JP2995026B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2995026B2
JP2995026B2 JP10049592A JP4959298A JP2995026B2 JP 2995026 B2 JP2995026 B2 JP 2995026B2 JP 10049592 A JP10049592 A JP 10049592A JP 4959298 A JP4959298 A JP 4959298A JP 2995026 B2 JP2995026 B2 JP 2995026B2
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健一郎 三谷
山口  淳
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を垂直磁区に
より記録し、レーザ光もしくはレーザ光と磁界とを用い
て信号を再生する光磁気記録媒体の情報記録再生装置に
関し、特に記録磁区径を微小化した光磁気記録媒体の情
報切ろう再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、書き換え可能で、記
憶容量が大きく、且つ、信頼性の高い記録媒体として注
目されており、コンピュータメモリ等として実用化され
始めている。また、最近では、記録容量が6.0Gby
tesの光磁気記録媒体の規格化も進められ、実用化さ
れようとしている。かかる高密度な光磁気記録媒体から
の信号の再生は、レーザ光を照射することにより、光磁
気記録媒体の記録層の磁区を再生層へ転写すると共に、
その転写した磁区だけを検出できるように再生層に検出
窓を形成し、その形成した検出窓から転写した磁区を検
出するMSR(Magnetically Super
resolution)法により行われている。
【0003】また、光磁気記録媒体からの信号再生にお
いて交番磁界を印加し、レーザ光と交番磁界とにより記
録層の磁区を再生層へ拡大転写して信号を再生する磁区
拡大再生技術も開発されており、この技術を用いること
により14Gbytesの信号を記録および/または再
生することができる光磁気記録媒体も提案されている。
【0004】上記の光磁気記録媒体に信号を記録する場
合には、所定の方式で変調された記録データに従って外
部から磁界を光磁気記録媒体に印加し、磁区を形成する
ことにより行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のMSR
法による信号再生においては、対物レンズにより集光さ
れたレーザ光により記録層の磁区を再生層へ転写してい
たため、光磁気記録媒体への記録密度の向上に伴い、記
録層に形成される磁区は小さくなっており、再生しよう
とする磁区を選択的に再生層へ転写することが困難であ
るという問題があった。
【0006】また、磁区拡大による信号再生において
も、記録層の磁区を再生層へ拡大転写するレーザ光と交
番磁界とは、光磁気記録媒体を挟んで互いに反対側から
光磁気記録媒体に照射または印加されていたため、レー
ザ光の光軸と交番磁界の中心とを一致させることが困難
であるという問題があった。更に、従来の記録装置にお
いては、信号記録時に照射するレーザ光の光軸と印加す
る磁界の中心とが一致していないという問題もあった。
【0007】そこで、本発明は、かかる問題を解決し、
MSR法による信号再生においては、再生しようとする
記録層の磁区を選択的に再生層に転写して信号を再生で
き、また、磁区拡大再生においては、レーザ光の光軸と
交番磁界の中心とを一致させることができ、再生しよう
とする記録層の磁区を選択的に再生層へ拡大転写して信
号を再生できるとともに、信号の記録時にもレーザ光の
光軸と印加磁界の中心とを一致させることができる情報
記録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る発明は、光磁気記録媒体へ信号を記録および/
または再生する情報記録再生装置であって、第1の光学
手段と第2の光学手段とを備える情報記録再生装置であ
る。第1の光学手段は、光磁気記録媒体に第1のレーザ
光を照射し、光磁気記録媒体の記録層の磁区を再生層へ
選択的に転写させる。
【0009】また、第2の光学手段は、光磁気記録媒体
に第2のレーザ光を照射し、再生層からの反射光を検出
する。請求項1に記載された発明によれば、第1のレー
ザ光は、光磁気記録媒体の記録層の磁区を選択的に再生
層へ転写させ、その転写された磁区を第2のレーザ光が
検出することにより信号が再生される。従って、信号検
出用のレーザ光と、記録層の磁区を再生層に転写するレ
ーザ光とが異なるので、それぞれのレーザ光の照射条件
を自由に決定でき、記録層から再生層への選択的な磁区
の転写が可能である。
【0010】また、請求項2に係る発明は、光磁気記録
媒体へ信号を記録および/または再生する情報記録再生
装置であって、磁界印加手段と、第1の光学手段と、第
2の光学手段とを備える情報記録再生装置である。磁界
印加手段は、光磁気記録媒体に交番磁界を印加する。ま
た、第1の光学手段は、磁気印加手段を通して光磁気記
録媒体に第1のレーザ光を照射し、磁界印加手段による
交番磁界と共に再生すべき磁区を光磁気記録媒体の記録
層から再生層へ選択的に拡大転写させる。
【0011】また、第2の光学手段は、光磁気記録媒体
に第2のレーザ光を照射し、再生層からの反射光を検出
する。請求項2に記載された発明によれば、第1のレー
ザ光と交番磁界とにより記録層の磁区が再生層へ拡大転
写され、その拡大転写された磁区は第2のレーザ光によ
り検出されるので、磁区の拡大転写に用いるレーザ光の
照射条件を信号検出用のレーザ光の照射条件と独立に決
定できるとともに、磁区の拡大転写に用いるレーザ光は
磁界印加手段を介して光磁気記録媒体に照射されるの
で、レーザ光の光軸と交番磁界の中心とを一致させるこ
とができ、正確な磁区拡大再生が可能である。
【0012】また、請求項3に係る発明は、光磁気記録
媒体へ信号を記録および/または再生する情報記録再生
装置であって、磁界印加手段と、第1の光学手段と、第
2の紅白手段とを含む情報記録再生装置である。磁界印
加手段は、光磁気記録媒体に交番磁界を印加する。ま
た、第1の光学手段は、磁界印加手段を通して光磁気記
録媒体に第1のレーザ光を照射し、交番磁界と共に再生
すべき磁区を光磁気記録媒体の記録層から再生層へ選択
的に拡大転写させる。
【0013】また、第2の光学手段は、光磁気記録媒体
に第2のレーザ光を照射し、第1のレーザ光、および交
番磁界と共に再生すべき磁区を記録層から再生層へ拡大
転写させると共に、再生層からの反射光を検出する。請
求項3に記載された発明によれば、第1のレーザ光、第
2のレーザ光、および交番磁界とにより記録層の磁区が
再生層へ拡大転写され、その拡大転写された磁区は第2
のレーザ光により検出されるので、磁区の拡大転写に用
いるレーザ光の照射条件を信号検出用のレーザ光の照射
条件と独立に決定できるとともに、磁区の拡大転写に用
いるレーザ光は磁界印加手段を介して光磁気記録媒体に
照射されるので、レーザ光の光軸と交番磁界の中心とを
一致させることができ、正確な磁区拡大再生が可能であ
る。
【0014】また、請求項4に係る発明は、請求項1か
ら請求項3のいずれか1項に記載された情報記録再生装
置において、第1の光学手段は、近接光により光磁気記
録媒体にレーザ光を照射する手段である情報記録再生装
置である。請求項4に記載された発明によれば、記録層
の磁区を再生層へ転写するレーザ光は、近接光により光
磁気記録媒体に照射されるため、対物レンズを用いて集
光する光学系を用いる場合より微小なスポット径のレー
ザ光を光磁気記録媒体に照射でき、再生しようとする磁
区の選択性が向上する。
【0015】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
記載された情報記録再生装置において、第1の光学手段
は、レーザ光生成手段と、出射口と、光導波手段とを備
える情報記録再生装置である。レーザ光生成手段は、レ
ーザ光を生成する。また、出射口は、光磁気記録媒体に
近接して設置される。
【0016】更に、光導波手段は、レーザ光生成手段に
より生成されたレーザ光を、記録ビット長と実質的に同
じビーム径を有する第1のレーザ光に変換し、第1のレ
ーザ光を出射口に導く。請求項5に記載された発明によ
れば、記録層から再生層へ転写、または拡大転写される
最小の磁区径と実質的に同じ径のレーザ光を光磁気記録
媒体に照射できるので、再生したい磁区を確実に再生層
へ転写できる。
【0017】また、請求項6に係る発明は、光磁気記録
媒体へ信号を記録および/または再生する情報記録再生
装置であって、光磁気手段と、光学手段とを備える情報
記録再生装置である。光磁気手段は、再生すべき磁区を
光磁気記録媒体の記録層から再生層へ選択的に拡大転写
させる交番磁界と第1のレーザ光とを光磁気記録媒体に
印加もしくは照射する。
【0018】また、光学手段は、光磁気記録媒体に第2
のレーザ光を照射し、再生層からの反射光を検出する。
請求項6に記載された発明によれば、記録層から再生層
へ磁区を拡大転写するための交番磁界と第1のレーザ光
とは、光磁気手段により光磁気記録媒体に印加または照
射されるので、交番磁界の中心と第1のレーザ光の光軸
とを容易に一致させることができ、確実な磁区の拡大転
写が可能である。また、記録層の磁区を再生層へ拡大転
写するために用いられる第1のレーザ光は、信号検出用
の第2のレーザ光と独立に光磁気記録媒体に照射される
ので、第1のレーザ光の照射条件を拡大転写にのみ適し
た条件に設定できる。
【0019】また、請求項7に係る発明は、光磁気記録
媒体へ信号を記録および/または再生する情報記録再生
装置であって、光磁気手段と、光学手段とを含む情報記
録再生装置である。光磁気手段は、再生すべき磁区を光
磁気記録媒体の記録層から再生層へ選択的に拡大転写さ
せる交番磁界と第1のレーザ光とを光磁気記録媒体に印
加もしくは照射する。
【0020】また、光学手段は、光磁気記録媒体に第2
のレーザ光を照射し、第1のレーザ光、および交番磁界
と共に再生すべき磁区を記録層から再生層へ拡大転写さ
せると共に、再生層からの反射光を検出する。請求項7
に記載された発明によれば、記録層から再生層へ磁区を
拡大転写するための交番磁界と第1のレーザ光とは、光
磁気手段により光磁気記録媒体に印加または照射される
ので、交番磁界の中心と第1のレーザ光の光軸とを容易
に一致させることができ、拡大転写する磁区の選択的な
抽出が可能である。また、記録層の磁区を再生層へ拡大
転写するために用いられる第1のレーザ光は、信号検出
用の第2のレーザ光と独立に光磁気記録媒体に照射され
るので、第1のレーザ光の照射条件を拡大転写する磁区
の抽出にのみ適した条件に設定できる。
【0021】また、請求項8に係る発明は、請求項6ま
たは請求項7に記載された情報記録再生装置において、
光磁気手段は、レーザ光生成手段と、出射口と、光導波
手段と、磁気コイルとを備える情報記録再生装置であ
る。レーザ光生成手段は、レーザ光を生成する。また、
出射口は、光磁気記録媒体に近接して配置される。
【0022】更に、光導波手段は、レーザ光生成手段に
より生成されたレーザ光を、記録ビット長と実質的に同
じビーム径を有する第1のレーザ光に変換し、第1のレ
ーザ光を出射口に導く。また更に、磁気コイルは、交番
磁界を生成する。請求項8に記載された発明によれば、
記録層の磁区を再生層へ拡大転写するために用いられる
交番磁界と第1のレーザ光とは1つの光磁気手段から印
加または照射され、また、第1のレーザ光は、光磁気記
録媒体に近接して配置された出射口から照射され、その
ビーム径は記録層の最小磁区径と実質的に同じであるの
で、交番磁界の中心と第1のレーザ光の光軸とを一致さ
せた状態で再生したい磁区のみを選択的に再生層へ確実
に拡大転写できる。
【0023】また、請求項9に係る発明は、光磁気記録
媒体へ信号を記録および/または再生する情報記録再生
装置であって、磁界印加手段と、光学手段とを含む情報
記録再生装置である。磁界印加手段は、光磁気記録媒体
に記録信号に基づいて変調された磁界を印加する。
【0024】また、光学手段は、磁界印加手段を通して
光磁気記録媒体に近接してレーザ光を照射する。請求項
9に記載された発明によれば、信号の記録時に光磁気記
録媒体を昇温させるレーザ光は、記録信号に基づいて変
調された磁界を印加する磁界印加手段を通して光磁気記
録媒体に照射されるので、印加される磁界の中心と照射
されるレーザ光の光軸とを一致させることができ、確実
に信号を記録できる。
【0025】また、請求項10に係る発明は、請求項9
に記載された情報記録再生装置において、光学手段は、
レーザ光生成手段と、出射口と、光導波手段とを含む情
報記録再生装置である。レーザ光生成手段は、レーザ光
を生成する。また、出射口は、光磁気記録媒体に近接し
て設置される。
【0026】更に、光導波手段は、レーザ光生成手段に
より生成されたレーザ光を、記録磁区径と実質的に同じ
ビーム径を有するレーザ光に変換し、その変換したレー
ザ光を出射口に導く。請求項10に記載された発明によ
れば、請求項9に記載された情報記録再生装置の構成に
加え、光磁気記録媒体を昇温させるレーザ光は、光磁気
記録媒体に近接して配置された出射口から照射されるた
め、微小な領域のみを昇温させることができ、記録磁区
径を小さくできる結果、記録密度を高くできる。
【0027】また、請求項11に係る発明は、光磁気記
録媒体へ信号を記録および/または再生する情報記録再
生装置であって、光磁気手段を含む情報記録再生装置で
ある。光磁気手段は、光磁気記録媒体に記録信号に基づ
いて変調された磁界を印加するとともに、光磁気記録媒
体に近接してレーザ光を照射する。
【0028】請求項11に記載された発明によれば、信
号記録用の磁界と、光磁気記録媒体を昇温させるレーザ
光とを光磁気手段により光磁気記録媒体に印加もしくは
照射されるので、磁界の中心とレーザ光の光軸とを容易
に一致させることでき、確実な記録が可能である。ま
た、請求項12に係る発明は、請求項11に記載された
情報記録再生装置において、光磁気手段は、レーザ光生
成手段と、出射口と、光導波手段と、磁気コイルとを含
む情報記録再生装置である。
【0029】レーザ光生成手段は、レーザ光を生成す
る。また、出射口は、光磁気記録媒体に近接して配置さ
れる。更に、光導波手段は、レーザ光生成手段により生
成されたレーザ光を、記録ビット長と実質的に同じビー
ム径を有するレーザ光に変換し、その変換したレーザ光
を出射口に導く。
【0030】また、更に、磁気コイルは、記録信号に基
づいて磁界を生成する。請求項12に記載された発明に
よれば、請求項11に記載された情報記録再生装置の構
成に加え、光磁気記録媒体を昇温させるレーザ光は光磁
気記録媒体に近接して照射されるため、微小な領域のみ
を昇温させることができ、微小な記録磁区を確実に形成
でき、記録密度の向上を確実に図ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。図1を参照して、本願発明に係る光磁気
記録媒体に信号を記録および/または再生を行うヘッド
について説明する。ヘッドは、光磁気記録媒体5に第1
のレーザ光を照射し、磁界を印加する光磁界手段20
と、光磁気記録媒体5に第2のレーザ光を照射し、その
反射光を検出する第2の光学手段10とから成る。光磁
界手段20は、半導体レーザにより生成されたレーザ光
を光磁気記録媒体5に近接光として照射する第1の光学
手段21と、光磁気記録媒体5に磁界を印加する磁界印
加手段22とから成る。
【0032】図2を参照して、光磁界手段20の詳細に
ついて説明する。第1の光学手段21は、レーザ光を生
成する第1の半導体レーザ210と、第1の半導体レー
ザ210により生成されたレーザ光を出射口212に導
く光導波手段211と、レーザ光を光磁気記録媒体5に
近接光として照射する出射口212とから成る。即ち、
第1の光学手段21は、第1の半導体レーザ210によ
り生成されたレーザ光を近接光としての第1のレーザ光
に変換し、光磁気記録媒体5に照射するものである。
【0033】第1のレーザ光は、例えば、780nm
(許容誤差±15nm)の波長を有するレーザ光であ
る。第1のレーザ光は、後述するように光磁気記録媒体
の記録層に形成された微小な記録磁区の領域を所定温度
以上に昇温させる働きをするため、特に、780nmの
波長に限定されるものではなく、光磁気記録媒体5に近
接光として照射できるレーザ光であればよい。
【0034】また、光導波手段211は、光ファイバー
からなる。光導波手段211である光ファイバーは、第
1の半導体レーザ210の出射面に接して設けられてお
り、第1の半導体レーザ210から出射されたレーザ光
は光ファイバーに入射し、光ファイバー中を進行して出
射口212から出射される。光ファイバーは、周知のよ
うに、屈折率の異なる2つの材料から構成されており、
内周部を構成する材料の屈折率は、外周部を構成する材
料の屈折率より大きい。このため、光ファイバーに入射
したレーザ光は内周部を構成する材料と外周部を構成す
る材料との界面で反射されながら内周部を構成する材料
中を進行する。光ファイバーの直径は100μm程度で
あり、その先端である出射口212は、レーザ光の進行
方向213に対し、尖状形状(図2では図示していな
い。)を有する。
【0035】磁界印加手段22は、コア220と、コア
220に巻いたコイル221とから成り、コイル221
に所定の電流を流すことにより光磁気記録媒体5に磁界
を印加するものである。従って、コイル221に流す電
流の向きを変えることにより光磁気記録媒体5に所定の
周波数を持った交番磁界を印加できる。本願発明におい
ては、第1の光学手段21を構成する光導波手段211
は、その中心軸を磁界印加手段22のコア220の中心
軸と一致させて、コア220を貫通するように設けられ
ている。従って、第1の光学手段21の出射口は、コア
220の底面に設けられている。磁界印加手段22は、
通常、光磁気記録媒体5に非常に近づけて設置されるた
め、出射口212と光磁気記録媒体5との間隔は10n
m程度である。その結果、出社口212から出射された
レーザ光は、拡散する前に光磁気記録媒体5に照射さ
れ、そのビーム径は、0.1〜0.2μm程度である。
【0036】かかる構成を採用することにより、光磁界
手段20は、第1の光学手段21により近接光として第
1のレーザ光を光磁気記録媒体5に照射できると共に、
該第1のレーザ光の光軸と、磁界印加手段22により印
加される磁界の中心とを容易に一致させることができ
る。再び、図1を参照して、第2の光学手段10は、第
2の半導体レーザ1と、コリメータレンズ2と、ハーフ
ミラー3と、対物レンズ4と、ウォラストンプリズム6
と、集光レンズ7と、光検出器8とを備える。第2の半
導体レーザ1は、波長635nm(許容誤差±15n
m)の第2のレーザ光を生成する。コリメータレンズ2
は、第2の半導体レーザ2から生成された第2のレーザ
光を平行光にする。ハーフミラー3は、コリメータレン
ズ2により平行光にされた第2のレーザ光をそのまま透
過し、光磁気記録媒体5からの反射光のうち、半分を9
0度の方向に反射する。対物レンズ4は、ハーフミラー
3からの透過光を集光し、光磁気記録媒体5に照射す
る。ウォラストンプリズム6は、ハーフミラー3からの
反射光を入射し、S偏光成分のみのレーザ光、P偏光成
分のみのレーザ光、およびS偏光成分とP偏光成分とが
混在したレーザ光に分離する。集光レンズ7は、ウォラ
ストンプリズム6からのレーザ光を光検出器8に集光照
射する。光検出器8は、反射光を検出する。
【0037】スピンドルモータ9は、光磁気記録媒体5
を所定の回転数で回転させる。本願発明においては、M
SRにより信号再生を行う場合には、上記説明した光磁
界手段20の第1の光学手段21により照射した第1の
レーザ光により再生しようとする光磁気記録媒体5の記
録層の磁区を再生層に転写し、第2の光学手段10によ
り照射した第2のレーザ光により再生層に転写された磁
区を検出する。
【0038】また、磁区拡大再生により信号再生を行う
場合には、光磁界手段20の第1の光学手段21による
第1のレーザ光と磁界印加手段22による交番磁界とに
より再生しようとする光磁気記録媒体5の記録層の磁区
を再生層に拡大転写し、第2の光学手段10による第2
のレーザ光により再生層に拡大転写された磁区を検出す
る。
【0039】更に、光磁界手段20の第1の光学手段2
1による第1のレーザ光と磁界印加手段22による磁界
とにより光磁気記録媒体5に信号を記録することも可能
である。図3を参照して、第1の光学手段21により照
射される第1のレーザ光、および第2の光学手段10に
より照射される第2のレーザ光の強度分布について説明
する。第1のレーザ光は、上記説明の如く、光磁気記録
媒体5に近接して照射され、ビーム径は0.1〜0.2
μm程度と微小であるため、図3の(a)に示すように
急峻な強度分布を有する。一方、第2の光学手段10に
より照射される第2のレーザ光は、波長635nmのレ
ーザ光が対物レンズ4により集光照射されるため、光磁
気記録媒体5でのビーム径は0.8〜1.0μm程度で
あるため、その強度分布は、図3の(b)に示すように
ブロードである。その結果、光磁気記録媒体5には、図
3の(a)と(b)に示す強度分布が重ね合わされた図
3の(c)に示す強度分布を有するレーザ光が照射され
る。
【0040】本願発明においては、第1のレーザ光と第
2のレーザ光とは、光磁気記録媒体5を挟んで互いに反
対側から照射されるため、光磁気記録媒体5は、その両
側からレーザ光が照射できる構造でなければならない。
図4を参照して、光磁気記録媒体5の断面構造について
説明する。光磁気記録媒体5は、ガラス、ポリカーボネ
ート等の透光性の基板51上に形成されたSiNから成
る干渉層52と、干渉層52上に形成されたGdFeC
oから成る再生層53と、再生層53上に形成されたS
iNから成る非磁性層54と、非磁性層54上に形成さ
れたTbFeCoから成る記録層55と、記録層55上
に形成されたSiNから成る保護層56とから成る。各
層の膜厚は、干渉層52が500〜1000Å、再生層
53が100〜500Å、非磁性層54が50〜300
Å、記録層55が500〜3000Å、保護層56が5
00〜1000Åの範囲である。光磁気記録媒体5の信
号再生においては、保護層56側から第1のレーザ光を
照射し、記録層56の磁区を非磁性層54を介して再生
層53に転写し、基板2側から第2のレーザ光が照射さ
れ、記録層55から再生層53へ転写された磁区を検出
する。また、光磁気記録媒体5への信号記録において
は、保護層56側から第1のレーザ光と磁界とが照射ま
たは印加され記録層55に信号が記録される。
【0041】図5を参照して、本願発明に係るヘッドを
用いて磁区拡大による信号再生の機構について説明す
る。磁区拡大再生が行われる場合には、再生層53に基
板2側から第2のレーザ光50が照射され、保護層56
側から記録層55へ第1のレーザ光57と交番磁界58
とが照射または印加される。再生層53の磁化は、予め
所定の方向に初期化されている(図5の(a)参照)。
【0042】第1のレーザ光57により再生しようとす
る記録層55の磁区550が所定温度以上に昇温され、
交番磁界58のうち、磁区550の磁化と同じ方向の磁
界が印加されたタイミングで磁区550は、非磁性層5
4を介して静磁結合により再生層53へ拡大転写され、
再生層53には、磁区550と同じ磁化を有し、磁区5
50より大きい磁区530が現れる。再生層53に拡大
転写された磁区530は、第2のレーザ光50により検
出される(図5の(b)参照)。この場合、記録層55
に照射される第1のレーザ光57の強度は、第1のレー
ザ光57のみでは磁区550が再生層53に転写されな
い強度である。かかる強度の第1のレーザ光57を照射
することにより、記録層55の磁区550は、拡大され
た状態で再生層53に転写される。レーザ光のみでは記
録層から再生層へ転写が起こらない強度のレーザ光を照
射して磁区拡大により再生する技術については、本出願
人による平成10年特許願第11341号に詳しい。
【0043】再生層53に拡大転写された磁区530が
第2のレーザ光50により検出された後、第1のレーザ
光57、第2のレーザ光50、および交番磁界58が次
の磁区へ移動し、磁区550の領域が降温し、磁区55
0と反対方向の磁界が印加されると再生層53の磁区5
30が消去され、初期状態に戻る(図5の(c)参
照)。
【0044】上記、図5の(a)から(c)の工程を繰
り返すことにより、本願発明に係る光磁界手段20と第
2の光学手段10とにより記録層55の磁区が磁区拡大
再生により再生される。図6を参照して、光磁界手段2
0と第2の光学手段10とを用いてMSRにより光磁気
記録媒体5から信号を再生する機構について説明する。
MSRによる信号再生においては、光磁界手段20の第
1の光学手段21から第1のレーザ光57のみが保護層
56側から記録層55に照射され、磁界印加手段22に
よる磁界は印加されない。また、第2の光学手段10に
より基板2側から第2のレーザ光50が再生層53に照
射される(図6の(a)参照)。尚、第1のレーザ光5
7の強度は、磁区拡大による再生の場合とは異なり、記
録層55から再生層53へ磁区が転写される強度であ
る。
【0045】第1のレーザ光57により、再生しようす
る記録層55の磁区550の領域が昇温されると、磁区
550は非磁性層54を介して静磁結合により再生層5
3へ転写され、再生層53に磁区531が現れる。再生
層53に転写された磁区531は、第2のレーザ光50
により検出される(図6の(b)参照)。従来、MSR
により記録層の磁区を再生層へ転写して再生する場合に
は、再生層側から照射されたレーザ光のみにより再生し
ようとする記録層の磁区の領域を昇温し、且つ、この昇
温させた領域に対応する再生層の領域のみを所定温度以
上に昇温させるように、照射するレーザ光の強度、およ
び再生層、記録層に用いる磁性材料の組成を厳密に制御
する必要があった。しかし、本願発明に係る第1の光学
手段21と第2の光学手段10とにより記録層の磁区を
再生層に転写して再生する場合には、記録層55のビッ
ト長と実質的に同じビーム径を有する第1のレーザ光に
より記録層55の磁区550を選択的に再生層53に転
写し、その転写した磁区531を第2のレーザ光50に
より検出するため、従来のように第2のレーザ光50の
強度、再生層53、記録層55の磁性材料の組成を厳密
に制御する必要はない。
【0046】第2のレーザ光50により再生層53に転
写された磁区531が検出された後、第1のレーザ光5
7、および第2のレーザ光50が次の磁区の位置に移動
すると、磁区550の領域の温度は低下し、再生層53
に転写された磁区531は消去し、初期状態になる(図
6の(c)参照)。上記図6の(a)から(c)の工程
を繰り返すことにより、本願発明に係る光磁界手段20
と第2の光学手段10とにより記録層55の磁区がMS
Rにより再生される。
【0047】図7を参照して、光磁界手段20を用いて
光磁気記録媒体5に信号を記録する機構について説明す
る。信号が記録される場合には、光磁気記録媒体5に第
2の光学手段10による第2のレーザ光は照射されな
い。従って、光磁気記録媒体5の保護層56側から第1
の光学手段21による第1のレーザ光57と記録信号に
基づいて変調された磁界70とが照射もしくは印加され
る。第1のレーザ光57により記録層55の微小な領域
が所定温度以上に昇温され、磁界70が所定温度以上に
昇温された領域に印加されると記録層55に記録磁区5
51が形成される。この場合、記録層55は再生層53
とは非磁性層54により分離されているため、記録磁区
551の磁化が再生層53の磁化に影響されることがな
く、正確な信号記録が可能である。矢印71で示す方向
に光磁気記録媒体5が回転することにより記録層55に
記録磁区が次々と形成され、信号が記録される。
【0048】図8を参照して、本願発明に係る光磁気記
録媒体に信号を記録および/または再生を行うヘッドの
他の実施例について説明する。図8に示すヘッドは、光
磁気手段28と第2の光学手段10とから成るものであ
り、第2の光学手段10は図1に示すものと同じである
ので、その説明は省略する。光磁気手段28は、光磁気
記録媒体5に近接光としての第1のレーザ光を照射する
とともに、磁界を印加する。
【0049】図9を参照して、光磁気手段28の詳細に
ついて説明する。光磁気手段28は、レーザ光を生成す
る半導体レーザ280と、半導体レーザ280により生
成されたレーザ光を出射口284に導く光導波手段28
3と、レーザ光を近接光としての第1のレーザ光に変換
して照射する出射口284と、磁界を生成するコイル2
82と、コイル282を巻くコア281とを備える。半
導体レーザ280はコア281の内部に設置されてお
り、光導波手段283は、その中心軸をコア281の中
心軸と一致させて形成されている。光導波手段283は
光ファイバーからなり、半導体レーザ280の出射面に
接して設けられている。また、光ファイバーの構成は、
上記説明したのと同じである。更に、出射口284はコ
ア281の底面に設けられている。従って、光磁気手段
28においても、半導体レーザ280からのレーザ光を
出射口284から近接光としての第1のレーザ光に変換
して光磁気記録媒体に照射可能であり、第1のレーザ光
の光軸と磁界の中心とを容易に一致させることができ
る。光磁気手段28を用いても、上記図5から6で説明
したMSRによる信号再生、磁区拡大による信号再生、
および信号記録が可能であり、上記説明したのと同じ効
果が得られる。
【0050】図10を参照して、上記図1に示す構成を
有するヘッドを含む情報記録再生装置について説明す
る。情報記録再生装置は、光磁界手段20と、第2の光
学手段10と、再生信号増幅回路11と、サーボ回路1
2と、サーボ機構13と、スピンドルモータ9と、整形
器14と、外部同期信号生成回路15と、遅延回路16
と、復号器17と、変調回路18と、タイミング設定回
路19と、第1のレーザ駆動回路23と、磁界印加手段
駆動回路24と、第2のレーザ光駆動回路25とを備え
る。また、光磁界手段20は、第1の光学手段21と磁
界印加手段22とから成る。光磁界手段20は、上記説
明した機構により第1の光学手段21による近接光とし
ての第1のレーザ光と磁界印加手段22による磁界と
を、第1のレーザ光の光軸と磁界の中心とを一致させて
光磁気記録媒体5に照射する。第2の光学手段10は、
光磁気記録媒体5に第2のレーザ光を照射し、その反射
光を検出する。再生信号増幅回路11は、第2の光学手
段10により検出された信号を所定の値に増幅し、その
うち、トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー
信号をサーボ回路12へ、光磁気信号を整形器14へ、
光磁気記録媒体5上に形成された形状に基づく信号を外
部同期信号生成回路15へ、それぞれ出力する。外部同
期信号15は、前記形状に基づいて外部同期信号を生成
し、整形器14、サーボ回路12、および遅延回路16
へ出力する。サーボ回路12は、再生信号増幅回路11
からのトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号
に基づきサーボ機構13を制御し、サーボ機構13はサ
ーボ回路12からの制御に基づいて第2の光学手段10
中の対物レンズ(図示省略)のトラッキング、フォーカ
スサーボを行う。また、サーボ回路12は、外部同期信
号生成回路15からの外部同期信号に同期してスピンド
ルモータ9を所定の回転数で回転させ、これにより光磁
気記録媒体5は所定の回転数で回転する。整形器14は
再生信号増幅回路15からの光磁気信号を入力し、外部
同期信号に同期して光磁気信号のノイズを除去した後、
復号器17へ出力する。復号器17は、光磁気信号を復
調して再生データとして出力する。遅延回路16は、外
部同期信号に基づいて一定時間遅延させた同期信号をタ
イミング設定回路19へ出力する。タイミング設定回路
19は、信号の再生時には、遅延回路16からの同期信
号に同期して、磁区拡大再生時に光磁気記録媒体5に印
加する交番磁界を生成するためのデューティを設定した
パルス信号を生成し、磁界印加手段駆動回路24へ出力
する。また、タイミング設定回路19は、遅延回路16
からの同期信号に同期して第1および第2のレーザ光を
生成するためのパルス信号を生成し、第1および第2の
レーザ駆動回路23、25へ出力する。また、MSRに
より信号再生を行う場合には、タイミング設定回路19
は、交番磁界を生成するためのパルス信号は生成せず、
第1および第2のレーザ光を生成するためのパルス信号
のみを生成する。更に、光磁気記録媒体5に信号を記録
する時は、タイミング設定回路19は、遅延回路16か
らの同期信号と変調回路18により所定の方式に変調さ
れた記録信号とに基づいて、該記録信号の位相を同期信
号の位相に一致させたパルス信号を生成し、磁界印加手
段駆動回路24へ出力する。変調回路18は、記録デー
タを所定の方式に変調してタイミング設定回路19へ出
力する。第1のレーザ駆動回路23は、タイミング設定
回路19からのパルス信号に基づいて光磁界手段20中
の第1の光学手段21中の半導体レーザを駆動させる。
また、磁界印加手段駆動回路24は、タイミング設定回
路19からのパルス信号に基づいて光磁界手段20中の
磁界印加手段22に所定の電流を流し、所定の磁界を発
生させる。更に、第2のレーザ駆動回路25は、タイミ
ング設定回路19からのパルス信号に基づいて第2の光
学手段10中の半導体レーザを駆動する。
【0051】図11を参照して、外部同期信号生成回路
15での外部同期信号の生成について説明する。光磁気
記録媒体5は、グルーブ110とランド111とから成
る平面構造を有し、グルーブ110とランド111とに
は、所定の間隔で所定の長さを有する不連続な領域11
2が存在する。第2の光学手段10により該不連続な領
域112からは信号(a)が検出される。検出された信
号(a)は、再生信号増幅回路11を介して外部同期信
号生成回路15へ入力される。外部同期信号生成回路1
5は、入力した信号(a)を微分して信号(b)を生成
し、生成した信号(b)のゼロクロスの位置に同期して
パルス信号(c)を生成する。その後、パルス信号
(c)の各パルス信号間に、例えば、512周期の信号
が存在するような外部同期信号(d)を生成する。
【0052】図10、11を参照して、光磁気記録媒体
5に信号を記録する際の情報記録再生装置の動作につい
て説明する。情報記録再生装置に光磁気記録媒体5が装
着されると、スピンドルモータ9は、所定の回転数で光
磁気記録媒体5を回転させ、第2の光学手段10は第2
のレーザ光により前記不連続な領域112を検出する。
検出された不連続な領域112に基づいて上記説明した
ように外部同期信号(d)が生成される。サーボ回路1
2は、最初、所定の回転数で回転していたスピンドルモ
ータ9の回転数を生成された外部同期信号(d)に同期
して補正し、スピンドルモータ9を外部同期信号(d)
に同期して回転させる。また、第2の光学手段10中の
対物レンズのトラッキングサーボおよびフォーカスサー
ボは、上記説明したように行われる。遅延回路16は、
外部同期信号(d)に基づいて一定時間遅延させた同期
信号(e)を生成してタイミング設定回路19へ出力す
る。記録データは変調回路18で所定の方式で変調さ
れ、信号(f)を生成し、タイミング設定回路19へ出
力する。タイミング設定回路19は、同期信号(e)と
信号(f)とに基づいて、信号(f)の位相を同期信号
(e)の位相に合わせた信号(g)と、同期信号(e)
の位相に合わせた信号(h)とを生成し、信号(g)を
磁界印加手段駆動回路24へ出力し、信号(h)を第1
のレーザ駆動回路23へ出力する。磁界印加手段駆動回
路24は、信号(g)に基づいて磁界を生成するよう、
磁界印加手段22を駆動し、磁界印加手段22は、信号
(g)に基づいた磁界を発生し、光磁気記録媒体5に印
加する。また、第1のレーザ駆動回路23は、信号
(h)に基づいて第1の光学手段21中の半導体レーザ
を駆動し、第1のレーザ光が近接光として光磁気記録媒
体に照射される。これにより、上記図7で説明した機構
により記録データが光磁気記録媒体5に記録される。
【0053】次に、図10、12を参照して、光磁気記
録媒体5からMSRにより信号を再生する際の情報記録
再生装置の動作について説明する。信号の記録時と同様
にして外部同期信号(d)、同期信号(e)が生成され
る。その後、タイミング設定回路19は、同期信号
(e)に同期してパルス信号(i)を生成し、パルス信
号(i)を第1のレーザ駆動回路23と第2のレーザ駆
動回路25とに出力する。第1のレーザ駆動回路23と
第2のレーザ駆動回路25とは、パルス信号(i)に基
づいて第1の光学手段21中の半導体レーザと第2の光
学手段9中の半導体レーザとを駆動する。第1の光学手
段21は、第1のレーザ光を近接光として光磁気記録媒
体5に照射し、第2の光学手段10は、第2のレーザ光
を光磁気記録媒体5に照射する。これにより、上記図6
で説明した機構により記録層の磁区が再生層へ転写され
MSRによる信号再生が行われる。
【0054】図10、13を参照して、光磁気記録媒体
5から磁区拡大再生により信号を再生する際の情報記録
再生装置の動作について説明する。信号の記録時と同様
にして外部同期信号(d)、同期信号(e)が生成され
る。その後、タイミング設定回路19は、同期信号
(e)に同期してパルス信号(i)とパルス信号(j)
とを生成する。この場合、パルス信号(j)は、記録層
の磁区を再生層へ拡大転写し、および消去を確実に行う
ための所定のデューティに設定される。パルス信号
(i)は、第1のレーザ駆動回路23と第2のレーザ駆
動回路25とに出力され、パルス信号(j)は、磁界印
加手段駆動回路24へ出力される。第1のレーザ駆動回
路23と第2のレーザ駆動回路25とは、パルス信号
(i)に基づいて第1の光学手段21中の半導体レーザ
と第2の光学手段9中の半導体レーザとを駆動する。第
1の光学手段21は、第1のレーザ光を近接光として光
磁気記録媒体5に照射し、第2の光学手段10は、第2
のレーザ光を光磁気記録媒体5に照射する。また、磁界
印加手段駆動回路24は、パルス信号(j)に基づいて
磁界印加手段22を駆動し、磁界印加手段22は交番磁
界を生成し、光磁気記録媒体5に印加する。これによ
り、上記図5で説明した機構により記録層の磁区が再生
層へ拡大転写/消去され磁区拡大再生による信号再生が
行われる。
【0055】図14を参照して、上記図8に示す構成を
有するヘッドを含む情報記録再生装置について説明す
る。図14に示す情報記録再生装置の構成は、図10に
示す情報記録再生装置の構成において、光磁界手段20
を光磁気手段28に変え、第1のレーザ駆動回路23お
よび磁界印加手段駆動回路24を光磁気手段駆動回路2
7に変えたものに相当する。従って、図14に示す情報
記録再生装置の説明においては、光磁気手段28、光磁
気手段駆動回路27およびタイミング設定回路19以外
の説明は図10の場合と同じであるので、省略する。図
14に示す情報記録再生装置において、信号を記録する
ときは、タイミング設定回路19により生成された図1
1に示す信号(g)と信号(h)とは光磁気手段駆動回
路27へ出力される。光磁気手段駆動回路27は、信号
(g)に基づいて光磁気手段28中のコイルから所定の
磁界を発生させ、信号(h)に基づいて光磁気手段28
中の半導体レーザを駆動する。これにより、光磁気手段
28は、近接光としての第1のレーザ光と磁界とを光磁
気記録媒体5に照射もしくは印加して図7に示した機構
により信号が記録される。
【0056】図14に示す情報記録再生装置により光磁
気記録媒体5からMSRにより信号が再生される際に
は、タイミング設定回路19は、図12に示すパルス信
号(i)を生成し、光磁気手段駆動回路27と第2のレ
ーザ駆動回路25とへ出力する。光磁気手段駆動回路2
7は、パルス信号(i)に基づいて光磁気手段28中の
半導体レーザを駆動し、第2のレーザ駆動回路25は第
2の光学手段10中の半導体レーザを駆動する。光磁気
手段28は、近接光としての第1のレーザ光を、また、
第2の光学手段10は、第2のレーザ光を、それぞれ、
光磁気記録媒体5に照射して、上記図6に示した機構に
よりMSRによる信号再生が行われる。
【0057】図14に示す情報記録再生装置により光磁
気記録媒体5から磁区拡大再生により信号再生を行う際
には、タイミング設定回路19は、図13に示すパルス
信号(i)、(j)を生成し、パルス信号(i)とパル
ス信号(j)とをを光磁気手段駆動回路27へ出力し、
パルス信号(i)を第2のレーザ駆動回路25へ出力す
る。光磁気手段駆動回路27は、パルス信号(i)に基
づいて光磁気手段28中の半導体レーザを駆動し、パル
ス信号(j)に基づいて光磁気手段28中のコイルから
交番磁界を発生させる。また、第2のレーザ駆動回路2
5は、パルス信号(i)に基づいて第2の光学手段10
中の半導体レーザを駆動する。光磁気手段28は、近接
光としての第1のレーザ光と交番磁界とを光磁気記録媒
体5に照射もしくは印加し、第2の光学手段10は第2
のレーザ光を光磁気記録媒体5に照射して上記図5で示
した機構により磁区拡大再生による信号再生が行われ
る。
【0058】上記図10、14で示した情報記録再生装
置により、記録層の磁区を選択性よく再生層へ転写もし
くは拡大転写して再生を行うことができるとともに、光
磁気記録媒体5に高密度で且つ確実に信号を記録でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドの構成を示す図である。
【図2】光磁界手段20の構成を説明する図である。
【図3】光磁気記録媒体に照射されるレーザ光の強度分
布を説明する図である。
【図4】光磁気記録媒体の断面構造図である。
【図5】光磁気記録媒体から磁区拡大再生による信号再
生の機構を説明する図である。
【図6】光磁気記録媒体からMSRによる信号再生の機
構を説明する図である。
【図7】光磁気記録媒体への信号記録の機構を説明する
図である。
【図8】本発明に係る他のヘッドの構成を示す図であ
る。
【図9】光磁気手段の詳細を説明する図である。
【図10】情報記録再生装置のブロック図である。
【図11】情報記録再生装置により光磁気記録媒体へ信
号を記録する際の信号を示す図である。
【図12】情報記録再生装置により光磁気記録媒体から
MSRによる信号再生を行う際の信号を示す図である。
【図13】情報記録再生装置により光磁気記録媒体から
磁区拡大再生による信号再生を行う際の信号を示す図で
ある。
【図14】情報記録再生装置の他のブロック図である。
【符号の説明】
1・・・第2の半導体レーザ 2・・・コリメータレンズ 3・・・ハーフミラー 4・・・対物レンズ 5・・・光磁気記録媒体 6・・・ウォラストンプリズム 7・・・集光レンズ 8・・・光検出器 9・・・スピンドルモータ 10・・・第2の光学手段 20・・・光磁界手段 21・・・第1の光学手段 22・・・磁界印加手段 28・・・光磁気手段 50・・・第2のレーザ光 51・・・基板 52・・・干渉層 53・・・再生層 54・・・非磁性層 55・・・記録層 56・・・保護層 57・・・第1のレーザ光 58・・・交番磁界 70・・・磁界 210・・・第1の半導体レーザ 211、283・・・光導波手段 212、284・・・出射口 220、281・・・コア 221、282・・・コイル 280・・・半導体レーザ 550、530、531・・・磁区
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/ま
    たは再生する情報記録再生装置であって、 前記光磁気記録媒体に第1のレーザ光を照射し、前記光
    磁気記録媒体の記録層の磁区を再生層へ選択的に転写さ
    せる第1の光学手段と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記再
    生層からの反射光を検出する第2の光学手段とを含み、 前記第1のレーザ光の光軸と前記第2のレーザ光の光軸
    とが実質的に一致する 情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/ま
    たは再生する情報記録再生装置であって、 前記光磁気記録媒体に交番磁界を印加する磁界印加手段
    と、 前記磁界印加手段を通して前記光磁気記録媒体に第1の
    レーザ光を照射し、前記交番磁界と共に再生すべき磁区
    を前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ選択的に拡
    大転写させる第1の光学手段と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記再
    生層からの反射光を検出する第2の光学手段とを含む情
    報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/ま
    たは再生する情報記録再生装置であって、 前記光磁気記録媒体に交番磁界を印加する磁界印加手段
    と、 前記磁界印加手段を通して前記光磁気記録媒体に第1の
    レーザ光を照射し、前記交番磁界と共に再生すべき磁区
    を前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ選択的に拡
    大転写させる第1の光学手段と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記第
    1のレーザ光、および前記交番磁界と共に再生すべき磁
    区を前記記録層から前記再生層へ拡大転写させると共
    に、前記再生層からの反射光を検出する第2の光学手段
    とを含む情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の光学手段は、近接光により前
    記光磁気記録媒体にレーザ光を照射する手段である請求
    項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の光学手段は、レーザ光を生成
    するレーザ光生成手段と、 前記光磁気記録媒体に近接して設置された出射口と、 前記レーザ光生成手段により生成されたレーザ光を、記
    録ビット長と実質的に同じビーム径を有する第1のレー
    ザ光に変換し、該第1のレーザ光を前記出射口に導く光
    導波手段とを含む請求項4に記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/ま
    たは再生する情報記録再生装置であって、 再生すべき磁区を前記光磁気記録媒体の記録層から再生
    層へ選択的に拡大転写させる交番磁界と第1のレーザ光
    とを前記光磁気記録媒体に印加もしくは照射する光磁気
    手段と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記再
    生層からの反射光を検出する光学手段とを含む情報記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/ま
    たは再生する情報記録再生装置であって、 再生すべき磁区を前記光磁気記録媒体の記録層から再生
    層へ選択的に拡大転写させる交番磁界と第1のレーザ光
    とを前記光磁気記録媒体に印加もしくは照射する光磁気
    手段と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記第
    1のレーザ光、および前記交番磁界と共に再生すべき磁
    区を前記記録層から前記再生層へ拡大転写させると共
    に、前記再生層からの反射光を検出する光学手段とを含
    む情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記光磁気手段は、レーザ光を生成する
    レーザ光生成手段と、 前記光磁気記録媒体に近接して配置された出射口と、 前記レーザ光生成手段により生成されたレーザ光を、記
    録ビット長と実質的に同じビーム径を有する第1のレー
    ザ光に変換し、該第1のレーザ光を前記出射口に導く光
    導波手段と、 前記交番磁界を生成する磁気コイルとを含む請求項6ま
    たは請求項7に記載の情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】光磁気記録媒体へ信号を記録および/また
    は再生する情報記録再生装置であって、前記光磁気記録媒体に交番磁界を印加する磁界印加手段
    と、 前記磁界印加手段を通して前記光磁気記録媒体に第1の
    レーザ光を照射する第1の光学手段と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記光
    磁気記録媒体の再生層からの反射光を検出する第2の光
    学手段とを含み、 信号の記録時には、 前記第1の光学手段から前記光磁気記録媒体に照射され
    る第1のレーザ光と、前記磁界印加手段からの記録信号
    に基づいて変調された磁界とを用いて前記光磁気記録媒
    体に信号を記録し、 信号の再生時には、 少なくとも、前記第1の光学手段から前記光磁気記録媒
    体に照射される第1のレーザ光と、前記第2の光学手段
    から前記光磁気記録媒体に照射される第2のレーザ光と
    を用いて前記光磁気記録媒体から信号を再生し、 前記第1のレーザ光の光軸と前記第2のレーザ光の光軸
    とが実質的に一致する 情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の光学手段は、レーザ光を生
    成する半導体レーザと、 前記光磁気記録媒体に近接して設置された出射口と、 前記半導体レーザにより生成された前記第1のレーザ光
    を、記録ビット長と実質的に同じビーム径を有するレー
    ザ光に変換し、該レーザ光を前記出射口に導く光導波手
    段とを含む請求項9に記載の情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/
    または再生する情報記録再生装置であって、 前記光磁気記録媒体に磁界を印加するとともに、前記光
    磁気記録媒体に第1のレーザ光を照射する光磁気手段
    と、前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記光
    磁気記録媒体の再生層からの反射光を検出する第2の光
    学手段とを含み、 信号の記録時には、 前記光磁気手段から、前記光磁気記録媒体に照射される
    第1のレーザ光と、前記光磁気記録媒体に印加される記
    録信号に基づいて変調された磁界とを用いて前記光磁気
    記録媒体に信号を記録し、 信号の再生時には、 少なくとも、前記光磁気手段から前記光磁気記録媒体に
    照射される第1のレーザ光と、前記第2の光学手段から
    前記光磁気記録媒体に照射される第2のレーザ光とを用
    いて前記光磁気記録媒体から信号を再生し、 前記第1のレーザ光の光軸と前記第2のレーザ光の光軸
    とが実質的に一致する 情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記光磁気手段は、前記第1のレーザ
    光を生成する半導体レーザと、 前記光磁気記録媒体に近接して配置された出射口と、 前記半導体レーザにより生成された第1のレーザ光を、
    記録ビット長と実質的に同じビーム径を有するレーザ光
    に変換し、該レーザ光を前記出射口に導く光導波手段
    と、 前記磁界を生成する磁気コイルとを含む請求項11記載
    の情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/
    または再生する情報記録再生装置であって、 タイミング設定回路と、 前記光磁気記録媒体に交番磁界を印加する磁界印加手段
    と、 前記タイミング設定回路からの信号に基づいて前記磁界
    印加手段を駆動する磁界印加手段駆動回路と、 前記磁界印加手段を通して前記光磁気記録媒体に第1の
    レーザ光を照射する第1の光学手段と、 前記タイミング設定回路からの信号に基づいて前記第1
    の光学手段中の半導体レーザを駆動する第1のレーザ駆
    動回路と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記光
    磁気記録媒体の再生層からの反射光を検出する第2の光
    学手段と、 前記タイミング設定回路からの信号に基づいて前記第2
    の光学手段中の半導体レーザを駆動する第2のレーザ駆
    動回路と、 前記光磁気記録媒体からの光信号に基づいて外部同期信
    号を生成する外部同期信号生成回路とを含み、 前記光磁気記録媒体からの信号の再生時に、 第1の光磁気記録媒体が装着された場合には、 前記タイミング設定回路は、 前記外部同期信号に基づいて生成され、前記光磁気記録
    媒体に交番磁界を印加する駆動信号を前記磁界印加手段
    駆動回路へ出力し、 前記外部同期信号に基づいて生成され、レーザ光のみで
    は前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区が転写
    されない強度の第1のレーザ光を前記光磁気記録媒体に
    照射する駆動信号を前記第1のレーザ駆動回路へ出力
    し、 前記外部同期信号に基づいて生成され、前記第2のレー
    ザ光を前記光磁気記録媒体に照射する駆動信号を前記第
    2のレーザ駆動回路へ出力し、 第2の光磁気記録媒体が装着された場合には、 前記タイミング設定回路は、 前記外部同期信号に基づいて生成され、レーザ光のみで
    前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区が転写さ
    れる強度の第1のレーザ光を前記光磁気記録媒体に照射
    する駆動信号を前記第1のレーザ駆動回路へ出力し、 前記外部同期信号に基づいて生成され、前記第2のレー
    ザ光を前記光磁気記録媒体に照射する駆動信号を前記第
    2のレーザ駆動回路へ出力する情報記録再生装置。
  14. 【請求項14】 光磁気記録媒体へ信号を記録および/
    または再生する情報記録再生装置であって、 タイミング設定回路と、 前記光磁気記録媒体に交番磁界を印加し、第1のレーザ
    光を照射する光磁気手段と、 前記タイミング設定回路からの信号に基づいて前記光磁
    気手段を駆動する光磁気手段駆動回路と、 前記光磁気記録媒体に第2のレーザ光を照射し、前記光
    磁気記録媒体の再生層からの反射光を検出する第2の光
    学手段と、 前記タイミング設定回路からの信号に基づいて前記第2
    の光学手段中の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路
    と、 前記光磁気記録媒体からの光信号に基づいて外部同期信
    号を生成する外部同期信号生成回路とを含み、 前記光磁気記録媒体からの信号の再生時に、 第1の光磁気記録媒体が装着された場合には、 前記タイミング設定回路は、 前記外部同期信号に基づいて生成され、前記光磁気記録
    媒体に交番磁界を印加する駆動信号と、レーザ光のみで
    は前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区が転写
    されない強度の第1のレーザ光を前記光磁気記録媒体に
    照射する駆動信号とを前記光磁気手段駆動回路へ出力
    し、 前記外部同期信号に基づいて生成され、前記第2のレー
    ザ光を前記光磁気記録媒体に照射する駆動信号を前記レ
    ーザ駆動回路へ出力し、 第2の光磁気記録媒体が装着された場合には、 前記タイミング設定回路は、 前記外部同期信号に基づいて生成され、レーザ光のみで
    前記光磁気記録媒体の記録層から再生層へ磁区が転写さ
    れる強度の第1のレーザ光を前記光磁気記録媒体に照射
    する駆動信号を前記光磁気駆動回路へ出力し、 前記外部同期信号に基づいて生成され、前記第2のレー
    ザ光を前記光磁気記録媒体に照射する駆動信号を前記レ
    ーザ駆動回路へ出力する情報記録再生装置。
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