JP3028236U - 俎板付き盆 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭内のガスコンロ、キャンプ場あるいは釣
場などの火の傍で、肉、野菜、魚などをその場で調理し
ながら食べるというライフスタイルに適応する、俎板と
盆を一つにした器物を提供するものである。 【解決手段】 盆１の内側に、俎板の大きさに見合う凹
部３を設け、その凹部に俎板２をはめ込んで使用する。
または最初から内側に俎板を一体に形成した俎板付き
盆。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

盆の機能と俎板の機能を合体して１つの物体とし、今日の集約を計り上に物を 乗せて運ぶか、あるいは畳の上などで空間を劃するという盆本来の機能に、俎板 という機能を１つにすることにより、盆の利用範囲を拡大し、利用上の簡便さを 提供しようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は盆そのものの改良に関するもののみで、俎板をつけるというものはなか った。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ライフスタイルの変化に伴い、キッチンテーブルの上やキャンプ場など火の傍 で、肉、野菜、魚などの食素材を調理し、食に供するという風潮が拡がっている 。そのような時、従来の俎板だけだと例えば肉塊が転げ落ち、肉塊が土にまみれ るとかまた、魚で食台、敷物、衣服等を汚すということになる。 本考案により、このような弊害を防止することが出来る。

【０００４】 また、台所が手狭なため洗物の煩雑さから器の使用を少なくしようとする傾向 が見られるが、本考案の場合、俎板と盆の縁の間のスペースに切った食材を皿が わりに載せておくことが出来る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

盆は木、金属、プラスチック等素材は問わないが、盆の内側に凹部を設け、そ の凹部に俎板をはめ込んで使用する。これは請求項１に該当する。或は、最初か ら盆の内側に俎板を一体に形成した盆を用いる。これは請求項２に該当する。

【０００６】

【考案の実施の形態】 俎板はポリエチレン素材を用いれば衛生上問題はない。 使用後、盆に俎板をはめ込んで使用する場合も、俎板を取りはずして盆と別々 に洗えばよいので、最初から俎板を一体に形成した盆と同様、衛生上問題はない 。 本考案の使用は、食事空間にその場で調理するという楽しさが加わり、和気藹 々の雰囲気を演出する。

【０００７】

【実施例】

図面に添って説明すると、請求項１は、盆１の内側に、俎板２の大きさに見合 う凹部３を設け、俎板２をそれにはめ込んで使用する。 請求項２の、最初から盆１の内側に俎板２を一体に形成した盆は、はめ込み、 とりはずしの労なくそのまま使用出来る。

【０００８】 請求項１の場合に、俎板２を使用しない時は簡単に取りはずせるように切込４ を設け、俎板２を取りはずした盆１は、内側に凹部のある盆として使用する。 また請求項２の、内側に俎板と一体に形成した盆は、盆としての本来の機能が 失なわれる事なく、盆として使用出来る。

【０００９】

【考案の効果】

家庭内のガスコンロ、キャンプ場あるいは釣場の火の傍で調理しながら食べる という楽しさを提供するものであり、団欒の気分を拡大する。また食後の洗い物 を簡便にする。また盆の縁が俎板の上から流れ出る血など液汁の流出を防止する 。

【図面の簡単な説明】

【図１】俎板の斜視図。

【図２】俎板をはめ込んだ盆を示す斜視図。

【図３】図２のＡ−Ａ´の断面図。

【図４】盆の内側に俎板を一体に形成した盆を示す断面
図。

【符号の説明】

１ 盆 ２ 俎板 ３ 凹部 ４ 切込

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 盆の内側に設けた凹部に俎板をはめ込ん
   で用いる俎板付き盆。
2. 【請求項２】 盆の内側に俎板を一体に形成した俎板付
   き盆。