゴミの４種以上分別は不可能であり、２台以上を並列する場合においては 、場所を多くとるという問題点を有していた。

【０００４】 また、３種分別用では、ゴミ容器の外側に袋を掛け用いるため、臭いが発生し やすく、外観を損ね、ゴミ容器の安定も悪くなるという問題点を有していた。

【０００５】 また、４種以上分別用では、ゴミ容器全体として凹凸の多い形状であり、しか もゴミ収納部の容量が極めて小さいという問題点を有していた。

【０００６】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、多種類のゴミの分別投入を速やかに可能とするととも に、場所をとらず、整然と設置できるゴミ分別用多段容器を提供しようとするも のである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における分別ゴミ容器のゴミ容器収納函は 、傾斜した長方形状の筒体に底を付した函体で、内部には、ゴミ袋を係止する係 止具を設けて成りゴミ投入口に蓋を設けゴミ分別用多段容器の最上段には、直角 三角形状の函体から成る最上段収納函を配し、ゴミ収納函は、支持具を継ぎ足し 、多段とした台部に挿入し、最下段の支持具に長脚と短脚とを結合し、略立方体 のゴミ分別用多段容器を形成する。

【０００８】 上記の最上段収納函は、直角三角形状の函体で、低部とプッシュ方式により開 閉する蓋とを有する。

【０００９】 また、台部は筒体で、各台部の支持具と結合する４本の支持具の上部と下部と を支持囲板で結合した枠に底を有する。

【００１０】 それから、長脚は筒体で、最下段のゴミ収納函用の台部の前部支持具と結合す る。

【００１１】 また、短脚は筒体で、最下段のゴミ収納函用の台部の後部支持具と結合する。

【００１２】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。 図１〜図５、図８について、ゴミ収納函（Ａ）は、傾斜した長方形状の筒体に 底（２５）を付した函体で、函体の内部には、ゴミ投入口の近くにゴミ袋係止具 （１、２、３、４、５、６、７、８）を設ける。ゴミ投入口の上部の中程にマグ ネット（１２）を設けゴミ投入口の下部には、上部のマグネット（１２）に対応 する箇所にマグネット（１１）を設けた蓋（１３）を蝶番（９、１０）でゴミ収 納函（Ａ）に連結し、開閉可能とする。蓋（１３）の表面には、蓋の開閉時に用 いる開閉用溝（１４）を有する。

【００１３】 ゴミ袋係止用具（１、２、３、４、５、６、７、８）は、係止具（３７）と係 止具を挿入できる筒状の係止具受け（３８）とから成り、係止具受け（３８）は 、ゴミ収納函（Ａ）の内部に固定する。

【００１４】 最上段収納部（３５）は、低部（３６）とプッシュ方式の蓋部（３４）を有す る直角三角形状の函体であって両側面に支持具（３０、３１、３２、３３）を固 定する。

【００１５】 長脚（２６、２７）と短脚（２８、２９）の支持具は、継ぎ足し可能な筒体に 形成し、長脚（２６、２７）は、最下段の台部の前部支持具（１５、１７）に、 短脚（２８、２９）は後部支持具（１６、１８）に結合する。

【００１６】 図６、図７について、台部（Ｂ）は継ぎ足し可能な筒体の支持具（１５、１６ 、１７、１８）の上部に、上部支持囲板（１９、２１、２３）と、下部に、下部 支持囲板（２０、２２、２４）と底（２５）を固定する。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、前述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１８】 ゴミ収納函を傾斜した長方形状の筒体とし、継ぎ足し支持具により多段が可能 で、多種類のゴミの分別投入が速やかに行える。

【００１９】 多段式であるが、各ゴミ収納函の容量も充分確保できる。

【００２０】 ゴミ収納函は、傾斜しているが、多段の最上段収納函を配しているため直方体 に近い形状となり場所をとらない。

【００２１】 ゴミ収納函内に設けた係止具によりゴミ袋は内部に納められ外観も整然とする 。

【００２２】 ゴミ袋を係止具への掛け方により、ゴミ収納函内を小さく仕切り、乾電池、体 温計等の細かい分別に対応できる。

【００２３】 台部は継ぎ足し可能な支持具を有するので、必要に応じゴミ収納函を増設でき る。

【００２４】 ゴミ収納函は、大小の大きさの異なる形状のものがあり、目的により自由に組 み合わせられる。

【００２５】 多段式であるが、ゴミ収納函は、どの段のゴミ収納函も単体で自由かつ簡単に 引き出すことができ、洗浄し易く、ゴミ分別容器を常に清潔に保てる。

【００２６】 最上段収納部を配するためゴミ分別用多段容器は、略直方体となり、整然とし た形状となり、収納部は、多目的に使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ゴミ分別用多段容器の分解斜視図である。

【図２】最上段収納部の斜視図である。

【図３】ゴミ収納部の斜視図である。

【図４】ゴミ収納函の断面図である。

【図５】係止具と係止具受の側面図である。

【図６】台部の斜視図である。

【図７】台部の上面図である。

【図８】ゴミ分別用多段容器の斜視図である。

【符号の説明】

Ａ ゴミ収納函 Ｂ 台部 １、２、３、４、５、６、７、８ 係止用具 ９、１０ 蝶番 １１、１２ マグネット １３ 蓋 １４ 開閉用溝 １５、１６、１７、１８ 支持具 １９、２１、２３ 上部支持囲板 ２０、２２、２４ 下部支持囲板 ２５ 底 ２６、２７ 長脚 ２８、２９ 短脚 ３０、３１、３２、３３ 最上段収納部に固定した支持
具 ３４ 蓋部 ３５ 最上段収納部 ３６ 底部 ３７ 係止具 ３８ 係止具受

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴミ収納函（Ａ）は傾斜した長方形状の
   筒体に底（２５）を付した函体で、函体の内部には、ゴ
   ミ袋係仕具（１、２、３、４、５、６、７、８）を有
   し、ゴミ投入口には、蝶番（９、１０）とマグネット
   （１１、１２）により開閉可能な蓋（１３）を設け、最
   上段に配する最上段収納部（３５）は、直角三角形の筒
   体に底部（３６）と蓋部（３４）を付した函体で、両側
   面に継ぎ足し可能な筒体の支持具（３０、３１、３２、
   ３３）を固定して成り、筒体の支持具（１５、１６、１
   ７、１８）と支持囲板（１９、２０、２１、２２、２
   ３、２４）と底（２５）とから成る台部（Ｂ）、最下段
   のゴミ収納函の台部の支持具（１５、１６、１７、１
   ８）と結合する長脚（２６、２７）と短脚（２８、２
   ９）とで構成することを特徴とするゴミ分別用多段容
   器。