JP3028386U - 玩具花火 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】軸の一端に塗薬部を形成してなるスパークラー
を該塗薬部と共に燃焼する熱収縮性を備えた両端もしく
は片端が開口の筒体である被覆材を被着し、さらに被覆
材を加熱収縮させることにより、該塗薬部と被覆材の隙
間をなくし摩擦、衝撃等により、火薬が脱落することを
防ぐ。 【構成】図１に示す玩具花火は、軸３の一端に塗薬部２
を形成してなるスパークラー４を該塗薬部２と共に燃焼
する熱収縮性を備えた両端が開口の筒体である被覆材１
を該塗薬部２に被着し、さらに被覆材１を加熱収縮し、
スパークラー４の該塗薬部２を被着材１で被覆したまま
点火部５にて点火するようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、玩具花火に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、軸の一端に塗薬部を形成してなるスパークラーには、該塗薬部と共 に燃焼する袋体内に封入したものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには、次のような欠点があった。 このスパークラーには、袋の内面と該塗薬部との間に隙間があり運搬中に、摩 擦、衝撃等により、火薬が袋体内に脱落するおそれがあるという問題があった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記問題点を解決しようとするもので、軸の一端に塗薬部を形成して なるスパークラーに、該塗薬部と共に燃焼する熱収縮性を備えた両端もしくは片 端が開口の筒体である被覆材を被着し、さらに被覆材を加熱収縮させ、該塗薬部 と被覆材の隙間をなくした玩具花火である。

【０００５】

【作用】

軸の一端に塗薬部を形成してなるスパークラーを該塗薬部と共に燃焼する熱収 縮性を備えた両端もしくは片端が開口の筒体である被覆材を被着し、さらに被覆 材を加熱収縮させることにより、該塗薬部と被覆材の隙間がなくなり摩擦、衝撃 等により、火薬が脱落することがなくなった。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 （イ） 図１、図２に示す玩具花火は、軸３の一端に塗薬部２を形成してなる スパークラー４を該塗薬部２と共に燃焼する熱収縮性を備えた両端が開口の筒体 である被覆材１を該塗薬部２に被着し、さらに被覆材１を加熱収縮し、スパーク ラー４の該塗薬部２を被着材１で被覆したまま点火部５にて点火するようにした ものである。 （ロ） 図３に示す玩具花火は、軸３の一端に塗薬部２を形成してなるスパー クラー４を該塗薬部２と共に燃焼する熱収縮性を備えた片端が閉口部６の筒体で ある被覆材８を該塗薬部２に被着し、さらに被覆材８を加熱収縮し、スパークラ ー４を被覆材８で被覆したまま点火部７にて点火するようにしたものである。

【０００７】

【考案の効果】

軸の一端に塗薬部を形成してなるスパークラーに、該塗薬部と共に燃焼する熱 収縮性を備えた両端もしくは片端が開口の筒体である被覆材を被着し、さらに被 覆材を加熱収縮させ、該塗薬部を被覆保護することにより、該塗薬部と被覆材の 隙間がなくなり摩擦、衝撃等により、火薬が脱落することがなくなった。 更に、被覆材の両端を、加熱収縮により完全に閉口にすれば、該塗薬部が被覆 材体内に封入され、塗薬部が吸湿することを防ぐこともできる。 なお、被覆材の形状、色彩等は自由に決定できるため、玩具煙火としての外観 が極めて好ましいものになることはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の被覆材が両端が開口の筒体を使用した
場合の横断面図である。

【図２】本考案の被覆材が両端が開口の筒体を使用した
場合の縦断面図である。

【図３】本考案の被覆材が片端が開口の筒体を使用した
場合の横断面図である。

【符号の説明】

１ 被覆材 ２ 塗薬部 ３ 軸 ４ スパークラー ５ 点火部 ６ 閉口部 ７ 点火部 ８ 被覆材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軸の一端に塗薬部を形成してなるスパー
   クラーに、該塗薬部と共に燃焼する熱収縮性を備えた両
   端もしくは片端が開口の筒体である被覆材を該塗薬部に
   被着し、さらに被覆材を加熱収縮させたことを特徴とす
   る玩具花火。