JP2989984B2 - 偏光無依存型光アイソレータ - Google Patents

偏光無依存型光アイソレータ

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JP2989984B2
JP2989984B2 JP5035351A JP3535193A JP2989984B2 JP 2989984 B2 JP2989984 B2 JP 2989984B2 JP 5035351 A JP5035351 A JP 5035351A JP 3535193 A JP3535193 A JP 3535193A JP 2989984 B2 JP2989984 B2 JP 2989984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信等に用
いられる光アイソレータに関するもので、より具体的に
は光ファイバ間に装着するような偏光無依存型アイソレ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の偏光無依存型光アイソレータを図
2に示す。図において、(A)は順方向に進む光、
(B)は逆方向に進む光を表わし、1は入射光線、2は
複屈折板、例えば一軸結晶からその光軸が表面と傾く様
に切り出し平行平板に研磨したもので、この平行平板に
垂直に入射した光線を互いに垂直な2つの直線偏光に分
離する。この時、複屈折板中を直進する方の直線偏光を
常光線、複屈折を受け斜めに進むものを異常光線とい
う。なおこれらの光は複屈折板通過後は平行に伝搬す
る。3はYIG等で形成されたファラデー回転子であ
り、光の伝搬方向を軸に偏光面を45°回転させる。4
は光の伝搬方向を軸に複屈折板2と光学軸が45°の角
度を成すように設置された第2の複屈折板、5は光の伝
搬方向を軸に第1の複屈折板2の光学軸と5の光学軸が
−45°を成すよう設置された第3の複屈折板である。
【0003】この装置内を光が進む様子を側面から見た
のが図2(A)、(B)であり、図2中のビームの位置
と偏光方向を第1の複屈折板2の方向から見たものが図
3(A)、(B)である。矢印は偏光面の方向を表して
いる。第1の複屈折板2より光を入射した場合を順方
向、第3の複屈折板5より入射した場合を逆方向と定め
る。さらに簡単のため、2つに分離される直線偏光をそ
れぞれa、bとし、順方向はfa、fb、逆方向はb
a、bbと表す。番号は図2中の各位置に対応してい
る。
【0004】図2と図3を使ってアイソレータの動作原
理を説明する。順方向に入射した光は図2の様に互いに
垂直な2つの直線偏光になり平行して進む。fa−1が
常光で、fb−1が異常光になる。ファラデー回転子を
通過すると(fa−2)、(fb−2)偏光面が時計回
りに45°回転する。第2の複屈折板4では回転した偏
光面に対応してfa−2が常光、fb−2が異常光にな
るよう45°光学軸が回転させられ設置されているので
異常光のみ屈折を受けfb−3の様になる。第3の複屈
折板5では逆にfa−3が異常光、fb−3が常光にな
るよう光学軸が設定されいるため、2つの直交する偏光
はfa−4、fb−4のごとく合成されパワーの損失無
しに装置より出射される。
【0005】一方逆方向では、第3の複屈折板5に入射
した光6は、ba−1(異常光)、bb−1(常光)の
様に直交する2つの偏光に分離される。第2の複屈折板
4の光学軸は第3の複屈折板5のそれとは直交している
のでba−1が常光線で直進しba−2に、bb−1が
異常光線となり屈折しbb−2の様になる。ファラデー
回転子により非相反な偏光面の回転を受けba−3、b
b−3になった光は第1の複屈折板2によりba−3は
異常光なので屈折しba−4になり、bb−3は常光な
ので直進しbb−4となる。よって順方向入射位置と異
なる位置に出射し順方向側の光学系と結合できず遮断さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では高価な複屈折素子を3枚用いるため全体と
して高価なものになってしまう。また複屈折素子に入出
射する際は常光と異常光の2つのビームがあるが、両者
を同時に正確にアライメントしなければならず、しかも
複屈折素子が3枚もあるためアライメントに非常に手間
がかかり、そのためコストアップにもつながる。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のような問題点を解
決するために、従来例の図3をみると、順方向のfa−
2→fa−3、逆方向のba−1→ba−2は偏光面の
角度、ビームの位置とも何等変換を受けていないので、
この部分は複屈折素子がなくても全体の機能は変わらな
いことがわかる。そこで本発明は、第2の複屈折板4は
分離光bにのみ作用するように構造し、偏光方向により
光を2つの直線偏光に分離する第1の複屈折板と、偏光
面に非相反な回転を与えるファラデー回転子と、ビーム
位置補正用の第2の複屈折板と、分離された偏光を合成
する第3の複屈折板とをこの順に配置してなる偏光無依
存型光アイソレータであって、ビーム位置補正用の複屈
折板を分離されたビームの片方のみの光路上に配置した
偏光無依存型光アイソレータである。
【0008】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明による偏光無依存型のアイソレータの
構造であり、第2の複屈折板4が分離光の片方にのみ作
用するよう配設されている。図1を用いて動作を説明す
ると、順方向(A)では、第1の複屈折板2によって常
光fa−1と異常光fb−1に分離される。2つのビー
ムはファラデー回転子3によってそれぞれ偏光面の回転
を受けfa−2、fb−2となる。第2の複屈折板4に
は、fb−2だけ入射し、ビームの位置がずれる(fb
−3)。fa−2はそのまま直進し、第3の複屈折板5
に入射する。複屈折板5ではfa−2が異常光、fb−
3が常光になるためfa−2のみ屈折を受け合成され
る。
【0009】一方、逆方向(B)は、入射光6は常光b
b−1と異常光ba−1に分離される。ba−1は直進
し、複屈折板4にはbb−1が入射しビーム位置がずれ
る(bb−2)。ファラデー回転子では非相反な偏光面
の回転を受け、具体的には順方向通過時と同じ方向に4
5°偏光面が回転しba−2、bb−3となる。第1の
複屈折板2に対してはba−2は異常光なので屈折し、
bb−3は常光なので直進し、ba−3、bb−4とな
り順方向入射光と軸がずれるため光は遮断される。この
ように、偏光面の回転、ビームの位置関係は従来と変わ
らない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、複屈折板を小型化したことによりコストダウンがは
かられ、第2の複屈折板でのアライメントが異常光に対
してだけになり、アライメントの手間が減少し、かつ、
第2の複屈折板を通過する光が異常光だけになり、常光
線に対する反射、吸収損失が減少し特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光アイソレータの実施例で、(A)は
順方向入射光の動作、(B)は逆方向入射光の動作を示
す略図。
【図2】従来の偏光無依存型光アイソレータの例で、
(A)は順方向入射光、(B)は逆方向入射光に対する
動作を示す略図。
【図3】従来例図2を第1の複屈折板2の方向から見た
ときの偏光方向とビーム位置を示す略図。
【符号の説明】
1 入射光 2,4,5 複屈折板 3 ファラデー回転子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光方向により光を2つの直線偏光に分離
    する第1の複屈折板と、偏光面に非相反な回転を与える
    ファラデー回転子と、ビーム位置補正用の第2の複屈折
    板と、分離された偏光を合成する第3の複屈折板とをこ
    の順に配置してなる偏光無依存型光アイソレータにおい
    て、ビーム位置補正用の複屈折板を分離されたビームの
    片方のみの光路上に配置したことを特徴とする偏光無依
    存型光アイソレータ。
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