JP3029586U - 工作機械の刃物構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立と取外しをより便利にすることがき、か
つ刃先の切削動作に影響しない工作機械の刃物構造を提
供する。 【解決手段】 それは工作機械の刃物台に取付けられる
多数の刃物の底端へ各々の刃先の取付けに供される刃先
台であって、刃先台には孔と凹洞が連通するように設け
られ、ナットは廻転可能に凹洞内に設置され、刃先には
ボルトを通す孔が設けられ、刃先には更に非円形凹溝が
設けられ、それはボルトの非円形ヘッドと結合されるよ
うに供されてボルトの廻転を防止し、ボルトのヘッドは
刃先内に埋め込まれる工作機械の刃物構造。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は迅速に組立て、取外しができる工作機械の刃物構造に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来の数値制御（ＣＮＣ）旋盤の刃物台には多数の刃物が取付けられ、これら 刃物の刃先を交換する場合は全部を取外さなければならないので極めて面倒であ った。また、その刃先のセット・ボルトが突き出しているので、そのセット・ボ ルトは刃先の切削動作に影響する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的はそれは組立と取外しをより便利にすることができ、かつ刃先の 切削動作に影響しない工作機械の刃物構造を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的は、工作機械の刃物台に取付けられる多数の刃物の底端へ各々の刃先 の取付けに供される刃先台であって、刃先台には孔と凹洞が連通するように設け られ、ナットは回転可能に凹洞内に設置され、刃先にはボルトを通す孔が設けら れ、刃先には更に非円形凹溝が設けられ、それはボルトの非円形ヘッドと結合さ れるように供されてボルトの廻転を防止し、ボルトのヘッドは刃先内に埋め込ま れる工作機械の刃物構造により達成される。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図面に示す如く、本考案の工作機械の刃物構造は多数の刃物５が旋盤または工 作機械の刃物台１１に取付けられ、各刃物５の底端には刃先台５２が設けられ、 刃先台には貫通孔５１と凹洞５３が連通されてある。ナット６は廻転可能に凹洞 ５３の中に設置され得るように供される。刃先３にはボルト４２を通すために供 される孔３１が含まれ、刃先３には更に非円形の凹溝３２が設けられてそれと嵌 合するボルト４２の非円形ヘッド４１との結合に供することができ、ボルト４２ の廻転を防止する。該凹溝３２及びヘッド４１は好ましくは概略多角形であり、 より好ましくは、６角形又は８角形である。ボルト４２はナット６と結合され、 刃先３を刃物台５２に取付ける。

【０００６】 図３を参照するに、スパナ７は簡単に２本の刃物５の間に挿入でき、容易にナ ット６を廻すことができ、そのために刃先３を交換する場合は刃物全体を外す必 要がない。更に図２に示す如く、ボルト４２のヘッド４１の厚さは刃先３の凹溝 の深さと同じか又はより薄いため刃先の上面から凸出することなく、その内に埋 め込まれているので、ヘッド４１は刃先３の切削動作に影響することはない。

【０００７】

【考案の効果】

組立取外しが便利で、かつ刃先の切削動作に影響しない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の刃物構造の分解図である。

【図２】本考案の刃物構造の断面図である。

【図３】本考案の刃物構造の動作を示す平面図である。

【符号の説明】

１１ 刃物台 ３ 刃先 ３１ 孔 ３２ 凹溝 ４１ ヘッド ４２ ボルト ５ 刃物 ５１ 貫通孔 ５２ 刃先台 ５３ 凹洞 ６ ナット ７ スパナ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 工作機械の刃物台（１１）に取付けられ
   る多数の刃物（５）の底端へ各々の刃先（３）を取付け
   るために供される刃先台（５２）であって、刃先台（５
   ２）には孔（５１）と凹洞（５３）が連通するように設
   けられ、ナット（６）は回転可能に凹洞（５３）内に設
   置され、刃先（３）にはボルト（４２）を通す孔（３
   １）が設けられ、刃先（３）には更に非円形凹溝（３
   ２）が設けられ、それはボルト（４２）の非円形ヘッド
   （４１）と結合されるように供されてボルト（４２）の
   廻転を防止し、ボルト（４２）のヘッド（４１）は刃先
   （３）内に埋め込まれる工作機械の刃物構造。