JP3017250U - 家具等を傷つけないで倒れ・転落等を防止する器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は吸盤の力で家具・壁・床等に傷をつ
けず、家具等の倒れ・転落等を防止する。 吸盤が直接
使用できない家具・壁・床等には補助板を用い、吸盤の
使用を可能にする。 【構成】 本考案は吸盤１と柱２からなり、吸盤内の空
気を抜くことにより家具等と壁・床等を吸着せしめ、柱
内の空気の出し入れを５により行い柱を調節するが、吸
盤１が吸着しにくい家具・壁・床等の場合は補助板４を
用いて吸着せしめる。 又脱する場合は３を用いて容易
になり、家具・壁・床等に傷をつけることなく固定さ
せ、家具等の倒れ・転落等の防止に役立つ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、家具・壁・床等に傷をつけることなく、両者を吸着させ、倒れ・ 転落等を防止する両面吸盤である。

【０００２】

【従来の技術】

家具等を壁・床等に固定する場合、ネジ等で家具・壁・床等に傷をつけてい た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の器具では借家人・借室人や、家具等を大切にする人には家具等の固定 はできなかった。 従って、着脱可能な両面吸盤により、家具・壁・床等に傷 をつけることなく、家具等の固定が可能となり、前述の欠点を解消しようとす るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、中央に接着剤をを用いた両面の吸盤を、内側を空洞にし柔軟な補 強材にて補強したゴム・軟質プラスチックス等の柱で繋ぎ、吸盤の間隔を数種 類に設定し、柱の空洞内の空気を、装着したヘソより出し入れして間隔を調節 する。又家具等の大きさ・重さに従って吸盤の大きさ・個数を変化させ、吸着 不可能な家具・壁・床等には片面に接着剤を用いたゴム・プラスチックス等の 補助板を用いて吸着させることにより課題を解決している。

【０００５】

【作用】

両面吸盤は家具等を壁・床等に吸着せしめ上下左右の動きを止めた家具・壁 ・床等に傷をつけることなく、家具等の倒れ・転落等を防止し、吸盤にツマミ を設けることにより着脱が自在となる。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。 １は軟質プラスチックス等 の適宜素材にて形成された両面吸盤、 ２は両吸盤を繋ぐ柱を空洞にし、空気 を出し入れして間隔を調節し、柱内を補強して強度を保つ、 ３は吸盤の端に ツマミを儲け着脱を可能にする、 ４は吸盤の直接取り付けにくい場所では片 面に接着剤を添付したゴム・プラスチックス等の補助板を使用して目的を果た す、 ５は柱の空洞部分７に空気を出し入れするための生ゴム等で形成された ヘソ。６は吸盤の吸着力を強化する為の接着剤。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように、本考案はタンス・冷蔵庫など家具等の倒れや、テレビ・段重 ねの家具・花瓶等危険物の転落等の防止として役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の家具等を傷つけないで倒れ・転落等を
防止する器具の一実施例を示す正面図である。

【図２】本考案器具の一部切欠断面図である。

【符号の説明】

１ 吸盤 ２ 柱 ３ ツマミ ４ 補助板 ５ 空気を出し入れするヘソ ６ 接着剤 ７ 空洞

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 吸盤を背中合わせにした形状を持ち、家
   具等と壁・床等を吸着させ、家具・壁・床等に傷をつけ
   ることなく、着脱を可能にし、家具等の重量に応じて吸
   盤の大きさ、個数を変化させ、吸着不可能な家具・壁・
   床等には補助板を用いて吸着せしめ、家具等の倒れ・転
   落等を防止する器具。
2. 【請求項２】 背中合わせにした吸盤の中央に接着剤を
   用いて、吸盤の吸着力を強めた請求項１における両面吸
   盤器具。
3. 【請求項３】 背中合わせにした吸盤を繋ぐ柱の内側を
   空洞にし、空洞内の空気を出し入れして間隔を調節し、
   吸着を強めた請求項１及び２における両面吸盤器具。