JP2994338B1 - NOx浄化用吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体 - Google Patents

NOx浄化用吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体

Info

Publication number
JP2994338B1
JP2994338B1 JP10196256A JP19625698A JP2994338B1 JP 2994338 B1 JP2994338 B1 JP 2994338B1 JP 10196256 A JP10196256 A JP 10196256A JP 19625698 A JP19625698 A JP 19625698A JP 2994338 B1 JP2994338 B1 JP 2994338B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
parts
weight
sound absorbing
cement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10196256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000027125A (ja
Inventor
秀男 田中
和久 清水
節治 秀島
和也 西村
幸治 野口
晃次郎 結城
公一 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Asahi Concrete Works Co Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Asahi Concrete Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Asahi Concrete Works Co Ltd filed Critical Taisei Corp
Priority to JP10196256A priority Critical patent/JP2994338B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2994338B1 publication Critical patent/JP2994338B1/ja
Publication of JP2000027125A publication Critical patent/JP2000027125A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】軽量かつ安価で吸音特性及びNOx浄化効率の
高い吸音材、およびその吸音材を利用した吸音・遮音構
造体を提供すること。 【解決手段】NOx浄化用吸音材は、セメント100重
量部に対して、ホルマイト鉱物を水砕して粉末としたも
のに代表される無機系増粘剤を0.5〜1重量部、カル
シウムアルミネート系微粒軽量骨材5〜20重量部、メ
ラミンスルフオン化縮合物に代表されるセメント減水剤
0.1〜0.5重量部、となるように配合したものに水
を35〜50重量部混合撹拌して得たセメントペースト
100容量部を、発泡合成樹脂硬化物を粉砕して得た粒
径2〜8mmの超軽量骨材300〜600容量部に均一
に混ぜ合わせ、型枠に打ち込み、硬化させてなる基材の
表面部に、金属アルコキシドの加水分解生成物及び反応
性半導体を含有してなる光反応性有害物質除去コーティ
ング剤を0.2〜0.3マイクロメートル厚さになるよ
うに噴霧させて得る。この吸音材をコンクリート製の遮
音体と組み合わせることによって吸音・遮音構造体を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高速道路や
自動車専用道等の壁等に好適に使用されるNOx浄化用
吸音体、及びこのNOx浄化用吸音体を利用して吸音と
遮音の両機能を発揮させ得るようにした吸音・遮音構造
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、高速道路の防音壁などに
は、グラスウールやロックウールを使用したパネルや、
コンクリートブロックを用いたものが採用されている。
すなわち、前者は、金属製の遮音板と多孔板との間にグ
ラスウールやロックウールなどの吸音材を充填配置した
もので、前記グラスウールなどによる吸音機能と、前記
遮音板による遮音機能とを兼ね備えている。一方、後者
は、連続気泡を有した多数のコンクリートブロックを遮
音機能を有したコンクリート壁の前面に添接させ積層し
たもので、前記コンクリートブロックの表面及び内部に
形成された連続気泡により吸音作用を発揮し得るように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者は、部
品点数が多い上に、製作に手間のかかる金属板やウール
類を使用しているため、コストダウンを図るのに一定の
限界がある。一方、後者は、重量がかさむため、コンク
リートブロックを周知のように比較的小さなものにして
いる。そのため、現場での積層作業に多大な工数を要す
るという問題がある。加えて、連続気泡が画一的である
ため、低周波側の吸音性を確保するためには製品の厚み
が厚くなるなどの不具合についても指摘されている。こ
のような現状に鑑みて、パーライトやバーミキュライト
などの軽量骨材を使用した多孔質の軽量コンクリートブ
ロックも開発されてはいるが、さらに軽量でより安価な
吸音材の出現が望まれている。その一方、これらの吸音
材にあっては、吸音はするものの、壁を形成して通風性
を犠牲にしているため、これらに囲まれた道路部分にあ
っては、自動車から排出される有害物質であるNOx
(窒素酸化物)が滞留しやすくなる。この結果、空気中
のNOx濃度が高くなり、環境を悪くするものとなっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、骨材として、発泡合成樹脂硬化物を
粉砕して得た粒径2〜8mmの超軽量骨材を使用し、そ
れら超軽量骨材を無機質材料により均質に被覆して点接
触状態で結合させて得た基材に、光触媒コーティング剤
を均一に塗布したものであり、かかる構造を実現するた
めに、セメントペーストとして、セメント100重量部
に対して、ホルマイト鉱物を水砕して粉末としたものに
代表される無機系増粘剤を0.5〜1重量部、カルシウ
ムアルミネート系微粒軽量骨材5〜20重量部、メラミ
ンスルフオン化縮合に代表されるセメント減水剤0.1
〜0.5重量部、となるように配合したものに水を35
〜50重量部混合撹拌して得た基材の表面部に、金属ア
ルコキシドの加水分解生成物及び反応性半導体を含有し
てなる光反応性有害物質除去コーティング剤を所定の厚
みになるように噴霧塗布してなることを特徴とする。
【0005】さらに本発明は、骨材として、発泡合成樹
脂硬化物を粉砕および加熱処理して得た粒径2〜8mm
の超軽量骨材を使用し、それら超軽量骨材を無機質材料
により均質に被覆して点接触状態で結合させて得た基材
に、光触媒コーティング剤を均一に塗布したものであ
り、かかる構造を実現するために、セメントペーストと
して、セメント100重量部に対して、ホルマイト鉱物
を水砕して粉末としたものに代表される無機系増粘剤を
0.5〜1重量部、カルシウムアルミネート系微粒軽量
骨材5〜20重量部、メラミンスルフオン化縮合に代表
されるセメント減水剤0.1〜0.5重量部、となるよ
うに配合したものに水を35〜80重量部混合撹拌して
得た基材の表面部に、金属アルコキシドの加水分解生成
物及び反応性半導体を含有してなる光反応性有害物質除
去コーティング剤を所定の厚みになるように噴霧塗布し
てなることを特徴とする。
【0006】さらに、本発明は、以上のようなNOx浄
化用吸音体をコンクリート製の遮音体と組み合わせるこ
とによって、防音性能及びNOx浄化効率の高い吸音・
遮音構造体を提供しようとするものである。すなわち、
この吸音・遮音構造体の発明は、前記吸音体の特定の性
質を専ら利用する物の発明に相当する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るNOx浄化用吸音体
は、セメント100重量部に対して、ホルマイト鉱物を
水砕して粉末としたものに代表される無機系増粘剤を
0.5〜1重量部、カルシウムアルミネート系微粒軽量
骨材5〜20重量部、メラミンスルフオン化縮合物に代
表されるセメント減水剤0.1〜0.5重量部、となる
ように配合したものに水を35〜50重量部混合撹拌し
て得たセメントペースト100容量部を、発泡合成樹脂
硬化物を粉砕して得た粒径2〜8mmの超軽量骨材30
0〜600容量部に均一に混ぜ合わせ、型枠に打ち込
み、硬化させて得る基材の表面部に、金属アルコキシド
の加水分解生成物及び反応性半導体を含有してなる光反
応性有害物質除去コーティング剤を0.2〜0.3マイ
クロメートル厚さになるように噴霧させて得るNOx浄
化機能を有するものである。
【0008】また、本発明に係るNOx浄化用吸音体
は、セメント100重量部に対して、ホルマイト鉱物を
水砕して粉末としたものに代表される無機系増粘剤を
0.5〜1重量部、カルシウムアルミネート系微粒軽量
骨材5〜20重量部、メラミンスルフオン化縮合物に代
表されるセメント減水剤0.1〜0.5重量部、となる
ように配合したものに水を35〜80重量部混合撹拌し
て得たセメントペースト100容量部を、発泡合成樹脂
硬化物を粉砕および加熱処理して得た粒径2〜8mmの
超軽量骨材300〜600容量部に均一に混ぜ合わせ、
型枠に打ち込み、硬化させて得る基材の表面部に、金属
アルコキシドの加水分解生成物及び反応性半導体を含有
してなる光反応性有害物質除去コーティング剤を0.2
〜0.3マイクロメートル(μm)厚さになるように噴
霧させて得るNOx浄化機能を有するものである。
【0009】すなわち、このNOx浄化用吸音体は、各
超軽量骨材の表面にセメントペーストが0.5〜2mm
の厚さでコーティングされ、その状態のものを型枠に打
設して硬化させることによって、連続した空隙が硬化体
の20〜40%となるように成形した基材の表面部に、
光触媒コーティング剤を噴霧して、平均膜厚が0.2〜
0.3μmとなるようにしたものである。
【0010】光触媒コーティング剤は、バインダーとし
て無機系の金属アルコキシド加水分解生成物を使用した
反応性半導体を含有する光反応性有害物質除去コーティ
ング剤である。反応性半導体としては、例えばアナター
ゼ型酸化チタンが挙げられる。このように、基材は、セ
メントペーストで均質に被覆して点接触状態で超軽量骨
材を結合させて形成し、硬化後に連続気泡空隙がその製
品容積の20〜40%内となるように成形したものであ
る。また光反応性有害物質除去コーティング剤が水と同
程度の粘性であり塗膜が0.2〜0.3μmの厚さであ
ることから、基材の空隙を埋めることなく、なおかつ2
〜3mm深さの凹部分まで塗布されるものである。そし
て、凹部分内に入射した光により反応すること、及び空
気が基材を通過することより、緻密で平滑な部材に光反
応性有害物質除去コーティング材を施した場合のものよ
りも高いNOx浄化効率を得ることができる。
【0011】基材における無機系増粘剤は、セメントペ
ーストに付着性ならびに粘性を付与することによって、
該セメントペーストを超軽量骨材表面に均一厚さにコー
ティングさせるために使用するものである。この無機系
増粘剤をセメント100重量部に対して0.5〜1重量
部とした理由は、0.5重量部未満であると、セメント
ペーストによって超軽量骨材の表面を適切にコーティン
グすることができなくなるからであり、1重量部を上ま
わると、コーティング厚さが過大になって空隙率が不当
に小さくなってしまうからである。
【0012】また、カルシウムアルミネート系微粒軽量
骨材は、粘性助剤としての役割と、セメントペーストの
軽量化ならびにひび割れ抑制を目的として使用するもの
である。超軽量骨材として、粉砕したものを使用する理
由は、表面が円滑なビーズ状のもの等を使用する場合よ
りもセメントペーストの付着性が良好になるからであ
り、付着したセメントペーストがその表面から分離し難
いという利点がある。
【0013】なお、ペースト分の耐水性、並びに付着性
など耐久力をさらに向上させたい場合には、水分散性樹
脂液、特に、アクリル樹脂エマルションに代表される高
分子樹脂エマルションをセメント重量の5〜15%混入
させるのが望ましい。また、セメントペーストと粉砕し
て得た超軽量骨材とをとりわけ均質に混ぜ合わせたい場
合には、前記ペースト配合に、さらに、アルキルナフタ
リンスルフオン酸塩などのアニオン系界面活性剤、ある
いはノニオン系活性剤からなる気泡剤を混和し、内部の
気泡量が5〜15%となるように調整するのがよい。す
なわち、かかる気泡剤を導入すると、セメントペースト
を、きめの細かい気泡が多数導入されたソフトクリーム
状のものにすることが可能となる。そのため、かかるセ
メントペーストと超軽量骨材とを混練すると、該セメン
トペーストが粘着性に富んでいることと相俟って、超軽
量骨材の外面全域をセメントペーストにより均一に被覆
することが可能となる。そして、超軽量骨材だけがセメ
ントペーストとの比重差によって上部に偏在してしまう
という不具合をより確実に解消することができる。
【0014】さらに、成形されたNOx浄化用吸音体全
体を補強するには、内部に補強用メッシュを設けるのが
よい。この補強用メッシュは、セメントペーストを型枠
に打ち込む際に、該型枠内にセットするのがよい。材質
に関しては、ポリプロピレンなどに代表される合成樹脂
メッシュ、あるいはステンレスなどの金属メッシュが耐
久性や扱い易さの面で特に好ましい。
【0015】地球環境の保全を目的とした資源再利用の
重要性に鑑みれば、間断なく大量に発生する発泡スチロ
ールの廃材を破砕して、超軽量骨材とするのが望まし
い。以上のようなNOx浄化用吸音体を使用した本発明
の吸音・遮音構造体は、一面に凹陥部を有するコンクリ
ート製の遮音体と、この遮音体の凹陥部内に配設した前
述のNOx浄化用吸音体とを具備してなるものであり、
防音壁などに好適に使用される。
【0016】この場合、連続気泡の流れ抵抗に基づく吸
音作用以外に、共鳴現象を利用した消音効果をも期待す
るには、前記凹陥部の深さ寸法を、NOx浄化用吸音体
の厚み寸法よりも大きく設定し、このNOx浄化用吸音
体の内面と該内面に対向する凹陥部の底面との間に空洞
を形成しておくのが望ましい。さらに、形成された空洞
の一部又は全部にグラスウールやロックウール等の吸音
部材を充填すれば、吸収する音の周波数帯域を拡大する
ことが可能になる。
【0017】組み立て易さや、NOx浄化用吸音体が破
損した場合の交換作業の簡略化を図りたい場合には、遮
音体を、上下方向に複数個積み重ねて壁を形成し得るよ
うに構成された板状のものにし、前記凹陥部を該遮音体
の一方の起立面と上端面に開口させて設けておき、この
凹陥部にNOx浄化用吸音体を上端面側からスライド係
合させるようにしておくのがよい。
【0018】なお、構造の簡略化を図りたい場合には、
コンクリート製の遮音体の一面に前記NOx浄化用吸音
体を添設しただけのものであってもよいのは勿論であ
る。
【0019】
【実施例】加熱処理後粉砕した粒径3mm以下の超軽量
骨材1立方メートルに対して、粘着剤混和のセメントペ
ースト280〜320リットルを加えて混合し、硬化さ
せておこし状の、すなわちセメントペーストが超軽量骨
材の各粒表面に0.5〜2mmの厚さでコーティングさ
れて、点接触状態で結合した厚さ50mmの板(パネ
ル)状の基材を得た。したがって、基材は、微細な連続
する空隙をその容積の20〜40%の割合で有するもの
である。超軽量骨材としては、発泡スチロールの廃材を
使用した。
【0020】上記の基材の表面部に、金属アルコキシド
加水分解生成物をバインダーとして、アナターゼ型酸化
チタン超微粉末を3%混和した光反応性有害物質除去コ
ーティング剤であるタイノックCZP−221(商品
名:多木化学社製)を、噴霧により塗布して、NOx吸
収機能を有するNOx浄化用吸音体を得た。このように
光反応性有害物質除去コーティング剤を噴霧により塗布
することにより、0.2〜0.3μmの平均厚みを有す
るコーティング層を、基材の空隙を埋めることなく表面
部全体に略均一に形成した。
【0021】このNOx浄化用吸音体は、表1に示すよ
うに、極めて高いNOx浄化率を示すとともに良好な吸
音性能を示した。なお、吸音率は、直径99.8mmの
試験体を用いて、垂直入射による方法(JIS A 140
5:管内法による建築材料の垂直入射吸音率測定方法)
によって測定した、周波数300〜2000Hzの音の
平均値である。また、NOx浄化率は、紫外線を通過す
る密閉容器中に、試験体(200×200mm、厚さ5
0mm)をセットし、NOx濃度1ppmの空気を流し
込み、入口と出口とのNOx濃度を測定して求めた値で
ある。
【0022】
【表1】
【0023】基材としては、以下に説明するものを使用
することができる。セメントペーストと超軽量骨材とを
配合して混練し、これを型枠に流し込んで板状をなす基
材を得た。セメントペーストおよび超軽量骨材の詳細は
次の通りである。セメントペーストとしては、下記の表
2に示すように、9種類のものを用意した。すなわち、
において、P−2は、セメントと、水と、カルシウ
ムアルミネート系微粒軽量骨材である微細軽量砂と、無
機系増粘剤であるホルマイト粉末と、減水剤とを配合
し、空気を連行しながら練り上げるようにしたセメント
ペーストであり、P−1、P−3、P−4は、前記配合
に、さらに、気泡剤を混和しソフトクリーム状に練り上
げるようにしたものであり、P−5、P−6、P−7
は、さらに、水分散性樹脂液であるアクリル樹脂エマル
ションを加えたものである。また、P−8、P−9は、
起泡剤を使用せず、水セメント比を変えたものである。
表中の単位は重量部である。
【0024】
【表2】
【0025】超軽量骨材としては、P−1〜P−6は、
発泡スチロールの廃材をクラッシャにより粒径が8mm
以下になるように粉砕した発泡スチロール破砕砂を使用
し、P−7〜P−9は、発泡スチロールの廃材をクラッ
シャにより粗粉砕し、加熱処理した発泡スチロールを再
度クラッシャにより8mm以下に2次粉砕した発泡スチ
ロール破砕砂を使用したものである。粉砕した発泡スチ
ロール破砕砂、または粉砕および加熱処理した発泡スチ
ロール破砕砂を、前記セメントペーストと均一に混ぜ合
わせ型枠に打ち込んで、表3に示すような15種類の基
材を得た。
【0026】
【表3】
【0027】ここで練り上がり性状に付されたA、B、
Cは、Aが良好、Bがバサツキ気味でも成形可能、Cは
成形押さえ手間がかかり不良を示している。カルシウム
アルミネート系の微細骨材がセメント重量の20%以上
になると、基材の強度の低下が著しくなり、ペースト分
の粘性も低減してバサついた状態となり成形が難しくな
る。
【0028】また、ペースト分中の微細気泡の量も、1
5%を越えると強度面での低下が大きく、硬化後の製品
の表面は粉っぽくなり好ましくない。次に発泡スチロー
ル破砕砂、または粉砕および加熱処理した発泡スチロー
ル破砕砂のペースト分に対する混合割合は、容積比で
1:3〜1:4のものが連続した空隙を均一に形成する
上で優れており、強度面でも安定したものとなる。一
方、1:3を下まわるものは、空隙率が極端に低下し、
好ましくない。基材としての吸音性能は、ブロックタイ
プのものは、連続した空隙率が好ましくは25%〜35
%前後で、スチロール入モルタルによる干渉が多く、細
かな連続した空隙によるものが効率がよい。これらのこ
とを考慮して実施した結果が以上の実施例である。
【0029】これら基材の吸音性能を下記の表4に示
す。表中の数値は、JIS A 1409に規定されている残
響室法により測定した結果、すなわち、残響室法吸音率
を示す。NOx浄化用吸音体は、厚さ50mmのものを
使用した。
【0030】
【表4】
【0031】吸音・遮音構造体に関する実施例 図1〜図4に示す実施例は、前述した吸音体を利用し
て、高速道路の防音壁2などを構築するための吸音・遮
音構造体1を構成したものである。すなわち、この吸音
・遮音構造体1は、図1及び図2に示すように、一面に
凹陥部3を有する遮音体4と、この遮音体4の凹陥部3
に装着したNOx浄化用吸音体5とを具備してなる。
【0032】遮音体4は、プレストレストコンクリート
構造、あるいは鉄筋コンクリート構造を備えてなるもの
で、左右に細長い長方形をなしており、その一面及び左
右両端面に開口する溝状の凹陥部3を具備している。こ
の凹陥部3は、開口端の上下幅を、底部の上下幅よりも
若干小さく設定したアリ溝状のもので、この凹陥部3内
に前記NOx浄化用吸音体の実施例で説明したと同様な
組成をなすNOx浄化用吸音体5を配設している。すな
わち、NOx浄化用吸音体5は、遮音体4を型枠代わり
に利用し、前記凹陥部3に直接セメント系モルタルと超
軽量骨材を混練したものを打設し、硬化した基材の表面
部に、金属アルコキシド加水分解生成物をバインダーと
して、アナターゼ型酸化チタン超微粉末を3%混和した
光反応性有害物質除去コーティング剤であるタイノック
CZP−221(商品名:多木化学社製)を、噴霧によ
り塗布して形成している。遮音体4の上面部及び下面部
には、運搬時や施工時に該吸音・遮音構造体を吊り上げ
るためのフック金具6を一時的に螺着する場合等に使用
されるインサートナット7を埋設している。
【0033】なお、前記遮音体4とNOx浄化用吸音体
5とは、別々に製造しておき最終工程で組み合わせるよ
うにしてもよいのは勿論である。図3,4は、この吸音
・遮音構造体1を複数枚使用して、防音壁2を構築する
場合の一例を示すものである。防音壁2は、両側に凹溝
8aを有する平面視H形の支柱8を道路に沿って所定の
間隔で立設し、各支柱8間に、例えば、6枚の吸音・遮
音構造体1を、それら各両側端部1aを対応する支柱8
の凹溝8aに嵌合させた状態で介設したものである。な
お、図1において、吸音・遮音構造体1の左半部は、N
Ox浄化用吸音体5を省略して図示してある。
【0034】図5〜図7に示す吸音・遮音構造体101
は、前述したもの同様な遮音体4と、NOx浄化用吸
音体5に加え、該NOx浄化用吸音体5を覆い隠すため
の化粧板110を具備してなる。化粧板110は、例え
ば、板金製のもので、通気性を有するルーバー部110
aを有しており、その上端部及び下端部をビス110b
を用いて遮音体4の前面に止着されている。なお、図5
において、吸音・遮音構造体101の右半部は、化粧板
110を省略して図示してある。
【0035】図8、図9に示す吸音・遮音構造体201
は、遮音体204と、NOx浄化用吸音体205とを別
途製造して組み合わせたものである。すなわち、遮音体
204の溝状をなす凹陥部203の上下両内側面には、
横断面V形をなす突条203aが形成されており、ま
た、NOx浄化用吸音体205の上下両端面には、横断
面V形をなす凹溝205aが形成してある。そして、こ
のNOx浄化用吸音体205を、その凹溝205aに前
記突条203aを嵌合させるようにして、長手方向一端
側から遮音体204の凹陥部203内にスライド係合さ
せるようにしている。
【0036】この吸音・遮音構造体201は、遮音体2
04の凹陥部203の深さ寸法を、NOx浄化用吸音体
205の厚み寸法よりも大きく設定してあり、このNO
x浄化用吸音体205の内面205bと該内面205b
に対向する凹陥部203の底面203bとの間に空洞2
10を形成している。なお、かかる空洞210が不要な
場合には、前記NOx浄化用吸音体205の厚み寸法
と、凹陥部203の深さ寸法とを略等しく設定しておけ
ばよいのは勿論である。また、この空洞210の一部あ
るいは全てにグラスウールやロックウール等の既成の吸
音部材を充填するものであってもよい。このように、吸
音部材を充填することにより、NOx浄化用吸音体20
5単体により吸収される音の周波数帯域よりも広い帯域
の音を吸収することができる。
【0037】図10〜図13に示す吸音・遮音構造体3
01は、図8、図9に示すものと同じく、遮音体304
と、NOx浄化用吸音体305とを個別に製造して組み
合わせたものである。すなわち、この遮音体304は、
複数の凹陥部303を一方の起立面304aと上端面3
04bに開口させて設けたものであり、これら各凹陥部
303にNOx浄化用吸音体305を上端面304b側
からそれぞれスライド係合させている。遮音体304の
各凹陥部303における左右両内側面には、横断面V形
をなす突条303aが形成してあり、また、各NOx浄
化用吸音体305の左右両端面には、横断面V形をなす
凹溝305aが形成してある。そして、各NOx浄化用
吸音体305を、その凹溝305aに前記突条303a
を嵌合させるようにして、遮音体304の上端面304
b側から対応する凹陥部303内にスライド係合させる
ようにしている。
【0038】この吸音・遮音構造体301も、遮音体3
04の凹陥部303の深さ寸法を、NOx浄化用吸音体
305の厚み寸法よりも大きく設定してあり、このNO
x浄化用吸音体305の内面305bと該内面305b
に対向する凹陥部303の底面303bとの間に空洞3
10を形成している。なお、図10において、吸音・遮
音構造体301の左半部は、NOx浄化用吸音体305
を省略して図示してある。この実施例においても空洞3
10が不要な場合には、前記NOx浄化用吸音体305
の厚み寸法と、凹陥部303の深さ寸法とを略等しく設
定しておけばよいのは勿論である。
【0039】図14に示す吸音・遮音構造体401は、
遮音体404の平坦な一面にNOx浄化用吸音体405
を適宜な方法により添設したものであり、構造の簡略化
を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るNOx浄化用吸音体は、発
泡スチロール等の発泡合成樹脂硬化物を粉砕することに
より、また発泡合成樹脂硬化物を粉砕および加熱処理す
ることにより得られた各超軽量骨材がセメントペースト
の硬化物により均一に包まれて相互に点接触状態で結合
された構造をなしており、内部に連続した空隙を20〜
40%程度の割合で備えているとともに、表面部に0.
2〜0.3μmの光反応性有害物質除去コーティング剤
のコーティング層を備えている。そのため、本発明によ
れば、きわめて軽量で取り扱いが容易であり、しかも、
優れた吸音特性を備えるとともにNOx浄化機能を有す
るNOx浄化用吸音体を提供できるものである。したが
って、本発明に係るNOx浄化用吸音体は、高速道路の
防音壁などに好適に使用することができ、交通量の多い
場所であっても、NOxによる環境の悪化を確実に、か
つ効率良く防止することができる。また、このようなN
Ox浄化用吸音材であれば、各超軽量骨材が無機質のセ
メントペーストにより均一に被覆されているので、耐火
性も備えている。
【0041】また、アクリル樹脂などの水分散性樹脂を
さらに混入したものは、セメントペーストの接着力を向
上させることができるだけでなく、耐水性が特に良好な
ものとなり、屋外で使用する場合に好適なものとなる。
さらに、アルキルナフタリンスルフオン酸塩などのアニ
オン系界面活性剤、あるいはノニオン系活性剤からなる
気泡剤を混和した気泡の割合が5〜15%となるように
したセメントペーストを用いた場合には、特に空気をき
め細かく多量に連行することができ、ソフトクリーム状
に練り上げることができる。そのため、セメントペース
トの比重を可及的に小さくすることができ、その中に超
軽量骨材を投入して混練しても、該セメントペーストが
粘着力に富んでいることとも相俟って、前記超軽量骨材
が比重の相違に起因して上部に偏ってしまうという不具
合を有効に抑制することができ、加熱処理した硬いスチ
ロールを用いる場合には、スチロール表面にペーストを
略均一に付着させるように練り混ぜ、ペースト分により
連続空隙を埋めないようにすると、超軽量骨材を内部に
均一に分散させてなる質のよいNOx浄化用吸音体を得
ることができる。
【0042】また、内部に合成樹脂メッシュや金属メッ
シュを内設しておけば、NOx浄化用吸音体の強度を高
めることができるため、取り扱いがより容易になり、ま
た、比較的薄い形態に成形して実用化することも可能に
なる。超軽量骨材として、発泡スチロールの廃材を使用
すれば、処理に窮している廃棄資源を有効に利用できる
ことにもなり、経済性の面で有利になるだけなく、地球
環境の保全にも寄与し得るものとなる。
【0043】さらに、かかるNOx浄化用吸音体を、コ
ンクリート製の遮音体と組み合わせれば、高速道路の防
音壁等を構築するのにNOx浄化機能を有する好適な吸
音・遮音構造体を構成することが可能となる。このよう
なNOx浄化用吸音体を使用すれば、吸音・遮音構造体
自体の重量も低減することができ、運搬や施工が容易に
なるだけでなく、背の高い防音壁を無理なく構築するこ
とができる。
【0044】かかる吸音・遮音構造体は、NOx浄化用
吸音体のセメント系組成物内に形成される連続気泡を、
吸音作用を発揮させるための流れ抵抗惹起手段として利
用することができるわけであるが、前記NOx浄化用吸
音体の内面と該内面に対向する凹陥部の底面との間に空
洞を形成しておけば、さらに前記空洞を共鳴作用を利用
して消音するための共鳴空間として利用することができ
る。したがって、前記空洞の容積を適宜選定することに
よって、特定の周波数の音に対する防音効果を特に向上
させるようなことも可能となる。
【0045】また、遮音体の凹陥部を、該遮音体の一方
の起立面と上端面に開口させて設けておき、この凹陥部
にNOx浄化用吸音体を上端面側からスライド係合させ
るようにしておけば、複数の遮音体を積み上げるだけ
で、各NOx浄化用吸音体を遮音体に脱落不能に固定す
ることができる。しかも、特定のNOx浄化用吸音体が
破損したような場合には、上段側の吸音・遮音構造体を
若干持ち上げるだけで、破損したNOx浄化用吸音体を
新しいものと取り替えることが可能となる。したがっ
て、施工のみならず、保守も容易な防音壁を構築するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を一部省略して示す正面図
【図2】図1におけるA−A線に沿う拡大断面図
【図3】同実施例を示す全体平面図
【図4】同実施例を示す全体正面図
【図5】本発明の他の実施例を一部省略して示す正面図
【図6】図5におけるB−B線に沿う拡大断面図
【図7】同実施例を示す全体正面図
【図8】本発明のさらに他の実施例を一部省略して示す
正面図
【図9】図8におけるC−C線に沿う拡大断面図
【図10】本発明のさらに他の実施例を一部省略して示
す正面図
【図11】同実施例を示す部分平面図
【図12】図10におけるD−D線断面図
【図13】同実施例を示す全体正面図
【図14】本発明のさらに他の実施例を示す図2相当の
拡大断面図
【符号の説明】
1…吸音・遮音構造体 1a…側端部 2…防音壁 3…凹陥部 4…遮音体 5…吸音体 6…フック金具 7…インサートナット 8…支柱 8a…凹溝 101…吸音・遮音構造体 110…化粧板 110a…ルーバー部 110b…ビス 201…吸音・遮音構造体 203…凹陥部 203a…突条 203b…底面 204…遮音体 205…吸音体 205a…凹溝 205b…内面 210…空洞 301…吸音・遮音構造体 303…凹陥部 303a…突条 304…遮音体 304a…起立面 304b…上端面 305…吸音体 305a…凹溝 310…空洞 401…吸音・遮音構造体 404…遮音体 405…吸音体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 和也 埼玉県本庄市若泉3−12−14 (72)発明者 野口 幸治 京都府京都市右京区梅津大縄場町6番6 嵐山ロイアルハイツ3号棟1003 (72)発明者 結城 晃次郎 東京都小平市美園町2−10−22 (72)発明者 長瀬 公一 神奈川県横浜市泉区和泉町4466−15 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01F 8/00 G01K 11/16

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント100重量部に対して、ホルマイ
    ト鉱物を水砕して粉末としたものに代表される無機系増
    粘剤を0.5〜1重量部、カルシウムアルミネート系微
    粒軽量骨材5〜20重量部、メラミンスルフオン化縮合
    物に代表されるセメント減水剤0.1〜0.5重量部、
    となるように配合したものに水を35〜50重量部混合
    撹拌して得たセメントペースト100容量部を、発泡合
    成樹脂硬化物を粉砕して得た粒径2〜8mmの超軽量骨
    材300〜600容量部に均一に混ぜ合わせ、型枠に打
    ち込み、硬化させてなる基材の表面部に、金属アルコキ
    シドの加水分解生成物及び反応性半導体を含有してなる
    光反応性有害物質除去コーティング剤を0.2〜0.3
    マイクロメートル厚さになるように噴霧させて得るNO
    x浄化機能を有することを特徴とするNOx浄化用吸音
    体。
  2. 【請求項2】セメント100重量部に対して、ホルマイ
    ト鉱物を水砕して粉末としたものに代表される無機系増
    粘剤を0.5〜1重量部、カルシウムアルミネート系微
    粒軽量骨材5〜20重量部、メラミンスルフオン化縮合
    物に代表されるセメント減水剤0.1〜0.5重量部、
    となるように配合したものに水を35〜80重量部混合
    撹拌して得たセメントペースト100容量部を、発泡合
    成樹脂硬化物を粉砕及び加熱処理して得た粒径2〜8m
    mの超軽量骨材300〜600容量部に均一に混ぜ合わ
    せ、型枠に打ち込み、硬化させてなる基材の表面部に、
    金属アルコキシドの加水分解生成物及び反応性半導体を
    含有してなる光反応性有害物質除去コーティング剤を
    0.2〜0.3マイクロメートル厚さになるように噴霧
    させて得るNOx浄化機能を有することを特徴とするN
    Ox浄化用吸音体。
  3. 【請求項3】セメントペーストが、前記ペースト配合
    に、さらに、アクリル樹脂などの水分散性樹脂液をセメ
    ント100重量部に対して5〜15重量部加えたもので
    あることを特徴とする請求項1又は2記載のNOx浄化
    用吸音体。
  4. 【請求項4】セメントペーストが、前記ペースト配合
    に、さらに、アルキルナフタリンスルフオン酸塩などの
    アニオン系界面活性剤、あるいはノニオン系活性剤から
    なる気泡剤を混和し、内部の気泡量が5〜15%となる
    ように調整したものであることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載のNOx浄化用吸音体。
  5. 【請求項5】補強用メッシュを内設してなり、その補強
    用メッシュが、セメントペーストを型枠に打ち込む際
    に、該型枠内にセットされるポリプロピレンなどに代表
    される合成樹脂メッシュ、あるいはステンレスなどの金
    属メッシュであることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載のNOx浄化用吸音体。
  6. 【請求項6】超軽量骨材が、発泡スチロールの廃材を破
    砕したものであることを特徴とする請求項1、3、4又
    は5記載のNOx浄化用吸音体。
  7. 【請求項7】超軽量骨材が、発泡スチロールの廃材を粉
    砕および加熱処理したものであることを特徴とする請求
    項2、3、4又は5記載のNOx浄化用吸音体。
  8. 【請求項8】一面に凹陥部を有するコンクリート製の遮
    音体と、この遮音体の凹陥部内に配設した請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載のNOx浄化用吸音体と
    を具備してなることを特徴とする吸音・遮音構造体。
  9. 【請求項9】前記凹陥部の深さ寸法を、NOx浄化用吸
    音体の厚み寸法よりも大きく設定し、このNOx浄化用
    吸音体の内面と該内面に対向する凹陥部の底面との間に
    空洞を形成していることを特徴とする請求項8記載の吸
    音・遮音構造体。
  10. 【請求項10】空洞の一部又は全部に吸音部材を充填し
    てなることを特徴とする請求項9記載の吸音・遮音構造
    体。
  11. 【請求項11】遮音体が、上下方向に複数個積み重ねて
    壁を形成し得るように構成された板状のものであり、前
    記凹陥部を該遮音体の一方の起立面と上端面に開口させ
    て設けておき、この凹陥部にNOx浄化用吸音体を上端
    面側からスライド係合させるようにしていることを特徴
    とする請求項8、9又は10記載の吸音・遮音構造体。
  12. 【請求項12】コンクリート製の遮音体と、この遮音体
    の一面に添設した請求項1、2、3、4、5、6又は7
    記載のNOx浄化用吸音体とを具備してなることを特徴
    とする吸音・遮音構造体。
JP10196256A 1998-07-10 1998-07-10 NOx浄化用吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体 Expired - Fee Related JP2994338B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10196256A JP2994338B1 (ja) 1998-07-10 1998-07-10 NOx浄化用吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10196256A JP2994338B1 (ja) 1998-07-10 1998-07-10 NOx浄化用吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2994338B1 true JP2994338B1 (ja) 1999-12-27
JP2000027125A JP2000027125A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16354794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10196256A Expired - Fee Related JP2994338B1 (ja) 1998-07-10 1998-07-10 NOx浄化用吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2994338B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112010000443B4 (de) 2009-10-27 2014-10-23 Tokai Chemical Industries Ltd. Schallschutzabdeckung sowie Herstellungsverfahren einer solchen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000027125A (ja) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070062143A1 (en) Construction products and method of making same
JP2002542139A (ja) 軽量コンクリート
WO2001066485A2 (en) Lightweight cementitious building material
US20120325579A1 (en) Sound barriers made from scrap and waste materials
JPH0521119Y2 (ja)
JP2994338B1 (ja) NOx浄化用吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体
JP3075708B2 (ja) 吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体
JP2001163684A (ja) 吸音体及びその吸音体を用いた吸音・遮音構造体
PL101819B1 (pl) Method of generating unshrinkable or during hardening expansible compounds
DE19644312A1 (de) Wärme- und schalldämmende Integralleichtbetonkonstruktionen und Verfahren zu deren Herstellung und Transport
KR100438139B1 (ko) 폐콘크리트 부산물과 경량골재 및 인공 Zeolite를이용한 소음저감형 포러스 흡음콘크리트 블록의 제조방법
JP2002137326A (ja) 防音/遮音体
CA2505081A1 (en) Method for the production of a plant-based construction material and construction material obtained by means of said method
JP2003334884A (ja) 吸音材又は防音材、及びこれらの製造方法並びに防音壁の構築方法
KR0141246B1 (ko) 모르타르용 경량골재와 이를 이용한 경량모르타르 및 경량건축자재
JP3017369U (ja) 軽量断熱壁材
KR970026995A (ko) 샌드위치 단열 패널용 폴리머콘트리트 조성물 및 샌드위치 단열패널의 제조방법
CN216041955U (zh) 一种多重隔音的中空pvc内模板墙体结构
CN109591157A (zh) 一种低成本高性能吸音屏障板加工方法
JPH08325046A (ja) モルタル用軽量骨材及びそれを用いた軽量モルタル並びに軽量建築資材
KR100602041B1 (ko) 단열방진 경량콘크리트 조성물
KR20090050516A (ko) 투과성 콘크리트를 이용하여 제조되는 흡음콘크리트판 및이 흡음콘크리트판을 이용한 방음판 그리고 이 방음판을이용한 방음벽
Thusoo et al. Foam Concrete-A Better Replacement To The Traditional Heavy Concrete
JP3551290B2 (ja) 遮音板
KR100704653B1 (ko) 퍼라이트와 무기질계 결합재를 이용한 흡음재 및 그제조방법.

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees