JP3012097U - ゴルフ練習用ティー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案のゴルフ練習用ティーはベースとティ
ーを組み合わせ成る。その中でベースはできればプラス
チック材料で造られた上に向き突き出した皿状体であ
り、その中央に通孔が形成され、通孔の底端に梯形被せ
孔が有る。ティーもプラスチックで造られベースを被し
入れるのに供じられる。このティーには内側に向きアー
ク形に曲った腰部が有り、その上端にボール置き部が有
る。ボール置き部の中央には内側に向き凹んだ半円形体
が有り、半円形体の底端には更に下に向く縮小凹部が有
る。 【効果】 練習する者にボールをティーのボール置き部
の上に置かせ、クラブを振りボールを打つ時に過ってテ
ィー或いはベースに打ちつけた場合に、クラブ、ティー
或いはベースが皆損なわれずにすむ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフ練習用ティーに関し、特にベースを設けて練習する者がクラブ を振るいボールを打つのに便利ならしめる並びに、過ってティー或いはベースを 打ちつけた場合にクラブ、ティー或いはベースを損なわずにすむ練習用ティーに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

近年来ゴルフは既に世界的に流行する運動及びレジャー活動となり、経済が発 展し生活レベルが大いにアップしたのに伴い、ゴルフを好む人口が激増している 。然し、ゴルフコースでゴルフを遊ぶのは費用が高く、且つゴルフコースで良き 成績をあげる為には予め長い間練習すべきなので、至る所にゴルフ練習場が設立 されている。

【０００３】 一般のゴルフ練習場で提供されているティーは、練習する者の制御の下で送球 機１からボール１１を一つずつティー１２の上に送る方式を採用しており、図１ に示す如く、ティー１２の上端は円形皿面１３であり、その底端はゴルフコース を真似たプラスチック製芝生１４の上に挿設され、練習する者が所定の位置に立 てばクラブを振るいゴルフを練習できるが、下記の欠点が有る。

【０００４】 １．ティーの上端は円形皿面であり、それがボールと接触する面積が大きいので 、練習する者がクラブを振る場合にクラブヘッドの振るい打ち位置が制御し難く ボールを打ちあてることができず、卻ってティーを打ちつけ、そのためにティー を傷つける不当な状況が発生しやすい。

【０００５】 ２．ティーがプラスチック製芝生の上に挿設されているので、打たれた場合に壊 れたりプラスチック製芝生から離脱しやすく、練習する者が過って打ちつけた時 にプラスチック製芝生から離脱したり壊れやすいので、練習する者がこれを新た に挿した後再び予定の位置に立つべきあり、使用の面で非常に不便である。

【０００６】 ３．練習する者がクラブヘッドの位置を制御し難く、且つティーは只その底端を 針棒の形でプラスチック製芝生の上に挿しているので、プラスチック製芝生がク ラブに打たれて破損する状況が常に発生し、練習する者に取っては費用がかさば る。

【０００７】 ４．ゴルフをする時ボールを置く高さは個人の習慣によって異なるが、目前一般 の練習場が提供しているボール置く高さの位置は固定しているので、練習する者 は実際にゴルフコースでゴルフで遊ぶのと同じような感覚で練習することができ ない。

【０００８】

【課題が解決するための手段】

本考案者は上記の欠点に鑑み不断に研究改良したあげく、遂に本考案を完成し た。

【０００９】 すなわち本考案の請求項１のゴルフ練習用ティーは、皿状ベースとティーを組 み合わせて成り、その中でベースは中央が上に向き突き出した皿状体であり、そ の中央に通孔が形成され、通孔の底端に梯形被せ孔が有り、そしてその皿面の適 当な位置に釘づけ孔が有りそれを予定の位置に釘づけでき、ティーの底部にはベ ースの通孔及び梯形被せ孔に呼応できる基礎部が有りベースを被せ入れるのに供 じられ、その中段に内側に向きアーク形に曲った腰部が有り、その上端にボール 置き部が有るものである。

【００１０】 また請求項２のゴルフ練習用ティーは、上記のベースとティーがプラスチック で形成されたものである。

【００１１】 請求項３のゴルフ練習用ティーは、上記のティーのボール置き部中央に内側に 向き凹んだ半円形体が形成され、半円形体の底端に更に下に向く縮小凹部が有り 、リング部によりボールと互いに接触できるものである。

【００１２】 請求項４のゴルフ練習用ティーは、上記のベースとティーを一体的に形成した ものである。

【００１３】 請求項５のゴルフ練習用ティーは、上記のティーの腰部はスプリング体である ものである。

【００１４】 さらに請求項６のゴルフ練習用ティーは、上記のティーの基礎部外側に若干個 のねじ山が形成され、そして皿状ベースが上記基礎部に対応する通孔内に内ねじ 山が形成され、ティーと皿状ベースを組み合わせた後に高さの位置を調整できる ようにしたものである。

【００１５】

【作用】

本考案の請求項１の構成では、皿状ベースとティーを組み合わせて成り、その 中でベースは中央が上に向き突き出した皿状体であり、その中央に通孔が形成さ れ、通孔の底端に梯形被せ孔が有り、そしてその皿面の適当な位置に釘づけ孔が 有りそれを予定の位置に釘づけでき、ティーの底部にはベースの通孔及び梯形被 せ孔に呼応できる基礎部が有りベースを被せ入れるのに供じられ、その中段に内 側に向きアーク形に曲った腰部が有り、その上端にボール置き部が有るものであ るので、皿状ベースによりティーを地面に固定でき、この皿状ベースが練習する 者に打ちつけられた場合に地面から離脱しないようにすることができる。またベ ースは上に向き突き出した皿面の形をしているので、クラブヘッドに突き当てら れた際に生じる力が大幅に減少でき、その寿命が増加される。さらにティーには 内側に向きアーク形に曲がった腰部があり、その上端にボール置き部が有り、そ の打撃に対する靭性を強化できるとともに、ボール表面と接触する面積を減少で き、ボールを打つ時の感覚をゴルフコースで実際にプレイする場合と同じくさせ ることができる。

【００１６】 また請求項２の構成では、上記のベースとティーがプラスチックで形成された ものであるので、クラブヘッドを過ってベースに打ちつけた場合にクラブ、ティ ー及びベースが損なわれず、その寿命が増加される。

【００１７】 請求項３の構成では、上記のティーのボール置き部中央に内側に向き凹んだ半 円形体が形成され、半円形体の底端に更に下に向く縮小凹部が有り、リング部に よりボールと互いに接触できるものであるので、練習する者がボールを打ち当て やすく、練習する者が練習しやすい。

【００１８】 請求項４の構成では、上記のベースとティーを一体的に形成したものであるの で、練習する者に多種の選択の機会を提供できる。また練習する者のボールを置 く高さ異なる習慣にあわせて高さの異なる各種のティーを一体的に形成すること により、プレイヤーが練習場でクラブを振る場合に最良の臨場感が得られる。

【００１９】 請求項５の構成では、上記のティーの腰部がスプリング体であるので、ティー が打撃された場合に靭性に優れ、弾力をより多く回復させることができる。

【００２０】 さらに請求項６の構成では、上記のティーの基礎部外側に若干個のねじ山が形 成され、そして皿状ベースが上記基礎部に対応する通孔内に内ねじ山が形成され 、ティーと皿状ベースを組み合わせた後に高さの位置を調整できるようにしたも のであるので、ティーと皿状ベースを組み合わせ後に練習する者のボールを置く 高さ異なる習慣にあわせて高さの異なる各種のティーに調整することができ、プ レイヤーが練習場でクラブを振る場合に最良の臨場感が得られる。

【００２１】

【実施例】

以下、添付した図面を参照し、本考案の詳細な構造、応用の原理、作用と効能 を説明する。

【００２２】 図１は一般のゴルフ・ティーを示し、その構造の状況及び欠点は上記の如くで あり、ここでは説明を省略する。

【００２３】 図２に示す如く、本考案のゴルフ練習用ティーは皿状ベース２とティー３を組 み合わせて成り、その中でベース２はできればプラスチック材料で造られ、これ は中央が上に向き突き出した皿状体であり、その中央に通孔２１が形成され、通 孔２１の底端に梯形の被せ孔２２が有り、そしてその皿面の適当な位置に釘づけ 孔２３、２４を設けそれを予定の位置に釘づけるのに供じられ、ティー３もプラ スチックで造られ、その底部にベース２の通孔２１及び梯形被せ孔２２に呼応で きる基礎部３１が有りそしてベース２と被し合わせることができ、その中段は内 側に向き収縮しアーク形に曲った腰部３２であり、そしてその上端にボール置き 部３３が有り、ボール置き部３３の中央に内側に凹んだ半円形体３４が形成され 、半円形体３４の底端に更に下に向く縮小凹部３５が有り、リング部によりボー ルと互いに接触できる。

【００２４】 図３に示す如く、本考案に係る皿状ベース２とティー３を組み合わせた後、釘 により皿状ベース２を練習の場所に釘づけでき、そしてその皿面が下に向き傾斜 しているので、クラブ４のクラブヘッドが過ってそれを打ちつけた場合に比較的 良好な引導面を提供し振り打ちの力を減少させることができ、又それは摩擦に耐 えられ且つ適当な弾力を有するプラスチックで造られているので、クラブ４及び 皿状ベース２が損なわれないようにすることもできる。又、図に示す如くティー ３は内側に向き縮径しアーク形に曲がった腰部３２を有するので、その打撃され た場合の靭性を強化でき、且つそのボール置き部３３は只そのリング・エッジに よりボール５と互いに接触しているので、練習する者がボール５を打ち当てやす く、練習する者が練習しやすいのみならず、練習する者が過ってティー３を打ち つけた場合は、ティー３の腰部２３の設計により高められた打撃に封する靭性に より挫折されたり損傷されることが無く、ティー３は依然としっかり皿状ベース ２の上に定位され離脱しない。又、本考案の皿状ベース２とティー３を組み合わ せた後構成される一体的な感覚は、練習する者にゴルフコースで実際にクラブを 振る如き臨場感を与え、全体的に見れば本考案は極めて良好なゴルフ練習専用の 施設を提供しているといえる。

【００２５】 図４に示す如く、本考案は又皿状ベース２とティー３を一体的に成形し、皿状 ベース２の上に数個の高さ異なるティー３を形成できるので、更に練習する者に 多種の選択の機会を提供できる。又図５に示す如く、本考案はティー３の腰部３ ２にスプリング状を成させ、以てその打撃された場合に弾力をより多く回復させ ることができる。

【００２６】 図６に示す如く、本考案はティー３の基礎部３１の外側に若干個のねじ山３６ を形成し、そして皿状ベース２が上記基礎部３１に対応する通孔２１内に内ねじ 山２６を形成させることができ、かくしてティー３と皿状ベース２を組み合わせ 後にその高さの位置が調整でき、以て練習する者が異なる高さで、ボールを打つ 習慣に応じることができる。

【００２７】 以上で述べたように、本考案のゴルフ練習用ティーは、練習する者がクラブを 振るいボールを打つのに便利ならしめる並び、過ってティー或いはベースに打ち つけた場合にクラブ、ティー或いはベースが皆損なわれることがないようにする 効能が有り、これらの効能により確かに一般のティーに見られる欠点を改善でき る。

【００２８】 なお、以上述べたのは本考案の比較的理想な具体的実施例であり、本考案はこ れに限定されず本考案の思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

【００２９】

【考案の効果】

本考案の請求項１のゴルフ練習用ティーは、皿状ベースとティーを組み合わせ て成り、その中でベースは中央が上に向き突き出した皿状体であり、その中央に 通孔が形成され、通孔の底端に梯形被せ孔が有り、そしてその皿面の適当な位置 に釘づけ孔が有りそれを予定の位置に釘づけでき、ティーの底部にはベースの通 孔及び梯形被せ孔に呼応できる基礎部が有りベースを被せ入れるのに供じられ、 その中段に内側に向きアーク形に曲った腰部が有り、その上端にボール置き部が 有るものであるので、皿状ベースによりティーを地面に固定でき、それが練習す る者に打ちつけられた場合に地面から離脱しないようにすることができる。また クラブヘッドを過って皿状ベースに打ちつけた場合に比較的良好な引導面を提供 し振り打ちの力を減少させることができる。

【００３０】 また請求項２のゴルフ練習用ティーは、上記のベースとティーがプラスチック で形成されたものであるので、クラブヘッドを過ってベースに打ちつけた場合に クラブ、ティー及びベースが損なわれない。

【００３１】 請求項３のゴルフ練習用ティーは、上記のティーのボール置き部中央に内側に 向き凹んだ半円形体が形成され、半円形体の底端に更に下に向く縮小凹部が有り 、リング部によりボールと互いに接触できるものであるので、練習する者がボー ルを打ち当てやすく、練習する者が練習しやすい。

【００３２】 請求項４のゴルフ練習用ティーは、上記のベースとティーを一体的に形成した ものであるので、練習する者に多種の選択の機会を提供できる。また練習する者 のボールを置く高さ異なる習慣にあわせて高さの異なる各種のティーを一体的に 形成することにより、プレイヤーが練習場でクラブを振る場合に最良の臨場感が 得られる。

【００３３】 請求項５のゴルフ練習用ティーは、上記のティーの腰部はスプリング体である ので、ティーが打撃された場合に靭性に優れ、弾力をより多く回復させることが できる。

【００３４】 さらに請求項６のゴルフ練習用ティーは、上記のティーの基礎部外側に若干個 のねじ山が形成され、そして皿状ベースが上記基礎部に対応する通孔内に内ねじ 山が形成され、ティーとベースを組み合わせた後に高さの位置を調整できるよう にしたものであるので、ティーと皿状ベースを組み合わせ後にその高さの位置が 調整でき、これにより練習する者が異なる高さで、ボールを打つ習慣に応じるこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のゴルフ練習用ティーを示す斜視図であ
る。

【図２】本考案の第１実施例によるゴルフ練習用ティー
を示す分解斜視図である。

【図３】前記第１実施例のゴルフ練習用ティーを示す断
面図である。

【図４】本考案の第２実施例によるゴルフ練習用ティー
を示す正面図である。

【図５】本考案の第３実施例によるゴルフ練習用ティー
を示す正面図である。

【図６】本考案の第４実施例によるゴルフ練習用ティー
を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 送球機 １１ ボール ３ ティー ３１ 基礎部 １２ ティー １３ 円形皿面 １４ プラスチック製芝生 ２ ベース ２１ 通孔 ２２ 梯形被せ孔 ２３ ２４ 釘づけ孔 ３２ 腰部 ３３ ボール置き部 ３４ 半円形体 ３５ 縮小凹部 ４ クラブ ５ ボール

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 皿状ベースとティーを組み合わせて成
   り、その中でベースは中央が上に向き突き出した皿状体
   であり、その中央に通孔が形成され、通孔の底端に梯形
   被せ孔が有り、そしてその皿面の適当な位置に釘づけ孔
   が有りそれを予定の位置に釘づけでき、ティーの底部に
   はベースの通孔及び梯形被せ孔に呼応できる基礎部が有
   りベースを被せ入れるのに供じられ、その中段に内側に
   向きアーク形に曲った腰部が有り、その上端にボール置
   き部が有ることを特徴とするゴルフ練習用ティー。
2. 【請求項２】 上記のベースとティーはプラスチックで
   形成されたものであることを特徴とする請求項１記載の
   ゴルフ練習用ティー。
3. 【請求項３】 上記のティーのボール置き部中央に内側
   に向き凹んだ半円形体が形成され、半円形体の底端に更
   に下に向く縮小凹部が有り、リング部によりボールと互
   いに接触できることを特徴とする請求項１記載のゴルフ
   練習用ティー。
4. 【請求項４】 上記のベースとティーを一体的に形成し
   たことを特徴とする請求項１記載のゴルフ練習用ティ
   ー。
5. 【請求項５】 上記のティーの腰部はスプリング体であ
   ることを特徴とする請求項１記載のゴルフ練習用ティ
   ー。
6. 【請求項６】 上記のティーの基礎部外側に若干個のね
   じ山が形成され、そして皿状ベースが上記基礎部に対応
   する通孔内に内ねじ山が形成され、ティーと皿状ベース
   を組み合わせた後に高さの位置を調整できるようにする
   ことを特徴する請求項１記載のゴルフ練習用ティー。