JP3015495B2 - 記憶増強剤として有用な5−アリ−ル−4−アルキル−3h−1,2,4−トリアゾール−3−チオン類 - Google Patents

記憶増強剤として有用な5−アリ−ル−4−アルキル−3h−1,2,4−トリアゾール−3−チオン類

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JP3015495B2 JP3112152A JP11215291A JP3015495B2 JP 3015495 B2 JP3015495 B2 JP 3015495B2 JP 3112152 A JP3112152 A JP 3112152A JP 11215291 A JP11215291 A JP 11215291A JP 3015495 B2 JP3015495 B2 JP 3015495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、5-アリ−ル-4-アルキ
ル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオン類の認識及び記憶
の増強剤としての用途に関する。
【0002】
【課題を解決する手段】より詳しくは、本発明は、式I
【化4】 〔式中Rはハロゲン、トリフルオロメチル、C1-4低級
アルキル、又はC1-4低級アルコキシであり、nはゼ
ロ、1又は2であり、R2は水素又はC1-3低級アルキルで
あり、そしてR4は独立にC1-3低級アルキルを表す〕の
化合物及び製薬上受入れられるその塩を投与することか
らなる、記憶及び認識の増強、アルツハイマー病の治
療、及びウェルニッケ-コルサコフ(Wernicke-Korsakof
f)症侯群の治療に関する。
【0003】記憶は前脳の皮質及び海馬中のコリン作動
性細胞の機能に依存する。前脳基底野中のコリン作動性
細胞は三つの領域中に存在する。即ち、マイネルトの基
底核、内側中隔核、及び対角帯核である。これらの細胞
は、ほとんど、おそらくは全ての皮質及び海馬中のコリ
ン作動性神経支配に対する役割を担っている。これらの
三つの構造及びそれらの夫々の経路が記憶に重要である
ことが知られている。更にアルツハイマ−痴呆では、こ
れらのニュ−ロンの半分まで及びそれらの突起が失われ
ていることが知られている。残っているニュ−ロンを刺
激することによって、アルツハイマ−痴呆及びウェルニ
ッケ-コルサコフ症侯群を含めた他の形態の記憶の喪失
に於ける記憶の不足のいくらかを回復することが出来る
はずである。
【0004】以前の報告は、γ-アミノ酪酸(GAB
A)受容体複合体に於いて活性を有している試薬が、生
体内で与えられたときに、インビトロで測定される高い
親和性のコリン消費(HACU)を調節することが示さ
れている。インビトロで測定されたHACUは生体内に
於けるコリン作動性のニュ−ロンの活性を反映している
と考えられる。鎮静又は催眠活性を有している薬物は一
般に皮質又は海馬のHACUを抑制することが分ってい
る。より最近では、幾つかの研究、例えばロレッツ等、
Drug Devel. Res. 14, 359-362, 1988;シイ及びプグス
レイ、Life Sci.36, 2145-2152, 1985;スピグノリ等、
Clin. Neuropharmacol. Supp. 3, 39-47,1986;ナカヒ
ロ エム.等、Br. J. Pharmacol. 95, 1303-1307, 1988
は認識を強める薬物、例えばプラミラセタム(pramirac
etam)、オキシラセタム(oxiracetam)及びパントイル
-GABAが生体内投与の後に、皮質及び海馬HACU
を刺激することを報告している。
【0005】コリン作動性活性の別の目安は、コリン輸
送を媒介する担体をラベルする放射リ−ガンド[3H]
ヘミコリニウム-3、([3H]HC-3)の結合である。ス
ワン及びヒュ−イット(Neuropharmacol.27:611-615,19
88)は、3H HC-3のBmaxは、コリン作動性のシナプト
ソ−ムが刺激されたときに、HACUと比例して増加す
ることを実証した。従って生体内での薬物での治療の後
で[3H]HC-3のインビトロの結合の刺激もまた処理
された動物の強められた認識の前兆となる増加したコリ
ン作動性活性に対するマ−カ−でもある。
【0006】R2がC1-3低級アルキルを表す式Iの化合
物は以前に、例えば米国特許4,775,688、1988年10月4
日発行、及び米国特許4,912,095、1990年3月27日発
行、に記載されるように抑欝活性を有することが示され
ている。R2とR4が両方ともメチルを表し、nが1であ
り、Rがフェニル置換基の4位に位置するクロロを表す
式Iの化合物である5-(4-クロロフェニル)-2,4-ジメチ
ル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンは、例えば1989年
7月11に発行の米国特許4,847,276に開示されるよう
に、血小板増加症の治療及びそれにより生じる血栓及び
出血の防止に有用である。
【0007】高親和性のコリン消費(HACU)又は[
3H]ヘミコリニウム-3結合などの活性について、既知
の抑欝剤のコリン作動性マ−カ−に対する影響は常に一
致してはいない。ガレッチニ等(Psychopharmaclo. 82:
214,1983)は30mg/kgの急性投与の後のミナプリンの条、
皮質、及び海馬HACUに対する弱い影響を報告してい
る。しかしながら、アミトリプチリン(ヒリジナ及びエ
ルソン-ハ−トマン、Neuropharmacol. 21:1349-53,198
2;及びゴルドマン及びエリックソン、Neuropharmacol.
22:1215-1222,1983)及びイミプラミン、デシプラミ
ン、イプリンド−ル及びビロキサジン(ジョ−ンズ、Ca
n. J. Physiol. Pharmacol. 59:392-396,1981)等の他の
抑欝剤は、腹腔内での急性投与の後にHACUに対し、
影響を及ぼさない。従って我々は、コリン作動性活性に
対する皮質のマ−カ−の刺激は、抑欝剤によって一般的
に増加されるものではないことを結論づけることが出来
る。
【0008】海馬中の長期の増強も記憶の発育の元にな
る生理的な課程としての有用なモデルと広くみなされて
いる。記憶を増強することが知られている多くの化合物
が、海馬中の長期増強の発育を増大させることも知られ
ている。不幸にしてほとんどの既知の記憶増強化合物は
治療上の可能性を制限する副作用も生じる。そのような
副作用は、式Iの化合物では見出されない。
【0009】式Iにおいて、nは0であると、未置換フ
ェニル部分を表しており、nが1のときは、モノ置換フ
ェニル部分を表しており、R置換基は、オルソ、メタ又
はパラ位の任意の位置に位置しており、又はnは2であ
ると、ジ置換フェニル部分を表しており、ここで置換は
2,3-、2,4-、2,5-、2,6-、3,4-、及び3,5-位置の任意で
あり得る。本明細書でハロゲンは、クロロ、フルオロ又
はブロモを表す。好ましくはnは、0又は1である。n
が2のときは、Rが表す基は同じものか又は異なるもの
であり得る。nが1又は2のときは、Rは好ましくはハ
ロゲンを表し、フルオロが最も好ましい。RがC1-4
ルキル又はC1-4アルコキシを表すときは、アルキル部
分は、直鎖または分枝鎖であり得る。好ましくはR2
4はメチルを表すが、独立に任意の直鎖又は分枝鎖C
1-3アルキル基を表すことができる。R2が水素を表すと
きは、式Iの化合物の互変異性体も本発明に包含され
る。
【0010】記憶及び認識の増強剤としてのこれらの化
合物の薬理学的性質及びそれらの相対的な効力は、脳の
中の神経伝達物質に対するそれらの影響を通して測定す
ることができる。前脳基底野のコリン作動性のニュ−ロ
ンに於けるGABA阻害を封鎖する薬剤は、コリン作動
性の発射(firing)を刺激し、従って記憶を刺激するの
で、認識を増強する薬剤の能力は、コリン作動性の発射
速度に於ける増加を測定することによって評価できる。
コリン作動性の発射速度の増加は、処理動物から採り出
された脳細胞中に於けるコリンの消費又は[3H]ヘミ
コリニウム-3結合を測定することによって、間接的に測
定される。
【0011】脳皮質からの脳細胞に於ける[3H]ヘミ
コリニウム-3結合に対する試験をする為に、薬剤を塩水
中に高周波処理によって溶解した。オスのスプラウグ−
ド−レイラットに腹腔内投与し、そして注射60分後に頭
を切ることによって殺した。脳を除去して切裂き、組織
を20容量の氷冷緩衝液中でホモジナイズし、そして検定
するまで凍結保存した。結合は等張トリス緩衝液(pH7.
4)中の種々の濃度の[3H]ヘミコリニウム-3と共に、
60分間室温で組織を培養することによって測定した。培
養はワットマンGF/Bフィルタ−を通過させる急速瀘
過によって停止させた。乾燥後、フィルタ−を螢光カク
テル中に入れ、そして放射能をベックマンシンチレ−シ
ョンカウンタ−を用いて測定した。二つの実験でKd
びBmaxに対する値を非線形曲線フィッティングによっ
て決定し、そして3匹又はそれ以上の動物の試料に対す
る平均値を報告した。つぎの表に示されるように、式I
の化合物は塩水が対象として投与されるときにみられる
結合よりも、35%〜109%過剰の脳皮質細胞に於ける[3
H]ヘミコリニウム-3結合を増加させた。Bmaxに於け
るこの増加は、非常に強められた認識を表すものであ
る。
【0012】 表1 ラット脳膜中における3Hヘミコリニウム-3結合 処理 Bmax±SEM (fmol/蛋白mg) K d ±SEM(nM) B max 増加% 塩水(n=8) 9.7±1.0 4.9±1.4 5-(3-フルオロフェニル)-2,4-シ゛メチル- 20.3±1.2 3.8±0.6 109 3H-1,2,4-トリアソ゛-ル-3-チオン (1/mg/kg),(n=4) 5-(3-フルオロフェニル)-2,4-シ゛メチル- 15.2±3.0 6.5±1.8 57 3H-1,2,4-トリアソ゛-ル-3-チオン (2.5/mg/kg),(n=4) 塩水(n=6) 11.9±2.2 1.3±0.2 5-フェニル-2,4-シ゛メチル-3H-1,2,4- 19.0±3.4 2.8±0.5 60トリアソ゛ -ル-3-チオン(5mg/kg),(n=7) 5-フェニル-4-メチル-3H-1,2,4- 18.7±3.2 2.14±0.7 57トリアソ゛ -ル-3-チオン (25 mg/kg),(n=3) 5-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-2,4- 16.0±3.0 1.5±0.1 35シ゛メチル -3H-1,2,4-トリアソ゛-ル-3-チオン (25mg/kg),(n=3)
【0013】実験はまた式Iの化合物である5-(3-フル
オロフェニル)-2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3
-チオンを海馬のスライスの長期間の相乗を伴う電気生
理学的に検定システムにおける一連のβ-カルボリン類
と比較した。ベンゾジアゼピン受容体における逆転アゴ
ニストとして作用し、そして動物の学習及び記憶試験に
おいて記憶を改良することが示されているβ-カルボリ
ン類は、基底ポピュレ−ション棘波振幅の増加及び長期
間の増強の大きさの増加を生じた。これらの試験におい
てメチル6,7-ジメトキシ-4-エチル−β-カルボリン-3-
カルボキシレ−ト、メチルβ-カルボリン-3-カルボキシ
レ−ト及びエチルβ-カルボリン-3-カルボキシレ−トは
完全な逆転アゴニストであり、N-メチル−β-カルボリ
ン-3-カルボキサミドは部分的な逆転アゴニストであっ
た。より高い濃度では、これらの化合物は、それらの高
投与量痙攣発現剤性と一致する、海馬スライスにおける
癲癇様の活性を生じた。5-(3-フルオロフェニル)-2,4-
ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンは、基底ポ
ピュレ−ション棘波振幅(basal population spike amp
litude)に対する効果、および長期間の相乗に対する効
果を生じたが、これらはβ-カルボリンに対して見られ
たものと類似しており、この化合物も記憶増強性質を有
することを示している。しかしβ-カルボリンと違って5
-(3-フルオロフェニル)-2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリ
アゾ−ル-3-チオンの高投与量は、β-カルボリンで見ら
れた癲癇様の活性を生じることがなく、式Iの化合物が
β-カルボリンの高投与量痙攣発現プロフェ−ルを有さ
ないであろうということを示している。
【0014】記憶を増強するこれらの化合物の活性はま
た、T−迷路に於ける交互挙動の学習を評価することに
よって、ラットの行動記憶を研究する実験でも確認でき
る。使用された迷路は、Tの形状を有し、路地は16cmの
幅で側壁が20cmの高さで、主要なア−ムは65cmの長さで
二つの側方ア−ムは45cmの長さである。オスのスプラウ
グ−ド−レイのラットを23時間食物を与えない計画で保
ち、そして各々の日に試験した(月曜〜金曜)。迷路に
於ける各試行は二つのランからなる。ねずみは主要ア−
ムの末端で出発し、そして選択点まで走り、そこで左又
は右のいずれかに曲らなければならない。第1は強制の
走行であり、そこではT型の迷路の一つのア−ムが選択
点で封鎖して閉じられている。残りのア−ムは報酬とし
て甘味をつけたコンデンスミルクのボ−ルを有してい
る。2回目のランでラットは自由なア−ムの選択を行な
い、経験によって第1のランで訪れなかったア−ムの下
に食物の報酬が見出されることを学ぶ。試行は30秒間隔
で行なわれ、強制ランにおけるア−ムの選択は、試行の
間でランダムに変えられる。ア−ムに入ったことはラッ
トが全ての4つの手足の平をア−ム中に置くことと定義
され、ア−ムの間違った選択は、エラ−として記録され
る。ラットが3分以内に選択を行なわなかった場合の不
完全な試行はエラ−に含まれる。5-(3-フルオロフェニ
ル)-2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンは
各セッションの第1の試行の1時間前に投与される。性
能インペアメントは本発明の化合物を二つの異なる方法
で試験することについてなされる。
【0015】 表2 スコポラミンで処理されたラットによるT型迷路における誤った応答 処理 エラ−の数 (12=応答機会) 塩水 2.4±0.7 スコポラミン,0.15mg/kg 6.9±0.7** スコポラミン,0.15mg/kg 5.0±0.26* 5-(3-フルオロフェニル)-2,4-ジメチル-3H- 1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオン,1mg/kg スコポラミン,0.15mg/kg 4.0±0.8+ 5-(3-フルオロフェニル)-2,4-ジメチル-3H- 1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオン,5mg/kg * 塩水に対してp<0.05 (アノバ(ANOVA)及びマン・ホイットニ− U-Test) ** 塩水に対してp<0.01(アノバ(ANOVA)及びマン・ホイットニ− U-Test) + スコポラミンに対してP<0.05(アノバ(ANOVA)及びマン・ホイットニ− U-Test)
【0016】表2にまとめられた試行において、健忘性
のムスカリン拮抗剤のスコポラミンが第1の試行の前に
0.15mg/kg 15分の投与で皮下投与され、そして試行の強
制ランの後第2のランの前に、5〜10秒の遅れがあっ
た。表2はスコポラミンで処理されたラットの24回の試
行において幾つかの誤った応答があることを示してい
る。全ての値は、12匹の動物の群での24回の試行のブロ
ック当りの誤りの平均数±平均の標準誤差として表現さ
れる。この試験に対し、ランダムな応答による予測され
る誤りの数、即ちその時間の正しいア−ム50%の選択は
12である。表2のデ−タ−は5-(3-フルオロフェニル)-
2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンが5mg/
kgの投与量においてT型迷路におけるスコポラミンで誘
発された記憶の不足を逆転することを示している。
【0017】 表3 60秒の遅れの後のラットによるT型の迷路における誤った応答 5-(3-フルオロフェニル)-2,4- エラ−の数 ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ− (5=応答機会) ル-3-チオンの投与量 0秒遅れ 60秒遅れ 塩水 0.83±0.21 4.17±0.53* 1 mg/kg 0.50±0.26 4.42±0.47* 5 mg/kg 0.67±0.33 2.33±0.50* 10 mg/kg 0.58±0.19 1.75±0.43 * 0秒遅れに対してP<0.05(アノバ(ANOVA)及びウイルコキシン試験)
【0018】表3は記憶が第1及び第2のランの間の遅
れが0秒〜60秒に増加することによって、記憶が損われ
ている試行の結果を示している。この表は強制ランの
後、遅れがない試行及び60秒の遅れがある試行で試験さ
れたラットによる間違った応答の数を比較している。全
ての値は、12匹の動物の群を有する10回の試行のブロッ
ク当りの間違いの平均数±平均の標準誤差として表現さ
れる。この試験でランダム応答によって期待される間違
いの数、即ちこの時間の正しいア−ム50%の選択の数は
5である。これらの結果は、5-(3-フルオロフェニル)-
2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンが効果
的にこの迷路試験における時間に依存する記憶不足を逆
転していることを示し、従って若い健康なラット並びに
スコポラミンで処理された記憶が損われたラットにおい
て、記憶を改良するのに有効であることを示している。
【0019】式Iの化合物は人を含めた哺乳類の患者で
あって、アルツハイマ−病及び他の記憶喪失形態など、
認識の傷害にかかった患者に投与できる。アルツハイマ
−病の他に、コリン作動性の不足を示している他の種類
の痴呆が、式Iの化合物によって改善できる。例えばア
ルコ−ル中毒から生じる痴呆症の形であるウェルニッケ
−コルサコフ症侯群を式Iの化合物を投与することによ
って処理できる。アレント等、Acte Neuropathologica
61:101-108,1983 はウェルニッケ−コルサコフ症侯群を
有する幾人かの患者はアドレナリン作動性の不足の他に
基底前脳におけるコリン作動性のニュ−ロンのゆゆしい
損失を有していることが見出されている。
【0020】一般に正常な老化は痴呆が存在しなくても
コリン作動性の機能における不足、一般的な不足を生じ
る。シェルマ等、Neurobiol Aging 2:99-104,1981 は若
い成人のラット(6ケ月の年齢)と比較したとき、年を
とった(23〜26ケ月の年齢)のラットが、コリン消費が22
%減少することを見出した。このコリン作動性活性の減
少は、コリン作動性のニュ−ロンの数の同時的な損失な
しに観測された。動物の研究は記憶の強化が痴呆症でな
い人にも可能で有り得ることを示唆している。ミケル
等、Pharmacol. Biochem. Behav. 23:195-198,1985
は、自発的な検査記憶任務において訓練されたマウスに
おいて、サルブチアミンで処理されたマウスで能力が強
められたことが見出され、この事は普通のビヒクル処理
対照マウスに対し、海馬で高親和性のコリン消費の増加
を示している。事実、トウマン等、Behav. Brain Res 3
0:225-234,1988に示されるように、幾つかの異なるメモ
リ−の模範で訓練されたマウスは皮質及び海馬におい
て、高親和性コリン消費の増加を示しており、この領域
におけるコリン作動性活性のそのような増加は、記憶の
形成の正常な部分であることを示唆している。式Iの化
合物で正常な年齢の高い個人を治療することは、学習を
さまたげるコリン作動性の不足と対抗することによって
記憶を強めるであろう。
【0021】経口投与では化合物はカプセル、丸剤、錠
剤、舌下錠、散剤、溶液、懸濁液又は乳濁液のような固
体又は液体製剤に処方することができる。固体単位用量
形は活性化合物と担体、例えば、乳糖、ショ糖及びコー
ンスターチのような潤滑剤及び不活性な充填剤を含む通
常のゼラチン型のカプセルにすることができる。もう1
つの具体化では、一般式Iの化合物は乳糖、ショ糖及び
コーンスターチのような通常の錠剤基剤とともにアラビ
アゴム、コーンスターチ又はゼラチンのような結合剤、
じゃがいもでんぷん、又はアルギン酸のような崩壊剤、
ステアリン酸やステアリン酸マグネシウムのような潤滑
剤と配合して錠剤にすることができる。非経口投与のた
めには、当化合物は界面活性剤や他の製剤的に受け入れ
られる補助薬の存在下又は非存在下の、水、アルコ−
ル、油及び他の受け入れられる有機溶媒のような無菌液
であるべき製剤担体とともに生理学的に受け入れられる
希釈液中の化合物の溶液又は懸濁液の注射用量として投
与されてもよい。これらの製剤に使うことのできる油の
例は石油、動物、植物又は合成由来の、例えば、ピーナ
ツ油、大豆油、及び鉱油である。一般に、水、食塩水、
水性デキストロース及び関連した糖液類、エタノール類
及びプロピレングリコールやポリエチレングリコールの
ようなグリコール類、又は2-ピロリドンが液体担体とし
て、特に注射溶液として望ましい。
【0022】化合物は、活性成分を徐々に放出させるよ
うに処方することができるところのデポ−注射剤又は移
植製剤の形で投与することができる。活性成分を小丸薬
または小さい円柱に圧縮することができ、そして皮下又
は筋肉内にデポ−射剤又は移植剤として注入することが
できる。移植剤には生物分解可能な重合体及び合成シリ
コ−ン類、例えば、ダウ−コーニング社(Dow-Corning,C
orporation)製シラスチック、シリコ−ンゴムのような
不活性物質を用いてもよい。
【0023】治療上の最終用途を有している任意の特定
の薬理学的活性に対し、一般的に適している多くの化合
物群がそうであるように、ある種のサブゼネリックな
群、及びある種のクラスの特定の物がそれらの全体的な
治療指数、及びそれらの性格的及び薬理学的プロフィ−
ルの為に好ましい。この場合好ましい化合物はR2とR4
の両方がメチルであり、R置換基がフルオロであるもの
である式Iの化合物であるものである。特定的には好ま
しい化合物は5-(3-フルオロフェニル)-2,4-ジメチル-3
H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンと5-フェニル-2,4-ジメ
チル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンである。
【0024】式Iの化合物は次の反応経路によって得ら
れるように、この分野で知られている方法及び類似的な
方法を用いて容易につくられうる。反応経路
【化5】 式中R2とR4、n及びRは前に定義した通りである。
【0025】段階Aにおいてチオセミカルバジド(IV)の
製造は、ヒドラジン(II)を適当な溶媒中で反応体を接触
させることによって、イソチオシアネ−ト(III)と反応
させることによって容易に実施される。反応はきわめて
迅速で、0℃ないし室温で実施できる。反応は迅速に進
行するが、混合物が収率の有意義な減少ないしに混合物
を24時間まで放置できる。還流条件が使用されうるが、
好ましくない。ほとんどすべての溶媒(水と有機酸は例
外)を使用できる。無水アルコ−ル類(好ましくはエタ
ノ−ル又はメタノ−ル)が好ましいが、ジメチルフォル
ムアミド(DMF)、CHCl3、CH2Cl2、テトラヒ
ドロフラン(THF)及びEt2Oも使用できる。要求さ
れるヒドラジン類及びイソチオシアネ−ト類は通常は市
販されているが、既知の技術で製造できる。
【0026】段階Bでチオセミカルバジド類(IV)をRn-
置換ベンゾイルクロライド(V)と中性溶媒、例えばピリ
ジン、CHCl3、THFなどの中で反応させることによ
って、所望の置換ベンゾイルチオセミカルバジド類(VI)
を造ることができる。アシル化は0℃ないし室温の範囲
の温度で、3〜24時間にわたってやや容易に進行する
が、高温を使用することが出来る(例えば還流温度)。
この場合も酸ハロゲン化物(V)は市販されており、一般
に市販されている対応する酸から製造することもでき
る。
【0027】段階Cで置換ベンゾイルチオセミカルバジ
ド(VI)は環化反応にかけられ、環化反応は化合物(VI)を
水性塩基、例えば重炭酸ナトリウム又は水酸化ナトリウ
ム中で加熱することによって実施される。アルコ−ル性
の塩基を使用できるが一般に望ましくない。反応は、お
よそ溶媒の還流温度で、好ましくは65〜100℃で実施さ
れる。実施に当ってチオセミカルバジド(VI)は、段階C
で使用するのに精製される必要がないので、段階Bで溶
媒としてピリジンが使用されたときの副生物として造ら
れる、ピリジン塩酸塩との1:1混合物でさえ使用する
ことができる。
【0028】
【実施例】次の特定の実施例は、本発明の化合物を製造
する為に説明されるが、例示される化合物の範囲は制限
することを意味しない。 2 、R 4 -置換チオセミカルバジド類の製造 参考例1 2,4-ジメチルチオセミカルバジド メチルヒドラジン(16.0ml、3.00x10-1mole)及び振るい
乾燥エタノ−ル(50ml)の攪拌溶液に、メチルイソチオシ
アネ−ト(22.0g、3.00x10-1mole)及び篩乾燥エタノ−ル
(30ml)の溶液を滴下した。反応は発熱的でイソチオシア
ネ−トが加えられると、穏やかに還流した。沈殿がやが
て形成した。一夜攪拌後、反応物を氷浴中で冷却した。
沈殿物を次に瀘過で集め、少しの冷たいイソプロパノ−
ルで洗浄し、吸引乾燥し、無色の固体を与えた:26.7g
(75%)。この物質は水で2回結晶化され、イソプロパノ
−ルで2回結晶化され、少量の無色の針状物を与えた:
14.7g(41%)、融点135〜137℃。
【0029】1-(R n -ベンゾイル)-R 2 ,R 4 -置換チオセミ
カルバジド類の製造 参考例2 1-(4-クロロベンゾイル)-2,4-ジメチルチオ
セミカルバジド 2,4-ジメチルチオセミカルバジド(1.19g、100x10-2mol)
とピリジン(10ml)の攪拌溶液に4-クロロベンゾイルクロ
ライド(1.3ml、1.02x10-2mol)を滴下した。反応物は黄
色に変化し、穏やかな発熱が認められた。一夜攪拌後、
反応物を蒸発乾固し、ベ−ジュ色の固体を得た:3.6g(9
7%)これは所望の1-(4-クロロベンゾイル)-2,4-ジメチ
ルチオセミカルバジドとピリジン塩酸塩の混合物であ
る。一般にこの混合物をさらに精製することなく、次の
結晶化段階に使用した。もし、純粋な1-(4-クロロベン
ゾイル)-2,4-ジメチルチオセミカルバジドが望まれる
ときは、上の混合物を水で処理し、溶解しない物を瀘過
で集める。この物質を吸引で乾燥後、エタノ−ルで結晶
化すると、無色のマット状の針状物が与えられる:1.03
g(40%)、融点206-208℃(分解)。
【0030】最終生成物の製造 実施例 5-(4-クロロフェニル)-2,4-ジメチル-3H-1,2,
4-トリアゾ−ル-3-チオン 参考例2からの1-(4-クロロベンゾイル)-2,4-ジメチル
チオセミカルバジドとピリジン塩酸塩の1:1混合物
(3.61gの混合物)と1モルの水性NaHCO3(100ml1.00
x10-1 mole)を攪拌し、還流に温めた。5時間還流後、
反応物を冷却した。これを次に数時間冷蔵庫に入れ、そ
して沈殿を瀘過で集めた。集めた物質をデシケ−タ−に
移すまえに、吸引で部分的に乾燥し、デシケ−タ−中で
高真空で乾燥させた。これによって所望の生成物がベ−
ジュ色の粉末として与えられる:2.01g(84%)。これをフ
ラッシュクロマトグラフィ−及びその後のイソプロパノ
−ルからの結晶化で精製して、少量のわずかに黄色みを
帯びたプレ−ト状物を生成する:1.74g(73%)、融点113
〜115℃。
【0031】同様の方法で、種々の置換ベンゾイルクロ
ライド及び種々の4-置換チオセミカルバジドを参考例1
〜2及び実施例の反応体に置き換えて、そしてその中の
技法に従って次の化合物が容易に製造される。
【化6】 R n R 2 R 4 融点 ℃ 4-F H CH3 207-209゜ 4-F CH3 CH3 130-132゜ 2-F CH3 CH3 106-108゜ 2-F H CH3 137-139゜ 2-F H C2H5 138-140゜ 3-F CH3 CH3 126-128゜ 2,4-F2 CH3 CH3 102-104゜ 2,6-F2 CH3 CH3 158-160゜ 4-Cl CH3 C2H5 113-115゜ 4-Cl H CH3 204-206゜ 4-Cl C2H5 CH3 118-120゜ 4-Cl C2H5 C2H5 91-93゜ 2-Cl CH3 CH3 138-140゜ 4-Cl H CH3 210-212゜ 4-Cl CH3 CH3 114-116゜ 4-Cl CH3 n-C3H7 沸点 240-250゜0.55 mm Hg 2,4-Cl2 CH3 CH3 135-137゜ 3,4-Cl2 CH3 CH3 161-163゜ 2,6-Cl2 CH3 CH3 115-116゜ -- H CH3 164-166゜ -- CH3 CH3 134-135゜ -- C2H5 CH3 105-107゜ -- CH3 C2H5 沸点 388゜746 mm Hg 4-CH3 CH3 CH3 94-96゜ 4-CH3 H CH3 201-203゜ 4-t-C4H9 CH3 CH3 160-162゜ 2-CH3O CH3 CH3 110-112゜ 4-CH3O CH3 CH3 96-98゜ 4-CH3O H CH3 172-174゜ 2-C4H90,3CH3O CH3 CH3 95-97゜ 3-CF3 CH3 CH3 73-75゜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−106085(JP,A) journal of Medici nal Chemistry;vol. 31(No.6)p1253−1258(1988) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/4196 C07D 249/12 CA(STN) MEDLINE(STN) REGISTRY(STN)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中Rはハロゲン、トリフルオロメチル、C1-4低級
    アルキル、又はC1-4低級アルコキシであり、 nはゼロ、1又は2であり、 R2は水素又はC1-3低級アルキルであり、そしてR4
    独立にC1-3低級アルキルを表す〕の化合物の有効投与
    量を含む記憶及び認識の増強剤である医薬。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 〔式中Rはハロゲン、トリフルオロメチル、C1-4低級
    アルキル、又はC1-4低級アルコキシであり、 nはゼロ、1又は2であり、 R2は水素又はC1-3低級アルキルであり、そしてR4
    独立にC1-3低級アルキルを表す〕の化合物の有効投与
    量を含むアルツハイマー病の治療剤である医薬。
  3. 【請求項3】 式 【化3】 〔式中Rはハロゲン、トリフルオロメチル、C1-4低級
    アルキル、又はC1-4低級アルコキシであり、 nはゼロ、1又は2であり、 R2は水素又はC1-3低級アルキルであり、そしてR4
    独立にC1-3低級アルキルを表す〕の化合物の有効投与
    量を含むウェルニッケ-コルサコフ(Wernicke-Korsakof
    f)症侯群の治療剤である医薬。
  4. 【請求項4】 Rがハロゲンである請求項1〜3の何れ
    か一に記載の医薬。
  5. 【請求項5】 Rがフルオロである請求項4に記載の医
    薬。
  6. 【請求項6】 nが1である請求項1〜3の何れか一に
    記載の医薬。
  7. 【請求項7】 nが2である請求項1〜3の何れか一に
    記載の医薬。
  8. 【請求項8】 nが0である請求項1〜3の何れか一に
    記載の医薬。
  9. 【請求項9】 R2とR4がそれぞれメチルである請求項
    1〜3の何れか一に記載の医薬。
  10. 【請求項10】 Rがフルオロでnが1である請求項9
    に記載の医薬。
  11. 【請求項11】 化合物が、5-(3-フルオロフェニル)-
    2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオン、5-(2,
    4-ジフルオロフェニル)-2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリア
    ゾ−ル-3-チオン、5-(4-フルオロフェニル)-2,4-ジメチ
    ル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオン、5-(2-フルオロフ
    ェニル)-2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオ
    ン、5-フェニル-2,4-ジメチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-
    3-チオン、5-フェニル-4-メチル-3H-1,2,4-トリアゾ−
    ル-3-チオン、及び5-(2,6-ジフルオロフェニル)-2,4-ジ
    メチル-3H-1,2,4-トリアゾ−ル-3-チオンからなる群か
    ら選択される請求項1又は2又は3に記載の医薬。
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