JP3004014B1 - 勾配付トップライト構造 - Google Patents

勾配付トップライト構造

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JP3004014B1
JP3004014B1 JP1654499A JP1654499A JP3004014B1 JP 3004014 B1 JP3004014 B1 JP 3004014B1 JP 1654499 A JP1654499 A JP 1654499A JP 1654499 A JP1654499 A JP 1654499A JP 3004014 B1 JP3004014 B1 JP 3004014B1
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久男 若松
孝久 栗田
紀光 久野
浩 藤巻
進一郎 神山
太 水上
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Abstract

【要約】 【課題】 水や埃あるいは汚れが溜り難く、メンテナン
ス性に優れ、しかも特殊構造の部材を必要とせず、低コ
スト化を図ることができるとともに、汎用性の高い勾配
付トップライト構造を提供する。 【解決手段】 屋根面や天井面に設ける勾配付トップラ
イト構造において、トップライトガラス6を勾配方向S
に直交する方向の2辺の端部を上下段違いにした複層ガ
ラスにて構成し、この段違い複層ガラスからなるトップ
ライトガラス6を支持フレーム1、2に対しそれぞれ押
し縁9、10を介して、勾配方向Sに沿う2辺の端部を
上側のガラス7の外表面側から2辺支持し、勾配方向S
に直交する2辺の端部を段違いにした下側のガラス8の
端部のみを2辺支持して押し縁止めするとともに、勾配
方向Sに直交する方向の前記押し縁9の外表面と前記上
側のガラス7の外表面とを同一面に設定してなる勾配付
トップライト構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採光や換気のため
に屋根面や天井面に設けられる天窓、スカイライト、あ
るいはトップライト等と称されている窓ガラス(以下、
本発明ではトップライトという)に関するもので、特に
トップライトガラスに勾配が付けられた、いわゆる緩勾
配から急勾配までを含む勾配付トップライト構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な勾配付トップライト構造は、図
4に示すように矢印S方向に勾配を付けて設置されるト
ップライトガラス21の4辺を押し縁22を介して支持
フレーム23に押し縁止めするようにしているが、通常
の押し縁止めでは、4辺とも押し縁22をトップライト
ガラス21の外表面側に露出させ、この押し縁22とト
ップライトガラス21との間にシール材を介装して支持
フレーム23との間でトップライトガラス21を狭持す
るようにしている。
【0003】しかしながら、このようなトップライト構
造の場合、トップライトガラス21の外表面とその外表
面側に露出する押し縁22との間に段差が生じることに
なり、特に勾配方向Sに直交する方向の押し縁22との
間の段差部分に水や埃あるいは汚れが溜まる問題があ
り、頻繁にクリーニングしなければならず、維持管理の
面から好ましくなかった。そこで、上記の問題を解消
し、水や埃あるいは汚れが溜まらないようにするため
に、図5に示すような勾配付トップライト構造が提案さ
れている。
【0004】この勾配付トップライト構造は、図5に示
すように複層構造のトップライトガラス21として、そ
の上側のガラスに特殊な熱線反射ガラス24を用い、こ
のトップライトガラス21に対して予め工場でアルミ押
出材からなる押し縁25を埋め込んでなる特殊な構造の
ゴム系構造シール材26を取り付け固定しておき、これ
を現場に搬入して支持フレーム23に組み付けることに
より押し縁止めし、更に上側の熱線反射ガラス24の端
面間に高モジュラスシリコン等よりなる現場ウェザーシ
ール材27を介装するようにしたものである。
【0005】なお、熱線反射ガラス24は、太陽光を反
射することによりその内部側に設けられているゴム系構
造シール材26等の熱劣化を防止する機能を果してい
る。しかして、上記の構造によると、熱線反射ガラス2
4の外表面側に押し縁25が露出しないよう構成できる
ため、トップライトガラス21とこれを止める押し縁2
5との間に段差が生ずることがなく、水や埃あるいは汚
れが溜まるのを防止でき、クリーニングの手間を省ける
ようになる。
【0006】ところが、上記の勾配付トップライト構造
で使用される熱線反射ガラス24を用いたトップライト
ガラス21や押し縁25を埋め込んでなる特殊構造のゴ
ム系構造シール材26は、いずれも一般的な複層構造の
トップライトガラスや押し縁あるいはシール材に比べて
製造コストが高く、高コスト構造となることは避けられ
ないとともに、ヴァリエーション面から見ても汎用性に
乏しく、かかる観点からまだまだ改善の余地が残されて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
に対処するためになされたものであり、その第一の課題
は、水や埃あるいは汚れが溜り難く、メンテナンス性に
優れた構成の勾配付トップライト構造を提供することに
ある。また、本発明のもう一つの課題は、特殊構造の部
材を必要とせず、それによって低コスト化を図ることが
できるとともに、汎用性を高めることができる勾配付ト
ップライト構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明にかかる勾配付トップライト構造は、屋根
面や天井面に設ける勾配付トップライト構造において、
トップライトガラスを勾配方向に直交する方向の2辺の
端部を上下段違いにした複層ガラスにて構成し、この段
違い複層ガラスからなるトップライトガラスを支持フレ
ームに対しそれぞれ押し縁を介して、勾配方向に沿う2
辺の端部を上側のガラスの外表面側から2辺支持し、勾
配方向に直交する2辺の端部を段違いにした下側のガラ
スの端部のみを2辺支持して押し縁止めするとともに、
勾配方向に直交する方向の前記押し縁の外表面と前記上
側のガラスの外表面とを同一面に設定してなることを特
徴とするものであり、これによって勾配方向に直交する
方向の押し縁と上側のガラスとの間の段差をなくするこ
とができ、水や埃あるいは汚れが溜るのを防止すること
ができるとともに、特殊構造の熱線反射ガラスや構造シ
ール材を使用することなく、安価な勾配付トップライト
を構成することができる。
【0009】また、本発明にかかる勾配付トップライト
構造は、上記した勾配付トップライト構造において、前
記上側のガラスの端面と勾配方向に直交する方向の前記
押し縁の端面との間にウェザーシール材を介装してなる
ことを特徴とするものであり、上側のガラスの端面と押
し縁の端面との間に現場施工によってウェザーシール材
を介装することにより、確実な雨仕舞いを実現すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
乃至図3に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態
にかかる勾配付トップライト構造を示す図3のA−A断
面図、図2は同じく図3のB−B断面図である。
【0011】図中において、1は勾配付トップライト構
造のトップライトガラス6を支持するための横支持フレ
ーム、2は縦支持フレームで、それぞれアルミ押出形材
からなり、鉄骨フレーム3、4に対してボルト・ナット
5を介して固定支持されている。トップライトガラス6
は、図1および図3に示す矢印S方向に勾配を付けて設
置されるもので、図1に示すように勾配方向Sに直交す
る方向の2辺の端部を上下段違いにした複層ガラスにて
構成される。
【0012】段違い複層ガラスからなるトップライトガ
ラス6は、図1に示すように勾配方向Sに直交する方向
の2辺の端部のみを上側のガラス7の端部より下側のガ
ラス8の端部を外側へ突出させて構成したもので、図示
の右側から左側に向かって僅かな勾配を設けて設置され
ている。このトップライトガラス6は、横フレーム1お
よび縦フレーム2に対してそれぞれ細長いアルミ押出形
材からなる押し縁9および10を介して押し縁止めされ
るようになっている。
【0013】押し縁9は、図1に示すようにバックアッ
プ材11や横支持フレーム1上に設置されたガラス受ゴ
ム12等を介してトップライトガラス6の下側のガラス
8の勾配方向Sに直交する方向の2辺の端部を押さえて
2辺支持し、横支持フレーム1にボルト13により断熱
ゴム14を介して押し縁止めするものである。なお、こ
の押し縁9は、その外表面がトップライトガラス6の上
側のガラス7の外表面と同一面となるよう設定されてい
る。
【0014】また、押し縁10は、図2に示すようにバ
ックアップ材15やシール材16を介してトップライト
ガラス6の上側のガラス7の勾配方向Sに沿う方向の2
辺の端部をその外表面側から押さえて2辺支持し、縦支
持フレーム2にボルト13により断熱ゴム14を介して
押し縁止めするものである。更に、トップライトガラス
6の上側のガラス7の端面と押し縁9の端面との間に
は、高モジュラスシリコン等からなるウェザーシール材
17が現場施工によって介装され、両者間の隙間を雨仕
舞いするよう構成されている。
【0015】なお、横フレーム1および縦フレーム2に
は、それぞれ結露受け18、19が一体に設けられてい
る。しかして、上記した実施形態によると、段違い複層
ガラスからなるトップライトガラス6を用い、このトッ
プライトガラス6を押し縁9、10により勾配方向Sに
沿う2辺の端部を上側のガラス7の外表面側から2辺支
持し、勾配方向Sに直交する2辺の端部を段違いにした
下側のガラス8の端部のみを2辺支持して押し縁止めす
るとともに、押し縁9の外表面とトップライトガラス6
の上側のガラス7の外表面とを同一面となるよう設定し
ているため、上側のガラス7と押し縁9との間の段差を
なくすることができる。
【0016】このため、トップライトガラス6の上側の
ガラス7と押し縁9との境界部に水や埃あるいは汚れが
溜るのを防止することができ、クリーニング等に要する
手間やコストを省いてメンテナンス性を向上させること
ができる。また、熱線反射ガラスや押し縁を埋め込んで
なる特殊な構造シール材を必要としないため、簡易な構
造として低コスト化を図ることができるとともに、汎用
性を高めることができる。
【0017】更には、トップライトガラス6を段違い複
層ガラスとし、その上側のガラス7の端面と押し縁9の
端面間に現場施工によりウェザーシール材17を介装し
ているため、両者間の隙間を確実に雨仕舞いすることが
できるとともに、連続した勾配面を形成することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
かかる勾配付トップライト構造によると、トップライト
ガラスの上側のガラスの外表面と勾配方向に直交する方
向の押し縁の外表面とを同一面に設定しているため、押
し縁と上側のガラスとの境界部に段差が生ぜず、水や埃
あるいは汚れが溜る心配がなく、メンテナンス性を向上
させることができる。
【0019】また、トップライトガラスを段違い複層ガ
ラスにて構成し、押し縁により勾配方向に沿う2辺の端
部を上側のガラスの外表面側から2辺支持し、勾配方向
に直交する2辺の端部を段違いにした下側のガラスの端
部のみを2辺支持して押し縁止めするようにしているた
め、特殊な熱線反射ガラスや構造シール材を用いる必要
がなく、構造を簡素化して低コスト化を図ることができ
るとともに、汎用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる勾配付トップライト
構造を示す図3のA−A断面図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる勾配付トップライト
構造を示す図3のB−B断面図である。
【図3】本発明の勾配付トップライト構造を示す平面図
である。
【図4】従来の勾配付トップライト構造を示す平面図で
ある。
【図5】従来の勾配付トップライト構造を示す図4のA
−A断面図である。
【符号の説明】
1…横支持フレーム、2…縦支持フレーム、6…トップ
ライトガラス、7…上側のガラス、8…下側のガラス、
9,10…押し縁、17…ウェザーシール材、S…勾配
方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 紀光 神奈川県横浜市中区太田町四丁目51番地 鹿島建設株式会社 横浜支店内 (72)発明者 藤巻 浩 東京都港区港南2丁目12番26号 松下環 境空調エンジニアリング株式会社 東京 支店内 (72)発明者 神山 進一郎 東京都港区港南2丁目12番26号 松下環 境空調エンジニアリング株式会社 東京 支店内 (72)発明者 水上 太 東京都港区港南2丁目12番26号 松下環 境空調エンジニアリング株式会社 東京 支店内 (56)参考文献 特開 平5−311816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/03 E04D 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面や天井面に設ける勾配付トップラ
    イト構造において、 トップライトガラスを勾配方向に直交する方向の2辺の
    端部を上下段違いにした複層ガラスにて構成し、この段
    違い複層ガラスからなるトップライトガラスを支持フレ
    ームに対しそれぞれ押し縁を介して、勾配方向に沿う2
    辺の端部を上側のガラスの外表面側から2辺支持し、勾
    配方向に直交する2辺の端部を段違いにした下側のガラ
    スの端部のみを2辺支持して押し縁止めするとともに、
    勾配方向に直交する方向の前記押し縁の外表面と前記上
    側のガラスの外表面とを同一面に設定してなることを特
    徴とする緩勾配から急勾配までを含む勾配付トップライ
    ト構造。
  2. 【請求項2】 前記上側のガラスの端面と勾配方向に直
    交する方向の前記押し縁の端面との間にウェザーシール
    材を介装してなることを特徴とする請求項1に記載の勾
    配付トップライト構造。
JP1654499A 1999-01-26 1999-01-26 勾配付トップライト構造 Expired - Lifetime JP3004014B1 (ja)

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