JP3021207U - 墓石の門柱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線香やローソク、手桶などの墓参りに必要な
小物を入れるためのスペースを設ける。 【解決手段】 墓石の前部に設置される左右の門柱１１
はいずれも、柱台１２、柱胴１３、柱笠１４の３つの石
材を積み重ねて構成されている。左側の門柱は、柱胴１
３の中が空洞で、物入れスペース１５になっており、内
側面に設けた扉１６から物を出し入れするようになって
いる。扉１６も石材製で、その上下端面に孔１８をあけ
て金属製のピン１７をそれぞれ植え込み、柱笠１４と柱
台１２にもそれぞれピン孔１９、２０を穿設し、これら
の孔にピン１７の先を係合させることにより、扉はこれ
らのピンを中心に回動することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、墓石の前部に設置する門柱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の墓には、門柱に名刺受けを設けたものがあったが、墓参りに必要な小物 を収納しておくスペースがなく不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、墓に、線香やローソク、手桶などの墓参りに必要な小物を入れる ためのスペースを設けることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

墓石の前部に設置される石材製の門柱の内部を空洞にして物入れスペースを形 成し、該物入れスペースに通じる石材製の扉を該門柱の一側面に設ける。 門柱は、柱台と、その上に立つ柱胴と、さらにその柱胴の上に載る柱笠から構 成し、扉の上下端面に金属製のピンを立て、それらのピンを該柱笠と該柱台にそ れぞれ穿設されたピン孔に係合させることにより扉を回動自在に支持することが できる。

【０００５】

【作用】

扉を開閉して、物入れスペースに手桶等の掃除道具やローソクを収めておくこ とができる。

【０００６】

【実施例】

この考案の実施例を図面に基づいて説明すると、墓石１０の前部に設置される 左右の門柱１１はいずれも、柱台１２、柱胴１３、柱笠１４の３つの石材を積み 重ねて構成されている。左側の門柱は、柱胴１３の中が空洞で、物入れスペース １５になっており、内側面に設けた扉１６から物を出し入れするようになってい る。

【０００７】 扉１６も石材製で、図２に示すように、その上下端面に孔１８をあけて金属製 のピン１７をそれぞれ植え込み、柱笠１４と柱台１２にもそれぞれピン孔１９、 ２０を穿設し、これらの孔にピン１７の先を係合させることにより、扉はこれら のピンを中心に回動することができる。符号２１は扉の取っ手である。

【０００８】

【考案の効果】

請求項１の墓石の門柱は、内部を空洞にして物入れスペースを形成し、物入れ スペースに通じる扉を門柱の一側面に設けたものであり、門柱の中に手桶等の掃 除道具や、ローソク等、墓参りに必要な物を入れておくことができるので便利で あり、扉があるの雨風を遮断でき、また、扉があるので門柱の中は見えないので 美観を損うこともない。

【０００９】 請求項２は、扉の上下端面にピンを立て、それらのピンを柱笠と柱台にそれぞ れ穿設されたピン孔に係合させることで、扉がこれらのピンを中心に回動するよ うにしたものであり、構造が簡単であり、石材製の扉を確実に回動支持すること ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 墓石の全体斜視図であり、門柱内の物入れス
ペースが見えるよう扉を開けた状態を示している。

【図２】 門柱の組立図である。

【符号の説明】

１０ 墓石 １１ 門柱 １２ 柱台 １３ 柱胴 １４ 柱笠 １５ 物入れスペース １６ 扉 １７ ピン １９ 孔 ２０ 孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 墓石の前部に設置される石材製の門柱
   （１１）の内部を空洞にして物入れスペース（１５）を
   形成し、該物入れスペースに通じる石材製の扉（１６）
   を該門柱の一側面に設けた墓石の門柱。
2. 【請求項２】 墓石の前部に設置される石材製の門柱
   （１１）を、柱台（１２）と、その上に立つ柱胴（１
   ３）と、さらにその柱胴の上に載る柱笠（１４）から構
   成し、該柱胴の内部を空洞にして物入れスペース（１
   ５）を形成し、該物入れスペースに通じる石材製の扉
   （１６）を該柱胴の一側面に設け、該扉の上下端面に金
   属製のピン（１７）をそれぞれ立て、それらのピンを該
   柱笠と該柱台にそれぞれ穿設されたピン孔（１９、２
   ０）に係合させ、該扉がこれらのピンを中心に回動する
   ようにした墓石の門柱。