JP3025794U - ミネラル水製造用プラスチックボトル - Google Patents

ミネラル水製造用プラスチックボトル

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JP3025794U
JP3025794U JP1995014123U JP1412395U JP3025794U JP 3025794 U JP3025794 U JP 3025794U JP 1995014123 U JP1995014123 U JP 1995014123U JP 1412395 U JP1412395 U JP 1412395U JP 3025794 U JP3025794 U JP 3025794U
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bottle
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mineral
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JP1995014123U
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Inventor
藤 清 彦 佐
Original Assignee
トキワ・オフィス・サポート株式会社
佐藤 清彦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトル内に水をそそぐだけで、手軽に製造出
来るミネラル水製造用プラスチックボトルを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂をブロー成形して得た、ね
じ込み式蓋付きのプラスチックボトル1内にの底部に、
適当量のミネラル成分溶出性天然鉱石5と殺菌用の抗菌
セラミック7を収容したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ミネラル水製造用プラスチックボトルに関し、特に簡単に清潔なミ ネラル水を製造し得るミネラル水製造用プラスチックボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のミネラル水製造手段としては、例えば、麦飯石(太陽石)と水道水とを 接触させてミネラル分を含んだ水を供給する器具が提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のミネラル水製造器具では、麦飯石等は活性炭 のような多孔質構造であり、雑菌や有機物質を吸着し易い性質があるため、一定 期間水中に放置しておくと、雑菌が繁殖して、雑菌の繁殖に伴い、表面に雑菌の 分泌物であるスライム被覆が形成され、ミネラル溶出の障害となりミネラルの溶 出を極端に低下させてしまうという問題点があった。
【0004】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とす るところは、手軽に清潔なミネラル飲料水が得られるミネラル水製造用プラスチ ックボトルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案になるミネラル水製造用プラスチックボトルは、熱可塑性樹脂からなる ボトル内にミネラル溶出性天然鉱石と抗菌セラミックとを入れたことを特徴とす る。
【0006】 又、銀イオンを溶出し得る溶解性ガラスの粉末を含有させた熱可塑性樹脂から なるボトル内にミネラル溶出性天然鉱石を入れたことを特徴とする。
【0007】 本考案で使用する適度な大きさにされたミネラル溶出性天然鉱石は、金沢市近 郊の医王山で産出する天然石を7〜8mmの大きさに粉砕したものである。この 医王石は、数十億年前の太古の海底が地殻変動により隆起したものであり、外観 的に淡緑色のものと黒色のものがある。両者とも、人体必須の多種良質ミネラル をバランスよく含有している。医王石の無機成分組成を図3に示す。
【0008】 医王石は、珪酸質で多孔性であるため、水に溶けやすいため、水中にミネラル 分が豊富になるばかりでなく、多孔質の空間から水中に徐々に放出される多量の 酸素により水中の腐敗性物質を酸化分解し、また、腐敗菌の増殖を阻止するため 、飲料水の腐敗を防止する作用がある。 また、医王石はオパール質珪酸を含有し、これによる酸素の活性度が他の鉱石 に比べてずばぬけて高く、また、微量のラドンも含むため、水分子の活性化を促 進する作用を有する。
【0009】 更に、医王石は多孔質、多元素、多酸素鉱物の特性によって、水中の各種有害 成分を吸着、その後酸化分解や固定吸着により、無害の水を作る。 その上、医王石は一般鉱物に比べ、質量ともに十分なミネラルを溶出し、飲料 に不適な酸性あるいはアルカリ性の水を自動的にpH調節中和し、飲用に適する 良質の中性水に変える作用を有する。
【0010】 本考案で使用する抗菌セラミックは、上記の医王石の水に対する防腐、殺菌性 を補足して水質に万全を記するために配合するものである。 従って、ボトルが、溶解性ガラスの粉末を含有させた抗菌性を有する熱可塑性 樹脂で製造される場合は、抗菌セラミックの配合を省略してもよい。このような 抗菌セラミックとしては、銀セラミックペレット(商品名、西村陶業株式会社製 )、粒度0.3〜3.0mm程度で比重2.5〜2.9程度のSiO2 ,Al23 ,Ag等の化合物からなる金属イオン含有セラミック粒子、炭素4重量%、 二価及び三価の酸化鉄及び三価の鉄塩3重量%以上を含有する天然鉱石、例えば 、岡山県新見地方の丸鉱山産出の鉱石、兵庫県六甲山産出の鉱石、山梨県産出の 千枚岩、茨城産出の氷寒石等が挙げられる。
【0011】 上記したミネラル溶出性天然鉱石と、抗菌プラスチックとを入れたボトル内に 、例えば、水道水を入れると、上記のミネラル溶出性天然鉱石の作用により、ミ ネラルが多量にとけ込んだミネラル水が生成される。そして、抗菌セラミックの 作用により、ボトル内の雑菌の繁殖がおさえられる。
【0012】 又、ボトルを構成するプラスチックとしては、熱可塑性樹脂だけでなく抗菌性 を有する銀イオンを溶出し得る溶解性ガラスを含んだ熱可塑性樹脂も使用でき、 この熱可塑性樹脂からなるボトルを使用した時、ボトル内に入れられる水に銀イ オンが溶出して水の腐敗や黴、雑菌の発生を防ぐ。
【0013】 上記の銀イオンを溶出し得る溶解性ガラスとしては、ボトル内に充填された内 容物中の水に対して制御された溶解速度で溶出する優れた殺菌効果を有する銀イ オンを重量%で0.4〜1.6%(Ag2 O換算)含有させたもので、その粒度 が5〜60μmとなるように粉砕したものが好ましい。
【0014】 プラスチックを用いたボトルは、普通はブロー成形(中空成形、吹込成形とも 言う)により成形され、この成形用樹脂としては、ナイロン、ポリエステル(P ET)、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩 化ビニリデン等の軟質容器に使用されているものであれば、いずれの熱可塑性樹 脂も使用できる。
【0015】 熱可塑性樹脂に対する溶解性ガラスの添加量は、その粒度、熱可塑性樹脂の種 類及び期待する抗菌効果によって異なるが、一般的には0.3〜10.0%(重 量%)の添加で好結果が得られる。添加量が0.3%以下では、充分な抗菌性が 得られず、一方10.0%以上の添加では、樹脂の特性、特に成形性を損なうお それがある。
【0016】 更に、溶解性ガラスを添加した熱可塑性樹脂で作られたボトルからの銀イオン の溶出量が、抗菌精能に最も大きく影響するので、その量を実験的に確認して、 ボトルの内表面からの銀イオンの溶出速度を、1〜500ng/cm2 /day とすることが好ましいことを確認した。銀イオンの溶出速度がこの範囲よりも低 いと充分な抗菌効果が得られず、逆にこの範囲を越えると必要以上の銀イオンが 溶出するために効果の持続性が低下する。
【0017】 本考案において使用される溶解性ガラスの成分としては、SiO2 ,B23 ,P25 などの網目成形酸化物、或いはNa2 O,K2 O,CaO,MgO, BaO,Al23 ,TiO2 ,ZnOなどの網目修飾酸化物からなる、水と接 触した場合に水によって溶解性ガラスが僅かずつ溶解し、ガラス組成中に含ませ た銀イオンを溶出するものが特に制限されることなく使用できる。
【0018】 そして、ボトル内にミネラル溶出性天然鉱石が入れられ、銀イオンを溶出し得 る溶解性ガラスの粉末を含有させたプラスチックボトル内に水道水を入れると、 やがて、ボトル内の水はミネラルを多量に含んだ飲料水になる。しかも、ボトル 内の水にはボトルの溶解性ガラスの銀イオンが溶出するので、雑菌の繁殖がおさ えられる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案を説明する。 図1は、本考案の一実施形態になるプラスチックを用いたミネラル水製造用プ ラスチックボトルの部分切欠正面図である。
【0020】 図において、1は、熱可塑性樹脂ポリエチレンテレフタレートヌはポリプロピ レンを射出成形して得たバリソンをブロー成形法により成形されたプラスチック のボトル本体で、その上端の開口部にはボトル本体1と一体に成形したポリカー ボネート製のねじ込み式蓋座が設けられ、そのねじ込み式蓋座に、蓋3がねじ込 まれるようになっている。このように構成されたボトル本体1内に、ボトルの容 量の約20容積%の医王石5を緑石と黒石をおおよそ半分づつ収納し、更に、約 5%の抗菌セラミックである銀セラミックペレット7を収納し、軽く振って三者 をほぼ均一に混合する。 そして、この状態で包装し販売する。
【0021】 上記のボトル1に、菌(E.coli,初菌数700,000/ml)を添加 した水を入れ、24時間後及び48時間後の菌数を調べたところ、どちらも0と いう極めて高い殺菌、抗菌効果を示した。 また、上記のボトル1に蒸留水を入れ、蓋を閉めて30日経過後にpHを測定 したところ、pHは7.5であった。 更に、上記のボトル1に水道水を入れ、常温で24時間後のミネラル成分の定 量分析を行ない、下記の結果を得た。測定値の単位は、各成分ともmg/lであ る。 原水 浸漬水 カルシウム 24 26 マグネシウム 8.9 10.9 ナトリウム 14 25 カリウム 2.4 3.6
【0022】 次に、抗菌効果を有するプラスチックボトル11を用いた別の実施形態につい て図2を用いて説明する。 図2において、11は、銀イオンを溶出し得る溶解性ガラスの粉末を含んだ熱 可塑性樹脂で成形されたプラスチックのボトル本体で、その上端の開口部にはボ トル本体11と一体に成形したポリカーボネート製のねじ込み式蓋座が設けられ 、そのねじ込み式蓋座に、蓋13がねじ込まれるようになっている。
【0023】 瓶本体11に用いた熱可塑性樹脂は、以下のような組成と製法により成形され ている。 B23 40モル%,SiO2 40モル%,Na2 O 15モル%,Ca O 3モル%,Ag2 O 2モル%の割合の組成からなる粒径5〜25μmの抗 菌性溶解性ガラスの粉末を重量比で1.5%添加し混練したポリエチレンテレフ タレート(PET)を射出成形して、試験管状のパリソンに成形し、更に、この パリソンを素材としてブロー成形法によりボトル本体11を成形してある。
【0024】 上記の熱可塑性樹脂を用いた瓶本体11内に、ボトルの容量の約10容積%の 医王石5を緑石と黒石をおおよそ7:3の比率で収納した後、包装し販売する。 このボトル内に、蒸留水を入れ、蓋13を閉めて30日経過後に溶出液のpH と、ガラス溶解量としてガラスの銀イオン溶出量を測定した。溶出液のpHは7 .9で、銀イオンの溶出量は5.5ng/cm2 であった。 抗菌試験として、大腸菌が10,000個/ml存在する蒸留水を入れ、24 時間後の生菌数を測定した。生菌数は、24時間後10個以下/mlと、著しく 減少した。 また、上記のボトルに水道水を入れ、常温で24時間後のミネラル成分の定量 分析を行ない、溶解性ガラス粉末を含まない熱可塑性樹脂で形成されたボトルで 得られた結果と同様の結果を得た。
【0025】 ボトル本体11に用いた他の熱可塑性樹脂として、以下のような組成のものも 実施した。 B23 60モル%,SiO2 30モル%,Na2 O 8モル%,Ag2 O 2モル%の割合の組成からなる粒径10〜40μmの抗菌性溶解性ガラスの 粉末を重量比で3%添加、混合したポリプロピレンを、同様に射出成形、ブロー 成形によりボトル本体11を成形した。 このボトルについて、同様の手順で溶出液のpH、銀イオン溶出量及び大腸菌 の生菌数を測定した。溶出液のpHは7.8、銀イオン溶出量は51ng/cm 2 、そして生菌数は10個以下/mlであった。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、プラスチックボトル中に、人体に大切な必須微量元素を容易 に溶出し得る医王石を収容したので、ボトル内に水をそそぎ入れるだけで、簡単 にミネラルウォーターを製造できる。 又、ボトル内の抗菌セラミックの作用で、各種の殺菌や黴の繁殖を抑制し、長 期にわたって、ボトル内の水を衛生的な状態に保持する。
【0027】 さらに、プラスチックボトルを構成する熱可塑性樹脂中に、ボトル内の水に適 量の銀イオンを溶出し得る溶解性ガラスの粉末を含有させれば、抗菌セラミック を用いることなくボトル内の各種雑菌の繁殖を抑制し、長時間にわたってミネラ ル水を極めて清潔な状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になるプラスチックボトルの部分切欠正
面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す図である。
【図3】医王石の成分を示す図である。
【符号の説明】
1 ボトル 3 蓋 5 医王石 6 ねじ込み式蓋座 7 抗菌セラミック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 531 T 540 F 550 B 1/68 510 B 520 N K 530 Z 540 G

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなるボトル内にミネラ
    ル溶出性天然鉱石と抗菌セラミックとを入れたことを特
    徴とするミネラル水製造用プラスチックボトル。
  2. 【請求項2】 銀イオンを溶出し得る溶解性ガラスの粉
    末を含有させた熱可塑性樹脂からなるボトル内にミネラ
    ル溶出性天然鉱石を入れたことを特徴とするミネラル水
    製造用プラスチックボトル。
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