JP3034859U - 段ボール紙の加工機 - Google Patents

段ボール紙の加工機

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JP3034859U JP1996008311U JP831196U JP3034859U JP 3034859 U JP3034859 U JP 3034859U JP 1996008311 U JP1996008311 U JP 1996008311U JP 831196 U JP831196 U JP 831196U JP 3034859 U JP3034859 U JP 3034859U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダーをシャフトに容易に固定する。隣合
うシャフトに被嵌される複数のホルダー同志の互いの位
置決めを簡単に且つ正確に行なう。 【解決手段】 加工具2付きホルダー3を複数個のシャ
フト4にスライド自在に被嵌する。ホルダー3をシャフ
ト4の任意の位置に固定自在とすし、一方のシャフト4
に被嵌したホルダー3の側端面3aに、位置決め部材3
1をその先端部31bがホルダー3の外周部に対して突
出・後退自在となるようにその後端部31aにて回転自
在に取り付ける。位置決め部材31の突出状態において
その先端部31bに他方のシャフト4に被嵌したホルダ
ー3の側端面3aを当接させてホルダー3同志を互いに
位置決めする。位置決め部材31の後退状態において位
置決め部材31をホルダー3に磁着させてその後退位置
を保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、段ボールを得るために段ボール原紙に切り目や折り目を入れる段 ボール紙の加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、段ボール原紙に切り目や折り目を入れるに当たっては、段ボール原紙に 切り目を入れるための切り目カッターや折り目を入れるための折り目入れ具等の リング状をした加工具2を有するホルダー3をシャフト4に取付けたものを使用 していた。そして、種々の品種に対応するため、複数のホルダー3をシャフト4 に対してスライド自在とし、ねじ具30により任意の位置に固定自在としていた 。すなわち、図23に示すように各ホルダー3にねじ具30を螺挿し、ねじ具3 0を締めつけてねじ具30の先端で当たり材31をシャフト4の外面に押し当て ることで各ホルダー3をシャフト4の長さ方向の任意の位置で固定できるように してある。したがって、加工しようとする段ボールの目的の品種が変わると、こ れに応じた位置に各ホルダー3の位置関係を変える必要があるので、まず、各ホ ルダー3のねじ具30を緩めて目的の位置に各ホルダー3をスライドさせ、再び 各ホルダー3のねじ具30をそれぞれ締めつけて各ホルダー3をシャフト4に固 定するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来例にあっては、複数のホルダー3の位置を変える場合、 各々のホルダー3ごとにねじ具30を緩め、スライドさせた後に再び各ホルダー 3のねじ具30を締め付けるという作業が必要で、複数のねじ具30を緩めたり 、締め付けたりするのが極めて煩雑な作業となるという問題があった。
【0004】 しかも、複数のホルダー3をシャフト4の任意の位置にそれぞれ位置決めした 後にねじ具30で固定する必要があり、従来では、隣合う上下のシャフト4の長 手方向に目盛りをそれぞれ刻設しておき、上下のシャフト4ごとに複数のホルダ ー3を目盛りによって位置を決める方法を用いたり、或いは図18(a)(b) に示すような一方のホルダー3に取付けた折り目入れ具2bの雄型15と、他方 のホルダー3に取付けた折り目入れ具2bとの雌型16との中心位置を目視によ り位置決めする方法を用いたりしており、いずれの場合も位置決め作業がきわめ て面倒である。しかもこのような面倒な位置決め作業をホルダー3の位置を変え るごとに行なっているため、作業が一層煩雑になるという問題があった。
【0005】 本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とす るところは、ホルダーをシャフトに固定する際に、従来のように各ホルダーごと にねじを緩めたり、締め付けたりする必要がなく、しかも隣合う上下のシャフト にそれぞれ被嵌される複数のホルダー同志の互いの位置決めを簡単に且つ正確に 行なうことができ、作業を簡略化できるようにした段ボール紙の加工機を提供す るにあり、他の目的とするところは、ホルダーをシャフトに固定する際にエアチ ューブを充分に保護でき、しかもシャフトの回転時における振れを防止できるよ うにした段ボール紙の加工機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、段ボール原 紙1に切り目1aを入れるための切り目カッター2aや折り目1bを入れるため の折り目入れ具2b等のリング状をした加工具2を有するホルダー3を複数個の シャフト4にスライド自在に被嵌し、ホルダー3をシャフト4の任意の位置に固 定自在とし、上下に隣合う一方のシャフト4に被嵌されるホルダー3の側端面3 aに、位置決め部材31をその先端部31bがホルダー3の外周部に対して突出 ・後退自在となるようにその後端部31aにて回転自在に取り付け、位置決め部 材31の突出状態においてその先端部31bに他方のシャフト4に被嵌されたホ ルダー3の側端面3aを当接させてホルダー3同志を互いに位置決めできるよう にし、位置決め部材31とホルダー3とのいずれか一方に磁石32を設け、他方 に磁石32に磁気吸着される磁性体を設け、位置決め部材31の後退状態におい て位置決め部材31をホルダー3に磁着させてその後退位置を保持するようにし たことを特徴としており、このように構成することで、エアチューブ6を収縮状 態とすると、複数のホルダー3がいずれもシャフト4に対してスライド可能状態 となり、この状態で段ボール原紙1への切り目1aや折り目1bの位置に応じて ホルダー3をシャフト4の目的とする位置及び間隔となるようにスライドさせて 位置決めした後に、エアチューブ6を膨張させてエアチューブ6の膨張による押 圧力によりホルダー3をシャフト4の目的の位置で容易に固定できるようになる 。しかも突出状態にある位置決め部材31を利用してホルダー3同志を簡単に且 つ正確に位置決めできるようになり、シャフト4に対するホルダー3の位置決め を手間をかけずに行なうことができる。また加工具2による段ボール原紙1の加 工を行なう際に、シャフト4の回転により後退状態にある位置決め部材31に回 転遠心力が作用しても、位置決め部材31は磁石32と磁性体との磁着によって その後退位置で保持されることとなり、位置決め部材31が勝手に突出状態にな るのを防止できる。
【0007】 また請求項3記載の考案は、段ボール原紙1に切り目1aを入れるための切り 目カッター2aや折り目1bを入れるための折り目入れ具2b等のリング状をし た加工具2を有するホルダー3を複数個のシャフト4にスライド自在に被嵌し、 ホルダー3をシャフト4の任意の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャ フト4に被嵌されるホルダー3の側端面3aに、位置決め部材31をその先端部 31bがホルダー3の外周部に対して突出・後退自在となるようにその後端部3 1aにて回転自在に取り付け、位置決め部材31の突出状態においてその先端部 31bに他方のシャフト4に被嵌されたホルダー3の側端面3aを当接させてホ ルダー3同志を互いに位置決めできるようにし、位置決め部材31とホルダー3 とのいずれか一方にばね体33により突出する突出体34を設け、他方に突出体 34が嵌脱自在に嵌合する嵌合部35を設け、位置決め部材31の後退状態にお いて位置決め部材31をホルダー3に嵌合させてその後退位置を保持するように したことを特徴としており、このような構成とすることで、請求項1の場合と同 様、エアチューブ6の膨張による押圧力によりホルダー3をシャフト4の目的の 位置で容易に固定できるようになると共に、突出状態にある位置決め部材31を 利用してホルダー3同志を簡単に且つ正確に位置決めできるようになる。また、 加工具2による段ボール原紙1の加工を行なう際に、シャフト4の回転により後 退状態にある位置決め部材31に回転遠心力が作用しても、位置決め部材31は 突出体34と嵌合部35との嵌合によってその後退位置で保持されることとなり 、位置決め部材31が勝手に突出状態になるのを防止できる。
【0008】 また請求項5記載の考案は、段ボール原紙1に切り目1aを入れるための切り 目カッター2aや折り目1bを入れるための折り目入れ具2b等のリング状をし た加工具2を有するホルダー3を複数個のシャフト4にスライド自在に被嵌し、 ホルダー3をシャフト4の任意の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャ フト4に被嵌されるホルダー3の側端面3aに、位置決め部材31をその先端部 31bがホルダー3の外周部に対して突出・後退自在となるようにその後端部3 1aにて回転自在に取り付け、位置決め部材31の突出状態においてその先端部 31bに他方のシャフト4に被嵌されたホルダー3の側端面3aを当接させてホ ルダー3同志を互いに位置決めできるようにし、位置決め部材31とホルダー3 とのいずれか一方に磁石32を設け、他方に磁石32に磁気吸着される磁性体を 設けると共に、位置決め部材31とホルダー3とのいずれか一方にばね体33に より突出する突出体34を設け、他方に突出体34が嵌脱自在に嵌合する嵌合部 35を設け、位置決め部材31の後退状態において位置決め部材31をホルダー 3に磁着及び嵌合させてその後退位置を保持するようにしたことを特徴としてお り、このように構成することで、請求項1又は3の場合と同様、エアチューブ6 の膨張による押圧力によりホルダー3をシャフト4の目的の位置で容易に固定で きるようになると共に、突出状態にある位置決め部材31を利用してホルダー3 同志を簡単に且つ正確に位置決めできるようになる。さらに、加工具2による段 ボール原紙1の加工を行なう際に、シャフト4の回転により後退状態にある位置 決め部材31に回転遠心力が作用しても、位置決め部材31は磁石32と磁性体 との磁着、及び突出体34と嵌合部35との嵌合によってその後退位置で保持さ れることとなり、位置決め部材31が勝手に突出状態になるのを確実に防止でき る。
【0009】 ここで、請求項1又は3又は5記載のシャフト4の長手方向Dに溝5を設け、 溝5内に膨縮自在なエアチューブ6と押圧体9とを押圧体9が外側に位置するよ うにして重ねて配置すると共に押圧体9を溝5内で溝奥側から開口側に向けてス ライド自在とし、ホルダー3の内面の一部に溝5内にスライド自在にはめ込まれ るキー10を突設し、エアチューブ6の膨張状態において押圧体9を介してキー 10を押圧固定すると共に、ホルダー3の内面のキー10を突設した方と反対側 の面にバランスを取るための凹部11を形成するのが好ましく、この場合、ホル ダー3をシャフト4に沿って移動させる際に溝5にはめ込んだキー10をガイド にしてスムーズにスライドできるとともにシャフト4の周方向に対してホルダー 3の周方向を一定の位置にしてスライドできるようになり、また、エアチューブ 6を膨張した際に押圧体9を介してキー10を押圧することで、エアチューブ6 に直接キー10が食い込まずエアチューブ6がキー10の食い込みにより破れた りするのを防止できる。また、溝5を形成したシャフト4に複数のホルダー3を 被嵌した場合には、溝5を設けた分だけシャフト4の重心がシャフト4のセンタ ーよりも溝5と反対側に移るが、ホルダー3の凹部11により全体としてのバラ ンスを取り、全体の重心をシャフト4のほぼセンターに合わせることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態の一例を説明する。 段ボール紙の加工機Aの全体は図8、図9、図10に示すようなものである。 すなわち、テーブル12の前方に段ボール原紙1に切り目1aを入れるための切 り目入れ装置13、折り目入れ装置14が配置してある。切り目入れ装置13は 上下一対のシャフト4と、このシャフト4に被嵌した段ボール原紙1に切り目を 入れるための切り目カッター2aを取付けた複数のホルダー3とで構成してある 。また、折り目入れ装置14は上下一対のシャフト4と、このシャフト4に被嵌 した段ボール原紙1に折り目1bを入れるための折り目入れ具2bを取付けた複 数のホルダー3とで構成してあり、折り目入れ具2bは外周が環状凸部となった 雄型15と外周が環状凹部となった雌型16とにより構成してある(図18参照 )。
【0011】 ここで、前記の段ボール原紙1に切り目aを入れるための切り目カッター2a や折り目1bを入れるための折り目入れ具2b等のリング状をした加工具2を有 するホルダー3はいずれもシャフト4に対して同様にして取付けられるので、以 下、ホルダー3の取付けにつき説明する。 すなわち、図6、図7、図11、図12、図13に示すようにシャフト4には 両端部を除く長手方向のほぼ全長にわたって溝5が設けてあり、この溝5は外方 の開口部が巾狭な巾狭部17となっており、溝奥部が巾広の巾広部18となって いる。シャフト4に設けた溝5内には長手方向にわたって図14に示すようなエ アチューブ6と図15に示すような押圧体9とを押圧体9が外側に位置するよう にして重ねて配置すると共に押圧体9を溝5内で溝奥側から開口側に向けてスラ イド自在としてある。エアチューブ6は溝5の巾広部18内に配置され、また、 押圧体9は断面凸状をしており、また、下部が巾広部18内に位置し、上部が巾 狭部17内に位置するように配置してあり、押圧体9を溝奥側から開口側に向け てスライド自在としても溝5から脱落しないようになっている。押圧体9はゴム 、ウレタンなどの合成樹脂等の弾性体により形成してある。
【0012】 ホルダー3は図16、図17に示すように環状をしており、内面の一部にキー 収納凹所8が設けてあり、このキー収納凹所8にキー10がはめ込まれ、ねじ具 19により取付けてある。ホルダー3の内面の一部に溝5内にスライド自在には め込まれるキー10を突設してあり、更に、ホルダー3の内面のキー10を突設 した方と反対側の面にバランスを取るための凹部11が設けてある。ホルダー3 には段ボール原紙1に切り目を入れるための切り目カッター2aや折り目を入れ るための折り目入れ具2b等のリング状をした加工具2を取付けるためのねじ孔 20が設けてあり、ねじ具20aにより切り目カッター2aや折り目入れ具2b 等のリング状をした加工具2が取付けられるようになっている。ここで、段ボー ル原紙1に折り目1bを入れるための折り目入れ具2bはホルダー3と別体で、 ホルダー3にねじ具により取付けてもよく、あるいは、ホルダー3に一体に形成 してもよいものである。
【0013】 前記の構成の段ボール原紙1に切り目1aを入れるための切り目カッター2a や折り目1bを入れるための折り目入れ具2b等のリング状をした加工具2を有 するホルダー3は複数個のシャフト4にスライド自在に被嵌されている。ここで 、各ホルダー3の内面に突出したキー10は溝5内にスライド自在にはめ込まれ るものである。
【0014】 図12、図13に示すように、シャフト4の一端部付近においては溝5が側方 に開口しており、この側方開口21からエアチューブ6の端部が突出している。 シャフト4の端部には空気孔22が穿孔してあり、空気孔22の一端部と側方開 口21から突出したエアチューブ6の端部とがエアホース23により連通接続し てあり、また、空気孔22の他端部にはロータリジョイント24が接続してあり 、このロータリジョイント24にエアホース25が接続してあり、該エアホース 25にはエア供給装置(図示せず)が接続してあり、エア供給装置からエアを供 給してエアチューブ6を膨張させたり、エアチューブ6の空気を抜いたりするよ うになっている。また切り目入れ装置13、折り目入れ装置14は共通のモータ を動力として同調して回転するようになっている。図12中の26はシャフト4 の軸受け部である。
【0015】 ここで、上下に隣合うシャフト4のうちの上側のシャフト4には、図2に示す ように、その長手方向Dに沿って目盛り36が刻設されており、このシャフト4 に被嵌される上側のホルダー3の側端面3aに位置決め部材31が回転自在に取 り付けられている。 位置決め部材31は、図1〜図3に示すように、側面から見て略楕円形状をし た平板状に構成されており、その後端部31aにはねじ具30が挿通する挿通孔 37が設けられ、ホルダー3の側端面3aにはねじ具30の先端が螺入されるね じ孔38がシャフト4の長手方向Dと平行に凹設されており、ねじ具30を軸と して位置決め部材31がシャフト4の長手方向Dと平行な水平軸回りに回転自在 に枢支されている。そして、図4に示すように、位置決め部材31を下向きに回 転させた時には、位置決め部材31の先端部31bが上側のホルダー3に取り付 けられた加工具2の外周部3bよりも外方Bに突出した状態となり、この状態で 下側のシャフト4に被嵌されている下側のホルダー3の側端面3aを位置決め部 材31の先端部31bに当接させることで、下側のホルダー3を上側のホルダー 3に対して位置決め可能となっている。また図5に示すように、位置決め部材3 1を横向きに回転させることにより、位置決め部材31全体が加工具2の外周部 3bよりも内方Cに後退した状態となり、各加工具2による段ボール原紙1の加 工が可能となっている。
【0016】 さらに、位置決め部材31が後退位置に位置している場合において、位置決め 部材31とホルダー3との対向面の一方には、永久磁石32が設けられ、対向面 の他方は永久磁石32に磁気吸着される磁性体で構成されている。ここでいう磁 性体とは、磁石により磁気吸着される材質のものをいい、鉄などの金属材料をは じめ、磁石も含まれる。本実施形態では、位置決め部材31が例えば鉄などの磁 性体で構成されており、ホルダー3の側端面3aの2箇所に永久磁石32がそれ ぞれ埋設されている。これら2つの永久磁石32は、図3に示すように、位置決 め部材31の後端部31aを挟んでその両側位置で且つ位置決め部材31の先端 部31bの回転軌道Mに略沿った位置に配置されており、これにより、磁性体で 構成された位置決め部材31を横向きに回転させた時に位置決め部材31の先端 部31bがホルダー3側のいずれか一方の永久磁石32に吸着されて、位置決め 部材31の先端部31bをホルダー3の外周部3b(加工具2)よりも内方Cに 後退した位置で保持できるようになっている。なお、2つの永久磁石32を埋設 したが、1つの永久磁石32をホルダー3の側端面3aの1箇所に埋設して、位 置決め部材31を一方向に回転させた時に永久磁石32で吸着保持できるように してもよいものである。
【0017】 さらに図3〜図5に示すように、ホルダー3のねじ具30が螺入されるねじ孔 38よりも外周側に、ホルダー3の側端面3aがわに開口した孔部39が凹設さ れており、この孔部39内にばね体33を構成するコイルばね33aと、突出体 34を構成するボール34aとが収納されており、ボール34aはコイルばね3 3aのばね力で位置決め部材31の内面に向かって付勢されている。一方、位置 決め部材31の内面には、前記ねじ具30が挿通する挿通孔37の両側位置に嵌 合部35を構成する凹み35aがそれぞれ形成されており、これら凹み35aの いずれか一方にボール34aが嵌脱自在に嵌合するようになっている。つまり、 ホルダー3側のボール34aと、位置決め部材31側の2つの凹み35aは、図 3に示すように、位置決め部材31の回転軸Nを中心とした仮想円上に位置して おり、これにより、位置決め部材31を横向きに回転させた時に、図5のように 位置決め部材31のいずれか一方の凹み35aにボール34aが嵌合され、前記 永久磁石32と磁性体との磁気的吸着力と相まって、位置決め部材31の先端部 31bをホルダー3の外周部3b(加工具2)よりも内方Cに後退した位置で確 実に保持できるものである。
【0018】 しかして、段ボール原紙1に切り目1aを入れると共に折り目1bを入れて目 的とする段ボールを得るに当たっては、段ボール原紙1を加工機Aのテーブル1 2から切り目入れ装置13、折り目入れ装置14の順に通すことで、段ボール原 紙1に切り目1aを入れ、次に、折り目1bを入れることができる(図19に段 ボール原紙1に切り目1a、折り目1bを入れた一例を示している)。すなわち 、切り目入れ装置13の一対のシャフト4が回転することで、シャフト4に取付 けたホルダー3に設けた切り目カッター2aにより段ボール原紙1に切り目1a が入れられ、次に、折り目入れ装置14の一対のシャフト4が回転することで、 シャフト4に取付けたホルダー3に設けた折り目カッター2bにより段ボール原 紙1に折り目1bが入れられるものである。
【0019】 ここで、加工しようとする段ボールの種類により、段ボール原紙1に施す切り 目1aの位置や折り目1bの位置及び数が異なるが、種類が変わる場合には、エ アチューブ6に供給した空気を抜いてエアチューブ6を収縮し、複数のホルダー 3のシャフト4への固定を同時に解除し、この状態で複数のホルダー3をシャフ ト4に対してスライドさせ、加工しようとする段ボールの種類に対応した位置に それぞれホルダー3を位置決めする。
【0020】 すなわち、エアチューブ6を収縮状態とすると、上下のシャフト4にそれぞれ 取り付けた複数のホルダー3がいずれもシャフト4に対してスライド可能状態と なる。この状態で段ボール原紙1への切り目1aや折り目1bの位置に応じて上 側のシャフト4に被嵌される上側のホルダー3をスライドさせ、シャフト4に刻 設されている目盛り36(図2)によって目的とする位置及び間隔となるように 上側のホルダー3をシャフト4に位置決めし、この状態で、上側のホルダー3の エアチューブ6に空気を供給して膨張させ、エアチューブ6の膨張により押圧体 9を溝5内で溝奥側から開口側に向けてスライドさせ、押圧体9をホルダー3の 内面に突設したキー10に押圧させることにより、複数のホルダー3を同時に上 側のシャフト4の目的とする位置に容易に固定することができる。つまり、キー 10の端面部が弾性を有する押圧体9に食い込むように押圧されることになって 、ホルダー3がシャフト4の軸方向に移動しないように固定されるものであり、 この場合、更に、図7(b)に示すようにキー10の溝5内に臨む面に凹凸部2 7を設けた場合には、エアチューブ6を膨張させたとき、押圧体9をキー10の 凹凸部27に食い込ませるように密着させることができるものであって、ホルダ ー3のシャフト4の軸方向への移動が一層防止されて確実に固定されることにな る。その後、図1、図3、図5に示すように、上側のホルダー3に取り付けた位 置決め部材31を下向きに回転させて位置決め部材31の先端部31bをホルダ ー3の加工具2の外周部3bより外方Bに突出させた状態とし、この状態で、下 側のシャフト4に被嵌された下側のホルダー3をスライドさせてホルダー3の側 端面3aを位置決め部材31の先端部31bに当てることにより、既に上側のシ ャフト4の任意の位置に位置決め固定されている上側のホルダー3に対して下側 のホルダー3を簡単に且つ正確に位置決めできるようになり、この状態で、下側 のホルダー3のエアチューブ6を膨張させて前記上側のエアチューブ6の場合と 同様、エアチューブ6の膨張による押圧力によりホルダー3を下側のシャフト4 の目的の位置で固定する。
【0021】 従って、シャフト4にスライド自在に被嵌した複数のホルダー3をシャフト4 に固定したり、あるいは固定を解除したりするに当たり、エアチューブ6の膨縮 という簡単な手段により複数のホルダー3のシャフト4への固定及び固定解除が 同時にでき、この結果、複数のホルダー3の固定や固定解除がより簡単な動作で 短時間で行えることになる。
【0022】 さらに、溝5を形成したシャフト4に複数のホルダー3を被嵌した場合、溝5 を設けた分だけシャフト4の重心がシャフト4のセンターよりも溝5と反対側に 移るが、本実施形態では、ホルダー3の内面のキー10を突設した方と反対側の 面にバランスを取るための凹部11を形成してあるので、このホルダー3の凹部 11が溝5と反対側に位置し、このことにより全体としてのバランスを取り、全 体の重心をシャフト4のほぼセンターに合わせることができるものである。
【0023】 また複数のホルダー3の固定作業が終わった後には、図1、図3の仮想線で示 すように、位置決め部材31を横向きに回転させて、位置決め部材31の先端部 31bを上側のホルダー3の加工具2の外周部3bより内方Cに後退させる(図 5の状態)。 このとき、磁性体から成る位置決め部材31の先端部31bがホルダー3の側 端面3aに埋設されている永久磁石32に吸着され、これと同時に、ホルダー3 の側端面3aからコイルばね33aにより突出するボール34aが位置決め部材 31の内面に設けた凹み35aに嵌合することで、位置決め部材31は後退位置 で確実に保持されることになる。
【0024】 しかも、ホルダー3の加工具2により段ボール原紙1の加工を行なう際に、シ ャフト4が回転して位置決め部材31に対して回転遠心力が作用しても、永久磁 石32と磁性体との磁着と、突出体34と嵌合部35との嵌合との両方で位置決 め部材31が後退位置で保持されることによって、位置決め部材31が勝手に突 出状態になるのを防止することができる。なお、万が一、ホルダー3の加工具2 により段ボール原紙1の加工を行なっている最中に、位置決め部材31が突出状 態になった場合でも、位置決め部材31は回転自在に取り付けられているので、 位置決め部材31がホルダー3の加工具2による段ボール原紙1の加工の妨げと なることがなく、しかも段ボール原紙1によって位置決め部材31がはね上げら れることによって、位置決め部材31はすみやかに元の後退位置に戻って磁気的 吸着力及び機械的嵌合力によって保持されることになり、ホルダー3の加工具2 による段ボール原紙1の加工作業に支障をきたすことがない。
【0025】 さらに、位置決め部材31を手で回転させるだけで、永久磁石32と磁性体と を吸着・離反させることができると同時に突出体34と嵌合部35とを嵌合・離 脱させることができるので、位置決め部材31を後退状態又は突出状態に容易に 切り換えることができ、作業性が一層向上するという利点がある。 なお前記実施形態では、位置決め部材31を上側のホルダー3の側端面3aに 回転自在に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば図20に示すよう に、位置決め部材31を下側のホルダー3の側端面3aに回転自在に設けるよう にしてもよい。この場合、位置決め部材31を上向きに回転させることで、下側 のホルダー3の外周部3bよりも外方Bに突出させて上側のホルダー4の位置決 めを行なうことができ、また位置決め部材31を横向きに回転させることで、下 側のホルダー3の外周部3bよりも内方Cに後退させた状態で保持できるもので ある。他の構成は図3の構成と同様である。
【0026】 また図21、図22に示すように、1つの永久磁石32を位置決め部材31の 先端部31bの内面に埋設し、ホルダー3の側端面3aに永久磁石32に磁気吸 着される金属体40を埋設するようにしてもよい。さらに図21、図22におい て、ホルダー3の側端面3aに埋設される金属体40を永久磁石で構成してもよ く、要は位置決め部材31をホルダー3の側端面3aに磁気に吸着して位置決め 部材31を後退位置で磁気に保持できる構造であればよい。
【0027】 また、永久磁石32と磁性体とを省略して、突出体34と嵌合部35との機械 的嵌合力だけで位置決め部材31を後退位置で保持するようにしてもよいもので あり、或いは、突出体34と嵌合部35とを省略して、永久磁石32と磁性体と の磁気的吸着力だけで位置決め部材31を後退位置で保持するようにしてもよい ものである。
【0028】 なお前記実施形態では、折り目入れ具2bが設けられたホルダー3に位置決め 部材31を取り付けた場合を説明したが、切り目カッター2aが設けられたホル ダー3に位置決め部材31を取り付けることができるのは勿論のことである。 また、ホルダー3をシャフト4の任意の位置に固定する手段として、前記実施 形態ではシャフト4の長手方向Dに溝5を設け、溝5内に膨縮自在なエアチュー ブ6を内装し、エアチューブ6を膨張させる方法を採用したが、これに限定され るものではなく、例えば電磁力を利用してホルダーを一方のシャフトの任意の位 置で固定できるようにしてもよい。その一例として、一方のシャフト内部にシャ フトの長さ方向に間隔をあけて複数のソレノイドを収納すると共に、ソレノイド に電流を流した時にソレノイドの駆動片の先端がシャフトの外部に突出し、電流 を切った時にソレノイドの駆動片の先端がシャフトの内部に入り込むようにして おき、一方、ホルダーの内面には該駆動片の先端が嵌合する凹所を設けておき、 電流を切った状態でホルダーをスライドさせてシャフトの任意の位置に位置決め し、その後、各ソレノイドに電流を流して駆動片の先端をそれぞれ突出させ、こ のうち1つの駆動片の先端がホルダーの凹所に嵌合することによって、ホルダー をその位置で固定できるようにすることができる。この場合、電流を流している 時には駆動片によってホルダーは一方のシャフトに対して固定されるものである 。なお、ホルダーに設けた位置決め部材31によって他方のシャフトに設けたホ ルダーの位置決めを行なう点は上記実施形態と同様である。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1記載の考案は、段ボール原紙に切 り目を入れるための切り目カッターや折り目を入れるための折り目入れ具等のリ ング状をした加工具を有するホルダーを複数個のシャフトにスライド自在に被嵌 し、ホルダーをシャフトの任意の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャ フトに被嵌されるホルダーの側端面に、位置決め部材をその先端部がホルダーの 外周部に対して突出・後退自在となるようにその後端部にて回転自在に取り付け 、位置決め部材の突出状態においてその先端部に他方のシャフトに被嵌されたホ ルダーの側端面を当接させてホルダー同志を互いに位置決めできるようにし、位 置決め部材とホルダーとのいずれか一方に磁石を設け、他方に磁石に磁気吸着さ れる磁性体を設け、位置決め部材の後退状態において位置決め部材をホルダーに 磁着させてその後退位置を保持するようにして成るから、エアチューブを収縮状 態とすると、複数のホルダーがいずれもシャフトに対してスライド可能状態とな り、この状態で段ボール原紙への切り目や折り目の位置に応じてホルダーをシャ フトの目的とする位置及び間隔となるようにスライドさせて位置決めした後に、 エアチューブを膨張させてエアチューブの膨張による押圧力によりホルダーをシ ャフトの目的の位置で容易に固定できるようになる。しかも突出状態にある位置 決め部材を利用してホルダー同志を簡単に且つ正確に位置決めできるようになり 、シャフトに対するホルダーの位置決めを手間をかけずに行なうことができる。 また加工具による段ボール原紙の加工を行なう際に、シャフトの回転により後退 状態にある位置決め部材に回転遠心力が作用しても、位置決め部材は磁石と磁性 体との磁着によってその後退位置で保持されることとなり、位置決め部材が勝手 に突出状態になるのを防止できる。さらに、位置決め部材を手で回転させるだけ で、磁石と磁性体とを吸着・離反させることができ、位置決め部材を後退状態又 は突出状態のいずれかに容易に切り換え可能となる。
【0030】 また請求項3記載の考案は、段ボール原紙に切り目を入れるための切り目カッ ターや折り目を入れるための折り目入れ具等のリング状をした加工具を有するホ ルダーを複数個のシャフトにスライド自在に被嵌し、ホルダーをシャフトの任意 の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャフトに被嵌されるホルダーの側 端面に、位置決め部材をその先端部がホルダーの外周部に対して突出・後退自在 となるようにその後端部にて回転自在に取り付け、位置決め部材の突出状態にお いてその先端部に他方のシャフトに被嵌されたホルダーの側端面を当接させてホ ルダー同志を互いに位置決めできるようにし、位置決め部材とホルダーとのいず れか一方にばね体により突出する突出体を設け、他方に突出体が嵌脱自在に嵌合 する嵌合部を設け、位置決め部材の後退状態において位置決め部材をホルダーに 嵌合させてその後退位置を保持するようにして成るから、請求項1の場合と同様 、エアチューブの膨張による押圧力によりホルダーをシャフトの目的の位置で容 易に固定できるようになると共に、突出状態にある位置決め部材を利用してホル ダー同志を簡単に且つ正確に位置決めできるようになる。また、加工具による段 ボール原紙の加工を行なう際に、シャフトの回転により後退状態にある位置決め 部材に回転遠心力が作用しても、位置決め部材は突出体と嵌合部との嵌合によっ てその後退位置で保持されることとなり、位置決め部材が勝手に突出状態になる のを防止できる。さらに、位置決め部材を手で回転させるだけで、突出体と嵌合 部とを嵌合・離脱させることができ、位置決め部材を後退状態又は突出状態のい ずれかに容易に切り換え可能となる。
【0031】 また請求項5記載の考案は、段ボール原紙に切り目を入れるための切り目カッ ターや折り目を入れるための折り目入れ具等のリング状をした加工具を有するホ ルダーを複数個のシャフトにスライド自在に被嵌し、ホルダーをシャフトの任意 の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャフトに被嵌されるホルダーの側 端面に、位置決め部材をその先端部がホルダーの外周部に対して突出・後退自在 となるようにその後端部にて回転自在に取り付け、位置決め部材の突出状態にお いてその先端部に他方のシャフトに被嵌されたホルダーの側端面を当接させてホ ルダー同志を互いに位置決めできるようにし、位置決め部材とホルダーとのいず れか一方に磁石を設け、他方に磁石に磁気吸着される磁性体を設けると共に、位 置決め部材とホルダーとのいずれか一方にばね体により突出する突出体を設け、 他方に突出体が嵌脱自在に嵌合する嵌合部を設け、位置決め部材の後退状態にお いて位置決め部材をホルダーに磁着及び嵌合させてその後退位置を保持するよう にして成るから、請求項1又は3の場合と同様、エアチューブの膨張による押圧 力によりホルダーをシャフトの目的の位置で容易に固定できるようになると共に 、突出状態にある位置決め部材を利用してホルダー同志を簡単に且つ正確に位置 決めできるようになる。さらに、加工具による段ボール原紙の加工を行なう際に 、シャフトの回転により後退状態にある位置決め部材に回転遠心力が作用しても 、位置決め部材は磁石と磁性体との磁着、及び突出体と嵌合部との嵌合によって その後退位置で保持されることとなり、位置決め部材が勝手に突出状態になるの を確実に防止できる。さらに、位置決め部材を手で回転させるだけで、磁石と磁 性体とを吸着・離反させることができると同時に、突出体と嵌合部とを嵌合・離 脱させることができ、位置決め部材を後退状態又は突出状態のいずれかに容易に 切り換え可能となる。 また請求項2又は4又は6記載の考案は、請求項1又は2又は3記載の効果に 加えて、シャフトの長手方向に溝を設け、溝内に膨縮自在なエアチューブと押圧 体とを押圧体が外側に位置するようにして重ねて配置すると共に押圧体を溝内で 溝奥側から開口側に向けてスライド自在とし、ホルダーの内面の一部に溝内にス ライド自在にはめ込まれるキーを突設し、エアチューブの膨張状態において押圧 体を介してキーを押圧固定すると共に、ホルダーの内面のキーを突設した方と反 対側の面にバランスを取るための凹部を形成して成るから、ホルダーをシャフト に沿って移動させる際に溝にはめ込んだキーをガイドにしてスムーズにスライド できるとともにシャフトの周方向に対してホルダーの周方向を一定の位置にして スライドできるものであり、複数のホルダーをいずれもシャフトに対して正確な 位置関係を保ってスライドできるものであり、また、エアチューブを膨張した際 に押圧体を介してキーを押圧することにより、エアチューブに直接キーが食い込 まないものであって、エアチューブがキーの食い込みにより破れたりしないもの である。さらに溝を形成したシャフトに複数のホルダーを被嵌した場合に、溝を 設けた分だけシャフトの重心がシャフトのセンターよりも溝と反対側に移るが、 ホルダーに設けた凹部の存在により全体としてのバランスが取れて全体の重心を シャフトのほぼセンターに合わせることができ、この結果、ホルダーをシャフト に固定する際にエアチューブを充分に保護でき、しかもシャフトの回転時におけ る振れを防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の一例を示す側面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の位置決め部材の回転動作の説明図であ
る。
【図4】同上の位置決め部材が突出状態にある場合の断
面図である。
【図5】同上の位置決め部材が後退状態にある場合の断
面図である。
【図6】同上のシャフトとホルダーの断面図である。
【図7】(a)は同上の一部破断した側面図であり、
(b)は同上のキーの拡大断面図である。
【図8】同上の全体を示す概略斜視図である。
【図9】同上の全体を示す反対側からの概略斜視図であ
る。
【図10】同上の全体を示す概略正面図である。
【図11】同上のシャフトの断面図である。
【図12】同上のシャフトの端部の断面図である。
【図13】同上の図12のXーX線断面図である。
【図14】同上に用いるエアチューブを示し、(a)は
一部省略した断面図であり、(b)は正面図である。
【図15】同上に用いる押圧体を示し、(a)は一部省
略した側面図であり、(b)は断面図である。
【図16】同上に用いる切り目カッタを有するホルダー
を示し、(a)は正面図であり、(b)は断面図であ
る。
【図17】同上に用いる折り目入れ具を有するホルダー
を示し、(a)は正面断面図であり、(b)は側面断面
図である。
【図18】同上に用いる折り目入れ具を示し、(a)は
折り目入れ具の雄型の断面図であり、(b)は折り目入
れ具の雌型の断面図である。
【図19】同上の段ボール原紙に切り目及び折り目を入
れた一例を示す平面図である。
【図20】他の実施形態の説明図である。
【図21】更に他の実施形態の説明図である。
【図22】図21の断面図である。
【図23】従来例のシャフトへのホルダーの取付けを示
す断面図である。
【符号の説明】
1 段ボール原紙 2 加工具 3 ホルダー 3a 側端面 3b 外周部 4 シャフト 5 溝 6 エアチューブ 9 押圧体 10 キー 11 凹部 31 位置決め部材 31a 後端部 31b 先端部 32 磁石 33 ばね体 34 突出体 35 嵌合部 A 加工機 B 外方 C 内方 D 長手方向

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール原紙に切り目を入れるための切
    り目カッターや折り目を入れるための折り目入れ具等の
    リング状をした加工具を有するホルダーを複数個のシャ
    フトにスライド自在に被嵌し、ホルダーをシャフトの任
    意の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャフト
    に被嵌されるホルダーの側端面に、位置決め部材をその
    先端部がホルダーの外周部に対して突出・後退自在とな
    るようにその後端部にて回転自在に取り付け、位置決め
    部材の突出状態においてその先端部に他方のシャフトに
    被嵌されたホルダーの側端面を当接させてホルダー同志
    を互いに位置決めできるようにし、位置決め部材とホル
    ダーとのいずれか一方に磁石を設け、他方に磁石に磁気
    吸着される磁性体を設け、位置決め部材の後退状態にお
    いて位置決め部材をホルダーに磁着させてその後退位置
    を保持するようにして成ることを特徴とする段ボール紙
    の加工機。
  2. 【請求項2】 シャフトの長手方向に溝を設け、溝内に
    膨縮自在なエアチューブと押圧体とを押圧体が外側に位
    置するようにして重ねて配置すると共に押圧体を溝内で
    溝奥側から開口側に向けてスライド自在とし、ホルダー
    の内面の一部に溝内にスライド自在にはめ込まれるキー
    を突設し、エアチューブの膨張状態において押圧体を介
    してキーを押圧固定すると共に、ホルダーの内面のキー
    を突設した方と反対側の面にバランスを取るための凹部
    を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の段ボー
    ル紙の加工機。
  3. 【請求項3】 段ボール原紙に切り目を入れるための切
    り目カッターや折り目を入れるための折り目入れ具等の
    リング状をした加工具を有するホルダーを複数個のシャ
    フトにスライド自在に被嵌し、ホルダーをシャフトの任
    意の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャフト
    に被嵌されるホルダーの側端面に、位置決め部材をその
    先端部がホルダーの外周部に対して突出・後退自在とな
    るようにその後端部にて回転自在に取り付け、位置決め
    部材の突出状態においてその先端部に他方のシャフトに
    被嵌されたホルダーの側端面を当接させてホルダー同志
    を互いに位置決めできるようにし、位置決め部材とホル
    ダーとのいずれか一方にばね体により突出する突出体を
    設け、他方に突出体が嵌脱自在に嵌合する嵌合部を設
    け、位置決め部材の後退状態において位置決め部材をホ
    ルダーに嵌合させてその後退位置を保持するようにして
    成ることを特徴とする段ボール紙の加工機。
  4. 【請求項4】 シャフトの長手方向に溝を設け、溝内に
    膨縮自在なエアチューブと押圧体とを押圧体が外側に位
    置するようにして重ねて配置すると共に押圧体を溝内で
    溝奥側から開口側に向けてスライド自在とし、ホルダー
    の内面の一部に溝内にスライド自在にはめ込まれるキー
    を突設し、エアチューブの膨張状態において押圧体を介
    してキーを押圧固定すると共に、ホルダーの内面のキー
    を突設した方と反対側の面にバランスを取るための凹部
    を形成して成ることを特徴とする請求項3記載の段ボー
    ル紙の加工機。
  5. 【請求項5】 段ボール原紙に切り目を入れるための切
    り目カッターや折り目を入れるための折り目入れ具等の
    リング状をした加工具を有するホルダーを複数個のシャ
    フトにスライド自在に被嵌し、ホルダーをシャフトの任
    意の位置に固定自在とし、上下に隣合う一方のシャフト
    に被嵌されるホルダーの側端面に、位置決め部材をその
    先端部がホルダーの外周部に対して突出・後退自在とな
    るようにその後端部にて回転自在に取り付け、位置決め
    部材の突出状態においてその先端部に他方のシャフトに
    被嵌されたホルダーの側端面を当接させてホルダー同志
    を互いに位置決めできるようにし、位置決め部材とホル
    ダーとのいずれか一方に磁石を設け、他方に磁石に磁気
    吸着される磁性体を設けると共に、位置決め部材とホル
    ダーとのいずれか一方にばね体により突出する突出体を
    設け、他方に突出体が嵌脱自在に嵌合する嵌合部を設
    け、位置決め部材の後退状態において位置決め部材をホ
    ルダーに磁着及び嵌合させてその後退位置を保持するよ
    うにして成ることを特徴とする段ボール紙の加工機。
  6. 【請求項6】 シャフトの長手方向に溝を設け、溝内に
    膨縮自在なエアチューブと押圧体とを押圧体が外側に位
    置するようにして重ねて配置すると共に押圧体を溝内で
    溝奥側から開口側に向けてスライド自在とし、ホルダー
    の内面の一部に溝内にスライド自在にはめ込まれるキー
    を突設し、エアチューブの膨張状態において押圧体を介
    してキーを押圧固定すると共に、ホルダーの内面のキー
    を突設した方と反対側の面にバランスを取るための凹部
    を形成して成ることを特徴とする請求項5記載の段ボー
    ル紙の加工機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101368389B1 (ko) * 2013-07-09 2014-02-27 (주)영진기계 종이박스 펀칭다이의 파단 보조기구
KR20170001161U (ko) * 2015-09-22 2017-03-30 안해연 인쇄용지 컷팅장치

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