JP3027359B2 - 遠心体クラッチ - Google Patents

遠心体クラッチ

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JP3027359B2
JP3027359B2 JP10130288A JP13028898A JP3027359B2 JP 3027359 B2 JP3027359 B2 JP 3027359B2 JP 10130288 A JP10130288 A JP 10130288A JP 13028898 A JP13028898 A JP 13028898A JP 3027359 B2 JP3027359 B2 JP 3027359B2
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    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
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    • F16D43/14Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ円弧状ク
ラッチアーム体を有する遠心体を備え、これらの遠心体
がそれぞれレバー脚部でもって遠心体クラッチの駆動側
の支持板体にこの支持板体の回転軸線に平行に配置され
た軸受ピンにより旋回可能に保持され、さらに支持板体
に同軸に遠心体クラッチの被駆動側に配置されかつクラ
ッチアーム体にかぶさるクラッチ胴部を備え、その場合
クラッチアーム体が遠心力の作用の下にそれぞれの遠心
体に作用する引張りばねの戻し力に抗して半径方向に可
動であり、そしてクラッチ胴部の内径部に押圧可能であ
る遠心体クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】遠心体クラッチは、半径方向に可動に駆
動側に設けられた遠心体を備えた回転数作動のクラッチ
であり、該遠心体は遠心体クラッチの被駆動側における
遠心力の作用の下に、一定の回転モーメントを所要の押
圧力でもって摩擦的に伝達するものである。限界回転数
に達した後に自動的にクラッチが接続されるので、駆動
機械の無負荷始動が可能である。遠心体クラッチは、内
燃機関のような高速駆動機械に有利に適用され、そして
駆動出力に比較して大きな質量の加速のための高い始動
モーメントを可能にするので、駆動機械は短時間の高い
始動出力に対し設定する必要がない。さらに、遠心体ク
ラッチは駆動機械を過負荷に対し保護し、かつ低い回転
数、例えば無負荷回転数の場合に負荷を切り離す。例え
ば、パワーチェーンソーのような作業機械に遠心体クラ
ッチを適用する場合、その工具すなわちチェーンソーを
負荷より切り離す。
【0003】アメリカ特許第4,106,605号明細
書に記載の遠心体クラッチにおいては、遠心体がそれぞ
れ円弧状クラッチアーム体を備え、そしてレバー脚部で
もって遠心体クラッチの駆動側の支持板体に旋回可能に
保持されている。遠心体の旋回装着は、支持板体の回転
軸線に平行に同じ相互間隔で支持板体に配置されたそれ
ぞれの軸受ピンにより行われる。支持板体が回転駆動さ
れると、遠心体は遠心力の作用の下に軸受ピンの周りに
外へ旋回し、その際円弧状クラッチアーム体は半径移動
を行う。遠心体クラッチの被駆動側には、クラッチアー
ム体を囲むクラッチ胴部が支持板体に同軸に配置されて
いる。クラッチアーム体は、それぞれの遠心体に作用す
る引張りばねの戻し力に抗して半径方向に可動であり、
そしてクラッチ胴部の内径部に押圧可能である。一定の
回転数範囲以上では、遠心力が、クラッチ胴部の摩擦的
連行に必要なクラッチアーム体の押圧力に対応する大き
さだけ引張りばねの戻し力を超えることになる。
【0004】周知の遠心体クラッチの運転に際しては、
特にしばしばクラッチ接離を行うとき、強度の磨滅現象
が発生する。遠心体の軸受範囲における材料磨滅は、遠
心体クラッチの機能低減を来す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上に
述べた形式の遠心体クラッチを改良して、遠心体クラッ
チの運転に伴う磨滅を低減することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、請求項1
の特徴部分に記した構成により解決される。すなわち、
被覆板体が支持板体に対向して位置する遠心体の側にて
軸方向に固定配置され、この被覆板体が、その案内部分
とクラッチアーム体との間に軸方向の案内遊隙をもっ
て、クラッチアーム体を半径方向に被覆している構成に
より解決される。
【0007】
【発明の作用および効果】遠心体の支持板体に対向して
位置する側に軸方向に保持されている被覆板体の内側に
おいて、クラッチアーム体は遠心体の旋回運動時に半径
方向に導かれる。クラッチアーム体とこれを半径方向に
被覆する被覆板体の案内部分との間に僅かな軸方向遊隙
があるので、遠心体が自由な旋回運動性を有するとき、
軸方向運動が防止される。この軸方向運動は、遠心体の
レバー脚部において軸受ピンの軸方向の曲げモーメント
の形の有害な負荷となるものである。クラッチアーム体
は、その全弧状長さに亘り支持板体に導かれ、殆ど横方
向の力なしにクラッチ胴部の内径部との接触に持ち来さ
れる。
【0008】軸受ピンが被覆板体を貫通し、そして被覆
板体が両側にてそれぞれ軸受ピン頭部とレバー脚部との
間に接合するようにするのが有利である。さらに、支持
板体が軸方向の僅かな案内遊隙をもってクラッチアーム
体を半径方向に被覆するとき、遠心体が旋回運動を行う
ときのクラッチアーム体の軸方向案内が行われ得ること
になる。この場合、遠心体は、コンパクトなクラッチ構
成グループの中で軸方向に一定の間隔で配置された板体
の間に高い強度でもって自由に可動となっており、また
両側で正確に軸方向に案内される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
より詳細に説明する。図1に、それぞれ円弧状クラッチ
アーム体3a、3bを備えた2つの遠心体2a、2bを
有する遠心体クラッチの駆動側の構成部品が示されてい
る。遠心体2a、2bは、それぞれレバー脚部26でも
って支持板体4に旋回可能に保持されており、支持板体
4はここには図示していない駆動源により回転軸線6の
周りに回転駆動されるようになっている。遠心体2a、
2bはそれぞれ同じに構成され、そして回転軸線6に対
し点対称に相互間隔を置いて支持板体4に配置されてい
る。支持板体4における遠心体2a、2bの旋回可能な
装着と固定とは、直径上対向して回転軸線6に対し平行
に支持板体4に固定されかつ遠心体2a、2bのレバー
脚部26のそれぞれの軸受孔10a、10bを貫通する
軸受ピン9により行われる。支持板体4の固定のため、
軸受ピン9は例えばねじ付ピンを備えて支持板体4の対
応するねじ孔12内にねじ込み、遠心体2a、2bを旋
回可能に固定することができる。遠心体2a、2bを支
持板体4に軸方向に固定して保持し、その場合遠心体の
自由な旋回運動性を保証するため、軸受孔10a、10
bの軸方向長さを僅かに超える間隔部材22を軸受孔1
0a、10b内に設けることができ、それによりレバー
脚部26に軸受ピン頭11を締め付ける作用をしない
で、被覆板体5の固持のための軸受ピン9の締め付けを
可能とする。間隔部材22は、図2および図3では、間
隔スリーブ27として構成されて示されている。
【0010】支持板体4が回転運動を行うと、クラッチ
アーム体3a、3bは遠心力作用による遠心体2a、2
bの旋回運動により半径方向に外方へ動かされる。回転
数が少なく、従って遠心力が小さいとき、遠心体2a、
2bは引張ばね8により内方位置に保持される。回転数
依存の遠心力が引張ばね8の戻し力を超えるとき、始め
て遠心体2a、2bの外方への移動が始まる。遠心体毎
に、実施例では端部側の係止部を備えたコイルばねであ
る引張ばね8が設けられる。引張ばね8の遠心体2a、
2bにおける係止点は、それぞれ1つの遠心体の自由端
13近くと隣接する遠心体のレバー脚部26の近くに位
置する。遠心体2a、2bは引張ばね8の係止点の範囲
に係止穴16を備え、これに引張ばね8の端部側係止部
が貫通係止している。この場合、引張ばね8は回転軸線
6に対し間隔を置いて各遠心体におけるそれらの係止点
の間を延びるように配置されている。従って、支持板体
4を駆動軸の端部分に大きく押しやることができ、それ
によって駆動回転モーメントの伝達が確実にされる。そ
の場合、駆動軸の端部分は、遠心体2a、2bとそれら
のそれぞれの引張ばね8との間の空間内まで大きく導入
することが可能である。
【0011】支持板体4に同軸にかつこの支持板体4に
対向する遠心体2a、2bの側に、クラッチアーム体3
a、3bを軸方向の案内遊隙をもって半径方向に被覆し
ている被覆板体5が軸方向に固持されている。被覆板体
5は、直径方向に対置する孔23を備えており、これら
の孔は遠心体の軸受孔10a、10bと合致するように
持ち来すことができ、そして被覆板体5を支持板体4に
固定するために軸受ピン9が通される。被覆板体5は、
それぞれ軸受ピン9の軸受ピン頭11により遠心体2
a、2bのレバー脚部26に保持されかつ両側にて接合
する。
【0012】クラッチアーム体3a、3bが軸方向の案
内遊隙をもって半径方向に被覆されていることにより、
クラッチアーム体3a、3bは遠心体2a、2bが旋回
運動するとき被覆板体5の案内部分21により正確に軸
方向に案内される。支持板体4は、同じくリング状の周
辺でもってクラッチアーム体3a、3bを小さい軸方向
遊隙で被覆しているので、クラッチアーム体3a、3b
は被覆板体5の案内部分21と支持板体4の内側にある
案内部分24との間を正確に軸方向に案内される。従っ
て、外向きの旋回時の軸方向摺動のために、遠心体2
a、2bの軸受に負荷が掛かって急速な磨滅の生ずるこ
とが防止される。
【0013】遠心体2a、2bはクラッチアーム体3
a、3bにおいてその最大の軸方向幅を有するので、回
転モーメントの最良の摩擦伝達が保証される。支持板体
4および被覆板体5に、それぞれの板体面から突出して
接合面14、15が形成されている。組み立てられた状
態において、支持板体はその接合面14でもって、そし
て被覆板体5はその接合面15でもって、軸受ピン9に
より互いの方向に締め付けられ、その場合レバー脚部2
6における間隔手段が遠心体2a、2bの旋回運動性を
保証する。
【0014】被覆板体5は、引き抜きのような適宜の変
形方法により突出した接合面15を設けた壁厚の小さい
板材であり、それによって廉価に製作可能となる。本ク
ラッチは、クラッチアーム体3a、3bとともに通常矢
印25方向に回転する。一定の回転数に達した後、外方
へ旋回したクラッチアーム体3a、3bは自動的にかつ
漸次クラッチ胴部に摩擦的に接続し、その際伝達可能な
回転モーメントは駆動回転数とともにほぼ2乗で上昇す
る。クラッチアーム体3a、3bを板体4、5で案内す
ることにより、遠心体2a、2bの軸受負荷は最小にま
で低減され、それによって被覆板体5を設けることによ
り達成されるコンパクトな構成の高い強度でもって、伝
達可能な回転モーメントを高めるために、クラッチアー
ム体の回転により遠心体クラッチを反対方向に運転する
こともに可能である。
【0015】図2は、図3の線II−IIによる組み立てら
れた遠心体クラッチ1の縦断面図を示す。遠心体2は、
支持板体4と被覆板体5との間でそれぞれ軸受ピン9の
周りに旋回可能に保持されている。支持板体4と被覆板
体5の接合面14、15は、軸受ピンのピン頭部11と
ねじピン部との間にて間隔スリーブ27の端面に締め付
けられている。間隔スリーブ27は、遠心体2の軸受穴
内に少しの過大寸法で挿着され、遠心体2の自由な旋回
運動性を確実にしている。遠心体クラッチ1の駆動側
は、クラッチの被駆動側における回転対称のクラッチ胴
部7内に装着されている。支持板体4が回転軸線6の周
りに回転するとき、遠心体2は遠心力の作用の下に外へ
旋回し、一定の回転数に達した後にクラッチ胴部7の内
径部に押圧される。クラッチ胴部は、その外側端面の中
心に被駆動部材20を備えている。この被駆動部材は、
クラッチアーム体がクラッチ胴部7の内径部に係合した
後に回転軸線6の周りを回転する。被駆動部材20は、
駆動すべき作業機械、例えば工具の種類に応じて、軸ま
たはピニオンあるいはこれに類似したものとすることが
できる。
【0016】支持板体4は、これを原動機の駆動軸に固
定するためにねじ19を設けたボス部18を備えてい
る。ボス部18は、支持板体4内を貫通して構成されて
いるので、駆動軸は遠心体クラッチ1の内部へ挿入さ
れ、コンパクトな構成を得ることができる。その場合、
原動機軸の軸ジャーナルは、遠心体2の引張りばね8の
間を通り抜けて突出し、適宜の安全要素によりボスに固
定することができる。被覆板体5は、支持板体4の対応
して位置するボス部18よりも大きな直径の中央開口部
17を備えている。被覆板体5の開口部17は、カラー
部引き抜きにより直径を拡大して簡単に製作することが
でき、そして遠心体クラッチ1の組み立て状態にて、ボ
ス部18または原動機軸の軸ジャーナルの安全要素へ簡
単に手を入れることを可能にする。
【0017】図3は、図2の線III−IIIによる遠心体ク
ラッチ1の断面図であり、その半分は被覆板体5の方か
ら見た遠心体クラッチ1の駆動側の平面図である。図か
ら明らかなように、クラッチアーム体3a、3bの円弧
半径rの中心点は、回転軸線6より離れている。遠心体
クラッチのこの構成により、クラッチアーム体3a、3
bが、遠心体2a、2bの外への旋回のとき、クラッチ
アーム体3a、3bの円弧長のほぼ中央にある押圧点で
もってクラッチ胴部7の内側に押圧されることが達成さ
れる。それによって、クラッチが遠心体2a、2bとと
もに回転方向(矢印25)に運転中、クラッチの製作誤
差を補償しそして遠心体2a、2bによる回転モーメン
トの均一な伝達を可能にする。さらに、クラッチアーム
体3a、3bの円弧半径rの偏心配置により、矢印25
の反対方向における高い負荷伝達での運転が可能とな
る。その理由は、クラッチアーム体3a、3bの中央押
圧点によりクラッチ胴部の負荷が低減しそしてクラッチ
胴部の磨滅に伴う破損が防止されるからである。前記の
円弧半径rをクラッチ胴部の半径Rよりも小さいように
クラッチアーム体3a、3bを構成することにより性能
向上を図る場合、遠心体クラッチの磨滅耐性が同時に増
進する。
【0018】本実施例の場合、遠心体クラッチ1は2個
の遠心体2a、2bを備え、それらのクラッチアーム体
3a、3bはそれぞれ約120°ないし140°の円弧
角に亘り延びている。しかし、クラッチアーム体を具備
する3個またはそれ以上の遠心体を設け、これら遠心体
がそれぞれ互いに等間隔で支持板体に保持されるように
することも可能でありかつ有利である。これにより、ク
ラッチの駆動側が重くなり、好都合な慣性モーメントで
回転することになる。
【0019】本発明による遠心体クラッチは、クラッチ
接断をしばしば行う場合も遠心体の正確な案内により磨
滅が少ないので、特に高速回転の内燃機関を具備する作
業機械の取り付けに好適である。作業過程の完了後およ
び駆動性能の低下した後に工具類をしばしば取り外す必
要のある、例えばチェーンソーその他の携帯作業機械で
は、クラッチ磨滅従って運転経費を著しく低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠心体クラッチの駆動側の主要構
成部品の分解斜視図である。
【図2】遠心体クラッチの図3の線II−IIによる縦断面
図である。
【図3】遠心体クラッチの図2の線III−IIIによる平面
図であり、1部を断面にて示す。
【符号の説明】
1 遠心体クラッチ 2a、2b 遠
心体 3a、3b クラッチアーム体 4 支
持板体 5 被覆板体 6 回
転軸線 7 クラッチ胴部 8 引
張りばね 9 軸受ピン 11 軸
受ピン頭部 13 自由端部 14、15 接
合面 17 中心開口部 18 ボ
ス 26 レバー脚部 r クラッチアーム体の円弧半径 R クラッチ胴部の半径
フロントページの続き (72)発明者 ディーター アンクステンベルガー ドイツ連邦共和国 デー・71397 ロイ テンバッハ アムゼルヴェーク 17 (56)参考文献 特開 昭61−106851(JP,A) 特開 平8−42604(JP,A) 特開 昭56−35906(JP,A) 特開 昭50−72047(JP,A) 実開 昭50−72841(JP,U) 実開 昭54−16956(JP,U) 実開 昭56−89042(JP,U) 実開 昭55−163541(JP,U) 実公 昭45−31932(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 43/04

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ円弧状クラッチアーム体(3a、
    3b)を有する遠心体(2a、2b)を備え、これらの
    遠心体がそれぞれレバー脚部(26)でもって遠心体ク
    ラッチ(1)の駆動側の支持板体(4)に、この支持板
    体(4)の回転軸線(6)に平行に配置された軸受ピン
    (9)により旋回可能に保持され、さらに支持板体
    (4)に同軸に遠心体クラッチ(1)の被駆動側に配置
    されかつクラッチアーム体(3a、3b)にかぶさるク
    ラッチ胴部(7)を備え、その場合クラッチアーム体
    (3a、3b)が遠心力の作用の下にそれぞれの遠心体
    (2a、2b)に作用する引張りばね(8)の戻し力に
    抗して半径方向に可動であり、そしてクラッチ胴部
    (7)の内径部に押圧可能である遠心体クラッチにおい
    て、被覆板体(5)が支持板体(4)に対向して位置す
    る遠心体(2a、2b)の側にて軸方向に固定配置さ
    れ、この被覆板体(5)が、その案内部分(21)とク
    ラッチアーム体(3a、3b)との間に軸方向の案内遊
    隙をもって、クラッチアーム体(3a、3b)を半径方
    向に被覆していることを特徴とする遠心体クラッチ。
  2. 【請求項2】 軸受ピン(9)が被覆板体(5)を貫通
    し、そして被覆板体(5)がそれぞれ軸受ピン頭部(1
    1)と遠心体(2a、2b)のレバー脚部(26)との
    間で両側にて接合することを特徴とする、請求項1に記
    載の遠心体クラッチ。
  3. 【請求項3】 支持板体(4)がクラッチアーム体(3
    a、3b)を軸方向の案内遊隙をもって半径方向に被覆
    していることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    遠心体クラッチ。
  4. 【請求項4】 遠心体(2a、2b)がクラッチアーム
    体(3a、3b)にてその最大の軸方向幅を有し、そし
    て支持板体(4)および被覆板体(5)にそれぞれの板
    面より突出する接合面(14、15)が形成されている
    ことを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載の遠
    心体クラッチ。
  5. 【請求項5】 被覆板体(5)が壁厚の小さい板材であ
    ることを特徴とする、請求項1ないし4の1つに記載の
    遠心体クラッチ。
  6. 【請求項6】 各遠心体(2a、2b)に引張りばね
    (8)が設けられ、この引張りばねが回転軸線(6)に
    対しそれぞれ間隔をもってそれらの係止点間の間に延び
    ていることを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記
    載の遠心体クラッチ。
  7. 【請求項7】 引張りばね(8)の係止点が、それぞれ
    遠心体(2a、2b)の自由端部(13)に近くと、隣
    接する遠心体(2a、2b)のレバー脚部(26)の近
    くに位置することを特徴とする、請求項6に記載の遠心
    体クラッチ。
  8. 【請求項8】 2つの遠心体(2a、2b)が設けられ
    ていることを特徴とする、請求項1ないし7の1つに記
    載の遠心体クラッチ。
  9. 【請求項9】 被覆板体(5)が、少なくとも支持板体
    (4)の貫通するボス(18)の直径を有する中心開口
    部(17)を備えていることを特徴とする、請求項1な
    いし8の1つに記載の遠心体クラッチ。
  10. 【請求項10】 クラッチアーム体(3a、3b)の円
    弧半径(r)の中心点が、回転軸線(6)より間隔を置
    いて位置することを特徴とする、請求項1ないし9の1
    つに記載の遠心体クラッチ。
  11. 【請求項11】 クラッチアーム体(3a、3b)の円
    弧半径(r)が、クラッチ胴部(7)の半径(R)より
    も小さいことを特徴とする、請求項1ないし10の1つ
    に記載の遠心体クラッチ。
JP10130288A 1997-05-24 1998-05-13 遠心体クラッチ Expired - Lifetime JP3027359B2 (ja)

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