JP3027376U - 家 具 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 室壁1の芯材である貫3又は間柱4の位置が
まちまちであっても、家具10の背面の裏桟15を前記
貫3又は間柱4に確実に固定可能として、地震時の家具
の転倒による危険を有効に防止する。 【解決手段】 背板14の裏面に裏桟15が設けられ、
この裏桟15は、背板14の上部位置を略水平に延びて
両端が側板11,12の後端部内側面に固定された一本
の横材151と、この横材151の上方を略垂直に延び
て下端152aが横材151の長手方向所定箇所に固定
されると共に上端152bが天板13の後端部下面に固
定された二本の縦材152からなる。
まちまちであっても、家具10の背面の裏桟15を前記
貫3又は間柱4に確実に固定可能として、地震時の家具
の転倒による危険を有効に防止する。 【解決手段】 背板14の裏面に裏桟15が設けられ、
この裏桟15は、背板14の上部位置を略水平に延びて
両端が側板11,12の後端部内側面に固定された一本
の横材151と、この横材151の上方を略垂直に延び
て下端152aが横材151の長手方向所定箇所に固定
されると共に上端152bが天板13の後端部下面に固
定された二本の縦材152からなる。
Description
【0001】
本考案は、例えば衣装箪笥や書棚等の木製の家具に関し、地震等による転倒の 防止を図ったものである。
【0002】
衣装箪笥や書棚等の木製の家具、特にある程度背の高い家具は、大きな地震等 が発生した場合に転倒する可能性があり、近年の地震でも転倒した家具による犠 牲者が少なくなかった。このような家具の転倒を防止する手段としては、例えば 家具の背面部を木ネジで室壁に固定する方法がある。この場合、前記木ネジは、 室壁の石膏ボードにのみねじ込んでも有効な固定力が得られないため、室壁内を 通る間柱や貫(ぬき)等の芯材にねじ込まれるようにする。また、この種の家具 の背板は、一般に板厚が3〜4mm程度のラワンベニヤ板等からなり、固定強度 が不十分であるため、固定強度を高めるには、背板の裏面に桟を取り付け、この 桟を介して固定するのが有効である。しかしながら、室壁の芯材の通る位置は建 物によってまちまちであるため、背板に取り付けた桟が前記芯材と交差せず、固 定できないことがあった。
【0003】
本考案は、上記のような事情のもとになされたもので、その技術的課題とする ところは、家具を室壁の芯材に確実に固定可能として、地震時の家具の転倒によ る危険を有効に防止することにある。
【0004】
上述した技術的課題は、本考案によって有効に解決することができる。 すなわち本考案に係る家具は、家具の背板の裏側に、螺子部材が貫通可能な裏 桟が一体的に設けられ、この裏桟は、略水平に延びる横材とこの横材から略垂直 に延びる縦材とからなるものである。
【0005】 上記構成において、背板の裏側に一体的に設けられた裏桟のうちの横材は、室 壁内を通る間柱等の略垂直な芯材に螺子部材等で固定するためのものであり、前 記裏桟のうちの縦材は、室壁内を通る貫等の略水平な芯材に螺子部材等で固定す るためのものである。前記横材は略水平に延びているため、室壁内における垂直 な芯材の位置の相違に拘らずこの芯材と交差し、したがって、この交差位置で螺 子部材により互いに連結可能である。また、前記縦材は略垂直に延びるものであ るため、室壁内における水平な芯材の高さの相違に拘らずこの芯材と交差し、し たがって前記交差位置で螺子部材により連結可能である。この場合、好ましくは 前記横材は左右両端が当該家具の側板に固定され、前記縦材は下端が前記横材と 一体であって上端が当該家具の天板に固定されたものとすることによって、裏桟 の固定強度を有効に向上することができる。
【0006】 また、家具がベース家具ユニットとその上に載置されるアッパー家具ユニット とからなる分割構造を有するものである場合は、前記裏桟は、好ましくはこれら ベース家具ユニット及びアッパー家具ユニットの双方に設けられ、これによって 組立式の家具の転倒を確実に防止することができる。
【0007】
図1は、本考案に係る家具10の好ましい一実施形態を示す背面上部の斜視図 で、参照符号11,12は左右の側板、13は天板、14はラワンベニヤ板から なる背板である。背板14の外周縁は側板11,12の後部内側面及び天板13 の後部下面に形成された嵌合溝(図示省略)に嵌め殺し状態で取り付けられ、こ の背板14の裏面には裏桟15が配置され、ダボ組み接着されている。裏桟15 としては、例えば側板11,12及び天板13等のパネル芯材と同様の適当な木 材が用いられ、背板14の上部位置を略水平に延びて両端151a,151bが 側板11,12の後端部内側面に図示されていないダボにより固定された一本の 横材151と、この横材151の上方を略垂直に延びて下端152aが横材15 1の長手方向所定箇所に固定されると共に上端152bが天板13の後端部下面 に固定された二本の縦材152からなる。
【0008】 上記構成を有する家具10は、図2に示すように室壁1に沿って、かつ背面側 をこの室壁1に対向させて設置される。地震等による家具10の転倒を防止する ためには、この家具10の背面部を所要数の木ネジ16によって室壁1に固定す る。この場合、前記木ネジ16は、背板13の正面側から裏桟15を通して、室 壁1の壁面をなす石膏ボード2及びその内側を略水平に通る貫(ぬき)3又は略 垂直に通る間柱4等の芯材にねじ込む。
【0009】 このうち図2(A)に示すように、室壁1内を貫3が略水平に通っている場合 は、裏桟15の縦材152における前記貫3と対応する高さで木ネジ16を挿通 し、その先端を、室壁1の石膏ボード2から更に貫3へねじ込む。室壁1内にお ける貫3の高さは建物によってまちまちであるが、裏桟15における縦材152 は垂直方向に所要の長さを有するため、このような貫3の高さの相違に十分に対 応することができる。すなわち、室壁1によって貫3の高さに多少の相違があっ ても、裏桟15における縦材152が確実に貫3の位置と交差するため、この交 差位置に予めドリル等によって小孔を開設してからこの小孔に木ネジ16を挿通 し、ねじ込みを行う。また、裏桟15における横材151の高さが貫3の高さと 一致している場合は、当然ながら、木ネジ16をこの横材151を通して貫3に ねじ込んでも良い。
【0010】 また、図2(B)に示すように、室壁1内を間柱4が略垂直に通っている場合 は、裏桟15の横材151における前記間柱4との交差位置に木ネジ16を挿通 し、その先端を、室壁1の石膏ボード2から更に前記間柱4へねじ込む。室壁1 内における間柱4の配置も建物によってまちまちであるが、裏桟15における横 材151は家具10の内のりの幅に相当する水平長さを有するため、このような 間柱4の配置の相違に十分に対応することができる。すなわち、室壁1によって 間柱4の位置に多少の相違があっても、横材151が確実に間柱4と交差するた め、この交差位置に予めドリル等によって小孔を開設してからこの小孔に木ネジ 16を挿通し、ねじ込みを行う。また、左右の縦材152のうちいずれか一方又 は双方が間柱4の位置と一致している場合は、当然ながら、木ネジ16をこの縦 材152を通して間柱4にねじ込んでも良い。
【0011】 なお、上述のような固定作業において、背板14の正面側から、室壁1の貫3 又は間柱4等の芯材を直接狙って木ネジ16をねじ込むことは、実際には難しい ため、図3に示すように、予め前記室壁1の芯材に、適当な木片等からなるスペ ーサ5を木ネジ等で固定し、背板14及び裏桟15を貫通させた木ネジ16をこ のスペーサ5にねじ込むことによって固定することが好ましい。このようにすれ ば、家具10を室壁1に押し付ける際に、木ネジ16のねじ込み位置とスペーサ 5の位置が一致するか否かを室壁1との隙間から確認することができるので、ね じ込み位置を容易に特定することができる。
【0012】 また、図4に示すように、側板11,12の後端縁11a,12aを天板13 の後端13aより後方へ突出させて、この後端縁11a,12aにおける互いの 対向面に形成した摺動溝11b,12b間に、図示されていない背面化粧板をけ んどん式に嵌め込むことができるようにした場合は、裏桟15が室壁1に当接し ないため、この場合も上記のようにスペーサ5を設ける。これによって、背板1 4の正面側からねじ込んだ木ネジの先端が室壁1の芯材に届かなかったり、ある いは木ネジの締め付けによる裏桟15の歪みを有効に防止することができる。
【0013】 このようにして室壁1に固定された家具10は、地震等による転倒が有効に防 止される。すなわちこの家具10は、背面部の裏桟15における縦材152又は 横材151が、室壁1の芯材である貫3又は間柱4に木ネジ16を介して強固に 固定されているからである。すなわち、震動に対する固定力は、横材151から 側板11,12に伝達され、あるいは縦材152から天板13へ伝達されると共 にこの縦材152から横材151を介して側板11,12に伝達されるので、薄 い背板14に大きな荷重が作用することがなく、家具10を確実に支持すること ができる。
【0014】 図5に他の実施形態として示す家具10は、下側に左右に並んで配置された一 対のベース家具ユニット10A,10Bと、その上に左右に並んで配置されるア ッパー家具ユニット10C,10Dとを組み合わせたものである。参照符号17 はベース家具ユニット10A,10Bの双方の下端部正面に跨がって取り付けら れた巾木であり、参照符号18は一方のベース家具ユニット10Aとアッパー家 具ユニット10Cの間及び他方のベース家具ユニット10Bとアッパー家具ユニ ット10Dの間に跨がって介在されると共に複数のボルト20により取り付けら れるミドルパネルであり、参照符号19はアッパー家具ユニット10C,10D の双方の天板の上面に跨がって複数のボルト21により取り付けられるトップパ ネルである。ベース家具ユニット10A,10B及びアッパー家具ユニット10 C,10Dは、これら巾木17、ミドルパネル18及びトップパネル19を介し て一体観のある直方体状に組み立てられるものである。
【0015】 ベース家具ユニット10A,10B及びアッパー家具ユニット10C,10D の各々の背板(図示省略)には、それぞれ先の図1及び図2と同様に横材151 及び縦材152からなる裏桟15A〜15Dが取り付けられている。すなわちこ の構成によれば、互いに連結されたベース家具ユニット10A,10B及びアッ パー家具ユニット10C,10Dの各々を室壁1における貫3又は間柱4(図2 参照)に固定することができる。
【0016】
本考案によると、室壁内における水平又は垂直な芯材の位置がまちまちであっ ても、家具の背面部の裏桟における横材又は縦材がこの芯材と交差するので、そ の互いの交差位置で木ネジ等により強固に連結することができ、地震等による家 具の転倒を有効に防止することができる。
【図1】本考案に係る家具の第一の実施形態を示す背面
上部の斜視図である。
上部の斜視図である。
【図2】上記実施形態の家具の設置方法を概略的に示す
説明図で、(A)は室壁内の貫に固定する場合、(B)
は室壁内の間柱に固定する場合を示す。
説明図で、(A)は室壁内の貫に固定する場合、(B)
は室壁内の間柱に固定する場合を示す。
【図3】上記実施形態の家具の他の設置方法を概略的に
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】本考案に係る家具の第二の実施形態を示す背面
上部の斜視図である。
上部の斜視図である。
【図5】本考案に係る家具の第三の実施形態を示す正面
図である。
図である。
1 室壁 3 貫(芯材) 4 間柱(芯材) 10 家具 10A,10B ベース家具ユニット 10C,10D アッパー家具ユニット 11,12 側板 13 天板 14 背板 15 裏桟 151 横材 152 縦材 16 木ネジ(螺子部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 家具の背板の裏側に、螺子部材が貫通可
能な裏桟が一体的に設けられ、 この裏桟は、略水平に延びる横材とこの横材から略垂直
に延びる縦材とからなることを特徴とする家具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の家具において、 横材は左右両端が当該家具の側板に固定されており、縦
材は下端が前記横材と一体であって上端が当該家具の天
板に固定されたことを特徴とする家具。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の家具が、ベース
家具ユニットとその上に載置されるアッパー家具ユニッ
トとからなり、 裏桟がこれらベース家具ユニット及びアッパー家具ユニ
ットの双方に設けられたことを特徴とする家具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996000869U JP3027376U (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 家 具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996000869U JP3027376U (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 家 具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3027376U true JP3027376U (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=43162494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1996000869U Expired - Lifetime JP3027376U (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 家 具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3027376U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010004976A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 吊戸棚 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP1996000869U patent/JP3027376U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010004976A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 吊戸棚 |
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