JP3010662B2 - 分極性電極の製造方法 - Google Patents
分極性電極の製造方法Info
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- JP3010662B2 JP3010662B2 JP33906089A JP33906089A JP3010662B2 JP 3010662 B2 JP3010662 B2 JP 3010662B2 JP 33906089 A JP33906089 A JP 33906089A JP 33906089 A JP33906089 A JP 33906089A JP 3010662 B2 JP3010662 B2 JP 3010662B2
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- sintering
- active carbon
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は活性炭を焼結成形した電極体を分極性電極に
用いた電気二重層コンデンサの分極性電極の製造方法に
関する。
用いた電気二重層コンデンサの分極性電極の製造方法に
関する。
（従来の技術） 近年、電気二重層原理を用いた大静電容量のコンデン
サが開発されており、その規模を大にしてバッテリの用
途に用いるような試みがなされている。
サが開発されており、その規模を大にしてバッテリの用
途に用いるような試みがなされている。
そして、この種の電気二重層コンデンサとして活性炭
と電解質の界面で形成される電気二重層を利用する電気
二重層コンデンサの分極性電極に、活性炭微粒子相互間
を焼結結合せしめ、多孔質焼結体とした提案が本出願人
により、平成１年特許願第215277号にて出願されてい
る。
と電解質の界面で形成される電気二重層を利用する電気
二重層コンデンサの分極性電極に、活性炭微粒子相互間
を焼結結合せしめ、多孔質焼結体とした提案が本出願人
により、平成１年特許願第215277号にて出願されてい
る。
（発明が解決しようとする課題） 上述の特許願における提案では、第４図に示すような
焼結装置の焼結型に充填して多孔質の焼結体に成形する
場合、充填に用いる活性炭粉末の比表面積が1000m2/g以
上になると、真比重も2.0g/cc以下となり、その粉末形
状が20μ以下の微粉末になると、活性炭粉末の計量や、
焼結型への充填に際して活性炭粉末が飛散し、精度のよ
い安定した容積を有する活性炭の多孔質焼結体を得るこ
とが困難である。
焼結装置の焼結型に充填して多孔質の焼結体に成形する
場合、充填に用いる活性炭粉末の比表面積が1000m2/g以
上になると、真比重も2.0g/cc以下となり、その粉末形
状が20μ以下の微粉末になると、活性炭粉末の計量や、
焼結型への充填に際して活性炭粉末が飛散し、精度のよ
い安定した容積を有する活性炭の多孔質焼結体を得るこ
とが困難である。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は活性炭粉末を計量して焼結型に充填に際
し、その飛散を防止し容易に充填できて安定した容積を
有する電極体による分極性電極の製造方法を提供するこ
とにある。
り、その目的は活性炭粉末を計量して焼結型に充填に際
し、その飛散を防止し容易に充填できて安定した容積を
有する電極体による分極性電極の製造方法を提供するこ
とにある。
（課題を解決するための手段） 本発明によれば、活性炭粉末を焼結した電極体に電解
液を含浸させる電気二重層コンデンサの分極性電極の製
造方法において、微粉末状の活性炭に水分を加えて攪拌
しペースト状にするステップと、該ペースト状の活性炭
を焼結装置の焼結型に充填するステップと、該充填した
活性炭を加圧し調節自在に電圧を印加して電極体に焼結
するステップと、を有することを特徴とする分極性電極
の製造方法が提供される。
液を含浸させる電気二重層コンデンサの分極性電極の製
造方法において、微粉末状の活性炭に水分を加えて攪拌
しペースト状にするステップと、該ペースト状の活性炭
を焼結装置の焼結型に充填するステップと、該充填した
活性炭を加圧し調節自在に電圧を印加して電極体に焼結
するステップと、を有することを特徴とする分極性電極
の製造方法が提供される。
（作用） 本発明では焼結装置の焼結型に活性炭粉末を充填に際
して、その重量の５〜15％程度の蒸留水を加え撹拌して
ペースト状態にするので、その計量や充填作業で粉末が
飛散することなく、活性炭が取扱い易くなる。
して、その重量の５〜15％程度の蒸留水を加え撹拌して
ペースト状態にするので、その計量や充填作業で粉末が
飛散することなく、活性炭が取扱い易くなる。
（実施例） つぎに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説
明する。
明する。
第１図は本発明に係る電気二重層コンデンサの分極性
電極に用いる電極体の製造の一例を示す工程図、第２図
はその電極体の焼結装置の概略構成図である。
電極に用いる電極体の製造の一例を示す工程図、第２図
はその電極体の焼結装置の概略構成図である。
第２図において、10は活性炭粉末を収容する焼結型
で、中央には活性炭粉末を充填する穴が形成され、その
内周壁はセラミックスなどの絶縁層11、外周は高強度材
のタングステン鋼などで形成されている。
で、中央には活性炭粉末を充填する穴が形成され、その
内周壁はセラミックスなどの絶縁層11、外周は高強度材
のタングステン鋼などで形成されている。
12は上部ピン、13は下部ピンで、焼結型10の中央部の
穴にそれぞれ挿入されるもので、これらの両ピン12およ
び13の間には活性炭粉末16が封入されて焼結体に加工さ
れるものである。
穴にそれぞれ挿入されるもので、これらの両ピン12およ
び13の間には活性炭粉末16が封入されて焼結体に加工さ
れるものである。
14,15はそれぞれ電極であり、上部ピン12の上方、下
部ピン13の下方に配置され、図示していない油圧装置に
よって矢印方向に圧力Ｐが加えられ、ピン12,13を介し
て活性炭粉末16を上下の両方向から加圧するように構成
されている。
部ピン13の下方に配置され、図示していない油圧装置に
よって矢印方向に圧力Ｐが加えられ、ピン12,13を介し
て活性炭粉末16を上下の両方向から加圧するように構成
されている。
電極14,15にはスイッチSW1,SW2およびコンデンサＣの
直列回路が並列に接続され、また、スイッチSW2とコン
デンサＣとの直列接続部分には可変電源17と可変抵抗器
Ｒとが接続されて電源が供給される。18は制御回路で常
開スイッチのSW1と常閉スイッチのSW2とを開閉制御する
ものである。
直列回路が並列に接続され、また、スイッチSW2とコン
デンサＣとの直列接続部分には可変電源17と可変抵抗器
Ｒとが接続されて電源が供給される。18は制御回路で常
開スイッチのSW1と常閉スイッチのSW2とを開閉制御する
ものである。
つぎに第１図において、ステップ１は上述の焼結装置
により焼結体に形成する活性炭の20μ以下の微粉末を計
量するステップで、該計量した活性炭の重量の５〜15％
程度の蒸留水をステップ２にて含浸させる。ついでステ
ップ３では含浸させた活性炭粉末をよく撹拌してペース
ト状となし、ステップ４では焼結した電極体に対応する
分量のペースト状態の活性炭の計量を行う。
により焼結体に形成する活性炭の20μ以下の微粉末を計
量するステップで、該計量した活性炭の重量の５〜15％
程度の蒸留水をステップ２にて含浸させる。ついでステ
ップ３では含浸させた活性炭粉末をよく撹拌してペース
ト状となし、ステップ４では焼結した電極体に対応する
分量のペースト状態の活性炭の計量を行う。
つぎに、ステップ５にてペースト状にした活性炭を、
所定位置まで下部ピン13を挿入した焼結型10の中央部の
穴に充填して上部ピン12を挿入し、電極14および15を所
定位置に配置して、油圧装置によって充填した活性炭を
上下方向から加圧する。
所定位置まで下部ピン13を挿入した焼結型10の中央部の
穴に充填して上部ピン12を挿入し、電極14および15を所
定位置に配置して、油圧装置によって充填した活性炭を
上下方向から加圧する。
そして、ステップ６では制御回路18により、SW1,SW2
を制御し、コンデンサＣからの電荷を繰返し印加した
り、印加する電圧を調節して所定の焼結方法により、焼
結型10に収容した活性炭の焼結成形を行う。
を制御し、コンデンサＣからの電荷を繰返し印加した
り、印加する電圧を調節して所定の焼結方法により、焼
結型10に収容した活性炭の焼結成形を行う。
第３図は本発明にしたがって焼結した電極体を用いた
電気二重層コンデンサの一例の断面図である。同図にお
いて、20は本実施例の製造方法により活性炭粉末に蒸留
水を加えて焼結型に充填し、焼結させた電極体に希硫酸
を含浸させた分極性電極、30は非導電性ゴムを用いたガ
スケット、40は分極性電極20,20を上下に分離するセパ
レータであり、導電性ゴムを用いた集電板50,50によっ
て分極性電極20,20の電荷を集電するように構成されて
いる。
電気二重層コンデンサの一例の断面図である。同図にお
いて、20は本実施例の製造方法により活性炭粉末に蒸留
水を加えて焼結型に充填し、焼結させた電極体に希硫酸
を含浸させた分極性電極、30は非導電性ゴムを用いたガ
スケット、40は分極性電極20,20を上下に分離するセパ
レータであり、導電性ゴムを用いた集電板50,50によっ
て分極性電極20,20の電荷を集電するように構成されて
いる。
前述のように蒸留水を加えられ撹拌されたペースト状
の活性炭を焼結型に充填する本実施例では、第２図のス
テップ４における計量に際し、活性炭粉末がペースト状
態のため、微粉末の状態に比して扱い易くて計量の精度
が向上し、さらにステップ５における焼結型への充填時
にも飛散せず、容易に充填の作業が行われることにな
る。
の活性炭を焼結型に充填する本実施例では、第２図のス
テップ４における計量に際し、活性炭粉末がペースト状
態のため、微粉末の状態に比して扱い易くて計量の精度
が向上し、さらにステップ５における焼結型への充填時
にも飛散せず、容易に充填の作業が行われることにな
る。
以上、本発明を上述の実施例を用いて説明したが、本
発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
（発明の効果） 本発明によれば、電気二重層コンデンサの分極性電極
に用いる微細な活性炭粉末の焼結体からなる電極体の製
造に際し、使用する活性炭粉末の重量の５〜15％の蒸留
水を含浸させて撹拌しペースト状として焼結型に充填す
るので、活性炭微粉末の飛散が防止されて計量時の精度
が上る利点が生ずるとともに、充填に際して取扱いが容
易となりその作業の能率が向上する効果がある。したが
って、防塵用の設備が不必要となる効果も生ずる。
に用いる微細な活性炭粉末の焼結体からなる電極体の製
造に際し、使用する活性炭粉末の重量の５〜15％の蒸留
水を含浸させて撹拌しペースト状として焼結型に充填す
るので、活性炭微粉末の飛散が防止されて計量時の精度
が上る利点が生ずるとともに、充填に際して取扱いが容
易となりその作業の能率が向上する効果がある。したが
って、防塵用の設備が不必要となる効果も生ずる。
また本発明によれば、焼結装置を用いての焼結時に
は、含浸された蒸留水は焼結の温度により水蒸気になっ
て活性炭を囲むため、空気との接触が減じて活性炭の酸
化が防止されるという利点もある。
は、含浸された蒸留水は焼結の温度により水蒸気になっ
て活性炭を囲むため、空気との接触が減じて活性炭の酸
化が防止されるという利点もある。
第１図は本発明に係る電気二重層コンデンサに用いる分
極性電極の製造の一例を示す工程図、第２図はその分極
性電極の電極体の焼結装置の概略構成図、第３図は本実
施例による電極体を用いた電気二重層コンデンサの断面
図、第４図は電極体の焼結装置の構成を示す説明図であ
る。 10……焼結型、16……活性炭粉末、17……電源、18……
制御回路、20……分極性電極。
極性電極の製造の一例を示す工程図、第２図はその分極
性電極の電極体の焼結装置の概略構成図、第３図は本実
施例による電極体を用いた電気二重層コンデンサの断面
図、第４図は電極体の焼結装置の構成を示す説明図であ
る。 10……焼結型、16……活性炭粉末、17……電源、18……
制御回路、20……分極性電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−186414（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−292612（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−78221（ＪＰ，Ａ) 実開 昭49−20746（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01G 9/058
Claims (2)
- 【請求項１】活性炭粉末を焼結した電極体に電解液を含
浸させる電気二重層コンデンサの分極性電極の製造方法
において、 微粉末状の活性炭に水分を加えて攪拌しペースト状にす
るステップと、 該ペースト状の活性炭を焼結装置の焼結型に充填するス
テップと、 該充填した活性炭を加圧し調節自在に電圧を印加して電
極体に焼結するステップと、 を有することを特徴とする分極性電極の製造方法。 - 【請求項２】前記の微粉末の活性炭の粉末寸法は20μｍ
以下であることを特徴とする請求項（１）に記載の分極
性電極の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33906089A JP3010662B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 分極性電極の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33906089A JP3010662B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 分極性電極の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03198314A JPH03198314A (ja) | 1991-08-29 |
| JP3010662B2 true JP3010662B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=18323882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33906089A Expired - Lifetime JP3010662B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 分極性電極の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3010662B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP33906089A patent/JP3010662B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03198314A (ja) | 1991-08-29 |
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