JP2984592B2 - 建設機械のキャビン - Google Patents

建設機械のキャビン

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JP2984592B2
JP2984592B2 JP7322073A JP32207395A JP2984592B2 JP 2984592 B2 JP2984592 B2 JP 2984592B2 JP 7322073 A JP7322073 A JP 7322073A JP 32207395 A JP32207395 A JP 32207395A JP 2984592 B2 JP2984592 B2 JP 2984592B2
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彰一 井出
広幸 山下
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Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパワーショべル,ク
レーン車等の履帯又はホイール付建設機械のキャビンの
居住空間の効率的な使用により該建設機械のオペレータ
の体力の快復を図ることができる建設機械のキャビンに
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パワーショベル,クレー
ン車等の履帯又はホイール付建設機械は、山間や山林の
開拓,ダム,トンネル,河川,鉄道,道路,ビル,ガレ
ージ,家屋の撤去等の建設現場で使用されており、上記
山間の荒野,谷底やトンネル、逆に交通量の多い都市の
狭いスペースや地面の状態が極度に悪い作業現場で稼働
しなければならない。
【0003】従って、上記のように周囲の視界や地面の
状態が極度に悪い作業現場のため、該建設機械のキャビ
ンは、作業時において、前後左右の周囲を視認しながら
安全を確認し稼働する必要性があるため、上記オペレー
タは上記キャビンの四方の側壁の近くに位置するように
して、前後左右の近接周辺の直下ができるだけ確認でき
るようにする必要性からコンパクトにできている。
【0004】上記のように、特に上記の山間,ダム,河
川,トンネル等の建設現場は、人里離れた場所が多く、
長期間に渡ることになり、作業によっては一日の殆どを
上記建設機械のキャビン内で過ごすところになってい
る。上記建設機械のキャビンは上記のような周囲条件の
悪い現場の上、極暑,極寒,風雨,塵埃等の天候状況の
中でも、建設作業を遂行しなければならないので、該オ
ペレータが快適な運転操作ができるように、該キャビン
内には、エアコン装備,防音装備,オーディオ,クーラ
ボックス,コーヒメーカ等が用意され、上記のオペレー
タはキャビン内で食事や休息をとり、上記のように極
暑,極寒,悪天候等の状況のなかでもできるだけ快適に
作業ができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の建設機械のキャビンにおいては、オペレータは、
上記キャビンの四方の側壁の近くに存して、前後左右の
近接周辺の直下が確認できるようにコンパクトにできて
いるので、上記作業性はよく、又、上記キャビン内は上
記のように、エアコン装備,防音装備,オーディオ,ク
ーラボックス,コーヒメーカ等が用意され、上記のオペ
レータはキャビン内で食事や休息をとり、上記のように
極暑,極寒,悪天候等の状況下でも、一応快適な居住空
間が確保されているが、上記のように、該建設作業の作
業性から該オペエレータの座席は、オペレータの体形に
合わせて的確な作業姿勢が得られる程度の調整機構しか
具備されておらず、該オペレータは略垂直な作業姿勢で
ある着席した状態を維持するように強いられており、該
キャビン内で横になって身体を伸ばし休息や仮眠が出来
ない構造になっており、上記の一日中の作業や長期間の
該作業による該オペレータの疲労の快復を阻害する虞が
ある。
【0006】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、パワーショベル,クレーン車,等の履帯又は
ホイール付建設機械のキャビン内に該建設機械のオペレ
ータが身体を横にできるリクライニングシート,ベット
を収容できるように、上記キャビンの前後左右の少なく
ともいずれか一方の側方に上記キャビンの内部を拡張可
能な拡張部を設け、上記の作業休憩時にキャビン内で横
になって身体を伸ばし休息や仮眠ができる建設機械のキ
ャビンを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の建設機械のキャビンは、パワーショベル,ク
レーン車等の履帯又はホイール付建設機械のキャビンの
前後左右の少なくともいずれか一方の側方に、該キャビ
ン内部を拡張可能に形成された拡張部を設け、上記のキ
ャビン及び拡張部の少なくとも一つの内部が該建設機械
のオペレータが横になって休息又は仮眠ができるリクラ
イニングシート又はベットを収容できるように構成され
たことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明の建設機械のキャビ
ンは、請求項1記載の構成において、上記拡張部が上記
キャビンの前後左右の少なくとも一方の側方に設けられ
た開口と、該開口の上下左右の少なくともいずれか一つ
の側部又は上記開口の相対向する各側部に枢支され該開
口を開閉する一個又は複数個の拡張部材と、上記の開口
と拡張部材とを連結し、該拡張部材の開放時は進出し該
拡張部材の閉時は上記キャビン内に収納されるように構
成された閉塞部材とを備えていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項3記載の本発明の建設機械のキャビ
ンは、請求項1記載の構成において、上記のオペレータ
のキャビン出入口と、該出入口を開閉する拡張部材と、
上記の出入口又は拡張部材の少なくともいずれか一方に
設けられると共に他方と着脱可能に連結され、該拡張部
材の開放時は進出し上記の出入口と拡張部材との間を閉
塞し、該拡張部材の閉時は上記キャビン内に収納される
ように構成された閉塞部材と、該拡張部材の開放時に、
上記の出入口と拡張部材との間を閉塞する必要がある時
には上記の出入口又は拡張部材の上記他方と連結せし
め、上記の出入口と拡張部材との間を閉塞する必要がな
い時には上記の出入口又は拡張部材の上記他方との連結
を解除せしめるように構成した該閉塞部材の着脱手段を
備えたことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明の建設機械のキャビ
ンは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、
上記キャビンの天井側に収納され該キャビンの上下方向
に移動可能のベットを備えたことを特徴としている。請
求項5記載の本発明の建設機械のキャビンは、請求項1
〜4のいずれかに記載の構成において、上記オペレータ
が建設機械の運転位置から休息又は仮眠の位置に上記シ
ートを変位した時又は上記の拡張部材が開いた時に該建
設機械のエンジンの作動を維持し、上記のパワーショベ
ルの走行,旋回、及びパワーショベルのツール,ブー
ム,アーム等を稼働するための作動回路を開にする遮断
手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明の第1実施形態を建設機械のパ
ワーショベルに適用した場合を図1〜6について説明す
る。図1はパワーショベルを示す斜視図、図2は図1の
パワーショベルの背面を示す背面図、図3は図1のパワ
ーショベルのキャビンの一部破断した状態を示す概略斜
視図、図4は図3の4A−4A線に沿う断面を示す縦断
面図、図5は図4の上記キャビンの後壁に設けられた上
記キャビンの拡張部が拡張した状態を示す概略説明図、
図6は図5の6A−6A線に沿う断面を示す横断面図で
ある。
【0012】図1,2に示したように、パワーショベル
2は、パワーショベル2を運転するためにオペレータが
搭乗するキャビン4とキャビン4後方の下方に延設され
た、パワーショベル2の図示しない駆動装置,エンジン
等を収容するエンジンルーム6が設けられている。図1
に示したように、ベースフレーム6aに搭載されたキャ
ビン4及びエンジンルーム6からなる上部車体7はベー
スフレーム6aを介して一体に旋回できるように形成さ
れた旋回装置8が設けられ、更に旋回装置8の下方にパ
ワーショベル2を走行せしめる、図示しないホイール又
は履帯等からなる走行体10が設けられ、本実施形態で
は履帯10aが設けられている。
【0013】又、キャビン4の右方には上記オペレータ
の操作により稼働せしめられるツール、本実施形態の場
合はバケット12がアーム14,ブーム16を介して取
付けられている。又、エンジンルーム6は、図1に示し
たようにエンジンルーム6の上面18を覆うフード20
と、フード20の上部から突出する図示しないエンジン
の排気管22が設けられている。
【0014】又、キャビン4は、本実施形態では図3,
4に示したように、キャビン4の周囲近傍の前後左右の
視界をよくするために窓を大きくとり、且つキャビン4
の後壁を略垂直に形成した側面視で略台形又は矩形状に
形成されているが、このキャビンの形状は、だ円形状等
の種々の形態をとることができる。図3に概略を示した
ように、キャビン4の前方側にインスツルメントパネル
24,パワーショベル2の走行用のペタル26,コンソ
ールボックス28等が設けられ、キャビン4の後壁から
キャビン4内方に向けて設けられた物入れ30が形成さ
れている。
【0015】オペレータDのサスペンションシート32
は、図3に示したようにインスツルメントパネル24と
物入れ30との間に配設されており、背もたれ34の前
後角度調整レバー36,前後スライド調整レバー38,
サスペンション調整レバー40,高さ調整レバー42を
備えている。又、図4に示したように、キャビン4の後
部に開口44が設けられ、開口44の上側部46に設け
られたヒンジ48を介して開口44を開閉する拡張部材
50が設けられている。
【0016】この拡張部材50は後部視界用の窓ガラス
52が装着されており、樹脂,鋼板等で碗状に形成され
た拡張部材50と開口44との間を閉塞する閉塞部材5
7が設けられている。又、図5,6に示したように拡張
部材50の開口44の左右側閉塞部材51,下側閉塞部
材53等の周壁は、キャビン4の左右側壁55,下側部
46a等の内周壁と重合され、上記内周壁内に収容され
ると共に、上記開口44を開閉しキャビン4を拡張でき
る構造になっている。
【0017】又、拡張部材50は、図4,5に示したよ
うに上記の開口44を開閉できる窓ガラス52を有する
一枚の扉で構成されている。この場合は、扉50の開放
で拡張した周囲の閉塞部材57を布,ビニール等の可撓
性のある可撓部材で伸縮可能に形成し閉塞するようにし
てもよい。又、一端が拡張部材50である扉に枢支され
他端がキャビン4の左右側壁55に取付けられた開閉用
補助ガスシリンダ56が設けられている。
【0018】上記の扉50の下側閉塞部材53は扉50
が閉じた時、図5,6に二点鎖線で示したようにサスペ
ンションシート32の背もたれ34が干渉することを防
止するために、下側閉塞部材53の一部をヒンジ58を
介して回動可能に設けられた開放部材60を有してい
る。又、上記の扉50が閉じた時、開口44の下端縁の
戸当たり62に当接する当接部64がウェザストリップ
66を介して水密に構成されロック部材67により固定
されている。
【0019】このロック部材67は手動ロック機構で
も,自動ロック機構でも良く仕様に応じて形成されてい
る。68は拡張部材50の手動開閉するための開閉取手
である。又、拡張部材50の外周部70の内側が当接す
るキャビン4の後部の外周部との間にはウエザストリッ
プ66が介装され水密に閉じられるように構成されてい
る。
【0020】尚、上記のパワーショベル2の走行、上部
車体7の旋回、ブーム16,アーム14,ツール12等
の稼働は、図示しないがパワーショベル2の稼働に必要
なすべての電子・油圧情報をひとつのコントローラに入
力し、自動,手動の切換や上記作業に合わせた油圧とエ
ンジンのベスト性能を集中コントロールしている。勿
論、上記のような電子コントロール制御のものでなくと
も、油圧機械式によって作動するものに上記実施形態を
適用することもできる。
【0021】上記のパワーショベル2のキャビン4内に
は上記のようにオペレータDが快適な運転操作ができる
ように、エアコン装備,防音装備,オーディオ,クーラ
ボックス,コーヒメーカ等が用意され、上記のオペレー
タはキャビン4内で食事や休息をとり、上記のように極
暑,極寒,悪天候等の状況のなかでも、できるだけ快適
に作業ができるようになっていることは言うまでもな
い。
【0022】本実施形態は上記のように拡張部材50が
自動又は手動で開閉できるように構成されているが、手
動の場合についてその作用効果を説明する。オペレータ
Dが図3,4に示したように、上記周囲条件のもとで狭
い居住空間の中での、上記の背もたれ34の前後角度調
整レバー36,前後スライド調整レバー38,サスペン
ション調整レバー40、シート回転レバー41,高さ調
整レバー42等を調整して、限られたサスペンションシ
ート32の移動を行い効果的な作業姿勢を確保する。
【0023】オペレータDは、図4に示した上記作業姿
勢で上記作業を能率よく行った後、休息又は仮眠をとる
場合にサスペンションシート32の位置を移動し、背も
たれ34をリクライニングして後方に倒そうとしても、
上記のように限られたスペースしかないキャビン4内で
は身体を横にして休息又は仮眠をすることができない。
【0024】そこで、本実施形態においては、図4,
5,6に二点鎖線で示したように開放部材60をヒンジ
58を介して時計回転方向に回動せしめ、ロック部材6
7を解錠し、開閉取手68により拡張部材である扉50
をヒンジ48を介して反時計回転方向に回転し、図5に
示すように拡張する。そして、図3に示す背もたれ34
の前後角度調整レバー36により、図5に示したように
二点鎖線31の位置から実線の位置に回動させサスペン
ションシート32の背もたれ34のヘッドレスト34a
を扉50の回動で形成された拡張空間に移動させること
ができるので、上記オペレータDを図5に示したように
キャビン4の後方へ、サスペンションシート32をリク
ライニングせしめて休息又は仮眠をすることができる。
【0025】又、拡張部材50を閉じる場合には、上記
開く場合と逆の操作を行うことにより達成することがで
きる。更に、サスペンションシート32を高さ調整レバ
ー42の調整により、図5に実線で示した位置より二点
鎖線31aの位置まで上昇又は前後スライド調整レバー
38より前後方向へスライドせしめれば、サスペンショ
ンシート32は略水平に保持することができるので、オ
ペレータDが横になって休息又は仮眠をすることができ
疲労快復を向上せしめることができる。
【0026】又、図示しないが、拡張部材50を拡張方
向に作動したり、サスペンションシート32の背もたれ
34が所望以上に傾倒した時、上記したエンジンや空調
装置等の作動を保持するが、パワーショベル2の走行,
上部車体の旋回及びツール12,アーム14,ブーム1
6等を稼働させるための作動油の給排を制御する、パイ
ロット油圧回路146に設けられた、例えば電磁バルブ
148の通電回路150を開閉するスイッチ152によ
りパイロット油圧回路146を開閉するように構成され
た遮断手段154を有している。
【0027】又、スイッチ152は、後述する応用例や
第2実施形態,第3実施形態に示したように、例えばキ
ャビン4の開口と該開口を開閉する扉との間や図7
(C)に示したベルクランクレバー126がワイヤロー
プ128を締結する二点鎖線で示した位置に回動された
とき、電磁バルブ148を開となるように設けてもよ
い。従って、サスペンションシート32をオペレータD
が休息する位置に移動すると、パワーショベル2の上記
の走行,旋回や上記ツール等の稼働ができなくなるの
で、安心して休息や仮眠をとることが出来るばかりでな
く、エンジンは作動することができるので、上記エアコ
ン等を作動し快適な休息又は仮眠をすることができる。
【0028】又、図5に二点斜線で示したようにサスペ
ンションシート32が上昇し略水平の位置に配設される
場合は、サスペンションシート32の背もたれ34,ヘ
ッドレスト34a等は小物入れ30の上部や開口44の
下側部46a,拡張部の下側閉塞部材53の少なくとも
一つとサスペンションシート32のサスペンションと協
働して安定した状態で支持することができる。
【0029】又、図1に示したように、作業中にキャビ
ン4の出入口扉13の外側に障害物がある時や出入口扉
13が故障している等キャビン4内のオペレータDが出
られなくなった場合、該オペレータDが緊急脱出口とす
ることがきるものである。又、上記緊急脱出口の扉が設
けられた建設機械のキャビン4の場合には、この緊急脱
出扉を利用して上記のように拡張部47を形成すればコ
ストが安く簡便に形成することができる。
【0030】次に、上記の第1実施形態の応用例を図7
について説明する。上記第1実施形態と実質的に同一部
位には同一符号を付して説明する。図7は上記第1実施
形態の拡張部の応用例を示すもので、(A)は該拡張部
の扉が上記キャビン後部の開口の下側部に枢支した場合
を示す概略斜視図、(B)は該キャビン後部の開口の上
下側部に枢支した上記二つの扉の場合を示す概略斜視
図、(C)は上記拡張部を上記キャビンの出入口の出入
口扉を利用して形成した場合を示す出入口扉の概略説明
図ある。
【0031】図7(A)に示したように、キャビン4の
後部に設けられた開口44の下側部46aに枢支された
開口44を開閉する扉50を有している。上記のキャビ
ン4の左右の側壁55に枢支された開閉補助ガスシリン
ダ56のピストンロッド56aの端部56bは拡張部材
である扉50の左右側部に縦方向に延設されたレール5
0a内をスライド可能に設けられ、扉50の開閉ができ
るように構成されている。
【0032】上記の開口44と扉50との間に、例えば
図示しない磁石や係止部材により着脱可能に設けられる
閉塞部材57は、可撓部材で形成された蛇腹状の左右側
閉塞部材51,上側閉塞部材53aから構成された拡張
部47が形成されている。図7(A)に示したように、
扉50が開放されたとき、エンジンルーム6の上面18
に設けられた、扉50の背面を弾性部材からなる支持部
材76で扉50を安定した状態で支持することができる
ように形成されている。
【0033】従って、サスペンションシート32を上記
のように調整して、背もたれ34を図7(A)に示した
開放された扉50の内面上に略水平に移動することがで
きるので、上記のオペレータDが横になり休息したり,
仮眠をすることができる。上記の開放された扉50を閉
じる時は、開閉取手68を持ち閉じる方向に付勢する
と、上記の閉塞部材57である蛇腹状の左右側閉塞部材
51,上側閉塞部材53aが収縮して畳み込まれキャビ
ン4内に収容されることは上記実施形態と同様である。
【0034】又、図7(B)に示した応用例は、上記拡
張部材である扉50を上下に二分割して、上下分割扉5
0c,50dを開口44の上側部46及び下側部46a
に枢支され観音開きに開閉できるように構成され、窓ガ
ラス52がそれぞれ設けられている。そして、上下分割
扉50c,50dの自由端側の内面に上記可撓部材で形
成された蛇腹状の閉塞部材57を設け、図7(B)に二
点鎖線で示したように開き拡張部の左右,後方の閉塞部
材57の側壁が形成されるようになっている。
【0035】上記開いた状態から閉じると閉塞部材57
は畳み込まれ、キャビン4の開口44の内周部に収容さ
れ上下分割扉50c,50dの外周部はキャビン開口4
4の外周とウェザストリップを介して取付けられてい
る。この応用例の場合も、図7(B)に示したように下
分割扉50dの背面は開いた時、エンジンルーム6の上
面18に支持部材76により安定した状態で保持するこ
とができるので、サスペンションシート32の背もたれ
34を上記のように略水平に配設して、オペレータDが
身体を伸ばした状態で休息又は仮眠をすることができ
る。
【0036】又、図示しないが、上記応用例では上下分
割扉50c,50dを開閉するようにしたが、上分割扉
50cを固定して、上分割扉50cの開放端側の内面に
一端が係合され他端が下分割扉50dの自由端の内面に
係合された閉塞部材57を設け、下分割扉50dのみを
開閉するように形成しても上記目的を達成することがき
る。
【0037】又、上下分割扉50c,50dが閉じた
時、閉塞部材57は上下分割扉50c,50dの自由端
の当接する境界部位に略水平になるように縮小して収納
されるように形成したので、上下分割扉50c,50d
の窓ガラス52からの視界を妨げることが少なくなるよ
うに構成されている。又、図7(C)に示したように、
拡張部材50をオペレータDが出入りする出入口扉13
を利用しても上記目的を達成することができる。
【0038】即ち、上記の出入口11又は出入口扉13
のいずれか一方に、本実施形態の場合は出入口11に設
けられると共に、上記他方の出入口扉13と着脱可能に
連結され、出入口扉13の開放時は伸びて上記の出入口
11と出入口扉13との間を閉塞し、出入口扉13の閉
時は収縮せしめられ上記キャビン4内に収納されるよう
にゴム,樹脂等の弾性材で形成された閉塞部材57と、
出入口扉13の開放時に上記の出入口11と出入口扉1
3との間を閉塞する必要があるときには上記の出入口1
1又は出入口扉13の上記他方と連結せしめ、上記の出
入口11と出入口扉13との間を閉塞する必要がないと
きには上記の出入口11又は出入口扉13の上記他方と
の連結を解除せしめるように構成した閉塞部材57の着
脱手段140が配設されている。
【0039】この着脱手段140は閉塞部材57の開放
端130の外周を囲繞するように、一端が閉塞部材57
に設けられた枢支軸124に支持され、他端がベルクラ
ンクレバー126に係合されたスプリングワイヤ,ロー
プ等の締結部材128を具備している。又、出入口扉1
3の内面には閉塞部材57の開放端130と嵌合した
時、ベルクランクレバー126を図7(C)に二点鎖線
で示した位置に回動すると、締結部材128が締めつけ
られ、出入口扉13の内面の外周に設けられた凹溝13
2に嵌合して一体化され出入口扉13を開くと、閉塞部
材57が展開され上記の拡張部47が形成されるもので
ある。
【0040】そして、上記の出入口扉13を開き拡張部
47を形成した状態で、サスペンションシート32を回
転調整レバー41により背もたれ34が拡張部47の方
向に向くように回動せしめて、背もたれ34をリクライ
ニングし傾倒すれば、オペレータDの休息又は仮眠がで
きるスペースを確保することができる。尚、上記では出
入口扉13を左開きにしたが、右開きや上開きにしても
よく、又図7(C)では着脱手段140の構成を説明す
るため閉塞部材57付近を強調して拡大してあるが、出
入口扉13の機能と見栄えが向上するように形成されこ
とは言うまでもない。
【0041】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態を図8について説明するが、図8は図5と同様の状態
を模式的に示した説明図であり、上記第1実施形態と実
質的に同一部位には同一符号を付し、第1実施形態と相
違する点について説明する。図8に示したように、キャ
ビン4の上側部46及びサスペンションシート32の下
部近傍の部位に、それぞれ一対のガードレール80が設
けられガイドレール80のインナレール82及びアウタ
レール84のいずれか一方のレールを、本実施形態の場
合はアウタレール84を取付け、アウタレール84内を
摺動し、且つ伸縮可能に支持されるインナレール82が
設けられ、このインナレール82の自由端82aには拡
張部材50が取付けられている。
【0042】又、枢支軸86に枢支されたXリンク87
のリンク部88,90の一端がキャビン4の固定側に枢
支され、リンク部88,90の他端がインナレール82
の自由端82aに枢支され、更に上記のリンク部88,
90はインナリンク88a,90aがそれぞれリンク部
88,90内に伸縮可能に支持されている。更に、キャ
ビン4の開口44と拡張部材50との間で且つ左右に設
けられたXリンク87の間に上記拡張部の左右上下の周
囲を閉塞する可撓性の閉塞部材57が伸縮可能に且つ着
脱可能に取付けられている。
【0043】又、一端がキャビン4の固定側に枢支され
他端がリンク部90に枢支された開閉補助ガスシリンダ
56が配設されている。本応用例は上記のように構成さ
れているので、上記各実施形態と同様に手動により開閉
することもできるが、例えばガイドレールを油圧応動手
段91を設け、アウタレール84内をピストン94で限
界される油圧室98,100を設け、このピストン94
をインナレール82に連結せしめて、油圧室94に油圧
を供給し油圧室100から作動油を排出すれば、拡張部
材50が縮小して図8の開いた状態から二点鎖線で示す
閉じた位置に移動することができる。
【0044】又、拡張部材50が閉じる時、可撓性の閉
塞部材57は左右の一対のリンク部88,90の間に配
設されているので、Xリンク87の外側にはみだすこと
がなく円滑にキャビン4内に収容することがでいる。図
8に示したように、可撓性の拡張部47の下側閉塞部材
53は、上記の実施形態のようにサスペンションシート
32の高さを調整してエンジンルーム6の上面18に支
持されるように配設すれば、サスペンションシート32
の背もたれ34を水平に支持することができると共に、
エンジンルーム6の上面18に背もたれ34を略水平状
態に支持することができるで、オペレータの休息と仮眠
のできる拡張部47を確保することができる。
【0045】(第3実施形態)次に本発明の第3実施形
態を図9について説明するが、図9は図5と同様の状態
を模式的に示した説明図であり、上記第1実施形態と実
質的に同一部位には同一符号を付し、第1実施形態と相
違する点について説明する。図9に示したように、キャ
ビン4ないの4隅にウォームギヤ110を立設し、キャ
ビン4の前側左右のウォームギヤ110に螺合するフレ
ーム112と後方左右のウォームギヤ110に螺合する
フレーム114が設けられ、ウォームギヤ110の回転
によりフレーム112,114が上下動可能に形成され
ている。
【0046】図9に二点鎖線で示したように、上記のフ
レーム112,114を橋架せしめるように、例えば板
状,帯等のベット116を設け、上記作業中はウォーム
ギヤ110を回転することにより、フレーム112,1
14と共にベット116を上昇しキャビン4の天井側に
コンパクトに収納せしめられている。そして、休息又は
仮眠する場合には、図示しない駆動手段によりウォーム
ギヤ110を回転しベット116を下降し所望の高さに
維持してベット116として使用することができる。
【0047】この際、身長がキャビン4の前後方向の長
さ内で納まるオペレータDの場合には、このまま使用す
ることが可能である。又、身長が高いオペレータDの場
合には図9に示したように、ベット116の端部の両側
部の軸118に長溝120を介して枢支された延長ベッ
ト116aが設けられているので、収納時は図9に示し
た二点鎖線の位置に配設されている延長ベット116a
を実線で示した位置に延長ベット116aを後方に軸1
18,長溝120を介して回動して長いベットを形成し
て使用することがでる。
【0048】この時、キャビン4の拡張部47は上記各
実施形態を適宜適用することができるが本実施形態で
は、応用例として図7(A)に示した実施形態を適用し
ているので、延長べっト116aは上記の開口44の下
側部46a,エンジンルーム6の上面18に支持された
扉50の内面等に支持されるが、ベット116の端部に
延長ベット116aを支持する支持部材を設けてもよ
い。
【0049】そして、ベット116をキャビン4の出入
口扉13の内側に配設すればサスペンションシート32
からベット116に簡単に乗降することができるので有
益である。次に、上記第3実施形態の応用例を図10に
ついて説明する。上記第3実施形態と実質的に同一部位
には同一符号を付し、第3実施形態と相違する点につい
て説明する。図10に示したように、キャビン4内のサ
スペンションシート32の近傍の側方に、ウォームギヤ
110を設けて、キャビン4の左右の巾方向に延びる上
記のベット116を螺合せしめ、上記のようにウォーム
ギヤ110の回転により上下動可能に構成してもよく、
更に拡張部47はキャビン4のサスペンションシート3
2の後方の側方に図9と同様の扉50を設けてもよく、
必要に応じてキャビン4の左右両側方に上記の扉50を
設け拡張部47を形成し、延長ベット116aをヒンジ
118を介してベット116の両端に設けて長いベット
116を形成してもよい。
【0050】又、ベット116は図示しないが、帯状
(又はハンモック状)に且つ蛇腹状に形成して、伸縮可
能に形成しキャビン4の一方の側に収納するようにし
て、上記の図9に示したように天井側に上下動可能に構
成すれば上記実施形態と同様の作用効果を奏することが
できる。又、上記のベット116は、上記のようにキャ
ビン4の側方に設けられる拡張部材50の出窓により拡
張部47を設けてもよく、適宜延長拡張部や延長ベット
116aを設けて適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の建設機械のキャビンによれば、パワーショベル,
クレーン車等の履帯又はホイール付建設機械のキャビン
の前後左右の少なくともいずれか一方の側方に、該キャ
ビン内部を拡張可能に形成された拡張部を設け、上記の
キャビン及び拡張部の少なくとも一つの内部が該建設機
械のオペレータが横になって休息又は仮眠ができるリク
ライニングシート又はベットを収容できるように構成さ
れているので、作業を止めた休憩時等に、上記のキャビ
ン内又はキャビン及び拡張部内に上記のリクレイニング
シート,ベットを展開せしめてオペレータが上記のリク
ライニングシート,ベットに身体を横にして、休息及び
仮眠をすることができるので、該オペレータの疲労の快
復ができ、心身ともに活性化して作業効率を向上するこ
とができる。
【0052】請求項2記載の本発明の建設機械のキャビ
ンによれば、請求項1記載の構成において、上記拡張部
が上記キャビンの前後左右の少なくとも一方の側方に設
けられた開口と、該開口の上下左右の少なくともいずれ
か一つの側部又は上記開口の相対向する各側部に枢支さ
れ該開口を開閉する一個又は複数個の拡張部材と、上記
の開口と拡張部材とを連結し、該拡張部材の開放時は進
出し該拡張部材の閉時は上記キャビン内に収納されるよ
うに構成された閉塞部材とを備えているので、上記のキ
ャビンの仕様に応じて該開口の上下左右の少なくともい
ずれか一つの側部又は上記開口の相対向する各側部に枢
支され該開口を開閉する一個又は複数個の拡張部材を設
けることができるため、拡張部を有効に効率良く使用す
ることができると共に、該オペレータの疲労の快復がで
き、心身ともに活性化して作業効率を向上することがで
きる。
【0053】請求項3記載の本発明の建設機械のキャビ
ンによれば、請求項1記載の構成において、上記のオペ
レータのキャビン出入口と、該出入口を開閉する拡張部
材と、上記の出入口又は拡張部材の少なくともいずれか
一方に設けられると共に他方と着脱可能に連結され、該
拡張部材の開放時は進出し上記の出入口と拡張部材との
間を閉塞し、該拡張部材の閉時は上記キャビン内に収納
されるように構成された閉塞部材と、該拡張部材の開放
時に、上記の出入口と拡張部材との間を閉塞する必要が
ある時には上記の出入口又は拡張部材の上記他方と連結
せしめ、上記の出入口と拡張部材との間を閉塞する必要
がない時には上記の出入口又は拡張部材の上記他方との
連結を解除せしめるように構成した該閉塞部材の着脱手
段を備えているので、上記キャビン4の出入口の出入口
扉を上記拡張部材に利用したため、コストが廉価で且つ
簡単に上記キャビンの拡張部を形成することができると
共に、該オペレータの疲労の快復ができ、心身ともに活
性化して作業効率を向上することができる。
【0054】請求項4記載の本発明の建設機械のキャビ
ンによれば、請求項1〜3のいずれかに記載の構成にお
いて、上記キャビンの天井側に収納され該キャビンの上
下方向に移動可能のベットを備えているので、作業中は
上記キャビンの有効容積をあまり減少せしめることなく
収納ができると共に、休憩時は該ベットを下降させ該ベ
ットを簡単に形成して休息又は仮眠をすることができ
る。
【0055】請求項5記載の本発明の建設機械のキャビ
ンによれば、請求項1〜4のいずれかに記載の構成にお
いて、上記オペレータが建設機械の運転位置から休息及
び仮眠の位置に上記シートを変位した時又は上記の拡張
部材が開いた時に該建設機械のエンジンの作動を維持
し、上記のパワーショベルの走行,旋回、及びツール,
ブーム,アーム等を稼働するたの作動回路を開にする遮
断手段を備えているので、上記休息中又は仮眠中に誤っ
て上記のパワーショベルの走行,旋回、及びパワーショ
ベルのツール,,ブーム,アーム等の操作レバーに振れ
ても作動することがなく、且つエアコン等の空調装置は
エンジンが作動しているので、稼働することができ、快
適に休息又は仮眠をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すパワーショベルの
斜視図である。
【図2】図1のパワーショベルの背面を示す背面図であ
る。
【図3】図1のパワーショベルのキャビンの一部破断し
た状態を示す概略斜視図である。
【図4】図3の4A−4A線に沿う断面を示す縦断面図
である。
【図5】図4の上記キャビンの後壁に設けられた上記キ
ャビンの拡張部が拡張した状態を示す概略説明図であ
る。
【図6】図5の6A−6A線に沿う断面を示す横断面図
である。
【図7】上記第1実施形態の応用例を示すもので、
(A)は該拡張部の扉が上記キャビン後部の開口の下側
部に枢支した場合を示す概略斜視図、(B)は該キャビ
ン後部の開口の上下側部に枢支した上記二つの扉の場合
を示す概略斜視図、(C)は該拡張部を上記キャビンの
出入口の出入口扉を利用して形成した場合を示す出入口
扉の概略説明図ある。
【図8】本発明の第2実施形態を示すもので、図5と同
様の状態を示す概略説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態を模式的に示した概略説
明図である。
【図10】本発明の第3実施形態の応用例を示す概略説
明図である。
【符号の説明】
2 パワーショベル 4 キャビン 6 エンジンルーム 6a ベースフレーム 7 上部車体 8 旋回装置 10 走行体 10a 履帯 12 バケット 14 アーム 16 ブーム 18 上面 20 フード 22 排気管 24 インスツルメントパネル 26 ペタル 28 コンソールボックス 30 物入れ 32 サスペンションシート 34 背もたれ 34a ヘッドレスト 36 前後角度調整レバー 38 前後スライド調整レバー 40 サスペンション調整レバー 42 高さ調整レバー 44 開口 46 上側部 46a 下側部 47 拡張部 48 ヒンジ 50 拡張部材(扉) 50a レール 50c 上分割扉 50d 下分割扉 51 左右閉塞部材 52 窓ガラス 53 下側閉塞部材 53a 上側閉塞部材 55 右側壁 56 開閉用補助ガスシリンダ 56a ピストンロッド 56b 端部 57 閉塞部材 58 ヒンジ 60 開放部材 62 戸当たり 64 当接部 66 ウェザストリップ 67 ロック部材 68 開閉取手 70 外周部 76 支持部材 80 ガードレール 82 インナレール 84 アウタレール 86 枢支軸 87 Xリンク 88,90 リンク部 88a インナリンク 90a インナリンク 91 油圧応動手段 94 ピストン 98,100 油圧室 110 ウォームギヤ 112,114 フレーム 116 ベット 116a 延長ベット 118 軸 120 長溝 124 枢支軸 126 ベルクランクレバー 128 締結部材 130 開放端 132 凹溝 140 着脱手段 146 パイロット油圧回路 148 電磁バルブ 150 通電回路 152 スイッチ 154 遮断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーショベル,クレーン車等の履帯又
    はホイール付建設機械のキャビンの前後左右の少なくと
    もいずれか一方の側方に、該キャビン内部を拡張可能に
    形成された拡張部を設け、 上記のキャビン及び拡張部の少なくとも一つの内部が該
    建設機械のオペレータが横になって休息又は仮眠ができ
    るリクライニングシート又はベットを収容できるように
    構成されたことを特徴とする、建設機械のキャビン。
  2. 【請求項2】 上記拡張部が上記キャビンの前後左右の
    少なくとも一方の側方に設けられた開口と、該開口の上
    下左右の少なくともいずれか一つの側部又は上記開口の
    相対向する各側部に枢支され該開口を開閉する一個又は
    複数個の拡張部材と、上記の開口と拡張部材とを連結
    し、該拡張部材の開放時は進出し該拡張部材の閉時は上
    記キャビン内に収納されるように構成された閉塞部材と
    を備えたことを特徴とする、請求項1記載の建設機械の
    キャビン。
  3. 【請求項3】 上記のオペレータのキャビン出入口と、
    該出入口を開閉する拡張部材と、上記の出入口又は拡張
    部材の少なくともいずれか一方に設けられると共に他方
    と着脱可能に連結され、該拡張部材の開放時は進出し上
    記の出入口と拡張部材との間を閉塞し、該拡張部材の閉
    時は上記キャビン内に収納されるように構成された閉塞
    部材と、該拡張部材の開放時に、上記の出入口と拡張部
    材との間を閉塞する必要がある時には上記の出入口又は
    拡張部材の上記他方と連結せしめ、上記の出入口と拡張
    部材との間を閉塞する必要がない時には上記の出入口又
    は拡張部材の上記他方との連結を解除せしめるように構
    成した該閉塞部材の着脱手段を備えたことを特徴とす
    る、請求項1記載の建設機械のキャビン。
  4. 【請求項4】 上記キャビンの天井側に収納され該キャ
    ビンの上下方向に移動可能のベットを備えたことを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械のキ
    ャビン。
  5. 【請求項5】 上記オペレータが建設機械の運転位置か
    ら休息及び仮眠の位置に上記シートを変位した時又は上
    記の拡張部材が開いた時に該建設機械のエンジンの作動
    を維持し、上記のパワーショベルの走行,旋回、及びパ
    ワーショベルのツール,ブーム,アーム等を稼働するた
    めの作動回路を開にする遮断手段を備えたことを特徴と
    する、請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械のキャ
    ビン。
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