JP3029602B2 - 排煙脱硫装置におけるスプレー式吸収塔 - Google Patents

排煙脱硫装置におけるスプレー式吸収塔

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JP3029602B2
JP3029602B2 JP10185956A JP18595698A JP3029602B2 JP 3029602 B2 JP3029602 B2 JP 3029602B2 JP 10185956 A JP10185956 A JP 10185956A JP 18595698 A JP18595698 A JP 18595698A JP 3029602 B2 JP3029602 B2 JP 3029602B2
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和人 丸井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所などか
ら排出される燃焼排ガス中の硫黄酸化物及びばいじんを
除去する湿式排煙脱硫装置におけるスプレー式吸収塔に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電所などから排出される燃焼排ガ
ス中の硫黄酸化物を除去するために用いられる排煙脱硫
装置としては、吸収剤として石灰石又は石灰を使用し副
生品として石膏を回収する湿式石灰(石)・石膏法を採
用するのが現在のところ主流である。この湿式石灰
(石)・石膏法を実施する装置において主要機器となる
吸収塔には、スプレー式のものが多く採用されている。
また、従来の一般的なスプレー式吸収塔におけるスプレ
ーヘッダーの支持方式は、スプレーヘッダー各段それぞ
れを、吸収塔内に格子状に設けられた梁により支持する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したスプレー式の
吸収塔は、装置が大きく、設備費・運転費が高いという
欠点があり、また、最近では、火力発電所などから要求
される排出ガス中の硫黄酸化物濃度あるいはばいじん濃
度等の規制値が厳しくなってきており、多量の吸収液を
スプレーする必要があるために、特に設備費が高くなる
という問題がある。従来の一般的なスプレーヘッダーの
支持方式は、スプレー段数と同数段の格子状の梁を設け
る必要があり、高い脱硫性能が要求されスプレー段数が
多くなる場合には、特に設備費が高くなる欠点があっ
た。また、各段に格子状の梁が設けられるため、吸収塔
の内部構造が複雑になり、梁部材への石膏の付着・堆積
の問題やスプレーされた石膏スラリーによる部材の摩耗
等の問題があった。
【0004】これに対し、スプレーヘッダーの支持構造
を簡略化する方式として、特開平7−241436号公
報に開示されたスプレー式吸収塔は、スプレーヘッダー
相互間に上り勾配に傾斜したブレース部材と下り勾配に
傾斜したブレース部材とを交互に配設してスプレーヘッ
ダー同士を接続するものであるが、この方式には以下の
問題がある。 (1) スプレーヘッダー間に傾斜ブレースが多数必要
なため、吸収塔の内部構造が簡略化されたとは言えず、
また、ブレース部材への石膏の付着・堆積や石膏スラリ
ーによる部材の摩耗という問題がある。 (2) スプレーヘッダーとブレース部材との接合は、
溶接又はボルトによるものと考えられるが、溶接箇所の
増加又はボルト数の増加となるため工事費が大きくな
る。 (3) 腐食性の高い液性状の吸収液を用いる場合に
は、スプレーヘッダー及び補強部材ともゴム又は樹脂に
てライニング(被覆)する必要があるが、構造が複雑な
ために対応が非常に困難となる。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、スプレーヘッダーの支持構造を簡
素化することにより、設備費を低減させることができ、
支持部材への石膏の付着・堆積や石膏スラリーによる部
材の摩耗が回避され、しかも、耐腐食・耐摩耗用に施工
されるゴム又は樹脂等のライニングが容易となる排煙脱
硫装置におけるスプレー式吸収塔を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の排煙脱硫装置におけるスプレー式吸収塔
は、吸収塔下部の吸収液貯留部から循環ポンプにより循
環供給される吸収液スラリーが、吸収塔内上部に設けら
れたスプレーヘッダーのノズルから噴霧されて、ガス入
口から吸収塔内に流入した排ガス中の硫黄酸化物及びば
いじんが除去され、処理済みガスがガス出口から排出さ
れるようにした湿式排煙脱硫装置におけるスプレー式吸
収塔において、スプレーヘッダーを、塔底部から塔頂部
方向に設けられた1本又は2本以上の支柱のみにより支
持するようにし、スプレーヘッダーを支持する支柱の少
なくとも1本を吸収塔中心近傍に位置させて、吸収液貯
留部(吸収塔液相部)の中心部近傍が、下方に広がるス
カート部材に固定された支柱で占められるようにして石
膏スラリーが堆積しやすい部分をなくし、吸収液貯留部
(吸収塔液相部)のスラリー堆積量を低減させるように
構成されている(図1〜図3参照)。
【0007】また、本発明の排煙脱硫装置におけるスプ
レー式吸収塔は、吸収塔下部の吸収液貯留部から循環ポ
ンプにより循環供給される吸収液スラリーが、吸収塔内
上部に設けられたスプレーヘッダーのノズルから噴霧さ
れて、ガス入口から吸収塔内に流入した排ガス中の硫黄
酸化物及びばいじんが除去され、処理済みガスがガス出
口から排出されるようにした湿式排煙脱硫装置における
スプレー式吸収塔において、吸収塔内のガス流れ方向が
塔頂部近傍で反転してガスアップフロー部とガスダウン
フロー部とが形成されるような仕切部材が、ガスアップ
フロー部の横断面積とガスダウンフロー部の横断面積と
の比が4:1〜2:1の範囲となるような位置に設けら
れており、スプレーヘッダーを、塔底部から塔頂部方向
に設けられた1本又は2本以上の支柱のみにより支持す
るようにし、スプレーヘッダーを支持する支柱の少なく
とも1本を吸収塔中心近傍に位置させて、吸収液貯留部
(吸収塔液相部)の中心部近傍が、下方に広がるスカー
ト部材に固定された支柱で占められるようにして石膏ス
ラリーが堆積しやすい部分をなくし、吸収液貯留部(吸
収塔液相部)のスラリー堆積量を低減させるようにし
ことを特徴としている(図1、図2参照)。
【0008】上記の本発明のスプレー式吸収塔におい
て、仕切部材の上側に、ガスアップフロー部からのガス
反転させてガスダウンフロー部に導くためのガイドベ
ーンを設ける構成とすることができる(図1参照)。ま
た、これらの本発明のスプレー式吸収塔において、スプ
レーヘッダーを支持する支柱を塔頂部まで延設して、吸
収塔屋根部を支持するように構成することが好ましい
(図1参照)
【0009】上記のように、吸収塔内に仕切部材を設け
る場合、その設置位置は、ガスアップフロー部の横断面
積とガスダウンフロー部の横断面積との比が4:1〜
2:1の範囲、すなわち、ガスアップフロー部の横断面
積に対してガスダウンフロー部の横断面積が1/4〜1
/2の範囲となるような位置であり、この範囲でガスダ
ウンフロー部の横断面積の方を小さくすることにより、
ガスダウンフロー部でのガス流速が、ガスアップフロー
部の2〜4倍程度となる。この場合、ガスアップフロー
部でのガス流速は、3〜5m/s程度であり、ガスダウン
フロー部でのガス流速は、6〜16m/s程度の範囲とす
る。
【0010】ガスダウンフロー部でのガス流速が遅くな
ると、ミストを含む排ガスが吸収塔出口部で反転したと
きの慣性力が小さくなり、ミストの除去性能が低下す
る。この観点から、ガスダウンフロー部でのガス流速
は、6m/s以上、好ましくは、7m/s以上になるように
する。したがって、ガスアップフロー部の横断面積に対
するガスダウンフロー部の横断面積の比は、上限が1/
2となる。ただし、ガスアップフロー部の横断面積に対
するガスダウンフロー部の横断面積の比が1/4未満で
あると、ガスダウンフロー部でのガス流速が速くなり過
ぎ、ガスダウンフロー部の横断面積も小さすぎるので、
吸収塔圧力損失が上昇し、吸収塔の前流側あるいは後流
側に設置されるガス昇圧ファン(脱硫ファン)の容量を
増加しなければならず、かえって、脱硫設備全体の設備
費・運転費が高くなる。このため、ガス流速をあまり速
くし過ぎることはできない。したがって、ガスダウンフ
ロー部でのガス流速は、16m/s以下、好ましくは、1
3m/s以下になるようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1、図2は、本発明の実施の第1
形態による排煙脱硫装置におけるスプレー式吸収塔を示
している。本実施の形態は、例えば、吸収剤として石灰
石を用いる湿式排煙脱硫方法(石灰石・石膏法)の実施
に使用されるスプレー式吸収塔において、吸収塔内のガ
ス流れ方向が塔頂部で反転してガスアップフロー部とガ
スダウンフロー部が形成されるような仕切板を、ガスア
ップフロー部の横断面積とガスダウンフロー部の横断面
積との比が4:1〜2:1の範囲となるような位置に設
け、循環スプレーヘッダー各段を塔底部から塔頂部方向
に設けられた1本又は2本以上(図1、図2では、一例
として2本)の支柱で支持するようにし、支柱の1本を
塔頂部まで延設して吸収塔屋根部を支持するとともに、
支柱の1本を吸収塔中心に位置させて吸収塔液相部にお
いて石膏スラリーの堆積しやすい中心部を支柱で占める
ようにしたものである。なお、本実施の形態では、支持
部材として支柱を用いているが、他の形態の支持部材を
用いることも可能である。
【0012】図1に示すように、吸収塔10内には、ガ
ス流れ方向が塔頂部近傍で反転するような仕切板12が
設置されており、排ガスはガス入口ダクト14より吸収
塔10内へ流入し、ガスアップフロー部16を経て塔頂
部近傍にて反転し、ガスダウンフロー部18を経てガス
出口ダクト20より排出される。22は、ガスアップフ
ロー部16からのガスを反転させてガスダウンフロー部
18に導くためのガイドベーンであり、図1では1つ
(1枚)設けられているが、複数設置される場合もあ
る。また、図1において、ガス入口ダクト14は排ガス
が斜め下向きに流入するように傾斜した形状となってお
り、ガス出口ダクト20はガスダウンフロー部18下流
で反転したガスの流れ方向に沿うように斜め上向きに傾
斜した形状となっているが、それぞれ略水平方向の形状
とすることも勿論可能である。なお、仕切板12の代わ
りに他の形態の仕切部材を用いることも可能である。
【0013】吸収塔10内のガスアップフロー部16に
複数段(図1では、一例として5段)設置された循環ス
プレーヘッダー24は、吸収塔10内の底部に固定され
塔底部から塔頂部方向に立てられた支柱26により支持
されている。図1では、一例として、5段の循環スプレ
ーヘッダー24が2列設けられた構成であるので、2本
の支柱26でそれぞれの列の1〜5段の循環スプレーヘ
ッダー24が支持されている。この場合の支持構造とし
ては、例えば、支柱上に設置された最下段のスプレーヘ
ッダーの上に別部材の短い支柱を載置して溶接等により
接合し、その上に次の段のスプレーヘッダーを設置して
溶接等により接合し、さらにその上に別部材の短い支柱
を載置して溶接等により接合していく構造が挙げられ、
支柱とスプレーヘッダーとの接合部の両側面にリブ部材
を溶接等により接合して補強することにより、各段のス
プレーヘッダーを支柱に固定している。なお、他の支持
構造、固定手段を採用することも勿論可能である。ま
た、循環スプレーヘッダー24及び/又は支柱26に
は、耐腐食・耐摩耗用にゴム又は樹脂等のライニング
(被覆)が施工される場合がある。
【0014】吸収液スラリーは、吸収塔10下部の吸収
液貯留部28から循環ポンプ30により吸収液循環配管
32を経て、図1及び図2に示すように、循環スプレー
ヘッダー24に供給され、さらに分岐スプレー管34に
分配されて、それぞれのスプレーノズル36より噴霧さ
れ、排ガス中の硫黄酸化物を吸収する。なお、循環ポン
プ30は、各段の循環スプレーヘッダー24に対応して
複数基の循環ポンプが設けられるが、図1では簡略化し
て1基のみを図示している。また、吸収液貯留部28に
は、新しく調製された吸収剤スラリー(石灰石・石膏法
では、石灰石スラリー)が吸収剤供給ライン38より供
給される。吸収液貯留部28では、吸収塔液相部におい
て石膏スラリーが底部に堆積するのを防止するために、
撹拌機40を設けて液相部を撹拌するようにしている。
なお、図示していないが、吸収液貯留部28側面の円周
方向に複数個(例えば、8個)の撹拌機を放射状に設
け、液相部に円周方向に沿った流れを生じさせて撹拌す
る構成とすることができる。また、図示していないが、
吸収液貯留部28の液内には酸化用空気供給管が設けら
れている。
【0015】また、図1に示すように、支柱26の1本
を塔頂部まで延設し、この支柱延設部42で吸収塔屋根
部44を支持する構成とする。なお、図1では、吸収塔
10の中心近傍の支柱26を延設しているが、他の支柱
を延設する構成としてもよく、また、2本以上の支柱を
延設して屋根部を支持することも可能である。さらに、
支柱26の少なくとも1本を吸収塔10の中心近傍に位
置するように設置して、吸収液貯留部28底面の中心部
近傍が支柱26で占められる構成とし、撹拌機40によ
る吸収塔液相部の撹拌効果が小さく、石膏スラリーが比
較的堆積しやすい部分をなくす構成とする。特に、複数
個の撹拌機を放射状に設けて、吸収塔液相部に円周方向
に沿った流れを生じさせる場合は、吸収液貯留部28底
面の中心部近傍に石膏スラリーが堆積しやすいので、上
記の構成は石膏スラリーの堆積防止の効果が大きい。4
6は支柱支持用スカート部材であり、石膏スラリーの堆
積防止の効果も備えている。
【0016】吸収塔10のガス出口部の形状は、排ガス
がガスダウンフロー部18下流から反転してガス出口ダ
クト20に流れるような形状となっており、排ガス中の
吸収液ミストは、ガス出口部での反転による慣性力によ
り衝突除去され、さらに、ガス出口ダクト20下流に設
置される出口ミストエリミネータ(図示略)により規制
値以下の値まで除去される。なお、図1では、ガス出口
ダクト20を斜め上向きに設けているが、ガスダウンフ
ロー部18下流で反転した排ガスの流れ方向に沿うよう
になっていれば、ガス出口ダクト20を他の形態とする
ことも勿論可能である。例えば、ガス出口ダクト20を
略水平方向に設けてもよい。なお、本実施の形態におい
て、ガスダウンフロー部18にも循環スプレーヘッダー
を設置する構成として、ガスアップフロー部16及びガ
スダウンフロー部18に吸収液スラリーを上方向又は下
方向に噴霧するようにし、脱硫性能及びばいじん捕集性
能を向上させることも可能である。本実施形態は、吸収
塔高さが低くなって装置がコンパクトになる上に、高い
効率で排ガス中の硫黄化合物やばいじんを除去すること
ができるという利点を有している。
【0017】図3は、本発明の実施の第2形態による排
煙脱硫装置におけるスプレー式吸収塔を示している。本
実施の形態は、例えば、吸収剤として石灰石を用いる湿
式排煙脱硫方法(石灰石・石膏法)の実施に使用される
スプレー式吸収塔において、循環スプレーヘッダー各段
を塔底部から塔頂部方向に設けられた1本又は2本以上
(図3では、一例として1本)の支柱で支持するように
するとともに、支柱を吸収塔中心に位置させて吸収塔液
相部において石膏スラリーの堆積しやすい中心部を支柱
で占めるようにしたものである。
【0018】図3に示すように、排ガスは吸収塔10a
の側面下部のガス入口ダクト14aより流入し、吸収塔
10a上部のガス出口ダクト20aより排出される。こ
の間に、吸収塔10a下部の吸収液貯留部28から循環
ポンプ30により吸収液循環配管32を経て循環スプレ
ーヘッダー24aのスプレーノズル36aより噴霧され
た吸収液スラリーによって、排ガス中の硫黄酸化物が除
去される。なお、図3では図示を簡略化しているが、循
環スプレーヘッダーに多数の分岐スプレー管が設けら
れ、分岐スプレー管のスプレーノズルから吸収液スラリ
ーが噴霧される構成とすることができる。また、循環ポ
ンプ30は、各段の循環スプレーヘッダー24aに対応
して複数基の循環ポンプが設けられるが、図3では簡略
化して1基のみを図示している。
【0019】また、吸収液貯留部28には、新しく調製
された吸収剤スラリー(石灰石・石膏法では、石灰石ス
ラリー)が吸収剤供給ライン38より供給される。吸収
液貯留部28では、吸収塔液相部において石膏スラリー
が底部に堆積するのを防止するために、撹拌機40を設
けて液相部を撹拌するようにしている。なお、図示して
いないが、吸収液貯留部28側面の円周方向に複数個
(例えば、8個)の撹拌機を放射状に設け、液相部に円
周方向に沿った流れを生じさせて撹拌する構成とするこ
とができる。また、図示していないが、吸収液貯留部2
8の液内には酸化用空気供給管が設けられている。ま
た、排ガスに同伴される吸収剤のミストを除去するため
に、吸収塔10a上部のガス出口ダクト20a手前に内
蔵ミストエリミネータ48が設置され、ガス出口ダクト
20aにも出口ミストエリミネータ50が設置されてい
る。
【0020】吸収塔10a内に複数段(図3では、一例
として4段)設置された循環スプレーヘッダー24a
は、吸収塔10a内の底部に固定され塔底部から塔頂部
方向に立てられた支柱26aにより支持されている。循
環スプレーヘッダー24a及び/又は支柱26aには、
耐腐食・耐摩耗用にゴム又は樹脂等のライニング(被
覆)が施工される場合がある。また、支柱26aを吸収
塔10aの中心近傍に位置するように設置して、吸収液
貯留部28底面の中心部近傍が支柱26aで占められる
構成とし、撹拌機40による吸収塔液相部の撹拌効果が
小さく、石膏スラリーが比較的堆積しやすい部分をなく
す構成とする。特に、複数個の撹拌機を放射状に設け
て、吸収塔液相部に円周方向に沿った流れを生じさせる
場合は、吸収液貯留部28底面の中心部近傍に石膏スラ
リーが堆積しやすいので、上記の構成は石膏スラリーの
堆積防止の効果が大きい。46は支柱支持用スカート部
材であり、石膏スラリーの堆積防止の効果も備えてい
る。他の構成及び作用は、実施の第1形態の場合と同様
である。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 吸収塔内部に設置されるスプレーヘッダーを塔
底部から塔頂部方向に設けられた支柱のみで支持する構
成であるので、スプレーヘッダー支持用の格子状の梁も
しくはブレース部材のような支持・補強部材を用いる必
要がなく、スプレー式吸収塔の構造が非常に簡素化さ
れ、設備費を低減させることができ、また、スプレーヘ
ッダーと支持・補強部材との接合等、固定箇所が少なく
なり、溶接、ボルト止め等の工事費を削減することがで
る。 (2) スプレー式吸収塔の構成が簡略化され、スプレ
ー部の構造が簡素化されるので、従来のような梁部材へ
の石膏の付着・堆積の問題がなく、また、スプレーと梁
との干渉の問題が容易に回避でき、スプレーされた石膏
スラリーによる部材の摩耗等がなくなる。 (3) 本発明の構成では、支柱によるスプレーヘッダ
ーの支持箇所が少なく構造が単純なため、耐腐食・耐摩
耗用に施工されるゴム又は樹脂等のライニングの施工性
が簡素化される。 (4) スプレーヘッダーを支持する支柱を吸収塔頂部
まで延設して吸収塔屋根部を支持する構成とする場合
は、容易に塔屋根部を支持する支柱を設置することがで
きるとともに、強固な屋根部材を必要とすることなく屋
根部材を削減することができる。 (5) スプレーヘッダーを支持する支柱下方に広が
るスカート部材で固定して吸収塔中心近傍に位置させる
ことにより、吸収塔液相部(吸収液貯留部)の撹拌機に
よる撹拌効果が小さく石膏スラリーが比較的堆積しやす
い中心部近傍、下方に広がるスカート部材に固定され
た支柱で占めることができ、石膏スラリーの堆積量を低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による排煙脱硫装置に
おけるスプレー式吸収塔を示す立面断面図である。
【図2】図1に示すスプレー式吸収塔の平面図である。
【図3】本発明の実施の第2形態による排煙脱硫装置に
おけるスプレー式吸収塔を示す立面断面図である。
【符号の説明】
10、10a 吸収塔 12 仕切板 14、14a ガス入口ダクト 16 ガスアップフロー部 18 ガスダウンフロー部 20、20a ガス出口ダクト 22 ガイドベーン 24、24a 循環スプレーヘッダー 26、26a 支柱 28 吸収液貯留部 30 循環ポンプ 32 吸収液循環配管 34 分岐スプレー管 36、36a スプレーノズル 38 吸収剤供給ライン 40 撹拌機 42 支柱延設部 44 吸収塔屋根部 46 支柱支持用スカート部材 48 内蔵ミストエリミネータ 50 出口ミストエリミネータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−49823(JP,A) 特開 昭63−175622(JP,A) 特開 平9−313880(JP,A) 特開 平9−141048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/50 B01D 53/18 B01D 53/34 B01D 53/77

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収塔下部の吸収液貯留部から循環ポン
    プにより循環供給される吸収液スラリーが、吸収塔内上
    部に設けられたスプレーヘッダーのノズルから噴霧され
    て、ガス入口から吸収塔内に流入した排ガス中の硫黄酸
    化物及びばいじんが除去され、処理済みガスがガス出口
    から排出されるようにした湿式排煙脱硫装置におけるス
    プレー式吸収塔において、 スプレーヘッダーを、塔底部から塔頂部方向に設けられ
    た少なくとも1本の支柱のみにより支持するようにし
    スプレーヘッダーを支持する支柱の少なくとも1本を吸
    収塔中心近傍に位置させて、吸収液貯留部の中心部近傍
    が、下方に広がるスカート部材に固定された支柱で占め
    られるようにして石膏スラリーが堆積しやすい部分をな
    くし、吸収液貯留部のスラリー堆積量を低減させるよう
    にしたことを特徴とする排煙脱硫装置におけるスプレー
    式吸収塔。
  2. 【請求項2】 吸収塔下部の吸収液貯留部から循環ポン
    プにより循環供給される吸収液スラリーが、吸収塔内上
    部に設けられたスプレーヘッダーのノズルから噴霧され
    て、ガス入口から吸収塔内に流入した排ガス中の硫黄酸
    化物及びばいじんが除去され、処理済みガスがガス出口
    から排出されるようにした湿式排煙脱硫装置におけるス
    プレー式吸収塔において、 吸収塔内のガス流れ方向が塔頂部近傍で反転してガスア
    ップフロー部とガスダウンフロー部とが形成されるよう
    な仕切部材が、ガスアップフロー部の横断面積とガスダ
    ウンフロー部の横断面積との比が4:1〜2:1の範囲
    となるような位置に設けられており、 スプレーヘッダーを、塔底部から塔頂部方向に設けられ
    た少なくとも1本の支柱のみにより支持するようにし
    スプレーヘッダーを支持する支柱の少なくとも1本を吸
    収塔中心近傍に位置させて、吸収液貯留部の中心部近傍
    が、下方に広がるスカート部材に固定された支柱で占め
    られるようにして石膏スラリーが堆積しやすい部分をな
    くし、吸収液貯留部のスラリー堆積量を低減させるよう
    にしたことを特徴とする排煙脱硫装置におけるスプレー
    式吸収塔。
  3. 【請求項3】 仕切部材の上側に、ガスアップフロー部
    からのガスを反転させてガスダウンフロー部に導くため
    のガイドベーンを設けた請求項2記載の排煙脱硫装置に
    おけるスプレー式吸収塔。
  4. 【請求項4】 スプレーヘッダーを支持する支柱を塔頂
    部まで延設して、吸収塔屋根部を支持するようにした請
    求項1、2又は3記載の排煙脱硫装置におけるスプレー
    式吸収塔
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