JP3023830U - 浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置 - Google Patents

浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置

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JP3023830U
JP3023830U JP1995012335U JP1233595U JP3023830U JP 3023830 U JP3023830 U JP 3023830U JP 1995012335 U JP1995012335 U JP 1995012335U JP 1233595 U JP1233595 U JP 1233595U JP 3023830 U JP3023830 U JP 3023830U
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magnetic
coolant
liquid surface
floating
sludge
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JP1995012335U
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English (en)
Inventor
峰男 石川
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】工作機械等のクーラントタンク液面に泡と共に
浮上し累積する微細スラッジの排除を行って,クーラン
トの使用寿命を延長向上させる。 【解決手段】軽量で非磁性体の偏平な四角い板状の基盤
2の上面に,複数本の棒状磁石3を垂直に高さを揃え,
等ピッチに植え込み,基盤2の上面,及び棒状磁石3の
各表面全てに薄く均等に覆う非磁性体のカバー4と,基
盤2の両サイドにビニール製の円筒形浮子6を備え,ク
ーラントタンクの液面に一定の浸漬浮上状態を保持させ
た磁気吸着装置1を,鎖等で該タンク内の所定位置に係
留させ,浮上微細スラッジが棒状磁石3群を覆っている
カバー4の液面付近に充分に付着した状態で引上げ,カ
バー4を外し吸引を解除し捕集スラッジを脱落させ,磁
気吸着作業を復元させる構成になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案の浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置は,加工母機に循環使用 する磁性体のスラッジ状切りくずを含有するクーラントのタンク液面に使用して ,該液面に泡と共に浮上,浮遊する磁性体の微細スラッジを吸着し,該スラッジ を容易に排除できるので,該クーラントの汚損による劣化を抑制して使用寿命を 延長させ,同時に加工母機の該クーラントに関する加工上のトラブルを未然に防 止する改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の研削盤,又はその他一般加工機械用に循環使用するクーラントから微細 スラッジ状切りくずを除去する装置としては,図3にその一例を示すように,ク ーラントタンク31にマグネチックセパレータ32,またはペーパーフイルタ装 置(図示なし)等が備えられていた。前者は磁性体の微細スラッジ,即ち粒径が 10μm以下のスラッジ,又は繊維くず状スラッジの吸着が難しく,これが泡と 共に浮遊して次第にタンク内を汚損し,腐敗,悪臭発生の原因となっており,又 後者ではペーパーフイルタのメッシュの細粗で,目詰りによる更新のピッチが大 いに左右され,該ペーパーフイルタの消費量と該クーラントの清浄化度との関係 に苦慮する問題等があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記問題に鑑み,該クーラントタンク液面上の泡と共に浮遊する磁性体の微細 スラッジを吸着し,容易にこれを排除して,加工母機に循環使用するクーラント の使用寿命を延長すると共に,該クーラントに関する加工上のトラブルを未然に 防止する装置の提供が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,研削盤用,又はそ の他一般加工機械用の磁性体のスラッジ状切りくずを含有するクーラント内の, 該スラッジの除去処理後も,尚該クーラントのタンク液面に泡と共に浮上し累積 する微細スラッジに対し,非磁性体の基盤に複数本の棒状磁石を垂直に植込み, これ等の各表面を薄く均等に覆う非磁性体のカバーが容易に装着脱出来る状態の 磁気吸着体が,該クーラントの液面の上下変動に呼応して該液面に一定の浮遊状 態が保持できるように,該磁気吸着体の周囲に複数個の浮子を配備した構成から 成ることを特徴とする浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置である。
【0005】
【作 用】
本考案の浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置は,磁性体のスラッジ状 切りくずを含有するクーラント内の,該スラッジの除去処理を行った後も,尚該 クーラントのタンク液面に泡と共に浮上し累積する微細スラッジの排除に対し, 該クーラントの液面の上下変動に呼応して,一定の浸漬浮遊状態を保持する磁気 吸着体が該処理に当たり,非磁性体の基盤に複数本の棒状磁石を垂直に植込み, これ等の各表面を薄く均等に覆う非磁性体のカバーが容易に装着脱出来る状態と なっているので,該浮上の微細スラッジを非磁性体のカバーの外周面に充分吸着 させた状態で引上げ,該カバーを外して吸着を解除し該スラッジを脱落させ,要 すれば掻き落とし廃棄した後,該カバーを装着して該タンク液面に一定の浸漬浮 遊状態に復元させる。
【0006】
【実施例】
本考案の浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置を,磁性体のスラッジ状 切りくずを含有している工作機械のクーラントタンクに使用した実施例を図1, 図2に基づいて説明する。 磁気吸着装置1は,耐油,耐アルカリ性のナイロン等の軽量で非磁性体の偏平 な四角い板状の基盤2で,上面に複数本の棒状磁石3が垂直で高さを揃え,等ピ ッチに植え込んであり,基盤2の上面及び棒状磁石3の各表面全てに薄く均等に 覆う非磁性体のカバー4が,基盤2の両サイドを各々のフック5でバネ式に装着 脱が容易なように挟み込みに成っており,又密閉されたビニール製の2個の円筒 形浮子6が,各々基盤2から出されたバネ式ホルダ7で装着脱が容易なように取 り付けられている。尚本磁気吸着装置1は,浮遊式のためクーラントタンク8内 の所定位置に安定するように,例えば鎖9等の適宜な方法でクーラントタンク8 内に係留する。
【0007】 このような構造の磁気吸着装置1に対し,母機から流出の磁性体の切りくずを 含有したクーラントをシュート10でマグネチックセパレータ11へ流入させ, ここで該粗大スラッジを捕獲してクーラントタンク8内へ落下させ,又クーラン トポンプ12による撹拌等の乱流箇所を避けた流れの淀み場所に鎖9等で該磁気 吸着装置1を係留し,2個の円筒形浮子6で所定の浸漬浮上状態に保持させる。 そして該浮上の微細スラッジ状切りくずを棒状磁石3群を覆っている非磁性体の カバー4の液面付近に吸着させ,この吸着スラッジ13が充分に累積した状態で 引上げ,該カバー4を基盤2から外すと同時に棒状磁石3群からも放れて該吸引 が解除され吸着スラッジ13がカバー4から脱落し,要すれば掻き落として廃棄 する。そして該カバー4を基盤2及び棒状磁石3群に被せて該タンク8に戻し, 液面に係留して一定の浸漬浮遊状態に復元させる。尚複数本の棒状磁石3を希土 類棒状磁石に置き換えれば,一層強力で効果的な吸着装置にすることも出来る。
【0008】
【考案の効果】
本考案の浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置を,研削盤用,又はその 他一般加工機械用で磁性体のスラッジ状切りくずを含有するクーラントの清浄化 に使用すれば,該タンク液面に泡と共に浮上し累積する微細スラッジが容易に排 除でき,該微細スラッジによる該クーラントの汚損,これに原因しての腐敗によ る悪臭の発生を防止し,該クーラントの劣化を抑制してこれの使用寿命を延長し ,同時に加工母機の該クーラントに関する加工上のトラブル防止,又加工精度の 向上にも大いに貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸
着装置の一部断面を含む斜視図
【図2】本考案の浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸
着装置をクーラントタンクに備えた一例を示す斜視図
【図3】従来のマグネチックセパレータ付きクーラント
タンク装置の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1・・・磁気吸着装置 10・・・シュ
ート 2・・・基盤 11・・・マグ
ネチックセパレータ 3・・・棒状磁石 12・・・クー
ラントポンプ 4・・・カバー 13・・・吸着
スラッジ 5・・・フック A矢印・・クー
ラントの流れ方向 6・・・円筒形浮子 31・・・従来
のクーラントタンク 7・・・バネ式ホルダ 32・・・マグ
ネチックセパレータ 8・・・クーラントタンク 33・・・従来
のクーラントポンプ 9・・・鎖

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削盤用,又はその他一般加工機械用で磁
    性体のスラッジ状切りくずを含有するクーラント内の,
    該スラッジの除去処理後も,尚該クーラントのタンク液
    面に泡と共に浮上し累積する微細スラッジの排除に対
    し,非磁性体の基盤に複数本の棒状磁石を垂直に植込
    み,これ等の各表面を薄く均等に覆う非磁性体のカバー
    が容易に装着脱出来る状態の磁気吸着体が,該クーラン
    トの液面の上下変動に呼応して該液面に一定の浮遊状態
    が保持できるように,該磁気吸着体の周囲に複数個の浮
    子を配備した構成から成る浮上切りくず排除用液面浮遊
    式磁気吸着装置。
JP1995012335U 1995-10-16 1995-10-16 浮上切りくず排除用液面浮遊式磁気吸着装置 Expired - Lifetime JP3023830U (ja)

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JP3023830U true JP3023830U (ja) 1996-04-30

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ID=43159089

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5951539A (en) 1997-06-10 1999-09-14 Target Therpeutics, Inc. Optimized high performance multiple coil spiral-wound vascular catheter

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5951539A (en) 1997-06-10 1999-09-14 Target Therpeutics, Inc. Optimized high performance multiple coil spiral-wound vascular catheter

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