JP3028992B2 - 冷間圧延機用の油切りロール - Google Patents

冷間圧延機用の油切りロール

Info

Publication number
JP3028992B2
JP3028992B2 JP4197183A JP19718392A JP3028992B2 JP 3028992 B2 JP3028992 B2 JP 3028992B2 JP 4197183 A JP4197183 A JP 4197183A JP 19718392 A JP19718392 A JP 19718392A JP 3028992 B2 JP3028992 B2 JP 3028992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
oil
cold rolling
rolling mill
roll body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4197183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0639436A (ja
Inventor
寛治 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP4197183A priority Critical patent/JP3028992B2/ja
Publication of JPH0639436A publication Critical patent/JPH0639436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3028992B2 publication Critical patent/JP3028992B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/02Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
    • B21B45/0269Cleaning
    • B21B45/0275Cleaning devices
    • B21B45/0278Cleaning devices removing liquids
    • B21B45/0284Cleaning devices removing liquids removing lubricants

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉金属板の冷間圧延
設備に関わり、圧延機からの圧延板をコイル巻きする際
の巻きずれを防止するため、巻取リールに向かう圧延板
表面の圧延油を除去する冷間圧延機用の油切りロールに
関する。
【0002】
【従来の技術】アルミ薄板等の薄肉金属板の冷間圧延に
おいて、圧延板のコイル巻きする際に圧延油がコイル内
に巻き込まれると、その圧延油によって巻きずれが生じ
て圧延速度が低く律速されたり、圧延板同士がスリップ
(共擦れ)して表面疵を生じたりするという操業および
品質面での問題を引き起こす。このため、圧延板の表裏
面に付着した圧延油をコイル巻き前に十分に除去するこ
とが必要で、従来では、〔図2〕の (a)図に示すよう
に、冷間圧延機Mの出側に配設されたデフレクタロール
R の側近上流部に位置する上方に油切りロールOR
配設し、出巻取リールCR に向かう圧延板Pの上面の圧
延油を油切りロールOR にて、裏面の圧延油をデフレク
タロールDR にて除去する方法が一般的に採用されてい
る。
【0003】また、油切りロールOR としては、〔図
2〕の (b)図に示すように、中心から振り分けられて両
端部に向けて逆方向に旋回する螺旋状の複数の油切り溝
(22a)を外周面に設けた樹脂スリーブ(22)をロール胴部
(21)に嵌着させてなり、巻取リールCR に向けて移動す
る圧延板P表面との摩擦によって回転し、図中の矢印で
示すように、その油切り溝(22a) によって、圧延板P表
面に付着した圧延油を板幅中心から両外側方向に押し出
して除去する構成のものが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、アルミ薄板等の
薄肉金属板の冷間圧延では、生産性の向上のために圧延
の高速化、コイルの大径化および広幅化が進められてい
る。しかしながら、上記従来の技術では、コイル巻きに
際する圧延油の除去が不十分なため、圧延の高速化およ
びコイルの大径化には対応し難いという問題点を内在し
ている。これは、高速な巻き取り条件下では、ロール胴
部(21)外周面の油切り溝(22a)に捕捉された圧延油が両
端部に移行し切れずその内部に残存したまま回転して圧
延板Pの上面に再付着することと、圧延板Pとの間のス
リップにより生じた油煙が圧延板Pの上面にディポジッ
トして油膜を形成することが原因していると考えられ
る。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、外周面に設けた螺旋状溝に捕
捉された圧延油およびスリップにより生じた油煙を効果
的に排除できて、高速な巻き取り条件下においても圧延
板表面の圧延油を確実に除去することのできる冷間圧延
機用の油切りロールの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成とされている。すなわち、本
発明に係る冷間圧延機用の油切りロールは、冷間圧延機
の出側に配されたデフレクタロールの側近部に位置して
配され、巻取リールにてコイル巻きされる圧延板表面の
圧延油を除去する冷間圧延機用の油切りロールであっ
て、外周面に複数の螺旋状の油切り溝を有する円筒容器
状に形成されたロール胴部をロール中心軸に気密かつ回
転自由に外挿して内部に環状中空部を形成すると共に、
ロール胴部に外周面の油切り溝それぞれと環状中空部と
を連通する複数の吸引孔を半径方向に設ける一方、ロー
ル中心軸の両端部に外部と環状中空部の両端部とを連通
する排出穴を設け、かつ、その環状中空部に、ロール中
心軸上に連設された静翼とロール胴部内周面に連設され
た動翼とからなり、ロール胴部の回転により内部の気体
をロール中心軸の両端部の排出穴から排出する軸流ポン
プ機構を設けてなることを特徴とする。
【0007】また、上記ロール胴部の吸引孔の内端部に
逆止弁を設けても良い。
【0008】また、上記ロール中心軸の両端部の排出穴
が排気手段に連結されても良い。
【0009】
【作用】本発明の油切りロールでは、外周面に複数の螺
旋状の油切り溝を有する円筒容器状に形成されたロール
胴部をロール中心軸に気密かつ回転自由に外挿して内部
に環状中空部を形成すると共に、その環状中空部に、ロ
ール中心軸上に連設された静翼とロール胴部内周面に連
設された動翼とからなる軸流ポンプ機構を設けているの
で、巻取リールに向かって移動する圧延板に接触させる
ことにより、圧延板のもつ速度エネルギーを動力源とし
てロール胴部、すなわち動翼を回転させ、その内部の空
気をロール中心軸の両端部に設けた排出穴から吐出せし
めて負圧にすると共に、そのロール胴部に設けた吸引孔
を介して、外周面の油切り溝に捕捉された圧延板表面の
圧延油および圧延板との間のスリップで生じた油煙を吸
引して内部に取り込み、これらをロール中心軸の両端部
から吐出する気流に随伴させて外部に排出させることが
でき、これにより接触する圧延板表面の圧延油を確実か
つ効率良く除去することができる。
【0010】また、上記ロール胴部の吸引孔の内端部に
逆止弁を設けることで、圧延板のコイル巻きに伴う始端
および終端部の速度制御などにより、圧延板の移動速度
が低下し、ロール胴部の内部を負圧にするに必要な回転
速度が得られない場合でも、内部に取り込んだ圧延油が
遠心力によって吸引孔から逆流・飛散することを防止す
ることができる。
【0011】また、上記ロール中心軸の両端部の排出穴
を排気手段に連結させることで、その排出穴から吐出さ
れた圧延油および油煙を、当該冷間圧延機の系外に確実
かつより効率良く排出させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の油切りロールについ
て図面を参照して説明する。
【0013】〔図1〕は、本発明の実施例の冷間圧延機
用の油切りロールの概要構成および配置状態を示す図面
であって、 (a)図は正断面図、 (b)図は (a)図のイ部拡
大断面図、 (c)図は配置状態の概要説明図である。
【0014】〔図1〕の (a)図において、(1) はロール
胴部であって、このロール胴部(1)は、両端中央部にベ
アリング(10)を環着した軸挿入穴部(3a)を有する円筒容
器状のロールシェル(3) と、このロールシェル(3) の外
周に嵌着され、外周面に複数の螺旋状の油切り溝(4a)を
有する樹脂スリーブ(4) と、ロールシェル(3) 内に嵌設
され、両端中央部にシールリング(11)を環着した軸挿入
穴部(5a)を有するバレル状の内部シェル(5) と、この内
部シェル(5) の内周面に軸方向に所定ピッチで連設され
た複数の動翼(8) とを有してなり、全体として中空の円
筒容器状(本実施例では、外径 300mm、長さ 2,600mm)
に形成されている。
【0015】また、このロール胴部(1) は、その外周の
樹脂スリーブ(4) の油切り溝(4a)それぞれと内部シェル
(5) 内とを連通させる複数の吸引孔(6) を半径方向に設
けると共に、その両端の軸挿入穴部(3a),(5a) のベアリ
ング(10)およびシールリング(11)を介して、ロール中心
軸(2) に気密かつ回転自由に外挿されいる。なお、〔図
1〕では図示を省略したが、樹脂スリーブ(4) の油切り
溝(4a)は、その軸方向中心から振り分けられて両端部に
向けて逆方向に旋回する螺旋状に設けられ、また、吸引
孔(6) は、同一油切り溝(4a)において少なくとも2箇所
で内部シェル(5) 内と連通するように設けられている。
【0016】一方、ロール中心軸(2) は、両端部を固定
的に枢支可能なように、その両端部をロール胴部(1) 両
端より十分に突出させるに足る長さのストレート軸(本
実施例では、外径 100mm、長さ 3,200mm)に形成され、
かつ、外挿されたロール胴部(1) の内部シェル(5) 内に
位置する外周上に、この内部シェル(5) 内周面に連設さ
れた動翼(8) に対応する複数の静翼(9) を軸方向に所定
ピッチで連設すると共に、その両端部に外部と内部シェ
ル(5) の両内端部とを連通する排出穴(7) を設けてい
る。
【0017】ここで、ロール胴部(1) の内部シェル(5)
内周面に連設された動翼(8) およびロール中心軸(2) 外
周上に連設された静翼(9) それぞれは、中心部から両端
部に向けて左右対象に、かつ左右で互いに逆方向となる
捻じれ角度の翼葉を有するものとされ、内部シェル(5)
とロール中心軸(2) との間の環状空間内において1種の
軸流ポンプを構成し、ロール胴部(1) の回転に伴う動翼
(8) の回転によって、同環状空間内部の気体をロール中
心軸(2) の両端部の排出穴(7) から吐出するものとされ
ている。一方、内部シェル(5) とロール中心軸(2) との
間に形成される環状空間は、両端部での吐出圧力を上昇
させて排出効率を高めるため、中心部から両端部方向に
向けて左右対象に横断面積を漸減させられている。
【0018】翻って、ロール胴部(1) の吸引孔(6) の内
端は、 (a)図に示すように、それぞれ内部シェル(5) 内
周面の各動翼(8) の間に位置する部位で開口させられる
と共に、その内端部には (b)図に示すように、バタフラ
イ弁の形態をとる樹脂薄膜からなる逆止弁(12)が設けら
れている。
【0019】以下、上記構成を具備する本実施例の油切
りロールを、アルミ薄板の冷間圧延に適用した場合を例
に挙げて、その動作および機能を説明する。
【0020】(c)図に示すように本実施例の油切りロー
ルOR を、前述した従来の油切りロールと同様に、冷間
圧延機Mの出側に配されたデフレクタロールDR の側近
上流部の上方に位置させると共に、そのロール胴部(1)
の外周面が、冷間圧延機Mで冷間圧延されて巻取リール
R に向かう圧延板Pの上面に接触するように配置し
た。また油切りロールOR の側近下流部の上方に、圧延
板Pの上面全幅にわたり移動方向とは逆向きの噴射空気
を吹き付けるエァパージノズルAを配置した。なお、こ
の冷間圧延における定常圧延速度は 1,500M/min.とさ
れ、圧延油としては低粘度(3.55cSt at 40℃) の鉱油
(ミネラルオイル)が用いられた。
【0021】このような配置された油切りロールOR
ロール胴部(1) は、高速で移動する圧延板Pとの摩擦抵
抗によって 1,500r.p.m を超える高速で回転させられ
る。このとき、ロール胴部(1) の回転に伴い動翼(8) も
高速で回転させられ、その回転によって内部シェル(5)
内の空気をロール中心軸(2) の両端部の排出穴(7)から
排出させるので、この内部シェル(5) の内部が負圧とな
り、ロール胴部(1)外周の油切り溝(4a)に連通する吸引
孔(6) を介して外部の空気を吸引する。また、吸引孔
(6) を介して内部シェル(5) 内に吸引された空気は、動
翼(8) によって回転ロール中心軸(2) の両端部の排出穴
(7) から吐出される。
【0022】従って、ロール胴部(1) 外周の油切り溝(4
a)に捕捉された圧延板P上面の圧延油およびこの圧延板
Pとの間のスリップで生じた油煙も同様に、吸引孔(6)
を介して負圧とされた内部シェル(5) 内に吸引し、これ
らを一旦内部シェル(5) 内に取り込んだ上で、回転ロー
ル中心軸(2) の両端部の排出穴(7) から吐出される気流
に随伴させて排出させることができ、これにより、本適
用例においては、巻取リールCR に向かう圧延板Pの上
面に付着した圧延油およびスリップで発生した油煙を、
確実かつ効率良く捕捉・吸引して、再付着やデポジット
を生じる恐れのない両側方に向けて除去することができ
た。一方、重力が関与するため圧延油の付着が少なく、
かつ比較的除去の容易な圧延板P下面の圧延油について
は、デフレクタロールDR のみによって必要十分に除去
することができた。
【0023】ここで、動翼(8) は主として吸引した油気
混合の気流に軸方向の動力をもたせる働きを、静翼(9)
は軸方向の気流の安定化と圧力上昇の働きを、両端方向
に向けて横断面積が漸減するバレル状に形成された内部
シェル(5) は圧力上昇を助ける圧力容器の役割をそれぞ
れ果たす。
【0024】また、ロール胴部(1) の吸引孔(6) の内端
部に設けられた逆止弁(12)は、吸引孔(6) を経て外周側
から吸引される油気混合流の内方に向けての通過を許容
する一方で、圧延板Pのコイル巻きに伴う始端および終
端部の速度制御により、圧延板Pの速度が低下し、内部
シェル(5) の内部を負圧にするに必要な回転速度が得ら
れないとき、既に内部シェル(5) 内に取り込んだ圧延油
が遠心力によって吸引孔(6) からロール胴部(1) 外に逆
流・飛散することを防止する役割を果たす。
【0025】一方、エァパージノズルAは、油切りロー
ルOR によって捕捉・吸引できずに巻取リールCR 方向
に向かおうとする圧延油および油煙、特に油煙を油切り
ロールOR の方向に吹き戻し、油切りロールOR による
圧延油および油煙の捕捉・吸引をより確実なものとする
補助的な役割を果たす。
【0026】以上に述べたように、本実施例の油切りロ
ールでは、前述した従来の油切りロールのように圧延板
の上面に付着した圧延油を油切り溝によって単に両外側
方向に押し出して除去するのではなく、そのロール胴部
外周の油切り溝に捕捉された圧延板上面の圧延油および
圧延板との間のスリップで生じた油煙を吸引して内部に
取り込み、これらをロール中心軸の両端部から吐出され
る空気に随伴させて外部に、すなわち再付着やデポジッ
トを生じる恐れのない両側方に向けて排出させることが
できる。しかも、圧延板のもつ速度エネルギーを回転の
動力源としているため、圧延板の速度が増大するほどそ
の機能が高まるので、より高速な巻き取り条件下におい
ても、接触する圧延板上面の圧延油を確実かつ効率良く
除去でき、巻きずれや、共擦れによる表面疵の発生を防
止することができる。
【0027】なお、本実施例の油切りロールでは、ロー
ル胴部の吸引孔の内端部に設けた逆止弁を、樹脂薄膜を
用いたバタフライ弁の形態をとるものとしたが、これは
1例であって、油気混合流の吸引を許容する一方で、そ
の逆流を防止できるコンパクトなものであれば、他の構
成のものが用いられも良い。
【0028】また、上記適用例では、圧延板表面からの
圧延油および油煙を、油切りロールの回転ロール中心軸
の排出穴から直接的に吐出させるものとしたが、これは
説明を簡明にするためであって、実際上の適用において
は、この回転ロール中心軸の排出穴は流路抵抗の低い管
路に接続され、排出穴から吐出された油気混合流は、そ
れら管路を介して系外に導かれる。更に、回転ロール中
心軸の排出穴は、排気フアンなどの吸引手段を介して油
気分離装置に連結されることが望ましく、この場合、排
出穴から吐出された油気混合流を、当該冷間圧延機の系
外により確実かつ効率良く排除できると共に、圧延油の
分離・回収も容易となる。
【0029】また、上記適用例では、デフレクタロール
の側近上流部の上方のみに油切りロールを配置したが、
これは、前述したように圧延板下面には重力の関与によ
り圧延油の付着が少なく、デフレクタロールにて必要十
分に排除することができることから、特に付着量が多く
て問題が多発していた圧延板上面の圧延油の除去に本発
明に係る油切りロールを適用したのである。しかし、こ
れは1適用例であって、本発明に係る油切りロールは、
配置スペース上に特に制約がない限り、圧延板を挟む上
下で対なして配置されてより効果的であることは言うま
でもない。また、それら油切りロールは、巻取リールの
上流側に位置して配置される限り、デフレクタロールの
側近下流部に配置されても良い。
【0030】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る冷間
圧延機用の油切りロールによれば、高速な巻き取り条件
下においても、圧延板表面の圧延油および油煙を確実か
つ効率良く除去することができて、圧延油の巻き込みに
起因するコイルの巻きずれや、共擦れによる表面疵の発
生を防止でき、もって、圧延の高速化およびコイルの大
径化等への対応を容易として生産性の向上に寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の冷間圧延機用の油切りロール
の概要構成および配置状態を示す図面であって、 (a)図
は正断面図、 (b)図は (a)図のイ部拡大断面図、 (c)図
は配置状態の概要説明図である。
【図2】従来の冷間圧延機用の油切りロールの概要説明
図である。
【符号の説明】
(1) --ロール胴部 (2) --ロール中心
軸 (3) --ロールシェル (3a)--軸挿入穴部 (4) --樹脂スリーブ (4a)--油切り溝 (5) --内部シェル (5a)--軸挿入穴部 (6) --吸引孔 (7) --排出穴 (8) --動翼 (9) --静翼 (10)--ベアリング (11)--シールリン
グ (12)--逆止弁 A -- エァパージノズル CR --巻取リール DR --デフレクタロール M -- 冷間圧延機 OR --油切りロール P -- 圧延板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/02 B08B 1/04 D06B 23/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷間圧延機の出側に配されたデフレクタ
    ロールの側近部に位置して配され、巻取リールにてコイ
    ル巻きされる圧延板表面の圧延油を除去する冷間圧延機
    用の油切りロールであって、外周面に複数の螺旋状の油
    切り溝を有する円筒容器状に形成されたロール胴部をロ
    ール中心軸に気密かつ回転自由に外挿して内部に環状中
    空部を形成すると共に、ロール胴部に外周面の油切り溝
    それぞれと環状中空部とを連通する複数の吸引孔を半径
    方向に設ける一方、ロール中心軸の両端部に外部と環状
    中空部の両端部とを連通する排出穴を設け、かつ、その
    環状中空部に、ロール中心軸上に連設された静翼とロー
    ル胴部内周面に連設された動翼とからなり、ロール胴部
    の回転により内部の気体をロール中心軸の両端部の排出
    穴から排出する軸流ポンプ機構を設けてなることを特徴
    とする冷間圧延機用の油切りロール。
  2. 【請求項2】 ロール胴部の吸引孔の内端部に逆止弁を
    設けてなる請求項1記載の冷間圧延機用の油切りロー
    ル。
  3. 【請求項3】 ロール中心軸の両端部の排出穴が排気手
    段に連結されてなる請求項1記載の冷間圧延機用の油切
    りロール。
JP4197183A 1992-07-23 1992-07-23 冷間圧延機用の油切りロール Expired - Fee Related JP3028992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197183A JP3028992B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 冷間圧延機用の油切りロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197183A JP3028992B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 冷間圧延機用の油切りロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0639436A JPH0639436A (ja) 1994-02-15
JP3028992B2 true JP3028992B2 (ja) 2000-04-04

Family

ID=16370189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4197183A Expired - Fee Related JP3028992B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 冷間圧延機用の油切りロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3028992B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002081215A2 (de) 2001-04-09 2002-10-17 Koenig & Bauer Aktiengesellschaft Druckwerk einer druckmaschine mit einem verschwenkbaren übertragungszylinder
CN100488773C (zh) 2001-04-09 2009-05-20 柯尼格及包尔公开股份有限公司 印刷机的印刷装置
JP5988478B2 (ja) * 2012-03-29 2016-09-07 株式会社コーワ 高速回転吸引ロール及び洗浄装置
JP6268144B2 (ja) * 2015-11-13 2018-01-24 住友化学株式会社 非水電解液二次電池用セパレータフィルム製造方法および非水電解液二次電池用セパレータフィルム洗浄装置
DE102023105688B3 (de) 2023-03-08 2024-06-06 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Rolle zur Führung von Bändern, Verfahren zum Herstellen einer Rolle und entsprechende Verwendung
CN118143048B (zh) * 2024-05-10 2024-07-09 安徽理士新能源发展有限公司 适用于锂离子电池铝箔成型的压延装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0639436A (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3028992B2 (ja) 冷間圧延機用の油切りロール
US3782662A (en) Simplified strip accumulation
CH662286A5 (fr) Procede et appareil de separation d'impuretes volatiles et une installation de purification comprenant cet appareil.
US6527520B2 (en) Ribbon drive pumping with centrifugal contaminant removal
EP2248616A1 (en) Cooling roll cleaning device
JPH0642479A (ja) 第1段内の回転ライナが第2段からの液体で支持されている2段液体リングポンプ
CN1242944C (zh) 用于支承和输送热玻璃铸坯的辊道台
US2624641A (en) Can dispatching apparatus
US2268125A (en) Coiler
US5991955A (en) Apparatus for removing burs from internal wall of tubular members
US20050281499A1 (en) Oil outlet for rolling mill oil film bearing
JPH0919717A (ja) レーイング式線材巻取機
RU2096097C1 (ru) Устройство для очистки внутренней поверхности труб
US5695150A (en) Strip coiler
JP4010212B2 (ja) 回転電機潤滑油排出手段を有する過給機
KR102043513B1 (ko) 코팅 롤 및 이를 포함하는 용액 제거 장치
WO2023103739A1 (zh) 吹风辊、除尘装置以及方法
JPS5813261B2 (ja) 金属の帯状材を案内する方法およびその装置
JPS6327845Y2 (ja)
US3216232A (en) Fin forming devices
JP2723443B2 (ja) 電縫管の製造装置
RU2058208C1 (ru) Устройство для намотки ленты в рулон
JP3067649B2 (ja) 高合金継目無鋼管の管圧延方法
JP2003312909A (ja) 自己吸引式サクションロール及びこのサクションロールを用いたフィルム状基材の搬送装置
JP2000210937A (ja) 金属管内面樹脂被覆の分別方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000104

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees