JP2981209B1 - 積層コアの製造方法並びにその製造装置 - Google Patents
積層コアの製造方法並びにその製造装置Info
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- JP2981209B1 JP2981209B1 JP18079898A JP18079898A JP2981209B1 JP 2981209 B1 JP2981209 B1 JP 2981209B1 JP 18079898 A JP18079898 A JP 18079898A JP 18079898 A JP18079898 A JP 18079898A JP 2981209 B1 JP2981209 B1 JP 2981209B1
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Abstract
【要約】
【課題】板幅の異なる短冊状の磁性板を順次板幅が増大
又は減少するよう板厚方向に積層した積層コアにおい
て、積層された短冊状磁性板同士をより確実且つ簡単に
固着することができるようにする。 【解決手段】保護チューブ10’によって結束された磁
性板5’,5’…はほぼ全長にわたり固着力が働くと共
に、加工歪みが生じることなく、所定の柔軟性が付与さ
れ、衝撃、振動熱収縮等に強く、鉄損効率の低下を少な
くして磁性特性の変化,劣化を抑えることができる。保
護チューブ10’により表面を被覆されるので錆防止、
損傷防止等に効果的で、保護チューブ10’に所望の着
色や表示を施すことで規格、用途、製造元等の判別、種
別等を容易にすることができる。
又は減少するよう板厚方向に積層した積層コアにおい
て、積層された短冊状磁性板同士をより確実且つ簡単に
固着することができるようにする。 【解決手段】保護チューブ10’によって結束された磁
性板5’,5’…はほぼ全長にわたり固着力が働くと共
に、加工歪みが生じることなく、所定の柔軟性が付与さ
れ、衝撃、振動熱収縮等に強く、鉄損効率の低下を少な
くして磁性特性の変化,劣化を抑えることができる。保
護チューブ10’により表面を被覆されるので錆防止、
損傷防止等に効果的で、保護チューブ10’に所望の着
色や表示を施すことで規格、用途、製造元等の判別、種
別等を容易にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板幅の異なる短冊
状の磁性板を板厚方向に積層してなる略円柱形状の積層
コアの製造方法並びにその製造装置に関する。
状の磁性板を板厚方向に積層してなる略円柱形状の積層
コアの製造方法並びにその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、板幅の異なる短冊状の磁性板
(例えば珪素鋼板等)を、順次板幅が増大又は減少する
よう板厚方向に積み重ね、その積層体の断面が略円形に
なるように形成された円柱状の積層コアが知られてい
る。このような積層コアは、磁歪特性に優れると共に小
型化の要望にも対応可能である等の理由から、例えば内
燃機関用点火コイルや変圧器等の鉄心に好ましく用いら
れている。
(例えば珪素鋼板等)を、順次板幅が増大又は減少する
よう板厚方向に積み重ね、その積層体の断面が略円形に
なるように形成された円柱状の積層コアが知られてい
る。このような積層コアは、磁歪特性に優れると共に小
型化の要望にも対応可能である等の理由から、例えば内
燃機関用点火コイルや変圧器等の鉄心に好ましく用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
略円柱形状の積層コアを製造する場合、板幅の異なる複
数の短冊状磁性板をプレス成形等で個別に作製し、これ
を所定の順序に従って積み重ねることが考えられるが、
その場合、プレス型の種類が多くなると共に作業工数が
増大するという問題がある。また、一枚の基材から板幅
の異なる複数の短冊状磁性板を裁断するようにすれば、
プレス型にかかる費用を低減することが出来るものの、
バラバラになった複数の短冊状磁性板を所定の順序に従
って積み重ねる作業を要することに変わりはないので生
産性を大幅に向上し得るとは言い難く、いずれの場合も
積層コアの製造コストが高くなる。
略円柱形状の積層コアを製造する場合、板幅の異なる複
数の短冊状磁性板をプレス成形等で個別に作製し、これ
を所定の順序に従って積み重ねることが考えられるが、
その場合、プレス型の種類が多くなると共に作業工数が
増大するという問題がある。また、一枚の基材から板幅
の異なる複数の短冊状磁性板を裁断するようにすれば、
プレス型にかかる費用を低減することが出来るものの、
バラバラになった複数の短冊状磁性板を所定の順序に従
って積み重ねる作業を要することに変わりはないので生
産性を大幅に向上し得るとは言い難く、いずれの場合も
積層コアの製造コストが高くなる。
【0004】このような従来技術の問題点を解消するべ
く、本願出願人は、帯状磁性板に複数のスリットを設け
て板幅の異なる複数のリボン材を得、最も幅広なリボン
材の上下に各リボン材が重なるよう、基準芯に向けて各
リボン材を変位させ、各リボン材の中心が一致した個所
で結束して断面略円形の積層材を得るという技術を先に
提案した(特願平9−361353号等参照)。この本
願出願人による先提案は、帯状磁性板の引き出しに伴う
各リボン材の移送途中において、最も幅広なリボン材の
上下に順次板幅が減少するよう各リボン材を積層すると
いう積層手段を含み、該積層作業が終了した後に各リボ
ン材を所定長さに切断して略円柱形状の積層体を得るの
で、積層コアを低コストで作製できるという顕著な効果
を奏するが、得られた積層コアについてより詳細に検討
すると、下記の点に改良の余地を残していた。
く、本願出願人は、帯状磁性板に複数のスリットを設け
て板幅の異なる複数のリボン材を得、最も幅広なリボン
材の上下に各リボン材が重なるよう、基準芯に向けて各
リボン材を変位させ、各リボン材の中心が一致した個所
で結束して断面略円形の積層材を得るという技術を先に
提案した(特願平9−361353号等参照)。この本
願出願人による先提案は、帯状磁性板の引き出しに伴う
各リボン材の移送途中において、最も幅広なリボン材の
上下に順次板幅が減少するよう各リボン材を積層すると
いう積層手段を含み、該積層作業が終了した後に各リボ
ン材を所定長さに切断して略円柱形状の積層体を得るの
で、積層コアを低コストで作製できるという顕著な効果
を奏するが、得られた積層コアについてより詳細に検討
すると、下記の点に改良の余地を残していた。
【0005】すなわち、上記従来の方法においては、各
リボン材の中心が一致した箇所で上下方向から押圧して
断面形状が略円形の積層体を形成し、該積層体を所定長
さに切断した後その長さ方向前後端部を固着して略円柱
形の積層コアを得る、換言すれば、得られた積層コアは
その両端部のみを固着して形成されたものである。従っ
て、例えば搬送途中や製品への組立て工程中に誤って落
とす等して両端固着部分に衝撃がかかった場合、その固
着が剥離して短冊状の磁性板がバラバラになる虞れが無
いとは言えず、このような点に改良の余地を残してい
た。
リボン材の中心が一致した箇所で上下方向から押圧して
断面形状が略円形の積層体を形成し、該積層体を所定長
さに切断した後その長さ方向前後端部を固着して略円柱
形の積層コアを得る、換言すれば、得られた積層コアは
その両端部のみを固着して形成されたものである。従っ
て、例えば搬送途中や製品への組立て工程中に誤って落
とす等して両端固着部分に衝撃がかかった場合、その固
着が剥離して短冊状の磁性板がバラバラになる虞れが無
いとは言えず、このような点に改良の余地を残してい
た。
【0006】本発明は上記従来事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とする処は、板幅の異なる短冊状の磁性
板を順次板幅が増大又は減少するよう板厚方向に積層し
てなる略円柱形状の積層コアにおいて、積層された短冊
状磁性板同士をより確実且つ簡単に固着することができ
るようにすることにある。
ので、その目的とする処は、板幅の異なる短冊状の磁性
板を順次板幅が増大又は減少するよう板厚方向に積層し
てなる略円柱形状の積層コアにおいて、積層された短冊
状磁性板同士をより確実且つ簡単に固着することができ
るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに積層コアは、板幅の異なる短冊状の磁性板を順次板
幅が増大又は減少するよう板厚方向に積層してなる略円
柱形状の積層コア本体を、該積層コア本体の軸方向両端
部分を除いて保護チューブで被覆して結束すると良い。
このように形成した場合、積層された短冊状の磁性板同
士が保護チューブによって結束されるので、各磁性板同
士には、軸方向両端部分を除いて長さ方向ほぼ全長にわ
たり固着力がはたらく。よって、取り扱い中に誤って落
とすなどして部分的に衝撃や振動がかかるようなことが
あっても、前記固着力が低下して各磁性板がバラバラに
なるような虞れは無い。また、プレスカシメ,溶着,レ
ーザ溶接等の加工手段を用いること無く保護チューブに
よって磁性板を結束するため、得られた積層コアには加
工歪みが生じることなく、所定の柔軟性が付与される。
よって、点火コイル等の製造過程においてインサート成
形金型内に装填されたり、自動車等に装填した場合に、
ヒートサイクル環境下において膨脹・収縮が繰り返され
たとしても、前記固着力が低下して各磁性板がバラバラ
になったり、各磁性板にクラックが入ったりするような
虞れは無い。さらに、材料に対するダメージが少ないた
め鉄損効率の低下を少なくすることができ、磁性特性の
変化,劣化を抑えることができる。保護チューブによる
積層コア本体の結束の程度を、保護チューブ内において
積層コア本体が自由に動き得る程度にした場合、前記利
点をより顕著なものとし得る。積層コア本体は保護チュ
ーブによって表面を保護されるので、積層コア本体の錆
防止、表面の損傷防止等に効果的であると共に、保護チ
ューブに所望の着色や表示を施すことで規格、用途、製
造元等の判別、種別等を容易にすることができる。
めに積層コアは、板幅の異なる短冊状の磁性板を順次板
幅が増大又は減少するよう板厚方向に積層してなる略円
柱形状の積層コア本体を、該積層コア本体の軸方向両端
部分を除いて保護チューブで被覆して結束すると良い。
このように形成した場合、積層された短冊状の磁性板同
士が保護チューブによって結束されるので、各磁性板同
士には、軸方向両端部分を除いて長さ方向ほぼ全長にわ
たり固着力がはたらく。よって、取り扱い中に誤って落
とすなどして部分的に衝撃や振動がかかるようなことが
あっても、前記固着力が低下して各磁性板がバラバラに
なるような虞れは無い。また、プレスカシメ,溶着,レ
ーザ溶接等の加工手段を用いること無く保護チューブに
よって磁性板を結束するため、得られた積層コアには加
工歪みが生じることなく、所定の柔軟性が付与される。
よって、点火コイル等の製造過程においてインサート成
形金型内に装填されたり、自動車等に装填した場合に、
ヒートサイクル環境下において膨脹・収縮が繰り返され
たとしても、前記固着力が低下して各磁性板がバラバラ
になったり、各磁性板にクラックが入ったりするような
虞れは無い。さらに、材料に対するダメージが少ないた
め鉄損効率の低下を少なくすることができ、磁性特性の
変化,劣化を抑えることができる。保護チューブによる
積層コア本体の結束の程度を、保護チューブ内において
積層コア本体が自由に動き得る程度にした場合、前記利
点をより顕著なものとし得る。積層コア本体は保護チュ
ーブによって表面を保護されるので、積層コア本体の錆
防止、表面の損傷防止等に効果的であると共に、保護チ
ューブに所望の着色や表示を施すことで規格、用途、製
造元等の判別、種別等を容易にすることができる。
【0008】上記保護チューブは熱可塑性樹脂からなる
ものを用いることが好ましい。この場合、保護チューブ
内に積層コア本体を挿入した後、該保護チューブを加熱
し収縮させることで、積層コア本体を保護チューブで被
覆すると共に結束することができ、製造コストの低下に
極めて有利である。保護チューブのさらに詳しい態様と
して、ポリエチレン、ポリエステル、低温収縮性ポリオ
レフィン、薄肉難燃性ポリオレフィン、薄肉難燃性シリ
コーンゴム等の、適用温度範囲が100〜200℃程度
の熱可塑性樹脂からなる保護チューブをあげることがで
きる。これらは、塩化ビニール系でないため有害物質が
出難くリサイクルが容易であり、地球環境保護の観点か
らも好ましく用いることができる。
ものを用いることが好ましい。この場合、保護チューブ
内に積層コア本体を挿入した後、該保護チューブを加熱
し収縮させることで、積層コア本体を保護チューブで被
覆すると共に結束することができ、製造コストの低下に
極めて有利である。保護チューブのさらに詳しい態様と
して、ポリエチレン、ポリエステル、低温収縮性ポリオ
レフィン、薄肉難燃性ポリオレフィン、薄肉難燃性シリ
コーンゴム等の、適用温度範囲が100〜200℃程度
の熱可塑性樹脂からなる保護チューブをあげることがで
きる。これらは、塩化ビニール系でないため有害物質が
出難くリサイクルが容易であり、地球環境保護の観点か
らも好ましく用いることができる。
【0009】そして、上記した積層コアを製造するため
の本発明に係る積層コアの製造方法は、帯状磁性板の長
さ方向に沿って複数のスリットを設けて、帯状磁性板の
幅方向両側から中央に向かって順次板幅が増大するよう
板幅の異なる複数のリボン材を形成し、中心に位置する
最も幅広なリボン材の上下に、板幅が順次減少するよう
に各リボン材が重なるよう、各リボン材を帯状磁性板の
中心に向けて漸次変位させ、各リボン材の中心が一致し
た個所で上下方向から押圧して断面形状が略円形の積層
体を形成し、該積層体を熱可塑性樹脂からなる保護チュ
ーブに挿入した後、該保護チューブを加熱し収縮させて
前記積層体を保護チューブで被覆すると共に結束し、さ
らに該保護チューブで被覆された前記積層体を所定長さ
に切断して略円柱形の積層コアを得る製造方法である。
の本発明に係る積層コアの製造方法は、帯状磁性板の長
さ方向に沿って複数のスリットを設けて、帯状磁性板の
幅方向両側から中央に向かって順次板幅が増大するよう
板幅の異なる複数のリボン材を形成し、中心に位置する
最も幅広なリボン材の上下に、板幅が順次減少するよう
に各リボン材が重なるよう、各リボン材を帯状磁性板の
中心に向けて漸次変位させ、各リボン材の中心が一致し
た個所で上下方向から押圧して断面形状が略円形の積層
体を形成し、該積層体を熱可塑性樹脂からなる保護チュ
ーブに挿入した後、該保護チューブを加熱し収縮させて
前記積層体を保護チューブで被覆すると共に結束し、さ
らに該保護チューブで被覆された前記積層体を所定長さ
に切断して略円柱形の積層コアを得る製造方法である。
【0010】本発明に係る積層コアの製造装置は、帯状
磁性板を所定長さ宛繰り出す供給装置と、該供給装置か
ら繰り出された帯状磁性板の長さ方向に沿って複数のス
リットを設けて、帯状磁性板の幅方向両側から中央に向
かって順次板幅が増大するよう板幅の異なる複数のリボ
ン材を形成する裁断装置と、中心に位置する最も幅広な
リボン材を基準として該リボン材の上下に、板幅が順次
減少するように各リボン材が重なるよう、各リボン材を
中心に向けて漸次変位させるガイド機構と、各リボン材
の中心が一致した個所で上下方向から押圧して断面形状
が略円形の積層体を形成する集束機構と、該積層体を熱
可塑性樹脂からなる保護チューブに挿入した後、該保護
チューブを加熱し収縮させて前記積層体を保護チューブ
で被覆すると共に結束する結束装置と、保護チューブで
被覆された積層体を所定長さに切断して略円柱形の積層
コアを得る切断装置とを備えた製造装置である。
磁性板を所定長さ宛繰り出す供給装置と、該供給装置か
ら繰り出された帯状磁性板の長さ方向に沿って複数のス
リットを設けて、帯状磁性板の幅方向両側から中央に向
かって順次板幅が増大するよう板幅の異なる複数のリボ
ン材を形成する裁断装置と、中心に位置する最も幅広な
リボン材を基準として該リボン材の上下に、板幅が順次
減少するように各リボン材が重なるよう、各リボン材を
中心に向けて漸次変位させるガイド機構と、各リボン材
の中心が一致した個所で上下方向から押圧して断面形状
が略円形の積層体を形成する集束機構と、該積層体を熱
可塑性樹脂からなる保護チューブに挿入した後、該保護
チューブを加熱し収縮させて前記積層体を保護チューブ
で被覆すると共に結束する結束装置と、保護チューブで
被覆された積層体を所定長さに切断して略円柱形の積層
コアを得る切断装置とを備えた製造装置である。
【0011】上記結束装置は、ロール状に巻回された保
護チューブを所定長さ宛繰り出すチューブ供給装置と、
該繰り出された保護チューブに、上記集束機構で形成さ
れた積層体を導入する導入機構と、積層体が導入された
保護チューブを加熱し収縮させて前記積層体を保護チュ
ーブで被覆すると共に結束する加熱機構を有し、前記導
入機構は、前記積層体が挿入されるガイド体(ガイド
管、ガイド環等)と、このガイド体先端に設けられ、偏
平状態にある保護チューブの先端部に挿入され該先端部
を前記積層体が挿入可能に拡開する拡開部を備え、且つ
前記ガイド体は進退駆動機構等により支持して、保護チ
ューブに積層体が挿入された後退避可能に形成すること
が好ましい。
護チューブを所定長さ宛繰り出すチューブ供給装置と、
該繰り出された保護チューブに、上記集束機構で形成さ
れた積層体を導入する導入機構と、積層体が導入された
保護チューブを加熱し収縮させて前記積層体を保護チュ
ーブで被覆すると共に結束する加熱機構を有し、前記導
入機構は、前記積層体が挿入されるガイド体(ガイド
管、ガイド環等)と、このガイド体先端に設けられ、偏
平状態にある保護チューブの先端部に挿入され該先端部
を前記積層体が挿入可能に拡開する拡開部を備え、且つ
前記ガイド体は進退駆動機構等により支持して、保護チ
ューブに積層体が挿入された後退避可能に形成すること
が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態の一例を図面を
参照して説明する。図1は本例の積層コアAを製造する
装置の外観斜視図、図2はこの装置による製造工程の簡
略図を夫々示し、図中1は帯状磁性板、100は帯状磁
性板の供給装置、200は裁断装置、300はガイド機
構、400は集束機構、500は結束装置、600は切
断装置を表す。帯状磁性板1は本例では長尺帯状の珪素
鋼板を用い、ロール101a,101bに巻回して供給
装置100に装填され、供給位置にあるロールの回転に
伴い所定長さ宛繰り出されるようになっている。
参照して説明する。図1は本例の積層コアAを製造する
装置の外観斜視図、図2はこの装置による製造工程の簡
略図を夫々示し、図中1は帯状磁性板、100は帯状磁
性板の供給装置、200は裁断装置、300はガイド機
構、400は集束機構、500は結束装置、600は切
断装置を表す。帯状磁性板1は本例では長尺帯状の珪素
鋼板を用い、ロール101a,101bに巻回して供給
装置100に装填され、供給位置にあるロールの回転に
伴い所定長さ宛繰り出されるようになっている。
【0013】供給装置100は左右両端にロール101
a,101bを回転自在に装着せる支軸102と、該支
軸102を水平方向へ180度反転させて供給位置にあ
るロール(図1では101a)と待機位置にあるロール
(図1では101b)の位置転換を行う反転装置103
と、供給位置にあるロールに巻回した帯状磁性板1を所
定長さ宛繰り出すための材料送出し装置104を備え、
材料送出し装置104はサーボモータ等を駆動源とする
駆動ローラ104a,104bを有し、該ローラ104
a,104bの回転駆動により供給位置のロールから帯
状磁性板1を所定長さ宛繰り出して裁断装置200に供
給すると共に、該ロールの帯状磁性板1が無くなると反
転装置103の作動により待機位置のロールと位置転換
し該ロールから帯状磁性板1を供給するよう構成されて
いる。
a,101bを回転自在に装着せる支軸102と、該支
軸102を水平方向へ180度反転させて供給位置にあ
るロール(図1では101a)と待機位置にあるロール
(図1では101b)の位置転換を行う反転装置103
と、供給位置にあるロールに巻回した帯状磁性板1を所
定長さ宛繰り出すための材料送出し装置104を備え、
材料送出し装置104はサーボモータ等を駆動源とする
駆動ローラ104a,104bを有し、該ローラ104
a,104bの回転駆動により供給位置のロールから帯
状磁性板1を所定長さ宛繰り出して裁断装置200に供
給すると共に、該ロールの帯状磁性板1が無くなると反
転装置103の作動により待機位置のロールと位置転換
し該ロールから帯状磁性板1を供給するよう構成されて
いる。
【0014】裁断装置200は、供給装置100から繰
り出された帯状磁性板1にパイロット孔2を複数穿孔す
るためのパンチ加工部と、パイロット孔2が形成された
帯状磁性板1の長さ方向に沿って複数のスリット3を形
成するスリット加工部と、パイロット孔2の前後にノッ
チ4を形成するノッチ加工部を備えている。
り出された帯状磁性板1にパイロット孔2を複数穿孔す
るためのパンチ加工部と、パイロット孔2が形成された
帯状磁性板1の長さ方向に沿って複数のスリット3を形
成するスリット加工部と、パイロット孔2の前後にノッ
チ4を形成するノッチ加工部を備えている。
【0015】裁断装置200に供給された帯状磁性板1
は図2に示すように、その長さ方向所定間隔ごとに複数
のパイロット孔2が形成され、該パイロット孔2は、ス
リット加工部で形成されるスリット3の両端に位置する
よう、パンチ加工部で穿孔される。該パイロット孔2
は、スリット3を形成する際の寸法誤差を吸収するため
の逃げ孔となる。複数のパイロット孔2が形成された帯
状磁性板1はスリット加工部によって、その長さ方向に
沿って複数のスリット3が形成され、これにより、帯状
磁性板1の幅方向両側から中央に向かって順次板幅が増
大するよう板幅の異なる複数のリボン材が形成される。
すなわち、帯状磁性板1の幅方向両端に最も幅狭なリボ
ン材5aが形成され、該リボン材5aから中央に向かっ
て順次板幅が増大するよう板幅の異なる複数のリボン材
5b,5b…が形成され、帯状磁性板1の幅方向中央に
最も幅広なリボン材5cが形成される。各リボン材5a
〜5cの基端部分は裁断されることのない帯状磁性板1
の一部であるため、各リボン材5a〜5cがバラバラに
なることはない。また、帯状磁性板1の幅方向中央には
最も幅広なリボン材5cが位置し、該リボン材5cの中
心は帯状磁性板1の中心延長線になる基準芯6と一致さ
せてある。複数のスリット3が形成された帯状磁性板1
は、ノッチ加工部によって、パイロット孔2の前後にノ
ッチ4が形成され、後述する切断装置600によって、
前後のノッチ4で挟まれたスクラップ部分4’を切断す
ることで、各リボン材5a〜5cが所定の長さに切断さ
れる。
は図2に示すように、その長さ方向所定間隔ごとに複数
のパイロット孔2が形成され、該パイロット孔2は、ス
リット加工部で形成されるスリット3の両端に位置する
よう、パンチ加工部で穿孔される。該パイロット孔2
は、スリット3を形成する際の寸法誤差を吸収するため
の逃げ孔となる。複数のパイロット孔2が形成された帯
状磁性板1はスリット加工部によって、その長さ方向に
沿って複数のスリット3が形成され、これにより、帯状
磁性板1の幅方向両側から中央に向かって順次板幅が増
大するよう板幅の異なる複数のリボン材が形成される。
すなわち、帯状磁性板1の幅方向両端に最も幅狭なリボ
ン材5aが形成され、該リボン材5aから中央に向かっ
て順次板幅が増大するよう板幅の異なる複数のリボン材
5b,5b…が形成され、帯状磁性板1の幅方向中央に
最も幅広なリボン材5cが形成される。各リボン材5a
〜5cの基端部分は裁断されることのない帯状磁性板1
の一部であるため、各リボン材5a〜5cがバラバラに
なることはない。また、帯状磁性板1の幅方向中央には
最も幅広なリボン材5cが位置し、該リボン材5cの中
心は帯状磁性板1の中心延長線になる基準芯6と一致さ
せてある。複数のスリット3が形成された帯状磁性板1
は、ノッチ加工部によって、パイロット孔2の前後にノ
ッチ4が形成され、後述する切断装置600によって、
前後のノッチ4で挟まれたスクラップ部分4’を切断す
ることで、各リボン材5a〜5cが所定の長さに切断さ
れる。
【0016】ガイド機構300は、板幅の異なる夫々の
リボン材5a,5b,5b…を、中心となるリボン材5
cの上方及び下方に、板幅が順次減少するように各リボ
ン材5a,5b,5b…が位置するよう、各リボン材5
a,5b,5b…を基準芯6に向けて漸次変位させるた
めのもので、本例では、各リボン材の移送方向(帯状磁
性板1の繰り出し方向)の前後に配設したガイド部材3
00a、300bからなる。夫々のガイド部材300
a、300bには図4及び図5に示すように、基準とな
るリボン材5cを前記基準芯6上に位置させながら移送
するための中央ガイド孔301と、前記リボン材5c以
外の各リボン材5a,5b,5b…を前記の如く漸次変
位させるべく、前記中央ガイド孔301に対して所定の
変位量をもって各リボン材5a,5b,5b…ごとに設
けられた複数のガイド孔302,302…を備えてい
る。尚、本例ではガイド機構300を二つのガイド部材
300a,300bで構成するものとしたが、三つ以上
のガイド部材を用いても良く、その場合、夫々のガイド
部材における複数のガイド孔302は、各リボン材5
a,5b,5b…を基準芯6に向けて漸次変位させるべ
くガイド可能なように、中央ガイド孔301に対し適宜
な変位量をもって設けることは言うまでもない。
リボン材5a,5b,5b…を、中心となるリボン材5
cの上方及び下方に、板幅が順次減少するように各リボ
ン材5a,5b,5b…が位置するよう、各リボン材5
a,5b,5b…を基準芯6に向けて漸次変位させるた
めのもので、本例では、各リボン材の移送方向(帯状磁
性板1の繰り出し方向)の前後に配設したガイド部材3
00a、300bからなる。夫々のガイド部材300
a、300bには図4及び図5に示すように、基準とな
るリボン材5cを前記基準芯6上に位置させながら移送
するための中央ガイド孔301と、前記リボン材5c以
外の各リボン材5a,5b,5b…を前記の如く漸次変
位させるべく、前記中央ガイド孔301に対して所定の
変位量をもって各リボン材5a,5b,5b…ごとに設
けられた複数のガイド孔302,302…を備えてい
る。尚、本例ではガイド機構300を二つのガイド部材
300a,300bで構成するものとしたが、三つ以上
のガイド部材を用いても良く、その場合、夫々のガイド
部材における複数のガイド孔302は、各リボン材5
a,5b,5b…を基準芯6に向けて漸次変位させるべ
くガイド可能なように、中央ガイド孔301に対し適宜
な変位量をもって設けることは言うまでもない。
【0017】集束機構400は、ガイド機構300によ
って前述の如くガイドされた夫々のリボン材5a〜5c
の中心を前記基準芯6と一致させるべく各リボン材を左
右両側から挟む左右の回転ローラ401と、これらリボ
ン材5a〜5cを上下方向に密接させて、基準となるリ
ボン材5cの上下に、板幅が順次減少するように各リボ
ン材5a,5b,5b…を積み重ねるべく各リボン材5
a〜5cを上下両側から挟む上下の回転ローラ402を
備えており、この集束機構400により、中心となるリ
ボン材5cの上方及び下方に、板幅が順次減少するよう
に各リボン材5a,5b…が重なり、且つ夫々のリボン
材5a〜5cの中心が一致した断面形状が略円形の積層
体7が形成される。また上記回転ローラ401、402
の何れか一方をサーボモータ等の駆動により回転する駆
動ローラとし、他方を従動ローラとし、その駆動ローラ
と前述の材料送り出し装置104の駆動ローラ104
a,104bを同期させて間欠駆動させることにより、
供給位置のロールに巻回された帯状磁性板1を所定長さ
宛繰り出すようにすることが出来る。
って前述の如くガイドされた夫々のリボン材5a〜5c
の中心を前記基準芯6と一致させるべく各リボン材を左
右両側から挟む左右の回転ローラ401と、これらリボ
ン材5a〜5cを上下方向に密接させて、基準となるリ
ボン材5cの上下に、板幅が順次減少するように各リボ
ン材5a,5b,5b…を積み重ねるべく各リボン材5
a〜5cを上下両側から挟む上下の回転ローラ402を
備えており、この集束機構400により、中心となるリ
ボン材5cの上方及び下方に、板幅が順次減少するよう
に各リボン材5a,5b…が重なり、且つ夫々のリボン
材5a〜5cの中心が一致した断面形状が略円形の積層
体7が形成される。また上記回転ローラ401、402
の何れか一方をサーボモータ等の駆動により回転する駆
動ローラとし、他方を従動ローラとし、その駆動ローラ
と前述の材料送り出し装置104の駆動ローラ104
a,104bを同期させて間欠駆動させることにより、
供給位置のロールに巻回された帯状磁性板1を所定長さ
宛繰り出すようにすることが出来る。
【0018】結束装置500は、保護チューブ10を所
定長さ宛繰り出すチューブ供給装置510と、該繰り出
された保護チューブ10内に、上記集束機構400で形
成された積層体7を導入する導入機構520と、積層体
7が導入された保護チューブ10を加熱し収縮させて積
層体7を保護チューブ10で被覆すると共に結束する加
熱機構530を備えている。
定長さ宛繰り出すチューブ供給装置510と、該繰り出
された保護チューブ10内に、上記集束機構400で形
成された積層体7を導入する導入機構520と、積層体
7が導入された保護チューブ10を加熱し収縮させて積
層体7を保護チューブ10で被覆すると共に結束する加
熱機構530を備えている。
【0019】チューブ供給装置510は、支軸511に
ロール状に巻回した保護チューブ10を所定長さ宛繰り
出すための送出し装置を備え、該送出し装置はサーボモ
ータ等を駆動源とする駆動ローラ512a,512bを
有し、該ローラ512a,512bの回転駆動によりロ
ールから保護チューブ10を所定長さ宛繰り出す。繰り
出される保護チューブ10はチューブガイド通路514
でガイドされると共にハンドアーム513により先端部
10aの手前箇所を保持されながら、上記積層体7の繰
り出し経路上において積層体7へ向けて供給される。保
護チューブ10は、本例ではポリエチレン、ポリエステ
ル、低温収縮性ポリオレフィン、薄肉難燃性ポリオレフ
ィン、薄肉難燃性シリコーンゴム等の、適用温度範囲が
100〜200℃程度の熱可塑性樹脂からなる保護チュ
ーブを用いる。
ロール状に巻回した保護チューブ10を所定長さ宛繰り
出すための送出し装置を備え、該送出し装置はサーボモ
ータ等を駆動源とする駆動ローラ512a,512bを
有し、該ローラ512a,512bの回転駆動によりロ
ールから保護チューブ10を所定長さ宛繰り出す。繰り
出される保護チューブ10はチューブガイド通路514
でガイドされると共にハンドアーム513により先端部
10aの手前箇所を保持されながら、上記積層体7の繰
り出し経路上において積層体7へ向けて供給される。保
護チューブ10は、本例ではポリエチレン、ポリエステ
ル、低温収縮性ポリオレフィン、薄肉難燃性ポリオレフ
ィン、薄肉難燃性シリコーンゴム等の、適用温度範囲が
100〜200℃程度の熱可塑性樹脂からなる保護チュ
ーブを用いる。
【0020】導入機構520は図3に示すように、前述
の積層体7が挿入されるガイド管521と、このガイド
管521先端に設けられ、偏平状態にある保護チューブ
10の先端部10aに挿入され該先端部10aを積層体
7が挿入可能に拡開する拡開部522を備え、該拡開部
522は、先細状の上下の拡開部材522aと522b
の基端部分を軸止部523で開閉自在に固定した略嘴形
状に形成する。
の積層体7が挿入されるガイド管521と、このガイド
管521先端に設けられ、偏平状態にある保護チューブ
10の先端部10aに挿入され該先端部10aを積層体
7が挿入可能に拡開する拡開部522を備え、該拡開部
522は、先細状の上下の拡開部材522aと522b
の基端部分を軸止部523で開閉自在に固定した略嘴形
状に形成する。
【0021】ガイド管521は、積層体7の繰り出し経
路上において、スライド部材524により進退自在に支
持されると共に、不図示の進退駆動機構により、閉状態
にある拡開部522を偏平状態にある保護チューブ10
の先端部10aに挿入し保護チューブ10内にガイド管
521を導入する前進位置と、該前進位置においてガイ
ド管521内に挿入された積層体7を保護チューブ10
内に残して保護チューブ10から抜き出した後退位置と
の間を、進退可能に配設されている。
路上において、スライド部材524により進退自在に支
持されると共に、不図示の進退駆動機構により、閉状態
にある拡開部522を偏平状態にある保護チューブ10
の先端部10aに挿入し保護チューブ10内にガイド管
521を導入する前進位置と、該前進位置においてガイ
ド管521内に挿入された積層体7を保護チューブ10
内に残して保護チューブ10から抜き出した後退位置と
の間を、進退可能に配設されている。
【0022】加熱機構530は、積層体7が導入された
保護チューブ10を加熱して収縮させることで積層体7
を保護チューブ10で被覆すると共に結束するためのも
ので、本例では所定温度の温風を所定量排出する温風吹
出し装置からなる。
保護チューブ10を加熱して収縮させることで積層体7
を保護チューブ10で被覆すると共に結束するためのも
ので、本例では所定温度の温風を所定量排出する温風吹
出し装置からなる。
【0023】ハンドアーム513は上下の押えアーム5
13a,513bを備えたロボットハンド装置からな
り、ロール状に巻回された保護チューブ10の先端部1
0aの手前箇所を両アーム513a、513bで掴んで
積層体7の先端に向けて導くと共に、保護チューブ10
の所定箇所を下アーム513b又は上下アーム513
a、513bで支持若しくは保持して保護チューブ10
への積層体7の挿入、積層体7が挿入された保護チュー
ブ10の加熱収縮、積層体7を保護チューブ10で被覆
し結束した後の積層体7及び保護チューブ10の切断等
をスムーズに行い得、さらに切断後に得られた積層コア
Aを搬出経路700に供給可能に構成する。
13a,513bを備えたロボットハンド装置からな
り、ロール状に巻回された保護チューブ10の先端部1
0aの手前箇所を両アーム513a、513bで掴んで
積層体7の先端に向けて導くと共に、保護チューブ10
の所定箇所を下アーム513b又は上下アーム513
a、513bで支持若しくは保持して保護チューブ10
への積層体7の挿入、積層体7が挿入された保護チュー
ブ10の加熱収縮、積層体7を保護チューブ10で被覆
し結束した後の積層体7及び保護チューブ10の切断等
をスムーズに行い得、さらに切断後に得られた積層コア
Aを搬出経路700に供給可能に構成する。
【0024】切断装置600は、上記チューブガイド通
路514における保護チューブ10の出口に設けた保護
チューブ切断カッター601と、上記ガイド管521が
スライド自在に配されている積層体ガイド通路525に
おける積層体7の出口に設けた積層体カッター602を
備え、積層体7を保護チューブ10で被覆し結束した後
の積層体7及び保護チューブ10をこれらカッター60
1、602で切断するものである。両カッター601、
602による切断を行うことで、板幅の異なる短冊状の
磁性板5’,5’…を順次板幅が増大又は減少するよう
板厚方向に積層してなる略円柱形状の積層コア本体7’
を、その軸方向両端部分を除いて保護チューブ10’で
被覆して結束した積層コアAが得られる。
路514における保護チューブ10の出口に設けた保護
チューブ切断カッター601と、上記ガイド管521が
スライド自在に配されている積層体ガイド通路525に
おける積層体7の出口に設けた積層体カッター602を
備え、積層体7を保護チューブ10で被覆し結束した後
の積層体7及び保護チューブ10をこれらカッター60
1、602で切断するものである。両カッター601、
602による切断を行うことで、板幅の異なる短冊状の
磁性板5’,5’…を順次板幅が増大又は減少するよう
板厚方向に積層してなる略円柱形状の積層コア本体7’
を、その軸方向両端部分を除いて保護チューブ10’で
被覆して結束した積層コアAが得られる。
【0025】而して、以上のように構成した装置による
積層コアAの製造方法を説明すれば、供給位置にあるロ
ール101aから所定長さ宛繰り出される帯状磁性板1
に複数のスリット3を設けて略のれん状に裁断すること
で、板幅の異なる複数のリボン材5a〜5cを得、基準
となる最も幅広なリボン材5cは基準芯6上に位置させ
る。該リボン材5cの左右両側の各リボン材5a,5b
…は、帯状磁性板1の繰り出しに伴う移送途中において
ガイド機構300でガイドされ、前記基準となるリボン
材5cの上下に、板幅が順次減少するよう各リボン材5
a,5b…が位置するように、基準芯6に向けて漸次変
位させる。これにより、帯状磁性板1の繰り出し方向
(各リボン材5a〜5cの移送方向)下流側において、
最も幅広なリボン材5cの上下に順次板幅が減少するよ
う各リボン材5a,5b…が積層し、さらに集束機構4
00により各リボン材5a〜5cの中心を一致させた積
層体7を得る。次いで、その積層体7をガイド通路52
5内のガイド管521内に挿入すると共に、ガイド管5
21を前進させて、供給装置510から供給された保護
チューブ10の先端部10aに、閉じた状態の拡開部5
22を挿入し、該先端部10aを拡開しながらガイド管
521及びガイド管521内の積層体7を保護チューブ
10内に導入する。さらに、積層体7を前進させ、拡開
部522を開いて積層体の先端部7aを導入機構520
から導出させると共に、ガイド管521は後退させて、
製品長さ(積層コアAの長さ)に相当する積層体7を保
護チューブ10内に挿入する(図3(a)〜(c)参
照)。しかる後、加熱機構530により保護チューブ1
0を加熱して収縮させ、積層体7を保護チューブ10で
被覆すると共に結束する。このようにして結束装置50
0で結束した後、切断装置600で所定長さに切断すれ
ば、板幅の異なる短冊状磁性板5’,5’…を順次板幅
が増大又は減少するよう板厚方向に積層してなる略円柱
形状の積層コア本体7’を、その軸方向両端部分を除い
て保護チューブ10’で被覆、結束した積層コアAを得
ることが出来る。得られた積層コアAは、ハンドアーム
513で保持されて搬出経路700のケース701に収
められ、搬送路702で搬送される。
積層コアAの製造方法を説明すれば、供給位置にあるロ
ール101aから所定長さ宛繰り出される帯状磁性板1
に複数のスリット3を設けて略のれん状に裁断すること
で、板幅の異なる複数のリボン材5a〜5cを得、基準
となる最も幅広なリボン材5cは基準芯6上に位置させ
る。該リボン材5cの左右両側の各リボン材5a,5b
…は、帯状磁性板1の繰り出しに伴う移送途中において
ガイド機構300でガイドされ、前記基準となるリボン
材5cの上下に、板幅が順次減少するよう各リボン材5
a,5b…が位置するように、基準芯6に向けて漸次変
位させる。これにより、帯状磁性板1の繰り出し方向
(各リボン材5a〜5cの移送方向)下流側において、
最も幅広なリボン材5cの上下に順次板幅が減少するよ
う各リボン材5a,5b…が積層し、さらに集束機構4
00により各リボン材5a〜5cの中心を一致させた積
層体7を得る。次いで、その積層体7をガイド通路52
5内のガイド管521内に挿入すると共に、ガイド管5
21を前進させて、供給装置510から供給された保護
チューブ10の先端部10aに、閉じた状態の拡開部5
22を挿入し、該先端部10aを拡開しながらガイド管
521及びガイド管521内の積層体7を保護チューブ
10内に導入する。さらに、積層体7を前進させ、拡開
部522を開いて積層体の先端部7aを導入機構520
から導出させると共に、ガイド管521は後退させて、
製品長さ(積層コアAの長さ)に相当する積層体7を保
護チューブ10内に挿入する(図3(a)〜(c)参
照)。しかる後、加熱機構530により保護チューブ1
0を加熱して収縮させ、積層体7を保護チューブ10で
被覆すると共に結束する。このようにして結束装置50
0で結束した後、切断装置600で所定長さに切断すれ
ば、板幅の異なる短冊状磁性板5’,5’…を順次板幅
が増大又は減少するよう板厚方向に積層してなる略円柱
形状の積層コア本体7’を、その軸方向両端部分を除い
て保護チューブ10’で被覆、結束した積層コアAを得
ることが出来る。得られた積層コアAは、ハンドアーム
513で保持されて搬出経路700のケース701に収
められ、搬送路702で搬送される。
【0026】このようにして得られた積層コアAは、短
冊状磁性板5’,5’…同士が保護チューブ10’によ
って結束され、各磁性板5’,5’…同士には長さ方向
ほぼ全長にわたり固着力がはたらく。該固着力は衝撃や
振動に対して極めて強いものであって、取り扱い中や製
造過程中等に低下して各磁性板がバラバラになるような
虞れは無い。また、プレスカシメ,溶着,レーザ溶接等
の加工手段を用いること無く磁性板を結束するため、得
られた積層コアAには加工歪みが生じることなく所定の
柔軟性が付与される。よって、取り扱い中、製造過程
中、使用中等に膨脹・収縮が繰り返されたとしても、各
磁性板がバラバラになったりクラックが入ったりするよ
うな虞れは無い。本例では保護チューブ10’による積
層コア本体7’の結束の程度を、保護チューブ10’内
において積層コア本体7’が自由に動き得る程度になる
よう形成し、前記利点をより顕著なものとしている。さ
らに、各磁性板に対するダメージが少ないため鉄損効率
の低下を少なくすることができ、磁性特性の変化,劣化
を抑えることができる。積層コア本体7’の表面を保護
チューブ10’によって保護するので、積層コア本体
7’の錆防止、表面の損傷防止等に効果的であると共
に、保護チューブ10’に所望の着色や表示を施すこと
で、製品の規格、サイズ、用途、納入先、製造元等の判
別、種別等を容易にすることができる。
冊状磁性板5’,5’…同士が保護チューブ10’によ
って結束され、各磁性板5’,5’…同士には長さ方向
ほぼ全長にわたり固着力がはたらく。該固着力は衝撃や
振動に対して極めて強いものであって、取り扱い中や製
造過程中等に低下して各磁性板がバラバラになるような
虞れは無い。また、プレスカシメ,溶着,レーザ溶接等
の加工手段を用いること無く磁性板を結束するため、得
られた積層コアAには加工歪みが生じることなく所定の
柔軟性が付与される。よって、取り扱い中、製造過程
中、使用中等に膨脹・収縮が繰り返されたとしても、各
磁性板がバラバラになったりクラックが入ったりするよ
うな虞れは無い。本例では保護チューブ10’による積
層コア本体7’の結束の程度を、保護チューブ10’内
において積層コア本体7’が自由に動き得る程度になる
よう形成し、前記利点をより顕著なものとしている。さ
らに、各磁性板に対するダメージが少ないため鉄損効率
の低下を少なくすることができ、磁性特性の変化,劣化
を抑えることができる。積層コア本体7’の表面を保護
チューブ10’によって保護するので、積層コア本体
7’の錆防止、表面の損傷防止等に効果的であると共
に、保護チューブ10’に所望の着色や表示を施すこと
で、製品の規格、サイズ、用途、納入先、製造元等の判
別、種別等を容易にすることができる。
【0027】処で、上述したように、一枚の帯状磁性板
1に複数のスリット3を設けて板幅の異なる複数のリボ
ン材5a〜5cを形成し、これをガイド機構300によ
り中心(基準芯6)に向けて変位させた場合、基準芯6
上にあるリボン材5cに対して、その外側に位置する各
リボン材5a,5b…は基準芯6に対する変位量に比例
した長さを要する。その長さ調節の一例として、図8、
図9に示すように、ガイド機構300の手前(又は前後
のガイド部材300a,300b間の適宜個所)に挟持
ローラ310,311を配設し、該両ローラ310,3
11間で夫々のリボン材5a〜5cの長さ調節を行うよ
うにすることが例示できる。すなわち、帯状磁性板1の
幅方向の最も外側に位置する両端のリボン材5aは、基
準芯6に対する変位量が最も大きくなるので、該リボン
材5aはほぼ水平に移送するようにすると共に、内側に
いくに従って順次変位量が少なくなる各リボン材5b,
5b…及び中心のリボン材5cは、前記リボン材5aと
の長さ調節のために、移送方向の適宜部分において所定
量弛むよう、挟持ローラ310,311により各リボン
材5a〜5cの所定個所を挟持するようにすると良い。
これら挟持ローラ310,311は、サーボモータ等を
駆動源とする駆動ローラで構成し、且つこの挟持ローラ
310,311と前述の駆動ローラ104a,104b
及び回転ローラ401,402等を同期させて間欠駆動
させることにより、挟持ローラ310,311間に設定
した各リボン材5a〜5cごとの弛みを常に一定量に維
持した状態で、帯状磁性板1を所定長さ宛繰り出すよう
にすることが出来る。
1に複数のスリット3を設けて板幅の異なる複数のリボ
ン材5a〜5cを形成し、これをガイド機構300によ
り中心(基準芯6)に向けて変位させた場合、基準芯6
上にあるリボン材5cに対して、その外側に位置する各
リボン材5a,5b…は基準芯6に対する変位量に比例
した長さを要する。その長さ調節の一例として、図8、
図9に示すように、ガイド機構300の手前(又は前後
のガイド部材300a,300b間の適宜個所)に挟持
ローラ310,311を配設し、該両ローラ310,3
11間で夫々のリボン材5a〜5cの長さ調節を行うよ
うにすることが例示できる。すなわち、帯状磁性板1の
幅方向の最も外側に位置する両端のリボン材5aは、基
準芯6に対する変位量が最も大きくなるので、該リボン
材5aはほぼ水平に移送するようにすると共に、内側に
いくに従って順次変位量が少なくなる各リボン材5b,
5b…及び中心のリボン材5cは、前記リボン材5aと
の長さ調節のために、移送方向の適宜部分において所定
量弛むよう、挟持ローラ310,311により各リボン
材5a〜5cの所定個所を挟持するようにすると良い。
これら挟持ローラ310,311は、サーボモータ等を
駆動源とする駆動ローラで構成し、且つこの挟持ローラ
310,311と前述の駆動ローラ104a,104b
及び回転ローラ401,402等を同期させて間欠駆動
させることにより、挟持ローラ310,311間に設定
した各リボン材5a〜5cごとの弛みを常に一定量に維
持した状態で、帯状磁性板1を所定長さ宛繰り出すよう
にすることが出来る。
【0028】また、これら挟持ローラの双方もしくはい
ずれか一方で、上述したガイド機構の一部を構成するこ
とも出来る。例えば図10に示すように、挟持ローラ3
11を夫々のリボン材5a〜5cの幅に合わせて分割さ
せ、さらに各ローラ311は、各リボン材5a,5b…
を前述の如く基準芯6に向けて漸次変位させるべくガイ
ド可能な位置に配設することで、該挟持ローラ311で
前述したガイド機構300の一部を形成することも可能
である。
ずれか一方で、上述したガイド機構の一部を構成するこ
とも出来る。例えば図10に示すように、挟持ローラ3
11を夫々のリボン材5a〜5cの幅に合わせて分割さ
せ、さらに各ローラ311は、各リボン材5a,5b…
を前述の如く基準芯6に向けて漸次変位させるべくガイ
ド可能な位置に配設することで、該挟持ローラ311で
前述したガイド機構300の一部を形成することも可能
である。
【0029】さらにガイド機構の他例として図13に示
すように、上述したガイド部材300a,300bに代
えて、各リボン材5a,5b…を前述の如く基準芯6に
向けて漸次変位させるべく適宜複数個所に配設したガイ
ドローラ320,321を用いることも出来る。さらに
これらガイド部材300a,300b、挟持ローラ31
0,311、ガイドローラ320,321等を適宜組み
合わせてガイド機構300を構成することも可能であっ
て、この場合においても、ガイド部材、挟持ローラ、ガ
イドローラの数は二個に限らず、三個以上を適所に配設
して構成することが出来る。尚、いずれの場合にあって
も、帯状磁性板1を所定長さ宛繰り出すべく回転駆動す
る各ローラは相互に同期させて間欠駆動するようにし、
板幅の異なる各リボン材ごとの長さ調節用弛みを常に一
定量に維持した状態で、帯状磁性板1を同じ送りピッチ
で所定長さ宛繰り出すようにすることは言うまでもな
い。
すように、上述したガイド部材300a,300bに代
えて、各リボン材5a,5b…を前述の如く基準芯6に
向けて漸次変位させるべく適宜複数個所に配設したガイ
ドローラ320,321を用いることも出来る。さらに
これらガイド部材300a,300b、挟持ローラ31
0,311、ガイドローラ320,321等を適宜組み
合わせてガイド機構300を構成することも可能であっ
て、この場合においても、ガイド部材、挟持ローラ、ガ
イドローラの数は二個に限らず、三個以上を適所に配設
して構成することが出来る。尚、いずれの場合にあって
も、帯状磁性板1を所定長さ宛繰り出すべく回転駆動す
る各ローラは相互に同期させて間欠駆動するようにし、
板幅の異なる各リボン材ごとの長さ調節用弛みを常に一
定量に維持した状態で、帯状磁性板1を同じ送りピッチ
で所定長さ宛繰り出すようにすることは言うまでもな
い。
【0030】図11及び図12には、上述した導入機構
520の変形例を示す。それ以外の部分は前述の構成と
同様のため、図示及び説明を一部省略する。この例の導
入機構520は、積層体7の先端部7aの位置決めを行
う上下のガイド環526a,526bと、各ガイド環5
26a,526b先端に設けられ、偏平状態にある保護
チューブ10の先端部10aに挿入され該先端部10a
を積層体7が挿入可能に拡開する上下の拡開部527
a,527bを備え、これらガイド環と拡開部は夫々不
図示の上下駆動機構により上側526a,527aと下
側526b,527bが各々一体に上下動して開閉自在
に形成すると共に、不図示の進退駆動機構により、閉状
態にある拡開部527a,527bを偏平状態にある保
護チューブ10の先端部10aに挿入する前進位置と、
該前進位置においてガイド環526a,526b間と拡
開部527a,527b間にガイドされて保護チューブ
10内に導入された積層体7残して保護チューブ10か
ら離間する後退位置との間を、進退可能に配設されてい
る。
520の変形例を示す。それ以外の部分は前述の構成と
同様のため、図示及び説明を一部省略する。この例の導
入機構520は、積層体7の先端部7aの位置決めを行
う上下のガイド環526a,526bと、各ガイド環5
26a,526b先端に設けられ、偏平状態にある保護
チューブ10の先端部10aに挿入され該先端部10a
を積層体7が挿入可能に拡開する上下の拡開部527
a,527bを備え、これらガイド環と拡開部は夫々不
図示の上下駆動機構により上側526a,527aと下
側526b,527bが各々一体に上下動して開閉自在
に形成すると共に、不図示の進退駆動機構により、閉状
態にある拡開部527a,527bを偏平状態にある保
護チューブ10の先端部10aに挿入する前進位置と、
該前進位置においてガイド環526a,526b間と拡
開部527a,527b間にガイドされて保護チューブ
10内に導入された積層体7残して保護チューブ10か
ら離間する後退位置との間を、進退可能に配設されてい
る。
【0031】而してこの例の導入機構520の作動を図
11〜図12を参照して説明すれば、集束機構400に
より各リボン材5a〜5cの中心を一致させて得られた
積層体7を、ガイド通路525内に挿入し、その先端部
7aを、上下のガイド環526a,526bの位置決め
凹部528に当接させる。一方、チューブ供給装置51
0から供給された保護チューブ10をハンドアーム51
3でガイドし、その先端部10aに拡開部527a,5
27bを挿入する(図11(a)〜(b))。次いで、
ハンドアーム513による保持を解除すると共に、ガイ
ド環526aと526b及び拡開部527aと527b
を各々上下に離間させ、偏平状の保護チューブ10を拡
開すると共に、ガイド環526a,526b間と拡開部
527a,527b間でガイドして保護チューブ10内
に、製品長さ(積層コアAの長さ)に相当する積層体7
を導入する(図11(c)〜(d))。しかる後、ガイ
ド環526a,526bと拡開部527a,527bを
後退させると共に、加熱機構530により保護チューブ
10を加熱して収縮させ、積層体7を保護チューブ10
で被覆すると共に結束する。このようにして結束した
後、ハンドアーム513で保持した状態で、切断装置6
00により所定長さに切断すれば、積層コア本体7’を
保護チューブ10’で被覆、結束した積層コアAを得る
ことが出来る(図12(a)〜(b))。得られた積層
コアAは、上記同様の作用、効果を得ることができる。
11〜図12を参照して説明すれば、集束機構400に
より各リボン材5a〜5cの中心を一致させて得られた
積層体7を、ガイド通路525内に挿入し、その先端部
7aを、上下のガイド環526a,526bの位置決め
凹部528に当接させる。一方、チューブ供給装置51
0から供給された保護チューブ10をハンドアーム51
3でガイドし、その先端部10aに拡開部527a,5
27bを挿入する(図11(a)〜(b))。次いで、
ハンドアーム513による保持を解除すると共に、ガイ
ド環526aと526b及び拡開部527aと527b
を各々上下に離間させ、偏平状の保護チューブ10を拡
開すると共に、ガイド環526a,526b間と拡開部
527a,527b間でガイドして保護チューブ10内
に、製品長さ(積層コアAの長さ)に相当する積層体7
を導入する(図11(c)〜(d))。しかる後、ガイ
ド環526a,526bと拡開部527a,527bを
後退させると共に、加熱機構530により保護チューブ
10を加熱して収縮させ、積層体7を保護チューブ10
で被覆すると共に結束する。このようにして結束した
後、ハンドアーム513で保持した状態で、切断装置6
00により所定長さに切断すれば、積層コア本体7’を
保護チューブ10’で被覆、結束した積層コアAを得る
ことが出来る(図12(a)〜(b))。得られた積層
コアAは、上記同様の作用、効果を得ることができる。
【0032】以上、本発明の実施の形態の数例を説明し
たが、本発明はこれら実施の形態に限定されず、本願の
特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内であれ
ば、他の異なる実施形態とすることも可能であることは
言うまでもない。
たが、本発明はこれら実施の形態に限定されず、本願の
特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内であれ
ば、他の異なる実施形態とすることも可能であることは
言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、下記の効果を奏する。本発明の製造方法又は製造装
置で得られる積層コアは、短冊状磁性板を積層した積層
コア本体を保護チューブによって被覆、結束したので、
衝撃、振動、熱収縮等に対して所望の耐久性を有すると
共に、鉄損効率の低下が少なく磁性特性の変化,劣化を
抑えることができ、さらに磁性板表面を保護チューブで
保護するので防錆効果や表面損傷防止等に効果的であ
り、また保護チューブに所望の着色や表示を施すことで
規格、用途、製造元等の判別、種別等を容易に行うこと
ができる新規な積層コアである。また、保護チューブを
加熱し収縮させることで該保護チューブで積層コア本体
を被覆、結束した積層コアを得ることができ、製造コス
トの低下に極めて有利である。さらに保護チューブ内に
おいて積層コア本体が自由に動き得るので、衝撃、振
動、熱収縮等に対する耐久性の向上をより顕著なものと
し得る。そして、本発明に係る請求項1の製造方法及び
請求項2の製造装置によれば、個別に形成された複数の
短冊状磁性板を積層する場合のように、各種幅の磁性板
を形成すべく複数種のプレス型を用いたり、バラバラに
なった複数の短冊状磁性板を所定の順序に並べて積み重
ねるような面倒な手段を要すること無く、またレーザー
溶着のような高価な固着手段を用いること無く、略円柱
形状の積層コアを効率良く作製することが出来、上記し
た効果を有する積層コアを低コストで製造することが出
来る方法、装置として、この種技術分野において好まし
く用いることができる。また請求項3の装置によれば、
保護チューブへの積層体の挿入を、簡単な構造で確実且
つ容易に行うことが出来、請求項2の装置による効果を
より実効あるものとし得る等、多くの効果を奏する。
で、下記の効果を奏する。本発明の製造方法又は製造装
置で得られる積層コアは、短冊状磁性板を積層した積層
コア本体を保護チューブによって被覆、結束したので、
衝撃、振動、熱収縮等に対して所望の耐久性を有すると
共に、鉄損効率の低下が少なく磁性特性の変化,劣化を
抑えることができ、さらに磁性板表面を保護チューブで
保護するので防錆効果や表面損傷防止等に効果的であ
り、また保護チューブに所望の着色や表示を施すことで
規格、用途、製造元等の判別、種別等を容易に行うこと
ができる新規な積層コアである。また、保護チューブを
加熱し収縮させることで該保護チューブで積層コア本体
を被覆、結束した積層コアを得ることができ、製造コス
トの低下に極めて有利である。さらに保護チューブ内に
おいて積層コア本体が自由に動き得るので、衝撃、振
動、熱収縮等に対する耐久性の向上をより顕著なものと
し得る。そして、本発明に係る請求項1の製造方法及び
請求項2の製造装置によれば、個別に形成された複数の
短冊状磁性板を積層する場合のように、各種幅の磁性板
を形成すべく複数種のプレス型を用いたり、バラバラに
なった複数の短冊状磁性板を所定の順序に並べて積み重
ねるような面倒な手段を要すること無く、またレーザー
溶着のような高価な固着手段を用いること無く、略円柱
形状の積層コアを効率良く作製することが出来、上記し
た効果を有する積層コアを低コストで製造することが出
来る方法、装置として、この種技術分野において好まし
く用いることができる。また請求項3の装置によれば、
保護チューブへの積層体の挿入を、簡単な構造で確実且
つ容易に行うことが出来、請求項2の装置による効果を
より実効あるものとし得る等、多くの効果を奏する。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図。
【図2】図1に示す装置による製造工程の簡略図。
【図3】製造装置における導入機構の一例を示す動作説
明図。
明図。
【図4】図2の(a)−(a)線に沿う拡大断面図。
【図5】図2の(b)−(b)線に沿う拡大断面図。
【図6】図2の(c)−(c)線に沿う拡大断面図。
【図7】本発明で得られる積層コアの斜視図
【図8】リボン材の長さ調節機構の断面図。
【図9】図8の(d)−(d)線に沿う拡大断面図。
【図10】図8の(e)−(e)線に沿う拡大断面図。
【図11】製造装置における導入機構の他例を示す動作
説明図。
説明図。
【図12】製造装置における導入機構の他例を示す動作
説明図。
説明図。
【図13】ガイド機構の他例を示す拡大斜視図。
1:帯状磁性板 2:パイロット孔 3:スリット 4:ノッチ 5a,5b,5c:リボン材 5’:短冊状磁性板 6:基準芯 7:積層体 7’:積層コア本体 10:保護チューブ A:積層コア 100:供給装置 200:裁断装置 300:ガイド機構 300a,300b:ガイド部材 400:集束機構 500:結束装置 510:チューブ供給装置 520:導入機構 521:ガイド管(ガイド体) 522:拡開部 526a,526b:ガイド環(ガイド体) 527a,527b:拡開部 530:加熱機構 600:切断装置
Claims (3)
- 【請求項1】 板幅の異なる短冊状の磁性板を順次板幅
が増大又は減少するよう板厚方向に積層してなる略円柱
形状の積層コア本体を熱可塑性樹脂からなる保護チュー
ブで被覆して結束した積層コアの製造方法であって、 所定長さ宛繰り出された帯状磁性板の長さ方向に沿って
複数のスリットを設けて、帯状磁性板の幅方向両側から
中央に向かって順次板幅が増大するよう板幅の異なる複
数のリボン材を形成し、帯状磁性板の中心に位置する最
も幅広なリボン材の上方及び下方に、板幅が順次減少す
るように各リボン材が重なるよう、各リボン材を帯状磁
性板の中心に向けて漸次変位させ、各リボン材の中心が
一致した個所で上下方向から押圧して断面形状が略円形
の積層体を形成し、該積層体を熱可塑性樹脂からなる保
護チューブに挿入した後、該保護チューブを加熱し収縮
させて前記積層体を保護チューブで被覆すると共に結束
し、さらに該保護チューブで被覆された前記積層体を所
定長さに切断して略円柱形の積層コアを得ることを特徴
とする積層コアの製造方法。 - 【請求項2】 板幅の異なる短冊状の磁性板を順次板幅
が増大又は減少するよう板厚方向に積層してなる略円柱
形状の積層コア本体を熱可塑性樹脂からなる保護チュー
ブで被覆して結束した積層コアの製造装置であって、 ロール状に巻回した帯状磁性板を所定長さ宛繰り出す供
給装置と、 該供給装置から繰り出された帯状磁性板の長さ方向に沿
って複数のスリットを設けて、帯状磁性板の幅方向両側
から中央に向かって順次板幅が増大するよう板幅の異な
る複数のリボン材を形成する裁断装置と、 帯状磁性板の中心に位置する最も幅広なリボン材を基準
として、該リボン材の上方及び下方に、板幅が順次減少
するように各リボン材が重なるよう、各リボン材を帯状
磁性板の中心に向けて漸次変位させるガイド機構と、 各リボン材の中心が一致した個所で上下方向から押圧し
て断面形状が略円形の積層体を形成する集束機構と、 該積層体を熱可塑性樹脂からなる保護チューブに挿入し
た後、該保護チューブを加熱し収縮させて前記積層体を
保護チューブで被覆すると共に結束する結束装置と、 前記保護チューブで被覆された前記積層体を所定長さに
切断して略円柱形の積層コアを得る切断装置とを備えた
積層コアの製造装置。 - 【請求項3】 上記結束装置は、ロール状に巻回された
保護チューブを所定長さ宛繰り出すチューブ供給装置
と、該繰り出された保護チューブに、上記集束機構で形
成された積層体を導入する導入機構と、積層体が導入さ
れた保護チューブを加熱し収縮させて前記積層体を保護
チューブで被覆すると共に結束する加熱機構を有し、 前記導入機構は、前記積層体が挿入されるガイド体と、
このガイド体先端に設けられ、偏平状態にある保護チュ
ーブの先端部に挿入され該先端部を前記積層体が挿入可
能に拡開する拡開部を備え、且つ前記ガイド体は保護チ
ューブに積層体が挿入された後退避可能に形成されてい
る請求項2記載の積層コアの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18079898A JP2981209B1 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 積層コアの製造方法並びにその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18079898A JP2981209B1 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 積層コアの製造方法並びにその製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2981209B1 true JP2981209B1 (ja) | 1999-11-22 |
| JP2000021663A JP2000021663A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16089534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18079898A Expired - Fee Related JP2981209B1 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 積層コアの製造方法並びにその製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2981209B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100471192B1 (ko) * | 2002-09-18 | 2005-03-10 | 스마트전자 주식회사 | 보호막이 형성된 소자와 그 보호막 형성방법 |
| JP4892031B2 (ja) * | 2009-04-23 | 2012-03-07 | 中川特殊鋼株式会社 | アンテナコアおよびその製造方法 |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP18079898A patent/JP2981209B1/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000021663A (ja) | 2000-01-21 |
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