JP3034187B2 - 既存建造物の補強構造 - Google Patents

既存建造物の補強構造

Info

Publication number
JP3034187B2
JP3034187B2 JP7225014A JP22501495A JP3034187B2 JP 3034187 B2 JP3034187 B2 JP 3034187B2 JP 7225014 A JP7225014 A JP 7225014A JP 22501495 A JP22501495 A JP 22501495A JP 3034187 B2 JP3034187 B2 JP 3034187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
steel frame
existing building
yield point
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7225014A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0967939A (ja
Inventor
信之 和泉
貴之 大井
幸一 向井
Original Assignee
戸田建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 戸田建設株式会社 filed Critical 戸田建設株式会社
Priority to JP7225014A priority Critical patent/JP3034187B2/ja
Publication of JPH0967939A publication Critical patent/JPH0967939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034187B2 publication Critical patent/JP3034187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既存建造物の補強構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、既存建造物の耐震性能を向上させ
るには、図6の(1)〜(3)に示すような鉄骨パネル
20を、柱21及び梁22の空間部23に組み込み、こ
の鉄骨パネル20と、柱21及び梁22との空隙部24
にモルタルを充填して一体化接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の鉄骨パ
ネルは鉄骨枠及び鉄板が一般的な降伏点強度鋼で製作さ
れていたため、鉄骨パネルと柱及び梁との接合に多くの
接合筋が必要となって施工が困難な場合があった。
【0004】また、鉄骨パネルの降伏以前に、図6の
(2)及び(3)に示すような既存の骨組みと接合部分
が破壊する場合があった。さらに、中地震等では鉄骨パ
ネルの降伏による地震力吸収があまり期待できなかっ
た。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、鉄骨パネルの施工が容易に
できるとともに、どのような地震であっても地震力吸収
の能力を大きくすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、鉄骨枠と、中央部が低降伏点鋼で、その周
囲が鉄骨枠と同じ降伏点鋼の鉄板とからなる鉄骨パネル
が、既存建物の柱と梁とで囲まれた空間部に組み込ま
れ、前記鉄骨枠の外面に適宜間隔ごとに突設されたスタ
ッドボルトと、柱及び梁から突設されたアンカー筋と
が、鉄骨枠と柱及び梁との空隙部で重ね合わされ、該空
隙部にスパイラル筋が配筋されるとともにモルタルが充
填されたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、既存構造物の補強構造の実
施の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。図1
は既存建造物の補強構造の正面図、図2は同断面図であ
る。
【0008】図1に示すように、既存の建物1の柱2と
梁3の空間部4に鉄骨パネル5が組み込まれて補強構造
を形成している。この鉄骨パネル5は鉄骨枠6のスタッ
ドボルト7と、柱2及び梁3から突出したアンカー筋8
とが空隙部9で重ね合わされるとともに、該空隙部9に
無収縮モルタル又は高流動コンクリートが充填されて柱
2及び梁3と一体化され、隅部にスパイラル筋10が配
筋されて割裂補強している。
【0009】また、鉄骨枠6は一般的な降伏点強度の普
通鋼で製造されるが、鉄板11は鉄骨枠6よりも降伏点
強度の低い低降伏点鋼で製造され、その両面が縦横の補
強リブ12で補強されている。このように鉄板11の降
伏点強度を鉄骨枠6より低くしたため、地震があった場
合は鉄骨枠6より先に鉄板11が降伏して地震力を吸収
する。
【0010】図4は、低降伏点鋼の鉄板11を接合ボル
ト13で繋ぎ合わせた鉄骨パネル5であり、このような
構成としたことにより既存構造物内の施工性を向上させ
ることができる。
【0011】また図5は、鉄板11の中央部が低降伏点
鋼で、その周囲が鉄骨枠6と同じ降伏点鋼の鉄骨パネル
5であり、地震力吸収能力を向上させることができる。
このように低降伏点鋼と、これより降伏点強度の高い鋼
とを任意に組み合わせて鉄骨パネル5を形成することに
より、地震力吸収能力を任意に設定することができる。
【0012】また地震力吸収能力、すなわち鉄板11の
降伏点強度の異なる鉄骨パネル5を既存の建物1の異な
る箇所に設けることにより、建物1全体として地震力吸
収能力に変化をもたせることができる。
【0013】
【発明の効果】鉄骨枠内の鉄板が鉄骨枠よりも先に降伏
するので、既存の柱及び梁との接合を従来のように強化
する必要がなくなったので、スタッドボルトやアンカー
筋などの接合材の量を少なくすることができ経済的であ
る。
【0014】既存の柱や梁等の骨組みの破壊以前に鉄骨
パネルの鉄板が降伏するので、耐震性能を向上させるこ
とができる。
【0015】鉄骨パネルの鉄板の地震力吸収能力を調整
することができるので、発生頻度の大きい地震から頻度
の小さい地震まで効率的な耐震補強ができる。また地震
力吸収能力を任意に設定することができるとともに、既
存構造物内の施工性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既存建物の補強構造の正面図である。
【図2】既存建物の補強構造の断面図である。
【図3】接合部の拡大断面図である。
【図4】既存建物の補強構造の正面図である。
【図5】既存建物の補強構造の正面図である。
【図6】(1)〜(3)は従来の既存建物の補強構造の
正面図である。
【符号の説明】
1 建物 2 柱 3 梁 4 空間部 5 鉄骨パネル 6 鉄骨枠 7 スタッドボルト 8 アンカー筋 9 空隙部 10 スパイラル筋 11 鉄板 12 補強リブ 13 接合ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−146663(JP,A) 特開 平7−18877(JP,A) 特公 昭63−62623(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/02 E04H 9/02 321

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨枠と、中央部が低降伏点鋼で、その
    周囲が鉄骨枠と同じ降伏点鋼の鉄板とからなる鉄骨パネ
    ルが、既存建物の柱と梁とで囲まれた空間部に組み込ま
    れ、前記鉄骨枠の外面に適宜間隔ごとに突設されたスタ
    ッドボルトと、柱及び梁から突設されたアンカー筋と
    が、鉄骨枠と柱及び梁との空隙部で重ね合わされ、該空
    隙部にスパイラル筋が配筋されるとともにモルタルが充
    填されたことを特徴とする既存建造物の補強構造。
JP7225014A 1995-09-01 1995-09-01 既存建造物の補強構造 Expired - Fee Related JP3034187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7225014A JP3034187B2 (ja) 1995-09-01 1995-09-01 既存建造物の補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7225014A JP3034187B2 (ja) 1995-09-01 1995-09-01 既存建造物の補強構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0967939A JPH0967939A (ja) 1997-03-11
JP3034187B2 true JP3034187B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=16822725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7225014A Expired - Fee Related JP3034187B2 (ja) 1995-09-01 1995-09-01 既存建造物の補強構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034187B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2916674B2 (ja) * 1995-10-06 1999-07-05 株式会社総研設計 既設建物の免震改修工法
JP3452487B2 (ja) * 1998-05-27 2003-09-29 五洋建設株式会社 柱構造および柱の補強方法
JP5254767B2 (ja) * 2008-12-08 2013-08-07 株式会社竹中工務店 耐震構造、耐震構造を有する建物、及び改修方法。
KR101112577B1 (ko) * 2010-09-20 2012-02-20 씨티에스엔지니어링 주식회사 이중 철골프레임 내진보강장치
JP6468733B2 (ja) * 2014-05-30 2019-02-13 株式会社竹中工務店 耐震壁構造
CN106437261B (zh) * 2016-09-30 2019-05-07 天津大学 一种应用钢板网的混凝土框架抗震加固结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0967939A (ja) 1997-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006226054A (ja) 鉄筋コンクリート造ラーメン構造の既存建物の耐震補強工法
JP3034187B2 (ja) 既存建造物の補強構造
JP3690437B2 (ja) 既存建築物の耐震補強構造
JP3991876B2 (ja) 耐震補強構造
JPH10176378A (ja) 耐震壁の取付構造
JP3992401B2 (ja) Rc耐震壁による既存建物の耐震補強方法
JP4405336B2 (ja) 制震ブロック壁構造
JP2004293158A (ja) 耐震パネルの設置構造
JP2958880B1 (ja) 耐震補強構法
JP3397220B2 (ja) 制振装置
JP3124515B2 (ja) 建物の耐震補強構造
JP3170535B2 (ja) 制振構造
JP3004242B2 (ja) 制震用建築材料、制震構造及びその構築方法
JP3371811B2 (ja) 既存建築物の制震補強構造
JP3043938B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造
KR101992186B1 (ko) 철골프레임을 이용한 기둥과 보의 외부 또는 면내 설치 내진 보강 공법
JPH0751803B2 (ja) Rc造躯体開口部の耐震補強方法
JP3531841B2 (ja) 制振装置
JPH1162265A (ja) 既存建築物の耐震補強方法
JP3804174B2 (ja) ロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法
JP3600995B2 (ja) 制振躯体構造
JP3254602B2 (ja) 耐震部材、その製造方法及び耐震部材の取付構造
JP2992580B2 (ja) 建築物の軸組構法
JP4016524B2 (ja) 既存建物の耐震補強用架構
JP2004137839A (ja) 既存建築物の耐震補強工法および建築物の耐震補強構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees