JP3012841B1 - 単板式カラープロジェクタ - Google Patents

単板式カラープロジェクタ

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    • H04N5/7441Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor involving the use of a spatial light modulator, e.g. a light valve, controlled by a video signal the modulator being an array of liquid crystal cells

Abstract

【要約】 【課題】既存のライトバルブを利用しつつ高輝度化、低
コスト化を図り、しかも充分な階調表現を可能にする。 【解決手段】白色光源1からの光をダイクロイックミラ
ー4により赤、緑、青の光束に分離し、この分離した光
束をレンチキュラレンズ5に入射する。このレンズは粗
ピッチレンチキュラレンズに入射した各色の光束をその
1/3以下の径の光束に分離したサブバンドからなるカ
ラーバンドセットに変換して細ピッチレンチキュラレン
ズから出射させる。この出射するカラーバンドセットを
ガルバノミラー6a、カップリングレンズ7を介してD
MDパネル8の上に結像させる。そして、ガルバノミラ
ーの回動によりDMDパネル上でカラーバンドセットを
そのピッチだけ上下に往復移動走査するとともにDMD
パネルを駆動し、DMDパネルから変調した光を投射レ
ンズ9によってスリークリーン上に投射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光変調を行うライ
トバルブを1枚のみ使用した単板式カラープロジェクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶パネルなどからなるライトバ
ルブを3枚使用する3板式プロジェクタが、その設置が
容易である、可搬性がよい、高輝度が得られるなどの点
で主流になっている。しかし、ライトバルブはコストが
高く、このためライトバルブを3枚使用する装置は全体
としてのコストが高くなるという問題があった。
【0003】また、液晶パネル等のライトバルブを1枚
のみ使用した単板式カラープロジェクタも知られてい
る。このものはライトバルブを3枚使用するものに比べ
て低コスト化を図ることができるが、従来の単板式カラ
ープロジェクタは、例えば、特開昭59−230383
号公報に開示されているようにライトバルブにモザイク
カラーフィルタを使用したものでは、このカラーフィル
タにより照射光の約2/3が吸収又は反射されるため、
画面輝度が低下するという問題があった。しかも、要求
される解像度がライトバルブを3枚使用するものに比べ
て3倍となるためライトバルブ1枚当たりのコストがか
なり高くなり、全体として大幅なコスト低下は望めなか
った。
【0004】また、特開平4−60538号公報に記載
したものは、3枚のダイクロイックミラー群により3原
色を角度方向に分離し、マイクロレンズと組合わせるこ
とで3原色それぞれの焦点を結ばせることでカラーフィ
ルタの代用とし、これにより照射光の利用効率を大幅に
改善している。しかし、このものにおいてもカラーフィ
ルタと同様、ライトバルブを3枚使用するものに比べて
3倍の解像度が必要となるため、全体として大幅なコス
ト低下は望めなかった。
【0005】また、単板式のものとしては、回転カラー
フィルタ円盤を用いた色順次表示方式のカラープロジェ
クタも知られている。この方式は、一つのピクセルに
赤、緑、青の光を順次照射してフルカラー表示を行って
いる。この方式では要求されるライトバルブの解像度は
ライトバルブを3枚使用した場合と同じである。しか
し、この方式では応答時間の短いライトバルブが必要と
なり、通常のカラープロジェクタに使用されている液晶
パネルでは応答時間が長すぎて使用できない。このた
め、DMD(Digital Micromirror Device)や強誘電性
液晶パネルなどの短い応答時間を持つライトバルブを使
用することになるが、これらのライトバルブはオンとオ
フの状態の間をスイッチする双安定素子であり、例え
ば、階調表現をPWM(パルス幅変調)制御によって、
すなわち、オン時間を変化させることで実現する。この
方式では、カラーフィルタ円盤で照射光の約2/3が吸
収又は反射により失われるため、画面輝度が低くなると
いう問題があった。
【0006】高速のライトバルブとしては、他にヘッド
マウントディスプレイ向けに、赤、緑、青のLEDを順
次点灯して1枚のライトバルブで色順次表示を行うマイ
クロディスプレイ向けの反射型液晶パネルが開発されて
いる。この液晶パネルを液晶プロジェクタに応用するに
は、DMDを使用した単板式カラープロジェクタで使用
されているように回転カラーフィルタ円盤を用いて白色
光源の白色光から赤、緑、青の光を取り出し、液晶パネ
ルに順次投射することになる。この方式では、高速に応
答する液晶ライトバルブが必要になる。
【0007】液晶ライトバルブの応答性は液晶材料の応
答特性とスイッチング素子の応答特性に依存する。高速
応答液晶材料としては強誘電液晶材料、反強誘電液晶材
料が開発されているが、光を透過/遮断するデジタル的
な動作をする材料であり、階調表現は光の透過時間を制
御することで行うので非常に高速のスイッチング素子と
の組合わせを必要とする。スイッチング素子として透過
型液晶ライトバルブで広く使用されているアモルファス
シリコンは電子移動度が小さく、高速のスイッチングに
は向かない。また、反射型液晶ライトバルブに使用され
ている結晶シリコンは電子移動度が高く、色順次方式に
求められる高速でのスイッチングが可能である。この方
式は、液晶1画素で3原色カラー表示が可能であり、ラ
イトバルブを3枚使用した3板方式に比べ3倍以上の高
解像度のライトバルブが必要であるという従来の単板方
式の問題点を解決できる。しかし、回転カラーフィルタ
円盤を使用するため、光源からの光の1/3しか利用で
きず明るい画像が得られないという問題点は解決できな
い。
【0008】さらに、回転プリズムを利用した色順次表
示方式のカラープロジェクタも知られている。たとえ
ば、米国特許第5,528,318号明細書には、白色
光源からの白色光を赤、緑、青のカラーバンドに分離
し、回転プリズムによりこれらのカラーバンドをライト
バルブ上を走査させることが開示されている。このもの
では必要なパネルの解像度は3板方式の場合と同じで済
む。また、カラーフィルタを使用しないので輝度が高い
という効果がある。しかし、この方式のものはプリズム
の回転に対し、カラーバンドの走査速度が一定では無い
ため、色むらが発生する問題や、カラーバンドの幅が狭
いためバンドがある画素列を通過する時間は非常に短
く、既存のDMDや強誘電性液晶パネルでは必要な階調
をその時間内にPWM制御によって実現することができ
ないという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の単
板式カラープロジェクタでは、既存のライトバルブを利
用しつつ高輝度化を図り、しかも、低コストで充分な階
調表現を実現するという課題を解決できなかった。請求
項1及び2記載の発明は、既存のライトバルブを利用し
つつ高輝度化、低コスト化を図り、しかも充分な階調表
現ができる単板式カラープロジェクタを提供する。
【0010】請求項2記載の発明は、さらに、ライトバ
ルブ上を走査するカラーバンドセットの方向転換による
ロスを低減できる単板式カラープロジェクタを提供す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
白色光源と、この白色光源からの白色光を複数の色の光
束に分離すると共に各色の光束を異なった角度で反射す
る分離反射機構と、この分離反射機構からの各色の光束
を、その各色の光束を所定の順序で配列した組をサブバ
ンドとし、このサブバンドを複数、所定のピッチで配列
したカラーバンドに変換する変換手段と、この変換手段
からのカラーバンドを光変調を行うライトバルブ上に結
像させる結像手段と、変換手段からのカラーバンドをラ
イトバルブに対してそのカラーバンドのピッチだけ走査
する走査手段と、ライトバルブで変調した光を投射する
投射手段とを備えたものである。
【0012】請求項2記載の発明は、白色光源と、この
白色光源からの白色光を複数の色の光束に分離すると共
に各色の光束を異なった角度で反射する分離反射機構
と、この分離反射機構からの各色の光束を、その各色の
光束を所定の順序で配列した組をサブバンドとし、この
サブバンドを複数、所定のピッチで配列したカラーバン
ドに変換する変換手段と、この変換手段からのカラーバ
ンドを光変調を行うライトバルブ上に結像させる結像手
段と、変換手段を移動制御し、この変換手段からのカラ
ーバンドをライトバルブに対してそのカラーバンドの複
数ピッチ分連続的に走査する走査手段と、ライトバルブ
で変調した光を投射する投射手段とを備えたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (第1の実施の形態)なお、この実施の形態は請求項1
に対応した実施の形態について述べる。
【0014】先ず、この実施の形態の概要について述べ
ると、メタルハライドランプ等の白色光源からの白色光
を、互いに傾いた3枚のダイクロイックミラー群によ
り、互いに傾いた赤、緑、青の光束に分離し、この光束
をレンチキュラレンズシステムによりそれぞれが赤、
緑、青色の3つのサブバンドからなるカラーバンドセッ
トの複数個に変換する。各色のサブバンドの幅は、カラ
ーバンドセットのピッチの1/3より僅かに小さくす
る。カラーバンド全体の像を結合レンズにより、高速ラ
イトバルブであるDMDパネルの上に結像させる。この
像はDMDパネルの有効領域に対しカラーバンドのセッ
ト一つ分の幅だけオーバフィルさせておく。
【0015】ガルバノミラーからなる走査光学系により
カラーバンド全体を一つのカラーバンドセットの幅だけ
DMDパネル上を等速で走査させる。カラーバンドセッ
トがそのピッチだけ移動を完了すると、ガルバノミラー
は急速に反転して逆向きの走査を行い、正逆走査を繰返
す。
【0016】それぞれの色のサブバンドがDMDパネル
のある与えられた画素の行を走査する際に、個々の画素
のオン/オフ時間はプロジェクタの電子回路によりサブ
バンドの色と輝度の断面形状及び表示すべき画像のその
画素色成分に応じて適切にコントロールされる。
【0017】これによれば、カラーサブバンドの幅が走
査幅の約1/3にできるので、カラーサブバンドが画素
を走査する時間は十分に長く、DMDパネルはPWM制
御により十分な階調を達成できる。DMDパネルで変調
した光は投射レンズによってスクリーンに投射される。
【0018】こうして、一枚のDMDパネルを使用しな
がら赤、緑、青の光の大部分を同時に利用でき高輝度
化、低コスト化を図ることができる。また、単一のパネ
ルを使用するので3色間の画素ずれの調整は不要とな
る。さらに、色合成ダイクロイックミラーやダイクロイ
ックプリズムが不要となり、より一層の低コスト化を図
ることができる。
【0019】以下、具体例について述べる。図1におい
て、1はメタルハライドランプ等の白色光源で、この白
色光源1を楕円反射鏡2の第1焦点位置に配置し、凹レ
ンズ3をその焦点が第2焦点位置に一致するように第2
焦点の手前、すなわち、白色光源側に配置している。
【0020】これにより、前記白色光源1からの発散し
た白色光は楕円反射鏡2で反射し、凹レンズ3を通過す
ることで径が絞られた略平行な光束に変換される。な
お、凹レンズ3に代えて凸レンズを使用し、この凸レン
ズをその焦点が楕円反射鏡2の第2焦点位置に一致する
ように第2焦点の後方に配置しても同様の作用効果が得
られる。
【0021】前記凹レンズ3の後方に分離反射機構とし
て3種のダイクロイックミラー4R,4G,4Bからな
るダイクロイックミラーシステム4を配置している。前
記各ダイクロイックミラー4R,4G,4Bは入射する
光束に対して斜めに配置し、一番手前のダイクロイック
ミラー4Rは赤の波長帯の光を選択的に反射し、中央の
ダイクロイックミラー4Gは緑の波長帯の光を選択的に
反射し、一番後方のダイクロイックミラー4Bは青の波
長帯の光を選択的に反射する。
【0022】但し、白色光源1に近いダイクロイックミ
ラーで反射した波長帯は白色光源1からより遠くに配置
したダイクロイックミラーに到達することはないので、
より遠くに配置したダイクロイックミラーにおいてはこ
れらの波長帯については反射しても反射しなくてもよ
い。すなわち、ダイクロイックミラー4Gは赤の波長帯
については反射する特性であっても反射しない特性であ
ってもよく、ダイクロイックミラー4Bは赤の波長帯及
び緑の波長帯については反射する特性であっても反射し
ない特性であってもよい。
【0023】なお、各ダイクロイックミラー4R,4
G,4Bにおいていずれも赤外域の波長を透過させる特
性を持たせることでライトバルブの温度上昇を防止でき
る。
【0024】前記ダイクロイックミラー4Gは光束の入
射角に対して45度傾けて配置し、前記ダイクロイック
ミラー4Rはダイクロイックミラー4Gに対して、例え
ば+4度傾けて配置し、前記ダイクロイックミラー4B
はダイクロイックミラー4Gに対して−4度傾けて配置
している。これにより、ダイクロイックミラー4Gによ
り反射される緑の光束は90度曲げられ、また、ダイク
ロイックミラー4R、4Bにより反射される赤、青の光
束は、緑の光束に対してそれぞれ−8度、+8度傾いた
光束となる。
【0025】前記ダイクロイックミラーシステム4から
の赤、緑、青の光束を変換手段であるレンチキュラレン
ズシステム5に入射している。前記レンチキュラレンズ
システム5は、図2に示すように、粗ピッチのレンチキ
ュラレンズ5aと細ピッチのレンチキュラレンズ5bを
組合わせたもので、例えば、プレスにより一枚のガラス
の両側に粗ピッチレンチキュラレンズ5aと細ピッチレ
ンチキュラレンズ5bを形成する。このレンズは、粗ピ
ッチレンチキュラレンズ5aの1つの粗ピッチ円柱レン
ズに対し3個の細ピッチ円柱レンズが配置されるように
形成している。
【0026】粗ピッチレンチキュラレンズ5aのある1
つの粗ピッチ円柱レンズ5a1 に垂直に入射した緑の光
束は、そのレンズ5a1 の焦点に集光した後、この粗ピ
ッチ円柱レンズ5a1 と共通の焦点を持ち、焦点距離が
粗ピッチ円柱レンズ5a1 の1/3またはそれ以下の細
ピッチ円柱レンズ5bG1により、1/3またはそれ以下
の径の光束に変換される。
【0027】また、前記粗ピッチ円柱レンズ5a1 に−
8度の傾きで入射した赤の光束は、そのレンズ5a1 の
焦点から少し離れた位置に集光する。そして、この集光
点に焦点を持つ細ピッチ円柱レンズ5bR1により、1/
3またはそれ以下の径の光束に変換される。
【0028】また、前記粗ピッチ円柱レンズ5a1 に+
8度の傾きで入射した青の光束は、そのレンズ5a1 の
焦点から少し離れた位置で赤の集光点とは反対側に集光
する。そして、この集光点に焦点を持つ細ピッチ円柱レ
ンズ5bB1により、1/3またはそれ以下の径の光束に
変換される。
【0029】このようにしてレンチキュラレンズシステ
ム5は、赤、緑、青の分離したサブバンドからなるカラ
ーバンドセットを、入射光が入射する有効な粗ピッチ円
柱レンズの個数に等しい数だけ生成する。
【0030】前記レンチキュラレンズシステム5から出
射するカラーバンドセットの像を、そのカラーバンドの
ピッチだけ走査する走査手段を形成するガルバノミラー
及びエンコーダ装置6のガルバノミラー6aの反射面に
入射している。そして、前記ガルバノミラー6aからの
反射光を結像手段を構成するカップリングレンズ7によ
りライトバルブとしてのDMD(Digital Micromirror
Device)パネル8に結像させている。前記ガルバノミラ
ー及びエンコーダ装置6のガルバノミラー6aはその回
転軸の回り、すなわち、図中実線の矢印で示す方向に回
動自在になっている。
【0031】そして、ガルバノミラー6aの初期状態に
おいてDMDパネル8に投影されたカラーバンドセット
の像は、水平方向(図1の紙面垂直方向)においてはD
MDパネル8の有効エリアの幅をカバーしており、ま
た、垂直方向においてはDMDパネル8の有効エリアの
幅よりもカラーバンドセットのピッチ分だけ下方にはみ
出すように設定されている。
【0032】また、前記ガルバノミラー6aの初期状態
において、DMDパネル8の最上段の画素行を0とし、
そこからXmmの距離だけ下がった場所に照射されるカ
ラーバンドセットの色と明るさのパターンは、例えば、
図3に示すように、赤、緑、青の3つの山のパターンf
(x) を繰返すパターンとなる。
【0033】前記ガルバノミラー及びエンコーダ装置6
において、ガルバノミラー6aをその回転軸の回りに、
例えば、図1において反時計周りに等角速度で回動する
と、DMDパネル8上のカラーバンドセット全体が垂直
方向、すなわち、上方向に等速度Vで移動する。なお、
実際には等速度に達するまでの助走区間が必要である
が、等速度運動を開始した時点を初期状態、すなわち、
t=0とする。
【0034】前記DMDパルネ8の最上段の先頭行に
は、図4に示すように、移動時間tに応じて、f(0+V×
t) のパターンで、赤、緑、青の光が順次照射される。
また、前記DMDパルネ8の最上段からN番目の行に
は、図5に示すように、移動時間tに応じて、f(N×p+
V×t) のパターンで、すなわち、位相だけが異なるパタ
ーンで赤、緑、青の光が順次照射される。
【0035】従って、カラーバンドセット全体がそのピ
ッチだけ移動すると、DMDパネル8の全ての画素に
は、その位置によって位相だけが異なる同一のパターン
の光が照射されることになる。そして、カラーバンドセ
ットが、そのピッチだけ移動した後、ガルバノミラー6
aは急速に向きを変えて今度は逆向きの等速度運動を開
始する。このようにしてガルバノミラー6aは正逆の往
復運動を繰返す。また、ガルバノミラー6aが方向を反
転する間はDMDパネル8の駆動をオフにする。
【0036】なお、前記DMDパネル8に対して照射す
るカラーバンドセット全体の垂直方向の幅を、カラーバ
ンドセットのピッチの複数倍、例えばM倍だけ大きく
し、カラーバンドセットの垂直方向の走査幅を(M−
1)倍だけ大きくすれば、カラーバンドセットが垂直方
向の上又は下にそのピッチの(M−1)倍移動するまで
はガルバノミラー6aの方向を反転する必要がなくなる
ので、方向反転の回数を減らすことができ、より明るい
画像が得られる。但し、この場合は、カラーバンドセッ
トの照射面積が大きくなるのでDMDパルネ8に有効に
照射される光量は若干減ることになる。
【0037】カラーバンドセットの色と明るさのパター
ンf(x) を、例えば、カラープロジェクタの組立て時に
センサで読取るなどして、そのデータを不揮発性メモリ
のテーブルに格納し、前記ガルバノミラー及びエンコー
ダ装置6のエンコーダでカラーバンドの移動量を検出す
るとともに不揮発性メモリのテーブルのデータを参照す
れば、ある画素に照射される光の色と明るさの強度を知
ることができる。
【0038】これに基づき、表示すべき画像の対応する
画素の3原色の成分のグレイスケールレベルが得られる
ように、カラーバンドセットが走査している間のDMD
パネル8の画素をオンにするタイミングを制御すれば、
DMDパネル8においてフルカラーの画像を生成し、投
射手段としての投射レンズ9でスクリーン上に投射する
ことができる。
【0039】例えば、N番目の行のあるピクセルのオン
/オフのタイミングを図6に示すように制御することに
より、最初の順方向走査においては、緑Gが100%、
青Bが50%、赤Rが25%の画素を表示し、次の逆方
向走査においては、緑Gが0%、青Bが100%、赤R
が50%の画素を表示することになる。
【0040】このように、一枚のDMDパネル8を使用
しながら赤、緑、青の光の大部分を同時に利用でき高輝
度化、低コスト化を図ることができる。また、カラーバ
ンドセットにおける各サブバンドの幅を走査幅の約1/
3にできるので、サブバンドが画素を走査する時間は十
分に長く、DMDパネル8はPWM制御により十分な階
調を達成できる。
【0041】また、単一のパネルを使用するので3色間
の画素ずれの調整は不要となる。さらに、色合成ダイク
ロイックミラーやダイクロイックプリズムが不要とな
り、より一層の低コスト化を図ることができる。 (第2の実施の形態)この実施の形態は請求項1に対応
した実施の形態について述べる。なお、前述した実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0042】前述した第1の実施の形態では白色光から
赤、緑、青の光束を分離する分離反射機構としてダイク
ロイックミラーシステムを使用したが、この実施の形態
では、例えば、レンズ機能を持たせた位相体積型ホログ
ラム素子からなる位相体積型回折格子(Phase Volume G
rating)11を使用する。この位相体積型回折格子11
は、入射光を互いに少しずつ傾いた赤、緑、青の光束に
分離する機能を持っている。また、粗ピッチレンチキュ
ラレンズの機能も持っている。
【0043】従って、この実施の形態で使用する赤、
緑、青の分離したサブバンドからなるカラーバンドセッ
トを作成するレンチキュラレンズシステム12として
は、細ピッチのレンチキュラレンズの機能があればよ
い。
【0044】図7に示すように、凹レンズ3からの白色
光をレンズ機能を持たせた位相体積型ホログラム素子か
らなる位相体積型回折格子11に入射し、この位相体積
型回折格子11で入射光を互いに少しずつ傾いた赤、
緑、青の光束に分離し、レンチキュラレンズシステム1
2に入射させる。
【0045】前記レンチキュラレンズシステム12は入
射する赤、緑、青の光束を、赤、緑、青の分離したサブ
バンドからなるカラーバンドセットを複数個生成する。
サブバンドは走査幅の約1/3の幅になっている。
【0046】前記レンチキュラレンズシステム12の細
ピッチのレンチキュラレンズから出射するカラーバンド
セットの像をカップリングレンズ7で集光し、ガルバノ
ミラー及びエンコーダ装置6のガルバノミラー6aで反
射させた後、偏光ビームスプリッタ13を介して反射型
液晶パネルからなるライトバルブ14に結像させてい
る。
【0047】そして、前記ライトバルブ14から出射す
るフルカラー画像を前記偏光ビームスプリッタ13を介
して投射レンズ9によりスクリーン上に投射するように
している。このような構成においても、前述した実施の
形態と同様、高輝度化及び低コスト化を図ることがで
き、また、充分な階調表現ができる。
【0048】なお、前述した各実施の形態では、カラー
バンドをそのカラーバンドのピッチだけ走査する走査手
段としてガルバノミラーを使用したものについて述べた
がこれに限定するものではなく、例えば、頂角を電気的
に調整できる可変頂角プリズムを使用してもよく、ま
た、カップリングレンズを移動制御する機構を使用して
もよい。 (第3の実施の形態)この実施の形態は請求項2に対応
した実施の形態について述べる。なお、前述した実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0049】図8に示すように、この実施の形態では変
換手段として平板状のレンチキュラレンズシステム5を
使用し、走査手段として、このレンチキュラレンズシス
テム5を図中矢印で示すように前方及び手前に往復移動
制御するリニアモータ及びエンコーダ装置21を使用す
る。前記レンチキュラレンズシステム5は入射する赤、
緑、青の光束を、赤、緑、青の分離したサブバンドから
なるカラーバンドセットを複数個生成する。サブバンド
は走査幅の約1/3の幅になっている。
【0050】前記レンチキュラレンズシステム5の細ピ
ッチのレンチキュラレンズから出射するカラーバンドセ
ットの像を反射ミラー22で反射させた後、カップリン
グレンズ7によりライトバルブとしてのDMDパネル8
に結像させている。
【0051】前記リニアモータ及びエンコーダ装置21
の初期状態においてDMDパネル8に投影されたカラー
バンドセットの像は、水平方向(図8の紙面垂直方向)
においてはDMDパネル8の有効エリアの幅をカバー
し、また、垂直方向においてはDMDパネル8の有効エ
リアの幅よりもカラーバンドセットの複数ピッチ分下方
にはみ出すように前記レンチキュラレンズシステム5の
長さが長く設定されている。
【0052】また、前記リニアモータ及びエンコーダ装
置21の初期状態において、DMDパネル8の最上段の
画素行を0とし、そこからXmmの距離だけ下がった場
所に照射されるカラーバンドセットの色と明るさのパタ
ーンは、例えば、図9に示すように、赤、緑、青の3つ
の山のパターンf(x) を繰返すパターンとなる。
【0053】前記リニアモータ及びエンコーダ装置21
によりレンチキュラレンズシステム5を前方に押し出す
ように等速度で移動すると、DMDパネル8上のカラー
バンドセット全体が垂直方向、すなわち、上方向に等速
度Vで移動する。なお、実際には等速度に達するまでの
助走区間が必要であるが、等速度運動を開始した時点を
初期状態、すなわち、t=0とする。
【0054】前記DMDパルネ8の最上段の先頭行に
は、図10に示すように、移動時間tに応じて、f(0+V
×t) のパターンで、赤、緑、青の光が順次照射され
る。カラーバンドセットがそのピッチだけ移動すると、
レンチキュラレンズシステム5への入射光は初期状態と
同等になる。
【0055】そして、レンチキュラレンズシステム5の
長さがカラーバンドセットの複数ピッチ分だけ入射光の
幅よりも長くなっているので、カラーバンドセットの走
査を複数回連続して行うことができる。図10は、走査
を2回連続して行った場合を示している。
【0056】このように、レンチキュラレンズシステム
5の長さを大きくすることで、1回の順方向走査や逆方
向走査においてカラーバンドセットの複数ピッチ分走査
できるので、順方向から逆方向、あるいは逆方向から順
方向への方向転換の回数を減らすことができる。
【0057】前記レンチキュラレンズシステム5の端が
入射光の端に達すると、方向転換を行い、リニアモータ
及びエンコーダ装置21は、今度はレンチキュラレンズ
システム5を手前に引くように逆向きの等速度運動を行
う。このようにして、リニアモータ及びエンコーダ装置
21は、レンチキュラレンズシステム5の往復移動を繰
返す。そして、方向転換の間はDMDパネル8の駆動を
オフにするのでロスが発生する。
【0058】最上段からN番目の行には、図11に示す
ように、移動時間tに応じて、f(N×p+V×t) のパター
ンで、すなわち、位相だけが異なるパターンで赤、緑、
青の光が順次照射される。
【0059】カラーバンドセットの色と明るさのパター
ンf(x) を、例えば、カラープロジェクタの組立て時に
センサで読取るなどして、そのデータを不揮発性メモリ
のテーブルに格納し、前記リニアモータ及びエンコーダ
装置21のエンコーダでカラーバンドの移動量を検出す
るとともに不揮発性メモリのテーブルのデータを参照す
れば、ある画素に照射される光の色と明るさの強度を知
ることができる。
【0060】これに基づき、表示すべき画像の対応する
画素の3原色の成分のグレイスケールレベルが得られる
ように、カラーバンドセットが走査している間のDMD
パネル8の画素をオンにするタイミングを制御すれば、
DMDパネル8においてフルカラーの画像を生成し、投
射レンズ9でスクリーン上に投射することができる。
【0061】例えば、N番目の行のあるピクセルのオン
/オフのタイミングを図12に示すように制御すること
により、最初の順方向走査においては、緑Gが100
%、青Bが50%、赤Rが25%の画素を表示し、2回
目の順方向走査においては、緑Gが0%、青Bが50
%、赤Rが100%の画素を表示することになる。
【0062】このように、順方向の走査をカラーバンド
セットの複数ピッチ分行った後に方向転換し、逆方向の
走査を同じくカラーバンドセットの複数ピッチ分行った
後に再び方向転換するようにして方向転換する回数を減
らしているので、方向転換に伴うロスを低減できる。
【0063】そして、この実施の形態においても、前述
した実施例と同様に、一枚のDMDパネル8を使用しな
がら赤、緑、青の光の大部分を同時に利用でき高輝度
化、低コスト化を図ることができる。また、カラーバン
ドセットにおける各サブバンドの幅を走査幅の約1/3
にできるので、サブバンドが画素を走査する時間は十分
に長く、DMDパネル8はPWM制御により十分な階調
を達成できる。 (第4の実施の形態)この実施の形態は請求項2に対応
した実施の形態について述べる。なお、前述した実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0064】前述した第3の実施の形態では、変換手段
として、平板状のレンチキュラレンズシステムを使用
し、走査手段として、このレンチキュラレンズシステム
を前方及び手前に往復移動制御するリニアモータ及びエ
ンコーダ装置を使用したが、この実施の形態では、図1
3に示すように、変換手段として、円筒体の側面に形成
した円筒状のレンチキュラレンズシステム31を使用
し、走査手段として、このレンチキュラレンズシステム
31を図中矢印方向に回転するモータ等の駆動手段を使
用する。
【0065】そして、前記レンチキュラレンズシステム
31の円筒内に、白色光源1、楕円反射鏡2、凹レンズ
3、ダイクロイックミラーシステム4及び凹レンズ3か
らの白色光をダイクロイックミラーシステム4に入射さ
せる反射ミラー32を収納している。前記レンチキュラ
レンズシステム31は内周面に粗ピッチレンチキュラレ
ンズを形成し、外周面に細ピッチレンチキュラレンズを
形成している。
【0066】この実施の形態では、ダイクロイックミラ
ーシステム4で分離された赤、緑、青の光束はレンチキ
ュラレンズシステム31によって赤、緑、青の分離した
サブバンドからなるカラーバンドセットに変換される
が、レンチキュラレンズシステム31が駆動手段により
等速度回転されることにより、カラーバンドセットがD
MDパネル8上をR→G→B→R→G→B→…のように
方向転換することなく連続的に走査する。
【0067】このようにレンチキュラレンズシステム3
1を一方向に回転することでカラーバンドセットがDM
Dパネル8の上を方向転換することなく連続的に走査で
きるので、方向転換に伴うロスを皆無にできる。そし
て、この実施例においても、前述した実施の形態と同
様、高輝度化及び低コスト化を図ることができ、また、
充分な階調表現ができる。 (第5の実施の形態)この実施の形態は請求項2に対応
した実施の形態について述べる。なお、前述した実施の
形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0068】前述した第3の実施の形態では白色光から
赤、緑、青の光束を分離する分離反射機構としてダイク
ロイックミラーシステムを使用したが、この実施の形態
では、例えば、レンズ機能を持たせた位相体積型ホログ
ラム素子からなる位相体積型回折格子(Phase Volume G
rating)11を使用する。この位相体積型回折格子11
は、入射光を互いに少しずつ傾いた赤、緑、青の光束に
分離する機能を持っている。また、粗ピッチレンチキュ
ラレンズの機能も持っている。
【0069】従って、この実施の形態で使用する赤、
緑、青の分離したサブバンドからなるカラーバンドセッ
トを作成するレンチキュラレンズシステム12として
は、細ピッチのレンチキュラレンズの機能があればよ
い。
【0070】図14に示すように、凹レンズ3からの白
色光をレンズ機能を持たせた位相体積型ホログラム素子
からなる位相体積型回折格子11に入射し、この位相体
積型回折格子11で入射光を互いに少しずつ傾いた赤、
緑、青の光束に分離し、レンチキュラレンズシステム1
2に入射させる。
【0071】前記レンチキュラレンズシステム12は入
射する赤、緑、青の光束を、赤、緑、青の分離したサブ
バンドからなるカラーバンドセットを複数個生成する。
サブバンドは走査幅の約1/3の幅になっている。そし
て、前記位相体積型回折格子11及びレンチキュラレン
ズシステム12を一体化してリニアモータ及びエンコー
ダ装置21により図中矢印で示すように前方及び手前に
往復移動制御するようになっている。そして、前記位相
体積型回折格子11及びレンチキュラレンズシステム1
2は、その長さがカラーバンドセットの複数ピッチ分だ
け入射光の幅よりも長く設定されている。従って、この
実施の形態においてもカラーバンドセットの走査を複数
回連続して行うことができる。
【0072】前記レンチキュラレンズシステム12の細
ピッチのレンチキュラレンズから出射するカラーバンド
セットの像をカップリングレンズ7で集光し、反射ミラ
ー41で反射させた後、偏光ビームスプリッタ13を介
して反射型液晶パネルからなるライトバルブ14に結像
させている。
【0073】そして、前記ライトバルブ14から出射す
るフルカラー画像を前記偏光ビームスプリッタ13を介
して投射レンズ9によりスクリーン上に投射するように
している。このような構成においても、順方向の走査を
カラーバンドセットの複数ピッチ分行った後に方向転換
し、逆方向の走査を同じくカラーバンドセットの複数ピ
ッチ分行った後に再び方向転換するようにして方向転換
する回数を減らしているので、方向転換に伴うロスを低
減できる。そして、この実施例においても前述した実施
の形態と同様、高輝度化及び低コスト化を図ることがで
き、また、充分な階調表現ができる。
【0074】なお、前述した第3及び第5実施の形態で
はカラーバンドをそのカラーバンドの複数ピッチ分連続
的に走査する走査手段としてリニアモータを使用したも
のについて述べたがこれに限定するものではなく、例え
ば、回転モータとカムを使用してレンチキュラレンズシ
ステムを往復移動制御してもよい。
【0075】また、前述した各実施の形態ではライトバ
ルブとしてDMDパネル又は反射型液晶パネルを使用し
たものについて述べたがこれに限定するものではなく、
透過型液晶パネルを使用してもよく、要は、色順次表示
を行うに足る応答等速度特性を有するライトバルブであ
ればよい。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2記
載の発明によれば、既存のライトバルブを利用しつつ高
輝度化、低コスト化を図り、しかも充分な階調表現がで
きる。また、請求項2記載の発明によれば、さらに、ラ
イトバルブ上を走査するカラーバンドセットの方向転換
によるロスを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略構成図。
【図2】同実施の形態におけるレンチキュラレンズシス
テムの構成及び作用を説明するための部分拡大図。
【図3】同実施の形態におけるカラーバンドセットのパ
ターンを示す図。
【図4】同実施の形態においてDMDパネルの先頭行に
照射されるカラーバンドセットの照射パターンを示す
図。
【図5】同実施の形態においてDMDパネルの第N行に
照射されるカラーバンドセットの照射パターンを示す
図。
【図6】同実施の形態におけるDMDパネルの第N行の
ある画素の駆動パターンを示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す概略構成図。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す概略構成図。
【図9】同実施の形態におけるカラーバンドセットのパ
ターンを示す図。
【図10】同実施の形態においてDMDパネルの先頭行
に照射されるカラーバンドセットの照射パターンを示す
図。
【図11】同実施の形態においてDMDパネルの第N行
に照射されるカラーバンドセットの照射パターンを示す
図。
【図12】同実施の形態におけるDMDパネルの第N行
のある画素の駆動パターンを示す図。
【図13】本発明の第4の実施の形態を示す概略構成
図。
【図14】本発明の第5の実施の形態を示す概略構成
図。
【符号の説明】
1…白色光源 4…ダイクロイックミラーシステム(分離反射機構) 5…レンチキュラレンズシステム(変換手段) 6…ガルバノミラー及びエンコーダ装置(走査手段) 7…カップリングレンズ(結像手段) 8…DMDパネル(ライトバルブ) 9…投射レンズ(投射手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 9/31 H04N 9/31 C (72)発明者 金子 明徳 神奈川県藤沢市藤沢1031番地 小島ビル 株式会社アプティ内 (56)参考文献 特開 平11−52290(JP,A) 特開 平10−62715(JP,A) 特開 平9−318904(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色光源と、この白色光源からの白色光
    を複数の色の光束に分離すると共に各色の光束を異なっ
    た角度で反射する分離反射機構と、この分離反射機構か
    らの各色の光束を、その各色の光束を所定の順序で配列
    した組をサブバンドとし、このサブバンドを複数、所定
    のピッチで配列したカラーバンドに変換する変換手段
    と、この変換手段からのカラーバンドを光変調を行うラ
    イトバルブ上に結像させる結像手段と、前記変換手段か
    らのカラーバンドを前記ライトバルブに対してそのカラ
    ーバンドのピッチだけ走査する走査手段と、前記ライト
    バルブで変調した光を投射する投射手段とを備えたこと
    を特徴とする単板式カラープロジェクタ。
  2. 【請求項2】 白色光源と、この白色光源からの白色光
    を複数の色の光束に分離すると共に各色の光束を異なっ
    た角度で反射する分離反射機構と、この分離反射機構か
    らの各色の光束を、その各色の光束を所定の順序で配列
    した組をサブバンドとし、このサブバンドを複数、所定
    のピッチで配列したカラーバンドに変換する変換手段
    と、この変換手段からのカラーバンドを光変調を行うラ
    イトバルブ上に結像させる結像手段と、前記変換手段を
    移動制御し、この変換手段からのカラーバンドを前記ラ
    イトバルブに対してそのカラーバンドの複数ピッチ分連
    続的に走査する走査手段と、前記ライトバルブで変調し
    た光を投射する投射手段とを備えたことを特徴とする単
    板式カラープロジェクタ。
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