JP3008718U - ロール損紙断裁装置 - Google Patents

ロール損紙断裁装置

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JP3008718U
JP3008718U JP1994012751U JP1275194U JP3008718U JP 3008718 U JP3008718 U JP 3008718U JP 1994012751 U JP1994012751 U JP 1994012751U JP 1275194 U JP1275194 U JP 1275194U JP 3008718 U JP3008718 U JP 3008718U
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roll
broke
waste paper
cutting device
base
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JP1994012751U
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Inventor
靖 桐島
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三共エンジニアリング株式会社
タイコー開発有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール損紙断裁装置の基盤をフォークリフト
等のリフトブラケットに装着し、該断裁装置を移動自在
とすると共に、基盤の両端より前方に突出せしめた固定
アームの先端に夫々設けた軸受に回転自在に取付けたロ
ール損紙の幅寸法に対応して取付軸方向に移動調節自在
としたスライドアームを配設し、ロール損紙の幅寸法が
小なる場合には当該スライドアームをロール損紙側に移
動せしめて取付軸の撓みを防止すべく構成したロール損
紙断裁装置の開発を目的としているものである。 【構造】 基盤の両端より前方へ突出せしめた固定アー
ムの先端に夫々設けた軸受に取付軸を介してロール損紙
を回転自在に横架せしめ、基盤上方に装着した油圧シリ
ンダーにより前後に慴動自在とした刃体にて、ロール損
紙の軸方向全幅に所定の深さに切込みを入れるべく構成
すると共に、前記両アームの夫々の内側にネジ軸を介し
てロール損紙の軸方向に移動調節自在としたスライドア
ームを配設した構造としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はロール損紙の断裁装置に関するものであり、更には断裁装置の基盤を フォークリフト等のリフトブラケットに装着し、該断裁装置を移動自在とすると 共に、基盤の両端より前方に突出せしめた固定アームの先端に夫々設けた軸受に 回転自在に取付けたロール損紙の幅寸法に対応して取付軸方向に移動し間隔を調 節自在としたスライドアームを配設し、ロール損紙の幅寸法が小なる場合には当 該スライドアームをロール損紙側に移動せしめて取付軸の撓みを防止すべく構成 してなるロール損紙断裁装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
抄紙工程において損紙が発生することは避けられない。これは一台の抄紙機で 異なった紙質の抄紙を行う場合、紙質が安定するまでに発生するものが主である が、製品にあっても抜き取り検査等で異物の混入を認められたロット等は損紙と して扱われる。発生した損紙は断裁され、再び溶解槽に供給されるのであるが、 この損紙の発生比率は種々の条件によっても異なるものの、通常約2.5%とい われている。従って例えば月産50,000トンの抄紙能力を有する工場で発生 する損紙は、単純計算では1250トンとなり、この1250トンの損紙を断裁 処理する時間と費用は莫大な金額となっている。ロール損紙の断裁処理は、従来 よりロールの軸方向全幅を作業者がカッターナイフを用いて少しづつ切り裂き、 切り取られた損紙を運搬車等を用いて溶解槽まで運んでいた。抄紙能力の小なる 工場等では現在においてもこの方法で処理しているが、抄紙能力の大なる工場に おいては断裁装置が使われている。しかし現在の断裁装置はロール損紙をフロア ー上に置いた状態にて断裁するので、断裁された損紙の後処理に時間がかかって いた。即ち、フロアー上に置いたロール損紙の軸方向全幅に刃物を入れて断裁す るのであるが、断裁部分から下方は下へ落下するものの、上の部分は巻き付いた ままであり、これを人手によって取り除かなければならないが、大きいロール損 紙を一度に断裁しているので重量的にも作業者にかかる負担は大きかった。また 溶解槽まで運ぶのもクレーンとかフォークリフトを用いなければならないばかり か、断裁されているとはいっても大きい塊ではそのまま溶解槽へ投入することは できず、この断裁された塊を作業者がまた適当な大きさにほぐさなければならな かった。しかも、移動式とはいっても装置も大型化されており、従って、装置を 格納位置へ移動する程度の小移動しかできなかった。更に、ロール損紙の幅も、 1mから2mと、その用途によって幅広くあり、固定アームの先端に装着した取 付軸は、ロール損紙の幅が小なる場合には刃物を入れて断裁する際に取付軸が撓 み、時には曲がってしまうという問題があった。
【0003】
【問題点を解決するための手段】
このような問題を解決せんとして出願人は装置を移動自在とし、しかも断裁後 の処理を容易とした装置、即ち、断裁装置の二本の固定アーム先端部に設けた夫 々の軸受に取付軸を介してロール損紙を回転自在に横架せしめ、該ロール損紙の 軸方向全幅に所定の深さに切込みを入れることにより断裁部分下方が垂下し、該 垂下部分の自重によりロール損紙が自転することにより断裁された損紙を下方に 落下せしめるべく構成した装置をフォークリフト等のリフトブラケットに着脱自 在に装着し、フォークリフト等の油圧源により起動する油圧シリンダーにより作 動せしめるべく構成したロール損紙断裁装置を考案し、顕著なる効果を得ている が、それでもなお、固定アーム間に掛け渡した取付軸がロール損紙の幅が小なる 場合には、断裁の際に撓むという問題があった。出願人はこのような問題を解決 せんとして、ロール損紙の幅に対応して間隔を調節し得るスライドアームを勘案 したものであり、基盤の両端より前方へ突出せしめた固定アームの先端に夫々設 けた軸受に取付釉を介してロール損紙を回転自在に横架せしめ、基盤上方に装着 した油圧シリンダーにより前後に慴動自在とした刃体にて、ロール損紙の軸方向 全幅に所定の深さに切込みを入れるべく構成すると共に、前記両固定アームの夫 々の内側にネジ軸を介してロール損紙の軸方向に移動し間隔を調節自在としたス ライドアームを配設したことを特徴とするロール損紙断裁装置を呈せんとするも のである。
【0004】
【実施例】
以下本考案に係る実施例の態様をまず図1に基いて説明すれば、1は断裁装置 で10はロール損紙回転制御装置、20はスライドアーム機構で21は当該機構 20のネジ軸である。2は基盤で、該基盤2の両端部より前方へ突出せしめた固 定アーム3の先端上面には軸受4を設けている。該軸受4はロール損紙Aを取付 軸5を介して着脱自在に且つ回転自在に受け止め得るように上部を開口した溝と なっており、該溝には固定アーム3の先端側に取付軸5の太さに対応した大きさ の円弧部を設け、断裁時においてロール損紙Aの脱落を防止している。6は刃体 で、該刃体6は固定アーム3及びスライドアーム25の上面に沿い基盤2に装着 した油圧シリンダー7によって作動せしめるべく構成している。刃体6のロール 損紙Aに対する切込み量は付設したセンサー8により定めるべく構成している。 水平方向中心より上部にて刃体7がロール損紙に切り込むように構成しているが 、これは後述のロール損紙回転制御装置との関係で、でき得る限り断裁間隔を小 とするようにしているものである、断裁装置1は基盤2をフォークリフトのリフ トブラケット座に着脱自在に螺着されており、前記油圧シリンダー7はフォーク リフトの油圧源を利用して作動せしめるべく構成している。
【0005】 ロール損紙回転制御装置10を図2に基づいて説明すれば、基盤2の上部より 前方へ突出せしめたリンク機構からなる取付け腕杆11の先端に装着されており 、油圧シリンダー12によって上下動するように構成されている。ロール損紙回 転制御装置10には装置本体13に軸支した主軸14に適宜の間隔をおいて複数 の突起輪15を軸着しており、該突起輪15は同じく装置本体13に装着した油 圧モーター16により駆動される。油圧シリンダー12及び油圧モーター16は 前記油圧シリンダー7と同じくフオークリフト等の油圧源により駆動されるが、 まず油圧シリンダー12を作動せしめ、その後に油圧モーター16が作動すべく 構成されている。突起輪15として本実施例においてはスプロケットを用いてい る。当該ロール損紙回転制御装置10はロール損紙Aの上部を油圧シリンダー1 2を作動せしめて突起輪15で弱押圧し、刃体7にて、ロール損紙Aに所定の深 さに切込みを入れた後、突起輪15を回転せしめてロール損紙Aを適宜回転せし め、その上で再び刃体6を作動せしめて次の断裁部分を更に断裁すべく構成して いる。即ち、ロール損紙Aの周面を何分割かに断裁し得るように構成しているも のである。
【0006】 スライドアーム機構20のネジ軸21は一端をネジ軸受22を介して固定アー ム3に軸支しており、他端はカップリング23にて他方のネジ軸21の他端と接 続している。ネジ軸21にはネジコマ24を介してスライドアーム25が装着さ れており、ネジ軸21をラチェットハンドル(図示なし)にて回すことにより、 スライドアーム25は取付軸5に沿って軸方向に移動し、両スライドアーム間の 間隔を調節し得るように構成している。当該ネジコマ24はネジコマ押え26に てスライドアーム25に取付けられている。27はガイドシャフトで28はガイ ドブッシュ、29は固定軸受である。
【0007】
【考案の効果】
以上のように本考案は、基盤2の両端より前方へ突出せしめた固定アーム3の 先端に夫々設けた軸受4に取付軸5を介してロール損紙Aを回転自在に横架せし め、基盤2上方に装着した油圧シリンダー7により前後に慴動自在とした刃体6 にて、ロール損紙Aの軸方向全幅に所定の深さに切込みを入れるべく構成すると 共に、前記両アーム3,3の夫々の内側にネジ軸21を介してロール損紙Aの軸 方向に移動し間隔を調節自在としたスライドアーム25を配設したことを特徴と するロール損紙断裁装置ロール損紙断裁装置であるから、従来のロール損紙断裁 処理は、ロールの軸方向全幅を作業者がカッターナイフを用いて少しづつ切り裂 き、切り取られた損紙を運搬車等を用いて溶解槽まで運んでおり、また抄紙能力 の大なる工場において使われている断裁装置は、ロール損紙をフロアー上に置い た状態にてロール損紙の軸方向全幅に刃物を入れて断裁しているので、断裁部分 から下方は下へ落下するものの、上の部分は巻き付いたままであり、これを人手 によって取り除かなければならないが、大きいロール損紙を一度に断裁している ので重量的にも作業者にかかる負担は大きかった。また溶解槽まで運ぶのもクレ ーンとかフォークリフトを用いなければならないばかりか、断裁されているとは いっても大きい塊ではそのまま溶解槽へ投入することはできず、この断裁された 塊を作業者がまた適当な大きさにほぐさなければならないという問題もあり、移 動式とはいっても装置も大型化されており、従って、装置を格納位置へ移動する 程度の小移動しかできなかったが、本考案による断裁装置1はフォークリフトに 装着するので移動が自在であり、損紙をクレーンとかフォークリフトにより断裁 装置まで運ぶことはなく抄紙機とか溶解槽まで容易に装置が移動できる。しかも 軸受4,4に取付軸5を介してロール損紙Aを回転自在に横架せしめ、ロール損 紙Aの軸方向全幅に約30〜40mmの深さに刃体6にて切込むことにより断裁 部分下方が垂下するが、断裁部分はロール損紙回転制御装置10によって弱押圧 されているので断裁部分が自重で落下することはなく、回転制御装置10によっ て所定寸法回転せしめて断裁するのでロール損紙Aの周面を3分割にも4分割に も断裁することができる。しかも、固定アーム3,3の間隔に対してロール損紙 Aの幅が小なる場合には、ネジ軸21の回転によってスライドアーム25を内方 へ移動するので取付軸5の受け部の間隔が狭まり、刃体6で断裁する際にも取付 軸5が撓むことはない等、誠に顕著なる実用的な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライドアーム機構の一部断面した平面図
【図2】ロール損紙断裁装置の側面図
【図3】ロール損紙断裁装置の平面図
【符号の説明】
1 断裁装置 2 基盤 3 固定アーム 4 軸受 5 取付軸 6 刃体 7 油圧シリンダー 8 センサー 10 ロール損紙回転制御装置 11 取付け腕杆 12 油圧シリンダー 13 装置本体 14 主軸 15 突起輪 16 油圧モーター 20 スライドアーム機構 21 ネジ軸 22 ネジ軸受 23 カップリング 24 ネジコマ 25 スライドアーム 26 ネジコマ押え 27 ガイドシャフト 28 ガイドブッシュ 29 固定軸受 A ロール損紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤の両端より前方へ突出せしめた固定
    アームの先端に夫々設けた軸受に取付軸を介してロール
    損紙を回転自在に横架せしめ、基盤上方に装着した油圧
    シリンダーにより前後に慴動自在とした刃体にて、ロー
    ル損紙の軸方向全幅に所定の深さに切込みを入れるべく
    構成すると共に、前記両アームの夫々の内側にネジ軸を
    介してロール損紙の軸方向に移動し間隔を調節自在とし
    たスライドアームを配設したことを特徴とするロール損
    紙断裁装置。
JP1994012751U 1994-09-07 1994-09-07 ロール損紙断裁装置 Expired - Lifetime JP3008718U (ja)

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JP1994012751U JP3008718U (ja) 1994-09-07 1994-09-07 ロール損紙断裁装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009268990A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Showa:Kk ロール故紙の切断装置及び切断方法

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