JP3020107U - 多段式鍛造機の打痕防止装置 - Google Patents

多段式鍛造機の打痕防止装置

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JP3020107U JP1995007665U JP766595U JP3020107U JP 3020107 U JP3020107 U JP 3020107U JP 1995007665 U JP1995007665 U JP 1995007665U JP 766595 U JP766595 U JP 766595U JP 3020107 U JP3020107 U JP 3020107U
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孝之 中野
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株式会社阪村機械製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多段式鍛造機の最終ダイから排出された製品
を打痕が入らないように搬送することができ、その上、
既存の鍛造機にも容易に且つ安価に取り付け得るように
すること目的とする。 【構成】 最終ダイ4dから排出された製品Xを把持し
て最終鍛造ステーションの外で解放する製品移送用チャ
ック7eを設ける。解放された製品Xをその直ぐ下方に
位置される搬送ベルト14の受け溝15で受け取った
後、搬送ベルト14で鍛造機1の外部まで搬送するベル
トコンベア10を備える。搬送ベルト14の上方走行部
14aを、鍛造機1のフレーム側面に形成された開口部
16aを介して機外に延長すると共に、下方走行部14
bを上方走行部14aの搬送終端位置から鍛造機1のフ
レーム下方の空間部17を経由させて上方走行部14a
の搬送始端位置に至るように配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイとパンチとからなる複数の鍛造ステーションによってブランク を粗から精に成形する多段式鍛造機の打痕防止装置に関し、詳しくは、成形され た製品の排出時に該製品に打痕が入るのを防止する打痕防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボルトやナット、あるいはその他の各種パーツ類を成形する多段式鍛造機は、 それぞれが相対向するダイとパンチとを備えた複数の鍛造ステーションで粗から 精にブランクを段階的に鍛造加工するもので、通常、この種の鍛造機には上記ブ ランクを掴んで鍛造ステーション間にわたって移送するトランスファーチャック が備えられ、このチャックによって前段の鍛造ステーションにおいて加工された ブランクを掴んで後段の鍛造ステーションに送り込むようになされている。
【0003】 その場合に、上記チャックは、図5に示すように、下端にチャック爪Aを備え た左右一対のチャックアームB,Bを、同じく左右一対のチャックアーム取り付 け軸C,Cに取り付けると共に、これらのチャックアームB,Bを交差させた状 態で該交差部にリンクDを連結し、該リンクDを矢印d方向に昇降させることに よりチャックアームB,Bを矢印e方向に開閉させて、ブランクもしくは製品X の把持およびその解放ができるように構成されている。
【0004】 ところで、最終鍛造ステーションのダイ(最終成形ダイ)から突き出された製 品をそのまま落下させて排出すると、この製品がパンチ等に当たって打痕が入る ので、上記図5に示したように最終成形ダイから排出された製品Xを上記チャッ クを用いて移送したのちシュートEに落下させ、例えば製品箱のような所定場所 に送り込むことが試みられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、多段式鍛造機の場合は、そのフレーム構造上、通常床上に設け られている上記シュートEまでの落下距離が長く、したがって落下衝撃も大きい ことから完全な打痕防止が困難で、特に歯車などの精度が求められるスプライン の施されたパーツ類や突起部を有するカム素材等の高精度の成形を行う場合に不 都合が大きい。
【0006】 そこで本考案は、多段式鍛造機における製品排出時の上記問題に対処するもの で、成形された製品を衝撃落下させることなく取り出して所定場所まで搬送する ことができ、それでいて、既存の鍛造機にも容易に、かつ安価に取り付けること のできる多段式鍛造機の打痕防止装置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本願の請求項1に記載の考案(以下「第1考案」という。)は、機 台に並設された複数個のダイと、これら各ダイに向かって進退動されるラムの前 面に各ダイと相対向するように取り付けられた複数個のパンチと、ブランクを上 記ダイとパンチとにより構成される複数段の鍛造ステーションに順次移送する素 材移送用チャックとを有し、上記各鍛造ステーションでブランクを粗から精に順 次段階的に鍛造することにより、所定形状の製品を成形する多段式鍛造機の打痕 防止装置において、上記素材移送用チャックの移送方向下手側に設けられ、最終 成形ダイから排出された製品をパンチに干渉しない位置まで移送する製品移送用 チャックと、該製品移送用チャックから解放された製品をその解放位置の直下方 で受け取ったのち横方向に搬送する製品搬送手段とを備えると共に、この製品搬 送手段が、上記製品を載置する無端式巻き掛け搬送部材を有し、該搬送部材の上 方走行部が上記製品を受け取る搬送始終位置から鍛造機のフレーム側面に形成さ れた開口部を介して該鍛造機外の搬送終端位置まで水平に延長されており、上記 搬送部材の下方走行部が上記搬送終端位置から鍛造機のフレーム下方の空間部を 経由させて上記搬送始端位置に至るように配設されていることを特徴とする。
【0008】 また、請求項2に記載の考案(以下「第2考案」という。)は、上記第1考案 に記載された構成において、搬送部材は、その搬送始端部が製品移送用チャック の解放位置の直下方に配置されるように、鍛造機のフレーム内側面に設けられた ガイドローラを介して支持されていると共に、該搬送部材の搬送始終部と上記ガ イドローラとが製品移送用チャックの解放位置下方の製品落下経路から退避可能 に設けられていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記第1考案によれば、最終鍛造ステーションで成形されて最終成形ダイから 排出された製品は素材移送用チャックの移送方向下手側に設けられる製品移送用 チャックによってパンチに干渉しない位置まで移送されるので、該製品は上記最 終鍛造ステーションの外へ移送されることとなり、成形後にパンチ等に当たるこ とがない。また、この製品移送用チャックによって移送された製品を、その解放 位置の直下方で受け取る無端式巻き掛け搬送部材を有する製品搬送手段が備えら れているので、上記チャックからこの製品搬送手段の搬送部材への受け渡し時に おいて製品に落下衝撃が加わることがない。そして、当該鍛造機のフレーム側面 には開口部が形成され、この開口部を介して、上記搬送部材の上方走行部が鍛造 機外に水平に延びているので、受け渡された製品は鍛造機外にまで搬送されるこ ととなる。
【0010】 しかも、上記搬送部材の上方走行部のみを鍛造機のフレーム側面の開口部を通 過させて鍛造機外に延びるように配設し、下方走行部を搬送終端位置から鍛造機 のフレーム下方の空間部を経由させて上記搬送始端位置に至るように配設したか ら、上記鍛造機のフレームには、製品が受け部に載置された状態で搬送部材の上 方走行部のみが通過できる小さな開口部を設けるだけでよく、これにより、既存 の鍛造機のフレームに小さな開口部を形成するだけで、フレームの本来の機能を 阻害するといったことなく打痕防止装置を既存の鍛造機に容易に取付けることが 可能となる。
【0011】 また、第2考案によれば、搬送部材の搬送始終部と、該搬送始終部を製品移送 用チャックの解放位置の直下方に配置させるガイドローラとが製品移送用チャッ クの解放位置下方の製品落下経路から退避可能に設けられていることにより、特 に精度を必要としない例えばナット等の部品を成形する場合、搬送部材の搬送始 終部とガイドローラとを製品移送用チャックの解除位置下方の製品落下経路から 退避させることにより、打痕防止装置をわざわざ作動しなくとも従来の場合と同 様に製品落下経路の下方に設けるシュートに落下させ、該シュートから製品箱に 送り込むことができ、これによりランニングコストの節減を図ることが可能とな る。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0013】 まず、図1に示すように、この実施例における多段式鍛造機1には、その機台 2の所定位置にダイブロック3が備えられ、該ダイブロック3に4個のダイ4a 〜4dが一定の間隔で並設されている。一方、これらのダイ4a〜4dと対向し て進退動するラム5の前面には上記ダイ4a〜4dと同数のパンチ6が配設され て、上記ラムの進退動によりダイ4a〜4dとパンチとの間でブランクYが鍛造 加工される。その場合に、対向するダイ4a〜4dとパンチとの一対毎が夫々鍛 造ステーションを構成するので、この鍛造機1の場合は4つの鍛造ステーション が設けられていることとなり、ブランクYはこれらの鍛造ステーションを移送さ れながら粗から精に成形されて所定形状の製品Xが得られることとなる。また、 上記ダイブロック3の上には、該ダイブロック3に設けられたガイド部材(図示 せず)に嵌合して支持フレーム7が摺動可能に取り付けられ、この支持フレーム 7の一端には、上記パンチの進退方向と直交するダイ並設方向に所定のストロー クで往復動する駆動ロッド8が連結されている。そして、この駆動ロッド8の移 動に伴って上記支持フレーム7が、隣接するダイの間隔に等しい距離だけ上記ラ ム5ないしパンチ5が後退している間に一往復動するようになされている。
【0014】 さらに、上記支持フレーム5の前面部には、5個のブランクを移送するための 素材移送用チャック9a〜9dが取り付けられ、上記駆動ロッド8による支持フ レーム7の往復動に伴って各チャック9a〜9dがブランクYを掴んでダイ間に わたって移動する。
【0015】 そして、素材移送用チャック9a〜9dの一方方向下手側、つまり、図面上最 右手のチャック9dの下手側には製品移送用チャック9eが設けられており、こ の製品移送用チャック9eにより最終鍛造ステーションにおいて成形され最終ダ イ4dから突き出された製品Xを掴んで、図中鎖線で示したように最終鍛造ステ ーションの外に移送し、この移送位置において該製品Xを解除したのち、再び最 終鍛造ステーションへ復帰する。そして、この製品移送用チャック9eの製品解 放位置の直下方には製品搬送手段10が配置されている。
【0016】 次に、この製品搬送手段10について説明する。
【0017】 図2ないし図3に示すように、この製品搬送手段10は、駆動ローラ11と従 動ローラ12と中間ローラ13との間に無端の搬送ベルト14が巻き掛けられた 間欠駆動のベルトコンベアであって、上記搬送ベルト14の周面には製品移送用 チャック9eから解放された製品Xを載置する受け溝15が一定間隔で多数形成 されており、該搬送ベルト14の上方走行部14aが製品移送用チャック9eの 解放位置の直下方位置で上記製品Xを受け取る搬送始終位置から鍛造機1のフレ ーム16側面に形成された開口部16aを介して該鍛造機1外の搬送終端位置ま で水平に延長されており、上記搬送ベルト14の下方走行部14bが上記搬送終 端位置から鍛造機1のフレーム16下方の空間部17を経由して上記搬送始端位 置に至るように配設されている。
【0018】 その場合、鍛造機1のフレーム16の内面側には、支持部材19を介して製品 移送用チャック9eの解放位置の直下方に突出するように従動ローラ12がねじ 等の止着手段18により着脱可能に設けられている。また、上記フレーム16に おける開口部16aの外側方には、鍛造機1のフレーム16側面に直交する方向 に移動可能な移動体20がレール21,21を介して設けられており、該移動体 20の上部には、駆動モータ22により駆動される駆動ローラ11が支持されて いる。尚、上記移動体20には、該移動体20をレール21,21の所定移動位 置に停止ロックさせる図示しないロック手段が設けられている。さらに、図3に 示すように上記フレーム16の下方空間部17には、中間ローラ13が空間部1 7両側の支持部材23,23を介して架設されている。そして、これら駆動ロー ラ11,従動ローラ12及び中間ローラ13に上記したエンドレスの搬送ベルト 14が張設されている。なお、上記搬送ベルト14は、一本ベルトの両端部が図 示しない連結ピン等による連結手段により連結されて、無端の搬送ベルトが形成 されている。
【0019】 そして、上記駆動モータ22で最終端部側の駆動ローラ11を矢印a方向に回 転させることにより、搬送ベルト14の上方走行部14aが搬送始端位置から搬 送終端位置(矢印a)に、下方走行部14bが搬送終端位置から中間ローラ13 を介して搬送始端位置(矢印b)に移動するように駆動される。その場合に、上 記搬送ベルト14は、製品移送用チャック7eが最終鍛造ステーションに復帰し ている間に隣接する受け溝15の間隔に等しい距離だけ間欠的に駆動されて、次 に該チャック7eが製品Xを掴んで移送してきた時には、隣接する次の受け溝1 5(図2において左隣の受け溝)が上記解放位置の直下方に位置するようになさ れている。
【0020】 上記搬送ベルト14の搬送終端は図示しない製品収納溝を有する製品箱の近傍 に臨まされ、終端においてたとえばロボット装置25によって製品箱に収納され るようになされている。
【0021】 以上の構成により、最終鍛造ステーションにおいて成形され最終ダイ4dから 突き出された製品Xは、製品移送用チャック7eによって把持された状態で上記 最終鍛造ステーションの外に移送されたのち、該移送位置において解放されるこ とにより、この解放位置の直下方に位置する搬送ベルト14の受け溝15に受け 渡される。次いで、搬送ベルト14の上方走行部14aの移動によって、搬送ベ ルト14の受け溝15に載置された製品Xは開口部16aを通過して鍛造機1外 に搬送され、さらに終端部に向けて水平に搬送される。そして、終端部において ロボット装置24により製品箱に箱詰めされることになる。
【0022】 その場合に、製品Xは、まず、最終ダイ4dから排出落下されずに製品移送用 チャック7eで最終鍛造ステーションの外に移送されるので、パンチ等に当たっ たり落下衝撃によって打痕が入ることがない。また、製品Xが一定方向に整列さ れて搬送ベルト14に供給され、かつ整然と搬送されることになって、ロボット 装置24による箱詰めが作業性よく行われることになる。
【0023】 また、製品搬送手段10の搬送ベルト14の上方走行部14aのみが受け溝1 5に製品Xを載置した状態で開口部16aを通過して鍛造機1外に搬送されるよ うにし、搬送ベルト14の下方走行部14bが、フレーム16下方で上記開口部 16aと対向する空間部17を経由するように迂回させて搬送始終部に至るよう に構成したから、鍛造機1のフレーム16に製品Xが受け溝15に載置された状 態で搬送ベルト14の上方走行部14aのみが通過できる小さな開口部16aを 設けるだけでよく、これにより、既存の鍛造機のフレーム16に小さな開口部1 6aを形成することにより、フレーム16本来の機能を阻害するといったことな く、駆動ローラ11,従動ローラ12,中間ローラ13及び搬送ベルト14とで なる打痕防止装置を容易に取付けることが可能となる。また、搬送ベルト14と して市販の受け溝付きのエンドレスベルトを用い、さらに駆動ローラ11,従動 ローラ12,中間ローラ13などについても市販のものを個々に鍛造機の適宜箇 所に取り付けるだけでよいので、打痕防止装置を低コストで提供することが可能 となる。
【0024】 又、鍛造機1のフレームの内面側に、製品移送用チャック9eの開放位置の直 下方に突出する上部ガイドローラ11を着脱可能に設けたから、特に精度を必要 としないナット等の部品を成形する場合には、上記従動ローラ12を上記フレー ム16から取り外して保管する一方、移動体20を上記フレーム16に対し外方 へ移動させることにより、搬送ベルト14を製品移送用チャック9eの開放位置 の直下方位置から図2の仮想線で示す退避位置に退避させることができる。これ により常に打痕防止装置を作動しなくとも上記ナット等の製品を製品落下経路の 下方に設けるシュート25に落下させ、該シュート25から製品箱に送り込むこ とができ、ランニングコストの節減を図ることが可能となる。
【0025】 なお、製品搬送手段10として、たとえば図4に示すように、上記ローラ11 ,12,13及び搬送ベルト14に代え、夫々駆動スプロケット(図示せず), 従動スプロケット31,中間スプロケット(図示せず)及び製品Xを載置し得る ように断面M字状に形成された多数の受け部材32が一定の間隔で設けられた無 端のチェーンフィード33を用いるようにしてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本願の第1考案によれば、最終鍛造ステーションで成形 されて最終成形ダイから排出された製品は素材移送用チャックの下手側に設けら れる製品移送用チャックによってパンチに干渉しない位置まで移送されるので、 該製品は上記最終鍛造ステーションの外へ移送されることとなり、成形後にパン チ等に当たることがない。また、この製品移送用チャックによって移送された製 品を、その解放位置の直下方で受け取るベルトもしくはチェーンでなる巻き掛け 搬送部材を有する製品搬送手段が備えられているので、上記チャックからこの製 品搬送手段の搬送部材への受け渡し時において製品に落下衝撃が加わることがな い。そして、当該鍛造機のフレーム側面には開口部が形成され、この開口部を介 して、上記搬送部材の上方走行部が鍛造機外に水平に延びているので、受け渡さ れた製品は鍛造機外にまで搬送されることとなる。
【0027】 しかも、上記搬送部材の上方走行部のみを鍛造機のフレーム側面の開口部を通 過させて鍛造機外に延びるように配設し、下方走行部を搬送終端位置から鍛造機 のフレーム下方で上記開口部と対向する空間部を経由させて上記搬送始端位置に 至るように配設したから、上記鍛造機のフレームには、製品が受け部に載置され た状態で搬送部材の上方走行部のみが通過できる小さな開口部を設けるだけでよ くでき、これにより、既存の鍛造機のフレームに小さな開口部を形成するだけで 、フレームの本来の機能を阻害するといったことなく打痕防止装置を既存の鍛造 機に容易に取付けることが可能となる。
【0028】 また、第2考案によれば、搬送部材の搬送始終部と、該搬送始終部を製品移送 用チャックの解放位置の直下方に配置させるガイドローラとが製品移送用チャッ クの解放位置下方の製品落下経路から退避可能に設けられているから、特に精度 を必要としない例えばナット等の部品を成形する場合、搬送部材の搬送始終部と ガイドローラとを製品移送用チャックの解放位置下方の製品落下経路から退避さ せることにより、打痕防止装置をわざわざ作動しなくとも従来の場合と同様に製 品落下経路の下方に設けるシュートに落下させ、該シュートから製品箱に送り込 むことができ、これによりランニングコストの節減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例における多段式鍛造機のダイ
ブロック部の正面図である。
【図2】 本考案の実施例における製品搬送手段の正面
図である。
【図3】 同じく製品搬送手段の側面図である。
【図4】 本考案の別の実施例における製品搬送手段の
終端部を示す拡大断面図である。
【図5】 従来の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 多段式鍛造機 3 ダイブロック 4d 最終ダイ 7e 製品移送用チャック 10 ベルトコンベア 14 搬送ベルト 14a 上方走行部 14b 下方走行部 15 受け溝 16 フレーム 16a 開口部 17 空間部 33 チェーンフィード X 製品 Y ブランク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に並設された複数個のダイと、これ
    ら各ダイに向かって進退動されるラムの前面に各ダイと
    相対向するように取り付けられた複数個のパンチと、ブ
    ランクを上記ダイとパンチとにより構成される複数段の
    鍛造ステーションに順次移送する素材移送用チャックと
    を有し、上記各鍛造ステーションでブランクを粗から精
    に順次段階的に鍛造することにより、所定形状の製品を
    成形する多段式鍛造機の打痕防止装置であって、上記素
    材移送用チャックの移送方向下手側に設けられ、最終成
    形ダイから排出された製品をパンチに干渉しない位置ま
    で移送する製品移送用チャックと、該製品移送用チャッ
    クから解放された製品をその解放位置の直下方で受け取
    ったのち横方向に搬送する製品搬送手段とが備えられて
    いると共に、この製品搬送手段は、上記製品を載置する
    無端式巻き掛け搬送部材を有し、該搬送部材の上方走行
    部が上記製品を受け取る搬送始終位置から鍛造機のフレ
    ーム側面に形成された開口部を介して該鍛造機外の搬送
    終端位置まで水平に延長されており、上記搬送部材の下
    方走行部が上記搬送終端位置から鍛造機のフレーム下方
    の空間部を経由させて上記搬送始端位置に至るように配
    設されていることを特徴とする多段式鍛造機の打痕防止
    装置。
  2. 【請求項2】 搬送部材は、その搬送始端部が製品移送
    用チャックの解放位置の直下方に配置されるように、鍛
    造機のフレーム内側面に設けられたガイドローラを介し
    て支持されていると共に、該搬送部材の搬送始終部と上
    記ガイドローラとが製品移送用チャックの解放位置下方
    の製品落下経路から退避可能に設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の多段式鍛造機の打痕防止装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3488379B2 (ja) 1998-03-27 2004-01-19 株式会社阪村機械製作所 横型圧造成形機の打痕防止装置
JP2008168963A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Honda Motor Co Ltd ワーク搬送路長切換機構

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