JP3010041B1 - 植木鉢の構造体 - Google Patents

植木鉢の構造体

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JP3010041B1 JP27106398A JP27106398A JP3010041B1 JP 3010041 B1 JP3010041 B1 JP 3010041B1 JP 27106398 A JP27106398 A JP 27106398A JP 27106398 A JP27106398 A JP 27106398A JP 3010041 B1 JP3010041 B1 JP 3010041B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本質的な機能を損なうことなく、折り畳みが
自在で持ち運び及び保管に便利であり、しかも軽くて割
れることのない耐久性に優れた植木鉢を提供する。 【解決手段】 胴部及び底部を織布1で構成し、胴部の
上周縁に沿って内方へ張出した縁片3を付設し、底部に
は排水口5を設け、胴部の内周には防熱性と復元性を有
し且つ自立可能な筒状シート2を備えていることを特徴
とする。また胴部を織布1で構成し、胴部の上周縁に内
方へ張出した縁片3を付設し、胴部の内周には防熱性と
復元性を有し且つ自立可能な有底筒状シートを備え、該
底部に排水口5を設けてあることを特徴とする。さらに
前記胴部または有底筒状シートには複数本の持手6を備
えてもよい。前記縁片3は反射シートであってもよい。
また縁片3には張出し先端から幅方向へ該幅の中程まで
に至る幅調節用の切り目11が間隔を保ち設けてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は草木を植えるのに使
用する植木鉢の構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の植木鉢は素焼きやプラスチック製
のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来植木鉢を
作っていた素材と全く異なる素材により植木鉢を形成
し、従来の植木鉢とは基本的に異なる特性、すなわち、
植木鉢の本質的な機能を損なうことなく、折り畳みが自
在で持ち運び及び保管に便利であり、しかも軽くて割れ
ることのない耐久性に優れた植木鉢の構造体を提供する
ことを目的とする。また、鳥害や虫害の防止並びに鉢縁
近傍の雑草の発生を防止できる植木鉢の構造体を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、胴部及び底部
を織布で構成し、胴部の上周縁に沿って内方へ張出した
縁片を付設し、底部には排水口を設け、胴部の内周には
防熱性と形状復元性を有し且つ自立可能な筒状シートを
備えていることを特徴とする。
【0005】ここで織布の素材は限定するものではない
が、防水性を備えている方が望ましく、またコスト的に
有利で且つ強くて軽い原料、例えば、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂からなるフラットヤーンを原糸と
したエンドレス織原反または平織原反を用いることが望
ましい。
【0006】前記筒状シートは、胴部の形に対応するよ
うに、円筒状であってもよいし、また横断面が角形の筒
体であってもよいが、いずれを選択したとしても胴部の
内周に沿って固定され、該胴部の形が筒状シートによっ
て保形される。筒状シートの素材は、特に限定するもの
ではないが、折り畳み等で割れや傷がつき難く且つ形状
復元性に優れた次の素材が望ましい。すなわち、クラフ
ト紙や板紙などと称される紙シートと紙シートの間にフ
ラットヤーンからなるクロスシートや、合成樹脂製のフ
ィルムシートを介在し接着してなる硬直性と形状復元性
とを合わせ持った複層構造シート、あるいは紙シートの
少なくとも一面にフラットヤーンからなるクロスシート
や、合成樹脂製のフィルムシートを接着してなる硬直性
形状復元性とを合わせ持った複層構造シートが具体的
に挙げられ、その接着手法としてはラミネート接着等が
挙げられる。
【0007】前記縁片は胴部の上周縁に沿って定まった
幅を有して内方へ張出したもので、縁片で囲まれる部分
は草木を植え付ける開放空間となっている。
【0008】このように形成すると、本植木鉢の構造体
は織布と、形状復元性及び自立性を兼備した筒状シート
によって構成されているので、折り畳みが自在で且つ軽
く割れることがなく、しかも使用時には形が定まってお
り、耐久性に優れた製品となる。また胴部内周に配設す
る筒状シートは防熱性を果たすので、鉢内の土壌湿度の
保持が可能である。さらに、縁片によって鉢縁の近傍の
雑草の発生を防止する。
【0009】ここで植木鉢の構造体は、底部を織布で形
成することもできるが、請求項2記載の発明のように、
胴部の内周に配設される筒状シートに底部を形成し、請
求項1記載の織布による底部に代えることも可能であ
る。
【0010】なおここで、筒状シート又は有底筒状シー
トの強度は、例えば素材たる複層構造シートに用いられ
るクロスシートの密度、クロスシートを構成する原糸の
打ち込み本数の密度、あるいは合成樹脂製フィルムシー
トの素材や密度、及び紙シートの坪量並びにラミネート
接着加工における樹脂量などで調整できる他、当該筒状
シート又は有底筒状シートの重合状態により調整するこ
とも可能である。
【0011】また、請求項3又は4記載の発明のように
複数本の持手を取付けておけば、手持ちやクレーンでの
吊り移動(大型サイズの場合)の際に便利である。
【0012】またここで、縁片は織布で形成してもよい
が、請求項5記載の発明のように反射シートで形成して
もよい。このように形成すると、反射シートの作用によ
って鳥害や虫害を防止することができる。
【0013】さらに請求項6記載の発明のように、反射
シートで形成された縁片の幅を広狭調整可能にすれば、
草木の種類に対応して生育状況を調整することができる
ようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。図1及び図2は本発明の代表的
な実施形態を示すものである。すなわち本実施形態の植
木鉢の構造体は、有底円筒状をした植木鉢本体を構成す
る胴部と底部とを織布1で形成し、前記胴部の内周面に
沿って筒状シート2を配設し、胴部の上周縁の内側には
ドーナツ状をした反射シート3を付設し、底部の中央に
透水性蓋4付の排水口5を設け、さらに胴部には前記反
射シート3を突き抜け、内周壁に沿って上方に突出する
持手6を固着したものである。
【0015】植木鉢本体を構成する織布1は、ポリプロ
ピレン樹脂製やポリエチレン樹脂製のフラットヤーンの
クロスシートであり、植木鉢としての使用に十分耐え得
る強度を持つように、フラットヤーンのデニール数量や
経緯糸の打ち込み本数が設定されている。本実施形態で
は、1500〜1700デニールのフラットヤーンが1
4〜15本/インチで経緯に打ち込まれている原反を使
用している。尚、胴部と底部とは縫着又は融着により一
体化してある。
【0016】前記筒状シート2は、クラフト紙又は板紙
による紙シート7,7の間にクロスシート8をサンドイ
ッチ状にラミネート接着加工をした硬直性と形状復元性
を合わせ持つ複層構造シートであり、植木鉢本体の胴部
の内面の略全域にわたって当てがわれるように出し入れ
可能に挿置されている。この筒状シート2の芯材となる
クロスシートには、1000デニールのフラットヤーン
を、経緯それぞれ10〜14本/インチで打ち込んだ原
反を使用している。そして、この筒状シート2を植木鉢
本体の胴部内面側に備えることによって、植木鉢として
の形が定まり、さらに防熱性能により植木鉢本体の土壌
の乾燥を防止している。
【0017】反射シート3はアルミの蒸着シートで、該
シートは折り畳み自在であって、胴部上周縁に縫着又は
融着により固着したものであり、一定の幅を有し内側の
上周縁近傍を被うように張出したものである。この反射
シート3の存在によって、植木鉢の周縁部分での雑草の
発生を防ぐと共に、反射光の作用による鳥害及び虫害の
防止に役立ち、さらには植木鉢に植える草木の生長にも
影響を与える。
【0018】持手6は胴部周縁上の対向位置に2組設け
たもので、各持手6の端部分は胴部から底部にわたって
縫着されており、胴部より上方に突出する持手6は、例
えばクレーンのフックが引っ掛けられるように輪状にな
っている。大型サイズの植木鉢については4本の持手を
取付け、また小型サイズの植木鉢では対向位置に1組
(2本)の持手を取付け、移動・移設の便を図ってい
る。
【0019】図3及び図4は本発明の他の実施形態を示
すものであり、前記の代表的な実施形態と相違するとこ
ろは、胴部のみを織布1、すなわちポリプロピレン樹脂
製やポリエチレン樹脂製のフラットヤーンのクロスシー
トで形成し、その胴部内周面に沿って配設する筒状シー
トに同一素材からなる底部を縫着して有底筒状シート9
とした点にある。有底筒状シート9は、前記の代表的実
施形態の筒状シートと同様の複層構造シート、すなわち
クラフト紙又は板紙による紙シート7,7の間にクロス
シート8をサンドイッチ状にラミネート接着加工したも
のから成っている。
【0020】この実施形態では対向位置に配設した持手
6は、有底筒状シート9の外面に縫着されている。そし
てこの各持手6を、胴部の上周縁に縫着したドーナツ状
反射シート3に切欠と胴部とによって形成される各通し
孔10に挿通することによって、織布1の胴部の内周に
底部を備えた有底筒状シート9が配設され、上周縁に沿
って上方へ突出する各持手6を備えた植木鉢の構造体を
得ることができる。
【0021】図5は本発明の植木鉢の構造体の使用状態
例を示すもので、植え付ける草木の種類に応じて生育促
進を図る場合には反射シート3の幅を広くし、また花な
どの観賞期間を長くしたい場合には反射シート3の幅を
狭くする。この反射シート3の幅を調節できるように、
図6に示す如く、反射シート3に、先端から幅方向の中
程まで切り目11を全周にわたり間隔を保ち設けてあ
る。すなわち、反射シート3の幅を狭くしたい場合に切
り目11を利用して反射シート3の先側を内側に折り込
むことによって、反射シート3の幅を広狭自在に調整可
能になる。
【0022】
【発明の効果】本発明のうち請求項1及び2記載の発明
は、折り畳みが自在で持ち運び及び保管に便利であり、
しかも軽くて割れることのない耐久性に優れた製品を提
供できる。また使用時には形が保たれ、鉢内部の土壌湿
度も保たれる。
【0023】請求項3及び4記載の発明は、請求項1及
び2記載の発明の効果に加えて、手持ち操作やクレーン
でのつり下げ操作による移動や移設も可能である。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の発明の効果に加えて、反射シートの作用によって、
光線の均等化及び病害防止に役立ち、さらに鳥害や虫害
の防止にもなり、鉢縁近傍の雑草の発生も防止できる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5記
載の発明の効果に加えて、反射シートの幅を広狭調整す
ることによって、草木の種類に応じた生育状態の調整が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における植木鉢の構造体の代表的な実施
形態例を示す一部切欠した斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢印の断面図である。
【図3】他の実施形態例を示す分解斜視図である。
【図4】組立てて示す他の実施形態例の斜視図である。
【図5】本植木鉢の構造体の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図6】反射シートの広狭調整可能な実施形態例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 織布 2 筒状シート 3 反射シート(縁片) 5 排水口 6 持手 11 切り目

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部及び底部を織布(1)で構成し、胴
    部の上周縁に沿って内方へ張出した縁片(3)を付設
    し、底部には排水口(5)を設け、胴部の内周には防熱
    性と形状復元性を有し且つ自立可能な筒状シート(2)
    を備えていることを特徴とする植木鉢の構造体。
  2. 【請求項2】 胴部を織布(1)で構成し、胴部の上周
    縁に内方へ張出した縁片(3)を付設し、胴部の内周に
    は防熱性と形状復元性を有し且つ自立可能な有底筒状シ
    ート(9)を備え、該有底筒状シート(9)の底部に排
    水口(5)を設けてあることを特徴とする植木鉢の構造
    体。
  3. 【請求項3】 前記胴部には複数本の持手(6)を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の植木鉢の構造
    体。
  4. 【請求項4】 前記有底筒状シート(9)には複数本の
    持手(6)を備えていることを特徴とする請求項2記載
    の植木鉢の構造体。
  5. 【請求項5】 前記縁片(3)は反射シートであること
    を特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の記載の植
    木鉢の構造体。
  6. 【請求項6】 前記縁片(3)は張出し先端から幅方向
    へ該幅の中程までに至る幅調節用の切り目(11)が間
    隔を保ち設けてあることを特徴とする請求項5記載の植
    木鉢の構造体。
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